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Academic year: 2021

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「ひまわりの微笑みで始まった東日本大会は、

真夏の夜空に弾けた諏訪湖の花火までを味方にして終了した」

8月 3 日(土)、長野県富士見町の「コミュニティープラザ」にて「志水塾東 日本大会」が開催された。

参加者は、スタッフを入れて23名。全国から集った顔見知りの先生方に交 じって新任の先生、8 年ぶりに返り咲きという超リピーターの先生などが参加さ れていて、新しい息吹も感じることができた。

もちろんプログラムの 1 番は塾長、志水先生の講演である。

東日本大会にふさわしく、志水先生のパワーポイントから飛び出したのは、

朝一番、撮りたてのひまわりの写真であった。「すがしい朝の光を受けて立つ、

満載のひまわりの花」志水先生が撮った 1 枚の写真の見事さ。

そしてもう 1 枚。八ヶ岳と青い空、前面に広がるひまわりの花を大空に飛ば しかねない万歳のポーズで立たれた志水先生の写真である。万歳ポーズの写真 が写しだされると会場全体が「オー!」とどよめき、みんなの気持ちが一気に 一つにまとまった。(たぶんホームページに載るに違いない!!)

講演のスタートは、「気を合わせる」「言葉を合わせる」話。ひまわりの花に なぞらえながらの「気を合わせる」という言葉は、1 枚のひまわりの写真で十二 分に伝わる仕掛けになっていた。「朝撮れ写真」数枚が、講演内容をがらりと変 えている。その早業には、肝を抜かれる思いであった。

「教師は、愛と光になって子どもたちに、あまねく光と愛を注いでいこう」

志水先生からの発信される言葉は、まるで宇宙のシステムの中にゆっくりと

「気」を重ねていく「八ヶ岳のパノラマ」ように雄大、且つ優美なメロディー となって胸に沁み込んできた。

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講演の中では、東日本大会への「お祝い」ででもあるかのように、まだ湯気 が立っていそうな最新情報が次々に伝えられていった。

「観察が大事です」

語彙研究で明らかになったこの情報は、今後、志水先生のホームページやわ くわくクラブの「悠愉」でも紹介されていくことになるであろう。一足先に東 日本大会で紹介されることとなった。

算数の言葉は、子どもが普段使っている生活言語と違っていることが多い。

「観察する活動」を通して子どもが使う生活言語を引き出し、算数言語とつな げでいくことが算数の授業ではより大事になってくるという内容であった。

子どもたちが、使われる言葉に対して共通のイメージを持って授業に臨むた めに、「観察する」時間を確保することの大事さを教えていただいた。

上の写真のひまわりのように、使う言葉のイメージが同じ方向、同じイメー ジであれば「ずれ」が生じる場面はより尐なくなる道理である。

観察の視点についても語られた。「数値の観察」「図形の観察」「量の分割・合 成の観察」・・・、志水先生の口から飛び出す言葉は、まるで宇宙からのメッセ ージ(啓示)ででもあるかのようで、超刺激的である。

また、お話の中で心に残った言葉がある。一つは、

「体験が大事です」

体験がなければ、思考を深める言葉は生まれない。「長さを測る」「色を塗る」

「切る」「分ける」「書く」「きまりを見つける」等算数的活動の充実が根底にあ

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ってはじめて、思考を深める表現力が生まれてくる。だからこそ、体験させる ことが大事なのです。

志水先生の言葉が、真っ直ぐに心に響いてきた。

もう一つは、

「子どもの心を開きなさい」

観察させた後の子どもの感想を聞きなさいということである。

「やってみてどうだった?」

この一言を忘れないように肝に銘じたいと思った。

「むずかしかった」「めんどくさい」「気持ちわるい」など、子どもの心が開 くような活動や言葉の投げかけを考えていかねばと思った。

さて、東京大会で産声をあげたこの「東日本大会」は、井出誠一先生の熱い

「念」がこもっているだけあって、いくつもの「愛の仕掛け」が組み込まれて いた。順番が逆になってしまうが、愛の仕掛けについて紹介していきたい。

愛の仕掛けその1

「コミュニティー プラザ」に入る玄関口 に大きな立て看板が 置かれていた。

遠路を駆けつけて 下さった志水先生も、

思わずにっこりの嬉 し い 配 慮 で あ っ た 。

「志水塾東日本大会 会場」

大きく力強く書か れた看板の前で、お二 人の姿が朝日に輝い てまぶしかった。

愛の仕掛けその2

今後も東日本大会を支えていくことになるであろうスタッフの先生方お一人 お一人が輝ける場が、きちんと設定されていた。

① 総合司会・・・元気オーラで会を盛り上げてくださった松田真紀子先生

② シンポジウム・・・豊かな人間力を感じさせる掛け合いが見事だった 2 人

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のパネラー源関先生と百瀬薫先生

③ 実践交流・・・早渕白輝先生の尐人数指導における志水メソッドの工夫、

後藤真由美先生によるフラッシュカードは、アイデアがいっぱい で、その活用法には脱帽

④ グループファシリテーター・・・横田茂樹先生 小田切宏久先生、

林 尚江先生

⑤ 懇親会進行役・・・久保田陽介先生

全スタッフの先生方が、会を盛り上げるために「会進行の場で」「実践発表の 場で」「パネラーとして」「まとめ役として」任されたそれぞれの場で、想いに 応えて力いっぱい活躍してみえる姿に感動した。そして、それ以上に心を動か されたことは、全てのスタッフの先生方が、必ず一度は光の中に登場できるよ うに仕組んであったことである。井出先生の「大いなる愛」に乾杯である。

「愛で育てる志水メソッド」というテーマは、まさに、スタッフを育てるた めのメソッドとしても機能させてみえるのであった。

サッカーの監督もしてみえるという横田先生の言葉である。

「どんな子供の行動も全てベスト。自分で選択した行動だ。だからこそ子ども たちに考えさせる」

この会を象徴している言葉として、スタッフの先生方の心に根付いている気 分・気概なのだろう。

恵那からバイクで駆けつけられたという小田切先生は、志水先生とつくりあ げた語彙の著書がこの 7 日に発刊されるということで喜びの声を聞かせてくだ さった。「教えることと」と「考えること」の区別が分かる良い本である。

すでに、欲しいと言われている先生も何人かいる。待ち望まれて発刊するこ との幸せ。志水先生が口癖のように言われている言葉は、

「みんなに光を当てたい」

まさに、愛の現れそのものを見る思いであった。

愛の仕掛けその3

実践交流をグループ化し、グループファシリテーターのもとで参加者全員が 自分の実践を 5 分間だけ語るための時間が設けられていた。

40 分を 2 ブロックに分け、後半では 4 グループ 5 人~6 人のうち3人がそれ ぞれ別のグループに代表者としてシャッフルされ、分かれていったグループに 話題になっていたことを伝える。

前半とは違うメンバーで、違う話題をもとにしながらの実践交流が 20 分間持 たれた。このやり方だと、参加者全員が自分を外化することになる。

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特によかったのは、グループファシリテーターの会の進め方。

私は 4 つ目のグループでグループファシリテーターは井出先生であった。シ ャッフルされた後の代表者の「前グループの話題の伝え方」への指示が光って いた。20 分という限られた時間の中でみんなが活躍できるようにという思いか らであろう。

「いろいろ話題に上ったとは思いますが、全て言い切るのは難しいと思います。

先生方の中に、一番印象に残ったことを1つだけお話し下さい。」

この言い方で、代表として参加してきた者は尐し肩の力が抜けたし、たった一 つに絞ることで話題が明確になった。

限られた時間を最大限に生かす技が光った瞬間であった。

愛の仕掛けその4

懇親会が「心を開く」場になっていた。懇親会では、久保田先生が進行役を 務めてみえた。

美味しい食べ物を囲んでの気さくな会の持ち方は、皆の心を一気に和みの世 界へと運んでくれた。この会の意義深さは、昼間の学びをもう一度確認し合え るところにある。1 日をかけて共通の経験をした者同士だから、お互いの感想を 交流しながら学びがさらに深まっていくのだ。林教頭先生が目の前に座ってお られ、心に残るお話をたくさんしてくださった。この会がなかったら、次への 展望も夢も生まれてこないと思える程有意義な会であった。

西日本大会のための視察に来ました。笑顔で語ってくださった大羽沢子先生。

徳重知子先生、齋藤美智代先生もまた、同じ思いで来られたという。この懇親 会で、さらに西日本大会のイメージがはっきりしてきた!!と喜んでみえた。

3 人の中にどんな企画がめぐっているのか、想像するだけでワクワクしてくる。

愛の仕掛けその5

最後は花火で締めくくるという演出の素晴らしさに感激!!

懇親会が終わると、宿泊していたホテルまで徳重先生も一緒に井出先生がボル ボを運転してくださり、帰りのドライブを楽しむことができた。

ボルボの乗り心地の良さと会の大成功で、気分は最高。

「いやあ、楽しかったなあ!!」

志水先生の言葉が、心地よく耳に響く。井出先生がアクセルを踏みすぎないか と心配する暇もなく、ほろ酔い気分の幸福感の中でホテルに到着した。

「語彙研究会」の鈴木由里子先生と中根睦美先生と合流した後、井出先生が案 内して下さったのは諏訪湖湖畔の花火会場であった。

なんという心づくしのおもてなし。

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花火が、私たちの到着を待っていたかのように諏訪湖の初島から「ドーン」

と打ちあがった。

夜空を駆けあがる花火の鮮やかな閃光群に魅せられて、しばし我を忘れる。

それはまるで、東日本大会でのたくさんの学びが天の花になって咲き揃い、燃 えながらわが身にはらはら降り注いで来るようであった。

最後の最後まで、お付き合いくださった井出先生。そして、会を盛り上げて くださったスタッフの先生方に心から感謝しています。本当にありがとうござ いました。

落合康子

参照

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