第5学年
学級活動指導案
1 題材名 「かがやけ5-2!オールスター集会を成功させよう!」 2 指導観 ○ 本学級の子どもたちは、1学期に学級目標から設定した重点目標「新友から親友へ、ホップ!」の達成 に向け話し合い「仲間作り」の活動をしてきた。この学習では、自分たちで生活上の問題を見出し、その 問題の解決に向け主体的、組織的、計画的なプロジェクト活動による解決方法を学んできた。その中で、 友だちとの関わりから実感する「信頼感」を高め、級友との関わりを広げたり、深めたりすることができ た。しかし、自分のよさや課題を見つけ、よりよい自分を実感する「達成感」については課題が残った。 そこで、よりよい仲間との関係を生かして学級文化を創造するこの期に、本題材を設定する。学級成員 の意思疎通を図り、共通の目標に向けた文化創造活動で、学級との関わりの中で実感すると考えられる所 属感や有用感、つまり学級での「存在感」を高める活動が行われるようにする。さらに、学級の中での自 分の居場所や役割を実感させるだけでなく、級友との信頼関係を高め、よりよい自分への成長を促す「達 成感」を高め、豊かなつながりをつくりだす子どもを育てる上からも意義深いと考える。 ○ 本題材では、2学期重点目標「もっとかがやくクラスへ、ステップ!」の達成を目指した文化創造活動 を行う。この活動を通して、級友や学級に対するお互いの思いや願いを交流し、それぞれのよさやがんば りを認め合い、共同で作品を作りあげる喜びを実感することによって、よりよい人間関係を築くことをね らうものである。そこで、本題材では学級全員で、一つの連凧を作成する。連凧づくりは、一人ひとりの よさや学級としての一体感を凧のデザインで表現することができ、活動の「達成感」、級友との「信頼感」、 学級での「存在感」を高めることができる活動である。また、チームを編成し「学級の歌」「共通の持ち 物作り」「友だちのよさ見つけ」の活動を並行して行い、学級全体で取り組んだ活動のよさとそれぞれの 活動が認められる集会活動を実施する。この集会活動を通して、それぞれの学級に対する思いや願いを形 にして、互いのよさと一人一人の成長を実感できる活動をつくることができるようにする。これらの活動 は、「自分」「級友」「学級」との関わりを広げ、深めることができ、子どもが豊かなつながりをつくりだ す題材であると考える。 ○ 本題材の指導にあたっては、学習活動を「つくりだす」「深める」「ふりかえる」の三段階で構成し、「自 分」「級友」「学級」との関わりを段階的に広げたり、深めたりする活動ができるようにする。そこで、 自分の活動を分析的に振り返り、活動をより充実させることができるように、「きらりカード(自己評価 カード)」を用いた自己評価活動および相互評価活動を位置付ける。目標に沿った評価ができるように、 本題材全体の評価規準(「活動のゴール」)と各段階ごとの評価規準(「ゴールへの目標」)を作成する。 まず「つくりだす段階」では、子どもに目的意識を持たせるために、重点目標と学級の現状を比べるア ンケート調査を実施する。そして、話し合い活動では、子どもの学級やプロジェクトに対する思いが表れ るよう、活動の中心となる連凧に表現する言葉や絵などのデザインを決定することを議題として設定する。 この段階では、「きらりカード」に「ゴールへの目標」に照らし合わせて活動を振り返らせ、今後の活動 の目標を持たせる。次に「ふかめる段階」では、目標の達成度から活動の問題点を明らかにし、活動をさ らに充実させる中間交流会を設定する。ここでは、「きらりカード」をもとに、活動をより充実させるた めの目標設定をチームごとに行わせる。最後の「ふりかえる段階」では、集会活動を充実させるための役 割を遂行したり、新たな活動を実施したりして集会を行う。そして、活動を成し遂げた「達成感」や級友 と通じ合えた「信頼感」、学級での「存在感」が実感できるふりかえり交流会を実施する。ここでは、「き らりカード」に学習全体をふりかえって自らの活動を評価し、今後の日常的な目標を持たせるようにする。 3 本題材の目標 ○ 活動目標「かがやけ5-2!オールスター集会を成功させよう!」に意欲的に働きかけ、活動を充実さ せる方策を考え、その方策を実行し、活動を成し遂げた達成感を実感できるようにする。 ○ 評価規準に沿って活動を振り返り、自分のよさと問題点を見つめ、自らを高めようとする態度を育てる。 ○ 互いの考えや思いを交流したり、自分の考えと比べながら話し合ったりして、チームで協力して活動を 成功させ、級友との関わりを広げたり、深めたりして、信じ合える友だち関係をつくることができる。 ○ 重点目標「みんなでもっとかがやくクラス」を達成するために、自分やチームの役割を遂行するととも に、互いの活動を認め合ったり、称賛し合ったりして、有用感や存在感を実感できるようにする。4 指導計画(3時間+課外) 段階 日程・時間 学習活動 教師の指導・支援 10/20 帰りの会 2学期の重点目標の達成度について話し合う。 学級目標及び2学期の重点目 標の具体像を提示させる。 10/21 帰りの会 重点目標の達成に関するアンケートを作成し実 2学期重点目標の達成度に関 つ 施する。 するアンケートを実施させる。 10/23 帰りの会 アンケート結果を提示し、活動目標を決定する。 アンケートの集計を回答別割 く 合のグラフにして提示させる。 10/27 昼休み 評価規準と学級活動①の原案を作成する。 重点目標とアンケートを照ら り し合わせ議題を決定させる。 10/29 朝の活動 原案を学級に提案する。 評価規準の目的や活用方法に だ ついて補足説明させる。 11/4 朝の活動 評価規準について話し合い、集団決定する。 重点目標から評価規準につい す て吟味させ、集団決定させる。 11/5 5校時 学級活動① たこのデザインを具体的に提 議題「もっとかがやくクラスにするために、み 示させ、そのデザインに込め んなの連だこに対する気持ちや願いを交流して、 られた思いや願いを交流させ、 連だこのデザインと活動するチームを決めよう」 デザインを決定させる。 11/6 朝の活動 活動チームで具体的活動内容・計画について話 各々の「きらりカード」をも し合う。チームごとの活動目標を集約し、ふか とに、チームの具体的な目標 める段階の評価規準を設定し、学級へ提示する。 と計画について話し合わせる。 11/7 ~ 12 課外 チームごとの活動目標に沿って、オールスター 学級全体への呼びかけが必要 集会に向けた活動を実施する。 な場合は適宜行わさせる。 目標の達成度の掲示物に、目標達成の具体事例 評価規準の観点に沿って、三 ふ を掲載し、相互評価を行う。 つの対象ごとに評価させる。 11/12 昼休み 活動のよさと問題点についてチームで話し合い、 学級全体で話し合うべき問題 か 議題を選定する。 点を議題として選定させる。 11/14 帰りの会 学級活動②の原案を作成し、学級に提案する。 各チームに活動を充実向上さ め せるための方策を考えさせる。 11/18 5校時 学級活動② 重点目標を達成するために、 る 議題「みんなの気持ちをのせた学級の歌の歌詞 集会をより充実させる活動内 を完成させて、オールスター集会を充実させる 容について話し合わせる。 活動を決めよう」 「きらりカード」に改善する 活動の目標を設定させる。 11/19 ~ 25 課外 新たな活動や改善した活動を実施する。 スマプロ委員に各活動の仕上 がり具合を把握させ、全体的 な活動の調整を行わせる。 11/25 課外 オールスター集会の準備を行う。 目標と役割の確認を行わせる。 11/26 3校時 学級活動③ それぞれのチームの活動の趣 ふ めあて「かがやけ5-2!オールスター集会! 旨を確かめ合いながら、集会 り を楽しもう」 を進めるよう助言する。 か 集会終了後、感想を書かせる。 え 11/27 朝の活動 活動のふりかえり交流会を実施する。 活動の相互評価を行い、関わ る 帰りの会 重点目標の達成について学級全体で判断し、今 りの変容を時間軸で振り返ら 後の日常的な関わりの展望を持つ。 せ、成長を実感させる。
5 本時【学級活動第二時】 (1) 日時 平成20年11月18日(火) 第5校時 (2) 場所 第5学年2組教室 (3) 議題 「みんなの気持ちをのせた学級の歌の歌詞を完成させて、オールスター集会を充実させる活動を 決めよう」 (4)主眼 ア 学級の歌の歌詞について、それぞれが考えてきた歌詞に込められた思いや願いを交流し、目的に沿って 歌詞を整理したり、まとめたりして、みんなの思いをのせた歌詞を決めることができるようにする。 イ 学級や友だちへの思いや願いを確かめ合いながら、目的に照らして歌詞を集団決定した話し合い活動を 評価規準に照らして振り返らせて、活動のよさや問題点および、級友や学級への関わりの深まりに気づか せ、今後の活動を充実しようとする意欲を高めるようにする。 (5) 本時授業仮説 各々が歌詞に込めた重点目標の達成に関する級友や学級への思いや願いを大切にし、かがやくクラスの具 体像に沿って話し合いを行えば、全員が納得する学級の歌の歌詞を決定することができ、さらに、これらの 活動を評価規準に照らして振り返れば、今後の活動の意欲を高めることができるであろう。 (6)準備 司会マニュアル、話し合いノート、話し合いの進め方に関する掲示物、評価規準表、きらりカード (7)授業展開 学習活動・内容 指導上の留意点 配時 1 学級の歌作りチームの提案をもとに、みんなの思 ○教師が前回の「きらりカード」の振 4 分 いを取り入れた学級の歌について話し合うめあてを り返りの内容を紹介し、この話し合 つかむ。 い活動の価値についてふれる。 ・連凧の時のようにみんなで話し合って決めた方が、 ○活動目標と活動の現状とのズレを、 お互いがわかり合えてかがやくクラスになるな。 目標達成度の掲示板から確認し、活 ・みんなの思いをのせたいい歌詞にしたいな。 動をより充実させていくための話し 議題 合いのめあてをつかませる。 みんなの気持ちをのせた学級の歌の歌詞を完成させ て、オールスター集会を充実させる活動を決めよう。 提案理由 ・みんなの意見を取り入れて、もっと心がつながれ ○ミュージックチェンジスターに、現 るようにするため。 在できている曲(「風になりたい」 ・みんなの気持ちが入った最高の歌にするため。 の替え歌)を紹介してもらい、話し ・2学期重点目標の達成に近づくため。 合いの内容、提案理由を述べさせる。 2 「みんなの気持ちをのせた学級の歌の歌詞を決め 23 分 よう」について話し合い、歌詞を検討する。 ○目標の達成に関する5-2のよさについて報告し、 ○「△△な出来事があって、私は・・ クラスを象徴する歌詞を提示し合う。 ・だと感じました。だから、□□□ という言葉を使って歌詞を作りまし かがやくクラスになるために、友だちと学級のよさ た。」と具体例をあげて、自分の考 を確かめ合って、学級の歌の歌詞を決めよう。 えてきた歌詞を出し合う。
(友だち) ・つらいときや苦しいときに、優しくしてくれた ・けんかしても仲直りできる (学級) ・元気がいっぱいなクラスで、明るい笑顔 ・いつも笑顔で、歌声ひびくクラス ○歌詞の1番は友だちについて、2番は学級の観点で、 ○それぞれが考えてきた歌詞を短冊で 歌詞を吟味し、決定する。 張り出し、重点目標から導き出した かがやくクラスの三つの具体像に照 天国じゃなくても 楽園じゃなくても、 らして合わせて、目的性・相互性の あなたに会えた幸せ、感じて風になりたい 観点から、歌詞を吟味させる。 三つの具体像 ○一人ひとりが成長できるクラス 1 番の歌詞 2 番の歌詞 ○意見がわかり合えるクラス ・友だちのよさや友だ ・学級のよさや学級に ○よさやがんばりが認められるクラス ちに対する願い。 対する願い。 ○意見が採用されなかった子どもの思 いが生かされていることを確認し、 できたての歌をみんなで歌ってみましょう! 歌詞を決定させる。 ○議題を提案したミュージックチェン ジスターに歌詞の感想を求めさせる。 3 「オールスター集会を充実させる活動を決めよう」 7 分 について話し合い、活動を決定する。 ○提案された活動について話し合い決定する。 ○提案された活動について、かがやく クラスの三つの目標を確認させ、目 オールスター集会をよりよい活動にするために、新 的を達成するために、みんなで活動 たに付け加えた方がよい活動はありませんか。 でき、期日までに実際にできるのか を考えさせ、相互性と実現性の観点 〔新たに提案された活動(案)〕 から話し合い、活動内容を決定する。 ・歌を盛り上げるための振り付けを入れる。 ○ふかめる段階の評価規準である「ゴ ・せっかくの集会なので、セレモニーをしたい。 ールへの目標」に沿って、これまで の活動を自己評価させ、関わりの問 オールスター集会を盛り上げるセレモニーをしよう 題点を明らかにさせる。 4 教師から本時の活動の評価を聞き、これまでの活 ○明らかになった課題と評価規準であ 8 分 動を振り返って、作成した評価基準に照らし合わせ る「活動のゴール」を基に、今後の て「きらりカード」に自己評価を行う。 活動の方向性に具体性を持たせる。 ・目的を達成するために、みんなで話し合えてよかっ た。 ・みんなの意見が生かされた学級の歌になった。 ○関わりの方向性を中心に、振り返り ・自分のチームの活動もレベルアップするために、も の内容を交流させる。 う一度、内容を見直してみよう。 5 きらりカードの振り返りを交流し、活動への意欲 ○活動の方向性が明確になったチーム 3 分 の高まりを実感させ、今後の活動に見通しを持つ。 の目標を紹介する。