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第6学年2組 理科学習指導案

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Academic year: 2021

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第5学年1組 理科学習指導案

指導者

1 単元名 流れる水のはたらき

2 授業づくりの視点

3 単元の問題

○ 雨の日の運動場の地面の変化と変化させている物を調べよう。 ○ 流れる水の量が変わると、流れる水のはたらきはどのように変わるのか調べよう。 ○ 流れる水の速さが変わると、流れる水のはたらきはどのように変わるのか調べよう。 ○ 曲がっているところの内側に土が積もるのは、流れる水の速さに関係があるのか調べよう。 ○ 川の水はどのように土地を変化させているのかを調べよう。 ○ 川の上流と下流で、河原の石にはどのような違いがあるのか調べよう。 ○ 川の水の量が増えると土地の様子はどのように変わるのか調べよう。 ○ 災害を防ぐためにどんな工夫をしているのか調べよう。

○ 子どもの興味・関心の実態

本学級の子どもたちは,1学期の「天気の変化」を 学習してから朝の会の「ニュース情報コーナー」では、 日本及び世界で発生した台風や洪水による被害状況を 話す子が多くなった。 また,その発表を受けて、「雨の量が半端じゃなか ったね。」とか,「流れが速すぎるよ。家まで流すん だから。」など,因果関係を口にする子も出てきた。 そして、日常生活と関わりの大きい天気の情報を通し て、漠然とデはあるが、流れる水のはたらきに関心を 示す子が増え始めている。

○ 子どもの能力の実態

本学級の子どもたちは,雨降りの運動場や台風・大 雨の際の自然災害情報などから、水は流れながら物を 流すはたらき、崖や川岸を削るはたらきがあることを 5割が知り、水の量の違いや水の流れの速さの違いに よって、それらの度合いも違うことに気づいている。 ただし、物を流すはたらきはあくまでも水面付近のも のであって、川底の石や砂までには考えは及んでいな かった。以上のことは、あくまでも日常生活の体験上 及び情報上から得たものであるから、ここで、流れる はたらきと土地の変化との関係などからとらえていく 必要がある。

○ 教材の分析

本単元のねらいは,流水実験や雨の日の地面の観察か らわかった流れる水のはたらきを実際の川で確かめるな どの活動を通して、流れる水のはたらきと土地の変化の 関係についての考えを持つようにすることである。 流水実験で見いだしたきまりをもとに、川の流れと河 原の様子などを関係づけて調べ、流れる水には土地を変 化させるはたらきがあることをとらえさせる。また、川 の上流と下流の河原の石の大きさや形を調べ、その大き さや形の違いに気づかせるとともに、その形状の違いは、 流れる水のはたらきに関係していることをとらえさせ る。そして、自然災害にも目を向け、流れる水が土地や 生活を大きく変化させる場合があることに気づかせるよ うにする。 これらの学習は、流れる水のはたらきを計画的に追究 し、流れる水のはたらきとともに自然の大きな力を感じ 取ることができ、大変意義深いと考える。

○ 本単元の系統

本単元では,流れる水の速さや量を変えることによっ て、流れる水のはたらきと土地の変化も変わっていくこ とを学習する。 この学習は、第6学年「土地のつくりと変化」におい て、土地の構成物や地層のでき方の学習へと発展する。

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4 単元の目標

〈自然事象への関心・意欲・態度〉 ○ 地面の流れる水や川の流れの様子に興味・関心をもち、自ら流れる水の速さや量によるはたらきの違いを自然災害に目を 向けながら調べようとする。 ○ 増水で土地が変化することなどから自然の力の大きさを感じ、川や土地の様子を観察しようとする。 ○ 川の上流と下流の河原の石のようすなどのちがいに興味・関心をもち、進んでその違いを見つけようとする。 〈科学的な思考・表現〉 ○ 流れる水と土地の変化の関係について、条件に着目して実験の計画を考えたり、結果を考察したりすることができる。 ○ 川の上流と下流の河原の石の大きさや形の違いを、流れる水のはたらきと関係づけて考えることができる。 〈観察・実験の技能〉 ○ 流れる水の速さや量の変化を調べる工夫をし、計画的に実験をすることができる。 〈自然事象についての知識・理解〉 ○ 流れる水には、土地を削ったり、石や砂などを流したり積もらせたりするはたらきがあることを理解する。 ○ 雨の降り方によって、流れる水の速さや量が変わり、増水により、土地の様子が大きく変化する場合があることを理解す る。 ○ 川の上流と下流の河原の石の大きさや形の違いがあり、その違いは流れる水のはたらきに関係していることを理 解している。

5 展開計画と評価規準 (総時数 13時間)

主な学習活動 評 価 規 準 問 題 把 握 <第1時> 雨の日の運動場を観察 して、どういう変化が見 られたのか、また変化さ せているものは何かを考 える。 <第2時>

本 時

流れる水の量を変える と、流れる水のはたらきは どのように変わるのか調 べる。 <第3時> 流れる水の速さを変え ると、流れる水のはたらき はどのように変わるのか 調べる。 <第4時> 流れが曲がっていると ころの内側に土が積もる のは流れる水の速さに関 係があるのか調べよう。 <第1・2時> 川の水にも、土地を削 ったり、砂や土などを流 したり積もらせたりする はたらきがあるか調べる ○ 雨水の流れと地面の様子に興味・関心を持ち、流れる水の速さや量の違いによ る地面の様子を観察しようとしている。 (関・意・態) ○ 流れる水の速さや量の変化を調べる方法を工夫し、流水実験で計画的に実験し たり観察したりすることができる。 (技) ○ 流れる水には、土地を削ったり、砂や土などを流したり積もらせたりするはた らきがあることを理解している。 (知・理) ○ 流れる水のはたらきの観察や実験の結果をもとに、進んで自然の川を調べよう とする。 (関・意・態) ○ 川が曲がって流れる両岸の様子を比べ、その違いを流水実験で見いだしたきま りを当てはめて考えることができる。 (思) 一 次 水 の 流 れ の 変 化 と は た ら き 二 次 川 の 水 の は た ら き

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問 題 追 究 <第3時> 川の上流・下流で、河 原の石にはどのような違 いがあるか調べる。 <第1・2時> 川の水の量が増えると 土地の様子はどのように 変わるのか調べよう。 <第1,2時> 洪水を防ぐ工夫や川の 利用について調べる。 <第3時> 「まとめよう」をもと に単元のまとめをする。 ○ 川の上流と下流の河原に石の様子などの違いに興味・関心を持ち、進んでその 違いを見つけようとする。 (関・意・態) ○ 川の上流と下流の河原に石の大きさや形の違いを、流れる水のはたらきと関係 づけて考えることができる。 (思) ○ 川の上流と下流の河原に石の大きさや形の違いがあり、その違いは流れる水の はたらきに関係していることを理解している。 (知・理) ○ 安全に配慮しながら、川の流れとそのはたらきについて観察や実験を計画的に 行うことができる。 (技・表) ○ 川が曲がって流れている所では、流れのはたらきが違うため、川岸が崖になっ たり河原ができたりしていることを理解している。 (知・理) ○ 川の水の量の変化を、雨の降り方と関係づけて考えることができる。(思) ○ 流れる水の量が増すと流れは速くなったり、削ったりお品がしたりする力は大 きくなって、土地の様子が大きく変化することがあることを理解している。 (知・理) ○ 災害や治水に興味・関心をもち、水と人間の生活に関係について進んで調べよ うとする。 (関・意・態) ○ 川の上流と下流の様子の違いを、流れる水のはたらきと関係づけて考えること ができる。 (思) 二 次 川 の 水 の は た ら き 三 次 流 れ る 水 と 変 化 す る 土 地 四 次 川 と 私 た ち の 生 活

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6 本単元における具体的手立て

○ 本校の子どもたちは川を直接みられないため、川の水のはたらきを実感することができない。また、五年生の子どもたち に身につけさせたい問題解決の力は、条件制御なので、条件を一つずつ変えながら実験できるように単元の計画を立てた。

学 習 問 題 流れる水の働きと土地の変化についての見方や考え方 見 方 や 考 え 方

第5学年 理科 単元「流れる水のはたらき」

流れる水 には、けず る働きや運 ぶ働き、積 もらせる働 きがある。

雨の日の 運動場 削られている にごっている 積もっている 流れる水 けずる働き 運ぶ働き 積もらせる働 き 少しにごる 少し 削れる 流れる水の量 →変化 土地の傾斜 (流れる水の速さ) →一定 けずる働き 運ぶ働き 流れる水の量 地面の変化 多 少 にごる たくさん 削れる 流れる水の量 のちがい 多 大 少 小 流れる水の量 が多くなると、 けずる働きや運 ぶ働きが大きく なる。 流れる水の量 →一定 土地の傾斜 (流れる水の速さ) →変化 流れる水 の働き 傾斜の違いに よる流れる水 の速さ 地面の変化 流れる水の速 さのちがい 速 遅 流れる水の速さ が速くなると、 けずる働きや運 ぶ働きが大きく なり、遅くなる と積もらせる働 きが大きくなる。 少しにごる 少し削れる け ず れ る に ご る 積も る 運 ぶ 働 き け ず る 働 き 積 も ら せ る 働 き 大 大 流れる水の量 →一定 土地の傾斜 (流れる水の速さ) →一定 流れる水 の働き 地面の変化 流れる水の速 さのちがい カーブの内側は水の 流れが遅いので積も らせる働きが大きく、 カーブの外側は水の 流れが速いので、け ずる働きや運ぶ働き が大きい。 速 い 遅 い 運 ぶ 働 き け ず る 働 き 大 積 も ら せ る 働 き 大 積 も る け ず れ る 学 習 問 題 土地の 様子 流れる水 の量や速 さのちがい 土地の 変化 流れる水 の働き 川の上流は水の流れが速 いので、流れる水の働き により、深くけずられて いる。下流は水の流れが 遅いので、土が積もって いる。また、カーブの内 側は、水の流れが遅いの で石が積もり、外側の岸 はけずられている。 上流 土地の 様子 流れる水 の速さのち がい 土地の 変化 中流 下流 流れる水 の働き 雨がたくさん 降ると、川の 水の量が増え、 流れる速さが はやくなるの で、流れる水 の働きが大き くなり、洪水 などの災害が 起こる。 洪水を 防ぐ 流れる水 の働き 工夫 流れる水の働き が大きいので、 コンクリートで 固める、堤防、 ダムなどをして 災害を防いでい る。

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○ 実感を伴う理解に導く対話指導プランの作成と活用 結果の考察から結論に至るまでの過程において、子どもが友だちとの対話を通して、流れる水の速さと流れる水のはたらき を関係づけることができるように、対話指導モデルに基づき、以下のように対話指導プランを作成し活用する。 本時においては、まず、実験後、「書く・描く」活動①に取り組むようにする。そして、各班で話し合い、結果を黒板に貼 り、一覧表示する。その後、一覧表示をもとに、事実の確認をする。それからキーワードを提示し、わかったことを話し合う。 最後に、運動場の写真で一般化を図り、「書く・描く」活動②を設定して、本時のまとめを書くようにする。

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7 本時の学習 (第1次の第2時) 平成22年10月20日 (水) 5校時 於 造形砂場

(1)主 眼 流れる水の量を変えた実験を通して、流れる水のはたらきが変わることをとらえさせる。 (2) 準 備 ホース 雨どい 移動黒板 スコップ (3) 展 開 学習活動と子どもの意識 教師の関わり(○)と評価(◆) 1 前時学習と、提示された事象を比較し,本時の めあてを確かめ、予想を話し合う。 2 調べ方の確認をする。 3 各班で実験する。 4 観察した結果から、わかったことをについて 話し合う。 5 本時の学習をふり返り、次時の学習について 話し合う。 ○ 少しの雨では、変化がほとんど見られなかった運動場の地面の様子 が、大雨の日には大きく変化した事象と比較し、本時のめあてを確かめ ることができるようにする。 ○ 自分の予想を学習ノートに書く場をもち、見通しをもって実験・観察 にとりくむことができるようにする。 ○ くり返しの実験ができにくいので、書くグループで予想を発表させ、 観察の視点を確認させる。 ◆ 流れる水の量が変わることによる地面の変化をしっかりと観察し、そ の結果を自分の言葉で学習ノートに書くことができる。(技) ○ 子どもが流れる水の速さと流れる水のはたらきの関係を見いだし、流 れる水のはたらきと土地の変化の関係についても、見方や考え方を深め ることができるように対話指導のプランを活用し、子どもの考えを意図 的に取り上げながら次の順で対話を仕組む。①事実の確認,②流れる水 の速さと流れる水のはたらきの関係づけ(考察),③雨の日の運動場の 地面の写真をも土地の変化に一般化を図る。 流れる水の速さが変わると、流れる水のはたらきはどのように変わるのか調べよう。 流れる水の速 さ が 遅 け れ ば、積もるは たらきが大き くなる。 流れる水の速 さが速ければ 削るはたらき が 大 き く な る。 流れる水の速 さが速ければ 土も多く流さ れているから 運ぶはたらき が大きくなる。 流れる水の速さが速くなると、けずるはたらきや運ぶはたらきが大きくなる。 流れる水の速さが遅くなると、積もらせるはたらきが大きくなる。 曲がっているところの内側に土が積もるのは、流れる水の速さに関係があるのか調べよう。

参照

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