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博士(医学)曽我良輔 学位論文題名

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Academic year: 2021

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(1)

     博士(医学)曽我良輔 学位論文題名

IL

6

とホルボルエステルによるマウス未分化造血前駆細胞の コロニー形成とそのシグナル伝達

学 位 論 文 内 容 の 要旨

〔目的〕

  

造血幹 細胞に 作用す るサイト カインの中でインターロイキン―

6

(IL−6)、顆粒球コ口ニー刺激因子(

G

CSF)

、IL−

11

、IL―12、

Leukemia inhibitory factor¥ Stem cell factor

Go

H

にあ る 未 分化造 血前駆 細胞に 働き、細 胞周期へと移行させる共通の作用 を有する。一方、

IL

3

と顆粒球―マク口ファージコロニー刺激因 子

(GM

CSF)

には上記のような作用はないが、細胞周期ヘ移行した 前 駆 細 胞の 活発な 増殖を 支持する 能カを 有する 。最近 、

IL

6

protein kinase C(PKC)

の活性イヒ剤の一一っである12−0―tetraーdec

anoyl

―phorbolー13―acetate (TPA)との併用により顆粒球一マク口 ファージコロニー形成細胞の増殖が刺激されることが報告された。

も しこの 組み合 わせが 未分化造 血前駆細胞の増殖を刺激するとす れ ば、ま だ十分 には解 明されて いないサイトカインによる未分化 造 血前駆 細胞の 増殖に おけるシ グナル伝達機構の解明の一助にな る ことが 想定さ れる。 そこで、 私は

IL

6

とTPAとが未分化造血前 駆 細胞の 増殖を 支持で きるか否 か、その増殖のシグナル伝達はど のようなものであるかにっいて検討した。

〔対象および研究方法〕

1

TPA

IL

6

によ る未分化 造血前 駆細胞 のコ里 三ニ形 成:無 菌 環境 下 に飼育 した

BDF

ユ雄性 マウス を

10

な いし

15

週齢で 用いた 。 未分化造血前駆細胞の濃縮のため、 150 mg/ kgの5−FUを尾静脈よ り注入し、

48

時間後に大腿骨を採取して、骨髄細胞浮遊液を得た。

この 細 胞を種 々のサ イトカ インと ともに

2

週間培 養し、 倒立顕 微 鏡下に

50

個以 上の細胞 から成 る細胞集塊をコ口ニーとしてコ口二 ー型に従って算定した。

2

Delayed addition:IL

6

TPA

との 併 用 によ るコ口 ニー形 成 におい ぞ司冫

6

TPA

は 同時に 存在しなければならないか否かを、

delayed addition

に よって 検討し た。培 養開始 時に

IL

6

、あ る し、 は

TPA

を 添 加 して お き 、 培養

2‑4‑8

日 目 に

TPA

.また は

IL

6

(2)

を添加した。

〔結果〕

1

TPA

IL

6

に よ る 未 分 化 造 血 前 駆 細 胞 の コ 里 三 ニ 形 成 :

TPA

および

IL

6

軍爾はーコ石―三ー形成爾

1

―,まとんど認められなかった。

IL

6

TPA

と を 併 用 す る と

14

日 目 に は

11

個 の コ ロ ニ ーが 形成 さ れ た 。 コ 口 ニ ー 形成 を 経時 的に 観 察す ると

IL

3

によ るコ 口 ニー 形成 に 比 較 し て 形 成 さ れ る コ ロ ニ ー 数 は 少 な か っ た が、 経時 的 増加 傾 向 は ほ ぼ 平 行 し た 。

IL

6

TPA

と に よ り 形 成 さ れる コ 口ニ ーは 、

GM

コ ロ ニ ー 、

GEMIK

コ 口 ニ ー 、

Blast

コ 口 ニ ー で あ っ た 。

2

Delayed addition:

培 養 開 始 時 に

IL

6

を 添 加 し て お く と コ ロ ニ ー 数 百 彊 彌 眄 孫 た れ 、

TPA

の 添 加 が お く れ る ほ ど コ 口 二 ー 数 は 滅 少 す る 傾 向 に あ っ た 。 一 方 、

TPA

を 培 養 開 始 時 に 添 加 し て お き

IL

6

を お く れて 添加 し た場 合に は コ口 ニー は ほと んど 形 成さ れな かった。

3

PKC cD down regulationcD

三 里 三 ニ 形 成 に お よ ぼ す 影 響 :

TPA

溶 液 と 同 一濃 度の

DMSO

を用 い たコ ント 石 こー ルで は 、骨 髄細 胞 の

105

個 あ た り

6

個 の コ 口 ニ ー が 形 成 さ れ た の に 対 し 、

TPA

48

時 間 培 養 し た も の で は コ 口 ニ ー は 全 く 形 成 さ れ な か っ た 。

4

. 蛋 白 質 リ ン 酸 化 酵 素 阻 害 剤 の コ 旦 三 ー 形 成 に お よ ぼ す 影 響 :

  

カ ル フ ォ ス チ ン

C

100nlK

PKC

に 対 す る

IC50

2

倍 の 濃 度 ) 以 上 の 濃 度 で

IL‑3

お よ び

IL

6

TPA

に よ る コ 口 ニ ー 形成 を完 全 に 抑 制 し た 。 ゲ ニ ス テ イ ン は

1

g/ ml

EGF

レ セ プ タ ー の

IC50

に 当 た る ) 以 上 の 濃 度 で

IL

6

TPA

に よ る コ 口 ニ ー形 成 を完 全に 抑 制 し た 。 ハ ー ビマ イ シン

Al00

―200ng/mlの濃 度で

IL

3

によ るコ 口 ニ ー 形 成 は 完 全 に 抑 制 さ れ 、

IL

6

TPA

に よ る コ口 ニ ー形 成は

75

   

C

A

H

C

6

A

   

n n

M

i

   

T

n

M

   

A

   

l

1 0

   

M

n

T

2

l

n

n

A

   

c

C

n

K

I

n

P

l

l

n P

r ‑ 0

       

T

d

M

A

T C

h

M

西

A

3

4

n

5

2

(3)

%抑制された。

5

Delayed addition

と 阻 害 剤 の 組 み 合 わ せ に よ る コ 口 ニ ー 形 成 におよぼず影霤IIL一醒固酉―で百5―丁面―の−・コDニ.ーが形成された が、こーれ,  t三―カルフエスチン

C

またはハービマイシンAを併用する と そ れ ぞ れ の 添 加

lOOnM

以 上 、

200ng/ml

以 上 で コ 口 ニ ー 形 成 が 抑 制 さ れ た 。

IL

6

と と も に 培 養 を 開 始 し て 、

2

日 目 に

TPA

を 単 独 ま た は 阻 害 剤 と と も に 添 加 す る と 、

TPA

に よ る コ 口 ニ ー 形 成 の 増 強 効果は阻害剤によって打ち消された。

〔 考按 〕

  IL

−6と

TPA

とに よ るコ 口ニ ー 形成 はIL−

3

の それ には わ ずか にお よ ば な い も の の 、

GM

コ 口 ニ ー の み で なく 、

GEMM

コ ロ ニー と芽 球 コ ロ ニ ー を も 含 む こ と か ら

GM

コ ロ ニ ー 形成 細 胞よ りも 未 分化 な前 駆 細 胞 由 来 の も の で あ る こ と が 示 唆 さ れ た。

IL

6

とTPAと の併 用 に よ る 最 大 の コ ロ ニ ー 形 成 に は 両 者 が 培 養開 始 時か ら存 在 する こと が 必 要 で 、

TPA

の 添 加 が お く れ る に っ れコ ロニ ー は減 少し 、

IL

6

が 培 養 開 始 時 か ら

2

日 間 存 在 し な い と 、

TPA

を 後 か ら 添 加 し て も コ 口 ニ ー は ほ と ん ど 形 成 さ れ な い こ と から 、 未分 化造 血 前駆 細胞 の コ 口 ニ ー 形 成 に は

IL

6

の 必 須 な こ とが 示唆 さ れた 。

TPA

と 細 胞 と の長 時間 接 ゑ虫 によ る

PKC

のdown regulationによ って

IL

6

十TP

A

の コ 口 ニ 一 形 成 作 用 が 打 ち 消 さ れ た 事 か ら

IL

6

TPA

の 併 用 作 用 は

PKC

を 介 し て い る こ と が 強 く 示 唆 さ れ た 。

PKC

阻 害 剤 で あ る カ ル フ エ ス チ ン

C

あ る い は 、 チ ロ シ ン キ ナ ー ゼ 阻 害 剤 で あ る ゲ ニ ス テ イ ン 、 ハ ー ビ マ イ シ ン

A

に よ り

IL

―6+TPAのコ ロニ ー 形成 作用 が 抑 制 さ れ た こ と か ら

IL

6

TPA

の シ グ ナ ル 伝 達 経 路 に は

PKC

、 お よ び チ 口 シ ン キ ナ ー ゼ の 存 在 す る こ と が 示 唆 さ れ た 。

    A

        D r     T

C

   

    6

   

   

   

   

A

   

   

   

n

   

1 0   . L 6

   

   

n

   

b 0

   

r

   

   

   

O

   

   

C

   

   

   

   

C

   

H

   

2

(4)

学 位 論文 審 査 の 要旨

主査′教授 副査   教授 副査   教授      学位論

川上 小野江 上出 文題名

IL

−6とホルボルエステルによるマウス未分化造血前駆細胞の コロニー形成とそのシグナル伝達

III

.結果

シ グ ナ ル 伝 述 機 柵 は 、

(IL

6)

ス テ ル の

TPA

と が 、 の シ グ ナ ル 伝 述 は ど の

15

遡 齢 の 細 胞 浮 遊 以 上 の 細 し ておき、

  

TPA

ー 形成が、

イ ン、

独 ま た は

6

と と も し た 。 さ

IL

6

和則 光 義和 利

   6

           

C K P

C a um n

H n   

  

I

± n    10 5 0

o l+ O       n l    n   

A

       P    l

   1 T    r    A

   P    2

T C 48

n l

n        

cI O m

   T

A u     C P    1T    A    w

  

P   

  

   T A       n

P    n 2   

   

‑ 

‑o

   PI   

   T d    d    I    ‑ I   

h 4   

  

‑l n   

F 2

C

A    1  l 2

‑) 4K 5

P       B P T

          A P 6

T         A A P P T M n T   

M    E A G n P

T   

m n n n m

‑o d d C    

h K P

2

3   

(5)

  1) 11

6

TPA

qi

独 で は 乗的にコロニー形J戊を支持した

  2)

コ ロ ニ ー 形 成 は

GM

コ 口 を も 含 む こ と か ら

GM

コ ロ ニ ー ることが示唆されたヵ

  3)

コ ロ ニ ー 形 成 は 、

PKC

あるいはチ口シンキナーゼ|叭轡

W.考察及び縦;糾

コ ロ ニ ー 形 成 を 支 持 で き

ニ ー の み で ナ ょ く 、 GEM 形成網川包よりも氷/./}化な

ないが、併 用によって杣 Mコロニー と芽球コ口ニ

nH鰍 網 ‖Jl包 |li来 の も の で あ び特輿『r、Jl KC llll'*i′r卉II

以上 の 結 采か ら 、こ の コ ロニ ー 形 成に お ける

IL

ー6とTPAと のシ グ ナ ル伝 述 に

89 ‑

      C m

     

n

2 l T A lH P T

C F A P T ‑ 1 00 4 l

n

       A

P m T l K

0 A    2 0 2 P m

T   

   0

n 2 0 I J A

   0 I R A 1 0 P T n A

n

   l n C D M

o

A d l 5 h h I F

G 4 8 E

n

m n n r

o

Ck K PI

参照

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