(2) 水 稲 栽 培 に お け る 緩 効 性 肥 料(被 松
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(2) 水 稲 栽 培 に お け る 緩 効 性 肥 料(被 松. 元 緒. 覆 尿 素‑LPコ 里. ー ト)の. 効 果. 志 言. 被 覆 肥 料 は,粒 状 の 速 効 性 肥 料 の 表 面 を樹 脂 な どで 被 覆 した もの で あ る 。 コー テ ィ ング肥 料 と も呼 ば れ て お り,被 覆 資 材 の 種 類 や 被 覆 の 厚 さ に よ って,含 有 成 分 の 溶 出速 度 を コ ン トロー ル で きる 。 そ の た め肥 効 は 緩 効 的で,窒 素 利 用 効 率 の 向 上 に よ る施 肥 の 適正 化 と追肥 労 力 の軽 減 が可 能 で あ る 。 同時 に,南 九 州 水稲 栽 培 にお け る生 育 後 期 の 窒 素 肥 効 低 下 に と もな う低 収 性 を克服 す る技 術 と して,緩 効 性 肥 料 の効 果 が 期 待 され る。 本 試験 で は,被 覆 尿 素 の 中 か ら窒素 溶 出速 度 が 異 な る3種 を供 試 し,速 効 性 肥 料 の 慣 行 施 肥 との 比 較 で収 量 と収 量構 成 要 素 に及 ぼ す 影響,特 に登 熟 歩 合 向上 の可 能 性 につ い て予 備 的 に検 討 した もの で あ る。. 材 料 と方 法 本 試験 は,1994年. に 附属 農 場 学 内農 事 部 水 田で 行 っ た。 供 試 品 種 は ヒ ノ ヒ カ リで,栽 植 密 度11.1株/㎡ で,. 1区 面積20㎡ の1区 制 と した。 被 覆 肥 料 区で は,LPコ 6kg/10aを. ー ト40号,100号. お よび140号 を供 試 し,窒 素 成 分 量. 全 量 基 肥 と して施 用 した 。 一 方,慣 行 区 で は,窒 素 肥 料 に硫 安 を供 試 して,被 覆 肥 料 区 と同 量. の窒 素成 分 量 を基 肥 と穂 肥 に2:1に. 分 施 した 。. 結 果 と考 察 1994年 の気 象 条 件 は,水 稲 栽培 期 間 中 を通 じて 高 温 多照 に推 移 し,水 稲 生 育 は順 調 に経 過 し多 収 年 であ っ た 。草 丈 の推 移 をみ る と,被 覆 肥料 区 と慣 行 区 の草 丈 に差 は な か っ た(第1図)。 と,分 げつ 中期(7/17)ま. 一 方,茎 数 につ い て み る. で 各 区 と も同様 の推 移 で あ っ たが,そ れ 以 降最 高 分 げつ 期 に か け て 被 覆 肥 料 区. の茎 数 は慣 行 区 に比 べ て 明 らか に多 くな っ た(第2図)。. これ は,分 げ つ 中期 以 降 の 窒 素 肥 効 が 被 覆 肥 料 区. と慣 行 区で 異 な り,被 覆 肥 料 区 の 窒素 肥 効 が水 稲 生 育 中後 期 まで維 持 され た こ とを示 す もの と推測 され よ う。 被 覆 肥 料 間 の 水稲 生 育 に及 ぼ す 影響 は,収 量 構 成 要 素 に み られ,慣 行 区 と比 較 す る とLPコ 当 た り穂 数 が 多 く,LPコ. ー ト140号 区で は,登 熟 歩 合 が 明 らか に高 か った(第1表)。. ー ト40号 区 が ㎡. この よ う に,被. 料 の 影 響 は,窒 素 溶 出 速 度 の差 に よっ て異 な る こ とが 明 らか で,な か で も溶 出速 度 の 遅 いLPコ. 覆肥. ー ト140号. 区の 登 熟 歩 合 の 向 上 は,収 量増 に明 らか に結 び つ い た 。 この こ とか ら,各 種 緩 効 性 肥 料 をそ の 特 性 に応 じて 利 用 す る こ と に よ り水 稲 生 育 の 制御,特 に登 熟 歩 合 を低 下 す る こ とな く,生 育 後 期 の 窒 素 肥 効 低 下 に と もな う低 収 性 を克 服 す る可 能性 が示 唆 され た 。 本 試験 は,疎 植 条件 で予 備 的 に行 わ れ た もの で あ り,今 後,さ. らに,多 様 な品 種,栽 植 密 度 を供 試 して,. 緩 効性 肥料 の 選択 とそ れ に と もな う栽 培 法 を確 立 す る必 要 が あ る 。. 摘. 要. 各 種 緩 効 性 肥 料 を そ の特 性 に応 じて利 用 す る こ とに よ り水稲 生 育 の 制 御,特 に登 熟 歩 合 を低 下 す る こ とな く,生 育後 期 の窒 素 肥 料 効 低 下 に と もな う低 収 性 を克 服 す る可 能 性 が 示 唆 され た 。.
(3) LP40 LP100 LP140 慣 行 n草丈(cm). 月/日 第1図. 草 丈 の 推 移。. 月/日 第2図. 第1表 稈長. 穂. 収量及び収量構成要素. ㎡当た り. 登熟歩合 (%). 千粒重 (g). (g/㎡). 30,991. 68.7. 25.1. 534. 67.5. 366. 29,584. 69.3. 26.2. 537. 59.4. 377. 32,567. 74.8. 24.7. 602. 63.6. 382. 32,197. 68.4. 25.2. 555. 63.2. 長. (cm). (cm). LP40. 75.0. 17.7. 396. LP100. 74.2. 17.8. LP140. 75.0. 17.0. 慣 行 区. 78.1. 17.4. 一}. 茎 数 の 推 移。. 穂. 数. 穎花 数. 収. 量. 籾/藁. 茎.
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