有茎 大網移植 に お ける浄 化 ・ 抗炎症作 用と 血管新 生に 関す る実験 的研 究
金 沢 大 学 医学 部 外 科 学 第 一 講 座 (
主
任:渡 辺 洋 字 数 授)小 林 孝 一 郎
( 平 成
5
年1
月1 8 日
受 付)胸 部 外 科 手術 後の気 管 支 療 性膿 胸
や
縦 隔 炎の治 療に ,ま た
気管 支 形 成 術や
肺 移 植 術にお
ける
気 管 支 吻 合部の縫 合不
全や
虚血 に よ る 不
良 肉 芽 発 生の予 防に, 感 染巣の削 ヒ・ 抗 炎 症 作用 や 血
管 新 生 機 能を
もつ 有 茎 大網 片が
多 用さ れ て
いる
.しか し
,大網のもつ機 能に つ い て
は
未だ 明 ら か
にさ れ
て いな
い点が
多い.そ
こ でl 刺 激し た
大網か ら ど
のよ う な
細 胞が
遊 出し
浄 化・ 抗 炎 症作 用を
発 揮 する か
,ま た そ
の時 大 網乳 斑が ど
のよ う
に関係 する か
,さ ら
に大網が ど
のよ う
に血
管を
新 生し
て いく か な ど を
明ら か に
する
目 的で実 験 的研 究を
行な
った
. すな わ ち
.N
e wZ
e al
a nd W hi
te 種の嘩性ウ
サギ5 0
羽を
用いて
, 有 茎 大網 片を
容 器に隔 離
した
後 容器
内に刺 激物 質を
注入 し
て遊 出 する
細 胞を
すべ て収 集 する
実 験モデ
ル, 腹 腔 内へ 刺激 物 質を
注入 し
て大網 乳斑の変 化
を み る
実 験モデ
ル ,ま た
腹 腔 内へ 刺激 物 質を
注入 し た
後 大 網の血
管 造 影を
行な
いそ
の変 化を
観 察 する
実 験モデ
ル等を
作 製し
,そ れ
ぞれ
の経 時 的な
形 態 学 的 変 化お よ び そ
の磯 能 的な
役 割につ い て検 討し た
. 刺激し た
有 茎大 網 片か ら
造 出し た
細 胞 数は
,24
・4 8
時 間を
ピ ー クと し
て増 加し
, 以後 減 少し た
. 細 胞 分 画 別にみ る と
, 顆 粒 球が 6
〜1 2
時 間で
急 激に増 加し
, 大 食 細胞や リ
ン パ球ほ
遅れ
て増 加し た
. 刺 激し た
大網の単 位 面 硬 あた り
に占め る 血
管 性 乳斑の比 率ほ
,2 4
時 間ま で
増 加し
, 以 後減 少し た が
, 無血
管 性 乳 斑ほ
, 時 間と
共に増 加し た
. 刺 激し た
大 網の血
管性 乳斑 浅 層にお
い ては
一 大食 細胞が
全 観 察 期 間を
通じ て
最 も 多 く存 在した が
, 経 時 的変 化は
認め ら れ な か
った
.リ
ン パ球は1 2
時 間か ら
増 加し た
.ま た 血
管 性乳 斑 深 層にお
い ては
, 顆 粒 球が 6
〜1 2
時 間で
増 加し
, 大食 細 胞と リ
ンパ球は
遅れ て
増 加し た
. 無血
管性 乳 動こお
い ては
l 大 食細 胞は
全 観 察 期 間を
通じ て
最 も 多く 存 在した が
, 経 時 的変 化ほ
認め ら れ な か
った
. 顕 粒 球は
きわ め
て少な く
1リ
ン パ球は
時 間経 過と
共に増 加し た
. 刺 激した
大 網の血
管 造 影で は
▲24
時 間で胃 大 網 動静 脈に沿って
存 在 する
索 状の月旨肪 鼠 織 内の毛 細血
管や
胃 大網 動 静 脈か ら
大 網 後 菓へ分 岐 す
る 血
管の分枝が
数 多くみ ら れ る よ う
にな り
,4 8
時 間では さ ら
に発 達し た
分 枝や
毛 細血
管 網を
認め た
. 以上
の結 果か ら
, 刺 激し た
大網か ら
進 出 する
細 胞ほ 主 と し
て血
管 性 乳 斑か ら
供 給さ れ
,血
管 性 乳 斑は
遊 出し た
大 食 細胞や リ
ン パ球に覆わ れ
て2
層 構 造を
形成し な が ら
成 長し
,ま た
, 無血
管 性 乳 斑は
遊 出し た
大 食 細 胞や リ
ン パ球が
大 網 腹 膜に接 着 する
形で形 成さ れ て
, 共に感 染 巣の浄化 ・ 抗 炎 症作用 を
発 揮 する と
考え た
.ま た
, 刺 激し た
大網の血
管は 2 4
時 間か ら
増 加し て
, 新た
に毛 細血
管 網を
形 成 する
こと
によ
って 血
行の増 加を は か り ∴
組織の浄 化 作用 や 血
管 新 生機 能を
発 揮 する と
考え た
.K e
y
w ord
sp
ediclet
r an sp
osit
io n oft
heg
r eat
e r o m ent
u m , O m e nt
u m , milky
sp
ot
s, a ng
10‑g
en e sis, m aC r Op
hag
e胸 部 外 科手 術 後の難 治 性 感 染症,
と く
に術後 気 管 支 療 性 膿 胸や
術 後 縦 隔炎は
, い った ん
発 生する と
治療に難渋し た り
する
こと が
多く
, 患 者に不
幸な
転 帰を
もた ら
すこと
の多い重 篤な
合 併 症である
. これ
に対し
て胸 腔・縦 隔ド
レナージ
, 開 窓 循, 胸 郭 成 形術, 筋 肉充 填 術な ど
の治 療が
行な わ れ
てきた が
, 根 治 性お よ び
愚 者の qu ali
t y of lif
e の面にお
いて
, いずれ
の方 法 も 満 足で
きる
もの では な
い,1 9 7 5
年にV i
rk k
ul
aら
l )が
下 葉切 除術 後の 気 管 支療の治療に,1 9 7 6
年にL
e eら
2 )が
関心
術後の縦 隔炎の治 療に有 茎大 網 片を
利用 し て
, 良好な
結 果を
報 告し
て以 来,一 期
的 治癒
が
期 待で
きる
有 茎 大 網 移 植術が
注目 さ れ て
きた
.ま た
,1 9 82
年には Li
m aら
釘が
気 管 支 形成 術や
肺 移 植術にお
い て , 気 管 支 吻 合部の縫 合不
全や
虚血 に よ る 不
良 肉芽 発 生の予 防 手 段と し て
有 茎大 網 片を
用いる
実 験 的研 究を
報 告し
て以 来, す ぐれ た
手 段と し
て臨 床 応 用さ れ る よ
うにな
った
.そ れ
以後, 浄 化・ 抗 炎 症作用 や 血
管 新 生 磯 能を
もつ有 茎 大網 片の高い有用 性は
数多A b br evi a
t
io n s : P A S ,p
e riodic a cid Schiffくの臨 床 経 験に
よ
って証明 さ れ
て いる
. こ のよ う
に臨床 的 研究が
進む
一方で, 大網の解 剖や
大網 中の乳 斑の構 造な ど
の形 態学 的研 究は古く か ら
行な わ れ
てきた
.し か し
, 有 茎 大 網 片が ど
のよ う
にし て
浄 化 ・ 抗 炎症 作用 や 血
管 新 生 機 能を
発 揮し て
いる か な ど
の機 能 面か ら
の検 討は
少な
い.そ
こ で著 者ほ
, 実 際に刺激し た
大網か ら ど
のよ
うな
細胞が
造 出し
浄 化・ 抗 炎 症 作用 を
発揮 する か
,ま た そ
の時 大 網 乳斑が ど
のよ
うに関 係 する か
,さ ら
に大網
が ど
のよ
うに血
管を
新 生し
て いく か な どを 明 ら か
にする 目
的で,ウ
サギ を
用いた
研 究を
行な
った
. すな わ ち
, 有 茎 大 網 片を
容 器に隔 離し た
後 容器
内に刺 激 物 質を
注入 し
て遊 出 する
細胞を
すべて
収 集 する
実 験モデ
ル, 腹 腔 内へ刺激 物 質を
注入 し
て大 網 乳 斑の変 化を み る
実 験モデ
ル ,ま た
腹 腔 内へ刺 激 物 質を
注入
し た
後 大網の血
管 造 影を
行 ないそ
の変 化を
観 察 する
実 験モデ
ル 等を
作 製し
,そ れ
ぞ れの経 時 的な
形 態学 的変 化お よ び そ
の機 能 的な
役 割につ いて
検 討した
.有茎 大 網 移 植に
お
ける
浄化 ・ 抗 炎 症作用 と 血
管新 生対 象
お よ
び 方 法Ⅰ. 大 網
お よ
び 乳斑 の
一般形 態の
観 察1
. 実 験 動物体 重
2
.5
k g のN
e wZ
e al
a nd W h i
te 種の雌 性ウ
サギ ( 三
協ラボ
サ ー ビス , 東 京)2 羽 を 用
いた
.2
. 大網の観 察耳 介の静 脈
か ら
ペ ソト パ ル ビ タ ー ル ナ トリ ウ
ム(アポ
ッ上 イ リ
ノイ
, 米 国)6 0
m g/k
gを
急 速に注入 し て
深 麻 酔にて
屠 殺し
た
後, 手 術 台に仰 臥位で
固定し
, 腹 部正
中 切 開に て開 腹し て
,大網
お よ び
大 網 乳 斑に つい て肉 眼 的に観 察し た
・Ⅱ
. 大 網か
らの
逝 出 細 胞の
検 討1
. 実験 動 物体 重
2
.4
〜2
.7 k
g のN
e wZ
e al
a nd W hi
te 種の雌 性ウ
サギ 6
羽を 用
いた
.2
. 実 験 系の作 製耳 介の静 脈に点 滴 路
を
確 保し
, ベ ント
パ ル ビ タ ー ル ナ ト リウ
ム
3 0
m g/k
gを
緩 徐に注入 し
て静 脈 内 全 身麻 酔を
行な
い, 塩 酸ヶ タ ミン(三協, 東 京)
1 0
m g/h
rを
持 続 点 滴 静 江し
て維 持し た
・ 補 液は 5
% 乳酸リ
ンゲ
ル液 ( 大塚 製 乳 束 京)5 血
/k
g/h
rを
点 滴 静 江し た
.3 0
度 頭 高位と し た
手 術 台に
仰臥 位で
固 定し
, 腹 部を
剃毛した
. 腹 部正
中 切 開に て
開 腹し
, 大網を
露 出し た
・ 右 胃 大 網 動静 脈を
胃 十二指 腸 動 脈か ら
の分 岐 部 付 近で
結 集 ・ 切 離F i
g.1
.S
pe ci
al b
ot tl
e wi
th
s a m pli
ng tub
e (a)f
o r s epa r ati
ng o me ntal
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cl
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ap (a r r o w s)f
r o m pe ri
to n e al
c a vi
t y (b
):S
, StO m a Ch
;B
,b
ot tl
e.7 1
し
, 右胃 大 網 動 静脈か ら
の胃 壁 枚 数 本を
結 染 ・ 切離し
て,血
流の多い左胃 大 網 動 静 脈
を
温存し た
有 茎 大網 片を
作製した
. 自作の隔 離 容 器
を
腹 腔 内に挿入 し
て有 茎 大網 片を
充 填し
, 接 続し た
注入
・ 採 取 用チ ュ ーブ を
右 下腹 部か ら
体 外に出し て
固定し
, 開 腹し た
( 図1 )
. チ ュー
ブ か ら
生理
食 塩 水1 0 0
ml を
注入 し
て数回
振 詮 後 採取し
て対照 (0
時 間)と した
. 続い てO K ぺ32
( 中外 製 薬, 東 京) 1 0 K E を
溶 解し た
生理
食 塩 水1 0 0 血 を
注入 し た
.6
,1 2
,2 4
,4 8
,72
時 間 後に大 網 浸 出液1 0
ml を
採 取し
, 生理
食 塩 水1 0
ml を
補 充した
.3
. 測 定1
) 細 胞 数の測定採 取 液
1
ml を
分離し
, フ ロ ーサイ ト
メ ー タ ーR
‑1 0 0 0
( 東 亜 医 用電子
, 神 戸) に て細 胞 数を
測 定し
,1 0 0
ml
に換 算し て
総 細 胞 数と した
.2
) 細 胞 分 画の測 定採 取 液 中の細 胞 分 画の割 合
を
フ ロ ー サイ
ト メ ー タ ーF A C S
c a n(B
e cto nD i
cki
n s o nI
m m u n o cy to metryS
yste m s, カ リフォル ニア, 米 国) に て測定
し た
.4
. 統 計学 的 検 討得
られ た
成績は
すべ て平 均 値±
標 準 偏 差 (sta nd
a rd
de vi
atト
o n,
S D
) にて
表 記し た
. 平均 値の差ほ
対 応のある
t 検 定にて
比較
し
, 危険 率が0
.0 5
未満を
もっ て統 計 学 的に有 意 差 あり と
判定した
.Ⅲ
. 大 網刺 激 時の
乳 斑の
形 態 学 的検 討1
. 実 験 動物体 重
2
.4
〜2
.7 k
g のN
e wZ
e al
a nd W hi
te 種の雌性ウ
サギ3 6
羽を
用いた
.2
. 実験 系の作 製塩 酸ケ タ ミン
2 5
m g/k
gを
筋 注し
て全 身麻 酔を
行な
い右側 臥 位と し
,O K
‑43 2 1 0 K E を
溶 解し た
生理
食 塩 水3 0 0
mlを
左 F 腹 部か ら
腹 腔 内に注入 し
て数回
振 漁し た
. 普通 飼料 ・ 自 由水
に て 飼 育し
,6
,1 2
,2 4
,4 8
,7 2
時 間 後に , 後 述のご と く
標 本を
摘 出した
. 耳 介の静 脈に点 滴 路を
確 保し
, ベ ン トパ ル ビ タ ール ナト
リ ウ
ム3 0
m g/k
gを
緩 衝こ注入 し
て静脈 内全
身 麻 酔を
行な
った
. 動物を
手術 台に仰 臥 位で
固 定し
ぃ 腹部を
剃 毛し
て,iE
中 切 開に て開 腹し た
. ベ ン ト パ ル ビ タ ー ルナ ト リ ウム6 0
mg/k
gを
急 速に注入 し
て深 麻 酔に て屠殺し
, 左 右 大網 動 静 脈を
棍 部で,ま た
同胃 壁 枝を
胃 壁 近く
で結 紫・ 切離し
, 大網を
切 除し た
・3
. 標 本の作 製1
) 伸 展標 本の作製切 除
し た
大網を
大 型ス ライ ド グ
ラス(
76
×5
2m m) (
松 浪 硝子
・工
業, 大 阪) 上
に伸 展し
て,冷風
乾燥し た
. つづ
い て50
倍に希 釈し た ギ
ムザ
液(
和光 純薬工
業, 大 阪)
で1
時 間 染色し
,2
〜3
分 間水 洗し た
後, 冷 風 乾燥し た
.2
) 切 片標 本の作製切除
し た
大網か ら 血
管 性お よ び
無血
管性 乳 斑を
切り
出し
, 直ち
に1 0
% 中 性緩 衝ホル マ リン液 ( 武 藤 化学 薬 品, 東 京)
に投入 し
,6
時 間 固定した
, つ い で型のご と
く 脱 丸 パ ラフ ィ ンに包 唖し
, 厚さ
毎m の連 続 切 片を
作 製し
, pe ri
odi
c a cid S
chiff
(P A S
) 染 色を
行な
った
.4
. 標 本の観 察1
) 伸 展標 本の観察刺激
した
大網の単 位面 横 あた り
に占め る 血
管性お よ び
無血
管 性 乳 斑の比 率の変 化を
求め る た め
, 各 例について
無作為に3
ヵ所
を
選び
, 実 体 顕 微 鏡にて 6
倍に拡 大し た
写真を
撮 影し た
. この際, 多 重露 出に て
正
方 形の枠 (1 5
×1 5
m l m)を
同時 撮 影し
, 写 真枠 内の紙 重 量と 血
管性ま た
無血
管 性 乳斑を
切り
抜いた
後の紙 重 量を 上 皿
天秤L W
‑2 2 0 0
(ヤ マト科 学,東 京)で
測 定し
て, 大 網の単 位 面 積 あ
た り
に占め る
乳 斑の比率 (%
)を
求め た
.2
) 切 片標 本の観 察i
.血
管性 乳 斑 構 成 細 胞の比 率血
管 性 乳 動ま
, 毛 細血
管の少な
い表 層 近 くと
, 毛細血
管の多い深 部の構成 細 胞の比 率
が
大 きく 異な る
こと か ら
,血
管 性 乳 斑を
浅 膚と
深層の2
層に分 けて,そ れ
ぞれ
無 作 為に4
ヵ所を
選び
, 光 学 顕 微 鏡に て 40 0
〜8 0 0
倍に拡 大し
, 大 食細 胞 (P A S 可
染 性) ・ 顆粒 球 ・リ
ン パ球 ・そ
の他の細 胞 数を
計 測し
, 各 層 別に 構 成 細 胞の比 率を
求め た
.ii
. 無血
管 性 乳 斑 構 成 細 胞の比 率無
血
管性 乳 斑は
, 無 作 為に4
視 野を
選び
, 前述の血
管 性 乳 斑と
同様に そ
の構 成 細 胞の比 率を
求め た
.5
. 統計 学 的 検 討得
ら れ た
成 蹟は
すべ て平 均値士
標 準偏 差に て表 記し た
. 平 均 値の差の検 定に は 1 元
配 置 分 散分 析 法を 用
い, 危 険率が0
.05
未 満を
もって
統 計 学 的に有意 差 あり と
判定した
.Ⅳ
. 大 網 刺 激 時の 血
管 新 生の
検討1
. 実 験 動物体 重
2
.5
〜2
.6 k
g のN
e wZ
e al
a nd W hi
te 種の雌 性ウ
サギ 6 羽 を
用いた
.2
. 実験 系の作 製塩 酸ケ タ ミン
25
m g/k
gを
茄 注し
て全
身 麻 酔を
行な
い右側 臥 位と し
,O K
‑4 3 2 1 0 K E を
溶 解し た
生理
食 塩 水3 0 0
ml を
左 下 腹 部か
ら 腹腔 内に注入 し
て数回
振 返した
, 普 通飼 料 ・ 自 由 水に て飼 育
し
,6
,1 2
,2 4
,4 8
,72
時 間後に, 後 述のご と
く 実 験を
行な
った
. 耳 介の静 脈に点 滴 路を
確 保し
, ベ ント
パ ルビ
タ ー ル ナト リ ウ
ム3 0
m g/k
gを
緩 徐に注入 し て
静 脈 内 全 身麻 酔を
行な
った
. 動物を
手 術 台に仰 臥位で固定し
, 腹部を
剃 毛し て
,正
中 切 開に て開腹し た
. 抗 狭 間剤と し
て ヘ パリ
ンナト リ ウ
ム (ノボ
・ノ ル
デ
ィ ス クA
/S
, コ ペ ン ハ ーゲ
ン,デ
ン マ ー ク)2 0 0
単 位/k
gを
静 江し た
後, 腹 部 大 動 脈を
露 出して
, 腹 腔 動脈 分 岐 部の上
下お よ び
腹 腔動 脈 板 部に 血
管テ ープ を か
けた
. 腹腔 動 脈か ら
分 岐する
総 肝 動脈と
左 胃 動 脈を
露 出し て
結 熱し た
. 左 胃 大 網 動 静 脈の胃 壁 枝を
胃壁 近 くで
総 数 ・ 切 離し た
後,5 F
r のⅠV H 用
カり 7 6 5 4 3 2 1 0
刈
S ニ む U } 0
」 む
q
∈
コ
Z (
0 6 1 2 2 4 4 8 7 2 (
h
r) T im e a
f te
rs
tim u
la
tio n
F i
g.2
.C h
a nge s of
n u mb
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si
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ate sf
r o m O m e ntal
ped i
cl
efl
ap af
te r sti
m ul
ati
o n.T h
ed
ata r epr e s e nt m e a n士S D
.テ ー テル(
日
本シャ ーウ
ッド
, 東 京)を
腹 部 大 動 脈か ら
腹腔 動 脈を
経 由し て
左 胃 大網 動脈に挿入 し て
固 定し た
. ベ ン ト パ ル ビ タ ー ル ナ トリ ウ
ム6 0
m g/k
gを
急 速に注入 し
て深 麻 酔に て屠 殺した
. 腹 部 大動 脈を
結 集し
, 留 置した
カ テ ー テ ルか ら
ヘ パリ
ン ナト リ ウ
ム2 0 0
単 位を
加え た
生理
食 塩 水2 0
ml を
注入 し た
後,6 0
W/v % に調 節し た
バリ
トップ P
(カイ ゲ
ン , 大 阪) 懸 濁 液と 6 0
% ウログ
ラフ ィ ン(シ ュー
リ
ング A G
, ベルリ
ン,ドイ
ツ)を 2
対3 で
混 合した
造 影 剤を 2 0
分か け て
緩 尉こ注入 した
. 左 胃 大 網 動 静脈を
脾 臓か ら
末 梢に て , 右 胃 大 網 動 静 脈を
板 部にて
結 染 ・ 切 離し
, 大 網を
切 除し た
.3
.血
管 造 影 写 真の撮 影切 除
し た
大 網を
伸 展し
,Ⅹ
線 撮 影 装 置M G U
‑01
( 東 芝, 東 京) に てⅩ
線フィ ル ムⅩ
‑O
m atT L
(イ
ー ス トマ ン ・ コダ
ック,
ニ ュ ー ヨ ー ク, 米 国) に軟
Ⅹ
線撮 影 (2 5 k V
,1 6 0
mA
s,M
o フ ィ ル タ ー 使用)し た
.S ニ
む U
‑ 0
」
む
q
∈
⊃
Z
2
〇
.
ひ
(X l
S ニ
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コ
Z
2
0 6 1 2
2 4 4
8 7 2 (h
r)0 6 1 2 2
4
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r) T im e a
fte r s
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r o m o m e ntal
ped i
cl
efl
ap af
te r sti
m ul
ati
o n.T h
ed
ata r epr e s e nt m e a n土
S D
.有 茎 大網 移 植に
お
ける
浄 化・ 抗 炎症 作用 と 血
管新 生4
.血
管 造影 写真の観 察2
.3
倍に拡 大し た
写 真を
撮 影し
, 経 時 的に形 態 学 的 変 化を
観 察した
.成 績
Ⅰ
. 大 網お よ
び乳 斑の
一 般 的 形 態の
観 察ウ
サギ
の大 網は
, 胃の大宅 側か ら は じ ま り
, 下行した
後 反 転し て 上
行して
膵 臓 腹 側 面に付 着し
て いた
. 脆 弱で
裂 けや
すいた め
, 慎重に伸 展し
て観 察し た
. 胃 大 蛮の付 着 縁と
膵 臓の付 着 縁の ほぼ 中 央に胃 大 網 動 静 脈
が
横 走し
てお り
, 左 側では
腹 腔 動 脈か ら
分 れた
左 胃 動 脈か ら
分 岐し
∴脾 動 静 脈に適って
いた
.ま た
右 側では
胃 十二指 腸 動 静 脈の分枝と な
って いた
. 胃 大網 動 静 脈7 3
を
軸と し て
二葉にな る た め
, 便 宜上
, 腹 側を
前 葉, 背 側を
後 菓と
呼ぶ
こと
にし た
. 切 除した
大 網の前 葉と
後 菓を
広 げて
作 製し た
伸 展 標 本を
観察 する と
, 胃 大 網動 静脈に沿って索状に存 在する
脂 肪 組織の辺綾 部お よ び
胃 大 網動 静脈か ら
分 岐し て
いる 血
管の枝々 の先 端 部
に リ
ンパ組 織様の結 節 状の血
管 性 乳斑が
多 数 並ん で お り
, 胃 大網 動 静腋か ら
の枝が
内 部に進入 し て
毛 細血
管網を
形成し
て いた
.ま た
. 胃 大 網 動 静 脈か ら
離れ た
大網 腹 膜上
には
斑 状の無血
管性 乳 斑が
散在し
てお り
, これは
前 葉に比べ て後 菓に多くみ ら れ た
.Ⅱ
. 大 網か
らの
遠 出細 胞の
検 討1
. 細 胞 数刺 激