Bridge Management System
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(2) 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). CS-92. る IA による最適化処理は図−1に示すフローに従って. START. 行われる.そして,IA に関する操作・パラメータなどは. Step1) 初期抗体の産生. 一般的なものを用いている.IA に関する詳細は他の文献 を参照されたい. 3.2. Step2) 世代数の判定 世代数=300?. 本機能における IA の出力結果の検証. Yes. No. 本機能における IA の検証を行うために,2章での GAs. Step3) 各抗体の評価. の検証と同じ入力に対して維持管理計画を策定した.そ Step4) 各抗体間の親和度の評価. の結果を表−3に示す.結果を表−1,2と比較すると,. Step5) 各抗体の濃度の評価. 全ての維持管理計画期間について IA では最適解が出力 されており,また,最適解を出力する頻度も高いことか. No. ら GAs よりも信頼性が高いことが検証された.さらに,. Step6) 濃度>しきい値 の判定. 表−4に示すように IA では解としてより最適なものか. Yes. ら5つを記憶し出力することができる.よって,同じコ. Step7) 記憶細胞への分化. ストであっても対策を行う年の違いによって微妙に異な. Step8) サプレッサー細胞への分化. る計画の中から,ユーザは環境条件や施工条件,他の工. Step9) 抗体産生の抑制. 事計画などとの関係から最も適した維持管理計画を選択. Step10) 消滅した抗体の再産生. することができると思われる.一方 IA は GAs よりもそ. Step11) 選択・交叉・突然変異. の最適化に要する時間が長くなる.また,最適解を出力 する頻度も期間が長くなるにつれて少なくなることから, 今後のアルゴリズムの改良,時間を短縮していくための. END. パラメータの調整などが課題として挙げられる.. 図−1. 本機能における IA の処理フロー. 4.まとめ 表−3. 本研究では,本 BMS の一機能であるメ ンテナンスプラン最適化機能の最適化手法 である GAs の信頼性を検証するため,GAs. 維持管理計画 の期間(年) 5. による解と厳密解を比較した.その結果, GAs による最適化では維持管理を行う期. 7. 間が長くなるほど,最適解を出力する頻度 は減っていき,実際の維持管理業務で考慮. 10. IA による維持管理計画策定結果. GAsによる維持管理計画 1年後: 断面修復,樹脂注入 3年後: 樹脂注入 1年後: 断面修復,樹脂注入 3年後: 樹脂注入 1年後: 断面修復,樹脂注入 2年後: 樹脂注入 6年後: 樹脂注入. 頻度. コスト (U). 品質. 8. 61.4. 455. 8. 61.4. 619. 5. 89.2. 883. するような期間ではその信頼性が低いこと 表−4. が検証できた.そこで,より高い信頼性を 確保するため本機能における最適化に IA. 計画番号. を適用した.その結果,GAs では最適解を. 1. 出力することができなかった期間について も最適解を出力することができ,GAs より. 2. も信頼性が高いことが検証できた.また,. 3. IA では複数の維持管理計画案を示すこと. 4. ができ,ユーザの選択範囲の広い結果を示 すことができた.. 5. IA による複数の維持管理計画案の策定. IAによる維持管理計画 コスト(U) 1年後:断面修復,樹脂注入 61.4 3年後:樹脂注入 1年後:断面修復,樹脂注入 61.4 2年後:樹脂注入 1年後:断面修復,樹脂注入 71.2 2年後:モルタル吹き付け,樹脂注入 1年後:断面修復,樹脂注入 71.2 3年後:モルタル吹き付け,樹脂注入 1年後:ガラスクロス,断面修復,樹脂注入 92.2 2年後:モルタル吹き付け,樹脂注入. 品質 619 611 648 644 679. 参考文献 1) 宮本文穂,河村圭,中村秀明:Bridge Management System(BMS)を利用した既存橋梁の最適維持管理計画の策定,土木 学会論文集,No.588/Ⅳ-38,pp.191-208,1998.3..
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