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有機水銀の光分解に関する研究

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Academic year: 2021

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(1)73. 報  文 11㈱lilll目1目川il闘ll翻ll!【lll. 有機水銀の光分解に関する研究 猪子正憲*・田代智夫露・松野武雄* Studies on the Photochemical Decomposiξion of       Organo磁ercurials−Methylmercurychloride Masanor三1篇oko, Tomoo Tashiro, Takeo MatsuRo  Studie$on the possibility of photochemical decomposi毛ion reaction contalning trace amount of methylmercurychloride(MMC)in aq. solutiQn by ultraviolet light irradiation were cQnducted, and 亡he decomposition reaction kinetic and n}echanism were also invest三gated from the point of environ. エnental po!1ution prevention..  Results obtained are as follows;.  (11MQIecules of MMC in solutlon were decomposed and transformed to inorganic mercury, the    yield of which could be attained to about 100%after six hours irradiation and was not dependent.    Qn the i貝itial concentratlQn◎f MMC(10−1GGG ppb).  (2)It was found that the decomposition reaction could obey the first.order kinetics and had a rate.    constant of o.6hビ1.  (3)Both ethane and monochloromethane as reactiQn products were identified by gaschromatographic.    analyzer and gaschromatograplトmass analyzer. Moreover, mixture of metallic mercury and    mercurous chloride was found by nak:ed eye observation, especially mercurous chloride was iden.    tified by X.ray diffraction..  (4>The following react三〇n mechanism wa$suggested to account for this photochem1cal reaction..      CH・HgC1+h・一一一〔・CH・+・HgC董〕                                       2・CH3→C2H6. 1. 緒. 言. する関心が異常に高まった。現在,わが国の排水基準 としては,「排水中にアルキル水銀を検出されないこ.  昭和28年から35年にかけて,熊本県水・俣湾沿岸に塩. と」となっている。一方,筆者等の研究室においては. 化メチル水銀中毒患者が多発し,有機水銀とくに塩化. 従来から,化学二反応によって無機水銀が有機化するか. メチル水銀による公害問題に関心が払われて来たが,. 否かP2}3)という問題に重点をおいて研究を進めて来て. さらに昭和39年に新潟県阿賀野川流域においても塩化. いる。また,有機水銀とくに塩化メチル水銀の自然環. メチル水銀中毒患老が発生した。さらに昭和45年に. 境下における基礎的性質を明らかにするため,溶解. 嫁,アメリカ,カナダなどにおいても湖水や湾川水か. 度4>,吸着能3,比熱,昇華速慶}を調べると共に,塩. ら有機水銀が検出されたことなどから,有機水銀に対. 化メチル水銀の塩素及びオゾンによる分解反応につい て検討をして来た。本報告では,とくに紫外線照射に. * 轟研究センター環境計測工学教室. よる分解反応について行なった実験結果について述べ.

(2) 74 含 却 水. /冷 却 水.  実験は,図1のA部に一定濃度(!0,100および1000. ppbの3種類を朋々に使用した)の塩化メチル水銀溶. 液400mZを入れ照射時間(0.5∼6時間)とともに. @玉   栓. 試料溶液中に生成した無機水銀量を冷原子吸光光度 法1Pで求めた。. 、. @光源冷却管. 一一.  一. ラ ン プ.  無機水銀の分析は水銀蚤があらかじめ100∼700ng. となるように反応溶液から試料を取り,10N硫酸10. m♂及び塩化第一スズ10%を含む0.5N硫酸溶液10 mZを加えたのち,原子吸光に接続し還元気化した水. ス応容器 h 拝 子. 銀の催より求めた。用いた原子吸光分析装置は日:立直 508型である。.    i.  また擶化メチル水銀の光分解反応生成物を明らかに. 図1紫外線照射装置. するため,一部塩化メチル承銀を液籔体とする飽和濃. 度の水溶液300mZをA部に入れ,また,反応容器の B部からガラス製注射器で生成気体を1∼10cc抜き 100. 取り・直接水素炎検出型ガスクロに導入して保持時価. 窮. 爺80. 鵠. を求めた。用いたガスクロマトグラフ装置は島津製4. 媒. BPF型である。この揚合,カラムは内径3mm,長. 二60 象. 暴・・. さ31nのステンレスカラムにT.C,P.25%+S.£.. 曽. 還 §.  20. 可     の. o 200  300  4GO   500   600   700   800   900  1000. 30または活性アルミナ十スタアラン(20%)の2種類 を別々に充てんしたものを月護いた。試料導入部温度は 150。C,カラム温度は25。 C及び検出器の温度は200。.      波長 (nm》. Cで,キャリアーガスは,99。999%の窒素ガスを用い. 図2低圧水銀灯スペクトル分布. た。.  上述のガスクロマトグラフ装置を用いた実験と同様 る。. に,生成気体1∼10ccをガスクロマトグラフ質董分.  有機水銀化合物の光分解反応6噌1ω としては,ジァ. 析装1醗(ガスマス)に導入して,マスチャートを求め. ルキル水銀が光や熱により,アルキルラジカルを発生. た。用いたガスクロマトグラフ質量分析計は島津製. することが知られている(R2Hg→2R・÷Hg)。(こ. しKB 9000型であった。ガスマスの操作条件は上述. こで,Rはアルキル基を表わす)また,ハロゲン化. のガスクロのとき’と大体同じであるが,ただカラム充. アルキル水銀も光や熱でアルキルラジカルとハロゲン. てん剤はTCP 25%+S. E.3Gであり,キャリアーガ. 化第一水銀に分解するが,光による方が分解は起りや. スとしてヘリウムを履い,流速は20cc/minであっ. すいこともよく知られている。しかし,これらの反応. た。また,質量分析の条件としては出現電圧を70eV. は非水溶媒申で行なわれたものであり,実用的価値に. イオン源温度を270。C,トラップカーレソトを60μA,. は乏しい。そこで,筆老等は水溶液における有機水銀. ゲインを2として走査領域を0∼280M/e,走査速度. とくに塩化メチル水銀の光分解反応の可能性を検討 し,併せて環境汚染防止対策として有効な方法である. か否かを明らかにする目的で,以下の研究を行なっ. 100.             !嵐          /葵     /パパ膨逡. §. た。. / 寒1…1…1. 婁. 2.実験及び方法. §50 §.  紫外線照射装置は反応容器内部の石英製ガラスジャ ケットの中に低圧水銀灯を挿フ、した形式のもの(ウシ. 馨. 墾. オ電機製)を用いた。この装置及び低圧水銀灯のスペ クトルをそれぞれ図1及び図2に示す。  また用いた塩化メチル水銀は,三津和化学製特級試 薬である。.             時 聞(hr). 図3 塩化メチル水銀の光分解による無機水銀生成率.

(3) 75. ・…. ス一・一一づ一一一・一一・潤一一}一一ヤ{一懸」ゼ」÷8曙鋳蕪態一;ド.. 図4有機水銀の光分解生成物のX線回折図(日中(a)及び(c)は比較のための同定日誌品試料). は7cm/secであった。. す。これらの結果,図5にメタン及びエタンと推定さ.  反応開始1500時間後に光照射を停止し,反:応生成物. れる保持時間の位置にピークが存在していることよ. 約300mgをX線ガラスプレートに取り, X線回折. り,エタンが生成していると推定される。また,図6. 分析及び肉眼観察を行なった。. 及び図7からクロルメタンが生成していることが判っ.  また,気相中及び溶液中の塩素の存在を北川式険知. た。. 管(光明理化学工業製)で調べた。溶液のpH変化は,.  なお,気相及び溶液中には塩素ガスは検出できなか. 反応開始前及び終了後,pHメーターで測翻した。. った。. 3. 結. 果.  溶液のpHは,反応開始前及び反応終了後何れも約 6.3(10。C)で,著しい差異はなかった。.  塩イヒメチル水銀10,100及び1000ppb含む3要撃の. 4、考. 承溶液それぞれに低圧水銀火窪による紫外線をO,5∼6. 察. 時間照射したときの照射時關と,無機水銀の生成率と.  図3における塩化メチル水銀の光分解による無機水. ¢)捗冒係を図3彰こ示づ隔σ. 銀の生成率一舞聴聞曲線は,塩化メチル水銀の初濃度を.  また,反応生成物の肉眼観察によると,照射開始10. 10,100及び1000ppbに変えても良い一致が見られ. }ヨ後に白色結齢と銀白色結晶の混合したものが紫外線. た。初濃度に無関係に,一つの曲線にのることから一. 照射面上に選出しており,さらに20臼後には紫外線照. 次反応と考えられ,一次反応速度式にあてはめた結果. 射面上における水溶液と上方の気嚢の境界部分に,赤. を図9に示す。. かっ色微粒子の付着が見られた。.     ln(α/α一の幽思.  生成物のX線回折チャートを図4に示す。図4より.  ここで. この生成物は塩化第一水銀と同定した。.   σ:塩:化メチル水銀の初濃度.  気網中の有機化合物をガスクロ及びガスマスにかけ.  紺:照射反応により生成した無機水銀の濃度. たとき’のチャートを図5,図6,図7及び図8に示.  赴反応速度定数.

(4) 76 1 G.C. ×銀8.  TCP25%十SE30  L.3rn  LD.3mmφ  COLUMN TE真・!P. エタン ×α罵8.   O∼120℃. ×錯bo.   6℃/Min..  LP. TEMP 150℃.  CARRIER GAS   He20ml/Mi日.. 1. ×◎◎oo. クロルメタ’. δ. i. 曇. Q E. F. 1. F. 1. ×一クロル メタン. 図7 有機水銀の光分解生成物のガスクロマト   グラフ質董分析計のガスクロチャート. X OQ. 図5TCP十SE 30. 図6活性アルミナ+スク. M.S.. 70eV. 1・nization Energy.   カラムを用いた.   アランカラムを用いた.   場合の有機丁銀.   場合の有機水銀の光分.   の光分解生成物.   解生成物のガスクロチ. Trap Current Ga沁.   のガスクロチャ.   ャート. Scan Seed. Ion Source Temp.. Range of Scan. 60メA  2. 0∼280M/e  7. 120Hz. Filter.   ート. 270℃.   孟:時間 (hr) C}玉3Cl.  図9で直線関係が得られるので,塩化メチル水銀の 紫外線による光分解反応は一次反応であり,反応速度. 定数んは計算より0.6hズ1となった。  また,図2によれば本実験に用いた紫外線のスペク トルから,主な波長は184.9,253.7,435.8及び546.1. 1.1 1. 10. 20. F. 30. 唱 印. 40. ,lM/e. 5060. nmからなっている。一方, B. G. Gowenlock及び J.Trotmanエ2)が行なった種々の水銀化合物の紫外吸. 収スペクトルの研究によれば塩化メチル水銀の極大吸. 収波長が200nmを中心として低波長倶1」にウつくり 下降していることを参考にすれば,本研究の塩化メチ ル水銀の光分解反応に効果のある波長は!84.9及び. 図8有機水銀の光分解生成物のガスクPマト   グラフ質:鑑:分析計のマスチャート. 253.7nmと考えられる。また,筆者等はすでに塩化 第二水銀についても上記と同じ波長の紫外線照漿を行 なった結果13},塩化第二水銀が減少することを認めて.  これらの事実を参考にすれば,本実験では6時間で. いる。そこで,塩化メチル水銀の光分解反応で塩化第. 分解率はほぼ100%に達したが,より短時間で分解反. 二水銀の生成は起らないであろうと推定した。. 応を完了させるには,たとえばカドミウム光源のよう.

(5) 77 相中の酸素あるいはオゾン**と反応して生成した酸化. 第二水銀(HgO)と考えられる。.          /.  つぎに図6のガスクロチャートにおけるピークは保 持時間の位置から,エタン及びモノクロルメタンと推. 10.       2/. ↓.     o/         01,000ppb.    贈  ・1・・ppb. 。〆  △1G・pb. 定される。.  なお,モノクロルメタンの蒸留水に対する溶解度は, 文献正6)によれば0.48g/100 gH20(250C)であるこ. とから,殆んど気相中に存在すると考えると塩化メチ ル水銀の光分解主生成物はエタンと推定される。.  つぎに図7のガスマスにおけるガスクロチャートに. 1. 0. 1   2   3   4   5. は,エタンのピークが晃られない。これは,ガスマス.   時 間   (hr). における温度が30。C以上であるため,エタンの保持. 図9紫外線照射時間と未反応率の逆数との関係 に206nmにより近い吸収波長*を持つ光源を用いる ことが,一層効果的と考えられる。.  塩化メチル水銀の光分解反応の機構を明らかにする ため行なった実験によると,反応朋始後10日目頃から. 紫外線照射石壁ガラス面に白色及び銀白色の結晶が生 成した。この結晶はある程度の重さになると反応容器 の底部に沈積した。この結晶は,肉眼観察では飽和甘 求電極の水銀と甘こうとの混合物と同じような色をし ていることから,金属水銀と塩化第一水銀の混含物で. はないかと推定した。図5に示したX線回折分析のチ ャートは,比較のために示した塩化メチル水銀(c),. 及び塩化第一水銀(a)のチャートのうち塩化第一水銀 のチャートと良い一致がみられるが,他の結晶生成物. と思われるピークは検出されなかった。図5のチャー ト(c)は(a)に比較して低角度側にピークを生じている. が,これは有機化合物の特徴である。またチャート (b)には金属水銀の特徴を示す,2θ=32。70ノ,40。. 451,および63。651のピークが見られないが,これ は金属水銀のA.S.T.M.カードに示したピークの測. 時間が試料導入時に入った空気の成分と重なるためで ある。.  また,図7に見られたピークの位罎で質量分析操作. をした時のチャートが図8である。この図8には,質 量数50及び52に親ピークが検出されている。これはモ ノクロルメタンの分子量50.5と近似しており,塩素の. 同位体質量数35及び37を考慮した分子量50及び52と完 全な一致をすることから,モノクPルメタンが生成し たことを裏付けることとなる。また信越化学工業㈱か ら提供を受けたモノクロルメタンを試料としたときの. M/e=50及び52を示すことから,モノクロルメタン が分解生成物であることを示している。なおエタンが 生成しているか否かをあきらかにするため,マススペ クトルを測定した。その結果,ガスマスのカラム最低 温度をエタンの検出に十分な温度に維持が不可能であ ったことから,前述したようにエタンの保持時間が短. くなること及びエタンのフラグメントイオンのM/e は30及び15として生成されることから,空気成分がバ ックグラウンドとして表われ,明確にエタンと断定で きるチャートは得られなかった。.  つぎに溶液中及び気相中には溶解分予の存在が検知. 定は72Kにおける魑体の金属水銀のデータである. されないこと及び溶液のpHが反応開始前及び終了. から,(b)のチャートに金属水銀のピークが見られな. 後で殆んど変化していないことから,塩化メチル水銀. いからといって,光分解反応による金属水銀の生成を. 分子の水銀と塩素間の結合が光によって切断しにくい. かならずしも否定できない。. こと及び塩素遊離基同志の結合による甑素の生成は殆.  さらに,20日後には気絹,溶液相及び紫外線照射石. んどおこっていないと考えられる。. 英ガラス面の境界に赤かっ色の微粒子が肉眼で観察さ.  以上のことからエタン及び塩化第一水銀の生成反応. れた。この赤かっ色の物質は塩化メチル水銀の光分解. 機横をつぎのように推定した。. 反応で生成した無機水銀が,溶液中の溶存酸素及び気.   CH3HgC互十hり一一→・・CI{3十。HgC1       (1).   2・CH3一一→C2H6             (2). *多くの有機水銀化合物の極大吸収波長は200∼.  230nmの付近に存在する。.   2・HgC互→Hg2C12                  (3).  この反応機構では,モノクμルメタン及び水銀の生. @空気中の酸素は紫外線照射により一部がオゾン. 成が説明出来ないこと及びメチル遊離基と塩化第一水.  に変化するが15》,本実験中にもオゾンの臭いを知. 銀遊離基の反応によって,モノクロルメタンの生成が.  覚した。. 水溶液中では起る確率が低いと考えられ,むしろ光に. **.

(6) 78. よって分解して出来たメチル遊離基と塩化第一水銀は. 6.謝. 溶媒である三次元的の水分子のケージ(かご)に囲ま れており,その中でモノクロルメタンが生成されると. 辞.  本研究の遂行にあたり,研究費の一部は日本ソーダ. 考えるのが妥当であると推定した。すなわち,ケージ. 工業会の委託費によった。とくに記して感謝の意を表. の内外で(2)及び㈲の反応が起こるが,以下に示す反応. する。.     ・CH3十・}lgCl→CH3α十Hg.  また,X線回折装置の使用に当り便宜を提供された. はケージの内で起こると考えている。. 神奈耀県公害センターまたモノクロル鶴野ンの試料の.  以上,現在までの実験結果及び考察から塩化メチル. 提供を頂いた信越化学工業株式会社に対し,また有益 な御指導,御助言を賜わった本研究センター志田正二. 水銀の光分解反応機構をつぎのように推定した。. 教授及び神奈絹県公轡センター安田憲二研究員に心か. ・・…C1…+〔・CH・・…C1〕①. ら感謝の意を表する。.     〔・CR・+・HgC1〕. 文.     ノ        ↓        ②及び③曵.  ②及び③. 献. 1)松野武雄:ソーダと塩素,24,1(1973). 熔融星司町圃. ・CH3十・HgCi. 2) 松野武雄:ソーダと塩素,24,11(!973). 3) 猪子正憲,門田精,松野武雄:環境科学研究セ. ↓.  ンター紀要,1,67,(1974). CH3Cl, Hg.  ↓. 4)昭和49年度日本ソーダ工業会委託研究報告書 2・CI{3一一心C2}{6. C2H6, Hg2C12.   (昭50.5月). 2・HgC1一ム}lg2C12. 5) 松野武雄,猪子正憲,田代智夫=環境科学研究  センター滞己要, 2, !01 (1976). 〔〕はケージを示す。. 6)稲本直樹,化学の領域,19,13(1965)  なお,反応機構について溶存酸素の挙動,遊離基の. 7)M.M, Kloton, F. S. Florinskli,」. Gen. Chem.. 確認及び無機水銀生戒の童子収率の計算など,今後さ.  USSR,9,2196(1939);Chem. Abstr,,34,4053. らに検討を加えたい。.  (1940). 5. 総. 8)M.M。 Kloton,」. Gen. Chem, USSR,!1,179. 括.  (1941);Chem. Abstr,35,7382(1941). 1) 水溶液中の塩化メチル水銀は184。9及び253.7. g)V.Weinmayr, J. Am, Chem. Soc.,81,3590.  11mを主体とする紫外線によって分解する。塩化.  (!959).  メチル水銀の簾裂は水銀とメチル基との間で起こ. 10) D.H. Hey, D. A. Shingleton, G. H. Williams,.  る。.  」.Chem. Soc.,80, 1963(1958). 2) 塩化メチル水銀の光分解反応は1次反応で,反. 1!) 神奈川県公害対策事務局「公害関係の分析法と.  応速度定数は0.6hrdである。濃度ユ0∼1000.  解説 (改訂3版)」  6頁 (!974).  ppbの塩化メチル水銀溶液400 mZは6時間で. 12) Gowenlock,」. Trαman,」. Chem. Soc,1454.  ほぼ100%分解し,無機水銀となる。.  (1955). 3) 塩化メチル水銀の光分解生成物は,塩化第一水. 13) 松野武雄=昭和45年度摂本ソーダ工業会委託研.  銀、金属水銀,モノクロルメタン及びエタンであ.  究報告書.  り,塩素分子は検出されなかった。. 14) 猪子正憲,松野武雄,安全工学,12,95(1973). 4) 撫化メチル水銀光分解反応機構は,. 15) 岩波理化学辞典(増訂版),193頁(1960). !6) 有機合成化学協会編,溶剤ポケットブック,193.  頁(1967) CH3HgCl→一hレ. 〔・C避・+・HgCl〕. 2・CH3→C2H6 2・HgCl→}{92C}2. 〔温. C2H6, Hg2C12. CH3Cl, H9 と推定される。.

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