' 橋梁コンクリート床版上層部の劣化度の定量化に関する研究
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(2) V-433. 3.実験結果. 表 —1. 表 —1 は、実験結果を示したもので. 供試体名. ある。終局耐力の 20%荷重において、100 万回の繰り返し載荷を行った結果、床版. 上層部の. 載荷荷重. 条. 条. 件. N - 100. 乾燥状態. W - 100. 湿潤状態. N' - 016. 乾燥状態. 態の場合ともに、供試体上層部に土砂化. W'- 016. 湿潤状態. の傾向はみられなかった。. SW- 012 湿潤状態+NaCl. 上層部の条件が乾燥状態の場合、湿潤状. 実験結果一覧. 件. 20%. 70%. 載荷回数. 最終破壊状況. 土砂化. 1000000. 破壊せず. なし. 1000000. 破壊せず. なし. 392000. 曲げ破壊. なし. 174930. 曲げ破壊. あり. 200104. せん断破壊. あり. (回). 終局耐力の 70%荷重において繰り返 し載荷を行った結果、乾燥状態の供試体では、載荷回数約 40 万回で曲げ破壊が生じたが、土砂化の傾向 はみられなかった。しかし、湿潤状態の供試体では、載荷回数は乾燥状態に比べて半分程度の約 20 万回 で 2 体ともが破壊に至り、土砂化の傾向も見られた。土砂化の傾向が見られた 2 体の供試体(W'-016、 SW-012)は、載荷前から乾燥収縮などが原因と思われるひび割れがすでに発生しており、湿潤状態で終 局耐力の 70%荷重で繰り返し載荷を行うと、その微細ひび割れが徐々に大きくなり土砂化へと進展して いったものと考えられる。 写 真 —1 は造影剤浸透前と浸透後の X フィルムの1例(W-100 の1層目)を示したものである。造影 剤を浸透させる事によって微細なひび割れを検出する事が可能であることが分かる。 図 —3 は繰り返し載荷を行う前の供試体(無載荷)と終局耐力の 20%荷重において繰り返し載荷を行 った湿潤状態の供試体(W-100)の1層目に発生した微細ひび割れをトレースしたものである。トレー スしたひび割れ長さ(L)の総数(ΣL)とコアの面積(A)との比ΣL/A を求めた結果、無載荷の1層目 は、ΣL/A=0.316 だったのに対して W-100 の1層目は、ΣL/A=0.631 であった。このから、X線造影撮 影法を用いて劣化度を定量化することができることが分かった。. 造影剤浸透前 写 真 —1. 造影剤浸透後. 無載荷の1層目. W- 100 の 1 層 目. 図 —3. W- 100 の 1 層 目. ひび割れトレース図. 4.まとめ 本実験の範囲内で以下の事が言える。 (1)終局耐力の 20%荷重で 100 万回繰り返し載荷を行った場合、コンクリートが乾燥状態、湿潤状態 ともに、供試体上層部に土砂化の傾向は見られなかった。 (2)終局耐力の 70%荷重で繰り返し載荷を行った場合、床版上層部の条件が乾燥状態では約 40 万回で 曲げ破壊するまで、土砂化の傾向は見られなかった。しかし湿潤状態では、20 万回近くで、土砂化の傾 向がみられた。 (3)X線造影撮影法を用いて劣化度を定量化することができることが分かった。. -867-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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