景観を決定している評価要素に関する研究
2
0
0
全文
(2) VII-097. 「好ましい」景観として認 識されるために必要な景観 要素を抽出することができ ると考え、スケッチと写真 を構成している景観要素 (図-3、4参照)について 分析した。分析の結果、両 調査に共通して特に出現頻 度が高い景観要素の存在が 確認された。これらの頻度 が高い景観要素により、 「景観場」で眺望される風 景の一般的な「景観構成」 が認識されていると考えら れた。. 図-3.スケッチ調査の景観構成. 図-4.写真調査の景観構成. 写真調査. 図-5.景観要素の分類. スケッチ調査. 図-6.景観要素の出現頻度. 4.考察 調査・分析の結果、面的な広がりを有する調査対象地において、魅力的な景観を決定する「景観場」と 「景観構成」の関連を捉えることができたと考える。計画段階で計画地の「景観場」と「景観構成」を把 握することができれば、それらの情報を提示することにより、実際の空間で行われている景観認識につ いて評価が可能になると判断する。 5.今後の課題 景観特性の把握手法をより信頼性の 高いものとしていくにあたり、眼球運 動測定装置を用いた注視点と景観要素 の関連性分析(図-7、8参照)や、視覚 情報認識と景観イメージの関連性分析 (図-9参照)等といった視覚情報をよ り定量的に捉えていくための研究が必 要であると考える。 今後は「景観場」において得ること のできる視覚情報の分析を中心に、計 画段階で利用できる様々な事例に適用 可能な手法の確立を目指し研究を進め る予定である。. 図-7.眼球運動計測装置. 写真提示調査 参考文献. 図-8.注視点と景観要素の関連性分析. 現地調査 図-9.景観イメージ調査. 1)藤田光則、久保秀夫他:自然と人の調和を求めた札内川ダム事業について 土木学会北海道支部論文報告集、1999.02 2)須田清隆、田村順一他:開放空間としての札内川ダム空間のデザイン手法の提案 土木学会北海道支部論文報告集、1999.02. -195-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
(3)
関連したドキュメント
③
そのためには、生活環境に、植生を増やすこ とが重要である。この緑化景観に対し、人間
この意味は、 「景観法運用指針」 (平成17年9月)ⅴの
130
の値は一定の範囲の数値をとることを明らかにした。 第 3 章では、モーリス・ユトリロが描いたパリ・モンマルトル地区を対象とし、その絵 が描かれた視点場を実測調査し、小地区の景観で考慮すべき項目を明らかにするとともに、 シークエンス的景観をうるルートを提案した。 まず、小地区での視点場は変形交差点や広場などであり、街路景観の主な視対象は300m
まず、 階数に着目して各図の天空遮蔽率の特性を考察すると、 図3 - 3、 図3 - 4
う概念を用いて分析を行った。 このビジュアルスクリーンとは、 視点より一定距離離 れた位置にスクリーンを用意し、
研究の背景