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Autodesk PowerMill 2017

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Autodesk PowerMill 2017

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目次

概要

3

  作業ディレクトリの設定方法 ... 3  ユーザー定義マクロ用に Windows 7 で Home フォルダーを設定する方法 ... 4  PowerMill デフォルトディレクトリパスを指定 ... 5  PowerMill 暫定ファイル領域を指定 ... 6 

PowerMill の起動と終了

7

  起動ウィンドウ ... 8  エクスプローラー ... 10  単位系 ... 12  ヘルプのアクセス方法 ... 13  ヒント ... 14  ステータスバーヘルプ ... 14  コンテキスト対応オンラインヘルプ ... 14  マニュアル ... 15 

キャビティモールドの例 16

  モデルの読込み方法 ... 16  鋳型の周囲にブロックを定義する方法 ... 19  プロジェクト初回保存 ... 21  モデルとブロックの表示方法 ... 22  既定ビュー ... 22  ズーム ... 24  パーン ... 26  NC プログラム ... 26  NC プログラムプリファレンスの設定方法 ... 26  NC プログラムの作成方法 ... 28  荒加工ツールパスの作成方法 ... 31  荒加工工具ジオメトリの定義方法 ... 33  トレランスの定義方法 ... 38  早送り移動高さの指定方法 ... 38  工具始点の指定方法 ... 39  荒加工ツールパスの作成方法 ... 40  荒加工ツールパスの表示方法 ... 41 

(4)

プロジェクトの変更の保存方法 ... 42  荒加工ツールパスのシミュレーション方法 ... 43  削り残し荒加工ツールパスの作成方法 ... 44  削り残し荒加工工具ジオメトリの定義方法 ... 45  ステップオーバーと Z 方向削り残し量の変更方法 ... 47  削り残し荒加工ツールパスの設定方法 ... 48  削り残し荒加工ツールパスの表示方法 ... 48  削り残し荒加工ツールパスのシミュレーション方法 ... 49  荒加工セッションの閉じ方 ... 50  プロジェクトを再度開く方法 ... 50  アクティブエンティティの確認方法 ... 51  仕上げツールパスの作成方法 ... 52  仕上げ加工工具ジオメトリの定義方法 ... 53  選択サーフェス用にバウンダリーを作成する方法 ... 59  仕上げツールパスの作成方法 ... 61  仕上げツールパスの表示方法 ... 65  作成されたツールパスを含む NC プログラムをシミュレーション ... 66  コーナー仕上げツールパスの作成方法 ... 68  コーナー仕上げ工具ジオメトリの定義方法 ... 69  コーナー仕上げツールパスの作成方法 ... 71  コーナー仕上げツールパスの表示方法 ... 72  コーナー仕上げツールパスのシミュレーション方法 ... 73  NC プログラムの書出し方法 ... 75  各ツールパスを個別の NC プログラムファイルとして書出す方法 ... 76  2 つの NC プログラムファイルの書出し方法 ... 77 

索引 81

 

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PowerMill は工具製造、自動車、航空産業における複雑な形状の製品の製造 に特化した世界的にも特殊な NC CAM ソフトウェアです。 主な機能  効率的な荒加工、高速仕上げ、5 軸加工を含む幅広い切削ストラテジー  ツールパス作成とポストプロセスの高速計算  マシンの作動を最適化するための強力な編集ツール スタートアップ ガイド では、ソフトウェアの基本的な機能の操作手順を紹介 しています。 これは、使用するマシンの操作方法や、適切な工具や切削条件の選択に 精通されている方のためのガイドです。マシンの操作方法に関する不明 点に関しては、マシンの販売元にお問合せ下さい。 このガイドのサンプルで使用されている加工パラメーターは、 PowerMill の異なるコマンドやオプションの効果を明瞭にするように 選択されています。表示されている値が、CNC マシンの切削に適切で あるとは限りません。記載されているサンプルに基づきパーツを加工す る場合は、切削条件に見合うようにパラメーターの確認と調整が必要に なります。

作業ディレクトリの設定方法

プロジェクト管理をより容易にするために、PowerMill の起動前に Home フォルダーとデフォルトディレクトリパスの設定が推奨されています。  ユーザー定義マクロ用に Windows 7 で Home フォルダーを設定する 方法  PowerMill デフォルトディレクトリパスの指定方法  PowerMill 暫定ファイル領域

概要

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ユーザー定義マクロ用に Windows 7 で Home フォル

ダーを設定する方法

PowerMill はユーザー定義マクロフォルダーを検出するために、Windows 環 境変数 Home で定義された値を確認します。Home 環境変数が設定される場 所(例えば、E:¥PowerMill_Projects) を決定し、以下のように、Windows 環境変数を設定します。 1 Windows コントロールパネル を開き、システムとセキュリティ > シス テム > システムの詳細設定 をクリックします。これにより システムのプ ロパティ ダイアログが表示されます。 2 詳細設定 タブをクリックします。 3 環境変数 をクリックします。 4 新規変数名と値を追加するには、新規 をクリックして 新しいユーザー変 数 ダイアログを表示します。 a 変数名 項目に Home と入力します。 b 変数値 項目に Home フォルダーが配置されるパスを入力します。例 えば、E:\PowerMill_Projects のようになります。 5 全ての開かれているダイアログで OK をクリックして閉じます。 6 Home ディレクトリ内に pmill という名前のフォルダーを作成します。例 えば、E:\PowerMill_Projects\pmill のようになります。 ユーザーマクロの作成や呼出し時に PowerMill は自動的にこのフォルダーか らユーザー作成マクロを検出します。

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PowerMill デフォルトディレクトリパスを指定

PowerMill 内で デフォルトディレクトリ パスを指定する方法 1 メニュー バーから ツール > パス - カスタマイズ を選択します。 PowerMill パス ダイアログが表示されます。 2 ドロップダウンリストから デフォルトディレクトリ を選択します。 3 デフォルトディレクトリ パスを追加するには、 をクリックして パス を選択 ダイアログを使用してロケーションを選択します。パスがリストに 追加されます。複数のパスを デフォルトディレクトリ リストに追加する ことができます。 単一 デフォルトディレクトリ パスのみアクティブ化することがで きます。PowerMill では デフォルトディレクトリ リストへの複数 パスの追加が可能なため、異なるフォルダーを通じて複数のプロ ジェクトを効率的に管理することができます。 と ボタンを 使用してパスを並べ替え、デフォルトディレクトリ 読込み順序を変 更することができます。 4 閉じる をクリックします。 デフォルト作業ディレクトリは選択ディレクトリパスに変更され、(プロジェ クトを開く、プロジェクト保存、モデルインポート、モデルエクスポート な どの)全ファイル操作が該当ロケーションに変更されます。

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PowerMill 暫定ファイル領域を指定

デフォルトで PowerMill プロジェクトは、使用中の Windows システムプロ パティ で定義されたデフォルト Windows temp フォルダーを暫定領域とし て使用します。 カスタム PowerMill 暫定ファイル領域の定義方法 1 コンピューター を右クリックして プロパティ をクリックします。これに より システムのプロパティ ダイアログが表示されます。 2 詳細設定 タブをクリックします。 3 環境変数 をクリックします。 4 新規 をクリックして新規の変数名と値を追加します。 a 変数名 項目に、POWERMILL_USER_TEMPDIR と入力します。 b 変数値 項目に PowerMill 暫定フォルダーを配置するパスを入力しま す。例えば、E:\PowerMill_Projects\TemporaryFiles などになります 。 5 全ての開かれているダイアログで OK をクリックして閉じます。 6 変数を指定するパス用に Windows に暫定フォルダーを作成します。例え ば、E:\PowerMill_Projects\TemporaryFiles などになります。 指定した変数に問題がある場合は、PowerMill はデフォルトの Windows 暫定ファイル領域に戻します。

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PowerMill の起動方法

スタート > すべてのプログラム > Autodesk > PowerMill > PowerMill

2017 を選択  デスクトップ上で PowerMill ショートカットをダブルクリック これにより 起動 ウィンドウが表示されます。 PowerMill の終了方法  メニューから ファイル > 終了 を選択  PowerMill ウィンドウ右上の 閉じる ボタン をクリック プロジェクトが未保存の場合、以下のメッセージが表示されます。 はい をクリックし、プロジェクトを保存してから PowerMill を閉じます。

PowerMill の起動と終了

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起動ウィンドウ

PowerMill を起動すると、以下の画面が表示されます。 画面は、主に以下のセクションに分かれています。 メニューバー - 複数のメニューにアクセス可能です。例えば、ファイル メニューを選択すると、それに関連するコマンドとサブメニューが表示されま す。サブメニューがある場合、テキスト右側に小さな矢印が表示されます。例 えば、ファイル > 最近使用したプロジェクト を選択すると、最近使用した プロジェクトのリストが表示されます。 メイン ツールバー - PowerMill で使用頻度の高いコマンドへ簡易アク セスします。 エクスプローラー - 全 PowerMill エンティティを制御します。 グラフィックウィンドウ - 画面上の作業領域です。 ビュー ツールバー - PowerMill の標準ビュー、および、シェーディン グオプションへの簡易アクセスが可能です。

(11)

ViewCube - グラフィックウィンドウ内のアイテムの方向を、インタラ クティブに変更します。 ステータスバーと情報ツールバー - アクティブ作業平面の作成、多様な 既定項目、および、ユーザー定義項目の表示を行います。ボタン上にマウスオー バーすると、情報ツールバーの代わりに、ヘルプが表示されます。例えば、マ ウスオーバーの対象となっているエンティティの概要、または、進行中の計算 情報などが表示されます。 工具ツールバー - PowerMill で使用される工具を迅速に作成すること ができます。 PowerMill には、デフォルト設定で起動時には非表示になっている多 くのツールバーがあります。PowerMill の追加ツールバーを表示する には、ビュー > ツールバー から、ツールパス など、表示するツール バーを選択します。ツールバー名の横の は、該当ツールバーが現 在、表示中であることを示します。

(12)

背景色を変更するには、ツール > カスタマイズ - 色 から ビュー背 景 を選択します。このダイアログから、上部 / 下部 の色の変更を行 います。また、工程の リセット、および、工程を デフォルトに戻す こ ともできます。 PowerMill は、現在のセッションで選択されているツールバー、およ び、色の構成を記憶し、次回のセッションでも使用します。例えば、セッ ション終了時に ツールパス ツールバーが選択されていた場合、次回の PowerMill 起動時に、該当ツールバーが表示されます。

エクスプローラー

エクスプローラーには、PowerMill プロジェクトで使用されるエンティティ が表示されます。(この場合のエンティティとは、エクスプローラー内の全エ ントリーを指します。) エクスプローラー内のエンティティは、ツールパス であれば ツールパス ブランチの下層、工具であれば 工具 ブランチの下層に まとめて表示されます。PowerMill プロジェクトには多くのエンティティが 含まれるため、エクスプローラーは使用中のエンティティに対し、アクティブ システムを使用します。

(13)

エンティティのアクティブ化方法(ショートカット) エンティティをダブルクリックし、アクティブにします(エンティティ名では なく、エンティティアイコンをクリックします)。新規アクティブエンティティ が、> に続く 太字 で表示されます。 各ブランチで、一度にアクティブ化可能なエンティティは 1 つのみで す。 グラフィック領域でエンティティの表示を切替える方法 グラフィック領域でエンティティの表示切替えが可能です。エンティティの電 球をクリックし、表示設定を切替えます。 - 常時非表示 - アクティブの場合のみ表示 - 常時表示 エンティティのコピー方法(ショートカット) 1 Ctrl キーを押しながら、エンティティをブランチのタイトル上にドラッグ します(エンティティのアイコン上にマウスを置いてドラッグします)。 2 が に変化したら、左マウスボタンを放します。 これにより、サフィックス _1 が付いたエンティティのコピーが作成され ます。更にエンティティをコピーすると、サフィックス _2 が付きます。 コンテキストメニューの表示方法 エクスプローラーでは、一般コンテキストメニューと特定コンテキストメ ニューを利用することができます。コンテキストメニューの表示方法は以下の 通りです。 一般 - エンティティブランチのタイトルを右クリックします。メニューオプ ションは、ブランチ内の全エンティティに関連します。 特定 - 個別のエンティティを右クリックします。メニューオプションは、該 当エンティティのみに関連します。 エンティティの削除方法 エンティティを右クリックし、ツールパス削除 などの削除オプションを選択 します。エンティティが ごみ箱 に移動します。 エンティティを完全に削除する方法

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 エンティティを選択し、Shift を押しながら Delete を選択  エンティティを右クリックし、Shift を押しながら削除オプションを選択 エンティティを完全に削除すると、PowerMill のメモリー必要量が削 減されます。 エクスプローラーパネルの配置変更方法 PowerMill ツールバーと同様に、エクスプローラーパネルの配置変更が可能 です。 エクスプローラーパネルの上部をダブルクリックし、パネルを切離して新規位 置にドラッグします。ウィンドウの反対側にパネルを配置するには、パネルを 反対側にドラッグして左マウスボタンを放します(これにより、パネルが新規 位置にスナップされます)。

単位系

デフォルトで、PowerMill はメートル法を使用します。ただし、プロジェク トエンティティの作成前に、単位系の変更が可能です。 このガイドでは、メートル法(ミリメートル)を使用しています。 以下のように、作業開始前に、メートル法 から インチ法 に単位を変更する ことができます。 1 ツール メニューから オプション を選択します。これにより オプション ダイアログが表示されます。 2 単位系 を選択し、 をクリックしてツリーを展開して利用可能なオプショ ンを表示します。 3 単位系 のサブアイテムを選択します。これにより 単位系 ページが表示さ れます。

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4 インチ法(インチ) を選択します。 5 了解 をクリックし、変更を保存します。 単位系を変更すると、選択単位系に一致するように、ダイアログ上の全 デフォルト値が自動的にリセットされます。PowerMill は、単位系間 の値を変換しない代わりに、常に適切なメートル法、または、インチ法 のデフォルト値設定を選択します。

ヘルプのアクセス方法

PowerMill は、以下のヘルプを提供します。  ヒント  ステータスバーヘルプ  コンテキスト対応オンラインヘルプ  マニュアル 詳細については、ヘルプウィンドウの使用方法を参照して下さい。

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ヒント

情報を必要とするボタン上にマウスオーバーすると、ヒントが表示されます。 次図のように、ヒントには、関連するボタンの機能の簡易説明が表示されます。

ステータスバーヘルプ

ボタン上にマウスオーバーすると、画面下部の ステータスバー に、ヘルプが 表示されます。例えば、早送り移動高さ ボタン上にマウスオーバーする と、ヒントに加え、ヘルプが ステータスバー に表示されます。

コンテキスト対応オンラインヘルプ

F1 キーを押すと、エクスプローラー、グラフィックウィンドウ、ダイアログ、 ダイアログタブなどの、現在選択している画面領域のヘルプが表示されます。 特定の領域がフォーカスされていない場合、メインの ヘルプ が表示され、そ こから必要事項の検索が可能になります。 PowerMill メイン画面の任意のエレメントに関するヘルプトピックを表示す るには、Shift キーを押しながら、F1 キーを押します。カーソルが に変 化したら、ヘルプトピックを表示するアイテムボタンをクリック し ます。 コンテキスト対応モードをキャンセルするには、Esc を押します。 PowerMill ダイアログ内の項目、および、ボタンなどのアイテムに対してコ ンテキスト対応ヘルプを表示するには、 をクリックします。カーソルが に変化したら、アイテムをクリックし、関連するヘルプトピックを開きます。

(17)

マニュアル

PowerMill マニュアルには、追加ヘルプが記載されています。 以下のマニュアルの利用が可能です。  What's New と スタートアップガイド - PDF のダウンロードが可能で す。  リファレンスヘルプ、What's New、スタートアップガイド - オンライン から利用可能です。

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このセクションでは、キャビティモールドの加工に使用される、基本ツールパ スの作成、および、出力方法を説明します。 1 PowerMill を起動 2 モデルを読込み 3 プロジェクトを保存 4 モデルとブロックを確認 5 NC プログラムを作成 6 各ツールパスを作成、シミュレーション、出力  Roughing - 超過素材の大部分を高速で削除します。  RestRoughing - Roughing ツールパスでは削除しきれない素材を 削除します。ツールパスは、Roughing と同一のストラテジーを使用 しますが、追加素材を削除するために、小径工具を使用します。  SteepAndShallow - パーツの急傾斜と低傾斜領域を加工します。  CornerFinishing_Auto - 非接触サーフェス間のコーナーなど、作成 済みのツールパスでは加工しきれないパーツ領域のスムージングを行 います。

モデルの読込み方法

キャビティモールドのサンプルモデルは、examples フォルダーに保存されて います。

キャビティモールドの例

(19)

モデルの読込み方法 1 ファイル > サンプル を選択します。 サンプルを開く ダイアログが表示されます。また、サンプルファイルがイ ンストールされているドライブ、および、フォルダーが自動的に開きます。 2 ファイルの種類 ドロップダウンリストから、*.dgk を選択します。 3 die.dgk を選択し、開く をクリックします。 PowerMill がファイルを読込みます。

(20)

4 ビュー ツールバーの 画面大表示 ボタンをクリックし、モデルを画面 にフィットさせます。 5 表示をアイソメに切替えるには、ビューツールバーから アイソメ 1 ボタンを選択します。モデルが次図のように表示されます。 ビュー操作に関する詳細情報については、モデルとブロックの表示 方法 を参照して下さい。

(21)

6 現状では、モデルは選択されたワイヤーフレームでのみで表示されます。 シェーディング効果を追加するには、 ビュー ツールバーの 単純シェー ディング ボタンをクリックします。 7 ワイヤーフレームを消去するには、 ビュー ツールバーの下部付近に配置 されている ワイヤーフレーム ボタンをクリックします。 ワイヤーフレーム 、または、単純シェーディング ボタン をクリックすると、ワイヤーフレーム、単純シェーディング、ワイ ヤーフレームシェーディング、モデルなし ビューが順に表示されま す。 この例ではモデルのシェーディングを保持します。

鋳型の周囲にブロックを定義する方法

ブロックはストックサイズを定義し、パーツはブロックから加工されます。こ の場合、ブロックは長方形になります。 ブロックの定義方法 1 メイン ツールバーの ブロック ボタン をクリックします。 2 以下のように、ブロック ダイアログを設定します。 a 定義方法 に 最大 / 最小寸法 を選択します。 b 座標系 に アクティブ作業平面 を選択します。

(22)

c リミットの概算 セクションの 拡張 に 0 と入力、タイプ に モデル を選択します。 d 表示 を選択します。 3 計算 をクリックし、鋳型を取囲むブロックを定義します。了解 をクリッ クし、ダイアログを閉じます。 ブロックの表示と非表示を切替えるには、ビュー ツールバーの ブロッ ク ボタン をクリックします。

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プロジェクト初回保存

PowerMill は、全エンティティとモデルのコピーを単一プロジェクトとして 保存します。 プロジェクトの保存方法 1 メイン ツールバーの プロジェクト保存 ボタン をクリックします。 プロジェクトがまだ保存されていないため、名前を付けてプロジェクト保 存 ダイアログが表示されます。 2 プロジェクト用に作成されたディレクトリ に移動し、ファイル名 項目に、 プロジェクト名として forging_die_mold と入力します。 3 保存 をクリックします。 これにより、プロジェクト名が PowerMill ウィンドウヘッダーに表示さ れます。 以下のような関連するファイル構造が作成されます。

(24)

このファイルは編集しないで下さい。データを破損する恐れがあり ます。 今後 メイン ツールバーの プロジェクト保存 ボタンをクリック すると、プロジェクトの保存バージョンが更新されます。

モデルとブロックの表示方法

モデル、および、ブロックの特定領域を表示するには、ビュー ツールバーの 既 定ビュー から選択、または、マウスを使用します。 この作業には、3 ボタンマウスの使用を推奨します。中ボタンを押しながら、 グラフィック領域でカーソルを移動し、モデルビューの制御が可能です。中ボ タンを押したままマウスを移動すると、トラックボールが表示されます。 ウィンドウ中心で中マウスボタンを押し、画面上部にカーソルを移動します。 マウスの動きに合わせて、イメージが移動します。

既定ビュー

ビュー ツールバーは、PowerMill 起動時にデフォルトで読込まれます。この ツールバーを使用し、モデルビューのダイナミック操作が可能です。また、 ビュー ツールバーから、複数の固定ビュー方向の選択も可能です。 ビュー ツールバーが表示されていない場合、メニューから ビュー > ツールバー > ビュー を選択します。 ビューモード ボタンを使用し、切削ビューと旋削ビューを切替 えます。選択したビューにより、グラフィックウィンドウでモデ ルが表示される方向が指定されます。ボタンを使用し、ビュー モードを切替えます。 軸方向 オプションを使用して、モデルを X、Y、Z のいずれか の軸沿いに表示します。これらのボタン上でマウスを移動する と、初期軸ビューオプションに加え、追加ビューを含む 2D ビューツールバーが表示されます。

(25)

アイソメビュー オプションを使用し、ビューの角度を任意のア イソメビューに変更します。ボタン上でマウスを移動すると、他 のアイソメビューオプションが表示されます。 アイソメビューは、マウスを使用したビューのダイナミック操作 時に有用です。 前のビュー オプションを使用し、直前に表示されたビューにモ デルを戻します。 更新 オプションを使用し、現行ビューの破損状態を修復します。 その後、現在表示されている全パーツを再表示します。これは、 アイテムの作成、修正、削除時に、ビューが定義を消失した場合 に有用です。 画面大表示 オプションは、モデル全体が表示されるように ビューを調整します。現行ビューにより、PowerMill は拡大、ま たは、縮小を使用し、ビューを調整します。ボタン上にマウスオー バーすると、拡大 と 縮小 ボタンが表示されます。 部分拡大 オプションを使用し、モデルの特定領域を拡大します。 マウスをクリックアンドドラッグし、モデルの拡大対象部をボッ クス選択します。PowerMill は、ボックス選択された領域を拡大 するようにビューを調整します。 ブロック オプションを使用し、ブロックの表示と非表示を切替 えます。 単純シェーディング オプションを使用し、モデルのシェーディ ングの表示と非表示を切替えます。 単純シェーディング ボタン上にマウスオーバーすると、シェー ディング ツールバーから利用可能なその他のシェーディングオ プションが表示されます。 ワイヤーフレーム オプションを使用し、モデルのワイヤーフ レームの表示と非表示を切替えます。 ボックス選択 モードを使用し、エンティティをマウスで選択し ます。選択するエンティティ上で、マウスをクリックアンドド ラッグします。 選択エンティティグループからエンティティを選択解除するに は、Ctrl キーを押しながら、選択解除するエンティティをクリッ クします。 ドラッグ選択 ボタンを使用し、マウスで複数のエンティティを 選択します。ボックス選択 ボタンにマウスオーバーすると、 ドラッグ選択 ボタンが表示されます。ドラッグ選択 ボ タンをクリックしてから、関連するエンティティをクリックして 選択します。

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最終選択 オプションを使用し、直前に使用した ボックス選択、 または、ドラッグ選択 モードを元に戻します。

ズーム

ビュー ツールバーの ズーム オプション を使用し、モ デルのサイズを変更します。 これはプルアウトツールバーです。現在選択されているズームボタン上(この 場合は 画面大表示) にマウスオーバーすると、ズーム ツールバーが表 示されます。 画面大表示 - モデル全体が表示されるようにビューを調整します。 変換前 変換後 この機能では、必要に応じて拡大と縮小を実行します。そのため、画面上の非 常に小さなイメージも画面大に拡大される場合があります。 モデルが表示されない場合、画面大表示 ボタンをクリックし、画 面の中央にモデルを配置します。

(27)

拡大 - モデルを拡大します。必要とするビューになるまで繰返しクリッ クします。これにより、グラフィックウィンドウの中央を中心にモデルがズー ムします。 縮小 - モデルを縮小します。必要とするビューになるまで繰返しクリッ クします。これにより、グラフィックウィンドウの中央を中心にモデルがズー ムします。 部分拡大 - イメージの特定領域を拡大します。クリックしてから、モデ ルの一部を左マウスボタンを使用してボックス選択します。PowerMill はボッ クス選択された領域を拡大します。 変換前 変換後 部分拡大 Ctrl キーを押しながら中(または、右)マウスボタンをクリックし、 マウスを画面上部にドラッグして 拡大、画面下部にドラッグして 縮小 することもできます。

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パーン

Shift キーと中マウス(または、右マウス)ボタンを押しながら、イメージを 移動する方向にマウスをドラッグし、イメージの パーン が可能です。

NC プログラム

NC プログラムには、マシンコントローラーによるパーツの加工方法を指定す るコマンド、および、出力設定が含まれます。 ツールパスの作成前に、NC プログラムの作成、および、プリファレンスの設 定を行っておくことを推奨します。これにより、後工程 で、NC プログラム に作成されたツールパスを追加することができます。

NC プログラムプリファレンスの設定方法

1 エクスプローラーで NC プログラム を右クリックし、プリファレンス を 選択します。 これにより、NC プリファレンス ダイアログが表示されます。 2 NC プリファレンス ダイアログの 出力 タブ上で、プロジェクト使用 か ら有効を選択し、 PowerMill のプロジェクトフォルダーに NC プログラ ムファイルを書出します。

(29)

プロジェクト使用 から無効を選択すると、NC プログラムファイル は別のフォルダーに書出されます。この場合、出力フォルダー 項目 の入力が必要になります。 3 出力ファイル 項目に、デフォルトで使用する出力ファイルの名前を入力し ます。 変数 %[ncprogram] は、出力ファイル名と NC プログラム名を同 一にします。この変数には、独自のファイル名の追加が可能です。 4 ポストオプションファイル 項目の隣の をクリックし、ポストオプ ションファイル選択 ダイアログを表示します。

(30)

5 オプションファイルが保存されているフォルダーを参照し、 Heid400.pmoptz ポストオプションファイルを選択し、開く をクリックし ます。 これにより ポストオプションファイル選択 ダイアログが閉じ、NC プリ ファレンス ダイアログに戻ります。 6 了解 をクリックし、変更を保存してダイアログを閉じます。

NC プログラムの作成方法

1 NC プログラム コンテキストメニューから NC プログラム作成 を選択 します。 NC プログラム ダイアログが表示されます。 2 名前 項目に NC プログラムの名前を入力します。ここでは、Cavity_Mold と入力します。

(31)

3 NC プログラム ダイアログで オプションダイアログを開く ボタン をクリックします。オプション ダイアログが表示されます。 4 出力 ページを以下のように設定します。 a 各ツールパス用にファイルを書出し オプションを選択解除します。こ れにより、NC プログラム ダイアログ上部の ルート名 項目が、出力 ファイル に変化します。 b オプションファイル に heid400 を選択します。 c オプションファイル拡張子 に pmoptz と入力します。 d 了解 をクリックして更新し、オプション ダイアログを閉じます。

(32)

各ツールパスに対して出力ファイルを分ける場合は、各ツールパス 用にファイルを書出し オプションを選択します。これにより、NC プログラム ダイアログの 出力ファイル 項目が、ルート名 に変化 します。また、ダイアログ下部の 出力ファイル 項目に、デフォル トパスとファイル名が表示されます。 出力ファイル 項目のデフォルトパスは、NC プリファレンス ダイアログ の設定に基づいて表示されます。このパスを変更する場合、フォルダーを 開くボタン をクリックして適切なフォルダーを参照し、新規ファイル 名を入力します(ファイル拡張子はステップ 4b の設定通りになります)。 NC プリファレンス ダイアログで %[ncprogram] 変数を使用する場合、 パス上にマウスオーバーし、PowerMill に表示されるファイル名を確認し ます。 5 NC プログラム ダイアログで 了解 をクリックし、選択を了解してダイア ログを閉じます。

(33)

6 作成したエンティティを確認するには、 をクリックして NC プログラム を展開します。エンティティは自動的に アクティブ 化され、> 記号に続 く 太字 になります。 作成される全ツールパスは、現行アクティブな NC プログラムに自 動的に追加されます。

荒加工ツールパスの作成方法

荒加工の スタイル が 全オフセット に設定されている モデル領域切削 ス トラテジーでは、モデル上の超過素材が大量に高速削除されます。これにより、 初期輪郭を限界まで繰返しオフセットして作成した輪郭を持つ領域が切削さ れます。その後、次のレベルに下降し、パーツ底部に達するまで、オフセット が繰返し実行されます。 荒加工ツールパスの作成方法 1 メイン ツールバーの ツールパス作成 リストから モデル領域切削 を選 択します。

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モデル領域切削 ダイアログが表示されます。 多様なタブを使用し、ツールパスに対してパラメーターを設定します。 2 ツールパス名 項目に Roughing と入力します。 3 荒加工工具ジオメトリを定義 します。 4 トレランスを定義 します。 5 早送り移動高さを設定 します。 6 工具始点を指定 します。 7 荒加工ツールパスを作成 します。 8 荒加工ツールパスを表示 します。 9 荒加工ツールパスをシミュレーション します。

(35)

荒加工工具ジオメトリの定義方法

工具を選択して該当ジオメトリを定義します。 この例では、16mm5/8 イ ンチ) の R 付エンドミル工具を使用します。 1 モデル領域切削 ストラテジーダイアログの をクリックし、 工具 ページを選択します。 2 工具 ページを次のように設定します。 a 工具 領域の 工具作成 ボタンの隣の 矢印をクリックします。 b 工具リストから を選択し、R 付きエンドミル を作成します。 3 工具 ページで をクリックし、R 付きエンドミル ダイアログを表示 します。 4 以下のように、R 付きエンドミル ダイアログを設定します。 a 名前: D16T1 b 長さ: 30 c 先端半径: 1 d 直径: 16 e 工具番号: 1

(36)

5 シャンク タブを選択し、 をクリックしてシャンクパーツを追加しま す。以下のように入力します。 a 上部直径: 16 b 長さ: 70 上部直径 を変更すると、自動的に 下部直径 も更新されます。この 値を現行工具に使用することができます。

(37)

6 閉じる をクリックします。

工具は自動的に Z 軸にアラインされます。

(38)

 エクスプローラーで を展開し、作成した工具を確認します。工具 項目を展開し、特定の工具の詳細を確認します。  モデル領域切削 ダイアログの 工具 領域  工具 ツールバー

工具長さの概要

次図は、ホルダー(赤色)に取付けられた工具先端(黄色)、および、シャン ク(緑色)から構成される切削工具を表しています。工具はマシンのスピンド ル(灰色)に取付けられます。 ここで使用されている色は、PowerMill 工具 ダイアログで使用されて いる色と同一です。

(39)

スピンドル ホルダー長さ ゲージフェース オーバーハング 切削長さ ゲージ長さ 切削長さ は、素材を削除するカッターの部分を表します。これが 工具先端長 さ になります。 オーバーハング は、カッターが工具ホルダーから突出する量を指します。一 般的に、シャンク長さ の一部が含まれています。オーバーハング は、ホルダー にカッターが取付けられると固定されます。 工具寿命を伸ばすには、オーバーハング を最短にし、パーツや未加工 素材へのホルダーの干渉を回避する必要があります。 ホルダー長さ は、ホルダーがマシンに取付けられる際に、スピンドルから突 出するホルダーアセンブリの全パーツの全長になります。 ゲージ長さ は、カッターとホルダーアセンブリがマシンに取付けられる際の 全長になります。この長さは、工具先端とスピンドルの底部フェースである ゲージフェース間で測定されます。

(40)

トレランスの定義方法

以下のように、ストラテジーの モデル領域切削 ページを設定します。 1 トレランス に 0.2 と入力します。 2 残し代 をクリックし、軸方向残し代 と 径方向残し代 項目を有効に します。 3 径方向残し代 0.5 と入力します。 4 軸方向残し代 0.1 と入力します。 5 ステップオーバー に 7.0 と入力します。 6 Z 方向削り込み量4.0 と入力します。 7 Z 方向削り込み量リストから 自動 を選択します。 ツールパスの計算時に Z 高さ が自動的に作成され、既存の Z 高さ 値は削除されます。 PowerMill で作成される加工済みパーツの精度は、プログラムに読込 まれるモデルの精度により制限されます。そのため、オリジナルモデル には適切なトレランスが設定されている必要があります。

早送り移動高さの指定方法

早送り移動高さとは、工具がパーツやクランプに干渉せずに安全に移動できる 高さを指します。 ストラテジーダイアログの 早送り移動 ページを使用し、安全 Z開始 Z 工具高さを指定します。 ツールパスの計算後に早送り移動高さを変更するには、メイン ツール バーの 早送り移動 ボタンをクリックし、ツールパスコネクター ダイアログの 安全領域 タブを表示します。 早送り移動高さの指定方法 1 モデル領域切削 ストラテジーダイアログの 早送り移動 ページ を選択します。 2 以下のように、早送り移動 ページを設定します。 a 安全領域の タイプ から 平面 を選択します。

(41)

b 計算 をクリックします。

工具始点の指定方法

1 モデル領域切削 ストラテジーダイアログの 始点 ページ を選択 します。 2 始点 ページの 使用 リストから、ブロック中心安全 を選択します。 これにより、工具 X と Y 値がブロックモデルの中心にリセットされ、Z 座標が 安全 Z に配置されます。

(42)

荒加工ツールパスの作成方法

以下のように、モデル領域切削 ストラテジーを設定します。 1 リード / リンク ページを選択し、展開します。 a リードイン サブページを選択します。 b 第 1 選択 に ランプ を選択します。 2 高速 ページを選択します。 a 輪郭スムージング を選択します。半径(TDU) をデフォルトの 0.05 の ままにします。 b レースラインスムージング を選択し、5% のような小さな値に調整し ます。 3 計算 をクリックし、ツールパスを作成します。 画面底部の ステータス バーに進捗状況が表示されます。ツールパス作成 の所要時間は、使用中の PC により異なります。 4 ツールパスを作成したら、ストラテジーダイアログを閉じます。

(43)

荒加工ツールパスの表示方法

以下のように、ツールパスの視覚表現の改良が可能です。  単純シェーディング ボタン と ワイヤーフレーム ボタン をク リックし、モデルとワイヤーフレームの表示と非表示を切替えます。 モデルを拡大するには、Ctrl キーと中(右)マウスボタンを押しな がら、マウスを上に移動します。  ビュー ツールバーの ブロック ボタン をクリックし、ブロックを非 表示にします。  をクリックし、エクスプローラーの ツールパス を展開します。新規ツー ルパスは > 記号に続く 太字 で表示され、アクティブであることを表しま す。

(44)

 ツールパスの隣の電球 をクリックし、ツールパスの表示 と非表示 を切替えます。  ツールパスの横の をクリックし、ツールパスの作成に使用されたパラ メーター、および、詳細を展開して確認することができます。 ツールパスツリー上部の 安全状態 アイコン は、ツールパスのガウ ジチェックが完了し、ホルダー詳細が未チェックであることを示してい ます。ツールパスツリーの ツールパス安全パラメーター を開いて、詳 細を確認することができます。

プロジェクトの変更の保存方法

プロジェクト内に未保存の変更(この場合ツールパス情報)がある場合、タイ トルバーにアスタリスク(*)が表示されます。

(45)

メイン ツールバーの 保存 をクリックし、プロジェクトの変更を保存し て以前のファイルを上書きします。ツールパス情報がプロジェクトに追加され、 プロジェクトヘッダーからアスタリスクが消えます。

荒加工ツールパスのシミュレーション方法

ツールパスのシミュレーションの確認方法 1 ビュー ツールバーの アイソメ 1 ボタン をクリックし、ビューをリ セットします。 2 ViewMill ツールバーの ViewMill 有効 / 一時停止 ボタン をクリッ クします。これにより、ボタンが に変化します。また、シミュレーショ ンウィンドウがアクティブになり、現在の背景上に薄い灰色のブロックが 表示されます。 シミュレーション ツールバーが非表示の場合、ビュー > ツール バー > シミュレーション を選択します。 3 左側のドロップダウンリストから、現行ツールパスを選択します。関連工 具が自動選択され、実行 ボタンが強調表示されます。

(46)

4 ViewMill ツールバー のボタンは、シミュレー ションの表示を制御します。異なるツールパスにより削除される素材を最 適に視覚表現するために、 虹色シェーディングイメージ オプション を選択することもできます。 5 実行 ボタン をクリックし、シミュレーションを開始します。シミュ レーションを最後まで実行します。

削り残し荒加工ツールパスの作成方法

削り残し荒加工ツールパスでは、小径工具を使用して大きな段差を削除し、大 径工具では届かないポケットやコーナー等の領域を荒加工します。 削り残し荒加工の作成方法 1 前出のツールパスの 設定 を表示します。 2 ツールパスを再利用 をクリックします。

(47)

3 サフィックス _1 の付いたツールパスのコピーが作成されます。ツールパ ス名 項目に RestRoughing と入力し、名前を変更します。 4 削り残し加工 オプションを選択します。これにより、ストラテジーが モ デル削り残し領域切削 に変化し、削り残し ページが有効になります。 5 削り残し荒加工工具ジオメトリを定義 します。 6 ステップオーバー と Z 方向削り残し量 を変更 します。 7 モデル削り残し領域切削 ストラテジーダイアログに必要事項を入力し、削 り残し荒加工ツールパスを作成 します。 8 削り残し荒加工ツールパスを表示 します。 9 削り残し荒加工ツールパスをシミュレーション します。

削り残し荒加工工具ジオメトリの定義方法

既存の荒加工工具の直径削減、および、先端半径増加により、削り残し荒加工 用工具の定義が可能です。 この例では、10mm3/8 インチ) の R 付きエンドミル工具を使用します。 1 RestRoughing ツールパスの モデル削り残し領域切削 ダイアログの 工 具 ページ で、編集 ボタン をクリックします。 2 R 付きエンドミル ダイアログで をクリックし、既存の荒加工工具に 基づいた新規工具エンティティを作成します。デフォルト名は D16T1_1 になります。 3 D10T2 に変更します。 4 以下のように、その他の項目を設定します。 a 長さ: 10mm b 先端半径: 3mm c 直径: 10mm

(48)

d 工具番号: 2 5 シャンク タブを選択し、以下のように値を変更します。 a 上部直径: 10 b 長さ: 40 上部直径 を変更すると、自動的に 下部直径 も更新されます。この値 を現行工具に使用することができます。

(49)

6 閉じる をクリックします。 削り残し荒加工工具をより明確に確認するには、荒加工ツールパス と工具の電球アイコンをクリックします ( に切替わります)。こ れにより、プロジェクトからエンティティが消去されます(削除は されません)。

ステップオーバーと Z 方向削り残し量の変更方法

以下のように、モデル削り残し領域切削 ページを設定します。 1 ステップオーバー に 3.0 と入力します。 2 Z 方向削り込み量1.5 と入力します。

(50)

削り残し荒加工ツールパスの設定方法

以下のように、モデル削り残し領域切削 ダイアログを設定します。 1 削り残し ページを選択します。 a 参照として使用されるエンティティタイプ リストから ツールパス を選択します。 b ツールパス リストから Roughing (使用する荒加工ツールパス名)を 選択します。 c より厚い素材を検出 項目に 0.2 と入力します。これにより、0.2mm より薄い削り残し素材は計算で無視されるため、第 2 切削の効果がほ とんどない薄い領域には、削り残し荒加工が行われなくなります。 d 領域拡張 項目に 0.2 と入力します。削り残し領域は、サーフェス沿い に 0.2mm 拡張されます。より厚い素材を検出 と併用することで、 コーナー等の細部まで加工される領域を削減し、コーナー上等の全詳細 が適切に加工されるように該当領域を僅かにオフセットすることがで きます。 2 計算 をクリックし、ツールパスを作成します。 画面底部の ステータス バーに進捗状況が表示されます。ツールパス作成 の所要時間は、使用中の PC により異なります。 3 ツールパスを作成したら、ストラテジーダイアログを閉じます。

削り残し荒加工ツールパスの表示方法

単純シェーディング ボタン 、ワイヤーフレーム ボタン 、ブロック ボ タン を使用し、モデル、および、ブロックを非表示にしてツールパスを 拡大表示します。

(51)

をクリックし、エクスプローラーの ツールパス を展開します。新規ツール パスは > 記号に続く 太字 で表示され、アクティブであることを表します。 ツールパスツリー上部の 安全状態 アイコン は、ツールパスのガウ ジチェックが完了し、ホルダー詳細が未チェックであることを示してい ます。ツールパスツリーの ツールパス安全パラメーター を開いて、詳 細を確認することができます。 プロジェクトに対する変更を保存するには、メイン ツールバーの をク リックします。

削り残し荒加工ツールパスのシミュレーション方法

削り残し荒加工ツールパスのシミュレーションの確認方法 1 シミュレーション ツールバーで、ドロップダウンリストから現行ツールパ スを選択します。工具は自動的に選択され、実行 ボタンが強調表示されま す。 2 実行 ボタン をクリックし、シミュレーションを開始します。シミュ レーションを最後まで実行します。

(52)

Roughing ツールパスの作成後に異なるセッションを起動していな い場合、Roughing シミュレーション 上に RestRoughing ツール パスが異なる色で表示されます。 3 ViewMill オン / 一時停止 ボタン をクリックし、問合せに はい を 選択してシミュレーションを中止します。ViewMill 切替え ボタンが、緑 色 から赤色 に変化し、標準 PowerMill ウィンドウが表示され ます。

荒加工セッションの閉じ方

荒加工ツールパスの作成が終了したら、プロジェクトを保存し、仕上げ加工ス トラテジーの作成に入るまで PowerMill を閉じます。 プロジェクトに対する変更を保存するには、メイン ツールバーの をク リックします。 PowerMill を終了するには、メニューから ファイル > 終了 を選択、または、 PowerMill ウィンドウの右上の角にある 閉じる ボタン をクリックし ます。

プロジェクトを再度開く方法

1 PowerMill を再度開くと、前回のセッションで選択されたツールバー、お よび、色の構成が自動的に読込まれます。 2 メニューから ファイル > 最近使用したプロジェクト を選択し、鍛造金型 のサンプルを含むプロジェクトを選択します。

(53)

3 プロジェクトが読込まれたら、必要に応じてモデルのサイズと方向を変更 します。

アクティブエンティティの確認方法

仕上げ加工ツールパスの作成前に、該当ツールパスが NC プログラムに自動 的に追加されることを確認することができます。 1 アクティブ NC プログラムは、エクスプローラー内で > の付いた 太字 で表示されます。アクティブでない場合は、NC プログラム名を右クリッ クし、アクティブ オプションを選択します。 2 ツールパス を展開し、 になるまで電球アイコンをクリックし、各荒加工 ツールパスを非表示にします。これにより、新規仕上げ加工ツールパスの 作成の確認が容易になります。

(54)

仕上げツールパスの作成方法

1 メイン ツールバーの をクリックし、ストラテジー選択 ダイアログを 表示します。 2 仕上げ加工 タブで 急傾斜 / 低傾斜仕上げ加工 ストラテジーを選択し、 OK をクリックします。 3 以下のように、急傾斜 / 低傾斜仕上げ加工 ダイアログを設定します。 a ツールパス名 に SteepAndShallow と入力します。 b 切削方向 項目から ダウンカット を選択します。 c ステップオーバー 値を 0.5 に変更します。

(55)

仕上げ加工工具ジオメトリの定義方法

急傾斜 / 低傾斜仕上げ ストラテジーダイアログで現在選択されている工具 は、削り残し荒加工ツールパスに使用された工具です。 この工具は、現行ツー ルパスストラテジーに対して不適切なため、変更が必要です。 この例では、 8mm5/16 インチ) のボールエンドミル工具を使用します。 1 急傾斜 / 低傾斜仕上げ ストラテジーダイアログで をクリックし、 工具 ページを選択します。 2 工具 ページの工具リストから を選択し、ボールエンドミル を作成し ます。 3 工具 ページで をクリックし、ボールエンドミル ダイアログを表示し ます。

(56)

4 以下のように、ボールエンドミル ダイアログを設定します。 a 名前: 8 Ball_LS_TH b 長さ: 20 c 直径: 8 d 工具番号: 3 5 シャンク タブを選択し、 をクリックしてシャンクパーツを追加しま す。 以下のように、値を入力します。 a 上部直径: 12 b 下部直径: 8 c 長さ: 25

(57)

6 ボタンをクリックし、第 2 シャンクパーツを追加します。 以下のよ

うに、値を入力します。

a 上部直径: 12

b 下部直径: 12

(58)

7 ホルダー タブを選択し、 ボタンをクリックしてホルダーパーツを追加 します。 以下のように、値を入力します。 a 名前: 8 mm Ball Holder b 上部直径: 20 c 下部直径: 20 d 長さ: 20 e オーバーハング: 55

(59)

8 ボタンをクリックし、ホルダー上部を追加します。 以下のように、値 を入力します。 a 上部直径: 60 b 下部直径: 60 c 長さ: 10 d オーバーハング: 55

(60)

9 閉じる をクリックし、新規工具で 工具 ページを更新します。

エクスプローラー内、および、工具 ツールバーに新規工具が表示さ

れます。また、グラフィックウィンドウ上では、自動的に Z 軸にア

(61)

このツールパスには参照バウンダリーが必要なため、この段階では未完成 です。しかし、ここではツールパスを作成せずに、ダイアログを閉じます。 10 OK をクリックし、ツールパスダイアログを閉じます。

選択サーフェス用にバウンダリーを作成する方法

このツールパスでは、キャビティのみに仕上げ加工が必要になるため、キャビ ティに対してバウンダリーを作成することができます。 1 エクスプローラーの電球アイコンを に切替え、8 Ball_LS_TH 工具を非 表示にします。 2 ブロック ボタン と ワイヤーフレーム ボタン を使用し、ブロッ クとワイヤーフレームを非表示にします。 3 マウスを使用し、キャビティサーフェスのみ選択します。 ビュー ツールバーの ドラッグ選択 モード を使用すると、複 数サーフェスの選択が可能です。 4 バウンダリー コンテキストメニューから バウンダリー作成 > 選択サー フェス を選択します。

(62)

5 以下のように、選択サーフェスバウンダリー ダイアログを設定します。 a 名前 項目に Cavity と入力します。

b 工具 リストから 8 Ball_LS_TH を選択します。

(63)

7 バウンダリーが計算されます。デフォルトで、バウンダリーは白色で表示 されます。 選択サーフェスを変更すると、選択サーフェスバウンダリー は再計 算されます。これは、計算時に選択状況を考慮するツールパスと同 様に作用します。 8 了解 をクリックし、バウンダリーダイアログを閉じます。

仕上げツールパスの作成方法

作成されたバウンダリーを 急傾斜 / 低傾斜仕上げ ツールパスに追加し、適 切なリードとリンクを設定します。 1 エクスプローラーで ツールパス を展開し、SteepAndShallow ツールパ スを選択します。 2 コンテキストメニューから 設定 を選択します。 3 以下のように、急傾斜 / 低傾斜仕上げ ストラテジーダイアログを設定し ます。 a トリム ページを選択します。

(64)

バウンダリー リストから Cavity を選択します。

保存領域 リストから 内側保持 を選択します。

b リード/ リンク ページを展開し、リードイン ページを以下のように設

定します。

(65)

c リンク サブページを選択し、ツールパスの切削移動間のリンク動作を

定義します。

第 1 選択 リストから サーフェス上 を選択し、隣接パスの接続に使 用されるリンク動作のタイプを定義します。

(66)

4 計算 をクリックし、ツールパスを作成します。

画面底部の ステータス バーに進捗状況が表示されます。ツールパス作成

の所要時間は、使用中の PC により異なります。

(67)

仕上げツールパスの表示方法

ツールパスが作成されると、次図のように画面に表示されます。 をクリックし、エクスプローラーの ツールパス を展開します。新規ツール パスは > 記号に続く 太字 で表示され、アクティブであることを表します。 プロジェクトに対する変更を保存するには、メイン ツールバーの をク リックします。

(68)

作成されたツールパスを含む NC プログラムをシミュレー

ション

新規ツールパスは、アクティブ NC プログラムに自動的に追加されます。ツー ルパスが追加されていない場合、マウスを使用し、NC プログラムにツールパ スを手動で追加することができます。 NC プログラムのシミュレーション方法 1 ビュー ツールバーの アイソメ 1 ボタン をクリックし、ビューをリ セットします。 2 ViewMill ツールバーの ViewMill 有効 / 一時停止 ボタン をクリッ クします。これにより、ボタンが に変化します。また、シミュレーショ ンウィンドウがアクティブになり、現在の背景上に薄い灰色のブロックが 表示されます。 3 ViewMill ツールバー から 虹色シェーディング イメージ オプション を選択し、ツールパス間の相違を明瞭にします。 4 エクスプローラーの Cavity_Mold NC プログラムを右クリックし、コン テキストメニューから 最初からシミュレーション を選択します。

(69)

シミュレーション ツールバーで NC プログラムが自動的に選択され、実 行 ボタンが有効になります。 5 実行 ボタンをクリックし、シミュレーションを最後まで実行します。 6 未加工領域を拡大します。非接触サーフェス間で形成が必要な一部のコー ナーを確認することができます。 7 ViewMill オン / 一時停止 ボタン をクリックし、問合せに はい を 選択してシミュレーションを中止します。ViewMill 切替え ボタンが、緑 色 から赤色 に変化し、標準 PowerMill ウィンドウが表示され ます。

(70)

コーナー仕上げツールパスの作成方法

コーナー仕上げ ツールパスは、小径工具を使用し、残りのコーナー(特に非 接触サーフェス間)を加工します。 コーナー仕上げツールパスの作成方法 1 メイン ツールバーの をクリックし、ストラテジー選択 ダイアログを 表示します。 2 仕上げ加工 タブから コーナー仕上げ加工 ストラテジーを選択し、OK を クリックします。 3 以下のように、コーナー仕上げ加工 ダイアログを設定します。 a ツールパス名 に CornerFinishing_Auto と入力します。 b トリム ページのバウンダリーリストから なし を選択します。

(71)

コーナー仕上げ工具ジオメトリの定義方法

SteepAndShallow ストラテジーで使用された工具を基にして、コーナー仕上 げ 工具を作成します。ただし、直径の削減が必要です。この例では、6mm1/8 インチ) のボールエンドミル工具を使用します。 1 コーナー仕上げ ダイアログの 工具 ページを選択します。 2 工具リストから 8 Ball_LS_TH を選択し、編集 ボタン をクリック します。 3 ボールエンドミル ダイアログの 工具先端 タブで をクリックし、既 存の工具に基づく新規工具エンティティを作成します。 デフォルト名は 8 Ball_LS_TH_1 になります。 a 6 Ball に変更します。

(72)

b 長さ に 15 と入力します。 c 直径 に 6 と入力します。 d 工具番号 に 4 と入力します。 4 工具先端に一致するようにシャンクを調整するには、シャンク タブを選択 し、シャンク下部パーツをクリックします。これにより、該当パーツの色 が薄緑色になります。下部直径 項目に 6 と入力します。

参照

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