図書館員の文献紹介と 資料の活用
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⑤ 齋藤孝 著
『不機嫌は罪である』
(KADOKAWA)
感情をコントロールすることは、大人としての 必須事項でありながら、なかなか難しいものがあ ります。しかし、それを「職務」として教えてく れるが本書です。
はじめの2章では、不機嫌がもたらす不利益を丁 寧に説明しています。昨今では快適さを追求しや すくなってきた反面、SNSの普及により、個人の 不機嫌が他人を巻き込んで増幅する現象も多く見 られます。そのような現代社会においては、上機 嫌でいることの重要性が、自分の身を守るという 意味でも増してきているのです。
一方、3章から5章までは、著者の実体験を元に、
自分を意識的に上機嫌な状態に置くための方法を 具体的に紹介しています。たくさんあるので、自 分に合いそうなものを選んで少しずつ実践してい くことも出来ます。(S.O)
159‖Sai
⑦ 黒川伊保子 著
『英雄の書:すべての失敗は 脳を成長させる』
(ポプラ社)
できることなら「失敗」せずに生きたい。誰し もそう考えるのではないでしょうか。著者は、35 年以上ものあいだ人口知能(AI)の開発に携わっ ており、「失敗」がなぜ若者の脳の成長過程におい て必要なプロセスなのかを脳科学の観点から述べ ています。本書によると脳は、体験することによっ て進化するため、「失敗」して痛い思いをすること で学習し、「失敗」しにくい脳に変わっていくのだ そうです。
この本は、もともと皆さんの年代に向けて書か れた本です。『失敗を恐れるな、孤独を厭うな、そ れを脳の糧にしろ』という著者から皆さんへのエー ルが詰まった1冊です。(R.M)
159‖Kur
⑥ 西岡壱誠 著
『『東大読書』㊙テクニック!』
(東洋経済新報社)
「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大 読書。マネするだけで、誰でも、どんな本でも!
早く読める。内容を忘れない。応用できる。この ような内容が帯に書かれているのをさっと流し読 みしてから本を読み始めました。
なんと本文を読む前に帯の内容を読んで仮説作 りをするのがSTEP1でした。続いて取材読み、整 理読み、検証読み、議論読みという作者独自の STEP5までの読書作法が書かれておりました。巻 末には様々な選書法が提案されており、読み手 一人一人または時間の経過と共に今読むべき本も 刻々と変わると書かれており考えさせられました。
(M.S.)
091.12‖Nis
⑧ 長尾一洋 著
『仕事で大切なことは孫子の兵法がすべて教えてくれる』
(KADOKAWA)
「先に戦地に処
おりて、敵を待つものは佚
いつし、後れ て戦地に処りて、戦いにおもむく者は労す。
故に善く戦う者は、人を致して人に致されず」
上記の文章を読んでどんなことが書いてあるの か想像できますか。
先に戦場について敵軍の到着を待ちうける軍隊 は余裕を持って戦えるが、後から戦場にたどりつ いて休む間もなく戦闘にかけつける軍隊は苦しい 戦いをしいられる。したがって戦上手は、敵を思 うがままに動かして、決して自分が敵の思うがま まに動かされることはしない。
現代に置き換えると、常に余裕をもって5分前行 動を心がけることが大切だということにつながり ます。
普段の生活を見直すきっかけになるヒントが見 つかる本です。
(N.T.
)159‖Nag