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第 5 章 プ ロ グ ラ ム を 作 っ て 実 行 す る 1 . エ デ ィ タ に よ る プ ロ グ ラ ム の 記 述

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Academic year: 2021

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(1)

第 5 章     プ ロ グ ラ ム を 作 っ て 実 行 す る

1 .   エ デ ィ タ に よ る プ ロ グ ラ ム の 記 述

  ET に お け る プ ロ グ ラ ム は ル ー ル の 集 合 で あ り 、そ れ ら の ル ー ル は 、エ デ ィ タ(例 え ば「 メ モ 帳 」「 秀 丸 」 等)を 用 い て 記 述 す る 。 特 に 「 秀 丸 」 は 括 弧 の 対 応 を 示 す の で 、 E T の ル ー ル の 記 述 に 向 い て い る 。 こ こ で は 秀 丸 を 起 動 し 、 1 行 の コ メ ン ト と 1 行 の ル ー ル を 記 述 し よ う 。

(1) コ メ ン ト

  ル ー ル の 内 容 が ど ん な も の で あ る か を 、 誰 が 見 て も わ か る よ う に コ メ ン ト を 挿 入 す る 。

「// (半 角 ス ラ ッ シ ュ 2 つ)」 か ら 行 末 ま で が コ メ ン ト と な る 。   // た し 算 の テ ス ト  

と 入 力 し 改 行 し な さ い 。

(2) ル ー ル の 記 述

ル ー ル は 基 本 的 に 半 角 英 数 字 で 記 述 す る 。 た だ し 、 プ リ ン ト 文 で 日 本 語 を 表 示 し た い と き な ど は 、 全 角 か な 、 漢 字 も 使 用 で き る 。

(test *X) ‑‑> (:= *X (+ 1 2)). 

と 半 角 英 数 字 で 入 力 し 改 行 し な さ い 。

(3) 保   存

  ETI を 保 存 す る フ ォ ル ダ を 作 っ て い な い 場 合 は 、Windows の 画 面 を 右 ク リ ッ ク し 、[新 規 作 成]−[フ ォ ル ダ]で 「 E T I 」 と い う 名 前 の フ ォ ル ダ を 作 成 す る 。 秀 丸 で 記 述 し た プ ロ グ ラ ム(ル ー ル)を 保 存 す る に は 、[フ ァ イ ル]−[名 前 を つ け て 保 存]を ク リ ッ ク し 、フ ァ イ ル に 任 意 の 名 前(例 え ば   test.eti)を 付 け る 。

名 前 を つ け て 保 存 し た な ら ば 、 そ れ 以 降 は ル ー ル の 修 正 の た び に[上 書 き 保 存]を 行 う 。 こ こ ま で の 操 作 を 振 り 返 っ て み る と 以 下 の よ う に な る 。

(2)

①   フ ァ イ ル(test.etr)に は 、         // た し 算 の テ ス ト

      (test *X) ‑‑> (:= *X (+ 1 2)). 

の 2 行 が 記 述 さ れ て い る 。

②   保 存 先 の フ ォ ル ダ(E T I)に は 、test.etr と い う フ ァ イ ル が あ る 。

2 .   E T I に よ る 実 行    

  秀 丸 で ル ー ル を 記 述 し 終 え た ら 、 E T I を 起 動 し て 実 行 し て み よ う 。    

(1) ETI の 起 動

ま ず 、 E T I を 起 動 す る に は 、「ETGUI.exe」 を ダ ブ ル ク リ ッ ク し て 、 シ ス テ ム を 起 動 す る 。 す る と   [D]>   と い う プ ロ ン プ ト が 表 示 さ れ る 。

(2) フ ァ イ ル の 読 み 込 み

  エ デ ィ タ で 記 述 さ れ た プ ロ グ ラ ム を (本 章 で は test.etr)を 読 み 込 む に は 次 の 方 法 が あ る 。   ・ ETGUI 画 面 の   [File]‑[Open]  か ら フ ァ イ ル を 選 択 す る 。  

・ ETGUI 画 面 の       と い う ボ タ ン を ク リ ッ ク す る 。  

・ キ ー ボ ー ド の ctrl  +  O で 画 面 を 開 き 、 フ ァ イ ル を 選 択 す る 。  

・ ETGUI の 入 力 領 域 に load <フ ァ イ ル 名 > と 直 接 入 力 し 、 enter を 押 す 。

き ち ん と 読 み 込 ま れ た 場 合 は 、 再 度   [D]>   と 表 示 さ れ る 。

(3)  ロ ー ド 時 に 読 み 込 ん だ ル ー ル を 表 示 す る

フ ァ イ ル の ロ ー ド に 失 敗 し た と き は 、Syntax error at line〜 と 表 示 さ れ た り 、 強 制 終 了 し た り す る 。 こ の よ う な 場 合 は フ ァ イ ル の 内 容 に 問 題 が あ る 。 例 え ば 括 弧 の 数 が 一 致 し て い な か っ た り 、 ル ー ル を 記 述 し た テ キ ス ト の 不 適 切 な 位 置 に 全 角 文 字 が 含 ま れ て い た り 、 ル ー ル の 記 述 に 誤 り が あ っ た り す る 。 し か し 、 ル ー ル が 多 く な る と 誤 り の 箇 所 を み つ け る こ と は 難 し い 。 そ こ で   [D]>sr  と 入 力 し て か ら load を 実 行 す る と 、 フ ァ イ ル の 中 の 1 つ の ル ー ル を 読 み 込 む ご と に 、 そ の ル ー ル を 表 示 さ せ る こ と が で き る 。 エ ラ ー の 原 因 は 、 最 後 に 表 示 し た ル ー ル の 次 の ル ー ル で あ る こ と が 多 い 。

  sr を 解 除 す る と き は 再 度   [D]>sr  と 入 力 す る 。こ の よ う に 一 つ の コ マ ン ド で on、off の 切 り 替 え が で き る ス イ ッ チ をト グ ル ス イ ッ チと い う 。

  ・ ロ ー ド 時 の ル ー ル の 表 示   ・・・  ETGUI の 入 力 画 面 に   sr  と 直 接 入 力 す る 。  

(3)

(4) 読 み 込 ま れ た ル ー ル の 確 認

  フ ァ イ ル が き ち ん と ロ ー ド さ れ た の を 確 認 し た ら 、 質 問 を 入 力 し て 計 算 を 実 行 す る 。 し か し そ の 前 に 念 の た め 、[D]>dr と 入 力 し て 、 読 み 込 ん だ ル ー ル を 確 認 す る と よ い 。 操 作 方 法 は 次 の も の が あ る 。

  ・ ETGUI 画 面 の   [File]‑[Show  D  Rules]  を 選 択 す る 。  

・ ETGUI 画 面 の       と い う ボ タ ン を ク リ ッ ク す る 。     ・ ETGUI の 入 力 画 面 に   dr  と 直 接 入 力 す る 。  

(5)  質 問 の 入 力

質 問 を 入 力(例 題 で は(test *X)と 入 力)し 、enter ま た は ETGUI 画 面 の run ボ タ ン を 押 す 。ル ー ル が 繰 り 返 し 適 用 さ れ 正 解 が 得 ら れ た な ら 、succeededと 表 示 さ れ 、失 敗 な らfailed と 表 示 さ れ る 。 こ の 例 の 場 合 、 画 面 に は 次 の よ う に 表 示 さ れ る で あ ろ う 。

[D]>(test *X)

---D execution --- --- succeeded.

(test 3)

execution time: 0 [msec]

こ れ は 1 + 2 の 答 と し て 3 が 得 ら れ た こ と を 示 し て い る 。

  ・ 計 算 の 実 行   ・・・  ETGUI の 入 力 領 域 に 質 問 を 入 力 し 、enter を 押 す 。

・・・  ETGUI の 入 力 領 域 に 質 問 を 入 力 し 、[run]を ク リ ッ ク す る 。

(6) リ ト ラ イ

  ETI に は 、 直 前 に 記 憶 し た 質 問 を 再 発 行 す る コ マ ン ド が あ る 。[D]> r と 入 力 し 、enter を 押 し て み よ う 。 す る と 、 先 程 の(5)の 過 程 で 入 力 し た (test *X) が 再 び 呼 び 出 さ れ 、 計 算 結 果 を 表 示 す る 。

・ 直 前 に 与 え た 質 問 の 再 発 行  

・・・  ETGUI の 入 力 画 面 に r と 入 力 す る  

       ETGUI の 入 力 画 面 右 の [▼ ボ タ ン ]を ク リ ッ ク し 、過 去 に 入 力 し た 質 問 を 選 択 す る 。   

(7) デ バ ッ グ

入 り 組 ん だ プ ロ グ ラ ム に な っ て く る と そ う 簡 単 に は 完 成 し な い こ と が あ る 。 デ バ ッ グ と は 、「 虫(バ グ)を 取 り 除 く 」に 由 来 し 、プ ロ グ ラ ム の 誤 り を 除 去 す る と い う 意 味 で あ る 。誤 り の 箇 所 を 発 見 す る た め に 、ETIで は 、デ バ ッ グ モ ー ドを 用 い る こ と が あ る 。 デ バ ッ グ モ

(4)

ー ド に す る と 、 コ ン ピ ュ ー タ が ル ー ル を ど の よ う に 適 用 し て い る か を 確 認 で き る の で 、 そ こ か ら 失 敗 の 原 因 を つ き と め て 、 修 正 を 加 え て い く の に 便 利 で あ る 。 デ バ ッ グ モ ー ド に 変 更 す る に は 、 次 の 方 法 が あ る 。

・ ETGUI の DD に チ ェ ッ ク を 入 れ る 。( 解 除 す る と き は チ ェ ッ ク を は ず す 。)  

・ ETGUI の メ ニ ュ ー か ら [Debug]‑[Debug  D  Mode] を 選 択 す る 。( 解 除 す る と き は 、 [Debug]‑[Debug  D  Mode]を 選 択 し て チ ェ ッ ク を は ず す 。)  

・ ETGUI の 入 力 領 域 に dd と 直 接 入 力 し 、enter を 押 す 。( 解 除 す る と き は 、ETGUI の 入 力 領 域 に dd と 直 接 入 力 す る 。)

ETIが デ バ ッ グ モ ー ド の 状 態 に な っ て い る と き は 、画 面 に   [D:D]>   と 表 示 さ れ る 。 後 の D が デ バ ッ グ モ ー ド で あ る こ と を 示 し て い る 。デ バ ッ グ モ ー ド の 解 除 は 、ト グ ル ス イ ッ チ に な っ て い る の で 、 デ バ ッ グ モ ー ド の 変 更 と 同 様 の 操 作 を す る だ け で よ い 。

(8) 計 算 の 強 制 終 了

質 問 に 対 す る 解 が い つ ま で た っ て も 得 ら れ な い と き は 、ETIの 実 行 が 無 限 ル ー プ に 陥 っ て い る 可 能 性 が 高 い 。 そ の と き は 実 行 を 強 制 的 に 終 了 さ せ る し か 方 法 が な い 。 強 制 終 了 す る た め に は 、 次 の 方 法 が あ る 。

 

・ ETGUI 画 面 の [break ボ タ ン ]‑[quit ボ タ ン ]を 押 す 。  

・ キ ー ボ ー ド で   ctrl  +  B  を 押 し 、 デ バ ッ ガ ー 画 面 の [quit]ボ タ ン を 押 す 。  

(9) E T I を 終 了 す る

  ETIを 終 了 す る に は 次 の 方 法 が あ り 、 ウ イ ン ド ウ が 閉 じ た ら 終 了 と な る 。

  ・ E T I の 終 了   ・・・ ETGUI 画 面 の   [File]‑[Exit]  を 選 択 す る 。  

・・・  ETGUI の ウ ィ ン ド ウ 右 上 の ×を ク リ ッ ク す る 。       ・・・ ETGUI の 入 力 領 域 に q と 直 接 入 力 し 、 enter を 押 す 。 (10) コ マ ン ド の 表 示

  本 章 で 用 い た コ マ ン ド は 、 E T I 上 で も 確 認 す る こ と が で き る 。[D]> ?   と 入 力 す る と コ マ ン ド の 一 覧 が 表 示 さ れ る 。

  ・ コ マ ン ド の 表 示     ?

(11)  実 行 結 果 の 出 力

  ETGUI で 実 行 し た 計 算 結 果 は 、ETI の 終 了 と と も に リ セ ッ ト さ れ る 。 計 算 結 果 や プ ロ グ ラ ム の 実 行 過 程 な ど を 保 存 し た い と き は 、 次 の よ う な 方 法 が あ り 、 実 行 結 果 は プ ロ グ ラ ム を 同 一 の フ ォ ル ダ 内 の output.txt に 出 力 さ れ る 。

(5)

実 行 結 果 の 出 力  

・ ・ ・   記 録 の 開 始 は 、 [Log]‑[Starg logging] を 選 択 し 、 記 録 の 終 了 は [Log]‑[Stop  logging]を 選 択 す る 。  

  ・・・   記 録 の 開 始 は 、ETGUI の 入 力 領 域 に f と 直 接 入 力 し 、enter を 押 す 。記 録 の 終 了 は ETGUI の 入 力 領 域 に cf と 直 接 入 力 し 、 enter を 押 す 。  

・・・      記 録 の 開 始 は 、 [赤 丸 ボ タ ン ]を ク リ ッ ク し 、 記 録 の 終 了 は [■ ボ タ ン ]を ク リ ッ ク す る 。  

3 . プ ロ グ ラ ム 改 善 の サ イ ク ル

こ れ ま で の 説 明 に 沿 っ て 、 プ ロ グ ラ ム の 作 成 か ら 実 行 ま で の 流 れ を 、 以 下 の 図 に 示 す 。

こ の よ う に 、 テ キ ス ト エ デ ィ タ で 作 成 し た プ ロ グ ラ ム を 上 書 き 保 存 し 、 E T I を 起 動 し て フ ァ イ ル 名 を 指 定 し て フ ァ イ ル を 読 み 込 む 。 フ ァ イ ル を 読 み 込 ん だ 直 後 に 、 コ マ ン ド dr を 用 い る こ と を 推 奨 す る 。 括 弧 の 付 け 忘 れ な ど に よ っ て 、 2 つ の ル ー ル が 合 体 す る な ど 、 意 図 と は 異 な る 形 で 読 み 込 ま れ る 場 合 が あ る の で 、 ロ ー ド す る た び に 、 コ マ ン ド dr を 入 力 し て 、 読 み 込 ま れ た フ ァ イ ル を 確 認 す る よ う な 癖 を つ け て お い た 方 が よ い 。 質 問 を 与 え て 実 行 結 果 が 正 し く な け れ ば 、 フ ァ イ ル を 修 正 す る 段 階 に 戻 っ て 操 作 を 繰 り 返 す 。

  同 じ 問 題 に 対 す る プ ロ グ ラ ム を 作 る と き に は 、 同 じ フ ァ イ ル を 繰 り 返 し ロ ー ド し た り 、 同 じ 質 問 を 繰 り 返 し 試 み た り す る 場 合 が 多 い 。 記 述 し た ル ー ル を 少 し 修 正 し て 、 同 じ 質 問 を 再 度 入 力 す る と き 、 再 び 同 じ フ ァ イ ル を 開 い た り 、 再 び 同 じ 質 問 を 入 力 し た り す る の は 面 倒 で あ る 。 そ の と き 、ETI の コ マ ン ド l 、dr、 r を 上 手 に 活 用 す れ ば 、 プ ロ グ ラ ム の 改 善 ・ 実 行 の 繰 り 返 し を 素 早 く 行 う こ と が で き る 。

ファイルの 修正

ファイルの 上書き保存

テキストエディタ

dr

ETIのコマンド入力

実行結果

ロードの確認

ファイルの

読み込み 質問の発行

ファイルの 修正

ファイルの 上書き保存 ファイルの 上書き保存

テキストエディタ

dr dr

ETIのコマンド入力

実行結果 実行結果

ロードの確認

ファイルの 読み込み ファイルの

読み込み 質問の発行質問の発行

l r

直前のファイルのロード 直前の質問のリトライ

ファイルの 修正

ファイルの 上書き保存

テキストエディタ

dr

ETIのコマンド入力

実行結果

ロードの確認

ll rr

直前のファイルのロード 直前の質問のリトライ

ファイルの 修正

ファイルの 上書き保存 ファイルの 上書き保存

テキストエディタ

dr dr

ETIのコマンド入力

実行結果 実行結果

ロードの確認

(6)

コ マ ン ド l を 入 力 す る と 、 直 前 の フ ァ イ ル を ロ ー ド す る の で 、 再 び 同 じ フ ァ イ ル を 開 く 手 間 が 省 け る 。 ま た 、 コ マ ン ド r は 、 直 前 に 与 え た 質 問 と 同 じ も の を 再 発 行 す る コ マ ン ド な の で 、 全 く 同 じ 質 問 を す る と き は 、 質 問 を 入 力 す る 手 間 を 省 く こ と が で き る 。

た だ し 、ETI を 終 了 し た 時 点 で 、 今 ま で の 記 録 は リ セ ッ ト さ れ る た め 、 新 た に E T I を 起 動 し た と き は 、 リ ロ ー ド や リ ト ラ イ な ど の コ マ ン ド は 無 効 に な る 。

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