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認められた.
RF波による局所温熱療法は立石ライフサイエンス
HEH500
を用いて行なった.入院あるいは外来にて逓
2回治療を原則とし,腫蕩内温度を42.C以上を目標と
して施行した.対象となった症例は肺癌6,肝癌 4,等
の計
1
5
例である.それらの中で有効と判定された症例
は3例である.
以上,温熱療法,温熱化学療法の効果について述べ
るとともに,合併症等の生体に及ぼす影響についても
述べる.
〔教育講演〕
1.免疫学の進歩
〔徴生物学)吉岡守正
腸管内の正常微生物叢(フローラ〉を構成する微生
物聞には,常時拾抗作用が働いて,特定の徴生物が異
常に優勢になることを防いでいる.その機序を試験管
内で探究することによって抗生物質が発見された.フ
ローラの均衡ポテンシャルは外来微生物の侵襲に対し
ても機能して,生体防御のための障壁となる.
かかる異物に対する生体の正常の防御機構と時を同
じくして,または引き続いて起こるのが免疫現象であ
る.免疫とは,その名の示す如く,外来者に対する生
体の特異防御現象と考えられた.バストウールが免疫
を学問の体系にするべく先鞭をつけて以来,百年を経
過した現時点での「免疫」現象の理解は,抗原に対し
て生体が起こす特異の免疫応答という,生物学的な反
応を包括するものであって,その反応、が生体にとって
益となるか,または害となるかは副次的な影響とみな
される.
身体の持ち主である生体の体内で,宿主の意志とは
無関係に作動している免疫機構について,学問の内容
は著しい進歩を遂げているものの,不明の事象が余り
にも多い.
これらの一部について,できるだけ砕いて話したい
と考えている.
2
.
コンビューターの医学への応用
1) 病院情報システムの現状と将来
(医療情報システム開発センター〉今井健雄
病院情報システムの研究開発は,昭和
3
0
年代後半か
ら始まり,昭和40年以後の数年間は十数病院が実用化
を目指して開発を進めた時期にあたり,病院情報シス
テムの察明期であった.その後,コンビュータハード
ウェアの技術進歩及び利用技術のソフトウヱアの著し
い進歩により,病院情報に関する多くのシステムの研
究開発が進められてきた.
現状
病院情報システムは,大別すると以下のように分類
できる.
(1)病院管理業務に関するシステム
医事会計,薬品在庫管理,給食管理,給与経理計算
等であり,医事会計システムを中心に普及してきた.
昭和58年5月の統計によると,病院の35%,診療所の
8.5%が医事会計システムを導入しており,支払基金提
出レセプトの24%強が電算化されたものである.医事
会計からの各種統計は病院管理に欠かせないものと
なっている.薬品在庫,給食管理の順に多く導入され
ている.給与経理計算は,他システムと独立して導入
されている.
(2)診療業務に関するシステム
臨床検査,病歴,放射線治療,心電図自動解析,薬
剤j処方,患者モニタリング等のシステムであり,独立
システムとして成立するものから導入が行なわれてき
た.臨床検査システムは,各種自動分析装置の開発項
目の多様化に伴って普及しており,検査室業務の質的
向上に貢献している.心電図自動解析は,病院単独で
導入するものと共同利用の解析センターによるものが
ある.放射線治療として,線量計算システムがあり複
雑な照射条件設定に役立つており,特に診断用として
の
CT
の普及は著しい.病歴システムは,教育・研究・
治療・病院管理にとって重要な情報を提供するものと
して開発が進められており,現在医学教育機関,病院
での導入が多い.
(3)教育・研究に関するシステム
多くは医療情報サービスに関するもので,医学文献,
医薬品・腎移植・特定疾患・病理・耐性菌・中毒情報
等であり,共通かつ多量のデータを維持・管理し,資
源の有効利用を図るものである.教育システム
(CA
I),
意志決定システムについても研究開発が進められてい
る
将来
病院内の各業務は,他業務との連携のもとで行なわ
れており,個々の情報システムも単独で存在するもの
ではなく,有機的連携がとれることが必要である.こ
のためには, コンピュータ通信技術を有効に活用する
と同時に関係職員の全面的協力に負うところが大であ
り,今後,便利な道具としてさらに普及するものと思