非接触振動計測を用いた実橋梁の健全度診断に関する研究 長崎大学
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(2) I‑019. 土木学会西部支部研究発表会 (2012.3). 振動モード推定. 4.. 表 4 結果比較. 解析的に構造物の振動特性を把握するため,計測値と 解析値を比較し,解析モデルが実際の振動特性をシミュ. 1次. レートできているかの確認を行う.比較する際の指標と. 2次. して,固有振動数と振動モードを用いた.なお,計測に. 境界条件 ① ④ ① ④. 解析値(Hz) 2.62 4.79 4.56 6.65. 計測値(Hz) 4.89 7.18. 誤差(%) 46.34 2.00 36.43 7.38. おいては 2 台の LDV を同期させて計測を行い,各計測点 の振幅スペクトル比と位相差から振動モードを算出した. 計測値と解析値の比較. 5.. A2. A1. 今回,解析を行うにあたり,解析モデルの境界条件が. P1. 解析結果に与える影響について検討を行った.境界条件 の組み合わせ,および解析結果を表 2 に示す.また,表 4 に境界条件①と④における解析結果と計測結果を示す.. 1 次モード. 一般的な設計条件である①では,得られた固有振動数は 計測値と比較して 1 次,2 次それぞれ 30%以上小さな値 を示した.A1,A2 を固定支点,P1 を回転支点とした境 界条件④では,その差は数%程度と小さくなっている. 次に,振動モードの比較について述べる.図 4 に計測値. A1. による振動推定モード,図 5 に解析モデルによる振動モ. P1. A2. ードを示す.ここで図 5 は 3 点すべてを固定支点とした 境界条件⑤を除く解析モデルにおいて得られた振動モー. 2 次モード. ドである.両者の結果から,計測と解析により得られた. 図 4 計測値による振動推定モード. 振動モードは非常に類似した形状を示していることが確. 図. 認できる. 結論. 6.. A1. 本研究では, 実橋梁の振動モードを把握することを目的. P1. として解析的検討を行った.設計条件をもとに行った解 1 次モード. 析では,振動モードに関しては計測値と同様の結果を得. A2. たものの,固有振動数に関しては計測値に対して大きな. A1. 誤差が生じた.そこで,解析モデルの境界条件について 検討を行った.結果については前述のとおりである.こ. P1. の結果から,本橋梁支承部の境界条件は設計条件と比較 して高い拘束状態にあることが推測される.. 2 次モード. 表 2 解析結果. ① ② ③ ④ ⑤. A1 可動支点 回転支点 固定支点 固定支点 固定支点. 境界条件 P1 可動支点 可動支点 可動支点 回転支点 固定支点. A2 回転支点 回転支点 固定支点 固定支点 固定支点. A2. 図 5 解析モデルによる振動モード. 固有振動数(Hz) 1次 2次 2.62 4.56 2.62 4.56 4.79 6.65 4.79 6.65 5.93 7.30. 図 【参考文献】 1) 上半文昭,構造物の振動を非接触で測る,2007. 2) 宮下剛,久保田慶太,藤野陽三,宮本則幸,梅本秀二:二台の無線 LAN 加速度計による橋梁の振動モード形同定,土木学会第 61 回年 次学術講演会,2006.9. 表 3 支承のモデル化. 3) 中島寛文,野上邦栄,櫻井信彰,中山逸人:圧延形鋼を用いた既設. 橋軸方向 橋軸直角方向 鉛直方向 橋軸回転 橋軸直角回転 鉛直回転 固定支点 固定 固定 固定 固定 固定 固定 回転支点 固定 固定 固定 固定 自由 固定 可動支点 自由 固定 固定 固定 自由 固定. 鋼桁橋の振動実験とその構造解析モデル,土木学会第 65 回年次学 術講演会,2010.9. ‑38‑.
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