落下混合方式によるカルシア改質土の埋立 新日鐵住金㈱ 五洋建設㈱
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(2) 土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月). Ⅵ‑312. 貯泥槽に直接落下して比重の大きいカルシア改質材が沈降し材料分離がおこらないように,貯泥槽には,45°の 角度で鉄板を設置した.また,浚渫土とカルシア改質材は容積比率で 7:3 となるように混合した. 船内ベルトコンベア. 落下位置. スプレッダー. 貯泥槽. 写真 2. リクレーマー船. 写真 3. 落下 1 回目. 写真 4. 落下 2 回目. 写真 5. 落下 3 回目. (2)落下回数と強度品質の関係 落下回数と混合度合いの関係を確認するため, 船内ベルトコンベア上,スプレッダー上,貯泥槽内,打設地点 で各々供試体を採取した.写真 6 に供試体の CT 画像を示す.画像の白い部分がカルシア改質材であるが,未混合 の船内ベルトコンベア上と比較し,落下 1 回後のスプレッダー上で浚渫土中にカルシア改質材が分散し,落下 2 回後の貯泥槽では外見上はほぼ均等に分散している.落下回数と強度発現の関係を確認するため,スプレッダー 上,貯泥槽,打設地点の 3 箇所で混合材を採取し,各 20 本ずつ供試体を作成して材齢 28 日で一軸圧縮試験を実 施した.このとき,スプレッダーからの落下距離は 10m とした.結果を図 1 に示す.落下回数が増えるにつれて, 一軸圧縮強さのばらつきを示す変動係数が減少していることがわかる.スプレッダー上では,変動係数は 0.332 と大きいが,落下 3 回後の打設地点では 0.099 まで変動係数が小さくなり,平均強度も向上している.なお,室 内配合試験における一軸圧縮強さの変動係数は 0.11 であった.. 写真 6. 試料数 20 20 平均 71.3 標準偏差 18.6 15 変動係数 0.261. 10. スプレッダー上 10 落下 1 回. 貯泥槽 10 落下 2 回. 5. 5. 5. 落下距離を 5m,10m,15m とし,貯泥. 頻度. 15. 頻度. の落下距離を変えて試験を実施した.. 試料数 20 20 平均 64.0 標準偏差 21.3 変動係数 0.33215. 20. 落下距離と強度発現の関係を確認 するため,スプレッダーから貯泥槽へ. 0. 0. 槽で混合材を採取,各 20 本ずつ供試. 0. 0. 120 160 200 240. 20. (材齢 28 日)のばらつきを表す変動. 5m 落下. 試料数 20 20 平均 93.1 標準偏差 13.7 15 変動係数 0.147. 10. の条件では混練度合いに与える影響. 5. は小さかった.. 0. 40. 80. 0 120 160 200 240. 10m 落下. 試料数 20 20 平均 59.5 標準偏差 13.8 15 変動係数 0.231. 10. 80 120 160 200 240. 40. 80. 120 160 200 240. 15m 落下. 試料数 20 平均 80.0 標準偏差 13.3 変動係数 0.166. 10 5 0. 0. 40. 80 120 160 200 240. 0. 一軸圧縮強さ(kN/m2). 一軸圧縮強さ(kN/m2). 図2. 上記から,以下の知見を得られた.. 0. 採取地点別の強度分布. 0. 40. 打設地点 落下 3 回. 一軸圧縮強さ(kN/m2). 5. 0. 試料数 20 平均 89.4 標準偏差 8.9 変動係数 0.099. 一軸圧縮強さ(kN/m2). 頻度. 頻度. 15. 5.まとめ. 80. 図1. た.結果を図 2 に示す.一軸圧縮強さ. 下のときに 0.166 となっており,今回. 40. 一軸圧縮強さ(kN/m2). 体を作成して一軸圧縮試験を実施し. 係数は 5m 落下のときに 0.147,15m 落. 混合材の CT 画像. 頻度. (3)落下距離と強度品質の関係. 打設地点(落下 3 回). 貯泥槽(落下 2 回). スプレッダー上(落下 1 回). 頻度. 船内ベルトコンベア上(未混合). 40. 80 120 160 200 240. 一軸圧縮強さ(kN/m2). 落下高さ別の強度分布. 1)落下混合方式により浚渫土とカルシア改質材の混練が可能であることを確認した. 2)今回の条件では,2m以上×3 回の落下混合によりカルシア改質土の安定的な品質を確保することができた. ≪参考文献≫1)転炉系製鋼スラグ 海域利用の手引 社団法人日本鉄鋼連盟 平成20年9月,2)山越陽介,赤司 有三,中川雅夫,菅野浩樹,田中裕一,辻匠,今村正,渋谷貴志:カルシア改質土の管中混合工法による海面 埋立,土木学会論文集B3(海洋開発),vol.69,No.2,pp.952-957,2013. ‑624‑.
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