• 検索結果がありません。

博 士 ( 理 学 ) 演 根 大 輔 学 位 論文 題 名 Incorporation of frrlClronandaluminumin SiliCateperOVSkiteandpOSt− perOVSkitephaSeS intheEarth’ S10Wermantle

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "博 士 ( 理 学 ) 演 根 大 輔 学 位 論文 題 名 Incorporation of frrlClronandaluminumin SiliCateperOVSkiteandpOSt− perOVSkitephaSeS intheEarth’ S10Wermantle"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

博 士 ( 理 学 ) 演 根 大 輔

     学 位 論文 題 名

Incorporation of frrlClronandaluminumin SiliCateperOVSkiteandpOSt − perOVSkitephaSeS     intheEarth S10Wermantle

(下部マントルにおけるシリケイトペロブスカイトおよび ポス ト ペ ロ ブ ス カ イ ト相へ の三 価鉄 とア ルミの 固溶 )

学 位 論 文 内 容 の 要 旨

    近年 , 下部 マン トル の主 要 構成 鉱物 であ るマ グ ネシ ウム シリ ケ イトペロブスカイト は,ニ価鉄よりもむし ろ三価鉄を多く固溶しており ,かっその固溶がアルミと相関している ことが,天然のサンフンレの分析や合成実験などから徐カに明らかになづてきた。還元条件である 下部マントル′中での三価献の存在は,ニ価献がアル′ミを伴い,価数不均化反応により三価鉄 と金属鉄に分解するこ とで説明される。また,下部 マントルの最下部条件において,マグネ シウムシリケイトベロ ブスカイトはポストペロブス カイトヘ相転移することも最近発見され た。本研究は,下部マ ントル条件下で三価鉄とアル ミが,どの様な様式でシリケイトペロブ スカイトおよびポスト ベロブスカイトヘ固溶・分配 され,固溶の結果として物性がどのよう に変 イけ る か, また ,ニ価鉄を出発とした 場合の価数不均イ皈応の進 の程度を実験的に求 めた。

    下部 マ ント ルの シリ ケイ ト ペロ ブス カイ トに は ,マ グネ シウ ム ベロブスカイトおよ びカルシウムペロブスカイトが存在し,両種とも三価鉄とアノレミを固瀦する。両種ーの分酉己 実験 は下 郁 マン トル 条件 下( 約27‑lOOGPa,1300‑2500K)で行 われ た 。分配実験の結果か ら,三価鉄とアルミは 対になって両ペロブスカイト 間に分配されるが,マグネシウムシリケ イトペロブスカイト^ 優先的に分配されることが明 らかとなった。このことから,下部マン トルにおける,三価鉄 とアルミの主要なホスト相は マグネシウムシリケイトペロブスカイト であることが明らかとナょった。また,比較的低圧力下では,シリケイトペロブスカイトは一 部 に 酸 素 欠 陥 を 導 入 し て 三 価 鉄 と ア ル ミ を 固 溶 す る こ と が 明 ら か と な っ た 。     上記 の 結果 をふ まえ て, マ グネ シウ ムシ リケ イ トペ ロブ スカ イ トヘの三価鉄とアル ミの 最大 固 溶量 およ ぴ固溶による構造・物 陸変化を調べた。三価鉄と アルミは臣カの上昇 と共に固溶量が増加す ることが明らかとなり,最大 固溶量はFe3 FAl03成分として,約24GPa で21mol%, また51( 押aでは25mol% 以 上で あった。固溶の結果とし て,マグネシウムシ リケイトペロブスカイ トの構造は歪み,体瞶弾陸率 が大きく減少ナる物幽匕カミ認められた また,三価鉄とアルミ の固溶により,マグネシウム シリケイトペロブスカイトからボストペ

257 ‑

(2)

ロブ スカイ トへの 相転移 圧カは ,大き く上昇(15mol%のFe3+A108固溶で約40,50GPa)す ることが実験的に明らかとなり,同時にマグネシウムシリケイトペロブスカイトヘ鉄とアル ミが優先的に分配されることが示唆された

    2価 鉄 を 出 発と し た 場 合の マ グ ネ シウ ム シ リ ケイ ト ペ ロ ブス カ イ ト の結 晶 化 に伴 う価数:不均イ幽苅基の害恰を,Mg3e2十1.鯔b012を出発物質に用いて調べた。下部マントル 条件で合成された生成物は,マグネシウムシリケイトペロブスカイトおよぴ少量のマグネシ オウスタイトと金属鉄であった。マグネシウムシリケイトペロブスカイトに固溶している鉄 の価数に対して電子エネルギー損失分光法による測定を行い,約68%が三価鉄であるとぃう 結果を得た。また,鉄の価数を考慮した組成分析の結果から,今回用いた出発物質と実験条 件 で の 価 数 不 均 化 反 応 の 割 合 は 約70% で あ る こ と が 明 ら か と な っ た 。

‑ 258 ‑

(3)

学位論文審査の要旨

主 査    教 授    藤 野 清 志 副 査    教 授    圦 本 尚 義 副 査    教 授    中 川 光 弘 副 査    助 教 授    永 井 隆 哉 副 査    講 師    三 浦 裕 行

副 査    教 授    八 木 健 彦 ( 東 京 大学 物 性 研 究 所 )

     学位論文題名

Incorporation of ferrlClronandaluminumin SiliCateperOVSkiteandpOSt −perOVSkitephaSeS     intheEarth SlOWermantle

(下部マントルにおけるシリケイトベロブスカイトおよび ポ ス ト ペ ロブ ス カイ ト相 への三 価鉄 とア ルミ の固溶 )

  地球の下部マ ントルで鉄を最大に収容する相は,(Mg,Fe)Si03ペロブスカイ卜と考えられ て いる .近 年, これ らの鉄の かなりの部分が2価ではなく3価であり,3価鉄はアルミ と対 になってFe3+Al03成分としてベロブスカイト 相に固溶するとの報告が出 始めている.3価鉄 の 衛封 ーる 原因 とし て は,3Fe2+→2Fe3+十Fe metalの価 数不均イ皈応が起きると考 えら れてしヽる.しかし,これら3佃i鉄とア′レミがどの相に最も固溶し,固溶盤は温度や圧力fこよ ってどう変わる か,またそれらの固溶がペロブスカイト相の構造や物性にどのような影響を 及 ぼ す か に つ い て は 諸 説 が あ り , ま だ 確 立 さ れ て い な い の が 現 状 で あ る .   本論文は、こ のような現状にある3価鉄と アルミのペロブスカイト相およびポストペロブ スカイト相への 固溶について,特殊な製法に より合成したFe3+Al03をは じめとするゲルお よび結晶を出発 物質に用いて,レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセル高圧高温装置と放射 光X線および分析 透過屯顕を組ろ哈オっせた 方法により,178 GPa,2600Kに至る高温高圧実 験と試料の解析を行って,問題の解明に取り組んだ.

  その結果,次のような新たな実験結果を得た.

1)Mgペロブスカ イトとCaベロブスカイトが 共存する場合,鉄の3価とア′レミはFe3→Al03   成 分 の 形で , 下部 マン トル 全域 の 条件 下で もっ ぱ らMgベロ ブス カイ ト に固 溶す る.

2)Fe3+Al03成分 のMg‑ペロブスカイトーの最大固溶埜は,圧カとともに増大し,約51 GPa,   2100Kでは25 mol%を越える.

    ―259一

(4)

3) Fe3+とアルミのペ ロブスカイト構造への固溶は ,30 GPa程度の低圧だと,Si→(Fe3十,

  ADの 酸 素 欠 損 型 の 置 換 や ,Mg十Si→2A]の 置換 が部 分 的に 起き るが ,そ れ 以上 の高   圧では,Mg十Si→Fe3十+Alの置換が独占的に起 きる.

4)Mg‑ペ ロ ブス カイ ト構 造に お いて ,Fe3Al03成分の固溶と ともにBサイトの配位八面体   の[001]と[110]軸の 周りの回転による斜方歪が 増大する.また,室温における懶責弾陸   率 が 端 成 分 のMgSi03ペ ロ ブ ス カ イ ト に 比 ベ 減 少 す る ( 軟 ら か く な る ) . 5)Fe3+Al03成分の固溶により,ペロブスカイトーポストペロブスカイト転移圧が上昇する,

  このことより,Fe3+Al03成分はポストペロブス カイト相よりもペロブスカイト相により   多く固溶すると考え られる.

6)アルミが共存する もとで鉄の2価を出発物質に した場合,レーザー加熱ダイヤモンドア   ンビルセル装置のよ うに酸素に関してほぼ閉じ た条件のもとでも,鉄の2価 が3価と金属   鉄 に 分 解 す る 価 数 不 均 化 反 応 が 高 い 割 合(55 GPa,2000Kで 約70% ) で 起 き る .

  これ らの結果は,これまでのペロ ブスカイト相およびポストペロブスカイト相への鉄の3 価とア ルミの固溶問題に大きく影響を及ぼすものであり,下部マントルにおける主要構成相 への鉄 の3価とアルミの固溶問題と それに伴う下部マントルのダイナミクスの理解に,大き く貢献 すると考えられる.

  よっ て 著者 は, 北海 道大 学 博士 (理 学)の学位を授与さ れる資格あるものと認める,

260

参照

関連したドキュメント

Leaning by Expanding An activity-theoretical approach to developmental research.. Cambridge: Cambridge

第3節 チューリッヒの政治、経済、文化的背景 第4節 ウルリッヒ・ツウィングリ 第5節 ツウィングリの政治性 第6節

Cioffi, “Pilot tone selection for channel estimation in a mobile OFDM systems,” IEEE Trans.. Sunaga, “Rayleigh fading compensation for QAM in land mobile ra- dio communications,”

ている。本論文では、彼らの実践内容と方法を検討することで、これまでの生活指導を重視し

1)研究の背景、研究目的

雑誌名 博士論文要旨Abstractおよび要約Outline 学位授与番号 13301甲第4306号.

氏名 学位の種類 学位記番号 学位授与の日付 学位授与の要件 学位授与の題目

リポ多糖(LPS)投与により炎症を惹起させると、Slco2a1 -/- マウス肺、大腸、胃では、アラキ ドン酸(AA)およびエイコサペンタエン酸(EPA)で補正した PGE 2