幼児期にふさわしい園庭環境に対する保育者の意識
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(2) 目 次. 序章. 第1節問題と目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 1 第2節 研究方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 4. 第1章 保育者の園庭環境に対する質問紙調査 第1節 調査目的及び方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 6 第2節 各園での視点について・・・・・・・・・・・・・・・・・… 7. 第3節巧手の比較について・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 16 第4節 各園と全体の小考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 25. 第2章 保育者の園庭環境に対するインタビュ・・一調査. 第1節 調査目的及び方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 27 第2節 保育者の感性や感受性について・・・・・・・・・・・・・… 29 第3節 保育者間の共通理解と連携について・・・・・・・・・・・… 35. 第4節小考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 39. 終章 幼児期にふさわしい園庭とは 総合考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 43. 引用・参考文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… .....48. 巻末資料.
(3) 第1章 保育者に対する質問紙調査 第1節調査目的及び方法 1.調査目的 園庭環境に対する保育者の意識がどのようなところにあるのか、どのような思いを持っ て普段の保育にあたっているのかを、聞き出すことが目的である。普段意識していること. や改めて思いなおしてみれば、このような意識をしていたということが明示されればと考 えた。自由記述での質問紙調査であるため、普段保育者が園庭環境に対して意識している ことを率直に知ることができると考えた。. 2.調査方法. H県T町及びN市にある公立2園、私立5園(保育園5園、幼保一体化園2園)計7園 66名に質問紙調査をした。幼稚園・保育園の園庭について保育者がどのような思いを抱い て園庭を利用しているのかを知り、園庭の利用方法、利用頻度、使用目的などのことを基 本とし、自由記述をベースとして、園庭環境の活用方法をどのように考えているか記述し てもらった。その調査の中からキーワ一一・・ドの抽出を行った。. (1)調査期間・方法. 調査期間は2012年1月から2,月である。郵送または引き取りに伺い、質問紙を回収 した。. 6.
(4) (2)調査対象者. 表1−1 質問紙調査対象内訳 1.. 性別. 女性 61. 男性 4. 2.. 経営形態. 公立 35. 私立 29. 3.. 保育園・幼稚園. 保育園 54. 幼稚園 9. 4,. 雇用形態. 正規職員. 非正規職員. パート・アルバイト. @31. @29. @ 3. 園長. 5.. 職名 Q 6.. 年齢. 7.. 副園長. @0. 60代. 50代. @0. @7. 主任. 教諭・担任. @34. R. 副担任. 加配. P4. S. 40代. 30代. 20代. 10代. P0. P9. Q7. O. 40年以上. 30年以上. 20年以上. 10年以上. 5年以上. 5年未満. @ 0. @ 4. @ 4. @18. @18. @19. 経験年数. ※人数不一致は記入なし込みのため. (3)倫理的配慮 質問紙配布時に①守秘義務を約束すること、②研究目的以外に調査票を使用しないこと を明記した文章を同封した。同意していただいた方から質問紙の回答を得た。. 第2節 各回での視点について. 「園庭環境における保育者の意識調査」の質問紙調査を実施した。自由記述調査を、KJ 法(1’4)により分類した。KJ法の具体的な手順は、①収集された意見を1項目ごとに分け、. 一つずつ紙片に書き出す。②それらの紙片を、内容的に類似するもの同士でまとめ、小さ. いグループを構成していく。③内容的な類似性に基づき、小さいグループから、次第に大 きいグループへと包括していく。④最終的にグルーピングされたものを、二段階のグルー. プ相互間の関係を考え、空間配置を行うというものである。66名の自由記述から園庭につ いての、文節と単語を抜き出し、表出回数を算出した。その中で、園庭にかかわる用語を 7.
(5) キーワードとして抽出した。用語の総計は216件であった。. 結果と考察において、質問紙のキーワードを記入した人数とキーワード総数を表1−2 から表1−15に示した。筆者が重要だと思われる用語について頻出順に[=]を示した。. 1.A園 回収数3 表1−2 キーワード 人数 ”一. 4. P. 3. “. ・■ 塁 齢. ・■・・のび. 当. 人数. 1. ド. キ ー ワ. ー. 表1−3 キーワード 総数7. A−1. 異年齢. A−2. 國 圖. A−3. 團. のびのび. 自然物、植物、花. 季節. A園では3名の方が安全に対しての記載があった。その内容は、A−1「怪我や事故が 起きないように見守る」、A−2「安全であるか」、 A−3「危険なものがないか。安全面 についての意識」とそれぞれの保育者が安全意識に対しての思いが記載されていた。 安全面を意識することを第一として、異年齢、自然にふれ、のびのびと遊べる環境が園 庭の活用方法、保育者の役割であるという認識であるように思われる。. 8.
(6) 2.B園 回収数5 表1−4 キーワード 人数. ・■牛ルのある遊び. ・■固定聲. +分体を動かす. のひのび. 広いス→ス. 自然、四季. 安全. ■葦一. 人数. 76ろ43210. ゆ. ド. キ. ー ワー. 戦1−5回目ワL一一一一ド総数27. B−1. のびのび動ける. 國. 全身を使って. ルールのある遊. 四季. ム B−2 B−3. 固定遊具. 圃 國. 季節. 体を動かしての. ムのび. B−4. 死角. B−5. のびのび. 自然. 心身ともに. 十分に体. 異年齢. 洋齢に応じた遊具、. 画. 死角. 五感. 動かす. 放される. 死角. 安全. 自然、季節. 場1. 危険. のびのび 危険. 広い園庭. B園でも、安全、安心ついての記載が多かった。B−2「危険も多く伴ってくる。より 安全に遊べるよう十分配慮が必要だと思う」、B−3「安全に遊べるスペースが必要」「危 険なものが落ちていないか、遊具は壊れていないか、常に点検する」、B−5「遊具に危険 はないか確認する」などと記載している。安全に対する意識は非常に高いことが窺える。. また園庭環境の広さについても、各保育者の記入が多かった。B−3「身体を動かして 遊べるスペースがあること」、B−4「年齢に応じた遊具(場)の設定」、 B−5「子どもた. ちがのびのびと活動できるスペースを確保することが大切」とあった。B園の園庭環境は それほど広くないが、広くないなりに、各保育者が園庭環境に対して工夫し活用している ことが窺える。保育者の意識が園庭環境に向けられることが、園庭環境を再構成し、活用 していくことへとつながっているのである。. 9.
(7) 3.C園 回収数7. 白保育二. ・■叢. ド. ・■広い量+. 安心. キ. ・ ■一. ・■■■茎. 43 。0. 人数. 8・一. 、0 5・ り一. 表1−6 キーワード 人数. 野1−7キーワード 総数17. C−1. 安全. 広いスペース. C−2. 安全. ルールのある遊び. C−3. 安全. 年齢に合わせた固定遊具. C−4. 広い環境. C−5. 安全面. C−6 C−7. のびのび体を動かす. 危険. 思う存分体を動かす. 危険、安全. 活動に制限. 思いつきり体を動かす. 運動遊び. 季節感. この園でも安全、安心についての記載が多かった。C−1「担任一人一人が散らばって 子どもの安全を見ています」、C−3「安全に遊べるような遊具や遊具の配置が大切」「危 険を察知する」ということであった。まずは安全対策をしっかりするということは非常に 重要な点である。園庭での遊びが怪我をする確率が上がり、その中で遊ぶということで、 安全対策をしっかりするという考えは必然であると感じた。. 次に、運動遊びについて記載が多かった。C−1「主に遊具遊びや、ボール、フープを 使って自由遊びを行っています」、C−2「集団遊びの楽しさや体を動かすことのおもしろ さ」、C−4「子どもがのびのびと体を動かして遊べるような環境」、 C−6「思う存分体 を動かして遊べるということが大切」と、この園では運動遊びや体を使った遊びを大切に していることが窺えた。保育者が運動遊びに対しての意識が高ければ、おのずと子どもた ちにも浸透していくのではないかと感じた。 10.
(8) 一名だけであったが、園庭環境に必要なことは教師間の連携であるという記載があった。. C−5「保育者の連携(分担して、色々な位置から子どもをみる)が図れるように、時々指 導しているが、なかなか意識が高まりにくい難しさを感じている」、と保育者連携について. の難しさを表している。文面から読み取るに、安全面についての記載であるが、保育者間 の連携の中から、意見交換が行われ、共通理解が図られ、より子どものための園庭環境が 作られていくのではないかということが明らかになった。. 4.D園 回収数19 表1−8 キーワード 人数 2■盤護.共導織. 2■塁齢. 2■ル∼ルのある遵ひ. 4■及だちとのかかわり. ド. ワ. 4■聲、八州 一. キ. ろ■のびのび 一. 5層体力づくり.運動. 7■+分なス→ス. 9■寒. m■安心. 会. ■098763432■0. ■■. 表1−9 キーワード 総数53. D−1. 自然. D−2. 安全. D−3. 遊具. D−4. 継続した遊び. D−5. 自然. D−6. 囮. D−7. 運動. 広い. 体力づくり. 十分なスペース. ダイナ. 安全点. ゆとり. ック. D−8 D−9. 囮 のびのび. 囮. のびのび. 広い. 日当たり. ル 一 ル. 怪我の. 異年齢. フある ネいよ. ニの関. Vび. 墲. 、に. 遊具が多す. 大胆. ャない 遊びの工夫. 安心 11. 友だち. 自主性.
(9) D−10. 遊具. 危険. 身体を十分. 空間. ノレ 一 ノレ. フある. ノ動かす. 異年齢. 魎. 共通意識. Vび 季節の変化. 存分に体を使った. D−11. 危険. D−12. 死角がない. D−13. 固定遊具. D−14 D−15 D−16. 自然、草、木、花. トラック. 自然. 日陰. 見通し. 運動. 囮. 自然. 見通しのよさ. 安全. D−17 D−18 D−19. 囮. 自然. D園でも安全、安心についての記載が多かった。それに次いで、自然についての記載が 多くあった。D−1「自然がいっぱい」、 D−5「子どもが自由に使える草花があったり、 虫がいたりと自然がある園底」、D−11「季節の変化を感じとれるように草や天候の変化 などを知らせる」、D−13「身近な自然として木や草花がある」「夏季には日影がある」、. D−14「身近な草、花、木がいっぱいある」、D−15「自然あふれる園庭」などと、こ の園では、自然環境を重視しているように読み取れる。園自体も山のふもとに位置し、自 然環境は豊かである。そのことを保育者が意識し、自ら園庭環境にも取り入れようという. 意識は非常に重要であると感じた。保育者が必要であると感じることで、園庭環境に何か しらの影響が出てくるものであると思う。. また水はけについての記述も多くあった。D−6「水はけが悪いとできることも限られ る」という記述があった。雨天時の翌日に園庭が使えないのは、子どもたちにとっても不 利益なことであると思う。水はけを良くするために園庭を作り直すことは不可能であるが、. どのようにすれば水はけが良くなるのか、保育者が考え、意図していくということは重要 である。. 次に、D−11「その時々に応じた環境を構成すること」「目に見える遊具を提供するだ けではだめだ」「職員間の情報交換、共通理解も大切」であると書かれていた。保育者間で. 12.
(10) 話し合い、さらなる遊びの発見、継続、進展を望むためには、保育者が自己満足しない、 ただの遊び環境としてではなく、生きた意味のある環境に仕向けていくことが園庭環境に は求められるのではないだろうか。. 5.E園 回収数7 表1−10. ■塁齢. @ @ @ @ @ @レ. ・■固甕. ま カ. ぞ り. . ・■のびのび、開放的ド. へ. ■自然二季季節キ. 1会i. キーワード 人数. 表1一 11キーワード 総数24. E−1. 安全. E−2. 死角. 異年齢. 体力. 圏. 固定遊具. バランス. 安全. 異年齢. 團 國. 経験. エ覚 のびのび. 体力づくり. E−3. 安全性. E−4. 危険. E−5. 思いつきり体を動かす. E−6. 開放的. 圃. E−7. 危険. のびのび. ダイナミック. 体をたくさん動かす. 危険. 怪我をしない. 魎. E園でも安全、安心は7名中7名の記入があった。やはり安全、安心、怪我をしないよ うにということは、重要であることがわかった。. E園では季節感や四季を充実させようとしている。E−1「四季の変化を肌で感じ取れ る場所」、E−2「生き物や植物などを通して四季(自然)が感じられたり、触れ合ったり世. 話をしたりする環境」、E−5「園庭に咲く花や草花、小動物など、季節感を感じられる」 13.
(11) と、子どもたちと一緒に季節を肌で感じ取り、その時々でしか得られない活動をする場所 である。子どもたちが毎日移り変わっていく四季を感じたり、常時動植物に触れ合えたり する場所は園庭なのだと感じた。. 6.F園 回収数8 表1−12 キーワード 人数. ・■生のあ・誓. 十 tl. 思 三. ・■蜜. ■のびのび. ・■■■・然. 543210. 人数. ■噛. キーワード. 表1−13 キーワ…一・・ド 総数15. F−1. 自然. F−2. 自然. F−3. 安全. F−4. 居心地のいい1. F−5. 体を思いつきり. 広さ. 1ストレス発散1. 安全. F−7. 自然. F−8. 自然. 危険がないよう. ム. gって. F−6. ルールのある遊. 1のんびり、. ゆったり1. 1心のオアシス1. F園では安全性よりも、自然や居心地がいいということのほうが多かった。F−4「居 心地のいい環境」、F−5「ストレス発散」、 F−6「のんびり、ゆったり落ち着いて過ご せる環境」、F−7「心のオアシスでありたい」「気持ちを発散できる空間」という場であ るという認識をしている保育者が多かった。中でも心のオアシスという言葉があった。ゆ. 14.
(12) つたり、のんびり、風や日差し、草木や友だちとリラックスし、楽しめる環境という、何 か心の休まる空間であるということを、筆者自身が忘れていたかのようであった。子ども たちにとって、そのような空間があるということは、どれほど素晴らしいかと思った。そ れらの場の設定や、遊具の配置など、まずは保育者ゆったりとした空間、空気を創り出し ていくことが重要なのではないかと感じた。. 7.G園 回収数17. . @E. ・■星. 占翼養. 一■甕荏る. ・■越でき亀. 一. 一. ワ. キ. 心を動かす. 3■ル7ルのある遵び ド. 加■広さ. 。二丁かす. ■2■充寅感.感性.. 隔−安心.茎. ,皇重嚢§書δ. 人数. 恥−自然.四季. 一. 表1−14 キーワード 人数. 表1一 15キ■一一・・ワード 総数75. G−1. 安全. 自然物. のびのび. 安心. G−2. 広さ. 隠れ場所. 広い園庭. 自然. G−3. 安心. G−4. わくわ. 冒険心. 自然. ュ・ドキ hキ 運動的. ルール. ネ遊び. フある. 自然物. 造形遊. 危険. 体のバラ. 思いつきり. 心を動か. 塔X. フを使う. キ. 導線. 挑戦. ム. 魎 圃圃. Vび. G−5. 四季. 死角を作る. 広さ. 思いつきり体を. 危険. ョかす. G−6. 1してみたいと思う捌. G−7. 安全. 自然. 達成感や充実感 ダイナミ. 運動遊び. 自然物. 感性を. 自己を. {う. m立す. bク. G−8. 発散. 危険. 運動能力. 15. 身体能力. ルールの. 甲゚る ?髣Vび 自然.
(13) G−9. 思いつきり体を動かす. ルールのある遊び. 危険がないよう. G−10. 体を動かす. 広い場. 危険. G−11. 自然、四季. G−12. 危険. G−13. 安全. G−14. 体力づくり. G−15 G−16. 体験. G−17. 充実感. 冒険心. 固定遊具. 広さ. 自然. 安全面. 安全面 死角がないよう. 自然 自然. 広い場所 安心、安全. 見通し. 四季. 自然. 水はけ. 四季 自然. 十分なスペース. 五感. 國. G園でも安全、安心、自然についての記載が多くあった。やはりどの園でも、安全とい うことを基本にして、そこからさらに発展させる場として捉えられていることが窺われる。. G園で、記入の多かったのは、感性についての記述である。G−3「ワクワクしたり、 ドキドキしたりするような経験ができる園庭づくり」、G−4「幼児が挑戦したり、熱中し. たりできる遊びがあるかどうか意識し、達成感や充実感が感じられるように、その瞬間に 認めて、自信がもてるようにすること」、G−7「感性を養い、自己を確立し、身体能力を 高めていける場所」、G−17「充実感に満ち溢れた園庭」「開放的な園庭は、子どもたち にたくさんの夢や希望を与える場」などと、保育者の感性によって子どもたちの感性を養 っていけるきっかけ作りが大切であるという内容であった。保育者が様々な事象を感じる ことによって、子どもたちへの気づきにつながり、さらなる園庭環境への配慮ができてい くのである。そのような場にしていこうという意図的なものを感じることができる。園庭. 環境を考えることは、その場での子どもたちの姿に目を向け、さらなる遊びの発展、進展 を望んでいるからこそ、重要になってくるのである。. 第3節各園の比較について 各園での視点を比較することにより、表は高高におけるキーワードについての一覧であ る。この表から、「安全、安心」や「自然、四季、季節感」といったキーワードが全ての園 16.
(14) で見られた。次いで「運動」「広さ、スペース」に関することが7園中5園であった。筆 者が予想していた、保育者における「情報交換、共通理解」は3件と少なかった。なお、 「心を動かす活動という幼児の内面にかかわる記述もあった。以下、各園のキーワード のかかわりについて考察する。. 表1一・16 各園のキーワード抽出数. A園. B園. C園. D園. E園. F園. G園. 総数. 安全、安心、危険排除. 3. 6. 7. 10. 8. 3. 15. 52. 自然、季節感、四季. 2. 5. 1. 9. 4. 4. 16. 41. 運動. 3. 6. 5. 5. 13. 32. 広さ、スペース. 5. 2. 7. 1. 10. 25. 4. 12. 16. 心を動かす活動 4. 5. 3. 固定遊具. 1. 4. 3. ルールのある遊び. 1. 2. 1. のびのび. 1. 異年齢. 2. 15. 2. 1. 1. 9. 4. 8. 2. 5. 4. 友だち関係. 4 3. 挑戦心. 情報交換、共通理解. 1. 2. 3 3. 死角を作る. 2. 2. 導線. 1. 1. 77. 216. 総数. 7. 27. 17. 48. 25. 15. (数値はキー一・‘ワード数). 次に、各園のキーワード相互の関連にっいて、記述を再度見直し開示した。なお矢印 一→・は関係性を表示し、eは相互の関係性を示している。. 17.
(15) 1.A園について. のびのび. 自然. !. 異年齢. 安全. /. 図1一一1 A園でのキーワードの関わり. A園では、安全という意識があり、そのことを中心に園庭での遊びや生活が考えられ ている。安全という項目をベースとして、自然体験、のびのびした気分を味わう、のび のびと遊ぶ、異年齢とのかかわりがあると読み取れる。互いの項目が相互に関連するこ とにより、子どもにとってよりよい園庭環境になると感じた。. 例えば、楽しいからといって危険であってはいけない。自然に触れ合いたいが、安全 が保障されていない場合は、一考する必要があるなど、まずは安全であるということを. 確保する。園の子どもたちが利用する場所であり、誰でも利用できる場所ではない。そ の園の子どもたちの姿に応じて、園庭環境も変化していき、生きた教材として取り扱う ことが求められる。. 18.
(16) 2.B園について. 安全. 十分体を動. /. 広いスペース. 異年齢. のびのび. 固定遊 ルールの ある遊び. かす. 具. 自然、四季. 図1−2 B園でのキーワードの関わり. B園でも安全ということを基本にし、そこから様々な経験活動が保障されている。安全 性と広いスペース、場との関連から、広くても安全な場所という意識を保育者が保持しな ければならない。そこには保育者の立ち位置、チームワーク、連携が必要になってくる。. 各保育者が見とれる範囲は決まってくる。子どもたちと一緒に遊びに没頭していれば、な おさら見える範囲は狭まってくる。それらを補うために保育者同士が声を掛け合い、死角 (デッドスペース)を作り出さないことによって、広くても安全な場というものが提供でき るのではないか。. 園庭環境を安全な場に設定していくのは各園の保育者の力、目でなければならない。. 19.
(17) 3.C園について. 保育者の連携. 安全、安心、危険 がない. 思いっきり体を動. 季節感. かす、運動遊び. 広いスペース、. 環境. 図1−3 C園でのキーワードの関わり. C園では、安心、安全で危険がないスペースを作りだしていくのは保育者の連携である と考察する。保育者同士の連携があることによって、安心で、安全な場が設定される。そ の中から、思いつきり体を動かしたり、季節感を感じたりすることのできる場ができてく るのであると考える。広いスペースで、思いつきり体を動かすだけであれば、近くの公園 と何ら変わりない。公園と園庭の違いは、その場に保育者の思いや、意図が組み込めると いうことであると考察する。. 20.
(18) 4.D園について 情報交換、共通意識. 十分なスペー. 安全、安心. ス 水はけ. のびのび 自然. ゆとり. 〈lliiilil)〉. 遊具、固 定遊具. 友だちとの関. 体力づく. わり、自主性. ルールのあ る遊び. り、運動. 図1−4 D園でのキーワ・一一・一ドの関わり. D園では、保育者間の情報交換、共通意識が重要である。その意識の中から安心、安全 ということが保障され、各活動が行われていく。様々な活動をした後に、さらに保育者間 での話し合い、情報交換、共通理解が行われ、循環していく必要があるように感じられる。. 遊びは1日で終わらず、翌日も、さらに翌々日も行われる。同じ環境で同じ道具を使って 遊ぶことはない。保育者が子どもの姿に応じた遊具や道具を再配置し、再構成していくこ とが求められる。. 「保育内容『環境』領域における自然にかかわる保育内容を充実させ、保育の質を高め ることも、幼児期における自然との関わりを豊かにすることに繋がるだろう」(5)と高橋 (2009)は述べている。. 保育者には「子どもの主体性や自発的な遊びを中心とした保育を堅守しっっ、子ども にとって必要な力を促すための、保育者による意図的な学びの場の構成、遊びを展開さ. せるための積極的なかかわりは重要である。子どもの将来を見通し、生きるために必要 な力を精選し、十分に練られた計画と環境のもと、教師が様々な役割を果たすことが期. 21.
(19) 待される」(5)と述べている。言い換えれば、幼児が普段接することの多い園庭環境を、. 教師がどのようにコーディネイトするかということであると解釈する。保育者という環 境をいかに生かし、その中で子どもにより、園庭環境との出会いを訪れるようにするに は、保育者の意識によって異なるのである。. 5.E園について. 一. 安全. 固定遊具. バランス感覚. 体力づくり. からだを動かす. 異年齢. 自然. ∼ のびのび. 四季、季節. く,一一一“一一一’一一一)F. 開放的. 図1−5 E園でのキーーワードの関わり. E園では、各活動の関連性も必要ではないかと感じた。異年齢での活動だから感じとれ ること、固定湯具を使用するからこそ感じとられることなど、各項目が単独で素晴らしい. 活動にはならない。各々の項目があるからこそ、子どもが様々なことを感じとれるのでは ないだろうか。. 例えば、固定遊具で遊んでいて、高い所に登ったから、木々に生い茂る葉っぱを鑑賞し たり、ちぎって遊びに取り入れたりする。心地の良い風が吹いているから走りたくなる、 など各項目が重なり合ってこそ見えてくる活動もある。. 22.
(20) 6.F園について. 安全. 自然. 広さ. ルールのある遊. 発散. び. 心のオアシス、. 居心地のいい. 図1−6 F園でのキーワードの関わり. F園では、安全の中で、各活動があり、各活動を通じて居心地が良くなり、さらにそ の活動へと戻っていくのではないか。遊びや活動をしていて、楽しくなかったり、気持 ちよくなかったりすれば、そこで遊びは終わってしまう。心の解放、心地よさを感じる ことにより、さらに遊びが継続し、翌日の遊びへとつながっていくのだと考える。. 23.
(21) 7.G園について. ”. 安全、安心. 充実感、感性、. 体を動かす 心を動かす. 固定遊具. 1. 広さ. 自然、四季. ルールのある 遊び. 死角を. 挑戦でき 導線. る場. 作る. 図1−7 G園でのキーワー・・ドの関わり. G園では、様々な項目が挙がってきた。A∼F園の考察を踏まえ、各項目が相互に作用 する中で、死角を作る、導線という項目があった。広いから充実感を味わえるのではなく、 固定湯具があるから導線がつながらないのではない。遊びに必要なものを保育者が用意し、. 安全に遊べることが子どもたちにとって最善の環境ではない。子どもたちが欲した環境、 あったらいいなという環境、ここでは死角を作る、自分たちの場、隠れ場、秘密基地にな りうる場をも同時に考えていかなければならないという提案が含まれている。そのような 考え方も園庭環境を見つけていくためには必要な視点であると感じた。. 以上7園についてみると、安心安全を中心としながらも各園で、他の記述との関わり 方が違うことが分かった。次にそれらをまとめて考察する。. 24.
(22) 第4節 各園と全体の小考察. 各階の質問紙調査から浮かび上がったキーワV…ドから、園庭に対しての意識や、活用方 法は様々な項目が挙がった。園庭環境についての保育者の意識を総合すると下記の表にま とめることができた。幼稚園・保育園の園庭に対しての保育者の意識を集めることができ た。各園の保育者の意見を集約することで、様々な意図や思いが込められていると感じた。. 園庭環境についての活用方法、意識していることについて66人の保育者から、216件 のキーワードを抽出したことによって、次頁の表が浮かび上がった。. 噌. ロ育者の連携、共通理解L. 「 「. ﹁. 遊び場の再構成. F. ←. 安心、安全、危険がない. 1のびのび1. 固定遊具1. 自然、季節感、四季. 友だち関係. 広さ、スペース 異年齢とのかかわり. 画国. 相互関係. 心を動かす活動. 死角を作る. ▲ e. 居心地がいい、充実感、達成感 図1−8 全園によるキーワードの関係性. 各保育者から視点として、「安全、安心」「広さ、スペース」「自然」「子どもたちのため. の環境」「運動面」ということが多く挙がった。園庭環境に必要不可欠な要素が十分に入っ. 25.
(23) た内容となった。一方「保育者の意識、共通理解」が要となるキーワードであるにもかか わらず、件数が少なかったことは課題として明らかになった。. 引用文献. (1)川喜田次郎 『発想法一創造性開発のために一』 中央公論新社 1967年. (2)川喜田二郎 『KJ法一混沌をして語らしめる』 中央公論社1986年 (3)川喜田次郎 『続・発想法一K:J法の展開と応用一』 中央公論新社 1970年. (4)川:喜田次郎、松沢哲郎、やまだようこ 「KJ法の原点と核心を語る」 『質的心理学. 研究』 第2号 第2巻 2003年 8−15頁 (5)高橋多美子 「幼児期における自然との関わりを豊かにする環境構成と保育実践」 『兵. 庫教育大学大学院連合学校教育学研究』 博士論文 2009年 6頁. 26.
(24) 第2章 保育者に対するインタビュー調査 第1節 調査目的及び方法. 1.調査の問題と目的 「面接法では、一つの説明をして不確定な点などがあれば、補足や説明をして、さら に詳しく尋ねることができる」ωとある。質問紙調査によって明らかになったキーワー ドを基に、さらに保育者自身が考える園庭環境についての活用方法や意識について精査 していく。園庭環境に対する保育者の意識をどのように持っているのか知ることで、現 存する幼稚園・保育園での活用方法を知る。インタビュー調査によって回答していただ く保育者の園庭環境についての意識を知ることを目的とする。. 2.調査方法 質問紙調査によって明らかになったキーワードを基に、保育者が意識しているところ、 気になっていることからインタビ=…一ガイドを作成し、インタビュー調査を実施する。イ. ンタビューから明らかになったことを分析し、筆者の考察を交えながら述べていく。. (1)対象者. 前章でアンケートを実施した対象園である公立2園から4名、私立5園から2名に公 立幼稚園1園から1名を加え、合計8園に勤務する保育者7名にインタビューを行った。 アンケ・一・一ト調査に協力いただいた中から無作為に抽出した。対象者の概要は表1に示す。. 27.
(25) 表2−1 インタビュー対象者の概要 性別. 経営形態. 所属. 職員数. 雇用形態. 職名. 年齢. 経験年数. A. 女性. 公立. 幼稚園. 8名. 正規職員. 園長. 57歳. 37年. B. 女性. 公立. 幼稚園. 35名. 正規職員. 園長. 48歳. 28年. C. 女性. 私立. 保育園. 12名. 正規職員. 保育士. 37歳. 18年. D. 男性. 私立. 保育園. 18名. 正規職員. 保育士. 30歳. 10年. E. 女性. 公立. 幼稚園. 31名. 嘱託職員. 教諭. 28歳. 8年. F. 女性. 公立. 保育園. 35名. 嘱託職員. 保育士. 27歳. 7年. G. 女性. 公立. 保育園. 31名. 嘱託職員. 保育士. 22歳. 2年. 1. (2)インタビューの手続き. 2012年3月から6,月まで、1対1の半構造化面接を行った。あらかじめ園庭について の思いを聞きたいということを伝えておき、同意を得られた保育者に著者が一人ずつ聞 き取りを行った。インタビューに際して、アンケート調査の中から出てきたキーワ・一一一Lド. 6点についてインタビューガイドを作成し行った。インタビューの時間は平均13分(最. 長18分、最短11分)であった。インタビュー実施後、一人分ずつ逐語録を作成した。. 表2−2インタビュー質問項目 ①園庭での必要な機能とは. ②園庭での安全対策、配慮 ③子どもたちのためになる園庭とは ④自然をどのように取り入れているか. ⑤園庭環境を再構成する保育者間での話し合いやカンファレンスの環境について ⑥園庭環境において重視していること. (3)倫理的配慮 インタビュー開始時に改めて本研究の昌的を説明し、インタビュー内容の研究使用と. ICレコーダーによる音声記録の許可を得た。また、プライバシーの保護に関し①調査内 容を本研究以外の目的で利用しないこと②修士論文を公表する際、個人が特定されるよ 28.
(26) うな形にしないこと③報告書に先立ち、希望する場合は自身の面接内容に関する部分の チェックが可能であること④論文発表後、ICレコーダーに記録した内容について、対象 者の希望する方法で処分をおこなうことを口頭で説明した。なお、音声データから書き 起こしに際して、個人名などはアルファベット表記に個人情報に配慮した。. 保育者に承諾書(2部)記入してもらい、1部を対象者控え、1部を筆者用とした。. 第2節 保育者の感性や感受性について. 本章ではアンケート調査を実施した後、各園の職員にインタビュ’一をした。その中から 「保育者の感性や感受性」によって表出された部分を抜粋し、省察した。. インタビュー内容から発言者をアルファベットで表示し、発言内容を①∼③で表した。 重要だと思われる箇所は、[=コにて表示した。. 1.園庭にとって必要な機能 表2−3 発言者. B. 園庭にとって必要な機能について 発言内容. ①園庭の環境は子どもが巳んで変えられるということが大事 ①ちょっとぐらい、だめかもしれないけど、. 見えない場所、かくれられる場所も必要。危ない場所もちょっとはあったほ. F. うがいいじゃないかと思う。こういうところは気をつけて渡らないと落ちる んだよということを身体で体験する。保育者がそのときは言わないといけな いと思うが、ここを渡るときは気をつけよとか。そういうのがあったほうが いいと思います. B一①「挑んで変えられる」機能という回答に、子ども主導であるということが如実に 表れていると感じた。園庭は誰のために整備し、誰のためにあるものなのかということを 一考させられる答えであった。保育者が場を整え、遊びやすいように考えるのではなく、. その遊び場を使う子どもたちがその環境に挑み、様々な変化を与えていくことは非常に重 要な視点である。また園庭環境の性質が表れているとも感じた。子どもが主体的に考え、. 29.
(27) 遊び場を変化させていき、さらに遊びが広がっていく。そのような場を設定することこそ が保育者には求められているのではないだろうか。 F一①「見えない場所、かくれられる場所、危険な場所」は仙田(1992)(2)がアナーキー スペース(注1)、アジトのスペース(注2)として必要性を述べている。「子どもたちの想像力. を刺激するアナーキースペース」「子どもたちの共同体としての意識を育み、友情や思いや. りだけでなくあるときは裏切りや暴力を体験させるアジトのスペース」など、子どもたち の遊びにさらなる幅をつけるための場である。安全面を守りっっ、そのような場のもつ魅 力を感じている保育者もいることが確認できた。. 他にも運動面、安全面、四季、自発性、水はけ、発散などと上がった。. 2.園庭での安全対策、配慮 表2−4. 園庭での安全対策、配慮について. 発言者. 発言内容. ①幼稚園は可か問題が起こって、そこでどうするかということを育てたい. B. ②何か困ったことがあってどうするかという力をつけていくのが幼稚園 ③本当はもっと冒険をさせてやりたいけど、ちょっと安全ということ考えない とダメかなとは思います. C. ①子どもがのびのびといろんな遊具にチャレンジできるように、先生は常にこ こからみているよというサインを子どもたちには送っている. B一①「何か問題が起こって、そこでどうするかということを育てたい」という回答に は、筆者も賛同した。岩田(2007)によると、「幼児期に保育者の下手な介入が子どもの自立. 性が育つ機会を奪ってしまう危険性があり、保育者には、ときに待つ・黙って見守るとい ったスタンスが求められるようにもなります」(3)と述べている。そのような場に何が不可. 欠であるか考察すると、保育者が幼児の発見や探究心を促していこうと意識しなければ、 「ダメ」の一言で遊びが終わってしまう危険性を帯びている。何を園庭環境でしたいのか、. 今どのようなことをねらって活動しているのか、保育者の意識によって、子どもに及ぼす 人的な環境が変化してしまうのではないか。そのようなところは、日頃からの保育者同士 30.
(28) の連携や声かけが重要であると考える。. B一③「冒険をさせてやりたい」冒険でき、遊び込める環境である中で、力をつけてい く。もちろん安全性ということを考えた中での冒険である。もっとさせてやりたい気持ち と規制したい気持ちと保育者自身が揺れているという状況を知ることができた。. C一①「サインを子どもたちに送っている」ということも、保育者の意識が大きく影響 しているのではないかと感じた。見守るのか、声をかけるのか、制止するのか、励ますの か、保育者の見方によっては様々な対応をすることができる。一貫した保育、援助という ことが、より子どもの活動を助長していくのである。. 3.幼児のためになる園庭. 表2−5. 幼児のためになる園庭について 発言内容. 発言者. ①人との出会いもできる園庭、自然との出会いもできる園庭. A. ②三園はちょっと作られた園庭であるが、もっと自然な体験ができるのではな いかと思う。狭かったら、狭さもどれぐらいかわからないところもあるが、 思い切って遊ぶことができにくいことがあるのではないかと思う. D. ①広さも工夫次第かな ②田舎だけに、恵まれている. F. ①もし自分が子どもやったら、遊びたいなと思う ①エリアを制限するっていうのも子どもたちからしたら、ちょっと窮屈になつ. G. てしまう. ②2歳も2歳で砂場だけじゃ物足りなくなってくる. A一①「人との出会いもできる園庭、自然との出会いもできる園庭」とある。園庭環境 でしか体験、経験できないことが、数多くあるという意味を含有している。園舎内でもで きる活動であるが、より園庭環境のほうが出会えるという意味である。友だち関係であっ たり、保育者との関係を通して、自然体験を豊かにしたり、協同的な遊びを育んだりする. 場である。または逆に自然体験や協同的な遊びから、友だち関係を培ったり、保育者との 関係を強固にしていったりする場でもあるということが読み取れる。. 31.
(29) D一①「広さも工夫次第かな」という発言から、大切なことは狭さや広さではなく、そ こで活動する子どもや保育者によって、どのようにも変化していけるということを意味し ている。子どもの遊びから、場面の転換を図り、広くも狭くも使える環境を作り出せる保 育者力があれば、どのような環境であっても最善で、最適な場を作り出せるということで ある。. F一①「自分が子どもやったら、遊びたいと思う」ということは、初めからある環境で はなく、そこに子どもたちの遊びを通した、環境の再構成をしていける、保育者が創り出 した環境が重要であると思う。川田ら(2009)は、「興味関心がわき、自分から自分なりに働. きかけていける、豊かで計画的な環境。自由に触れたり、試したり、心ゆくまで取り組め る時間や空間。感動や発見を味わえる、豊かでそして意図された自然や文化環境等の整備。 子どもの豊かな発想や、挑戦意欲が湧き出るような遊びの援助や提供」(4)ができるような. 環境構成が園庭には必要であると述べている。子どもの遊びたい空間、もっとそこにいた くなる環境を作り出していくことが求められる。. G一①「エリアを制限する」ことも、保育者の思いや考え方、配置によってはカバーす ることができる。なぜ、エリアを制限するのか。保育者が子どもたちを安全に見切れる場 が園庭環境ではない。いかに安全な園庭環境を保育者がプロデュースすることが必要な視 点であると考える。. 4.自然をどのように取り入れているか 表2−6 自然をどのように取り入れているかについて 発言内容. 発言者. ①葉っぱが落ちても片付けたくない気持ちと、園庭を美化しておきたい気持と. A. の兼ね合いが難しい ②自然はその日その日で変わっていくから、そのチャンスを大事に ①こんなに自然のあるところやのに、できた時は虫もいなかった。草も生えて. B. いないし. ②かわいそうな環境だった. 32.
(30) ①花壇のところに返して、虫さんたちもお昼ごはん食べようか、じゃあ虫が死 んでしまったときは、お墓に埋めてあげようかと、虫を通して花壇をそうい. C. う場所にして、子どもとのやり取りをしている @. なんとなく木が見てくれているような、園庭を覆ってくれているような、. そんな感じなんで、木は必要だなと思っています. A一①「チャンスを大事に」ということは、日々の保育の中で非常に重要であると感じ た。その日その日によって表情が変わっていく園庭の自然環境であるからこそ、保育に取 り入れていく必要があるのではないか。園行事に追われ、そのようなチャンスを見逃して しまうこともあるだろう。一人一人の保育者が、“チャンス”と捉えるのか、捉えないのか. では、保育に違いは出てくる。チャンスをチャンスにできる保育の共通理解であったり、 話し合いの場をもったりすることは、他の保育活動にとっても有意義なことであると思う。. B一②「かわいそうな環境だった」とある。まずは保育者が園庭環境について気付き、. 改善していこうという気持ちをもっこと。園庭環境にとって何がいいのか、何が悪いのか 見極め、どう改善していくのかを考えることが、園庭環境の再構成にとっては必要である。. 誰かがやってくれる環境ではなく、自分がどのように活用していくのかと考えながら、他 の保育者に発信していくことが活用への一歩である。. C一②「なんとなく木が見てくれているような、園庭を覆ってくれているような、そん な感じなんで、木は必要だなと思っています」から、保育者の感性がいかに子どもに影響 を与えているか、そのようなことを考えて日々の保育をすることは大切である。感性を表 出する側と、受け取る側、そのお互いの感性のやりとりがあるからこそ保育が成り立つの ではないか。またその感性を生かして、環境を整備していくこと、環境について話し合う ことは重要な保育者の責務である。. 5.園庭環境を再構成する方法 表2−7 園庭環境を再構成する方法について 発言者. 発言内容. C. ①先生によって視点が違うので、怪我をしたからこれをこうしたらほうがいい 33.
(31) という先生がいたり、そうではなく、そうしてしまうと子どもがいろんなこ とに挑戦できない. C一①「先生によって視点が違う」「視点の違い」はどのような保育活動にとっても必要 である。一人の保育者の考えが素晴らしいのでもなく、よく考えているから秀でているも のでもない。保育者同士の情報の共有、思いのすり合わせをすることにより、横の関係を 構築する。様々な考え方があることによって、様々な角度や視点から子どもたちを見守る ことができる。そのためには保育者同士の思いを出し合える、話し合いや会議が必要不可 欠である。. 6.園庭環境において重視していること. 表2−8 園庭環境において重視していること 発言者. 発言内容 ①匪がって一緒に遊ぶ[. A. A隅っこで2人とかでこそこそ遊んだり虫探しをしている姿もいい. A一①「群がって一緒に遊ぶ」ことは園庭環境が一番実行しやすいのではないか。子ど も同士群がって遊ぶことで、協同的な遊びが深まっていく。 小林ら(2006)では「協同的な学び」が成立するには「追及的な学び」として「本当にや. りたいことを繰り返し試したり失敗してもやり直したりすることなど自分なりのやり方で 追求し、遊びこむことが大切である。遊びこんで追及していくうちに薪たな発見や気付き がうまれ、そのことによって学びの質はより深まっていく」(5)と論述している。. また「協同的な学び」は自分の存在を丸ごと受け止めてくれる友だちの存在と仲間との 葛藤を個の育ちにつなげ、更にそれを協同的な学びにつなげていこうとする教師の存在の 上に成り立つとしている。協同的な遊iび、学びは保育者の空間の再構成や、援助方法の在 り方によって幼児に及ぼす影響は計り知れないからである。. 協同的な遊びを育むために子ども同士、またはそこに携わる保育者の意識が生かされて こそ、園庭環境を生かした遊びが展開されていくのである。. 34.
(32) 保育者の感性、感受性というものが園庭環境において重要な役割を果たしていることが 読み取れる。保育者の思い、考え、行動力が率直に表れる環境が園庭ではないかと思う。. 儒学での園庭環境の優先順位は低い。しかし非常に重要な場であると考えている方が多 い。そこには各保育者の思いをすぐに反映できるというメリットがある。また逆に一人で は環境を再構成できない、もどかしさを感じる場でもある。保育室に比べると園庭環境の 広大さや思いの反映しにくい場であるということがその理由であると考察する。 しかし、園庭環境を意識している保育者が多く、園庭環境について話し合う時間が長く、. 保育者間での話し合う機会を多く持たれている園では、再構成する保育者環境が整ってい ると考える。. 第3節 保育三間の共通理解と連携について. 佐藤(2009)によると「物的な環境面からのアプローチを行うことも可能だと認識するこ とで、保育者自身にも新しい視点が得られる」(6)と述べている。それは保育者同士のカン. ファレンスや園内研修会などによって行われるチームティーチングを通して保育者の環境 に対する意識を高め、園庭環境を見直し、幼児の遊びを充実させる新しい視点になる。 固定遊具や移動遊具の見直しはもちろん、その使用方法についても各保育者の思いによ って様々である。自然環境の在り方、使用方法、園庭での遊び時のルール作り、自然物と の出会い、季節を感じることなど園庭を活用していくときには様々な要因が含まれる。そ. れらのことを理解していても、行事やクラス活動に時間を拘束され、園庭環境が十分に活 用されていない現状がある。どのように活用されるのが幼稚園の園庭としての役割を果た しているのであろうか。. 保育者は人的・物的・空間的環境を考慮し、園庭で遊ぶ時間を作り出し、場の整備をし、. 共に遊びを進めていくという役割を保持している。保育者が園庭での活動を意図的に設け なければ、幼児の気づきやつぶやきを拾い集めることはできない。そのような自由な遊び 場こそ、幼児の自発性を高め、友だち関係も友好に育っていく。そのためには園庭空間に は保育者の意図が反映された環境を整備することが必要である。. 今ある園庭を活用し、幼児にどのような形で還元できるのかということを意図して保育. 35.
(33) し、環境を構成していくことは保育者一人一人の技量によるものであってはいけない。永 野(2006)は「自発的活動を確保するための環境構成を行うには、より高度な観察力、洞察. 力、経験などが要求される。環境構成の問題は保育者の資質や能力により大きく変わって くる」(7)と述べ、高月(2001)は「教師は全面的に子どもたちに物的環境を任せてしまうの. ではなく、見守ったり、手伝ったり、手助けをしながら、必要な場面では積極的に環境を 構成する」(8)と環境構成を再設定する教師の重要性を説いている。. 園庭環境に関して保育者の意識が低いため、再構成していかなければならない場という. 優先順位が低いということが一因ではないかと推察される。また各園においては園庭環境 の差も多大にある。地域性も園庭環境には大きく影響を与えている。和田(2006)は「環境. はそこにあるだけでは幼児にとって意味はない。保育者が環境に意図を持たせ、その中か ら育つこと、身につけさせたいことなどを含ませて構成する。幼児とともに構成するもの であること」(9)と述べている。保育者の意識が園庭環境に向けられればおのずとそこで繰. り広げられる保育活動の方法は増え、幼児の遊びは深まっていく。園庭環境が整い、幼児 の姿からの再構成を行うことで遊びが充実していくのではないかと考える。 保育者自身が現存している園庭環境を幼児のために生かすには、環境の再構成を行い、 どのような共通理解、連携を図っているのか、各保育者のインタビュー内容を比較検討す る。. 結果と考察において、インタビュー内容を①共通理解、連携を図る頻度、②話し合いは 必要か、③どのようなことを話し合っているか、④その他、に分けて記載した。発言者と 発言内容をアルファベットと数字にて記す。. 表2−9 インタビュー調査より 「共通理解、連携について」 発言内容. 発言者. ①(共通理解や連携をする時間を)改めてそういう時間を持ったことはない。. 麺、ああだなこうだなという話はしているが、考えてみたらそういうことは. A. していない。. ②(共通理解をする時間ば泌要だと思う。やはり私たち} れ合いになってしまってい ④何か子どもたちに出会わせてやりたいというものを集めてきている。そういう意識(が必要で ある)。. 36.
(34) ①(共通理解や連携をする時間は)大事。匿三画はしてた。エリア会議はできな. いときもあるがその程度. B. ②お互いに共通理解することが大事 ③こういう思いでこういうことをやっている。子どもがこうだから。という話 をするのがやっぱり大事 ①常に。保育者同士の中で、意見交換をしています. C. ③子どもがこういうところで怪我をしたから、こういうところに気をつけよう だとか、そういう話し合いをしているので、. その を設けなくても保育者同士での意見のつながりはあると思います ①毎日といったら毎日. ③ここがどうなってたからこうカバーしょうねだとか、その日のというかその. 時から配慮できるように、声を出し合いましょうという関係作りはしてい る。. D. 全員の共通意識ができないので、終礼の時間であったり、月の職員会のと ころで、全体で把握できるように、実際声に出したり、文章に残して、共 通意識を持てるようにはしていますね ④職員同士で連携を取り合いながら、声を出し合いながら、みんなで相談しな がら進めている。. ①に何度か。話し合う日はない。全体で取りかかる日の中では、こういうと ころも気になるなというような話になったりはする。部屋の中で話し合うこ とはない。. E. ②育者同士で話し合う程度で終わっている。 ③余ほどであれば朝礼などで、こうしたらいいのではということをいう。 @. 大体保育者の中で、こうしたほうがいいよねで終わってしまう。よくし たいと思う気持ちはあるが、私は言えない。言える立場であったら言う. F. ①月2ぐらいはある ③園庭環境についてみんなで話し合う. 37.
(35) o. 私が勤めてからは闘いたことがないですね。他の保育者で話し合っている ことかもしれないですけど. G. ②(話し合う機会が)あればいいなと思います ③他の学年の先生と連携しながら、一つの持ち場を持って遊んでいる ④思ってもそれが発信されることはないです. 結果と考察. B一②「お互いに共通理解することが大事」、C一①「常に。保育者同士の中で、意見交 換をしています」、C一③「場を設けなくても保育者同士での意見のつながりはある」、 D. 一③「声を出し合いましょうという関係作り」、D一④「全員の共通意識ができないので、. 終礼の時間であったり、月の職員会のところで、全体で把握できるように、実際声に出し たり、文章に残して、共通意識を持てるようにはしていますね」とこのように、実際に園. 内で園庭環境についての共通理解、連携がなされている園が多い。中でも、D一③「声を 出し合いましょうという関係作り」ということは非常に重要であると感じた。思っている ことを、声に出せる関係は保育者同士が作っていかなければ、できない関係である。保育 者同士の仲の良さだけで、この関係は作っていけない。そこは保育者同士が、保育のプロ としての意識があるからこそ、互いに作っていける関係である。. 各園で働く保育者の人数にもより、また交代勤務の中で、互いに声を出し合う場がない 時でも、D一④「全体で把握できるように、実際に声に出したり、文章に残して、共通意 識を持てるようにしていますね」、とこのような連携が重要である。文章に残して、職員全. 体へと行きわたることは、園庭環境のみならず、園全体の活動として積極的に取り入れて いきたいところである。 また、A一①「普段の雑談の中で」、からは、改めてそのような時間を持ったことはないが、普段の話. し合いの中で、保育者同士が意見交換をするようにしている。C一③「場を設けなくても保育者同士. での意見のつながりはある」、という園もある。職員間の変動があまりなく、年齢の近い女. 性が多い園であるため、普段の会話の中から、情報交換をするようにしているということ であった。情報交換や連携は必要であるという認識が保たれている。 では実際にはどのように、保育三間の共通理解や連携が行われているのか。. 38.
(36) A一②「慣れ合いになってしまっている」と園庭環境についての共通理解や連携が必要だと思っていな がらも、実際には実行されていない園もある。話し合いの場を持たずとも、保育近間の雑談の中で話し合って いるが、実際には不十分であると感じる部分もあるのであろう。. また、このインタビューの中では、E一④「大体保育者の中で、こうしたほうがいいよ ねで終わってしまう。よくしたいと思う気持ちはあるが、私は言えない。言える立場であ ったら言う」、G一①「私が勤めてからは聞いたことがないですね。他の保育者で話し合っ ていることかもしれないですけど」、G一④「思ってもそれが発信されることはないです」 とこの両者から、言えない、自分から発信はできないという意見が聞けた。両者ともに、. 現在の勤務園での経験年数が2年目ということもあり、率直な感想が聞けた。勤務年数が 短い保育者が自分の意見として、園庭環境に関して発言する機会や発言する意欲が低いこ とが分かった。互いの意見が言い合える関係作り、場作りが、幅広い意見の収集につなが. る。共通理解や連携について必要と思っていながらも、発言機会がなく、自らの思いが注 ぎ込まれない園庭環境は少し寂しい気持ちがする。どのような場の構成についても、話し 合える環境作り、場作りが必要だということが分かった。 川田ら(2009)によると「保育者の役割は、よく言われるような黒子のようなものではな く、自らも主体としての願いをもち、それを子どもたちの願いに結び付けていくという「姿 の見える」保育者である」(4)と述べている。園庭環境に対して、保育者は黒子ではなく、. しっかりとした意識や思いを発揮していける、一主体者としての働きかけが必要であると いうことを言い表している。. 第4節 小考察 7名のインタビュー結果から、図2−1のような図式によって表わせた。安全、安心とい うことをベースに、様々な活動や遊びがある。それを援助し支える保育者からの視点を基. にして、話し合いや会議の場がもたれる。そこから、危険排除や場の設定など共通理解が 図られる。それらが循環することによって、目々の遊びが充実し、園庭内で活動する子ど もの遊びが深まっていくと考えられる。. 園庭環境に対しての保育者の意識は、園庭という環境があるのが当たり前になっていて、. 各保育者が構成について考えているが実行したことがない保育者と、毎日のように話し合. 39.
(37) い場の構成をしていこうという思いを持った保育者がいることが分かった。 園庭環境をどのように構成していくのかは、一人の保育者に委ねられるものでもないし、. 依存するものでもない。園長や一部の保育者の思いが反映されるだけでは園庭環境を活用 しているとは言えない。固定遊具や移動遊具の見直しはもちろん、その使用方法について も各保育者の思いによって様々である中で、幼児が遊具を使うときでも、それぞれの保育 者の思いが違うと子どもが使い分けをしなければならない場面もある。 保育者間でチームティーチングを図り、園庭に関する意識を園全体で向上させていくこ とによって、園庭環境に対する価値観や思いは見直されていく。内容は自然環境の在り方、. 使用方法、園庭での遊び時のルール作り、自然物との出会い、季節を感じることなど園庭 を活用していくときには様々な要因がある。それらのことを理解していても、行事やクラ ス活動に時間を拘束され、園庭環境内で活用されていない現状があると推測する。. 芝生は伸びっぱなし、雑草との見分けがっかない。固定遊具に使われている木、木製遊 具が朽ちている、林の中は木の根が蔓延っている(土が流出している)、遊具に水がたまっ. ている、錆びて使えない遊具がある、砂利や石があちらこちらに落ちている。このような 場を園庭と呼ぶことはできない。松永ら(2007)は「豊かに夢を描き、人間関係を育む多様 な経験を可能にする園舎や園庭という空間が重要であると考える」(lo)と論述している。横. 山(2008)は「幼児にとって身近にある幼児施設の園庭は日常的に活動できる貴重な遊び空 間のひとつである」(11)と述べている。. 子どもたちが遊びの世界を広げ、心を解き放てるような園庭環境を構成していかなけれ ばならない。そのためには保育者が園庭環境について見つめなおし、保育者の思いや感性 を織り交ぜながら、共通理化を図り、連携を取りながら再構成していくことが重要である。. 保育者が園庭に対する意識を向上させることにより、園庭における幼児の遊びに対する 考え方や遊びの方法などにおいても変化が出てくる。園庭環境を整備することにより、危 険因子を排除し、また意図的なねらいや目的を付け加えることで、さらに遊びの種類や幅 が増えたり、遊びの充実にもつながっていったりすると考える。園庭環境に対する使用目. 的や活用方法を保育者一人一人が考えていくことこそが、園全体の園庭の有効な活用がで きる方法の向上につながっていくのである。. 40.
(38) 壷. 保育者からの視点. 保育者からの視点. 安全. 〈iiii!). 相互関係. 自然. K. 固定遊具. 花、樹木、昆 NXth4. 虫. / 運動. 友だち関係 運動、. スペL一一・一ス、広さ、. 体力づくり. ノ. 狭さ. ルールのある. jiiiiiiiiiii))’. 保育者からの視点. 保育者からの視点. 保育者の話し合い、会議、カンファレンス. 保育者による共通理解、園庭環境の再構成. 子どもの遊びの発見、発展、深まり 図2−1 インタビューからの相関図. 41.
(39) (注1)アナーキースペース 空間がごちゃごちゃしていて、とりとめもない状態をいう。 (注2)アジトスペース 子どもの頃の秘密の場所とか秘密の小屋とか子どもだけの場所。. 引用文献 (1)松浦均・西口利文 『心理学基礎演習Vbl.3 観察法・調査的面接の進め方』 ナ. 伊仙シや出版 2008年 50頁 (2)仙田 満 『子どもとあそび 一環境建築家の眼一』 岩波出版 1992 19−20頁 (3)岩田純一 「協同性に学ぶということ」 『幼児の教育』 日本幼稚園協会 第106巻. 第7号2007年6頁 (4)川田学・津田千明 「幼児期における協同性とその援助の視点を探る」 『香川大学. 教育実践総合研究』 第18号 2009年 67−74頁 (5)小林功、高柳恭子、岩渕千鶴子、五十嵐市郎、大場美穂子、前原由紀、稲川知美、星 野さやか 「協同的な学びをより豊かにするために」 『宇都宮大学教育学部教育実. 践総合センター紀要』 第29号 2006年 405頁 (6)佐藤智恵・七木田敦 「保育室の環境構成が幼児の活動に与える影響 一気になる子の. カンファレンスより一」 『幼年教育研究年報』 第31巻 2009年 101頁 (7)永野泉 「保育研究における環境論の比較」『淑徳短期大学研究紀要』 第45号 2006. 年 87頁 (8)高月教恵 「子どもの主体性と教師のかかわり(4)一園と家庭との個人的なかかわりを. 中心に一」 『新見公立短期大学紀要』 第22巻 2001年 18頁 (9)和田公子 「子どもの遊びにつながる環境 一事例研究の考察から一」 『奈良佐保短. 期大学紀要』 第14号2006年118頁 (10)松永道子 宮崎淳子 「多様な人間関係を育む幼稚園園舎についての一考察 一K幼. 稚園の園舎の設計参画とその活用について一」 『長崎短期大学研究紀要』 第19号. 2007年 103頁 (11)横山勉 「園庭における自然環境群遊び空間に関する研究(5) 一園庭と基地(裏山)一」. 『日本建築学会北陸支部研究報告集』 第51号 2008年 285頁. 42.
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