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面圧が働く際の両面段ボールの 塑'性変形開始および応力解析

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(1)

日本包装学会誌’'0ノ.,No.2⑫000ノ

磯論文

面圧が働く際の両面段ボールの 塑'性変形開始および応力解析

松島理*・松島成夫**

InitiaIPlasticDeformationandStressAnalysisforCorrugated FiberboardunderUniformSurfaceCompression

SatoruMatsushinlaandShigeoMatsushinla

1nitialplasticdeformationwasconsidcrcdonthcprogressofthevieldstressforsinglewall corrugatedliberboard(SWCF)undelrtbeuI】ilornlsur[acecompression,Andtl】crangeoftheyield areawasshownandthestressanalvsiswaspcrlorme。、

TheinitialstressvieldolSWCFoccursincorrugatingsemichen】icalmedium(SCM),andthe yieldpositionisontheinnersurfacesolSCMatlhcjojntolkra「t・liner(KL)andSCMTheposi・

tionoftheinitia]plasticdeformationisatthcjoint,anditsplasticdeformationismadebyyield

lorthcaⅡareaofthesectionatthejoinLThcabso1utcvalueoftheloadpressureobtainedfrom

this[0rnlulationoftheplasticdefornlationislcssthantllepressurepcobtainedfronlCastigliano、s thcorcmcontentedillthegeometricalconstrain「orSCM,anditspresureratio(p/pc)isaboutO4、

StressCkforKLisnearlyuniformelastictensilestressinthemachinedirection,andaxialstress dblorSCMismainlvmadebypurebending・Anditsstressratio(◎k/DB)isaboutl/500.

Keywords Computationalnlechanics,SIructuralanalysis,Elasticbending,Strengthofcorru・

gatedfiberboardE1asticstrcssanalysis,Structurestrength,Kumericalanalysis,

Stressconcentration.

一様面圧を受ける両面段ボールの塑性変形開始を議論した。そして、その降伏域を示し、弾性 域の応力解析をおこなった。

両面段ボールに生じる応力の初期降伏は中芯に生じ、その位置はクラフト・ライナー(KL)・

中芯接合部の中芯内表面にある。塑性変形開始の位置はKL・中芯接合部にあり、塑性変形は全 断面降伏によって生じる。本塑性変形表示によって得られた圧縮荷重pの絶対値は中芯の幾何 学的拘束条件を満たすカスチリアノの定理より求めた圧縮荷重pcのものより小さく、その比 (p/pc)は04程度である。KLに生じる応力ぴkは近似的に一様な引張り応力で表せ、中芯に生 じる曲げ応力obは主に純曲げよるものとして表せる。その応力の比(瓜/Cb)は1/500程度であ

る。

キーワード:計算力学、構造解析、弾性曲げ、段ボールの強度、弾性応力解析、構造強度、数値 解析、応力集中

*帝人製機(株)松山工場(〒791-8513愛媛県松山市北吉田町77):MatsuyamaFactory,TeijinSeiki,Ltd

77Kitavoshidacho,Matsuvama、shi,Ehime、791-8513

*・愛媛大学名誉教授(〒790-5677愛媛県松山市文京町3番):HonoraryProfessorofEhimeUniversity,

3Bunkyou-cho・MatsuyamashLEhime,790-5677

-79-

(2)

mjnさオ働く際の〃伽斐ポールの!)lWIjl変形淵姶およWIi;刀解析

1.緒言 ル箱の利用上、意義あるものと考えられる。

そして、大きな面圧を受ける段ボールの力学 的変形状況を明らかにすることは、段ボール の利用、改善上、必要なことであると考えら れる。

既に、耐圧を受ける段ボールおよび波板の りiii性応力解析に関する研究がなされヨ8)~:】(n 1ni圧を受ける円:)])および楕円32)、部分桁 '1]3:'1中芯段ボールの弾性応力解析に関する ものもなされている。しかし、大きな耐圧が 働く際の変形強度解析の研究は見受けられて いない。

、圧を受ける弾性変形時の応力解析の算定 は、前報38)-:}o)では、カスチリアノの定理:''1 を用いる処法によっておこなった。これによ り、面圧を受ける両面段ボールの曲げ応力の 絶対値は、中芯のKL・中芯接合部の表面が 非常に大きく、特に、内側の表面が大きいこ とが示され、その絶対値の大きさはKLの

100倍程度であることが示された28)-3')〉。そ

して、使われている両段ボールの'11芯のり|張 1)強さは、一般に、KLの引張り強さのl/2 程度である9)。一方、大きな面圧を受け、大 きな塑性変形が生じる|祭、塑性域(塑性変形 域)、すなわち、クラフト・ライナー(KL)

に接する位置の中芯の塑`性開始した域とその 開始前の弾性域との境付近の塑性域ではい大 きな角度の変化が生じ、塑`性変形の進行時に llllげによる大きな角度変化が生じるものと考 えられ、その変形は、両表面の板紙KLに接 するような変形状態をとり、平面状をなし、

KLiIiiと平行な形状をとるよう進行するもの と考えられる。したがって、このような変形 における変形条件は前報のカスチリアノの定 理によるもの(KL・中芯接合部中芯の流れ 段ボール(SWCF)は、優れた力学的構造

特性をもち、軽くて、生産性に優れ、包装川 箱材、枠材、仕切材として盛んに用いられい る。したがって、段ボールの力学的強脳幾榊 を明らかにし、変形強度の解析を容易にする ことは、段ボールの利用、改善のために、ま た強度設計上、重要なことである。

段ボールの実用的研究には、段ボール強度 に関するものがあ')'》-J'、最近おこなわれ

ているものがある115)。また、段ボールの

M)に関するもの61があI)、特殊なものと して、航空機構造への適用についてのもがあ る7).B)。

段ボールの基礎的な研究には、引張|)変形 強度の異方性変形表示を、実験的に議論した もの,)、弾性解析によって議論したものがあ

る''1)。等方弾性体波板に関するllI1げliMl;に ついてのものがある'')。流れ方向('''1げモ

ーメント軸が横方向)'2)-16)および横ノノlhj (曲げモーメント軸が流れ方向)17)-21)のlllI げに関するものがあり、接合部の変形強度に 関するものがある22)-26)。曲げ変形に関す る異方性変形表示の基礎的研究については、

素材の形状および材質を配慮した弾性縦曲げ 強度に関するもの、両曲げが組合わさった段 ボール板の曲げに関するものがある27'・

段ボール箱の利用状態をみると、荷台に世 かれたものは、その内用品の質量によって箱 の底板に面圧が生じ、また荷造りされた段ボ ール箱の積荷の際、その積重ねによって箱の 上下板に面圧が生じるものと考えられる。故 に、面圧を受ける段ボールの力学的状態を明 らかにすることは、段ボール板および段ボー

80-

(3)

〃水包装`機会誌Vol9ML2(2000)

方向変位ぃ傾きが零)と大きく異なるものと 考えられる。

そこで、本研究では、中芯の塑性変形によ る形状変化は、両表面の平面状の板紙KLに 接するように、KL面と平行した形状をとる ように進行するものとして、また、_ヒード}(し・

中芯接合部およびその付近に生じる降伏開始 および塑性変形開始の状態を考慮して、、E を受ける両面段ボールの応力状況を議論する ことを試みた。そして、さらに、前報の応力 状況281-3o)との相異を明らかにすることを 試みた。ただし、中芯は完全弾塑性材とし、

その形状は、前報28)-30)にならい正弦波で あるとした。

塁」

/■

(M」E

VW2W/2W/2

(b)

FiglCoordinatesandIoadforSWCF.

(a)BeforepIasticdeformation

(b)AIterprogressofplasiicdeformatiom

2.解析方法

両面段ボールの上下KL(KLI、KL2)は平 面状の板であるが、中芯の形状は流れブノ向に 沿って周期的に変化する。そこで、いま、面 圧を受ける両面段ボールの流れ方向および厚 さ方向をxおよびy方向とし、’11芯の厚さ Tsおよび波高hの中心を原点におく。そして、

段ボールの横方向をz方向にする(Fig.1(a)

参照)。

その段ボールのKL1,KL2は近似的に厚さ Tkl、Tk2の平板とみなし、その位置は

芯の形状を近似的に正弦波形であるとすると、

その厚さ'二11央の位置y・は

”十m(竿I('1

で表される。Lは中芯の波長である。そして、

厚さ中央から厚さ方向にtの位置のyは y=W+tcos8(2)

'-,`、」(砦)

で表される。

用いられている両面段ボールはその厚さに 比べ非常に広いものである.その広い面に一 様な圧力pが働く際、KLおよび中芯の変形 は平面ひずみであると考えられる.一方、平 面ひずみにおける応力、ひずみ関係は平面応 力のものと同様な関係を示すものとされてい

る35)。これにしたがい、中芯の変形を周知

y(KL,)=h/2+Ts/2-h/2+T罰/2+Tk1

y(KL2)=-h/2-T醤/2-Tk2--h/2-T爵/2 の範囲に、波状の板とみなす段ボール中芯 (SCM)の位置は

y(SCM)=-h/2-Ts/2-h/2+T爵/2

の範囲にあるものとする。上述のように、中

-81-

(4)

jli7IEク働く際の〃脚椴ポールの塑性変形Z粁妨およWl`p(/解折

のはりの理論36)によって議論する。すなわ ち、単位幅の中芯の変形を、近似的に、単位幅 をした[,HがりはI)のと同様なものであると考 える。

降伏開始前では、段ボールの変形は、弾性 変形であるとみなせ、近似的な処法として、

前報2H)-3())のように、弾性はりの''Ⅲげの解 析処法が用いられ、中芯の曲げ応力('']芯原 紙の縦方向の垂直応力)は

.1)(X、y・)=Nb(x,y・)+p(x、y・) 1

PI L」

Fig2FixedloadsandmomentatKL-SCMjoint

W=pL (5)

である。

単位ll1mKL・中芯接合部に圧縮荷重Wが働 く際、x=。、y・=oの位置に生じる中芯の変 形は、形状および作用力の反対称性により、

曲げモーメントは零となり、その位置の作用 力は軸力Nbo

['十川;。)+JMM(3)

で表される31;)。p(x,yo)およびk(x、y・)は 着目位置(x、y・)の曲率半径および断1m係数

['十(砦)識1

β(-.yo)=-

V咳x00⑪。 NDC=W蔚鯆cos6b+(Wsin8o)/2 00=β(x=0)

r+=(-「+…

四坪雨 ll3ll7

-十

210(x,yo) のみとなり、MSOおよびMs(x、yo)は M、o=W爵xh/2-WsyL/4 (6a)

M圏=-Wsxy+WsYx(6b) である。N,)(x,yo)およびM3(x,yo)は着目

位置(x,y・)における単位1幅当たりの軸力お

よびモーメント

で表される。

前述のように、前報28)-30)の面圧を受け

る段ボールの変形解析はカスチリアノの定 理34)によっておこなった。しかし、上述の ように、大きな面圧縮荷重を受け、大きな塑 性変形が進行する際の中芯の変形は、中芯の 塑性域が、平面状をなし、KLに接するもの になると考えられる。KLに接する中芯の塑 性域と弾性域(弾性変形域)との境付近の塑 伽性域で大きな角度変化が生じ(Fig.1(b)参 照)、その変化は塑性変形の進行時に生じる Nb(x,yo)=WsxcosO+WsysinO(4a)

Ms(x,yo)=Wsx(h/2-yo)

-W罫y(L/4-x)+MSO

(4b)

Wsy=W/2(4c)

である。W翁x、WsyMsoは面圧力pによって

生じるKL・中芯接合部のx、y方向の荷重、

固定モーメントであり(Fig.2参照)、Wは 単位幅KL・中芯接合部に働く荷重

-82-

(5)

日本包装学会誌Vol9jVo2(2000ノ

T圏/2に生じ、順次、降伏域のIllFiと深さが拡 大するものと考えられる。X=L/2,yo=h/2

の中芯の厚さ全域が降伏する際(Fig.3参

照)、内外表面の降伏域の流れ方向半値幅B,、

B2(Fig.3のBlAl、B2A2参照)も増加する ものと考えられる。なお、塑性変形が生じる 際の中芯の応力算定を容易にするために、近

似的に、完全弾塑`性材であるとする38)。

このような際のw蚤xは、全断面降伏時に おけるKL・中芯接合部の力の釣合い条件に

より、

ものと考えられる。その際の変形制限は、近 似的に、KL・中芯接合部の間隔が一定であ ると考えられ、これに基づき、塑性開始前後 域の境界のx方向変位5xが零となる変形が 生じるものと考えられる。したがって、塑性 変形が生じる際、KL・中芯接合部の流れ方 向の弾性変位は、KLによる変形ilill限により、

近似的に、零であると考え、弾性域の中芯の 横方向の変位Dxは、近似的に、零であると

考える。すると、曲がりはりの表示37’によ

って、Dxは、

L-歳|工iifM叶半

(時)](苦十`1⑩(7)

ゴヮワh

で表せることにより、Wsxは

WS←-(BW)/(2A) (8)

A薑|ヱル会(喘汎](÷-M1⑭

‘-1エート会ト÷)l(芸-W|⑩

Fig3YieldstresspatternatKL-SCMjoint.

W翁x=Dby(tl ̄t2)(9)

で表され、Mpは、KL・中芯接合部のモー メントの釣合い条件より、

で表せることがわかる。

面圧を受ける両面段ボールの曲げ応力の絶 対値は、中芯のKL・中芯接合部表面が大き

く、特に、内表面が大きい。その大きさは

KLの100倍程度である28)-30)

一般Iニ使われている段ボールの中芯の、b はKLの引張り強さCl(KL)のl/2程度であ

り28)-30)、面圧を受ける際の最大応力値の

位置は中芯のx=L/2,y=ho/2のt=-Ts/2 の位置に生じるものとされている。したがっ て、大きな面圧を受ける際、まず、降伏開始 の位置は中芯のx=L/2,yo=h/2,t=-

M爵o=◎byt22 (10)

で表される。ただし、t,、t2は内外表面から 中立面までの距離である。

式(6a,c)、(8)より、関係 M圏o=[h/2+AL/(4B)]WS× (11)

が成り立ち、式(9)、(10)を用いて関係式

告-[型定竺と]('2)

-83-

(6)

liii圧か働く際のノルノノノ加斐ポールの鋤性変形)ウザ始および応力解析

が得られ、t,、t2の関係式 t〔'1=01219mm、Bl=1.597、B2=1.628mmと なり、W葛x=0.0237N/、、、WS、-00619N/、、、

M園o=0.0879N、p=001346N/mm2で表せる。

そして、。k=0.0790N/、、】2となることがわ かった。

(l3a)

(l3b)

t,=T3-t2

t1=-A欝一広面〒7IIJ:百

が得られる。

本式によりtIが明らかとなり、式(8a、b)

よりWsx、W倉γが、式(11)よりMoが|リ]ら

かになる。したがって、これより、式(4a)、

(6b)を用いてN,”M、を明らかにすること ができ、式(3)より弾性域の応力Dbを|リ]ら かにすることができる。また、obの分布状 況の吟味により、B,、B2が明らかとなる。

面圧に伴って生じるKLl、KL2の応力は、

中芯の流れ方向の荷重W識の釣合いを考慮 すると、KLl、KL2の流れ方向の垂直応力UMx、

Dk2xは

64

202斗6倒EE}zcb

002040.60.81

4x/L

Fig4Relationshipbetweenbendingstressob andpositionxininitialyieldforSCM.

(l4a)

(l4b)

lリ』kkTLへ1ノゲノXXSs

WW llll

XXlワ』瓜瓜

64

61OUlll-XXo●

で表せる。

2024REEへzQb

3.解析結果および考察

△x=U8

▲x=3U16

▽x=U4

一般に使われている両面段ボールの形状、

特性39)に合わせ、議論する上下KLおよび

中芯の厚さをTkl=Tk2=0.30mmおよびT、

=024mm、中芯の波長および波高をL=9.2 mmおよびh=46mmにする。

面圧を受ける両面段ボールの応力の鎧大値 は、KL・中芯接合部中芯の内表面にあると

され28)-30)、段ボールの応力の降伏開始は

中芯内表面よ})、塑性変形開始はKL・'11芯 接合部の全断面降伏開始時より生じるものと 考えられる。

本形状および特`性を用いた際、近似的に、

-6

-0.5‐0.2500250.5 t/Ts

Fig5Relationshipbetweenbendingstressob andpositiontininitiaIyieIdforSCM.

塑性変形開始時の応力の特性および状態を 議論するために、Wsx、MSOの値を式(3)に 挿入し、降伏開始時のo1,とxおよびtの関 係を求めた。それをFig.4,5に示す。Fig.

4より、t=-T蚤/2のびbは負値、t=T爵/2は

-84-

(7)

日本包装,謎会誌l/()19ノVQ2(2000ノ

L/4の断面全域が最大(=0.63N/、、2)とな るように生じ、降伏域を除くところでは、、』

はtの増加にほぼ比例して変化することがわ かる。

Fig.4~7より、塑性変形開始時の弾性域 の応力値は降伏開始時のもの2倍程度に大き いことがいえるが、両応力分布の状態は類似 することがいえる。

。bと強い結び付きをもつN1,,M$の状況を 明らかにするために、NbおよびM、とXと

の関係を求めた。それをFig.8に示す。Fig.

8より、Nbは、xの増加に伴って緩やかに増 加し、x=l9L/20付近より大きく減少する傾 向がいえる。同図より、Msはxの増加に伴 って増加し、その増加の傾向が順次強く生じ ることがいえる。

Fig.4,6,8より、。}〕-x関係とNb-x 関係とには、類似関係のないことが、|◎bl

-x関係とMs-x関係とには強い類似関係が あることがわかる。このことより、Dbの状 態はNbの寄与よりもM愚の寄与が強く働き、

生じたものと考えられる。

正値であり、|ひblはXの増加に伴って増加し、

x=L/4,t=-T爵/2で最大となるように生じ ることがわかる。Fig.5より、□]はtの増 加にほぼ比例して変化することがわかる。そ して、塑,性変形開始は位置x=L/4,yo=h/2 にあることがいえる。

塑性変形開始時のび、とxおよび[の関係 を求めた。それをFig.6,7に示す。Fig.5 (a、1〕)より、塑性変形開始時のlDi〕|はx=

64

。x=O

●x=U16

202斗6剣EE三Cb

△x=U8

▲x=3U16

▽x=U4

0.5 O

VTs

0.25 0.5 025

Fig6ReIationshipbetweenbendingstressob andpositionxininitialdeformationfor

SCM

64202斗16

犯坐

汀汀

』’一一tto● 犯坐

汀汀

』’一一

LoSu-

t=~Ts/4

二Wb←x餉二←EE-zN‐○一xpz

NEE{zCb ●bsNmMMO●

一件厄ss0TTl-一一一一tit

△▲▽

一件厄ss0TTl-一一一一tit

0 02 0.40.6 4x/L

0.8 0 02 0.406

4x/L

08 1

Fig7Relationshipbetweenbendingstressob Fig8RelationshipsbetweenaxiaIforceNb andpositiontininitiaIdefo「mationfo「 bendingmomentMsandpositionx

SCM forSCM

85

(8)

11リjIEか働く際の〃l1ljJif・ボ.-ルの蝿性変形開始およびjHj;刀解折

本結果の変形条件とカスチリアノの定理を

用いた前報28)~:M)の変形条件(KL.「M:接

合部の中芯の変位、傾きが各零)とは異なっ たものである。そこで、本結果と前報の結果 との相異を議論することは意義あるものと考 えられる。カスチリアノの定理を用いたiii報 の処法によって、中芯の曲げ応力、xとLと の関係を、中芯の軸力Kbc、モーメントM胃(

とxとの関係を求めた。それをFig.9-11

に示す。Fig.9,10より、びb・とtとの変化 の比例関係はFig.5,7のものと類似するが、

D1x-x関係はFig.4,6のOi,の際と大きく

異なることがいえる。また、Fig.11に示す

Nbc、M翁。とxとの関係についてもFig.8の N,,、M爵のものと大きく異なることがわかる。

KL・中芯接合部に働く作用力をみると、

本研究のw3xは

W、x=O383Wy

カスチリアノの定理を用いた際のWsxc、

W、ycは

202割CNEEへz2b

W蘭xC=0.795WsvcW場、c=10.17K であることがわかった。このことより、

WMW、の値がWsxc/Wyの7割となり、Nbc、

Mcの状態がNs、Msのものと大きく異なり、

◎,jcの応力状態が田〕のものと大きく異なるこ とがわかるc

カスチリアノの定理により求めた降伏開始

のpc(=2.211N/、、2)は、本表示の塑性変

形開始のp(=1536N/mm2)より3割程度犬

00.204060.81 4x/L

Fig9ReIationshipbetweenbendingstressobc andpositionxobtainedbyCastigIiano,s

theorem

。x=O

●x=U16

4202卦6“EE-z8b zN‐。←x8三(EE乏刷‐。←x2z 1J

△x=U8

▲x=3U16

▽x=U4

0.5 0.25 O

UTs

025 0.5

P1L」 「1L」 rlL」

4x/L

Fig.10ReIationshipbetweenbendingstress FigllRelationshipsbetweenaxialforceNbc obcandpositionxininitialdeformation bendingmomentMBcandpositionx

forSCM

obtainedbyCastigIiandstheorem

86

(9)

日本包装学会誌VoL9jVO、2(2000ノ

位置からの距離をtにした。

(1)降伏開始の位置はKL・中芯接合部の中 芯内表面(x=L/4,yo=h/2、F-Ts/2)に 生じる。

降伏開始時の曲げ応力、,〕は負値であり、

弾性域の応力|Dblはx=L/4およびt=-

Ts/2で最大となるように生じ、ロbyの変化は

tの変化にほぼ比例する。

(2)塑`性変形開始の状態はKL・中芯接合部 位置の全断面降伏時に生じ、その変形は全段 面を通して生じる。

塑性変形開始はKL・中芯接合部の位置(x

=L/4,yo=h/2)にある。

(3)降伏位置の中立面から内表面までの距離 は0.121mm、内外表面の降伏域の半幅は 0.465,0.339mmとなり、単位幅当たりのKL・

中芯接合部の縦、横方向の固定荷重は788 N/m、、3.93N/、m、固定モーメントは708 Nとなる。

(4)中芯の軸力の絶対値はxの増加に伴っ て緩やかに減少し、x=l9L/20付近より大き く減少する。中芯のモーメントMsはxの増 加に伴って増加し、その増加の傾向も順次増 加する。

(5)塑性開始時の中芯に働く圧縮荷重の値は、

KL・中芯接合部中芯の流れ方向変位、傾き が各零であるとした際の条件より求めたもの (カスチリアノの定理を用いたもの)の7割 程度であり、塑`性変形時の圧縮荷重の値はカ スチリアノの定理を用いたものの4割程度で ある。

(6)KLの応力は流れ成分のみで1.3lx10-2 N/mm2で、|Dblの最大値のl/500程度である。

本結果では、近似処理のため、弾塑`性境界 の極狭い付近の応力の連続性が十分明らかに きし、。したがって、弾性変形時では、段ボー

ルの変形制限に基づき、前報の応力状態を示 すが、変形が進行し、降伏開始に達すると、

突然全断面変形が生じ、力学的安定性として、

塑性変形がp=pcの状態まで急激に進行する 状態を示すものと考えられる。

そして、本研究の段階では、pcが大きい ことに伴うp=pcまでの突然の塑性変形進行 を議論することはできないが、突然の変形進 行およびその間の変形状態の検討、その後の 変形進行状況を明らかにすることは、正しく 面圧縮の座屈強度を議論する上に必要なこと であると考えられる。したがって、このよう な研究を今後継続しておこなうことは、段ポ ールエ学上、重要なことであると考えられる。

以上のように、本研究の結果は、面圧縮下 における完全弾塑性材の変形進行を議論した ものであるが、本表示によって、一応基本的 に面圧縮下の座屈変形進行の状況を議論する ことが可能になるものと考えられる。

4.結言

面圧を受ける段ボールの中芯の塑性変形進 行は、両表面の板紙KLに接し、KL面と平 行して生じるものと考え、塑性変形開始の状 態を議論した。そして、上下クラフト・ライ ナー(KL)の厚さを0.30mm、中芯の厚さは 0.24mmとし、中芯の波長を9.2mm、波高を 4.6mm、降伏応力を6.3Mmm2とした際の段 ボールの応力状況を明らかにした。さらに、

前報28)-30)の純弾`性状態の応力状況との相

異を議論した。ただし、中芯は完全弾塑性材 とし、その厚さおよび波高の中央位置を原点 に、流れ方向をx方向にし、中芯厚さ中央

-87-

(10)

面Ir力翻〈際の/iリノリケノ段ボールの柵性変形開始およびZIiZZノ解折

されていない。しかし、以上のことより、大 きな圧縮荷重を受ける両面段ボールの弾塑性 解析に関する諸結果は、その諸力学特性値の 変化、分布状況により、一応妥当なものであ ると考えられ、大きな面圧を受ける段ボール の変形強度の議論および強度設計に対し有意 義なものであると考えられる。

11)S.P.TimoshenkoandS、Woinowsky

Krieger:Theoryo[PIatesandShells,

McGraw、HillCo,p、366-369(1959)

12)松島成夫、矢野忠、松島晟、横田俊昭:

紙パ技協誌、45(4)、480-491(1991)

13)松島成夫、矢野忠、松島愚、横田俊昭:

紙パ技協誌、46(5)、668-678(1992)

14)松島成夫、矢野忠、松島晟、横田俊昭:

紙パ技協誌、47(4)、517-528(1993)

15)松島成夫、矢野忠、松島理:紙パ技協誌、

48(8)、600-611U994)

16)松島成夫、矢野忠、松島理:紙パ技協誌、

49(6)、956-966(1995)

17)松島理、松島成夫:日本機械学会論文集、

60(A576)、1814-1820(1994)

18)松島理、松島成夫:日本機械学会論文集、

61-(A587)、1601-1607(1995)

19)松島理、松島成夫:紙パ技協誌、50(9)、

1299-1310(1996)

20)松島理、松島成夫:紙パ技協誌、51(9)、

1356-1365(1996)

21)松島理、松島成夫:日本機械学会論文集、

63(A587)、1525-1562(1997)

22)松島理、松島成夫:紙パ技協誌、51(4)、

707-716(1997)

23)松島理、松島成夫:日本包装学会誌、5 (3)、211-221(1996)

24)松島理、松島成夫:紙パ技協誌、51-(4)、

645-652(1997)

25)松島理、松島成夫:日本包装学会誌、6 (3)、60-70(1997)

26)松島理、松島成夫:日本包装学会誌、6 (5)、258-267(1997)

27)松島理、松島成夫:日本機械学会論文集、

64(A618)、415-421(1998)

<参考文献>

1)例えば、段ボール実用百科編集委員会:

段ボール実用百科、一律書房、p、21-26 U970)

2)例えば、レンゴー株式会社:段ボール技 術、包装新聞社、p、16-21(1971)

3)1W、KoningJr・andRStern:TapI〕i,60

(12),128-131(1977);GGMaltcn[ort

:Tappi,53(11),’076-1079(1970);R Grartaganis:TappL58(11),102-108

(1975);RMMorrisJr・andGPNal・

low:TappL58(11),llO-ll3(1975)

4)川端洋一:日本包装学会誌、6(1)、19- 23;24-29(1997)

5)川端洋一:日本包装学会誌、7(2)、63- 70(1998)

6)石渕浩、木村稔、吉沢昭宣、佐久田博司、

吉谷豊:日本機械学会論文集、59

(A557)、156-162(1993)

7)林毅:日本航空学会誌、8(79)、ll31- ll56(1941)

8)渋谷巌:日本航空学会誌、7(61)、393-

424(1940)

9)松島成夫、奥田隆宏、宮内治、野沢光治

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10)松島理、松島成夫:紙パ技協誌、54-(2)、

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-88-

(11)

〃本包装学会誌I/O19M,、2(2000ノ

28)松島成夫、矢野忠、松島鼠:紙パ技協誌、

42(5)、480-486(1988)

29)松島成夫、矢野忠、松島晟:紙パ技協誌、

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31)松島成夫、矢野忠、上田康、松島理:紙 パ技協誌、47(10)、1263-1271(1993)

32)松島理、矢野忠、松島成夫:紙パ技協誌、

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33)松島理、松島成夫:日本包装学会誌、5 (2)、107-118(1996)

34)例えば、黒木剛司郎:材料力学、森北出

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35)例えば、清家政一郎:材料力学、共立出 版、p、23-46(1978)

36)例えば、黒木剛司郎:材料力学、森北出 版、p・’50-159(1975)

37)例えば、白鳥英亮:材料の力学、朝倉書 店、p、98-102(1973)

38)例えば、益田森治、室田忠jlilli:工業塑性 力学、養賢堂、p、37-46(1992)

39)1)のp、64-69

■ ̄

(原稿受付1999年4」117日)

(審査受理1999年11月12日)

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参照

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