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文系女子学生の化学に関する意識調査 : 化学教育の改善をめざして

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Academic year: 2021

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(1)文系女子学 生 の化学 に関す る意識調査 ―一化学教育 の改善 をめ ざ して一―. 山. 本. 和. 正. 。は じめに 筆者 は,本 大学学生力Mヒ 学 に対 してどのような意識 を持 ってい るかを知 り ,. 大学 にお ける一般教 養 としての化学教育 の改善策 を模索することを目的 とし て,毎 年本大学文学部学生 の うち化学 の受講生 を対 象 に化学 に関す るア ンケ ー ト調査 を行 って来た。本大学 は平成 7年 度 よ り大幅なカ リキ ュラム改訂 を 予定 している。 この機会 を得て,こ こに平成元年 ∼平成 5年 度 の 5年 間のア ンケ ー ト調査 の結果 を報告するものである。なお,必 要 に応 じて昭和59年 ∼ 昭和63年 度 の調査結果 も示 した。ア ンケー トの設間 については,『「化学 と工 業」 1981年 10月 号 , 日本化学会 』 を参考 に して ,自 由記述 を含 め次 の項 目を. 1)あ なたの学年 ,学 科 ,出 身校 につ い て, 2)化 学 の好 き・ 嫌 い につ い て, 3)高 等学校 での理 科系科 日の履修状況 お よびセ ン ター試験 ・ 共通 一 次試験 につ い て, 4)本 講義 につ い て , 5)講 義形態 に対 す る希望 に 設定 した。. つ い て。 ア ンケ ー トの集計 にあた って は,当 時 の教養科非常勤教務助手黒川 昭子 さんに統計処理 をお願 い した。 そ のほかの資料作成 には教養科教務補佐 の埴 岡薫 さんの協 力 を得 た。 この場 を借 りて謝意 を表 した い。. Ⅱ.化 学 受 講 生 数 の 推 移 平成 4年 度甲南女子大学文学部 の一般教育科 日の 自然分野 および総合科 目 の授業科 目は次 の とお りである。.

(2) 文系女子学生の化学に関する意識調査. 222. 自然分野 :数 学 ,物 理学 ,化 学 ,生 物学 ,衛 生 学 ,科 学史 総合科 目 :生 活科学 ,原 子力概論 総 合科 日は社会分野 お よび 自然分野 のいず れかの卒業単位 と して認定 され て い る。生活 科学 ,原 子力概論 はそれぞれ 昭和 59年 度 ,昭 和 62年 度 に設置 さ れた。 このほか に,平 成元年度 には「 アジア・大平洋 の 人 と暮 ら し」 が設置 され,人 文 ,社 会 ,自 然 の分野 のいず れかの卒業単位 と して認 め られた。講 義 は原則 として週 1回 ,通 年 30回 開講 され,学 生 は 自然分野 に関 して 2科 目 1). 8単 位以上の選択履修 が義務づ け られてい る。昭和59年 ∼平成 5年 度 までの 10年 間 にわたる化学 の受講生数 を表 1に 示 した。 表. 1. 化学受講 生 の 数. 年度 / 昭和 ・ 平成. 1年. 生. 合計. 674. 2年 生以上 全. 体. 290. 554 64. 4,903. 597. %. %. 66.9. 41.3. %. %. %. 8. 46.3. 61.4. 50。. 645 % 6・. 470. %. % 5。. 数 /総 生生 年年. 604. %. 70.6. 457. 557. 733 83.3. 462. 45 562. 5,315. %. %. 57.1. 58.5. 1年 生総 数 に対 す る 1年 生 の化学受講 生 の割合 が減少傾 向 にあ るの は,こ の 10年 間 に 自然分野 の単位 に関係す る授 業科 目が 四つ増設 され ,学 生 の科 目 履修 の選択幅が広 が った ことに よる もの と考 え られ る。 上記 の化学受講率 は 過去 10年 間 の平均 が 58。 5%で あ った。毎年 1年 生 の 6割 弱が化学 を選択履修 した こ とになる。. Ⅲ.調 査結果 と考 察. 1.あ なたの学年,学 科,出 身校 について (そ れ に伴 って,原 子力概 論 が廃止 ,エ ネル ギ ー概論 と地 球環境 論 の科 目が新設 ) され,こ の分野か ら 1科 目 4単 位 以上選択履修す る方式 に改訂 された。. 1)平 成 5年 度 に 自然分野 と総合科 目が 1つ の分野 に統合.

(3) 山 本 和. 223. 正. 1)あ なた の 学 年 は. (問. 表2. 他. 学. 97.5. 355. %. 95.4. 367. 体. %. %. 93.1 1,913. 7. 95。. 85. 年 体. 全. 273. %. % 7。. 年 2。. 全. 1. % 1。. 年度/平 成. 学生 の学年. 280 100. 426 100. 100. 542. 1.998 100. 100. 100. 2)あ なた の学科 は. (問. 表. 3. 学生 の学科. 年度/平 成. 1.国. 2.英. 全. %. 文学科 文 学 科. 28。. 109. 14.0. 9. 38.9. 153. 人間関係学科. 4。. 全. 体. (問. 21.1. 20。. 166. 39.0. 177. 32.7. 122. 28.6. 142. 12.7. フランス学科. 3。. 108. 66. 280 100. 20。. 426. 100. 100. %. %. %. %. 542. 3. %. 7. 409. 20。. 14.0. 285. 14.4. 31.8. 563. 19。. 4. 136. 8. 26.2. 体. 125. 1,998 100. 100. 100. 3)あ なた の 出 身校 は 表4. 167. 2。. 私 立 高 校. 109. 3。. そ. の. 7. 207 142. 240. 41.6. 3. 222. 40.8. 166. 58。. 221. 全. 1,152. 体. %. 57.7. 815. 他 体. 全. 59。. %. % 4。. 1.公 立 高 校. % 3。. %. % 1。. 年度 /平 成. 学生 の出身校. 100. 356 100. 100. 394 100. 1,998 100. 問 1∼ 間 3は 基本属性 に関す る設 間 で あ る。 ア ンケ ー トは毎年 4月 に行 っ て い る。 2年 生以上 の学生 の うち,再 履修者 は除 い た。 ア ンケ ー トに答 えて くれた学生 は 5年 間 で 1998名 (5年 間の平均回答率74.5%)で あ り,学 生 の 学 年 ,学 科 ,出 身校 を表 2∼ 4に 示 した。化学 は 1年 次配 当科 日であ るため 表 2に 示 した とお り 1年 生が圧倒 的 に多 く,毎 年 9割 を越 える。. 2。. (間. 化学 の好 き・嫌 い につ い て. 4)化 学 は好 きですか,嫌 い です か。. ,.

(4) 文系女子学生 の化学 に関する意識調査 表5. 13.2. 3.ど ちらでもない. 41.5. 4.嫌. 39。. 大. し 嫌. 全. 48. 13.4. 33.2. 3. 280 100. 356. 305. 125. 100. 426. 体. 49.0 25.6. 635. 4.6. 106. し 体. 2%,好. 13.4. 50.0. 過去 5年 間 の全 体 をみ る と (表 1。. 57. % 3。. き. % 9。. き. % 9。. 2.好. % 6。. 好. % 4。. 1.大. 全. 1. % 2。. 年度/平 成. 化学 の好 き・嫌 い. 100. 100. 100. 394. 31.8. 1,998 100. 5),化 学 が大 好 きと答 えた学 生 の割合 は. きは15。 3%,ど ち らで もな い が46。 4%,嫌 い,大 嫌 いが それぞれ. 31.8%,5。 3%で あ る。比較 のため に,昭 和 59年 ∼ 昭和 63年 度 の 5年 間 の全 2). 体 は,川 頁に1.1%,14.3%,28。 0%,40。 9%,5。. 7%で あ った。 この10年 間 を. 通 してみ る と,「 大好 き・好 き」 と答 えた学生 の割合 はほ とん ど変 らな い が. ,. 「大嫌 い・ 嫌 い」 と答 えた学生 が大 き く減少 して い る。 これ は,自 然分野 に 単位 が換算で きる授 業科 目が増 えたために,化 学嫌 いの学 生が それ らの科 目 を選択 した ことが主 な原 因 で あ る と考 え られ る。化学嫌 いの学 生が減少 した 分 「 どち らで もな い」 と答 えた学生 の割合が増 えて い る。 表 5が 示す とお り ,. 化学嫌 いの学 生 (37.1%)は 多 い が , しか しなが ら,毎 年少 数 で は あ るが一 定 の割合 で化学好 きの学 生 (15%前 後)の い るこ と力群Jっ た。 表 6は 5年 間 にわた って化学 の好 き・嫌 い を学科別 に調 べ た もので あ る。 表6. き. 20.8. 3.ど ちらでもない. 44.3. 4.嫌. 28.6. 5。. 全. 大. し 嫌. 13.7. 47.4 109. し 体. 38。. 2. 741. 100. 2)ア ンケー ト回答者 の総数 は2380名 。. 100. 体. 15.6 279. 928. 164. 635. 6.3 100. 全. % 2。. き. % 6・. 好. フラ ンス文学科 人間関係学科 % 7。. 大. 英文学科. % 1。. 1。. 2.好. % 2。. 国文学科. 学科名. 化 学 の好 き・ 嫌 い (学 科 別 ). 106 563. 100. 1,988. 46.4. 5。. 100. 3.

(5) 225. 山 本 和 正. 国文学科 は,他 学科 に比 べ て化学好 きの学 生 の割合 が大 き く (22.0%),英 文 学科 は小 さい (13.6%)。 一 方 ,フ ラ ンス文学科 は化学嫌 いが大 き く (44.5%), 人 間関係 学科 (教 育学,社 会学,心 理学の専攻を持つ)は 月ヽさい (33.2%)。 一概 に言 えないが ,こ れ らの数字 は各学科 の特徴 を反映 して い るように思 われ る。. (問. 5)化 学 が好 きあ るい は嫌 い にな った時期 は. (小 学校 ,中 学校 で は理 科. の 中 の化学 に関す る分野 ) 大好 き・好 きと答 えた学生 と大 嫌 い・嫌 い と答 えた学生 に分 けて調査 した. 7,表 8)。 化 学 が好 きにな った時期 につ い て, 5年 間全体 の結果 は上 位 か ら順 に中学校 (36.8%),高 校 1・ 2年 (27。 6%),小 学校 (24.6%),高 校 3. (表. 年 ・ 浪人 (6.4%)で あ った。化学が好 きな学生 の 6割 が 中学校時代 まで に好. 102年. きにな って い る。一方 ,嫌 い になった時期 は,高 校. (52.9%),中 学. 校 (34.7%),小 学校 (7.0%),高 校 3年 ・ 浪 人 (2.8%)の 順 であ る。小学校 表7. 1.小. 学. 校. 17.1. 2.中. 学. 校. 39。. 0. 3.高 校 102年. 29。. 3. 明. 全. 体. 18.0. 30。. 8. 34. 37.3. 36。. 9. 22. 24.2. 2.0. 29.3. 8. 32.4. 52.0. 57.9. 35。. 82. 明. 全. 体. 329 100. 100. 全. 10.1 24。. 49。. 体. %. 3. 4. 257. 34.7. 392. 52。. 9. 2.8. 4.高 校 3年 ・浪人 不. 6. 36.8. % 0。. 3.高 校 102年. % 24。. 4. % 3。. 校. % 4。. 学. 1 %1. 2.中. % 2。. 校. 体. 化学 が嫌 い にな った時期. % 5・. 学. 4。. 100. 100. 100. 1. 1.小. 全. 5. 表8 年度/平 成. 28.6. 21.5. 28.0. 4.高 校3年 ・浪人 不. %. %. %. %. % 4。. 年度 /平 成. 化 学が好 きにな った時期. 3.4 100. 145. 100. 148. 100. 206. 100. 100. 100.

(6) 文系女子学生 の化学 に関する意識調査. 226. 時代 に嫌 い になるの は少 な く,過 半数 の学 生 は高校. 102年 時代 に嫌 い にな. る。. (問. 6)化 学が好 きになった原 因・ 理 由 は. (重 複可 ). 集 計 結 果 を表 9に 示 す。 5年 間全体 の 上 位 四 つ は, (25。. 1)実 験 が 楽 しい. 2%), 2)内 容が理解 で き,テ ス トで良 い成績 が とれ た. (20。. 4%), 3). 未知 の 事 の発 見 や 日常 的 な事 を化 学 的 に理 解 す る こ とが 楽 しい (17.9%),. 4)先 生 が熱心 で ,授 業が半Uり. 易 か った (17.0%)の 順 で あ った。第 1位 の. 「実験 が楽 しい」 は 2人 に 1人 が選 んでお り,文 字 を読 む よ り日で確 かめ て 理解す る方が興味が深 まるので あろ う。 また,教 員 の教 え方 や熱意 も大 きな 要 因 で あ るこ とが 半Jる 。 表9. 化学 が好 きにな った原 因・ 理 由. 年度/平 成. 全. 1.未 知の事の発見 や, 日常的な事を 化学的に理解する ことが楽しい. %. 2.内 容が理解でき テス トで良い成績 がとれた. 20. %. %. 17.8. 14.0. 22.3. 127. 22.5. 19。. 8. 22.4. 17.7. 20.7. 145. 6。. 2. 、 4.先 生が熱′ で と. ,. 18.0. 15.8. 17.7. 18.3. ? L どヽ つ ′. だ熱白 な きを面 に 好業 にき が授内 好 生 らく , 先 か聴り た になた 。. 全. の. (問. 25。. 3. 4。. 3. 15。. 9. 9。. 6. 49. 17.9. 17.0. 179. 2.2. 他 体. 30. 15.0. 9.4. 実験 が楽 しし. 7.そ. %. 17.7. のが楽 しい. 6。. %. 16.9. 3.演 習問題を解 く. 授業が判 り易かっ た. %. 体. 89. 100. 100. 152. 100. 7)化 学が嫌 い になった原 因 0理 由は. 5年 間 の全 体 の上位 三 つ は,. 186. 100. 188. 100. 100. (重 複可). 1)授 業 内容が難 しく,進 み方 が速 す ぎる為. ,.

(7) 山. 10. 表. 本. 227. 正. 和. 化学 が嫌 い にな った原 因・ 理 由. 年度/平 成. 全. 9. 18。. 2. 25。. 9. 30。. 9. 難速出 がが解. 。 しす来 3. 32.6. 35.2. 8.3. 10.8. 105. 39.0. % 4。. %. % 20。. がな. ゃ つ た ,. 悪く . 2. 雌競 方 理 み , い 進 為 る 朴 , ぎ く. に関係無く,興 味 が沸かない. % 7。. % 1。. 1.内 容が身近な事. 46. 69. 30.5. %. 305. 22.5. 369. 27.3. 36.3. 36.3. 135. 体. 4.先 生が嫌 いだ ったから授業も無 視 してる内に嫌い になった 5。. 実 験 が面 倒. 6。. そ. 全. の. 他 体. 6.4. 4.4. 4.4. 100. 42. 3.6. 2.7. 278 100. 100. 362 100. 226 100. 1,353 100. 理解 出来 ない (36.3%), 2)い つ も成績 が悪 く,や る気 をな くした (27.3%),. 3)内 容 が 身近 な事 に関係 無 く,興 味 が沸 か な い (22.5%)で あ り,第 1位 と第 2位 はそれぞれ 3人 に 2人 , 2人 に 1人 が選 んだ ことにな り,い ず れ も 高 い割合 で あ る。高校. 102年 で急 に レベ ルが 高 くなる よ うで,化 学反応式. や理論 な ど覚 え きれ な いの で あ ろ う (表 10)。. 3.高 等学校 での理 科系科 日の履修状況 お よびセ ン ター試験 ・ 共通 一 次試 験 につい て. 8)高 等学校 で は,理 科 Iと 次 の どの科 目を履修 しま したか。(重 複可 過去 5年 間 の 回答者 総数 に対 す る各科 日の履 修者総 数 の 割合 は,生 物 学 78。 9%,化 学 55.1%,物 理学 31.5%,地 学 21。 3%で あ った。高校 時代 に生物 (問. ). 学 を選択 した学生 はお よそ 5人 に 4人 ,化 学 につ い て は 2人 に 1人 の割合 と な り,生 物学 に人 気が集 中 して い ることが半Jる (表 11)。. (問. 9)セ ンター試験 又 は共通 一次試験 を受験 しま したか。「 1.受 験 した」.

(8) 文系女子学生の化学に関する意識調査. 228. 表 11 高等学校理科系科 目の履修状況 全. 1. 理. 学. 3.生. 物. 学. 4.地. 全. 300. 16.3 269. 224. 39。. 9. 343. 10.8. 73. 10。. 674 100. 528 100. 体. 430. 40.6. 816 100. 1,101. 16.4. 40.2 1,576. 41.0. 5. 3.0. 20. 他. 42.0. 体. 630. 16.2. 125. 学 の. そ. 5。. % 9。. 2.物. 29.2. 28.6. 学. % 4。. 化. 1。. % 2。. %. %. % 6。. 年度 /平 成. 29. 1,058 100. 3,847 100. 100. と答 えた人 は理 科 の どの科 目を選択 しま したか。. 5年 間 の全 体 をみ る と,「受 験 した」 が 7.5%,「 受験 しなか った」 が 90。 8. %で あ った。受験者 の うち,化 学 を選択 した割合が22。 8%で あ る。 この値 は. ,. 回答数 が少 な いの で一 概 には言 えな いが ,表 11に 示 した高等学校 での化学 の 選択率 28。 6%と 比 べ る と小 さい よ うに思 う。 しか しなが ら,高 校時代 に化学 と他 の科 目を選択履修 し,試 験 には他 の科 日で受験す る傾 向 にあ る と考 えれ ば納得 出来 る (表 12)。 表 12 新テス ト又は共通一次学力試験の受験状況 年 度 /平 成. 5 %     。. 100. 9 %      。. 87.9. 全体 %1. 体. 100. 6 %      ・. 全. % 3・. 験た. 受か な ・. 明. 10。 1. 100. 計. 不. 9. 4 %      。. 63。. %. % 6・. % 1・. 4 %      ・. % 1・. 験た ・. 1 受 し. 化学. 5. 1. %. 77.2. 100. 356. 90。. 8. 356. 4.本 講義 につ い て (問 10)化 学 を選択履修 した理 由 は (重 複可). 表 13か らわか るの は,大 部分 の学 生が先輩 や友人か ら化学 の授業 は易 しく ,. 単位 が とれ易 い と聞 き (22.3%),講 義 内容 を読 んで興味 を持 ち (21.0%),ち.

(9) 山 表. 13. 本. 正. 和. 化学 を選択履修 した理 由. 年度 /平 成. 全. 140. 23.5. 19。. 3. 144. 18.4. 39. 220. 22.2. 179. 18.0. 29。. 4.他 に特別 とり たい科目も無 く友 人がとったから. 2. 758. 4.0. 44. ち ょうど都合 の良い時間帯 に授 業があったから. 囀 犯. 5。. % 4。. 19.2. % 6。. 学 べた 科比 つ. 。 分 てか 3. 14.9. % 9。. 77. % 8・. 嘲 一 ¨ ら. 2.講 義内容に興味 を覚えたから. 24. % 1。. % 6。. 化学が好きだか. 体. 21.2. 20.5. 19.3. 18.6. 23.8. 役 に ら 舌 か. 。 立 6. 64. 7.6. 26. 166. 752. 275. 7.6. 804. 22.3. 7.先 輩・友人の 勧め (単 位がとり 易い・授業内容が 易 しい,etc。 ) そ. 8。. の. 全. 134. 26.0. 27.3. 168. 4. 122. 189. 17.5. 22. 他 体. 24。. 100. 100. 784 100. 100. 696 100. 3,603 100. ょうど都合 のよい時間帯 に授業があ り (20。 9%),他 の 自然科学分野の科 目に 比べ てまだましだか ら (17.1%),化 学 を選択 した ことである。学生 にとって 最大 の関心事 はその科 目の単位 が容易 にとれるか否か とい うことであ り,講 義内容 や時間帯 は二の次である。昭和59年 ∼昭和63年 度 の 5年 間全体 の順位 も上記 と同 じで,そ の割合 はそれぞれ30。 1%,20。 5%,17。 5%,14.5%で あ った。. (問. 11)講 義 に「 日常生活 にお け る身近な事」 を採 り入れる ことについて. ,. どう思 い ますか。 学生の 9割 が生活に密着 した事柄 に興味 を示 し,そ れを講義に採 り入れる よう強 く希望 してい る (問 12)あ. (表 14)。. なたが知 りたい と思 ってい る「 日常生活における身近な事」 とは. ,.

(10) 文系女子学生 の化学 に関する意識調査 表 14「 日常生活 における身近な事」 の採 り入れ 年度 /平 成. 全. 1. 成. 2.反. 対. 不. 明 体. 309. 4. 46. %. 86.8. 90。. 10。. 280 100. %. %. 91.5. 6. 体. %. 94.9 1,814. 90.8. 177. 8.8. 0.5. 1. 3.ど ちらでも良い. 全. % 9。. 1.賛. %. 12。. 9. 8。. 356 100. 7. 100. 1,998 100. 394 100. 100. 次 の どれで すか。 (重 複可) 上 位 四つ は (5年 間全体 ),. 1)美 容 関係. 3)環 境 問題 (12.7%), 4)衣. (28。. 7%), 2)食. の分野 (24.6%),. の分 野 (11.9%)の 順 で あ り,直 接生活 に役. 立 つ 分野 ,特 に「美 容」 と「食 」 に集 中 した。環境 問題 は,今 日身近 な問題 と して捉 え られ始 めてお り,学 生 の 関心 も年 ご とに高 くな り,こ の 5年 間 に. 7ポ イ ン ト上 昇 して い る 表. (表 15)。. 15「 日常 生活 にお ける身近 な事」 の 内容. 年度 /平 成. 1.食 の 分 野. 24.8. 2.衣 の 分 野. 94. 3.住 の 分 野. 20. 4.最 新の化学技術. 69. 10.5. 70. 10。. %. 204. 14.3. 10.5. 全. の. 12.6. 105. 124. 658 100. 395 0。. 100. 4. 29.0. 1. 1.078 100. (問 13)そ の他 ,講 義 内容 に対 す る希望. %. 24.8. 24.6. 4.2. 138. 243. 0.5. 267. 体. 103 57. 124. 他 体. 23.4. 107. 7.7. 6. %. %. 24.2. 3.2. 7.美 容 関 係 そ. %. 26.6. 5.環 境 問 題 6.生 物 関 係. 8。. 全. 5. %. (と. 1,361. 165 103. 9.6. 179. 16.6. 627. 102. 9.5. 467. 286. 12.7. 26.6 1,417 0。. 100. 490. 1,075 100. 3. 4,940 100. り上げてほしい事柄など)が あれ ば. 書 い て下 さい。 ・ 高校 までの化学 と違 う日常 生活 の役 に立 つ こ とを学 びた い。 (英. 01). ・ 難 しす ぎる こ とよ りも普段 の生 活 に役 立 つ こ とを中心 に行 ってほ しい で.

(11) 山 本 和 す 。 (英. 231. 正. 01). ・ 身近 で 役 に立 つ こ とを い ろ い ろ講 義 して ほ しい 。 (英. 01). ・ 計 算 や 式 の イヤ な もの で は な く,身 近 で 面 白 く役 に立 つ よ うな もの で 化 学 を好 きに させ て ほ しい 。 (人. ,. 01). ・ た だ 覚 え る講 義 で はな く,知 って い て 役 に立 つ よ うな講 義 に して ほ しい 。 (国. 01). ・ 将 来 に役 立 つ 講 義 内容 (食 の化学や環境 など)を どん どん取 り上 げ て ほ し い 。 (国 ・ 1) ・ な るべ く身近 で 親 しみ易 く,意 外 性 の あ る もの (英. 01). ・ 身 の まわ りで起 こ って い る こ とや ,身 の 回 りにあ る もの につ い て ,判 り 易 く教 えて下 さ い 。 (国. 01). ・ 講 義 を聞 い て ノ ー トを書 くだ け の 授 業 よ り,教 科 書 にの って い な い 日常 的 な話 題 を取 り入 れ て ほ しい で す 。 (英 ・他 ). ・ 高校時代 のような役 に立たないモルなどは,や めてほしいです。(人 ・ 1) ・ 高校 み た い に公 式 を覚 え る よ うな もの は ,や め て ほ しい 。 (英 ・ 1). ・ 化学式 とか眉間 に跛が入 りそうなのは, した くないです。(英 01) ・ 反応式や構造式 な どばか りで はな く,判 り易 い授 業 に して下 さい。 。 (国. 01). ・ 記号 関係 の授業 は,や めてほ しい です。 (英 。1) ・ 化学式 や専 門的 な話 は,出 来 るだ け簡単 に して もらい た い。 (国. 01). ・ 計算 とかやや こ しいの はやめて下 さい。 (人 ・ 1) ・ で きた ら計算 とか には触 れてほ しくあ りませ ん。 (仏 ・ 1) ・ 簡単 で とにか く計算 問題 は避 けて ほ しい。 (仏. 01). ・ 理系が苦 手 な ので ,文 系 ら しく易 しく教 えて下 さい 。 (英. 01). ・ 判 り易 く説 明 して頂 きた い で す。高校 で は教科書 の途 中で終 わ って しま. い, また計算が難 しい と思 うか らです。(人 ・ 1) ・ 化学が嫌 い な人で も,判 り易 く興味 を持てる授業 に してほ しい。(仏. 0.

(12) 232. 文系女子学生の化学に関する意識調査. 1) ・ 今 まで化 学 が嫌 い だ った の で ,判 り易 く簡 単 に して下 さ い 。 (人. ・ 高校 の ときの よ うな覚 えるだけの授業 内容以外が よい です。 (人. el) 01). い で す。 (英 ・ 1) ・ 高校 の よ うな もので はな く, もっと楽 しい 内容力れ ヽ ・ 化学 が 楽 しい と思 えるような講義 で あれ ば,そ れが 一 番 で す。 (人. 01). ・ 化学 を嫌 い な私 で も楽 しい と思 える よ うな授業 に して下 さい。 (英. 01). ・ 高校 の 時 の化 学 と違 った (公 式ばっか りのような)面 白い化学 をや りた い で す。 (国. 01). ・ 講義 の 内容 は,面 白そ うだか ら,別 にあ りませ ん。楽 しくやれれ ば,そ れで いいで す。 (国. 01). ・ 高校 の よ うな化学記号 や公式 を暗記す る もので な く, もっと「 え ―そ う なの. !」. と思 える よ うな,面 白 くため になることを した い。 (国 ・ 1). ・ 興味 の持 て るお もしろい もの に して ほ しい。 (英 ・他 ) ・ 出来 るだ け判 り易 く興味 の もて る内容 を希望 (人. 01). ・ 化学 が苦手 な人 で も興味 を持 つ よ うな授業 を望 んで い る。 (国. 01). ・ 日常 に使 う よ うな言葉 で ,興 味 が 沸 くもの に して下 さい。「 うん うん それは知 って い る。ヘ ー そ うな んだ」 と思 わせ る よ うな。 (仏. ,. 01). ・ 高校 の時実験 な どは好 きで したが ,構 造式 ,モ ル計算 が苦手で した。高 校 の復習 も添 えて詳 しく教 えて下 さる と嬉 しい で す。 (国. 01). ・ 化学 を今 まで に習 った こ とが な いの で ,初 めての人 に も判 るよ うな こ と を教 えて もらい た い。 (国. 01). ・ 化粧 品 につ いて色 々詳 しく講義 して下 さい。 (国. 01). ・ 美容 関係 が 楽 しそ うで す。 (人 01) ・ そ の他 じゃな い け ど化粧 品 ,美 容 関係 は大 い に希望 します。 (英 ・ 1) ・ や っぱ り美容 ,医 療方面 の こ とに興味があ ります。 (英. 01). ・ 金属 ア レル ギ ー につ い て (国 01) ・ お酒の話 (高 3の 終わりに特別授業で少 しだけやって,面 白かった。)(国 ・ 絵 の具等 ,絵 画材料 の化学 的発達 につ い て (仏 ・ 1). 01).

(13) 山 本 和. 233. 正. ・ 紫 外 線 の こ とに つ い て (仏 ・他 ) ・ 環 境 汚 染 に 最 も興 味 を持 ち ま した の で ,詳 し く教 え て ほ し い で す 。 (人. el). ・ 環境 の化 学 を特 に詳 し く勉 強 した い 。 (国 ・他 ) ・ 酸性 雨 を測 れ る と聞 い たか ら測 って み た い 。 (人. 01). ・ 環 境 の化 学 で は ,国 内 の こ とだ け で な く,チ ェル ノブ イ リとか湾岸 戦 争 の オ イ ル 流 出 とか ,世 界 の 話 を聞 きた いで す 。 (人 ・ 1). ・ 家庭排水 な どに よる海 や河川 の汚染 をどの よ うにす れば緩和 す るこ とが 出来 るか。原 子力 と太 陽 エ ネル ギ ーの有効利用 の方法。 (仏. 01). ・ 化学 とい う名前 にこだわ らず幅広 く授業 を して頂 きた い で す。 (人 ・ 1) ・ い ままでの化 学 の 印象が悪 いの で 良 くしてほ しい。 (人. 01). ・ 最近 問題 とされ て い る こ と,又 は話 の 時 な どで教 義 とな る よ うな こ と (人 ・他 ). ・ 日常使 って い る もので ,あ ま り良 くな い もの とか教 えて下 さい。 (仏. 0. 1) ・ 食 の化学 を重点的 にや ってほ しい。 (英 ・他 ) ・ 食 品 に含 まれて い る香料等 が ,ど の位 人体 に悪 影響 を及 ぼす か等 (人 01) ・ 今現在 日本 で 多量 に使 われて い る食 品添加物 ,そ して多 く出回 って い る薬 品 につ い ての話 を是非 聞 い てみた いで す。 (仏 ・ 1) 以上 は平成 5年 度 の学 生 の希望 で あ り,要 約すれ ば 1)日 常 生活 に役 立 つ 具体 的 な話 を してほ しい,. 2)高 校時代 に学 んだ反応式 ,構 造式 ,計 算 問題. は避 けて ,高 校 の化学 とは違 った判 りやす く面 白い 内容 を取 り上 げ てほ しい. 3)社 会性 があ り,時 代 に即 した問題. (地 球環境 やエ ネルギー問題)を. (問. 講義形態 (実 験及び視聴覚機器を採 り入れるなど)に 文 寸す る希望 につ い て. 14)教 覧実験. ます か。. (教 員が皆 の前で,実 験をして見せる事 )に つ い て,. ,. 講義 し. て ほ しい, となる。. 5。. ,. ど う思 い.

(14) 文系女子学生 の化学 に関す る意識調査 表. 16. 教覧実験. 年度/平 成. 全. 1.賛. 成. 2.反. 対. どちらでも良い. 3。. 不. 明. 全. 体. (問. %. %. 203. 72.5. 69.9. 69. 24.6. 26.4. %. %. 74.7. 366. %. 81.0 1,455. 67.5. 体. %. 72.8. 30 146. 27.0. 1. 280 100. 100. 100. 1,998 100. 394 100. 542 100. 15)自 分 が実験 す る事 につ い て , ど う思 い ます か。 表 17 学生実験 全. 1.賛. 成. 148. 2.反. 対. 37. 18.0. 95. 41.8. 3.ど ちらでも良い 不. 明. 全. 体. 52.9. 174. 48。. 9. 240. 120. 28。. 277 87. 16.0. 2. 177. 32.7. %. 51.1. % 2。. %. % 3。. %. 237. 体. 1,076. % 9。. 年度 /平 成. 15。. 23.6. 9. 602. 1. 280 100. 356 100. 100. 542 100. 100. 1.998 100. 問 14,問 15の 結 果 を表 16,17に 示 した。教 覧 実験 に 賛成 は72。 8%,反 対 3。. 6%,. どち らで もない が 23。 5%。 自分が実験 す る事 につ い て は,賛 成 53.9. %,反 対. 15。. 9%,. どち らで もな いが30。. 1%で あ った. (い ずれも 5年 間全体 の割. 合 )。 学生 は,教 師が実験 してみせ ることに概 ね賛成で あ る。 それ に比 べ て. ,. 学 生 自身が実験 す る事 には若干 の抵抗 があ る よ うで あ る。 それで も,賛 成が 過半数 を越 える こ とは,実 験 を通 して化学 を理解 した い とい う学 生が 多数 い るこ とを実感 させ る。. (問. 16)化 学 の授業 で は,現 在. VTRを 採 り入 れて い ますが ,視 聴覚機 器 を. 採 り入 れる事 につ い て ど う思 い ますか。. 8割 以上の学生 が賛成 して い る。 VTRに 関 して言 えば,適 当 な VTR教 材 が市販 品 にな い場合が多 い。 あ った として も教員 自らがそれ らを講義用 に.

(15) 山 表. 18. 本. 和. 正. 視聴覚機器 の採 り入れ. 年度/平 成. 3.ど ちらでも良い. 12.5. 明. 全. 体. 9. 428. %. 79.0. 全. 体. 1,664. % 3。. 0.7. 83。. % 3。. 成 対. % 7。. 1.賛 2.反. 不. % 9。. %. 26. 16.8. 267. 13.4. 20.0 100. 356 100. 100. 100. 394 100. 1.998 100. 再編集 しな けれ ば な らず ,こ れ は教員 自身 の課題 で あ る。 (表 18) (問 17)そ の他 ,講 義形態 に対 す る希望があれば,書 い て下 さい。. ・ 実験 をす る と,ゃ は り自分 の 中に残 る と思 うので ,実 験 を した い と思 い ます 。 (人 ◆1) ・ 中学以来 ,化 学 の実験 を して い な い か ら,面 白い化学実験 を した い で す。 (人 ・ 1). ・ 実験 して い る ところ な ど見 せ て ,判 り易 い授業 で あれ ばいい。 (人 ・他 ) ・ 実験等 を沢 山 と りい れて,覚 え易 い よ うに して下 さい。 (仏 ・ 1) ・ 実験 中心 の講義 (学 生も参加 )に してほ しい。 (人. 01). ・ そ の時間,ず っ と講義 だ けで は辛 いの で , 1日 1回 は視聴覚機器 を取 り 入 れてほ しい。 (国 ・ 1) ・ ビデ オや模 型 な どを出来 るだ け沢 山使 って, 日で見 て,覚 え られ る よ う に してほ しい。 (人. 01). ・ メ リハ リの あ る授 業 (国. 01). ・ なるべ く抽象 的 にな らず に,身 近 な もの を使 って,具 体 的 に授業 を進 め てほ しい。 (人 。1) ・ 受 け身だけの授 業 で な く,自 分 も参加 した い。 (国 。1) ・ 先生 の話 を聞 くだけで は,精 神 的 に90分 もたな いの で,実 験 な り主体 的 な ことを増 や してほ しい。 (英 ・他 ) 以上 は,平 成 5年 度 の学生 の主 な希望 で あ る。.

(16) 236. 文系女子学生の化学に関する意識調査. Ⅳ .お わ り に. 化 学 は,「 物」 の 本 質 を明 らか に した り,人 間 に役 立 つ 「物」 を作 りだ す 学 問 で あ る。 それ故 ,授 業 に際 して は,視 聴覚機器 を利用す る と共 に,実 物 を持 ち込み,学 生 にそれ を触 れ させ ,臭 い や香 りを嗅がせ ,時 には味 わわせ る。即 ち,視 覚 ,聴 覚 ,触 覚 ,嗅 覚 ,味 覚 を通 して「物 」 を実感 させ るこ と が重要 で あ り,そ うす ることで化学 に対 す る学生の関心 は一 層深 まるであ ろ う と確 信 して い る。 筆者 は こ う した観 点 に立 って,『 身近 な 自然科学』 とい う教材 を制作 し,授 業 に用 い て い る。 テ ーマ は,「 お い しい水」,「 花 に含 ま れ る色 素」,「 食 品 の 旨味成分」,「 染料」,「 甘味料」,「 紫陽花」,「 害虫駆 除」 ,. 「洗 剤」,「 窯 業 製 品」,「 寿 命」,「香 料」,「 農 薬」,「柿」,「 紅 葉」,「 宝 石」 ,. 「石 油代替 エ ネ ルギ ー」,「 毒」,「 化粧 品」,「 今 品添加物」 等 ,学 生 の 要望 を 採 り入 れ,化 学書 なが ら化学用語 は表 に出 して い ない。 そ して,こ れ らのテ ーマ に沿 って毎 回 の講義 で は,実 物 を持 ち込 み解説 して い る訳 で あ る。 この 試 み は学 生 には概 ね好評であ り,今 後 も内容 を充実 させ て行 きた い と考 えて い る。 本 大 学 で は ,施 設 ・ 設備 の 関係 上化 学 の 講 義 に実験 を と り入 れ る こ とが 不 可 能 で あ るた め ,次 善 の 策 と して教 覧実験 を必 要 に応 じて実 施 して い る。教. 覧実覧 を大教室で行 う場合 ,後 部座席 の学生 に も実験現場 が よ く見 える よ う に工 夫す るこ とが必要 であ る。 以上 ,甲 南女子大学文学部学 生 の化学 に対 す る意識 の一 端 を紹介す る とと もに,文 系女子学 生 を対象 とす る一般教養 としての化学 の講義 の あ り方 につ い て私見 を述 べ た。.

(17) 山 本 和. 正. 237. ア ン ケ ー ト調 査 ※設 間 に は,全 て 番 号 で 答 えて下 さ い 。. I.あ なた の 学 年 ,学 科 ,出 身校 につ い て あなたの学年 は. 問 1》 《. 1.1年. 2.他 学年 (2,. 2。. 1。 国文学科. 文学部. 3。. 《問 3》. 3, 4年. あなたの学科 は. 問 2》 《. ). フ ラ ンス 文 学 科. 4。. 英文学科 人 間 関係 学 科. あなた の 出身校 は. 1.公 立高校. 2。. 私立高校. 3。. そ の他. Ⅱ.化 学 の好 き・嫌 い について 《間 4》. 化学 は好 きですか,嫌 いですか。. l.大 好 き 4。. 嫌い. 2。 5。. 好き. 3。. どちらで もない. 大嫌 い. *間 4で 「 3.ど ち らで もない」 と答 えた人 は,Ⅲ へ 進 んで下 さい。 《問 5》. 化学が好 きあ るい は嫌 い にな った時期 は (小 学校 ,中 学校 で は理 科. の 中 の化学 に関す る分 野 ). 1.小 学校 3.高 等学校 1, 2年. 2。 4.高. 中学校 等学校 3年 及 び浪人. *間 4で 「 1。 大好 き」「 2。 好 き」 と答 えた人 は,問 6へ ,「. 4。. 嫌 い」. 「 5。 大嫌 い」 と答 えた人 は,問 7へ 進 んで 下 さい 。 《間 6》. 化学が好 きになった原 因 ・理 由 は (重 複可 ). 1。. 未知 の事 の発見 や, 日常 的 な事 を化学 的 に理 解す ることが 楽 しい. 2。. 内容が理解 出来 ,テ ス トで 良 い成績が とれた. 3。. 演習問題 を解 くのが 楽 しい. 4。. 先生が熱心 で ,授 業が半Jり 易 か った. 5。. 先生が好 きだ ったか ら授業 を熱心 に聴 く内 に面 白 くな り,好 きにな っ.

(18) 文系女子学生 の化学 に関する意識調査. た 6。. 実験 が 楽 しい. 7.そ の他 《問 7》. 化学が嫌 い になった原 因 ・理 由 は (重 複可 ). 1。. 内容が身近 な事 に関係無 く,興 味が沸 か な い. 2。. いつ も成績 が悪 く,や る気 をな くした. 3.授 業内容 が難 しく,進 み方 が速す ぎる為 ,理 解 出来 ない 4.先 生が嫌 い だ ったか ら授 業 も無視 して る内 に嫌 い にな った 5.実 験が面倒 6。. そ の他. Ⅲ.高 等学校 での理 科系科 日の履修状 況お よびセ ン ター試験 ・ 共通 一次試験 につ い て. 《問 8》 1。. 《問 9》. 高等学校 では,理 科 Iと 次 のどの科 目を履修 しましたか。(重 複可 ). 2。. 物理. 3。. 4.地. 5。 その他 セ ンター試験又 は共通一次試験 を受験 しましたか。「 1.受 験 した」. 化学. 生物. 学. と答えた人は理科 の どの科 目を選択 しましたか。. 1.受 験 した 11.化 学 2。. 2.他. の 理 科 (物 理 ,生 物 ,地 学 )]. 受験 しなか った. Ⅳ。 本 講 義 につ い て. 《間10》. 化学 を選択履修 した理由は (重 複可 ). 1.化 学が女子きだか ら 2。. 講義内容 に興味 を覚 えたか ら. 3.他 の 自然科学分野の科 目に比べ てまだましだったか ら 4。. 他 に特別 とりたい科 日も無 く友人が とったか ら. 5。. ち ょうど都合 の良い時間帯 に授業があったか ら. 6.日 常生活 に役立つ科 日だか ら.

(19) 山 本 和. 239. 正. 7。. 先 輩 ・ 友 人 の 勧 め (単 位 が と り易 い ,授 業 内容 が易 しい ,etc。 ). 8。. そ の他. 問11》 《. 講義 に 『日常生活 にお ける身近な事』 を採 り入れることについて. ,. どう思 い ますか。. 2.反. 1.賛 成. 3。. 対. どちらで も良い. *問 11で 「 2。 反対」「 3.ど ち らで も良 い」 と答えた人は,問 13に 進 ん で 下 さい 。. 問12》 《. あなたが知 りたいと思っている『日常生活における身近な事』 とは ,. 次 の どれで すか。 (重 複可 ). 1.食 の分野 ……食 品添加物 ,. ビタ ミン, タ ンパ ク質 ,脂 質 ,炭 水化物. ,. 腐敗 ,etc. 2。. 衣 の分野 ……繊維 ,染 料 ,洗 剤 ,etc。. 3。. 住 の分野 …… セ メ ン ト,ガ ラス,陶 磁器 ,金 属 ,塗 料 ,接 着剤 ,etc。. 4.最 新 の化学技術 …… 医薬 ,エ ネルギ ー,遺 伝子操作 ,ニ ューセ ラ ミッ クス ,etc. 5。. 環境 問題 ……公害 (環 境汚染 ,水 質汚濁 ),etc.. 6。. 生 物 関係 ……植物 ,動 物 ,etc。. 7。. 美容 関係 ……化粧 品 ,シ ミ, しわ,etc.. 8。. そ の他. 問13》 《. その他 ,講 義内容 に対する希望. (と. り上げてほ しい事柄 など)が あ. れば書 いて下 さい。. V.講 義形態. (実 験及 び視聴覚機器 を採 り入れるな ど)に 対す る希望 につい. て. 問14》 《. 教覧実験 (教 員が皆の前で,実 験をして見せる事)に ついて, どう. 思いますか。. 1.賛 成 問15》 《. 2。. 反対. 3.ど. ちらでも良い. 自分が実験をする事 について,ど う思いますか。.

(20) 240 1。. 問16》 《. 文系女子学生の化学に関する意識調査 賛成. 2.反. 対. 3。. どち らで も良 い. 化学の授業では,現 在 VTRを 採 り入れていますが,視 聴覚機器を. 採 り入れる事についてどう思い ますか。. 1.賛 成 問17》 《. 2。. 反対. 3.ど. ちらでも良い. その他,講 義形態 に対す る希望があれば,書 いて下さい。.

(21)

表 5  化学の好 き・嫌い 年度 /平 成 1 全   体 1.大 好   き %︒ 4 %︒ 6 %︒ 9 %︒ 9 %︒ 3 %︒ 2 2.好    き 13.2 48 13.4 57 13.4 305 3.ど ちらでもない 41.5 50.0 49.0 4.嫌    し 39。 3 33.2 125 25.6 635 31.8 大    嫌    し 4.6 106 全 体 280 100 356 100 426 100 100 394 100 1,998 100 過去 5年 間 の全体 をみ る
表 11  高等学校理科系科 目の履修状況 年度 /平 成 1 全   体 1。 化    学 % 28.6 % 29.2 %︒ 2 300 %︒ 4 %︒ 9 1,101 %︒ 6 2.物 理 学 16.3 125 16.2 630 16.4 3.生 物 学 224 269 39。 9 343 42.0 430 40.6 40.2 1,576 41.0 4.地    学 73 10.8 10。 5 5。 そ の 他 20 3.0 29 全 体 528 100 674 100 816 100 1,058 1
表 16  教覧実験 年度 /平 成 全   体 1.賛    成 203 %72.5 % 69.9 % 74.7 366 % 67.5 % 81.0 1,455 %72.8 2.反    対 30 3。 どちらでも良い 69 24.6 26.4 146 27.0 不 明 1 全 体 280 100 100 100 542 100 394 100 1,998 100 年度 /平 成 全   体 1.賛    成 148 % 52.9 174 %48。 9 240 %︒ 3 277 %51.1 237 %︒

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