左冠動脈主幹部分岐狭窄血管モデルを用いたステントの血管壁への
A. 研究目的 20万例(30万個 病変に対する治療は するステント治療は 告へ改訂され
までの研究成果として が確立されていない
テントの適正使用法を確立することを目指し や再狭窄の要因と考え得る血管壁へのステントの 不完全圧着量の定量化手法を開発してきた
の研究として
法の違いが不完全圧着量に与える影響を検討した B. 研究方法
授の協力のもと
左主幹部分岐部の画像から左主幹動脈と左回旋枝 の分岐角度を解析した
に分類し,図 る3種類の3 左前下行枝
決めた.ステントは臨床での分岐部ステント留置法 の1つである
モデル内に留置した
3.5mmでデザインの異なる
ステントを対象とし
窄モデルを用いてステント径が不完全圧着量に与 える影響を検討した
行枝にかけて に関しては テントを使用した える影響を検討するため にかけて,3.5mm
してステント径が
部と左回旋枝の角度が異なる ぞれ異なる
拡張圧力を
拡張の2種類を実施した 面像を撮影し
ての画像について不完全圧着部を計測して体積を 算出して比較した
C. 結果・考察
により不完全圧着領域が異なることを明らかにした (図3).また,Culotte Stenting
3.0mmの血管径に対して同じデザインのステントを
留置しても
不完全圧着部を低減でき を明らかにした
厚生労働科学研究費補助金
左冠動脈主幹部分岐狭窄血管モデルを用いたステントの血管壁への
研究分担者
目的 冠動脈ステントは我が国で年間約 万個)の患者に使用されており
病変に対する治療は20- するステント治療は2011
告へ改訂され,安全な普及が求められている までの研究成果として,
が確立されていない,左主幹部分岐病変に対するス テントの適正使用法を確立することを目指し や再狭窄の要因と考え得る血管壁へのステントの 不完全圧着量の定量化手法を開発してきた
の研究として,(a)ステントの径と
法の違いが不完全圧着量に与える影響を検討した 研究方法 佐賀大学循環器内科の挽地裕准教 授の協力のもと,64列CT
左主幹部分岐部の画像から左主幹動脈と左回旋枝 の分岐角度を解析した.分岐角度の大きさから
図1に示す主幹部と左回旋枝の角度が異な 3次元分岐狭窄モデルを
左前下行枝,左回旋枝の径は
ステントは臨床での分岐部ステント留置法 つであるCulotte Stenting
モデル内に留置した.まず でデザインの異なる
ステントを対象とし,Moderate angle
窄モデルを用いてステント径が不完全圧着量に与 える影響を検討した.分岐部の左主幹部から左前下 行枝にかけて,3.5mm×
に関しては3.5mm×18mm テントを使用した.次に拡張法 える影響を検討するため
,3.5mm×24mm, してステント径が3.5mm 部と左回旋枝の角度が異なる ぞれ異なる拡張方法で留置した 拡張圧力を4atmとして20
種類を実施した
面像を撮影し,不完全圧着部を同定し
ての画像について不完全圧着部を計測して体積を 算出して比較した(図2).
結果・考察
同一拡張方法でもステントの選択 により不完全圧着領域が異なることを明らかにした
,Culotte Stenting
の血管径に対して同じデザインのステントを 留置しても20秒間で3回の拡張を行った方が有意に 不完全圧着部を低減でき
を明らかにした.
厚生労働科学研究費補助金
左冠動脈主幹部分岐狭窄血管モデルを用いたステントの血管壁への 不完全圧着領域評価方法の
研究分担者
山崎健二(東京女子医科大学),笠貫宏(早稲田大学)
冠動脈ステントは我が国で年間約 の患者に使用されており
-30%程度ある
2011年7月に禁忌•禁止から警 安全な普及が求められている
,分岐部治療の中でも治療法 左主幹部分岐病変に対するス テントの適正使用法を確立することを目指し や再狭窄の要因と考え得る血管壁へのステントの 不完全圧着量の定量化手法を開発してきた
ステントの径と(b)
法の違いが不完全圧着量に与える影響を検討した 佐賀大学循環器内科の挽地裕准教
CTを用いて撮影した
左主幹部分岐部の画像から左主幹動脈と左回旋枝 分岐角度の大きさから に示す主幹部と左回旋枝の角度が異な 次元分岐狭窄モデルを製作
左回旋枝の径は,4.5mm,3.5mm,3.0mm ステントは臨床での分岐部ステント留置法
Culotte Stenting法を用い まず,ステントの径が でデザインの異なるNoboriステントと
,Moderate angle
窄モデルを用いてステント径が不完全圧着量に与 分岐部の左主幹部から左前下
×24mm,左主幹部から回旋枝
18mmまたは3.0mm
次に拡張法が不完全圧着量に与 える影響を検討するため, 左主幹部から左前下行枝
24mm,左主幹部から回旋枝に関
3.5mm×18mmのステントを主幹 部と左回旋枝の角度が異なる3種類のモデルにそれ 方法で留置した.拡張はステントの
20秒間1回拡張と 種類を実施した.マイクロCT
不完全圧着部を同定し
ての画像について不完全圧着部を計測して体積を 2).
同一拡張方法でもステントの選択 により不完全圧着領域が異なることを明らかにした ,Culotte Stenting法を用いる際には側枝 の血管径に対して同じデザインのステントを 回の拡張を行った方が有意に 不完全圧着部を低減でき,リスク低減に繋がること
厚生労働科学研究費補助金(医療機器開発推進
左冠動脈主幹部分岐狭窄血管モデルを用いたステントの血管壁への 不完全圧着領域評価方法の
岩崎清隆(早稲田大学),
山崎健二(東京女子医科大学),笠貫宏(早稲田大学)
冠動脈ステントは我が国で年間約 の患者に使用されており,分岐血管 程度ある.分岐病変に対 月に禁忌•禁止から警 安全な普及が求められている.昨年度 分岐部治療の中でも治療法 左主幹部分岐病変に対するス テントの適正使用法を確立することを目指し,血栓 や再狭窄の要因と考え得る血管壁へのステントの 不完全圧着量の定量化手法を開発してきた.本年度 (b)ステントの拡張 法の違いが不完全圧着量に与える影響を検討した
佐賀大学循環器内科の挽地裕准教 を用いて撮影した209例の 左主幹部分岐部の画像から左主幹動脈と左回旋枝 分岐角度の大きさから3つの に示す主幹部と左回旋枝の角度が異な 製作した.主幹部 ,4.5mm,3.5mm,3.0mm ステントは臨床での分岐部ステント留置法
法を用い,指導的医師が ステントの径が3.0mm
ステントとXience ,Moderate angleの3次元分岐狭 窄モデルを用いてステント径が不完全圧着量に与 分岐部の左主幹部から左前下 左主幹部から回旋枝 3.0mm×18mmのス が不完全圧着量に与 左主幹部から左前下行枝 左主幹部から回旋枝に関 のステントを主幹 種類のモデルにそれ 拡張はステントの 回拡張と20秒間
CTでステント断 不完全圧着部を同定し,15μm幅で全 ての画像について不完全圧着部を計測して体積を 同一拡張方法でもステントの選択 により不完全圧着領域が異なることを明らかにした 法を用いる際には側枝 の血管径に対して同じデザインのステントを 回の拡張を行った方が有意に リスク低減に繋がること
3
医療機器開発推進
左冠動脈主幹部分岐狭窄血管モデルを用いたステントの血管壁への 不完全圧着領域評価方法の
岩崎清隆(早稲田大学),
山崎健二(東京女子医科大学),笠貫宏(早稲田大学)
冠動脈ステントは我が国で年間約
分岐血管 分岐病変に対 月に禁忌•禁止から警 昨年度 分岐部治療の中でも治療法 左主幹部分岐病変に対するス 血栓 や再狭窄の要因と考え得る血管壁へのステントの 本年度 ステントの拡張 法の違いが不完全圧着量に与える影響を検討した. 佐賀大学循環器内科の挽地裕准教 例の 左主幹部分岐部の画像から左主幹動脈と左回旋枝 つの に示す主幹部と左回旋枝の角度が異な 主幹部, ,4.5mm,3.5mm,3.0mmと ステントは臨床での分岐部ステント留置法 指導的医師が 3.0mmと Xience 次元分岐狭 窄モデルを用いてステント径が不完全圧着量に与 分岐部の左主幹部から左前下 左主幹部から回旋枝 のス が不完全圧着量に与 左主幹部から左前下行枝 左主幹部から回旋枝に関 のステントを主幹 種類のモデルにそれ 拡張はステントの 秒間3回 でステント断 幅で全 ての画像について不完全圧着部を計測して体積を 同一拡張方法でもステントの選択 により不完全圧着領域が異なることを明らかにした 法を用いる際には側枝 の血管径に対して同じデザインのステントを 回の拡張を行った方が有意に リスク低減に繋がること
D.
を駆使し
ステントの不完全圧着量が異なることを明らかに した
関する情報を提案可能であると考える E.
評価の進展
治 療 学 会 近 畿 地 方 会 プ ロ グ ラ ム 特 別 講 演 里,2013
前下行枝 主幹部 60 % stenosis 144.3 前下行枝 3.5mm
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 不完全圧着体積mm3 不完全圧着体積mm3
4.0 3.0 2.0 1.0
4.0 3.0 2.0 1.0 0
医療機器開発推進研究事業
左冠動脈主幹部分岐狭窄血管モデルを用いたステントの血管壁への 不完全圧着領域評価方法の開発
岩崎清隆(早稲田大学),坂口勝久(早稲田大学)
山崎健二(東京女子医科大学),笠貫宏(早稲田大学)
結語 3次元分岐狭窄血管モデルとマイクロ を駆使し,ステントの径と拡張方法の違いによって ステントの不完全圧着量が異なることを明らかに した.本成果をもとにデバイスの選択と適正使用に 関する情報を提案可能であると考える
発表 岩﨑清隆 評価の進展,第21
治 療 学 会 近 畿 地 方 会 プ ロ グ ラ ム 特 別 講 演 ,2013年10月12
Car ina Later al
Wall
回旋枝 前下行枝
主幹
図2 マイクロ 不完全圧着評価 (a) Mald angle
59.1°
主幹部:4.5mm 60 %
stenosis 144.3° 50 %
stenosis 143.0
前下行枝:
3.5mm 回旋枝3.0mm
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0
側枝Φ3.5 上下隙間… 側枝Φ3.0
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0
20×1 Mild
4.0 3.0 2.0 1.0 0
Mild 20s×1 4.0
3.0 2.0 1.0 0
P=0.023
P=0.035 図3 側枝φ
ントを用いた際の
図4 1回拡張と
法を用いた際の不完全圧着部体積の比較 φ3.0 φ
Lateral wall
研究事業)分担研究報告書
左冠動脈主幹部分岐狭窄血管モデルを用いたステントの血管壁への 開発
坂口勝久(早稲田大学)
山崎健二(東京女子医科大学),笠貫宏(早稲田大学)
次元分岐狭窄血管モデルとマイクロ ステントの径と拡張方法の違いによって ステントの不完全圧着量が異なることを明らかに 本成果をもとにデバイスの選択と適正使用に 関する情報を提案可能であると考える
岩﨑清隆, 医療機器・治療法の医工学 21回日本心血管インターベンション 治 療 学 会 近 畿 地 方 会 プ ロ グ ラ ム 特 別 講 演
12日
Carina Lateral
Wall
回旋枝
マイクロCTを用いたステントの血管壁への 不完全圧着評価
前下行枝
不完全圧着領域 図1 3次元分岐狭窄モデル (a) Mald angle (b) Moderate angle
141.4 50 %
stenosis 143.0°
回旋枝: 3.0mm
側枝Φ3.0 側枝Φ3.5 合計
20×3 20×1
Mild
20s×3 20s P=0.023 P=0.014
P=0.035
φ3.0mmに対して ントを用いた際のステント径が
回拡張と3回拡張法の
を用いた際の不完全圧着部体積の比較 φ3.5 φ3.0
Lateral wall Total
)分担研究報告書
左冠動脈主幹部分岐狭窄血管モデルを用いたステントの血管壁への
坂口勝久(早稲田大学)
次元分岐狭窄血管モデルとマイクロ ステントの径と拡張方法の違いによって ステントの不完全圧着量が異なることを明らかに 本成果をもとにデバイスの選択と適正使用に 関する情報を提案可能であると考える.
医療機器・治療法の医工学 回日本心血管インターベンション 治 療 学 会 近 畿 地 方 会 プ ロ グ ラ ム 特 別 講 演
を用いたステントの血管壁への 前下行枝 回旋枝
不完全圧着領域 次元分岐狭窄モデル (b) Moderate angle
70.6°
121.9°
141.4°
側枝Φ3.0 側枝Φ3.5 上下隙間…
20×1 Moderate 20×3
Moderate 20s×1 20s×
P=0.014
P=0.072
P=0.048 に対してφ3.0mm
ステント径が不完全圧着部体積の比較
回拡張法の2つのステント拡張 を用いた際の不完全圧着部体積の比較
φ3.5 φ3.0 Total Lateral wall
左冠動脈主幹部分岐狭窄血管モデルを用いたステントの血管壁への
次元分岐狭窄血管モデルとマイクロCT ステントの径と拡張方法の違いによって ステントの不完全圧着量が異なることを明らかに 本成果をもとにデバイスの選択と適正使用に
.
医療機器・治療法の医工学 回日本心血管インターベンション 治 療 学 会 近 畿 地 方 会 プ ロ グ ラ ム 特 別 講 演 , 千
不完全圧着領域
を用いたステントの血管壁への 回旋枝
不完全圧着領域
次元分岐狭窄モデル(c) Severe angle 86.2 143.6°
上下隙間… 側枝Φ3.0 側枝Φ3.5 合計
20×1 Severe
Severe
×3 20s×1
P=0.072 P=0.081
¥
P=0.006 3.0mmとφ3.5mm
不完全圧着部体積の比較
つのステント拡張 を用いた際の不完全圧着部体積の比較
3.0 φ3.5 φ3.0 Lateral wall
CT ステントの径と拡張方法の違いによって, ステントの不完全圧着量が異なることを明らかに
本成果をもとにデバイスの選択と適正使用に 医療機器・治療法の医工学 回日本心血管インターベンション 千
Total 不完全圧着領域
を用いたステントの血管壁への (c) Severe angle
86.2°
99.1°
合計 側枝Φ3.020×3
Severe 20s×3 P=0.081
¥
P=0.006 3.5mmステ 不完全圧着部体積の比較
つのステント拡張 を用いた際の不完全圧着部体積の比較
3.0 φ3.5 Total
t-test