• 検索結果がありません。

ニワトリ胚内耳の形態形成機構の解析

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ニワトリ胚内耳の形態形成機構の解析"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

ニワトリ胚内耳の形態形成機構の解析

著者

宮崎 浩充

2358

発行年

2006

(2)

氏名(本籍)

学位の種類

学位記番号

学位授与年月日

学位授与の条件

研究科専攻

学位論文題目

みやざきひろみつ

宮崎浩充(石川県)

博士(医学)

医博第2358号

平成18年3月24日

学位規則第4条第1項該当

東北大学大学院医学系研究科

(博士課程)医科学専攻

ニワトリ胚内耳の形態形成機構の解析・

論文審査委員

(主査)

教授小林俊光

教授大隅典子

教授仲村春和

教授佐竹正延

一401一 ■■」蓋_一

(3)

論文内容要旨

ニワトリ胚内耳原基の耳窩及び耳胞の背内側に転写制御因子Gbx2,腹側にOtx2が発現し, その境界部にFgf8あるいはFgflOが発現していることが報告されている。中脳後脳部でOtx2 とGbx2は互いに抑制的に働いて中脳後脳境界が形成され,その境界部にシグナル分子Fgf8が 発現することが明らかにされている。そこで,内耳原基でのこれらの遺伝子の役割を明らかにし ょうと考えた。まず,insi∼zfhybridizatio1/により正常胚での発現パターンを観察し,inovo エレクトロポレーション法によるGbx2,0tx2,Fgf10の内耳原基での強制発現実験,SU5402 によるFGF受容体の機能阻害実験を行った。 まず,内耳原基ではGbx2とOtx2の発現領域の間に発現するのはFgf8ではなくFgflOであ ることが示され,次に,内耳原基でもGbx2とOtx2は互いに抑制的な作用をもつことが示され た。また,FgflOの発現領域から蝸牛神経節の前駆細胞が遊出し,SU5402をしみこませたビー ズをおくことによりFGF受容体の機能を阻害すると蝸牛神経節の形成が阻害されることから, 蝸牛神経節の形成にFgf10は非常に重要な働きをしていることが示唆された。また,Otx2は Fgf10の発現を抑制するので,Otx2の強制発現により蝸牛神経節の低形成が見られた。Gbx2 はFgf10の強い発現を抑制するがその弱い発現を誘導した。Otx2とGbx2の強制発現により, 主に半規管の異常が引き起こされたが,領域的な対応関係は見ることができなかった。ただ, Gbx2の強制発現の結果から,Gbx2は内リンパ管/内リンパ嚢の形成に重要であることが示さ れた。これらの結果から,内耳の発生において,Otx2とGbx2は互いに抑制的に働くが,それ は領域形成というよりはむしろFgf10の発現領域を決定し,蝸牛神経節の形成に関与している ことが示唆された。 ㌦土一 一402一

(4)

審査結果の要旨

ニワトリ胚内耳原基の耳窩及び耳胞の背内側に転写制御因子Gbx2,腹側にOtx2が発現し, その境界部にFgf8あるいはFgf10が発現していることが報告されている。中脳後脳部でOtx2 とGbx2は互いに抑制的に働いて中脳後脳境界が形成され,その境界部にシグナル分子Fgf8が 発現することが明らかにされている。そこで,申請者は内耳原基でのこれらの遺伝子の役割を明 らかにしょうと考えた。まず,ノ1パ〃“hybridizatiO11こより正常胚での発現パターンを観察し, inovoエレクトロポレーション法によるGbx2,0tx2,Fgf10の内耳原基での強制発現実験, SU5402によるFGF受容体の機能阻害実験を行った。 まず,内耳原基ではGbx2とOtx2の発現領域の間に発現するのはFgf8ではなくFgflOであ ることが示され,次に,内耳原基でもGbx2とOtx2は互いに抑制的な作用をもつことが示され た。また,Fgf10の発現領域から蝸牛神経節の前駆細胞が遊出し,SU5402をしみこませたビー ズをおくことによりFGF受容体の機能を阻害すると蝸牛神経節の形成が阻害されることから, 蝸牛神経節の形成にFgf10は非常に重要な働きをしていることが示唆された。また,Otx2は FgflOの発現を抑制するので,Otx2の強制発現により蝸牛神経節の低形成が見られた。Gbx2 はFgf10の強い発現を抑制するがその弱い発現を誘導した。Otx2とGbx2の強制発現により, 主に半規管の異常が引き起こされたが,領域的な対応関係は見ることができなかった。ただ, Gbx2の強制発現の結果から,Gbx2は内リンパ管/内リンパ嚢の形成に重要であることが示さ れた。これらの結果から,内耳の発生において,Otx2とGbx2は互いに抑制的に働くが,それ は領域形成というよりはむしろFgf10の発現領域を決定し,蝸牛神経節の形成に関与している ことが示唆された。 本研究は内耳の形態形成のメカニズムの理解に大きく貢献するものであり,博士の学位に値す るものである。 よって,本論文は博士(医学)の学位論文として合格と認める。 403一

参照

関連したドキュメント

The precursor-transfected LS180 cells were treated with 50 mM rifampicin or 0.1% DMSO for 24 h and the CYP3A4 mRNA levels were determined by real-time RT-PCR and normalized with

 TABLE I~Iv, Fig.2,3に今回検討した試料についての

 仙骨の右側,ほぼ岬角の高さの所で右内外腸骨静脈

私はその様なことは初耳であるし,すでに昨年度入学の時,夜尿症に入用の持物を用

タービンブレード側ファツリー部 は、運転時の熱応力及び過給機の 回転による遠心力により経年的な

2号機シールドプラグ下部の原子炉ウェル内の状況、線量等を確認するため、西側の原子炉キャビティ差圧調整ライン ※

遮蔽設計及び換気設計により免震重要棟内緊急時対策所及び 5 号炉原子炉建屋内緊 急時対策所の居住性については, 「実用発電用原子炉に係る重大事故等時の制御室及 び

柏崎刈羽原子力発電所6号及び7号炉においては, 「実用発電用原子炉及びその附 属施設の位置、構造及び設備の基準に関する規則」 (以下,