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先天性代謝異常性の病因遺伝子の同定:特にムコ多糖症、βーケトチオラーゼ欠損症、ペルオキシソーム病

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Academic year: 2021

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Title

先天性代謝異常性の病因遺伝子の同定:特にムコ多糖症、

βーケトチオラーゼ欠損症、ペルオキシソーム病( はしがき

)

Author(s)

折居, 忠夫

Report No.

平成5年度-平成6年度年度科学研究費補助金 (一般研究(B) 

課題番号05454286) 研究成果報告書

Issue Date

1994

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/142

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

本研究は、先天代謝異常症(特にムコ多糖症、β-ケトチオラーゼ欠損症、ペルオキシ ソーム病)の病因病態の解明、早期診断・保因者診断・出生前診断への応用、治療法の開 発を目的として遺伝子解析を行ったものである。以下に主な成績を述べる。 1.ムコ多糖症:ⅣA型欠損酵素GALNSのcDNAクローニング、染色体座位の決定につ づき、全長ゲノム構造解析に成功した。またⅠ、Ⅱ、ⅣA、Ⅶ型の数10例の遺伝子変 異を同定した。なかでもⅣA型約100例の患者にて45種類の変異を確認しているが、 日本人患者のdoublegenedeletionによるcommonrearrangementや欧米人のcommon missense mutationの同定は注目を得ている。今後、日本、欧米(イギリス、アイル ランド、ドイツ、イタリア、フランス、カナダ、アメリカ)、アジア(中国、パキス タン、インド)、南アメリカ(コロンビア、ブラジル)の各人種で遺伝子解析を行い、 人種間での変異の収束性や多様性について検討する予定である。 2.β-ケトチオラーゼ欠損症:合計21症例の本症の遺伝子解析を行っているが、これま でに明かとなった13例の17の異なった遺伝子変異について、Mutation Updateの依 頼原稿にまとめた。この疾患の解析からエクソン内の1塩基置換で、そのエクソンが スキップするという現象を発見した。またアメリカの本症家系について、蛋白質遺伝 子両面から出生前診断を行った。関連する細胞質チオラーゼ(CT)についてもヒト CT抗体を用いてヒトCT cDNAをクローニングすることに成功し、その全塩基配 列を決定することができた。 3.ペルオキシソーム病:ペルオキシソームβ酸化系酵素の1つであるアシルCoAオキ シダーゼのヒトcDNAをクローニングし、本酵素欠損症兄妹例において病因と考えら れる点突然変異を見い出した。また、副腎白質ジストロフィー症の遺伝子解析を行っ た。Zellweger症候群F群の病因遺伝子変異を同定した。更に最近、C群の候補病因 遺伝子を尊離したので、現在解析を進めている。 本研究により得られた成績は、診断システムの開発、発症機構の解明、治療法の開発に 少なからず貢献するものであり、今後さらに継続発展させたいと考える。 平成7年3月 -2-研究代表者 折 居 忠 夫

参照

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研究成果の概要

Title 遺伝性ムコ多糖代謝異常症の乾燥尿濾紙を用いたマススク リーニング法の開発( はしがき ) Author(s) 折居, 忠夫

(3)研究成果の稔括(平成10,11年度)