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臨 豚實、験
(垂頚磯釣;覇難癖)
十二指腸虫駆除症例に就て
東京女子醤學專門學校小見科教室(主任 磯田教授)江 田 令 子
エ ダ レイ コ (受付 昭和23年2月23日)一 緒言
十二指腸虫症は今迄主に農村に於ける疾患とさ れてのたが,戦争中の疎開と自家菓園の爲か,其 の蔓延は殊の他多いやうに思はれる。試みに過去 10年間に當小兇科で扱った本疾患患者数を調べて 見ると,第!表に示す通り昭和!3年に総患者激 第 一 狂 度総患老謙
す二指腸墨症激 賄髄 y ・3算「2884名
1名
{ 1佃2964名
G2957名
o 「「・・2762名
0 宜7茸2675名
1’,8引 2179名,
0 19算1809名
’0 20奪12丁7名
0 2控手1168名
/ 6 22算 X月 1000名 9 辱 2,884名中1名,昭和17年に絡患者敷2,675名 中1名,あったのみで20年に至る迄無く・,21年 になつ℃急に土曾加し総患者数1,168名中6名,本 年は夢月迄の紹患者数ユ;OOO名申9名となった。 これを以ても如何に都會の本疾患患者数が殖えた か:’分ると同時に本症が身心共に獲育の途上にあ る學童に及ぼす影響を考へると誠に重大な問題と 思はれる,s今こ玉に昭和12年から22年越かけ 當科に入院し駆虫を:行った,ユ5例に就いて,重 要な黙の与を御報告じゃうと思ふ。 二 症例 1) 年齢,年齢は瀟2年から12年迄で・,其中 品童が11名,幼児が4名で,年少者より年長餐 の方が多かった。 2)主訴,主訴としては,腹痛あった者1名の みで顔面蒼白が最も多く,15名中5名,次は三 面で3名。全身倦怠が2名。微熱を:有した山手名 でそれは第2例である。 他の者は何等自他畳的弓歌はないが同胞が本疾 患である爲,検便をした結果本虫卵を認めたもの である。 3) 生活還境,疎開の有無,自家茱園の有無に 就いて見ると,殆ど総べてが疎開して居り東京に 残ってみた者は1名のみ。1自家茱園も1例を除い て他は全部行って居た。疎開地を二二に分けると 次のma )」である。 山梨縣 5名・栃木縣 2名 ・薪潟縣 1名 長野縣 2名●静岡縣 2名・山口縣 1名 奥多摩 1名・ 4)重な所見 a) 臨床所見榮養厭態は佳良が4名あったが,一一 般に良くなく,中等の者6名,梢不良の者5名 であった。爪甲に馴化のある者は少V・が1名に ‘は滑澤を失ひ丸味が無く線條を認めた。貧血症 歌として,皮膚の汚礒蒼白の者が多く,顔面蒼 白の者が11名,循還症厭としては,貧血高度 の者に於て,心牧縮期性雑音,軽罪音を聴取出 來た者があった。其他の丁丁としては,肝臓を 鰯れた者が1名あった。食慾は一般に普通で特 別に檜進した者も無く,減弱した1者も無かつ: 一一R5一
ユ02 第 二 三 、症例 1 2 4 5 6 7 8 9 lo 鯛 12
B
14 15 辱令 2」11憎 4き2徹 4,9漁 ”T」3餓 乃4縦 7」9瓢 乃1!號 9」7齪 10」2慨 10」7撮 蓄Oj1 lo,1 1痛罵 12」虚 舳球 1323 313 383 306 3σ6』 .130 尋38 236 184 』229 367 3∬ 410 255.4茸
血目趣1隼一り一) 44 71 89 52 76 23 90 32、 29 64 67 65’ go 52 35 白麟 181⑰0 7660 マ133 11120 85写5 6000 9600 20200 1444 雀4ヨ5G 4200 98ヤ519200 1 16060 9600 勉納 26% 37% 13% 1% 50% 6% 3跳 1擁 55箔 ・47箔 44箔 36屠 赤迎 42 ユ5 13 9a・ 31 鳩 た。異味症の有った者は3名で,盤を好んで食 べた者が2名と,煙草を好んで喫んだ者が1名 であったQ b)血液所見,第2表に示す如く主な攣化は,大 部分の患者に於て高度の貧血と「エオ」嗜好細 胞の著しい塘加である。「エオ」嗜好の甚しV・ 者は55%にも及んでみる。猫白血球」川魚を:示 す者も多かった。赤沈は15例中6例のみ施行 したが何れも速進してみた1 以上の如くであるがその中には肺門淋巴腺結 核と紛らはしいものがあった。即ち第2例は約 2ケ月前より微熱及び盗汗あり。食慾悪.く次第 に痩せて來たと言ふ主訴であったq胸部には打 蕪診⊥何等攣化ないが,X線像は肺門部殊に左 側に融合性黙1伏陰影が有り,赤沈は申等値25, マン]・ 一・反鷹は陰性であった。第6例も主訴は 顔面蒼白であったが,約3ケ月前百日咳を輕過 してより,顔色増々悪くなり,時々護熱があ り,元仁無く,初診當時胸部に於て,呼吸音の 攣化及び罹音を嘉上し,赤沈は中等値98であ つた。然しマン]・ 一一反態は陰性であった。 斯様に庇の2例は何れも肺門淋巴腺結核を思 はせる鮎があったが,.槍便の結果本虫卵を認め 駆虫の結果,微熱も降り,顔色は良くなり,盗 汗も無くなり,元氣を恢復したものである。 三 槍便法 槍便法としでは,塗抹法と集卵法として試藥不 足の爲飽和食品1水浮遊法を使用したが,塗抹法で 検出されなV・場合でも此¢)方球によると,全親に 14.5ケ論述された。 四 駆虫:方法 前庭置として,駆虫前夜の食餌を流動食とし就 寝前に下剤を服用させて室腹とし,翌早朝騙虫剤 を服用させ,二二時間後再び下剤を服用させた。朝 食は抜きとし,三食より普通食餌とした。之を隔 日に3乃至 ’4日績けて一1「クrル」とし,3、臼か ら8日都合によって其以一[tの間隔を置いて,二 「クール」ミ「クール」を施行した。今圏用V・た 藥剤は主に「チモール」であるが,四盛化衰素, ネマ]・ 一一ルも財団例に用いて見た。「チモt一ル」 の使用量は第3表に示す通りで,大艦幼児は。.5 ∼g.8g學童に於て1.0∼1.2g用いた,副作用と.し ては,四盤化炭素を最例「カプセル」に入れすに 用いた爲,胃の灼熱感を訴へた者が1例あったの みで,他の高才では全く副作用はなかった。 五 域 績 成虫排出の成績は,第3表に示す通りで,最高 が285匪,最:少が3匪,全然排出されなかった者 は,2例のみで虫卵は3名を除V・た他全部溝失し ,た。臨床的には各例とも,治療と共に顔色が良く なり,貧血症の非常に高度であった2名が退院 する頃.こは,、顔颪に赤宋を帯びたのみでなく,「べ一 36
1・U3 第 症例 日 年令 治療前