201 201 第52巻 日本公衛誌 第 2 号 平成17年 2 月15日 本年2005年は,第 2 次大戦が終戦した1945年から数え てちょうど60年目の節目の年です。この間,私たちの暮 らしや健康に対する価値観は大きく変わってきました。 その足跡をしっかり眺めることができるのが戦後早い時 期から学会機関誌として刊行され続けてきたこの日本公 衆衛生雑誌ではないでしょうか。本誌をじっくり見てみ ますと,それぞれの時期の公衆衛生の歴史をよく反映し ていることがわかります。掲載論文 1 編 1 編ににこめら れた学会員の皆様の学問的な関心の有り様,問題意識, 研究内容の変遷がよく見えます。今号も,いずれも力作 揃いですが,中でも「ハンセン病回復者の社会復帰時の 生活に関する研究―再入所者への面接調査から」を読 み,日本のハンセン病患者さんの長い苦難の道のりを改 めて感じさせられました。1996年の“らい予防法廃止” 以前にハンセン病療養所から一度社会復帰をした経験を もち,現在療養所で生活しているかたがたが,過去の社 会復帰時の生活をどのように認識しているかについて書 かれたものです。日本公衆衛生雑誌ならではの貴重な論 文になっています。 本誌には,本年 9 月に札幌で開催される第64回日本公 衆衛生学会の詳しい案内を載せていただきました。今年 の学会テーマは「環境と人権がつくる人々の健康と安全」 です。(ハンセン病でなくとも)HIV など現在でも種々 の stigma を抱える病気の患者さんや,あるいは子ども や高齢者の虐待問題,障害者やホームレスなど多くの困 難を有するかたがたを視野にいれ,人々の人権と健康の 問題にもっと光が届くこれからの日本の公衆衛生学であ るように願いつつ,新しい分科会「人権と公衆衛生」を つくりました。17年ぶりの北海道での総会開催ですの で,多くの演題発表とともに研究の成果を本誌に掲載さ れますようにお願いして編集後記とさせていただきます。 (岸 玲子) 次号予告(第52巻・第3号) 原 著 在宅障害児者の介護者の施設入所希望に関連する 要因………谷掛千里 長期要介護のリスク要因に関する疫学研究 基本健康診査受診者の追跡調査から ………郷木義子,他 小学生の朝食摂取行動の関連要因…春木 敏,他 高齢者の「日常生活活動における関心の志向性」 尺度作成の試み………後藤康彰,他 資 料 郵送法と e-メール法による感染症情報メーリン グリストの運用管理に対するニーズ調査 ………大熊和行,他 地域福祉権利擁護事業における地域の連携実態と その特徴 基幹的社会福祉協議会と介護保険担当課の連携 事例から………東野定律
編集後記・次号予告
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<第2次> 2022年 2月 8 日(火)~ 2月 15日(火)
第1回 平成27年6月11日 第2回 平成28年4月26日 第3回 平成28年6月24日 第4回 平成28年8月29日
イ 障害者自立支援法(平成 17 年法律第 123 号)第 5 条第 19 項及び第 76 条第