A role for Id in the regulation of TGF‑β
‑induced epithelial‑mesenchymal transdifferentiation
著者 Kondo Miki
著者別名 近藤, 美幾
journal or
publication title
博士学位論文要旨 論文内容の要旨および論文審査 結果の要旨/金沢大学大学院医学研究科
volume 平成17年7月
page range 14‑14
year 2005‑07‑01
URL http://hdl.handle.net/2297/15884
甲第1647号
平成16年9月30日 近藤美幾
ARolefOrIdintheRegulationofTGF-β-inducedEpithelial-Mesenchymal Transdifferentiation
(TGF-βが誘導するEpithelial-MesenchymalTransdifferentiation(EMT)における分化制
御因子1.の役割)学位授与番号 学位授与年月日 氏名 学位論文題目
多久和陽 山本博 向田直史 論文審査委員主査
副査
教授 教授 教授
内容の要旨及び審査の結果の要旨
Epithelial-MesenchymalTransdifferentiation(EMT)は発生過程における形態形成や、癌細胞の 分化、浸潤、さらに、臓器の繊維化に重要な役割を担っており、TGF-6をはじめとする様々なサイト カインで誘導されることが知られている。EMT誘導の一つの要因として、細胞の接着、遊走などに関 与しているE-cadherinの関与が示されており、近年bHLH転写因子の一種であるE2Aがその諾i現flIiJ制 に関与していることが明らかとなった。また、分化制御因子として同定されたI。(InhibitorofDNA binding)はE2Aに結合し、DNA結合能を喪失させることによりその機能を抑制することが知られてい る。今回私は、TGFfでEMTが誘導されるNMuMG細胞を用いて、EMTの過程におけるE2Aと1.の作用 について検討した。その結果、Westernblottingにて、TGF-I3により1.の発現が低下することが明 らかとなり、それに伴い、EMTの指標である上皮系マーカーが減少し、Fibronectinをはじめとした 間葉系マーカーが上昇することも確認した。さらに免疫沈降法にてTGF-6処理によりE2Aと1.の結 合の減少を認めた。また、E-cadherinプロモーターを用いたレポーターアツセイでは、E2Aの2種の 転写産物であるE12,Mによるプロモーター活性の減少を1.が抑制することが判明した。一方、レ トロウイルスを用いて1.2を強制発現させると、TGF-6によるE-cadherinの低下や細胞の遊走能の 獲得等が抑制され、EMTが起こりにくくなることが確認された。また、E12を強制発現すると、TGF- l3によるEMTの誘導がより顕著になるとともに、TGF-l3非存在下でも、EMT用の形態変化、E-cadherin の発現低下を認めた。以上のことからTCMが誘導するEMTにおいて、E2A、1.といったHLH型転写 制御因子が重要な役割を果たしており、EMTは1.の減少を介してE2Aの作用が優勢になることで誘 導される可能性が示唆された。
本研究は、T℃F~6によるI。、E2Aを介したE-cadherin発現jfi]制機序を明らかにしEMTの分子機構 の解明に貢献するものであり、学位に価すると評価された。
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