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地域スポーツにおける仲間づくりに関する研究

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Academic year: 2021

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(1)

地域スポー ツにおける仲間づ くりに関す る研究

保健体育教室

*

**

A Study on the Social Approval of Player in the Sports

in Conllnunity

Kazuyuki FtlKUMOTO*,Katsue ENDO**

I

研 究 目 的 スポーツは健康・ 体力面 に関連 した生理的な機能, 自己実現や ス トレス解消 などに関連 した心理 的な機能

,人

間関係や社会的適応 と関連 した社会的機能

,そ

して経済的機能を持 っていると説明さ れているがり

,地

域社会のスポー ツを考える場合 にも前

3者

の機能は重要であると考える。 地域社会におけるスポーツの社会的機能については

,ス

ポーツでの仲間関係の形成 。発展がスポー ツを通 じての地域づ くり

,衛

づ くり2,働 にまで及ぶ ことが期待 され てきた。 したが って

,行

政 によ るスポーツ・ クラブ連合組織の結成の推奨 も

,ス

ポーツの社会的機能の充実を図るための施策であっ たと見 ることも出来 るように

,地

域社会 においてスポー ツにおける仲間関係の形成 。充実は重要で あり

,こ

れ まではこの機能を主 にスポーツ・ クラブに期待 してきた。 しか し

,ス

ポー ツ・ クラブ以 外の活動の場ではこの機能は期待できないのであろうか。 本研究ではスポーツでの仲間関係の形成 とスポーツ経験 との関係 を取 り扱 いたいが

,質

問項 目で ある「 あなたは今後

,ス

ポーツを継続的に実施す ると した場合

,友

達や仲間が 出来そうですか

Jよ

りも「 あなたは今後

,ス

ポーツを継続的に実施す ると した場合

,他

人に認め られ ることがあ りそう ですか」の設間の方が

,説

明変数はまった く同 じであ ったにもかかわ らず

,説

明率が高か ったため 注1),後者の設間を採用 した。そ して

,ス

ポーツでの他人による承認についての意識 と過去のスポー ツ経験及びスポーツ経験 にともなう認知的側面 との関連を検討す ることにより

,い

つ頃の, どのよ うなスポーツ経験及び認知がスポー ツでの他人による承認についての意識 と関連が深いかを検討す ることを 目的 と している。 他 人 によ る承認 という場合

,カ

イ ヨワの言 うア ゴンと してのスポー ツ活 動4)ゃ マズ ローの欲求階 層説で 言 う承 認 (尊敬

)の

欲 求 に基礎 をお くスポー ツ活動のに見 られ るように

,ス

ポー ツの技術や 体 力 な どに関 しての 自己の卓越 性 を他 人 に認 め られ るとい う側面 と他 の人 か ら認 め られ

,受

け入 れ られたいとする欲求である社会的承認欲求

0や

親和欲求りを基礎にした社会的相互作用の結果

,認

められるという側面があるが

,こ

の研究では両者を区別せずに

,一

括 して扱 っている。

*Department of Physical Education,Faculty of Education,Tottori University

率+Department of Physical Education,Faculty of Education,Yamaguchi Unlversity

(2)

福元和行・遠藤勝恵 :地域 スポーッにおける仲 間づ くりに関する研究

Ⅱ 研 究 方 法

1

デー タの収集 本研究では山口県教育委員会が1988年12月より1989年 1月にかけて郵送法により山口県内の56市 町村か ら収集 したデータの中か ら

,男

子282名分

,女

子274名分を採用 し

,分

析を行 った。標本の構 成は表

-1の

通 りである。 表

-1標

本 の 構 成 個 人 的 属 性 1.年 令 20可■イ代 ヨ0,F代 49才 代 50才 以 上 57 21. 105 38. 72 26. 38 14. 70 93 74 44 24 3.3. 26. 15, 9 ■ 3 7 0 6 5 0 2.結 婚

72 202 26. 3 73. 7 23 8. 247 91. 55 3.束 子 年 令 子 供 い な い 就 学 前 小 ・ 中 学 生 高 ・ 赤r孝 生 社 会 人 64 7■ 77 26 26 24. 26 29. 0. O. 2 9 2 8 8 38 14. 86 24. 88 32. 43 ■6. 33 ■2. 2 6 8 0 8 4. 蝶 農 林 漁 業 商 業 事 務 職 専F]管理 職 跡 ‐建 設 公 務 員 無 職 。そ の 他 男 子 10 3 26 9. 90 33. 17 6. 25 9 16 5. 8‐7 32, 7 6 2 3 2 9 1 独 身 事 務 員 事 業 主 婦 兼 業 主 婦 ■9 7. lo5 41 129 61. 5,居 住 地 区 商 業 地 区 住 宅 地 区 農 山 漁 村 地 区 22 8. 1■5 41t 138 50 12 4. 130 4e. 121 46, 0 8 2 6 4 0 6.通動 時 間 15分未 満 ■5分以 上3o分未 満 30分以 上 通勤 して い な い 127 4● . 61 21. 58 20. 32 11. 34 33 40 ■5 ■0 4. 113 46. 7 9 9 5 8 9 0 8 3時間 未 満 7.平 日の 自 由 時 間 3時 間 以 上4時間 未 満 4時間 以 上 135 48, 32 2つ . 62 22 110 41. 71 26. 35 32 4 4 2 4 7 0 4時間 未 満 8.休 日 の 自 由 時 口 4時 間 以 上7時間 未 満 7時間 以 上 ■0時間 未 満 ■0時1間以 上 57 20. 73 27. 70 25. 75 26. 97 37 96 86. 38 14. 29 11. 4 9 0 3 3 9 6 2

(3)

農取大学教育学部研究報告 教育科学 第 39巻 第

1号 (1997) 155

調査内容は山 口県教育委員会が実施 した「 山口県民のスポーツに関す る調査J注りの調査内容の 中か ら

,説

明変数 と して個人的属性に関連 した

9項

,ス

ポー ツ経験 に関連 した40項 目

,そ

して 目 的変数 と して人 々による承認 に関連 した

1項

目の合計50項 目を採用 し

,分

析の対象と した。 なお, 目的変数であるスポーツでの他人 による承認の測定のための調査項 目は「今後

,ス

ポーツを継続的 に実施す ると した場合

,他

人 に認め られ ることがあ りそ うですか

Jで

ある。 なお

,ス

ポーツ経験 に ついての調査は小学校時代 よ り調査実施時点までを調査対象期間とした。

2

デー タの分析 他人 による承認 と各説明変数 との関連の分析 には χ2分 析を使用 したが

,個

人的属性関連変数の 検定結果 の有意性 については

,表

タイ トルの右肩 につけたアスタ リスクにより示 した。 また

,有

意 差の認め られ る 2×

3以

上の分割表を使用 した変数については

,残

差分析 も行 った。残差分析 の結 果は表中の数値の右肩 につけた ダ ッカー及びアスタ リスクによ り表示 したが

,

十は

10%水

準の有意 傾 向

,*は

5%水

,**は

1%水

,***は

0.1%水

準の有意性をそれぞれ表 している。 人 々の承認 に対す る影響要因の分析には変数減少法 による重回帰分析を使用 した。 なお

,他

人 による承認及びスポーツ経験そ して認知 に関連 した調査項 目はすべて リッカー ト尺度 の

4段

階評定で構成 されていたが

,ス

ポーッ経験及び認知関連変数については「非常に当てはまるJ 「 か な り当てはまる」を「 当てはまる

Jに

,ま

た「 あま り当てはま らない」「 まった く当てはま ら ない

Jを

「 当てはま らない

Jに

統合 し直 し

,解

析 した。 人 々による承認については「 非常にありそうJ「ややあ りそう

Jを

統合 し直 し,「認め られ ると思 う

Jの

表記に

,ま

た「 あまりあ りそうでない」「 まった くあ りそうでない

Jを

統合 し直 し,「認め ら れ ると思わない」の表記に変更 し

,解

析 した。

結 果 及 び 考 察

1

目的変数 と説明変数のクロス集計結果

1)個

人的属性 表

-2は

目的変数 と男女の関連 を見ようと したものである。スポー ッを行 うと他人に認め られ る と思 う人は男子に多 く見 られ

,女

子では少 ない。一方

,人

に認め られ るとは思わ ないとす る人は女 子に多 く見 られ るが

,男

子では少 なくなってお り

,男

女差が見 られ る。 表

-2

目的変数 と性別 の ク ロス集計結果器半 変 数 男 子 認め られると思 う 認め られると思わな い 35 4 64 6 (277) 20 3 79 7 (256) χ2値=14.934 ▼・tp<.001

(4)

156

福元和行・遠藤勝恵:地域スポーツにおける仲間づ くりに関する研究

-3は

男子 の 目的変 数 と年 令 との関連 を見 よ う と した もので あ る。 χ2検定 の結果 有 意差 が認 め られたため

,残

差 分析 を行 った結 果

,ス

ポー ツを行 うと人 に認 め られ る

,と

考 え る人 は他 の年 令 群 と比べ て20才 代 の人 に多 く

,50才

以上 の人で は少 ない。 また

,人

に認 め られ る

,と

思わ ない人 は 50才 以上 の人 に多 く

,20才

代 の人で は少 な くな ってお り

,年

令 に よ る差 が見 られ る。 表

-3

目的変数 と年令のクロス集計結果 (男子)*** 変 数 l Ⅱ Ⅲ Ⅳ 認め られ ると思 う

52 9絆

4 32 6 34 2 14 6ネ

‡ 認め られ ると思わない

47 1器

67.4 65 8 85 4・

(70) (92) (73) (41)

I:20才

:30才

χ2値=17.390 ↓t,〈.01 ‡中■p〈.o01 Ⅲ

:40才

:50才

以上 表

-4は

男 子 の 目的変 数 と結 婚 の関連 を見 よ う と した もので あ る。 χ2検定 の結 果 有 意差 が認 め られたが

,ス

ポー ツを行 うと人 に認め られ ると思 う人は未婚 の人 に多 く

,既

婚 者 で は少 ない。 また, 人 に認め られ ると思わ ない人 は既婚者 に多 く

,未

婚 の人 には少 な くな ってお り

,未

婚者

,既

婚 者 の 間 に差 が 見 られ る。 表

-4

目的変数 と結婚のクロス集計結果 (男子)** 変 数 未婚

既婚 認め られ ると思 う

48,6 31 5

認め られ ると思わない

51 4 68 5

(72) (197)

χ2値=6718 4■っく.01 表

-5は

男子の 目的変数 と末子年令の関連を見ようと した ものである。 χ2検定の結果有意差が 認め られたため

,残

差分析を行 った結果

,ス

ポーツを行 うと人に認め られ ると思 うとす る人は子供 のいない人に多 く

,末

子は社会人であるとす る人では少 ない。 また

,人

に認め られ ると思わ ないと 表

-5

目的変数と末子年令のクロス集計結果 (男子)* 変 数 I I Ⅲ Ⅳ V 認め られると思 う

48 4器

32 9 86.8 20,0. 16.0・

認め られると思わな い

51. 6・

67 1 63 2 80 01 84 0・

(64) (70) (76) (25) (25)

I:子供いない

Ⅱ:就学前

H:小

。中学生

χ2値=ll.774 ip〈

10 tp<.05

・rpく .01 Ⅳ:高 。大学生

V:社

会人

(5)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第39巻 第

1号

(1997) す る人は末子が社会人である人 に多 く

,子

供 はいないとす る人では少 ない。子供 のいない人の中に は未婚の人を多 く含むため, このような結果 になったと考えるが

,差

が見 られ る。

2)ス

ポーッ経験 ① 小学校時代のスポーツ経験 表

-6は

小学校時代 のスポー ツ経験 と 目的変数 との関連 を見 ようと した ものである。 χ2検 定の 結果

,男

女 ともすべての変数 に有意差が認め られたが

,男

子では全体的に見 ると

,小

学校時代のス ポーツ経験は「 充実 していた」「 楽 しか ったJ「休 日などに自由に運動 した」「 スポーツ・ クラブに 所属 した」の順で 目的変数 との連関が高いが

,ス

ポーツ経験関連変数 よ りも認知関連変数の方に 目 的変数 との連関の高いものが多い。スポーツ経験関連変数の中では「 休 日などに自由に運動 した」 が「 スポーツ・ クラブに所属 した

Jよ

りも強 い連関を示 した。 また,「地域 のスポーツ大会によ く 参加 した」は連関が最 も低い。 表

-6

目的変数 と小学校時代のスポーツ経験関連変数のクロス集計結果 女 子 男子 要 因 説 明 変 数 χ2値 χ2値 φ係数 小学校時代の スポーツ経験 11. 982▼キ' 13 411料 t 9 246‖ 14 649棒 奉 19 660・・辛 10 725・= 9 98144 8. 686・‡ スポーツ・ クラブに所属 した 休 日などに自由に運動 した 地域のスポーツ大会によく参加 した 楽 しかった 充実 していた 健康に役立 った 仲間づくりに役立った よい思い出がある 12 067=符 . 218 7 635帯 . 172 11 494'・・ 211 13. 869・ =・ . 232 11 882構 = 216 9, 700・t . 195 13 984・ ▼t , 234 23 954・・t . 313 208 220 183 230 266 197 190 179 ttp〈 01 '・p<.001 女子では小学校時代のスポーツ経験は「 よい思い出があるJ「仲間づ くりに役立 ったJ「楽 しか っ たJ「スポーッ・ クラブに所属 したJ「充実 していたJ「地域 のスポーツ大会 によ く参加 した」の順 で 目的変数 との連関が高いが,「よい思い出がある

Jの

φ係数

,313は

男女の全変数の中での最高値 である。 また

,女

子においても男子の結果 と同様 に認知関連変数に連関の高いものが多 く見 られ る。 スポーツ経験関連変数では連関の強 さ順 に見 ると「 スポーツ・ クラブに所属 したJ「地域 のスポー ツ大会 によ く参加 したJ「休 日な どに自由に運動 した

Jと

な ってお り

,ス

ポー ツクラブ所属経験 と の連関が最 も強 く

,男

子 と異 なった結果が見 られ る。 男女 ともに,200以上の値を示 したのは「 スポーツ・ クラブに所属 したJ「楽 しか った」「 充実 して いた」の3変数であ り

,他

の変数は男女の両方あるいは片方の数値が低か った。 ② 中学校時代のスポーツ経験 表

-7は

中学校時代のスポーツ経験 と目的変数 との連関を見ようとしたものである。 χ2検定の 結果

,男

女ともすべての変数に有意差が認め られたが

,男

子では中学校時代のスポーツ経験は「充 実 していたJ「健康に役立 った」「仲間づ くりに役立 ったJ「よい思い出があるJ「スポーツ・ クラブ に所属 したJ「楽 しか った」「休 日などに自由に運動 した

Jの

順で連関が高い。そ して

,ス

ポーツ経

(6)

福元和行・ 遠藤勝恵:地域 スポー ツにおけ る仲間づ くりに関す る研究 表

-7

目的変数 と中学校 時代 のスポー ツ経験関連変数 の ク ロス集計結果 女子 男子 説 明 変 数 χ2値 φ係数 χ2値 φ係数 中学校時代の スポーツ経験 スポーツ・ クラブに所属 した 休日などに自由に運動した 地域のスポーツ大会によく参加 した 楽 しかった 充実 していた 健康に役立 った 仲間づ くりに役立った よい思い出がある 12 6 5 9tif l1 380・▼ 8. 912・〔 12. 3464t 17. 552帯■ 14 555・4■ 14 012・オt 13 049・・・ 5, 792▼ , 150 4 856・ 138 8 696帯 184 8. 799帯 . 185 7. 192・・ . 167 11. 006料 , 207 7. 113料 , 167 13. 912・・・ 239 214 203 179 212 252 229 225 219 ・p< 05 pく.01 it‡p<.001 験関連変数よ りも認知関連変数の方に 目的変数 との連関の高いものが多い。スポーツ経験関連変数 の中での連関の強さは「 スポーツ・ クラブに所属 したJ「休 日などに自由に運動 したJ「地域のスポー ツ大会 に参加 した

Jの

1原番 になってお り

,ス

ポーツ・ クラブ所属経験の連関が最 も強い。 女子では連関の強い順 に「 よい思い出があるJ「健康 に役立 った」 と続 くが, ,200を 越 えたのは この認知 に関連 した

2変

数だけであ り

,他

の変数の連関は低 く

,全

体的に見 ると 目的変数 との連関 が低いものが多い。そ して

,男

女に共通 して,200以上の値を示 したのも, この

2変

数であ った。 ③ 高校時代のスポーツ経験 表

-8は

高校時代のスポーツ経験 と目的変数の関連を見ようとしたものである。男女ともすべて の変数に有意差が認め られた。男子の変数の連関の強さは

,高

校時代のスポーツ経験は「 よい思い 表

-8

目的変数 と高校 時代 のスポー ツ経験関連変数 の クロス集計結 果 男子 女 子 説 明 変 数 χ2値 φ係数 χ?値 φ係数 高校時代の スポーツ経験 6 073・ 4 050‡ 6 596▼ 19 727・・t 20 394料 ■ 15 394‡‥ 21 323‡・t 26 657・tt スポーツ・ クラブに所属した 休日などに自由に運動した 地域のスポーツ大会によく参加した 楽しかった 充実していた 健康に役立った 仲間づくりに役立った よい思い出がある 6 6 8 4it 161 2 500 099 0 431 . 041 10. 70444 . 204 6 918・・ 164 8. 281=・ . 180 17. 141… ' . 258 10. 266・子 , 203 148 121 155 267 271 236 277 312

(7)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第 39巻 第

1号

(1997) 出がある」「仲間づ くりに役立 った」「 充実 していた」「 楽 しか ったJ「健康 に役立 った

Jの

順で続 い ているが

,上

5変

数はすべ て認知関連変数であ り,「よい思い出がある」の

,312を

最高にすべ ての変数が.200を上回 っている。い っぽう

,ス

ポーツ経験関連変数は

3変

数 とも連関の値が低 く, 認知関連変数の連関の相対的強 さが際だ っている。 女子では「 仲間づ くりに役立 った」「 楽 しか った」「 よい思い出がある

Jの

3変

数が,200以上の値 を示 したが

,い

づれの変数 も認知関連変数である。そ して

,ス

ポーツ経験 に関連 した

3変

数はいず れ も低 い連関係数 しか示 していないため

,男

子の分析結果 と同様

,認

知関連変数の 目的変数 との連 関の相対的強 さが 日立 っている。 また

,男

女に共通 して.200以上の連関の強さを見せた変数は「 仲間づ くりに役立 ったJ「楽 しか っ た」「 よい思い出がある」 の

3変

数である。 ④

19才

∼22才のスポーツ経験 表

-9は

19才∼22才のスポーツ経験と目的変数との関連を見ようとしたものである。男子では7 変数すべてに有意差・ 有意傾向が認め られたが

,女

子では 1変 数のみに有意差が認め られた。 表

-9

目的変数 と19才∼22才 のスポーツ経験関連変数のクロス集計結果 男子 女子 要 因 説 明 変 数 χ2値 χ2値 φ係数 φ係数 19才∼22才の スポーツ経験 12 385・・・ 13 543・ 絲 3 516' 32 395‖ 手 33 343・ 4` 26 60641■ 26, 212・‐‡ 20 184孝 ■■ スポーツ・ クラブに所属した 休日などに自由に運動した 地域のスポーツ大会によく参加した 楽しかった 充実していた 健康に役立った 仲間づくりに役立った よい思い出がある 7 2554■ 172 0. 177 . 027 0, 321 . 036 2 022 091 1 061 066 2 157 , 094 2. 679 105 2. 168 096 219 229 116 354 360 321 318 281 ↑p<,10 4p<.o5 itp〈 01 ・・・p<.001 男子の変数の連関の強 さは「 充実 していた」「 楽 しか った」「 健康 に役立 った」「 仲間づ くりに役 立 った」「 よい思い出があるJ「休 日などに自由に運動 したJ「スポー ツ・ クラブに所属 した」 の順 で続 いているが

,高

校時代 と同様

,上

5変

数 を認知関連変数が 占めてお り,「よい思い出があ る」 のみが,300を下回 っているだけで

,他

4変

数はいづれ も.300を上回 っている。特 に,「充実 して いた」「 楽 しか った」は,350以上の連関の強さを見せ

,全

時代区分の全変数の中で

1位 , 2位

の連 関の強 さを示 している。そ して

,残

りの変数であ る「 健康 に役立 ったJ「仲間づ くりに役立 ったJ も全時代区分の全変数の中の

3位 , 4位

を占めてお り

,認

知関連変数の連関の強さが際だ っている。 スポーツ経験関連変数では連関の強さが「 休 日などに自由に運動 したJ「スポーツ・ クラブに所属 した」「 地域のスポーツ大会 によ く参加 した

Jの

順番 になっているが

,認

知関連変数では他 の時代 区分 と比較 して強い連関が見 られたのに対 して

,ス

ポー ツ経験関連変数の係数では他 の時代区分 と 比較 して連関の強さに差が見 られ ない。 女子の変数で有意差が認め られたのは「 スポーツ・ クラプに所属 した

Jの

1変数のみであ り

,ス

(8)

福元和行・ 遠藤勝恵:地域 スポー ツにおけ る仲間づ くりに関す る研究 ポーツ 。クラブの所属経験がスポーツでの他人による承認に関連性を持つ ことがわか るが

,係

数か ら判断す ると

,連

関の強 さは弱い。 ⑤

23才

以降のスポーツ経験 表

-10は

23才以降のスポー ツ経験 と 目的変数の関連性 を見ようと したものである。男子での連関 の強 さは「 仲間づ くりに役立 ぅたJ「健康 に役立 ったJ「スポー ツ・ クラブに所属 した」「 楽 しか っ たJ「よい思い出がある」「 充実 していた

Jの

順 となっているが

,認

知関連変数に相対的に連関の高 いものが多 く見 られ る。最 も高い連関を示 したのは「 仲間づ くりに役立 った」であるが

, 23才

以 降のスポーツ経験の中で他人を認め

,他

人に認め られ る関係を築 き

,ス

ポーツが仲間づ くりに役立 っ た

,と

認知 している人に

,今

後のスポーツ活動で好ま しい人間関係 を構築 してい く人が多いことは 十分うなずけ ることである。 また

,ス

ポーツ経験関連変数である「 スポーツ・ クラブに所属 した」 は全時代区分の中でのこの変数の最大値 を示 したが

,仲

間をともなった活動であるスポーツ・ クラ ブでの人間関係 についての経験が影響 していると考え る。 表 …

10

目的変数 と23才 以降のスポーツ経験関連変数のクロス集計結果 女子 要 因 説 明 変 数 χ2値 φ係数 χ2値 φ係数 23才以降の スポーツ経験 スポーツ・ クラブに所属した 休日などに自由に運動した 地域のスポーツ大会によく参加した 楽しかった 充実していた 健康に役立った 仲間づくりに役立った よい思い出がある 16. 768… t . 258 15 581・料 . 249 10. 066・' 200 4 429t . 133 7. 211‡= . 170 8. 459‡・ . 184 12 854・‡= 227 7. 9184● 181 4 6 0ttt 775t・ 602符 189…t 892'・・ 476'・・ 796帯卒 558帯t 252 189 177 250 217 260 268 232 tp< 05 p〈.01 ・4p<.ool 女子では連関の強い順 に「 スポーツ・ クラブに所属 した」「 休 日などに自由に運動 したJ「仲間づ くりに役立 った」「 地域のスポーツ大会 に参加 した」 となっているが

,男

子と同様,「スポーツ・ ク ラブに所属 した

Jに

相対的 に強 い連関が見 られ る。 また,「休 日な どに 自由に運動 した」 には係数 の大 きさで劣 るが,「地域 のスポーツ大会 によ く参加 した」 も,200の値 を示 している。他の時代 区 分では認知関連変数の優位が 目立 ったが

,23才

以降のスポー ツ経験ではスポーツ経験関連変数の連 関の強 さが 目立 っている。認知関連変数では「 仲間づ くりに役立 った

Jが

目立つ程度であ り

,他

の 時代区分 に比べて連関が弱いといえる。 表

-11は

現在のスポーツの実施状況 と 目的変数の関連性 を見 ようと した ものであ る。 χ2検 定の 結果

,す

べての変数に有意差・ 有意傾向が認め られた。男子では連関の強 さが「 スポーツ・ クラブ に所属 しているJ「休 日な どに 自由に運動 している

Jの

順 になってお り

,現

在スポー ツ・ クラブに 所属 している人の方が休 日な どに個人で

,あ

るいは家族や少人数の仲間と自由に運動を行 う人 よ り もスポーツを行 うと人に認め られ る

,と

思 っている人が多いということであるが

,そ

の差 はあま り 大き くない。

(9)

£取大学教育学部研究報告 教育科学 第39巻 第

1号 (1997) 161

-11

目的変数 と現在のスポーツの実施状況のクロス集計結果 男 子 女 子 要 因 説 明 変 数 χ2値 φ係数 χ2値 φ係数 現在のスポーツの 実施状況 スポーツ・ クラブに所属 している 休日などに自由に運動 している 14 490▼ ‡! 25G 2 9991 108 !p<.10 ‡‡‡pく 001

-方 ,女

子の方では「 スポー ツ・ クラブに所属 している

Jが

「 休 日などに自由に運動 しているJ を連関の強 さで大幅に上回 っている。つ まり

,女

子ではスポー ツ・ クラブ所属者にスポーツを行 う と人に認め られ ると考えている人が

,休

日などに自由に運動す る人 に比べて断然多いということで あ り

,男

子 との明確 な違 いとなっている。 以上が クロス集計の結果であるが

,個

人的属性 については性別

,そ

して男子の方で年令

,結

婚, 末子年令に有意差が認め られたが

,女

子の方 には有意差の認め られ る変数は見 られ なか った。 スポーツ関連変数及び認知関連変数では

,認

知関連変数 に 目的変数 との連関の強い変数が多 く見 られ

,男

子の方では全時代 (現在 を除 く

)を

通 じて認知関連変数の優位が 目立 っている。 また

,女

子の方では高校時代 までは認知関連変数の優位が 目立 っているが

,19才

以降になるとスポーツ経験 に関連 した変数 に連関の高いものが 目立 って くるようになり

,男

子 との違 いを見せ ている。 具体的なスポーツ行動に関わ る変数を 目的変数 と した場合

,説

明変数の中のスポー ツ経験関連変 数 との強い関連性が見 られ8,9,lω

,認

知 に関わ る変数 を 目的変数 に設定 した場合

,認

知関連変数 と の強い関連性が見 られ るけ

,と

いう結果 をこれ までの研究で得 ているが

,本

研究のクロス集計結果 はこれ らの先行研究 を支持す る結果 となっている。 認知関連変数の中で 目立 った変数 と しては

,男

子では

3つ

の時代で最 も強い連関を示 した「 充実 していた

Jや

各時代で比較的安定 した連関を見せた「 楽 しか った

Jを

挙げることが出来 よう。また, 女子の方では全般的に見て男子ほ ど目的変数 との連関が強 くなか ったが

, 3つ

に時代で最 も強い連 関を示 した「 よい思い出がある

Jを

挙げ ることが出来よう。 スポーツ経験関連変数では男子では「 スポーツ 。クラブに所属 した」 と「休 日などに自由にスポー ツした」の間で

,一

方が他方を連関の強 さで上回 ったのが前者で

3時

,後

者で

2時

代 となってお り

,ス

ポーツ 。クラブの所属経験者 にスポーツで他人に承認 され る, と考える人が常 に多いとは言 えないことを示唆 していると考え る。一方

,女

子ではどの時代でも「 スポーツ・ クラブに所属 したJ が上回 ってお り

,男

女差が見 られ る。 時代別の連関では男子では19才∼22才の変数

,女

子では小学校時代の変数に相対的 に連関の強い ものが 目立 っている。

2

重 回帰分析 の結果

1)男

子 表

-12は

男子の重回帰分析の結果である。 この分析では多 重 共 線 性 を排除す るため

,変

数間に O.700以 上の相関の見 られた,「小学校時代のスポーツ経験は仲間づ くりに役だった」の変数 を削除 し, 12. 614・・・ 11 8 0 5tit 225 206

(10)

福元和行・遠籐勝恵 :地域スポーツにおける仲間づ くりに関する研究 表

-12

重 回帰分析 の結果 (男子) 変 数 偏回帰係数

標準誤差

標準偏回帰係数 F値

偏相関係数 年令 居住地区 平日の自由時間 中学校時代に自由に運動した 高校時代に自由に運動 した 高校時代のスポーツ経験は楽しかった 19才∼22才のスポーツ経験は楽 しかった 現在,自 由に運動している

0 032 0. 245

0. 050 -0 128

0. 039 -0 136

0. 077 0. 174

0,079 -0.150

0 078 0 203

0. 067 0. 250

0, 063 0. 155

重相関係数 (2乗

) 0.

F値

9,

14. 660・t4 0 274 3.827. -0.144 4. 563・ -0. 157 5, 906子 0 178 3 348: -0,135 0 735= 0. 190 13 053'tと 0. 260 5 766t O. 176 551(0. 304) 815'1子 0. 121 -0 098 -0 084 0, 188 -0. 145 0 201 0. 243 0 152 ip<.10 ,<.05 1・=p<.001 解析 を行 った。 解析の結果

, 8変

数が抽 出されたが

, 8変

数の内訳は個人的属性 に関連 した

3変

数 とスポーツ経 験に関連 した

3変

,そ

して認知 に関連 した

2変

数であ り

,い

ずれの要因群の変数 も含まれている。 スポーツ活動での他人による承認 に最 も影響力を持つのは「 年令」であるという結果が見 られ る が

,若

い人は他人に認め られ ると思う人が多 く

,年

令が上がるにつれて思わ ない人が多 くなるとい うことを表 している。そ して

, 2番

目に影響力を持つのは「19才∼22才のスポーツ経験は楽 しか っ た

Jで

ある。 また,「高校時代 のスポーツ経験 は楽 しか った」 にも有意差が認 め られ るが

,過

去 に 楽 しいスポーツ経験を した人 の楽 しさ経験の内容の中には

,他

の人 との交流 も含 まれ ているため, 今後のスポーツ活動で も他人 に認め られ ると考える人が多いと考える。 「 休 日などに自由に運動 した」は中学時代

,高

校時代

,現

在の

3変

数 に有意差・ 有意傾 向が認め られ 目に付 く。高校時代の結果 については

,高

校時代のクロス集計結果 と異 なる逆符号がついてい るため信頼性に疑間が ないわけではないが

,他

2変

数 も存在 しているため

,見

逃 してはならない 要因であると考える。 カイヨワの言 うアゴンと してのスポーツ活動

,あ

るいはマズローの欲求

5段

階説による承認 (尊敬

)の

欲求 に基礎をお くスポーツ活動の場合

,技

術の程度の面か ら見て

,ス

ポー ツ・ クラブに所属 し

,活

動 した方が他人に認め られたいという欲求を満足 させやす いと考える。 ま た

,活

動形態か ら見ても比較的多 くの仲間と活動を共にす ることを特徴 とす るスポー ツ・ クラブで は

,他

の人 と認め合 う関係 を形成 しやすいと考え る。 しか し

,こ

の分析結果ではスポーツクラブ所 属経験の影響は認め られず

,休

日の 自由な活動が リス ト・ ア ップされている。 したが って

,こ

の結 果 は地域のスポーツが競技的スポーツと してよりも レク リエーシ ョン的スポーツと しての色彩が濃 く

,技

術程度や活動形態 の如何 に関係 な く社交の手段 と して機能 していることを示唆 しているもの と考える。そ して

,ま

た一方では

,ス

ポーツ・ クラブといいなが らも

,ク

ラブ らしい人間関係が希 薄 なクラプが多 く存在す ることを示唆 している可能性 もある。 個人的属性に関連 した変数である「 平 日の 自由時間

Jは

平 日の 自由時間の多い人 にスポーツ活動 で他人に認め られ ると思 う人が多 く

,短

い人に思わ ない

,と

す る人が多い ことを示 している。

(11)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第39巻 第

1号

(1997) 163

2)女

子 表

-13は

女子の重回帰分析の結果である。 この分析では多重共線性を排除す るため

,

変数間に 0,700以上の相関の見 られた「 中学校時代 にスポーツ・クラブに入 って運動 した」「 中学校時代 のスポー ツ経験 は仲間づ くりに役立 ったJ「高校時代 スポー ツ・ クラブに所属 したJ「高校時代地域 のスポー ツ大会 によ く参加 したJ「 19才∼22才 に休 日な どによ く運動 した

Jの

5変

数 を削除 し

,解

析 を行 った。 表

-13

重回帰分析の結果 (女子) 変

数 偏回帰係数

標準誤差

標準偏回帰係数 偏相関係数 年令 小学校時代のスポーツ経験にはよい思い出がある 23才以降に自由に運動した 現在,ス ポーツクラブに所属し運動している

0. 064 0, 031 0.

0. 160 0. 058 0

0 146 0. 062 0.

0. 229 0. 058 0,

重相関係数 (2柔) F値

148 4. 139・ 0. 164

208 7 7434・ 0. 222

177 5. 482子 0. 188

289 15, 448'4, 0. 306

0, 479(0 230)

11. 171・4f tpく.05 争 `pく.ol ↓ito(.001 解析 の結果

4変

数が抽出されたが

, 4変

数の内訳は個人的属性 に関連 した1変数

,ス

ポー ツ経験 に関連 した

2変

,そ

して認知 に関連 した

2変

数であるが

,い

ずれの要因群の変数 も含 まれている。 女子でスポー ツ活動での他人による承認に最 も強い影響力を持 っているのは「現在

,ス

ポーツ・ クラブに所属 し

,運

動 している」であ り

,男

子では抽 出され なか った要因である。 日常的・ 継続的 に活動 している集団であるスポーツ・ クラブに所属 して運動 している人は

,技

術程度

,活

動形態か ら見て他の人 と認め合 う関係 を形成 し易い。 また

,形

成 出来 ているか らこそスポーツ・ クラブを脱 退せず に

,所

属 を継続 し運動 していると見 ることが出来 よう。次いで

,強

い影響力を持 っているの が「小学校時代のスポーツ経験にはふい思い出がある」であり

,ス

ポーツでの人間関係 に関連 した よい思い出の重要性を示唆 していると考える。さらに

,規

定力の強さ順に「23才以降に自由に運動 したJ「年令

Jと

続 くが, 自由な運動は男子と同様に女子においても社交の場 として

,仲

間づ くり の場 として機能 していることを示 していると考える。なお,「年令」は男子の結果 と同様

,若

い人 に認め られると思う人が多 く

,年

令が上がるにつれて認め られると思わないとする人が多 くなる, という関係を表 している。 Ⅳ 要 約 本研究では過去のスポーツ経験及びスポー ツ経験 にともなう認知的側面 とスポーツでの他人によ る承認 についての意識 との関連を検討す ることにより

,い

つ頃の, どのようなスポー ツ経験及び認 知が他人による承認 についての意識 と関連が深いかを探ろうと したが

,結

果は以下のように要約で きる。

1

個人的属性 に関連 した変数で有意差の認め られたのは性別

,そ

して男子の方で年令

,結

,末

(12)

164

福元和行・遠藤勝恵:地域スポーツにおける仲間づくりに関する研究 子年令であ ったが

,女

子では有意差の認め られ る変数は見 られ なか った。

2

スポーツ関連変数及び認知関連変数では

,男

子の方は全時代 (現在 を除 く

)を

通 じて認知関連 変数 との連関の強 さが 目立 っている。 また

,女

子の方で も高校時代 までは認知関連変数 との連関の 強 さが 日に付 くが

,19才

以降になるとスポーツ経験関連変数 との強い連関が見 られた。 認知関連変数 の中で 目立 った変数 と しては

,男

子では「 充実 していた」「 楽 しか った

Jを

,ま

た 女子では「 よい思い出がある」を挙げることが 出来 る。 スポー ツ経験関連変数では

,男

子の方では「 スポーツ・ クラブに所属 した

Jと

「 休 日な どに 自由 に運動 した

Jの

目的変数 との連関に大差 はなか った。一方

,女

子では全時代 とも「 スポーツ・ クラ ブに所属 した」が優位であ った。 時代別の連関では男子では19才∼22才の変数

,女

子では小学校時代の変数に相対的に連関の強 い ものが 目立 っている。

3

重回帰分析 の結果

,男

子では「 年令J「 19才∼22才 のスポーツ経験は楽 しか った」「 高校時代の スポー ツ経験 は楽 しか ったJ「中学時代 に 自由に運動 したJ「現在

,

自由に運動 している」「 平 日の 自由時間J「居住地 区」「 高校時代 に自由に運動 した

Jの

8変

数が抽 出された。 女子では「 現在

,ス

ポー ツクラブに所属 して運動 しているJ「小学校時代のスポーツ経験 にはよ い思い出がある」「23才以降に 自由に運動 した」「 年令」の

4変

数が抽 出された。 本研究では仲間関係 の形成 に関係の深いスポー ツでの他人による承認について

,ス

ポー ツ経験 に 立脚 した認知面 の影響が強いこと

,ま

,男

子ではスポーツ・ クラブの所属経験だけでな く自由な 運動 も関連が深いことなどが明 らか となったが

,他

人による承認の内容については曖味な点 も見 ら れ るため

,今

後の検討課題 としたい。 本研究では山口県教育委員会のご理解 を得 て

,調

査データを分析・ 使用 させ ていただいた。 ここ に記 して謝意を表す る次第である。

1)仲

間関係 の形成 に関わ る変数で あ る「 あなたは今後

,ス

ポー ツを継続 的 に実施す ると した場合

,友

達 や仲 間が 出来 そ うです か

Jは ,説

明変数 が本研究 で使用 した もの とま った く同 じで あ った に も関 わ らず

,重

相関係数 が男子で,443,女子で,387であ った。 注

2)こ

の調査 は山 口県教育委員会 の依頼 によ り

,山

口大学教育学部 岡村豊太郎

,遠

藤勝 恵 の両 氏が フ ィ シ ュバ イ ンの「 行動意 図予測モデル

Jな

どを参考 に して作成 した調査票 を使 って行 われ た。

引用 ・参考 文献

1)社

会体育研究会 :『 スポー ツクラブ』

,新

宿書房

,1979,p.40

2)八

代 勉 :「 地域社 会 におけ る体 育・ スポー ツ経 営」

,宇

土正 彦編 著『 社会体育ハ ン ドブ ック』大修 館 書店

,1987,p.69

3)園

田碩 哉 :「 いま地域 に求 め られ てい るもの」

,森

川 貞夫編著『 地域 に生 き るスポー ツクラ ブ』 国土 たと, 1987, p.15

4)R.カ

イ ヨワ著

,多

田・ 塚 埼訳 :『 遊 び と人間』

,講

談社,1980,pp.39∼41

5)A・

H・ マズ ロー著

,小

回忠彦監訳 :『 人 間性 の心理学』

,産

業 能率大学 出版 部

,1981,pp.100∼

101

(13)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第39巻 第

1号

(1997) 165

6)中

村陽吉:『対人場面の心理』

,東

京大学出版部Ⅲ198Q pi開

7)関

文恭:「欲求はどのように作 られるか」

,大

橋正夫・佐々木薫編『社会心理学を学ぶ』,1979, p. 25

8)福

元和行 う遠藤勝恵:「地域スポーツ・ クラブヘの女子の参加を規定する要因の分析」

,山

陰体育学 研究

,第

10ユ 1995

9,福

元和行・ 遠康勝恵:「地域スポーツ・ クラブヘの男子の参加を規定する要因の分析

J,鳥

取大学教 育学部研究報告 (教育科学

),第

37巻第2号,19銹 10)福元和行・遠1藤勝恵:「地域社会 における女子のスポーンの実施を規定する要因の分析Jゥ 山陰体育 学研究

,第

11号

,1996

11)福元和行・遠藤勝恵:「スポーッの楽 しきの認知と過去のスポーン経験の関連性に関する研究」鳥取 大学教育学部研究報告 (教育科学

),第

38巻第1号

,1996

12)徳永幹雄他:『現代スポーッの社会心理』

,遊

戯社

,19"

13)松田岩男:『現代スポーツ心理学』, 日本体育社,1973 14)宇土・八代・ 中村編著:『体育経営管理学講義』

,大

修館書店

:1989

10森

川貞未`佐伯1聰夫編著:『スポーツ社会学講義』

,大

修館書店

,1988

(14)

参照

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