子どもたちと向き合う
時 間 の 確 保 の た め に
第2次多忙化解消アクションプラン
平成25年4月1日 ~ 平成28年3月31日
(平成25年4月1日~平成26年3月31日は県教育委員会がプレ実施) (本格実施は平成26年4月1日~)平成25年4月
新 潟 県 教 育 委 員 会
目
次
Ⅰ 第1次多忙化解消アクションプラン取組の状況 ……… 2 1 多忙化解消アクションプランの策定について 2 アクションプランの概要 3 アクションプランの成果と課題〔学校編〕 4 アクションプランの成果と課題〔市町村教育委員会編〕 5 勤務実態の把握と経年変化の状況 6 次期アクションプランの取組の視点について Ⅱ 第2次多忙化解消アクションプランの策定に当たって ……… 12 1 策定に当たっての考え方 2 学校と市町村教育委員会、県教育委員会の取組 Ⅲ 第2次多忙化解消アクションプラン ……… 14 1 第2次アクションプランの概要 2 第2次アクションプランにおける役割別取組 学校の取組 市町村教育委員会の取組 県教育委員会の取組 3 実施期間と主な取組内容 別紙 「10の点検」 ……… 23 「チェックリスト」 ……… 24Ⅰ
第1次多忙化解消アクションプラン取組の状況
1 多忙化解消アクションプランの策定について 平成22年当時、新学習指導要領の全面実施を目前にして、教職員の本務である子 どもたちと向き合う時間を十分に確保する必要性に迫られていました。これと並行 して、学校が対応すべき課題がますます複雑化・多様化してきていた中、思い切っ た「スクラップ・アンド・ビルド」の手法で効率的な学校運営をしなければならな いという重要な時期を迎えていました。 そのため、これまで行政及び学校のそれぞれにおいて積み重ねられてきた様々な 検討事項や取組を、一つの方向に揃え、更に効率的な学校運営をするための確かな 指針が必要となっていました。 県教育委員会では、それまで次のような取組を行ってきました。 ① 「勤務時間の適正管理」及び「適切な部活動運営」に関して市町村教育委員 会へ通知し、教員の勤務実態の適切な把握と部活動の休止日設定を求め、教員 の勤務軽減について要請した。〔平成17 年度〕 ② 義務教育課を中心に「庁内多忙化対策検討プロジェクトチーム」を設置し、 併せて関係者から意見を聴取するため、現在も継続している「多忙化解消意見 交換会」を開催し、教員の勤務実態の把握と多忙化の原因分析及び多忙化の緩 和策の検討を行った。〔平成18 年6月〕 ③ ②の結果を市町村教育委員会等に通知し、改善策の検討を依頼した。〔平成19 年5月〕 これらの取組の結果、顕在化した課題を解決し、また、最初に述べた効率的な学 校運営を行うための、具体的な指針が求められることとなりました。 しかし、業務のスリム化を求めるあまり、これまで学校にあった相互協力等の雰 囲気や、教員の資質・能力を伸長する研修の機会まで削ってしまっては、本末転倒 であると考えられます。 そこで、県教育委員会としては、単に業務管理による多忙化解消を目指すのでは なく、「子どもたちと向き合う時間の確保」を目的とした、具体的な行動計画を策 定しなければならないと考えました。 この基本的な考えに立ちつつ、取組方針として、 ① 学校、教職員、行政・各種団体それぞれの主体性のある取組 ② 教職員のやりがいを視点にした取組 の2点を更に加え、次の3点を「基本的な考え方」として示しました。【目 的】子どもたちと向き合い、 やりがいをもてるような環境づくりを目指します。 【主 体】学校、教職員、行政・各種団体が主体となり、 それぞれの実態に即した取組を進めます。 【方 法】「1プログラム運動」をPDCAサイクルで続け、 根付くような取組にします。 2 アクションプランの概要 平成 17 年度からの取組や検討の過程(P.2)を経て、「子どもたちと向き合う時間 の確保のために―多忙化解消アクションプラン―」(以下「アクションプラン」と いう。)を定め、平成22 年7年 22 日付け教義第 699 号により、市町村教育委員会、 市町村立小・中・特別支援学校及び県立特別支援学校に通知しました。 図1[多忙化解消アクションプランの概要] 取組1 取組2 取組3 【取組の内容】 「10の点検」「チェックリスト」 に基づき、現状把握を行う。 【取組の内容】 実態に即した「1プログラム運動」 を実施する。 【取組の内容】 段階的かつ確実な取組 【学校用】「10の点検」 学校の役割 Ⅰ期(P) ・課題の整理 ・「1プログラム運動」の計画 ・APの共通理解を図る。 ・1プログラム運動の決定 目的 教職員の当事者意識 Ⅱ期(D1) 子どもと向き合い、教職員が やりがいをもてるような環境づ くりを目指す。 ・学校の運動を受け止め、あるい は新たな課題を見出す。 ・自分なりの「1プログラム運動」 を計画、実行する。 ・1プログラム運動への取 組 主体 行政・各種団体の負担軽減 Ⅲ期(D2) 学校、教職員、行政・各種団 体が主体となり、それぞれの 実態に即した取組を進める。 ・調査、照会の削減 ・持込み行事の軽減 ・1プログラム運動への取 組 ・組織的な取組となってい るか検証 方法 【教職員用】チェックリスト Ⅳ期(CA) 1プログラム運動をPDCAサ イクルで続け、根付くような取 組にする。 ① 校務分掌の精選・重点化 ② 会議の精選 ③ 教職員打ち合わせの精選 ④ 授業案の簡素化 ⑤ 会計・成績処理のIT化 ⑥ 部活動休止日は週1回以 上 ⑦ 勤務時間の管理 ⑧ ノー会議・ノー超勤ウィー クの実施 ⑨ 職員室の心和む雰囲気づ くり ⑩ PDCAサイクルによる改善 項目1~6 自己目標と計画 的な取組 項目7~12 事務の共同化と アイディアの共有 項目13~18 勤務時間管理 と健康管理 項目19~25 人材の有効活 用 ・1プログラム運動への取 組 ・運動を評価し、APを根付 かせるよう取り組む。 「子どもたちと向き合 う時間の確保のため に~多忙化解消アク ションプラン」の全体 像 「取組1・2」の現状把握及び「取組3」のPDCAサイクルでの取組を継続的に実施する。
アクションプランは、図1のように、「子どもたちと向き合い、やりがいのある 環境づくり」を目的とし、学校、教職員、行政・各種団体のそれぞれが主体となっ て、「1プログラム運動」をPDCAサイクルで展開することにより根付くことを 目指しています。更に、6か月の取組(期)を2年間の実施サイクル(Ⅰ期~Ⅳ期)の 中で繰り返し展開することで、短期間で成果と課題を顕在化させながら、長期的ス パンで計画的に取り組む課題と早期に改善すべき課題を明確にして取り組めるよ う、工夫しています。 3 アクションプランの成果と課題〔学校編〕 平成22 年8月から平成 24 年3月までは、県教育委員会が実施主体となり、第1 次アクションプランを実施しました。そこでは、図1の「取組3」のように、実施 段階をⅠ期からⅣ期に分けた各期ごとの計画及び取組の成果が、各学校から県教育 委員会に報告・集積されました。 その報告を分析した結果、次の二つの面で成果が見られました。 一つは、多忙化解消に向けての教職員の意識の改革であり、もう一つは、学校運 営上の効率化に向けた具体的な取組です。 (1) 意識改革面での成果 意識改革の面では、主として次の3点の成果が見られました。 ① PDCA改善サイクルの定着化 アクションプランにより示された「10の点検」を拠り所にして、教職員一人 一人が把握した実態を基に、全教職員の協議によって、「1プログラム運動」の 計画を立案しました。次に、全教職員の共通理解を図りながら当該計画を実施し、 半年ごとに点検・評価しました。そして、点検・評価を通じて明らかになった成 果と課題を整理しながら次期の計画を立案し、更なる改善を図ってきました。 このようなPDCAサイクルを、Ⅰ期からⅣ期までの2年間に渡り、6か月単 位の取組として展開することによって、改善サイクルが学校及び教職員に定着し、 多忙化解消への取組基盤が築かれました。 ② 当事者意識の高まり アクションプランは、教職員一人一人が当事者意識をもって取り組むことを目 指しています。そこで、各学校においては、「1プログラム運動」の取組事項を 教職員自身の課題として受け止め、それぞれの立場から主体的に取り組む工夫が なされました。 その一つが、「各自の1プログラム運動」です。学校としての「1プログラム 運動」に併せて、教職員一人一人が「各自の1プログラム運動」に取り組み、そ の際、教職員用「チェックリスト」を活用して、多忙化解消のために自分が第一 に取り組むべきことを絞り込んだ上で、教職員一人一人が「各自の1プログラム 運動」の計画を立案し、実施、評価、改善しました。 このプロセスを通じて、多忙化解消のための個々の努力目標が具体化され、一
人一人が自分のやるべきことやできることから取り組もうとするなど、解消に向 けての当事者意識が年々高まってきました。 ③ 職員集団としての取組の意識化と行動化 Ⅱ期からⅣ期の各期においては、「1プログラム運動」を中心的取組に位置付 け、計画立案に当たって、まず、「何を、どの程度まで、どうする」という目標 を明確にしました。次に、「いつまでに、どんな方法で、どの組織が行うのか」 などについて、ワークショップ形式や小グループでのディスカッションなどを通 して、計画を共有するように努めました。 また、アクションプランは、全教職員が一丸となった取組を大切にし、多くの 学校で「運動」として盛り上げる工夫がなされました。 こうした取組によって、「放課後の時間を確保しよう」「部活の在り方を考え よう」など、思い切った見直しの雰囲気が高まって意識化につながりました。そ うした雰囲気に後押しされるように、全教職員による協議を重ね、子どもと向き 合う日や部活動休止日を設定するなど、改善案を行動に移す学校が増えました。 (2) 学校運営の効率化面での成果 (1)①~③ように、教職員の意識改革が進むことによって、具体的な工夫がな され、次のような学校運営の効率化が図られてきました。 [会議・打合せの精選] ○ 校務支援システムを有効活用することで業務の効率化が図られた。 ・回覧板や掲示板を活用することで、打合せの回数や時間が減少した。 ・学習者情報データベースを活用することで、家庭連絡表(通知表)の内容の質 的向上、作成時間の短縮が図られた。 ・会議の前に回覧板で意見を集約しておくことで、じっくりと考え、短時間で 協議することができた。 ○ 職員打合せを週2回の終会にしたことで、始業前に子どもと関わることがで き、落ち着いた雰囲気の中で、授業を開始することができるようになった。 ○ 会議や研修会を、長期休業に集中実施した。資料等も簡素化し、負担を軽減 した。 [ノー会議デー・ノー残業デーの実施、部活動休止日設定] ○ 水曜日の放課後を「子どもと向き合う日」としたことで、個別指導や教育相 談などができた。 ○ 水曜日を部活休止日とした。生徒とのふれあいや全職員による下校指導、事 務処理などができた。 ○ 全校一斉に1か月間の部活動休止期間を設けたことで、過熱化が抑制された。 ○ 1限の始業時刻を早めることで、放課後の時間が増えた。 ○ 週1回「ノー会議ノー残業デー」を設定したことで、お互いに声を掛け合い、 退勤が早くなった。
○ 目標退勤時刻を設定したことにより、計画的に取り組むようになった。 [校務分掌の精選・重点化] ○ 校務分掌を3人体制にすることで、業務の分業化が進み、負担が軽減した。 [授業案等の簡素化] ○ 校内研究授業の学習指導案を研究主題に焦点付けて記述し、A4版裏表1枚 に簡素化した。提案内容が明確になり、理解しやすかった。授業後の協議も焦 点化された話し合いがなされた。 ○ 校内研修のまとめを冊子からリーフレットに変えた。負担が減った上、読み やすくなった。 [事務処理のIT化] ○ 各種アンケートをマークシート形式にした。記入や処理の負担が軽減した。 [その他] ○ 前週のうちに翌1週間分の業務を週予定に割り振り、優先順位をつけたこと で、見通しをもって計画的に取り組む習慣が付いてきた。 (3) 課題 このような成果が着実に上がっている一方、次のような課題も指摘されました。 ● 校務支援システムの活用に個人差がある。活用が徹底されないと、業務改善 につながらない。 ● 事前の資料配付や簡潔な説明により、会議時間は短縮されたが、定着しない。 ● 分掌上の負担は少なくなったが、一部の教職員に負担が偏っていることがあ る。 ● ノー残業デーは早く退勤するが、そのしわ寄せが別の日にいくことがある。 ● 退勤の遅い教職員が固定化されるなど、個人の都合や事由が見受けられる。 ● 部活動の残業や休日指導については、共通理解が図りにくく、解決が困難で ある。 ● 課外活動や部活動が佳境にはいると、会議の時間がなかなか確保できない。 ● 少しずつ多忙化解消は進んでいるが、多忙感は解消しない。 4 アクションプランの成果と課題〔市町村教育委員会編〕 平成 24 年度(第Ⅴ期)からは、学校により近い立場にあり、服務監督指導権者 である市町村教育委員会に事業の実施主体を移行して継続実施しています。(平成 24 年4月6日付け教義第 63 号) 実施主体がより身近になったことで、各学校は市町村教育委員会の指導・助言を 受けながら、学校の実態や地域の特性に応じた取組を継続し、取組がより定着して きています。 また、各市町村教育委員会は、これまで以上に積極的に学校の取組を物的・人的
側面や研修等の両面から支援するようになり、校務支援システム(スクールオフィ ス)の導入・活用、コミュニティ・スクール(学校運営協議会)制度や学校支援地域本 部事業の活用など、特色ある取組を推進しています。これらは業務の負担軽減を促 す学校運営支援や外部人材の活用など、多忙化解消につながっています。 これまでの市町村教育委員会の主な取組は、次の通りです。 [人的配置] ○ 学校のニーズに応じて、スクールアシスタントなど教職員の業務を補助する 人員を配置した。 ○ 社会教育課と連携して、地域支援ボランティアを積極的に指導補助員として 活用している。 [検討委員会の設置] ○ 管理職や教諭、事務職員等で構成する多忙化改善推進委員会を設置し、教職 員の勤務状況の把握、多忙化改善策の検討及び具体策の提示を行った。 ○ 勤務実態調査をまとめ、校長会で提示し、各校の取組を支援した。 [調査・照会等の削減・簡略化] ○ 市学校管理運営規則を改正し、調査・報告、押印等の事務処理を簡略化した。 ○ 年度初めに学校へ調査・照会、行事等一覧表を配付している。それ以外もの は、市教委を通すことで削減を図っている。 ○ 調査・照会については、県の調査等を代用する、内容を一つに統合する、あ るいは必要度の低いものは廃止するなどして、削減に努めている。 ○ 各校への調査・照会は、電話で行うことにした。 [事務の共同実施、IT化] ○ 学校事務の共同実施に合わせ、学校事務のIT化や共同化、集中管理等の体 制を整備した。 ○ 校務支援システムの導入・活用により、校務の効率化が図られた。 ・文書受付、文書発送事務の負担が軽減された。 ・回覧板や掲示板の活用により、打ち合わせの時間が短縮された。 ・コンテナ管理システムにより、市内の小中学校間での進学・転出入の学籍事 務負担が軽減された。 ・成績処理や家庭連絡表(通知表)作成の効率化が図られた。 ・ホームページの更新が簡略化され、定期的に更新されるようになった。 ○ 市教委に情報指導員を配置した。各学校の教職員への校務支援システム活用 の指導・支援、システムの保守・管理を担当することで、業務軽減を図った。 ○ 電子黒板と専用ソフトを配置し、活用研修会を実施した。 [指導、研修] ○ 具体的な取組や手法なども含めて、校長会等で継続して指導している。 ○ 学校訪問や各種研修会においてストレスの解消や効率的な業務推進について 意識を喚起している。 ○ 市教育センター主催の研修会は、長期休業中に設定した。
一方、次のとおり、課題も指摘されています。 ● 校務支援システムの導入を検討しているが、経費面から困難である。 ● 導入して間もないため、校務支援システムを十分活用していない学校や教職 員がいる。今後も有効活用のための研修会を継続実施する必要がある。 ● 市独自の事務処理システムを運用しているため、市外へ異動した場合の対応 に不安がある。 ● 市町村民や各種団体からの要請、市町村議会対応のために、学校への調査・ 照会が求められ、なかなか断り切れない。 ● 調査・照会の見直し、削減を担当者任せではなく、協議の場を設定し、教育 委員会全体として取り組む必要がある。 ● 外部団体からの調査に関する基準がないため、精選しにくい。持込行事の見 直しと削減も、今後の課題である。 5 勤務実態の把握と経年変化の状況 県教育委員会では、平成 18 年度に実施された全国調査に合わせて、教職員の勤 務実態を把握するために、地域バランスや学校規模等を考慮し、抽出方式で継続し て勤務実態調査を行いました。その後、アクションプランがスタートしてからの、 各学校の取組による残業(※)時間の経年変化を把握するため、平成 22 年度から 継続して勤務実態調査を実施しています。 調査結果の傾向を見ると、アクションプランスタート前の各学校の取組や、アク ションプラン第Ⅰ~Ⅱ期の取組を反映してか、平成 22 年度においては、前回調査 から大幅な残業時間の減少が見られますが、平成 23 年度以降は、横ばい傾向が続 いています。 このことから、各学校や教育委員会の創意工夫による業務量そのものの削減が、 一定の限界を迎えつつあると考えられます。 ※残業 …本アクションプランにおいては、教員の行う『正規の勤務時間外における 労働』について、手当の名称に類似する「時間外勤務」「超過勤務」という 表現を避け、社会一般的にも定着している通称である「残業」という表現を 使用します。
図2[残業時間の経年変化] 6 次期アクションプランの取組の視点について 今後も子どもたちと向き合う時間の確保を目指し、多忙化解消の効果を高めるた めに、次の視点からの取組が大切であると考えています。 (1) 業務効率化の継続的な取組の視点 アクションプランの取組が4年目を迎え、業務量の削減については限界に来て いるという声もありますが、限られた時間の中で、子どもたちと向き合う時間を 確保するためには、全教職員で業務をあらゆる面から見直して知恵を出し合い、 継続して改善に努めていく必要があります。 そこで、今後も継続して会議や打合せの内容を見直し、精選するとともに、実 施時期の調整や方法の工夫など運営面の改善が必要です。また、校務支援システ ムによる校務のIT化、事務処理のIT化などの拡充や定着が求められます。 残業 持ち帰り 残業 残業 持ち帰り 残業 H19.1 1時間59分 0時間29分 0時間03分 1時間23分 H23.1 1時間36分 0時間24分 0時間18分 0時間42分 H24.1 1時間24分 0時間25分 0時間05分 0時間44分 H25.1 1時間21分 0時間25分 0時間05分 0時間46分 対H19.1 -38分 -4分 2分 -37分 対H24.1 -3分 ±0分 ±0分 2分 H19.1 2時間13分 0時間13分 1時間14分 1時間22分 H23.1 1時間41分 0時間13分 1時間24分 0時間23分 H24.1 1時間41分 0時間15分 1時間04分 0時間35分 H25.1 1時間49分 0時間13分 1時間23分 0時間29分 対H19.1 -24分 ±0分 9分 -45分 対H24.1 8分 -2分 19分 -6分 H19.1 2時間06分 0時間21分 0時間39分 1時間23分 H23.1 1時間38分 0時間19分 0時間51分 0時間32分 H24.1 1時間33分 0時間20分 0時間35分 0時間39分 H25.1 1時間36分 0時間18分 0時間48分 0時間37分 対H19.1 -30分 -3分 9分 -46分 対H24.1 3分 -2分 13分 -2分 調 査 時 期 比 較 小中学校 平均 勤務日 週休日 校種 小学校 中学校 調査時期 調 査 時 期 比 較 調 査 時 期 比 較
(2) 計画的な業務推進の工夫の視点 多忙化解消のためには、心理的なゆとりが不可欠です。心理的なゆとりをもっ て取り組むためには、業務の今後の推移について見通しを持つなど、計画的に業 務を進めることが大切です。 そのために、年間の業務一覧、調査・照会一覧等をあらかじめ作成しておくな ど、計画的に業務を進めるための工夫が必要であると考えます。 (3) 組織的実践化の視点 アクションプランの取組を通して、当事者意識をもって主体的に取り組もうと する意識が高まり、これに伴い、「自分たちで工夫しよう」「よいと思ったこと は遠慮せずに声に出していこう」という雰囲気も高まっています。そのような職 場環境の形成が、多忙化解消の取組を加速させ、多忙感の解消につながっていま す。 今後は、このような意識や雰囲気を大切にしながら、「チーム○○」「プロジ ェクト○○」などをキーワードにして、全教職員の組織的実践に高めていく必要 があります。また、担当者が孤立することがないように、複数担当者制を導入す るなど、組織全体として、互いに補完し支え合う体制の工夫が求められます。 (4) 全教職員の共通理解の視点 これまで寄せられた報告では、「教職員全員で話し合いの機会を持ち、計画や 目標について共通理解して取り組んでいる学校ほど、多忙化が解消されたという 回答の割合が高い」という結果となっています。このように、目標及び計画の共 通理解や意思統一が重要であり、その過程で仮に時間を要したとしても、全教職 員による話し合いが、結果的には全校体制による組織的実践を生み、成果につな がります。 今後も、ベクトルをそろえ、全教職員の総意を束ねながら学校を挙げて取り組 むために、全教職員による計画立案と実践、評価が重要です。そのためには、管 理職の強力なリーダーシップや柔軟なマネジメント力が不可欠であり、管理職の 意識改革や力量向上が求められます。 (5) やりがいや成就感の視点 「負担軽減」や「効率化」の視点だけの取組では、スリム化が進む反面、教育 の質的低下が危惧されます。業務内容を大胆に削減することで多忙化が解消され ても、保護者や地域の信頼を得られない学校となっては本末転倒です。 そこで、負担軽減や業務の効率化を図りつつ、もう一方で、教職員一人一人が やりがいや成就感を実感できるように工夫する必要があります。本来の業務であ る授業や子どもの指導、校務分掌に関わることであれば、時間がかかっても多忙 感を感じることなく、やりがいや成就感を実感でき、業務への意欲も高まります。 このことから、「やりがい」や「成就感」を視点に加えた取組にしなければな りません。各自の業務がグランドデザインのどこに位置付けられているのか認識
できれば、成就感が高まり、負担感も軽減します。そのためには、管理職による、 教職員一人一人へのていねいな説明や声がけが重要です。また、日常的に子ども の成長を喜び合ったり、お互いの努力を認め合ったりする職場の雰囲気も大切で す。そうすることで、教職員としてやりがいや使命感が高まり、多忙感の解消に つながります。 教職員のモチベーションの維持・向上など、人的管理の面からも管理職の果た す役割は大きいと言えます。 【まとめ】 ○ 各学校においては、上記の視点を大切にして計画を立て、着実に実行し、 評価点検、改善していきます。 ○ 県教育委員会や市町村教育委員会は、それぞれの立場や役割を明確にした 上で、学校を支援する内容や方法を考えます。そして、実効性のある計画を 立て、学校の支援にあたります。 ○ それぞれの主体性を尊重しながら、お互いの連携を図ることが、多忙化解 消のために何よりも大切なことです。
Ⅱ
第2次多忙化解消アクションプランの策定に当たって
1 策定に当たっての考え方 アクションプランは、現在、市町村教育委員会を事業の実施主体とし、各学校及 び各市町村教育委員会において継続実施しています。これまで述べてきたように、 当事者意識が高まることで積極的な取組や改善が進み、一定の成果が上がっており、 市町村教育委員会の学校への支援体制も整ってきました。今後は、これまでの取組 を整理しつつ、更に教職員のやりがいに視点を当てるなど、充実・発展させる必要 があります。 そこで、これまでの取組を充実・発展させるために、県教育委員会と市町村教育 委員会とが連携した次期アクションプラン(以下「第2次アクションプラン」とい う。)を策定することにしました。学校を直接的に服務監督する市町村教育委員会、 それを広い側面から支援する県教育委員会とで役割を明確にし、次の項目を柱とし て、計画策定に取り組みました。 【目 的】子どもたちと向き合い、やりがいをもてるような環境づくりを目指 します。 【主 体】学校、市町村教育委員会、県教育委員会等がそれぞれの実態に即し た取組を進めます。 【方 法】多忙化解消に向けて数値目標を設定した取組をPDCAサイクルで 展開し、定着を図ります。 ただ、策定に当たり、これまでの取組を更に継続するのか、内容の見直しが必要 ではないかなどの検討が必要となるため、本格実施までの間に、一定の準備期間(プ レ実施期間)を設けることが適当ではないかと考えました。 そのため、第2次アクションプランの「プレ実施期間」において取り組むべき内 容を、次のとおり整理しました。 2 学校と市町村教育委員会、県教育委員会の取組 (1) 学校及び市町村教育委員会 プレ実施期間は、学校及び市町村教育委員会にとって第1次アクションプラン のまとめの年になります。具体的には、「Ⅲ期D2」(H25 年4月~9月)と「Ⅳ 期CA」(H25 年 10 月~ H26 年3月)の取組を展開する中で、これまでの成果と 課題を集約し、新たに2か年を見通してバージョンアップした計画の準備を進め ます。 学校においては、これまでの取組を通して根付いてきた取組を、学校運営や教 育課程等に反映していきます。また、残された課題については、全職員で協議しながら解決に向けての具体策を焦点化させ、より前進させる計画に高めていきま す。 市町村教育委員会においては、平成 24 年度からの市町村教育委員会としての 取組及び学校への指導・支援を集約し、成果と課題を整理します。必要に応じて 他の市町村教育委員会と情報交換しながら、平成 26 年度からの第2次アクショ ンプラン開始に向けての準備を進めていきます。 (2) 県教育委員会 平成 24 年度においては、第1次アクションプランの取組の成果と課題を整理 し、今後の方向を検討しました。その際、学校の主体的な取組を中心としながら 学校を支援・強化するために、県教育委員会と市町村教育委員会等が連携した取 組の必要性が指摘されました。 そこで、第2次多忙化解消アクションプランを策定することとしましたが、プ レ実施期間においては、第1次アクションプランにおける県教育委員会と市町村 教育委員会の取組を統合するための準備を行うとともに、県教育委員会の取組を 本格実施に先行して実施することで、より実効性のあるものに高めていきます。
Ⅲ
第2次多忙化解消アクションプラン
1 第2次アクションプランの概要 平成 22 年8月にスタートした多忙化解消アクションプランを総括し、より一層 の充実・発展を目指し、新たに第2次多忙化解消アクションプランを策定しました。 第2次アクションプランの内容は、次のとおりです。第2次多忙化解消アクションプラン
【目 的】 子どもたちと向き合い、やりがいをもてるような環境づくりを目指します。 【期 間】 平成25 年4月1日~平成 28 年3月 31 日 (平成25 年4月1日~平成 26 年3月 31 日はプレ実施期間) 【主 体】 学校、市町村教育委員会、県教育委員会等がそれぞれの実態に即した取組を 進めます。 【方 法】 多忙化解消に向けて数値目標を設定した取組をPDCAサイクルで展開し、 定着を図ります。 【視 点】 ① 業務の負担軽減や効率化を進めつつ、限られた人材や時間等を更に活用 できるよう、マネジメント面での改善を図ります。 ② 教職員としてのやりがいが高まるようにします。 【数値目標】 ※別途策定します。 【内 容】 <学校の取組> 1 「1プログラム運動」の実施 2 市町村教育委員会との連携 <市町村教育委員会の取組> 1 各学校の取組の集約 2 物的・人的側面からの支援 3 研修等による指導・支援 4 県教育委員会との連携 <県教育委員会の取組> 1 学校の組織力を高めるマネジメント研修会の開催 2 多忙化解消意見交換会の開催 3 庁内検討委員会の設置 4 市町村教育委員会への取組支援 ※「1プログラム運動」の項目等について は、プレ実施期間の集計結果等を踏まえ、 見直しを検討します。図3[第1次・第2次アクションプラン相関図] 図4[学校、市町村教委及び県教委の役割] 子どもたちと向き合う時間の確保 H22.8 H22.9 H22.10 H23.3 H23.4 H23.9 H23.10 H24.3 H24.4 H24.9 H24.10 H25.3 H25.4 H25.9 H25.10 H26.3 H26.4 H26.9 H26.10 H27.3 H26.4 H26.9 H26.10 H27.3 県教委 市町村教委 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 プレ実施期間 (H25.4.1~26.3.31) 第1次アクションプラン 第2次アクションプラン 第2次アクションプラン 実施期間:H26.4.1~H28.3.31 Ⅱ期(D1) Ⅲ期(D2) Ⅳ期(CA) Ⅰ期(P) Ⅱ期(D1) Ⅲ期(D2) Ⅳ期(CA) Ⅰ期(P) 統合 <学校の役割> ★「1プログラム運動」の実施 ・「 10 の点検」による現状把握と評価 ・「1プログラム運動」の計画と実施 ・市町村教育委員会との連携 PDCAサイクルによる取組の改善 <市町村教育委員会の役割> ★学校の取組の指導・支援 ・各学校の取組の集約 ・物的・人的側面からの支援 ・研修等による指導・支援 ・県教育委員会との連携 学校への指導・支援、省力化等の推進 <県教育委員会の役割> ★市町村教育委員会及び学校の取組の支援 ・マネジメント研修会の開催 ・庁内検討委員会の設置 ・多忙化解消意見交換会の開催 ・市町村教育委員会への取組支援 研修の設定、取組の集約と情報提供、省力化・簡略化等の検討
2 第2次アクションプランにおける役割別取組
学校の取組
(1)「1プログラム運動」の実施 次の点に留意して、「1プログラム運動」に取り組んでください。 ① 全教職員の協議による現状把握と計画の立案 「10の点検」や「チェックリスト」に照らして課題を洗い出し、現状の把握 に基づいて計画を立案してください。 また、目標については、P.14 の視点①②から数値化して設定するとともに、 方策については、限られた人材や時間等をいかに活用していくか、運営面での工 夫・改善を具体化してください。 これにより、「やりがい」を高めるとともに、評価・改善に役立てることがで きます。 ② 全教職員による組織的実践 ポスターやステッカーを掲示するなど、運動として盛り上げ、意識の継続を促 してください。 また、お互いに気軽に声をかけ合う雰囲気を大切にし、良好な人間関係づくり に努め、学年部や教科部会など、お互いに支え合い、補完し合うことのできる体 制づくりを進めてください。 これにより、全教職員が一丸となった組織的な取組を行うことができます。 ③ やりがいや達成感の実感 日常的に子どものことを話題にし、成長を喜び合う雰囲気を大切にするととも に、管理職から教職員への賞賛や励まし、お互いの認め合いなど、認め励まし合 う温かな職場づくりに努めてください。 これにより、やりがいや充実感を高めることができます。 (2) 市町村教育委員会との連携 各学校は、市町村教育委員会(県立学校においては県教育委員会)の指導・助言 を受けながら、取組を推進してください。教育委員会による学校訪問では、日頃 の取組を紹介し指導・助言を受けたり、要望を伝えたりしてください。 また、校長会や各種研修会においては、お互いの取組を情報交換したり指導・ 助言を受けたりして、自校の取組に生かしていきましょう。 お互いに連携を深めることで、多忙化解消の取組が充実、発展してきます。市町村教育委員会の取組
(1) 各学校の取組の集約 第2次アクションプランもこれまで同様、6か月の取組を2年間のプラン実施 サイクルの期間で展開しながら計画、実施、評価、改善を進めます。 市町村教育委員会においては、それぞれの期の開始を通知するとともに、それ ぞれの期ごとに各学校の取組状況や取組内容を集約し、それらを基に指導・支援 を行ってください。 (2) 物的・人的側面からの支援 学校事務のIT化や集中管理等の体制の整備、コミュニティ・スクール制度や 学校支援地域本部事業などによる外部人材の活用など、それぞれの市町村教育委 員会の実情に応じて、物的・人的側面からの学校への支援を推進してください。 (3) 研修等による指導・支援 各市町村教育委員会の実情に応じて、教職員の勤務状況の把握、多忙化改善策 の検討を行い、校長会で方針を示すなど、学校の取組を支援してください。 また、研修会を実施したり、学校訪問の際に指導したりするなど、機会をとら えて取組支援を行ってください。 (4) 県教育委員会との連携 上記の取組を推進しながら、期ごとに各学校の取組状況や達成状況、次期取 組内容を集約し、教育委員会の取組状況等とあわせて県教育委員会に報告してく ださい。 県教育委員会では、各学校や市町村教育委員会の取組を集約し、情報発信して いきます。お互いの連携を深めることで、学校の取組の支援を強化し、成果向上 を図っていきましょう。県教育委員会の取組
(1) 学校の組織力を高めるマネジメント研修会の開催 多忙化解消のためには、教職員一人一人の主体的な取組が重要ですが、組織と して取り組むことで、より一層の効果をあげることができます。組織として機能 させるには、限られた経費や時間の中で、全教職員の創意や総意を生かして運営 していく工夫が必要です。そのためには、管理職のマネジメント力が不可欠です。 そこで、管理職等のマネジメント力を高めるための研修会を開催します。 ① 目的 講義やグループ協議等を通して、効率的な校内組織の整備や校務分担及び校務 遂行の手法を学ぶことによって、管理職等のマネジメント力を高めます。 ② 対象者 ア 市町村立学校や県立特別支援学校の管理職等 イ 市町村教育委員会担当者 ③ 研修会の概要 教職員のやりがいの向上や学校運営の効率化など、人事管理や組織運営上不可 欠である管理職のマネジメント力の向上を目指し、理論と実践の両面から研修を 深めます。 合理的な組織編成や組織運営、学校運営の焦点化や効率化による業務負担の軽 減、やりがいを実感できる職場環境づくり、コーチングによる職員指導などを主 な内容とし、講師による講話、事例発表や協議などを行います。 校長と教頭を隔年で対象として実施し、数年間の内に1回は受講できるように します。また、主幹教諭などの中堅教員も対象として、同様に実施します。 ④ 開催時期 前期の取組の成果と課題を次期の取組に生かすため、原則として9月~ 11 月 に開催します。 ⑤ その他 例年8月に実施している管理職を対象とした「教員評価者研修会」(隔年で校長 と教頭を悉皆で実施)においても、マネジメント力向上に資する講義や演習を実 施し、学校の組織力の向上につなげます。(2) 多忙化解消意見交換会の開催 平成 18 年度に、校長会や教頭会、職員団体の代表者による多忙化に関する 意見交換会を開催し、多忙化の原因の指摘や、解消策の提示などの成果に結びつ けたほか、平成 21 年度には、アクションプランの策定に向けて、関係団体の代 表者を拡充し、多忙化解消意見交換会を実施しました。 第1次アクションプラン実施以降は、年に2回定期的に開催し、アクションプ ランの成果と課題について協議してきました。それぞれの立場から多忙化の要因 や改善の取組を紹介し合うなど、多忙化解消に向けた取組に関しての貴重な情報 交換の場となっています。 第2次アクションプランにおいても、多忙化解消意見交換会を重要な情報交換 の場と位置付け、開催を継続します。そして、各学校や市町村教育委員会におけ る取組の支援に生かしていきます。 ① 目的 アクションプランの取組の成果と課題について協議するとともに、様々な職種 の立場から多忙化解消に向けて意見交換することで、今後の各学校や市町村教育 委員会等におけるアクションプランの取組の充実・改善に生かしていきます。 ② 意見交換会委員 ③ 意見交換会の概要 アクションプランの取組状況について報告し、市町村教育委員会や校長会、事 務職員部会、教職員組合など様々な職種の立場から意見交換をします。多忙化の 要因や解決策等を協議することで、アクションプランの取組の充実・改善策を具 体化していきます。 そして、各学校や市町村教育委員会等に情報提供するなど、取組の充実・改善 に生かしていきます。 ④ 開催時期 原則として、年2回(7月と2月)開催します。 団 体 名 役 職 人数(名) 市町村教育委員会 課長、管理主事等 1 県小学校長会 郡市校長会長等 1 県中学校長会 常任理事等 1 県小中学校教頭会 会長等 1 県養護教員研究協議会 会長等 1 県公立学校事務主幹会 会長等 1 新潟県教職員組合 執行委員長、執行委員等 2 県教育庁関係課 福利課健康管理係長、保健体育課学校体育指導係長 2 計 10
(3) 庁内検討委員会の設置 限られた勤務時間の中で、子どもたちと向き合う時間を確保するためには、調 査・照会等の簡略化や精選などによる業務量の削減が不可欠です。 アクションプランの開始以降、県教育委員会では関係部署ごとに学校への調査 ・照会事項を見直し、削減する方向で検討を重ねてきました。 その結果、平成18 年度には 52 件だった調査・照会を、平成 23 年度には 31 件 に削減しました。また、報告内容を簡略化したり、メールで報告したりするなど、 報告の内容や方法の省力化について検討を続けています。 今後は、関係部署ごとでなく、関係部署及び関係機関との連携を図ることが必 要です。そこで、県教育庁内に検討委員会を設置し、関係部署との連携を図りな がら調査・照会文書の省力化や簡略化等について検討し、改善に努めます。また、 各課及び各係、関係機関へ省力化や簡略化、削減等を要請していきます。 ① 目的 各学校の業務負担軽減のため、調査・照会文書の省力化や簡略化、持込行事の 削減などを検討し、各課及び各係、関係機関へ要請します。 ② 構成メンバー ③ 検討内容 ア 調査、照会文書の省力化や簡略化、削減 イ 服務制度や関係諸帳簿の見直しによる整理、簡略化 ウ 各種関係団体からの依頼行事の精選及び削減の検討と要請 ④ 開催時期 1回目を7月に開催し、必要に応じて随時開催します。 各 課 担当係 人数(名) 総務課 総務係、職員係 2 福利課 企画係 1 義務教育課 管理企画係 2 高等学校教育課 管理係 1 保健体育課 学校体育指導係 1 計 7
(4) 市町村教育委員会への取組支援 多忙化解消のための取組推進に当たり、市町村教育委員会や学校に対し、先進 的な取組や取組状況等を情報提供することにより、アクションプランの取組を継 続的に支援していきます。 ① 市町村教育委員会への依頼内容 (平成23 年 10 月 27 日及び平成 24 年4月6日付通知) ア アクションプランの取組が各学校に根付くように指導・支援します。 a 各学校の取組を集約し、参考になる取組を紹介します。 b 「10の点検」及び「チェックリスト」による達成状況及び現状の把握、 全教職員の参画による「1プログラム運動」の計画立案などを通して、当事 者意識が高まるように指導します。 c 各学校に前期の取組状況の評価・点検と次時期の取組計画立案を指示し、 PDCAサイクルによる充実・改善を促します。 イ 管理職のマネジメント力や職員指導力が高まるように指導・支援します。 a 教職員が使命感ややりがいをもって職務に励み、成就感や達成感を実感で きる職場環境づくりを指導します。 b 教職員の勤務時間の的確な把握方法、問題点の改善策などを紹介・指導し ます。 ウ 学校事務の共同実施とともに、学校事務のIT化や共同化、集中管理などの 体制を整備・助言します。 a 指導要録作成の電子化、会計簿の市町村内共通化と電子化などを進めます。 b 文書管理の一元化を図ります。 エ 各学校への調査・照会を見直し、省力化・簡略化、精選・削減を進めます。 オ 各学校が外部人材等を活用するための体制整備や情報提供を進めます。 ② 市町村教育委員会への情報提供 市町村教育委員会からの報告を集約し、取組状況や先進的な事例等を情報提供 します。意見交換会で協議された内容を伝えたり、市町村教育委員会からの要望 等を受け入れたりするなど、連携を図りながら支援の充実を図ります。 ③ 第1次アクションプランの取組状況の集約と情報提供(H25.4.1 ~ 26.3.31) 第1次アクションプラン(Ⅲ期、Ⅳ期)の実施状況を集約し、第2次アクション プラン開始に向けて情報提供を行います。また、第2次アクションプランについ ての要望等を集約し、本格実施に備えます。
3 実施期間と主な取組内容 「1プログラム運動」をPDCAサイクルで展開し、進化・発展・定着させましょう! 第2次アクションプランでは、実施期間を2年間とし、大きく4期に分け、取組 を展開します。 期 取 組 期 間 と 主 な 取 組 内 容 平成26年 4月1日 ~ 9月30日 ・第2次アクションプランの自校の方向性について話し合う。 Ⅰ期 ・全教職員で「10の点検」等をもとに「1プログラム運動」を決め、 (P) 長期目標と短期目標を設定する。 ・「1プログラム運動」の計画を立て、共通理解を図る。 ・「1プログラム運動」を実施、評価する。 平成26年10月1日 ~ 平成27年3月31日 ・Ⅰ期の「1プログラム運動」の成果と課題を踏まえ、全教職員でⅡ期 Ⅱ期 の「1プログラム運動」の計画を立てる。 (D1) ・別の取組項目に変更するか、取組項目を変更せず別の内容からアプロ ーチするかなど、Ⅰ期の結果を基に話し合う。 ・「1プログラム運動」を実施、評価する。 ・1年間の取組を総括し、達成状況及び課題を明確にする。 平成27年 4月1日 ~ 9月30日 ・Ⅱ期の「1プログラム運動」の成果と課題を踏まえ、全教職員でⅢ期 の「1プログラム運動」の計画を立てる。 Ⅲ期 ・数値目標を見直し、必要に応じて修正する。 (D2) ・取組項目を変更するか、取組項目を変更せず別の内容からアプローチ するか、複数の内容を組み合わせるかなどを基に話し合う。 ・「1プログラム運動」を実施、評価する。 ・改めて組織的な「運動」になっているか検証しながら、取組を展開する。 平成27年10月1日 ~ 平成28年3月31日 ・Ⅲ期の「1プログラム運動」の成果と課題を踏まえ、全教職員でⅣ期 Ⅳ期 の「1プログラム運動」の計画を立てる。 (CA) ・2年間のまとめの取組として「1プログラム運動」を実施、評価する。 ・2年間の取組をまとめ、達成状況を確認する。 ・学校運営や教育課程に2年間の取組成果を反映させる。
別紙
各学校は、この「10の点検」を拠り所にして、組織及び業務(教育活動)の「適正 化・効率化」を図る取組を行います。 「10の点検」 ① 校務分掌の精選・重点化 例えば、自校の教育課題の解決のためのプロジェクトを組織する。主な分 掌を一人一役で分け、特定の教職員に過度な負担をかけないようにする。他 ② 会議の精選 例えば、会議の内容を精選し、連絡事項は他の方法で周知する。会議は1 時間以内で終わり、意見が十分に出るよう、進行を工夫する。他 ③ 教職員打合せの精選 例えば、教職員朝会等の打合せを週2~3回程度にする。必要な連絡事項 が全教職員に速やかに伝わるよう工夫する。他 ④ 授業案の簡素化 例えば、必然性のある内容をもって計画的に校内研修を進める。日常の研 究授業では、A4版1枚程度で主張できるような授業案にする。他 ⑤ 会計・成績処理のIT化 例えば、会計や成績処理、情報管理では、コンピュータを有効に活用する。 教職員のコンピュータ活用能力の水準を高める研修をする。他 ⑥ 部活動の休止日は週1回以上 例えば、小学校では、平日週1~2日程度と原則週休日・祝日を休止日と する。中学校では、原則週1日を休止日とし、これを週休日に設定する。他 ⑦ 勤務時間の管理 例えば、最終退勤者は退勤時刻を記録に残し、必要以上に居残りをしない。 管理職は教職員の勤務時間の現状を把握し、適切な指導を行う。他 ⑧ ノー会議・ノー残業ウイーク(デー)の実施 例えば、通知の「ノー会議・ノー残業ウイーク」を確実に実施する。自校 の実態に即して同趣旨のものを工夫して設定し、実施する。他 ⑨ 職員室の心和む雰囲気づくり 例えば、教職員同士が休憩時間等に会話を楽しめるような雰囲気をつくる。 教職員同士が気楽に相談したり、手伝ったりできる雰囲気をつくる。他 ⑩ PDCAサイクルによる改善 例えば、全教職員で、子どもたちと向き合う時間の確保について現状を把 握する。その課題解決のための具体策を話し合い、行動していく。他教職員は、子どもたちと向き合うための環境づくりとしての学校の取組を「当事 者意識」をもって受け止めるとともに、次の「チェックリスト」をもとに、自分の 立場でできることを見出しながら取り組みます。 「チェックリスト」 ◎ 自己目標と計画的な取組 1 学校の組織目標を踏まえ、「子どもたちと向き合うこと」に正対して自己目標を決めている。 2 自己目標の達成に向けて、必要に応じて管理職や同僚に相談をしながら取り組んでいる。 3 生徒指導については、組織を活用して、迅速に課題解決にあたるよう努めている。 4 担当する教育活動については、前例にこだわらず、組織目標の視点で見直しを図っている。 5 作品募集等については、その目的から精選し、年間指導計画に位置付けて参加している。 6 教育活動の企画・運営・評価については、校内規程に従い、速やかに行っている。 ◎ 事務の共同化とアイディアの共有 7 事務職員が学校運営に参画できる体制があり、教職員間で互いに連携している。 8 事務職員との分担を明確にした中で、各種手続きや執行を円滑に行っている。 9 コンピュータの共有ドライブにある共通して用いる様式や資料等を有効に活用している。 10 自作した教材等を進んで提供したり、他の教職員の教材等を有効に活用したりしている。 11 コンピュータの有効活用について気楽に相談したり、適切にアドバイスをしたりしている。 12 学習指導上の悩みについて気楽に相談したり、親身になってアドバイスをしたりしている。 ◎ 勤務時間管理と健康管理 13 業務効率の向上に取り組み、勤務時間内に業務が終了するように心がけている。 14 年次有給休暇や各種休暇を取得しやすい雰囲気・環境づくりに努めている。 15 遅くまで居残る教職員に対して親身になって相談にのったり、帰宅を促したりしている。 16 部活動の運営については、特定の教職員に過度な負担をかけないように協力している。 17 メンタルヘルス研修に参加したり、他の教職員の健康相談に応じたりしている。 18 教職員の労働安全衛生にかかわる環境づくりに努めている。 ◎ 人材の有効活用 19 部活動の運営や指導についての外部支援を受け入れ、関係者と連携している。 20 勤務時間外のPTA活動が精選される中で、これに交代で参加するなどの協力をしている。 21 教育関係団体等の事務については、本務の遂行に支障が出ないようお互いに配慮している。 22 学校支援のボランティアがトラブルなく受けられるよう、連絡・調整に努めている。 23 各種加配教職員の加配目的を理解し、有効活用のために関係者と連携している。 24 専門的な知見が必要な特別支援教育等の諸問題については、専門機関と連携している。 25 外部のクレームについては直ちに管理職に報告し、解決のために関係者と連携している。 ※「10の点検」及び「チェックリスト」については、プレ実施期間中の状況を踏 まえ、見直しを含め、検討する予定です。