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工藤和美教授の「The International Award for 2012」の受賞を祝して 利用統計を見る

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工藤和美教授の「The International Award for

2012」の受賞を祝して

著者名(日)

藤村 龍至

雑誌名

工業技術 : 東洋大学工業技術研究所報告

35

ページ

4

発行年

2013

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00006162/

Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja

(2)

**祝 賀**

工藤和美教授の「The International Award for 2012」受賞を祝して

理工学部建築学科藤村龍至

 建築学科の工藤和美教授が「The lnternational

Award for 2012」を受賞されました。同賞はシカゴの 建築・デザインミュージアムとヨーロッパ建築アートデ ザインセンター主催のもので、大変権威のある賞です。  受賞の対象となった「金沢海みらい図書館」は、金沢 市内で4番目の、ホールや集会室などの交流機能が複合 した、新しい地域コミュニティの核となる市立図書館と して2011年に開館した公共建築です。  工藤さんおよびパートナーの堀場弘さんは、本の集積 する図書館の内部空間として、約45mx45mの平面、高 さ12mの巨大なボリュームを提案されました。このお おらかな気積を持つ内部空間を25本の柱が支え、壁に は窓を設けず、代わりに約6000個の穴を開け、光に包 まれた印象的な内部空間を実現しました。  その意図を工藤さんらは「本を読む空気をデザインし た」と説明しています。それは視覚的な効果だけでなく、 床から吹き出す空調、存在感を消した耐震ブレース(斜 材)の配置など、設備、構造が高いレベルで融合した計 画により実現しており、それらの点も高く評価されてい ます。  当初、金沢市の想定では年間40万人の来館者を見込 んでいたそうですが、開館後の1ヶ月で9万人が来館し、 開館から4ヶ月で年間目標を達成、2012年9月には100 万人を超えるなど、想定を大きく上回る人気を誇ってい るそうです。  このほかにも、同図書館は「ウェブサイトFlavorPill」 において「世界で最も美しい公共図書館ベスト25」に 選ばれたほか、2012年度グッドデザイン賞、第34回(平 成23年度)金沢都市美文化賞などを次々と受賞し、高 い評価を得ているほか、世界中からの視察団、雑誌取材、 CMの舞台になるなど大変な好評を博しています。  工藤さんはこれまで「福岡市立博多小学校」「富山市 立芝園小中学校」など、全国各地の地方都市の顔となる 学校建築を数多く手がけてこられました。今回の受賞を 機に、さらなる活躍をされますことを祈念致します。 外観:約45m×45mの平面、高さ12mの立体 「パンチングウォール」が取り囲む内部空間 壁沿いのリーディングスペース 人々のシルエットが浮かぶ (撮影:淺川敏提供:シーラカンスK&H) 東洋大学工業技術研究所報告

一4一

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