小 学
生
の
食
生
活 調 査
朝食
形 態
の影
響
Eating
−
Habilts
Investigation
of
School
Children
In
且uence of aBreakfast
Form
塩 原 紘 栄
SHIOHARA
Tsunae
1 .
目 的家 庭 家 族の あ り
方
につ い ての 変化 ,
生活
の場 にお ける 「食 」へ の 関心の 多 様 化の 波の 中で小 学生の 食 生活
も多様
化 してい る。 そこ で小 学生 の朝
食や夕 食の内 容, 食 卓や台 所で の行 動や家 族 との コ ミニ ケー
シ ョ ン,
野 外で の 食 体 験 食 行 動,
そ して食
物食
料に対
する行動力
や意識 な ど を調 査 し問題点 を探
ろう と試みた。
そ して米 離 れが進む中,朝
の主食
を, 日本人の 特色
で あ る ご飯に して い る児
童と そう
で ない児
童の 食 意識 や 食 行 動に差 が 見 られ るのか も調べ ようと思っ た。1
。
調査
方 法富
山県U 市
の全小学校 13校
の6年
生 全 員417 名
(
男 子219
,女
子193 )
に,市
の教 育委
員会
か ら の依
頼で各
小学校
の教
員か ら直接
にア ン ケー
ト 調 査 を 行 うこ とがで きた。 調 査 時 期 は 平 成12
年9
月 初 旬で あ る。
調査 用 紙はB4
版の1
枚に10
項 目の質
問 をし, 回答
し やすい よ うに全 問 数 種の 例 を 提 示 し, 同 意で きる例 示 を 選 択 し○ 印 を付 けて も ら う 方 法 を とっ た。 ○ 印の数は1
つ,2
つ,
い くつ で も (自 由 ) と指 定 し た。 対 象 者は学 校名
と男女
の区 別のみで無記名
で あ る。
皿。
結 果 と考察
1a
結 果の概 況 は じ め に10
項凵の質 問につ い ての内 容 とその 回答の 単 純 集 計 を 行っ た。 しか しデー
タ数 が 多 く評価 も見
えに くい の で,各
デー
タを統合
し た り, 順 序 を 換 えた り し て表 1
の よう
な結
果 を得
た。 以 ド表1
に従っ て 問い の順に概 況 を 述べ て い く。
(1
)朝
食につ い て の質
問問
1
か ら問4
は朝食
につ い ての質
問で ある。 問1
で は児
童本
人 の1
週 間の期
問に摂る回 数を4
例 提 示 し た ところ7
〜
6
回, 即 ち 殆 ど毎
日摂る児
童 は81
% で ある。 本 調 査は朝 食 をとっ たか 否か しお は ら つ な え (幼 児 教 育 学 科 〉の欠 食
率
調 査 とは異な る が,
決 して良 好な数値
で は な く,1
週間に5
回 以.
ドの19
%の児
童は非 常 に不規則な状 況で あ る。表
に は を[
a]
と し,5〜4
回,
13〜21
口], 1〜0
回 は ま と めて[
b
]
5
回 以 下 と し た。
問
2
は内
容につ い てごは ん と, お かず
・
み そ汁 ・
つ け もの,
パ ン とおかず, 1
品だけ,
それ は’ 卜乳・
パ ン・
飲 物・
果 物・
コー
ン フ レー
クなど (該 当 する物を選ぶ 〉の3
例を示 し2
つ まで を選択
さ せ た。
その結 果 を 単 純 に 集 計 す る と
ご飯 派 が
61
%, パ ン派
が46
%,一
一
品 が26
% と な っ た。 こ の結果
か ら はご飯
派
が最 も多 くパ ン派の
1,
3
倍である。
しか し 「Pl【答 率は132
%,
一
品の内
容がパ ン
派
に該
当 する 例 や全 く不 明の 例 な どが見 ら れた 事か ら調 査 票 を 念 査 して以下 の よ う な 結 果 とした。即ち
,
q
〕の み の 選 択 者を1
.
A
] ご飯 派,
の み の 選 択 者を [B
]パ ン派,
11
:と の 両 方の選 択 者を新た に [C
] 両 方 派,
不 明 およ び食 事の 形を成 して ない 例を新たに [D
] 不 明 派 としfJ
,
、
[
a]派 [
b.
1
派が単 純 集 計し た時よ り も差は小 さ く な りほ ぼ同 数と考 えて もよい 結 果 となっ た。 表 には [A
] 「B
] 「C
] [D
]で示 し た。児 童は学 校 給 食で は 主食 がパ ン の場 合 が 多い の で
,
夕食
のみ に ご飯 と言 う 児 童が半 数はい る と考
え ら れ る。 米
ば な れの進む な か1
度に とる ご飯の 量に加 えて,
ご飯 をとる機 会の減 少 も 大 き な要 因に なっ てい る こ と が この調 査で も明 ら か に な っ た。 問3
は欠 食につ い ての 質 問である。
欠 食 理 由 を5例 とい つ も 食べ るの 6例
提
示 し,
複 数 選 択 で140
%の 回答 率で あっ た,, い つ も 食べ る は55
% にな り 問1
で〔:1
)と回 答 し た81
% は7
回が 表1
結 果 の 概 要 問お よ び まと め の 内 容 回答率% 備 考 (回答 番号 ) 問 お よび ま とめ の 内 容 回答率 % 備 考 (回 答番 別1 . 1
週 問の 朝食 回 数5 .
夕 食内容 〔a 〕 7− 6
「可81
〔a 〕 手 作 り派8511
) 〔b
〕 5回 以 下 19 〔b
〕外部 派43
2 .
朝食 内 容 〔c 〕個 盛 り45
〔A
〕ご飯派36
(1
) 〔d
〕ま と め盛り31
〔B
〕パ ン派33
6 .
食事作 りへ の 係 わ り 〔C
〕両方派24
〔a 〕 参加 型ll4
〔D
〕 不 明 派 7〔
b
〕積 極型66
3 .
朝食 を 食べ ない 理 山 〔c 〕消 極 型33
.
〔a 〕 毎円食べ る55
7 ,
外 食 出前を する時 〔b
〕 自 分の都 合 60.
〔a 〕する159
〔c 〕他の都合6
〔b
〕しない20
4 .
朝 食を一
一
緒 に食べ る人8 .
小 使い で買う物 (共 食 者 ) 〔a 〕買う160
.
こ5) 〔a〕 大 人 と.
緒 57 〔b
〕 買わ ない33
〔b
〕 子ど も だ けで42
.
9.
食 料に関 す る体験 〔c 〕 食べ ない ユ 1 〔a 〕 有 り 150 〔li
) 〔3
) 〔b
〕 無 し26
10.
食 物 食 料に関する意 識 〔a ) 同意252
一 62 一
55
%,6
回が26
% と考
える こ ともで きる。欠食
理由
で多
かっ たの は食 欲
のない時, 時間
の ない 時が ほ ぼ 同数
の30
%ず
つ,
食事
の準
備が してない 時,
家 族が食
べ ない 時, 太り た く ない 時の 理 由 も 少 数だ が見ら れ た。これ らの 結 果 を まず
を
[
a]毎
日 と し,
欠食
理由
につ い てはをま と め
[
b
] 自分
の 都合,
を[
c]他
の都
合 とし た。
[c]は [b
] の 約1
割 りと はい え家 庭
の あ り方
が 児 童の朝 食
の 欠食
に影響
を与
えて い る事実
が 見ら れ た。 ま た[
b
]
の場合 も家族
が ど れ だ け子 どもの朝
食 を 大 切に して い る か の姿勢
が表
れ る と 思 われ る。 問4
で は共 食 者 をたず ね5
例 を 提 示 し単 数回答 とした。 その結 果 家 族 全 部一
緒に お父 さん,
お母 さんなど 大入と 緒 に兄弟な ど
f
一
どもだ けでが殆
ど同数
で全体
で83
% を占
め た。本調
査 で は児 童の 家 族構
成は不 明で あるの で 誤 解の な い ようにを
[
a]
大入 と.
一
緒,
を「
b
]f
’
ど もだ け,食べ ない を
Lc
] とした。 そ の 結 果 [a]は6
割に も満 た な く,
側に大 人 が 付い て い る場 合 も 考 え ら れるが 孤 食 も 含め てLb
] が4
割である。 父親が 夕食
を共にM
.
*.
ない 現 状 は よ く問 題 視 される が大 人と緒 でない 児
童
が朝 食
の場 合 も多
く居る こ と が明 ら か になっ た。 (2
) 夕食
につ い て問
5
は唯一
夕 食に関わ る質
問で あ る。
夕 食の 内 容 を6
例 提 示 し,
複 数 選 択で 回答 率は210
% で あ る。内容
とし て家族
が調
理 し た物
が殆
どが85
%の 大 多 数にのぼ り,
週3
回以 土の調 理 済 み お 総 菜
・
レ トル ト食 品,
の 利 用,
週1
回 の出 前・
外 食は まと めて43
%である.
。 を [a]手
作 り派
,を [
b
] 外 部 派とするQ [a] は [b
]の約2
倍で夕 食の お か ずは家 族 が 調 理 す る よう努
力 さ.
れて い る と思っ た。 [a]と [b
] は必 ず しも 食事
と し ての優劣
を 評価
する もの で は なく [
bl
は頻 度の問 題 と なる。 そ れは生 活 が多様化
し家
族の 夕 食の時 間 帯 に,在
宅で き な い 夕 食の 作 り手 が 大 勢い る結 果 私 た ちは便 利 な 生活
を享
受 出 来て い る か らで ある。盛 りつ け につ い ての
質
問で はと
両
方選択
の場
合 も予 測し た が 回答
率は75
% に止 まっ た。 盛 りつ けの違い のを
[
c] 個
盛り
を[
d
]
ま とめ盛 り と した。 (3
)行動 ・体
験につ い て問
6
は食事作
りへ の 係わ りの 問い か け で あ る。 参 加 型か ら不 参 加 型 まで色々 な 場 面 を 想 定 し て7
例 を 提 示 し複 数 選 択 と し た とこ ろ 回答
率は220
% で あ る。特
に高
い 例示は ない が 盛 りつ け,
配 膳,
片 付 けは手 伝 う,
や一
人の時やお な か が すい た時 自 分で作る,
が 約50
%,
次い で食
べ たい物
を頼む と作
っ て もら え る, .
よ く手伝 う,
出来
上 がっ た物
を食
べ る だけ,
学 校で習っ た りする と作る, と続 き作 りたい と 思 っ て も作ら せ て もらえない , もあっ た 。
を [a] 参 加 型
,
を [b
]積
極 型, を [c] 消 極 型 と して ま とめ た。 [a] [b
] 合わ せ て約180
%, 1
人2.
2
の 回 答 率で は8
割の 児 童に相 当 する。 し か し 「c],
特にの場 合は子 どものや りたい 気 持 ちの芽 を摘 むこ とに な り残 念で あ る。
集計
に際
し男
女 差は度外視
して き た が,
問6
は男
女 差の出る質
問で あ る と予 測し男女
別に集 計 し た とこ ろ男 子 対 女 子 の 比は,
[a]は77
:134
,[
b
]
は63
:70
,[
c]
は62
:28
とな り[
b
]
で 予想 外に男
女 差は小さ か っ た が[
a] [
c]
で 男 女 差は大 き くや は り男
女 差が 現存
する結
果に なっ た。問 7 は
外
食や出前
につ い て の質
問で あ る。 問5
で外 食 と 言 う語 句 を あ げ 外 食 が 絶対
悪い とは 言 え ない と述べ たが,
こ こで は5
例の事 由 とし ない を
提
示し た と こ ろ回 答 率は180
%で ある。するの
事
由で は 家 族 と出 掛 けた時,
誕 生 日 な ど特
別の 時 な ど楽 しみの場 合 が多
く,
作る 人が い ない 時 も 見 ら れ,
全 体で160
%に なる。 これ らを ま とめて !a] する,
を [b
」しない と し た。
問
8
は小 使い につ い ての質 問である。 小 学生 にとっ て自分
の 自 由になる小 使い で 食べ 物 を 買 っ て食べ る喜 びは大 きい と思われる。 そこ で使 途 を5
例 とほ とん ど買わない を 提 示 し複 数 回 答 と し た とこ ろ 回
答
率は180
% で ある。 する の事
例で は 調査時
期が9
月の 初めの影 響 も 考 えら れ る が飲 物, お 菓 子
,
ア イスが多
くお に ぎ りや パ ンなど 主食 的 な 物は 少な か っ た。 こ れ ら を 「a] 買
う
と して ま と めを [
b
] 買 わ ない とした。問
7
と問8
を 比べ る と行為
の 回答 率は同 値であ る が無
為が 問8
で10
%多
か っ たの は 食べ 物 は 家 庭家
族が準
備 する もの と言 う、:疋場の人が多い た め と思わ れる。問
9
は食べ 物に関 する体 験の質
問で あ る。
食べ 物は食 材 料 が 調 理 されて最 終 的に は口 か ら体 内に人る物であ る。食材料
は自 然の 風 ヒの中で入が 日 に ち と于
問 をか け て植 物 や動 物 を育
て る ことで人 体に適 する物に育 っ て 行 く。 生活が都 市化機
械化
さ れて便 利 に なっ て くる と植
物や動 物が育つ 食 材 料の 生 産現 場か ら離
れ て しまい 生 き物 として の 食べ 物の 感 覚が忘 れ 去られが ちになる。
本調
査 地 域は海 岸 か ら平 野,
判1
澗 地へ と拡
が り漁業
も農 業 も盛ん な自
然豊 か な環境
に あ り自然の 中での体 験 学 習 も取 り人れ ら れ てい る。そこ で 食 材 料生 産体 験に 関し て
6
例 提 示 して複 数 選 択 と し た ところ 回答 率 は170
% で ある。か ら
ま での
体
験 有 りの147
% を [a] 有 りとし,
内 容は多い 順 に野菜 な どの
栽培収
穫,
山植
えなどの 手 伝い,
魚 など を取る,飼育場
の 見学
果物
の収
穫で あ る。
農家 ・
農業
漁業
の仕事
に 関心が なを [b
]無
し と し た。
問9
も男
女 差 を予測し集 計 する と魚な ど を取る が
特
に大きく2
:1
で あっ た が そ の 他の 差 は小 さ かっ た。
問
10
は食
べ物
に関す
る意 識につ い ての質 問で あ る。食
べ物
と は,
と言 う 視 点で5
例 提 示 し たので1
口【答率
は500
% に近 く なる はずで ある が結 果は252
% で あ る。 体
に大 切の 回答 率 が 最 も高い87
% と はい え残
りの13
%の 児 童が食べ 物が体
に 必要
なこ と を認
識 し てい ない 結 果は憂慮
すべ き事
と思 われ る。 食べ 物 が 足 りない 子 の 存 在,
食 物 を 育てるこ と は 大切な仕事 安
全が大 切,
環 境 汚 染の 影響
を受けやすい と続 くD2.朝
食の主食
形態
の影響
前
項L
(1
)朝
食の 内 容の 問2
で,
主 食 形 態 を × 1〔〕% 0−
1−
2345−−
6−−
789− 一
一
10 (1) 主 食f
彡態a,害U
合 摂 派 % 罎毒
24 瓢 両 審冒
聲、
、
「 脳 謎 悪 〔D〕 不明 派 7% 〔a 〕1週 間 に6回 以 上 〔b〕5亟 丕コ
一
一
一
一
饕
ii
羅 磯
弼 齦i
・
翼燬 響 灘 韓
・耀灘
i
,驚
甑 贈 8% 〔D〕不明派 43% 57% (2) L週問の 食事回数 〔a〕大 人 と一
緒 〔b〕子 ど もだ けで 〔c〕鹽 幽 齷霾 驪
驪
驤
[
二 虻
馴
一
一
驪 羅 驪 灘 鑼 懸 飄
= :
・・%一
_ .
二 二
]
灘瞬
嚇 練 瀦 灘・鷺 鬱
羅 嬲33%
.
_
二
1
〔D〕不明 派 29%6・%
一
(3)共 食 者 図 1 朝 食一
64一
〔
A
〕
ご 飯派
,〔
B
〕パ ン派, 〔C
〕 両 方 派,
〔D
〕 不 明派
に分 け た ところ 〔A
〕 〔B
〕 〔C
〕は同 列 に論 じて もよい と 思っ たの で朝 食の主 食 形 態の 影 響を調べ た。
(1
) 朝 食朝食
は問1
の 回数, 問4
の共 食 者,
問3
の 欠 食 理由
につ い て 主食
形態別
に比較
し, そ れ ぞ れの 結 果を図1
と2
に表
した。
図亅
一
(2
) は1
週 問の 食事
回数 を 「a] 7−6
回 と [b
」5
回 以 下の2
分 類で示し た 図 である。 [a]の 全体
平均
回答
率81
% に対 し 〔C
〕 〔A
〕 が 高 かっ た。
図1 −
(3
) は 共 食 者 を 「a] 大 人と一
緒,
[bi
子ど もだ けで, 「
c] 食べ ない , の3
分 類で 示し た 図 である。 [a ]の全 体 平 均 回 答 率57
%に対 し 〔C
〕 〔A
〕が 高か っ た。 両 図は類 似 して お り 〔C
〕 両 方 派が最 も 良 好 な 結 果を示 し 次い で〔
A
〕
〔B
〕と続 く。 〔
D 〕
は予測
通 り低 く
そのir
.
図1 −
(2
)の [c.
] 食べ ない が 日立っ た。図
2
は欠 食理由 を 匚a]毎日食べ る (欠 食 なし ),
[bl
自分の都 合に よ る欠 食,
[c] 他の都A
に よ % ぬ 80 70 60 50 4e 3〔} 20 IO 圃 全 体 鬮 翹 〔A〕ご は ん 派 鹽 團〔B〕パ ン≧脈 鬮 〔C〕両 方派 匚: コ〔D〕不 明 派 〔a〕いつ も食べ る 〔b〕いつ も食べる 〔c〕他の都 合 図2
欠 席 理由 る欠食
の3
分 類で 比較
し た 図 である。 [a]の全体
平均値55
% に対
し〔
C
〕 〔
A
〕が 高 く [b
]の 全体
平均値60
% に対
し 〔C
〕 〔A
〕が低 く,
[c] も全体
が低い 中で 〔C
〕が低かっ た。 ま た [a亅 は図1 −
(1
) (2
)と類 似 し た図になっ てい る。
これ らの
事
よ り〔
C
〕
が朝 食
を 欠か さず食
べ る 率 が 大 き く,
そ れは大 人と一
緒
だ か ら,
また その逆で大 人と一
緒 の 割 合が多
い の で自
分の都 合で朝食
を抜 くわけにはい かない か ら とも考
え られる。 しか しご はん食に した り,
パ ン食に し た りと変 化に富ん だ朝食
で ある こ とも要 因の ひ とつ と思わ れ る。 また ご は ん かパ ン か,即
ち和
食
か洋 食
かで比べ る と図1 −
L2
,
図2 各 [
a]
を見る と和食
の方が や や優れて い る ように 思 え る。 そ れ は家 族 揃っ て食事
を と ること が 出 来や すい,
反対に家 族 揃っ て食事
を とるこ と を 強 制 しやすい ため と思 わ れる。
〔D
〕の児 童は もと もと朝 食の 形をなして い ない 何か を口 に入 れる程 度の児
童で あるが,
そ れさ え もせず 時 間が ない,
食 欲がない の理 由を 付 けて の欠食
の多
さ は図1
の食 事
同数 ・
大 人 と一
緒の低
さ に 及 ん でい る 。 欠 食が 日常
的に なっ て家 族 も子 ど もの 食 事の準
備 をし ない 事 実 もか い ま 見 える。 こ の よう
な児
童が7
% もい るの は 児 童 本 人の 責 任で はな く保 護 者の責 任 とし て問 題 視 し な け ればならない事
であ り家 庭の教 育 力 の衰 退の指 標で も ある。 (2
)夕食
図
3
は夕食 内
容 を[
a]手作
り派, [
b ]外
部派
そして,
[c] 個 盛 り,
[d
] まと め盛 りに分 けて 比較し た図である。 [a]の全 体 平 均85
%に対 し〔
C
〕 〔
A
〕
が高 く,
[b
]の全 体 平 均43
%にたい して〔
A 〕 〔C 〕
が低
か っ た。 また 〔D 〕
で は[
a]
と[
b
]
の 回 答 率が同じ とな り朝
食 を おろ そ か に してい る児
童の家
庭で は夕食
につ い て も 予 を 掛 ける事が少 ない 結 果 となっ た。 さ ら に%
90
80 70 60 5〔} 40 30 20 10 0 〔a〕家で 〔b〕外 部 〔c〕個 盛 り 〔d〕まとめ盛 り 図3
タ食 内 容 [b
]の回 答 率で は〔
B
〕
と〔
D
〕
が同じ に なっ た。
盛 りつ けの 違い を 比べ る と [c] 個 盛 りの 全体
平均45
% に対
し〔
C
〕
が高
く〔
A
〕 〔D
〕が低 い ,[
d
] ま とめ盛 りの全 体 平 均31
%に対 し 〔B
〕 〔A
〕 が 高か っ た。 夕 食の お か ずの盛 りつ けは それぞれの家 庭の や り方
が あ り,
ど ち ら が 良い と判 定 すべ きこ とでは な く両方折
衷の場
合 も多
い と思わ れ る。盛 りつ けの [c] 個 盛 り 「
d
亅 まと め盛 り全体
の 回答
率は〔
C
〕 〔
B
〕 〔
A
〕
の 順 に段 階 的に低 く な り〔
D
〕
で最低
となっ た。
回答率
の 大 き さ は児
童が 自 宅の 夕 食の 食卓
を 思い 浮かべ る大 き さ,
即 ち自
分の 所は これこ れ である との判 断 力 や 夕食
につ い て の 関 心 の 大き さを 表 すの で はな い か と考
える と 〔D
〕 不 明 派の児 童は や は り食 べ るこ とに関 心 が 低い と思わ ざるを 得 ない 。 (3
) 行 動や考 えこ の 項で は問
6
の食事
作りへ の 係 わ り,
問 7, 悶8
の 外 食・
買い 物 行 動,
問9
の 食べ 物へ の 体 験,
そ して 問10
の考
えにつ い て比較
し た。図
4
は, 食事作
りへ の係
わ りを[
a] 参加
型, [b
] 積 極 型,
[c] 消 極 型に分 けて比 較 し た 図 で ある。
[a]は平均
ユ14
% に対
し〔
C
〕
両方派
が,
高 く [
b
]
は平 均66
% に対 し〔
B
〕
パ ン派
,〔
A
〕
ご飯派
が高
く「
c]
は平均35
% に対し〔
A
〕 〔
D
〕
不明派
が高
か っ た。 以 上の結 果か ら〔
C
〕
の児
童は食事
作 りに参 加 する もの の積
極 的に作るこ と まで は せ ず 〔D
〕は参 加 もせず 消 極 的で ある が積
極 さ は〔
C
〕
と 同割 合
で あ っ た。
図
5
は問7 ・
8
の結果
である。La
.
i外
食 をする・
出 前 を とる は全体
平 均159
% に対し て 〔C
〕が 高 く,
[b
] し ない は20
%に対 して 〔A
〕 〔D
〕 が 高か っ た。1.
概況で述べ た よ うにLa
」は楽 しみ の場 合が 多か っ た事 を 考 える と 〔C
〕 〔B
〕 が行 動 力が大 き く多
様 な食
生活を営んでい るの で は ない か と 思 わ れ る。 [記 小 使 い での 買い 物 を する は全 体 平 均 % 0000000000 3210987654 il
1
1 0000 3 ワ
]
1 〔a〕参 加 型 〔b
〕積 極 型 〔c〕消 極 型 図4
食事作 りへ の係 わり一
66一
% 80 16(1 140 120 100 60 40 20 鬮 全 体 囲 鬮 〔A〕ごはん派 睡謹 国「B〕パ ン派 〔a〕外 食 す る 〔
b
〕しない 〔a〕買って食べる 〔b〕しない 図5
外 食お よ び小 使い160
% に対 して〔
B 〕
が 高 く, [
b]
し ない は全 体 平 均33
% に対 して〔
D
〕
が高
か っ た 。[
a]と[
b
]
を 合わ せ た 回答
率は全 問の 中で最 も幅が狭 く, こ の行 動は家 庭 よ り も 自分 およ び友 人の影 響 が 強 く 回 答に関 して平 等 な立場に 立 て る た め と思わ れ る、
その ヒ [a] 買 う率の順 と[
b]
買 わない 率の 順の 関 係は 〔A
〕か ら 〔D
〕 まで ど の派 も逆の関 係になっ た。図
6
は間9 ・10
の結 果で ある。La
.
1
体
験 あ りは 全体
▽r
均 147
% に対
し て〔
D
〕
が高
い とい う今
までとは異な る結 果が 見ら れ, 有 り と 無 しの 順 位が逆に なっ た 。 食 物に対 す る考 えの同意 を, 珂意率
が高
い ほ ど 自然科
学, 社 会 科学
の 知 識や 関 心が大 きい とすると,
こ の 図 も また 今 まで よ く例 が あっ た 〔C
〕 〔A
〕 〔B
〕の 順で ほ ぼ均 等 な段 階となっ た。図
5
の 小 使い での 買い 物, 図6
の 食 物 食 料に対 する体 験は児 童 本 人の意 志に よる他,
家 庭 環 境,
学 校 も 含め た地域 の影 響を そ れぞれに 強 く受
け る と 思 わ れ る。
〔a〕体験 あ り 〔b〕なし 〔a〕同意 する 図6
体験、
およ び意識以
一
L
の結 果 を朝食
の 主食
形態
を通しで,
特 徴 を 見て みた 。 先 ず〔
C
〕
両方派
が朝食
に関して 食 事回数,
お よ び大 人 との 共 食の 割 合の高
さ, 欠 食 理 由の 少 な さに於い て良い 食 生 活 を 送っ て い る と評 価で きる。 食 物に対 する意 識の 評 価 が 高 く,視
野の広い児
童と して育っ て い る と思わ れ る。〔
D
〕
不 明派
は全
体の7
%と少 数であ る が 朝食
に関して食事
回 数,
お よ び大 入との 共 食の翻 合の低
さ,
欠 食理 宙の多
さ が著
しい。
そ して夕 食 な どても 児 童 本 入 も家
族の係
わ り度合
も小 さ く家 族 共々 食習慣
の 改 善 指導
が 必要 と 思 わ れ る。 し か し食体
験で は良
い 結 果に なっ てい る。〔
B
〕パ ン派 を 〔A
〕 〔B
〕 〔C
〕
の3 者
で 比較
すると朝
食に関 して食事
回数,
お よ び大人 との 共 食の割 合が低 く, 欠 食理由 も多
い。 夕食
の 外部化率
が高 く
,児
童の食体験 ・食
意 識 も少 な く あ ま り良い 評 価は得 ら れなか っ た。 同 じく 〔
A
〕
ご はん 派 を3
者で 比 較 すると 朝 食や そ の他に 関 して も特 徴
が無
く,夕食
の手 作 り率が や や多い程 度で ある。 〔
A
〕 〔
B
〕 〔
C
〕
の3
者 を 単 純 に比 較 する と〔
C
〕
は〔
A
〕 〔
B
〕 を 合 わせ た状 態で あるので結 果も
両者
の中間
にな りそ うであ る が 相 乗 的効
果が働い て 良 好 な 評 価 が 得 られた。3
.
朝 食 回 数 などの影響
本 調 査で は
10
の質
問の 中, 回答
を1
つ に限 定 した 問 は食事
回数
と共食 者
である。 そこで食 事 回 数 およ び共食者
別に よ る比較
を 行い , また調 査 小 学 校名
の記
入 が あ るの で地 域 差 も比 較 し表2
に示 した。朝
食
回 数は表1
で示 し たIa
]7
〜
6
回 を 規 則 正 しい 群, [
b
]5
回 以 下 を 不規 則 な群 と して2
群に 分 けて表
し た。
問2
の主 食 形 態 を 見 ると [b
] 群 で は当 然〔
D
〕不 明 派 が 多い が 〔B
〕パ ン派が 約半
数を占
め る という特
徴が 見られた。 その分〔
C
〕
両方派
と〔
A
〕
ご は ん派
の割
合 が 低 く,
ご は ん食
で ない 人 が不 規 則にな りやすい結 果 が 見 ら れ た。
問3
の欠 食の理 由 も [b
] 不 規 則 群では [b
] 自 分の 都 合が[
a]
規則 群の2
倍 以上 の割 合,
問4
の共食者
も[
b
]
子 ども
だけ
が多
か っ た。 規 則正 しい朝
の食事
風 景は個
々 の都
合 を二 の 次 と す れば家 族が揃
っ て ご は んを食べ るこ とか ら実行
できや すそう
で ある。
問
5
の夕食内
容で は,[
a]
規則
群の [a] 手 作 りが [b
ユ外
部の約2倍
に対
し, [b
] 不 規 則 群 は ほ ぼ同割合
で あ り,朝
食のあ り方 が 夕 食 内 容 表2
食事回数な どか ら見た食生 活 朝 食回 数 共 食 者 地 域 問の 内 容 と ま とめの 内容 全体% 〔a 〕 〔b
〕 〔a〕 〔b
〕 〔a〕 〔b
〕 7−
6回 5回以下 大人 と 子ども 海側81
% Ill側19
%1 .
朝 食回数 〔a 〕 7−
6 回81
一
一
86
77 82 77 〔b 〕 5回 以 下19
一
}
14
2318
23
2 .
朝 食 内 容 〔A
)ご飯 派36
40
22
4032
35
43
〔B
〕パ ン派33
30
47
29
39
33
32 〔C
〕両方派24
27
10
28
19 24 23 〔D
〕不 明 派7
4
20
3
10 8 33 .
朝食 を 食べ ない 理由 〔a 〕 毎日食べ る55
68
063
46
56
51
〔b
〕 自分の都合60
48
125
67
56
61
73
4 .
共 食者 〔a 〕大 人 と一
緒 5760
43
一
一
57 56 〔b
〕 子 ど も だ けで42
40
57
皿
一
42
44
5 .
夕 食内容 〔a 〕手作 り派85
88
70
87 8085
87
〔b 〕 外 部派43
4166
41
44
42
53
6 .
食 事 作 りへ の係わ り 〔a 〕 参 加型114
ll8
104
120
108
ll3
117
〔b
〕 積 極 型 6664
62
63
71 6189
〔c 〕 消 極型33
33
33
30 4037
27
9 .
食料に関する体 験 〔a 〕 有り150
154 128 152145
130
225 〔b
〕無 し26
24
33
25
28
25
19
10.
食 物へ の 考 え252268
222
257
245一
197
277
一
68一
に も
影響
をえてい る こ と が 分 かる。 問
6
の食
事
へ の 係わ り, 問9
の 食べ 物に関 して の 体 験に つ い て は 大 き な差は見ら れ な かっ た,.
共 食
者
も表1
で示 した 「al 大 人と一
緒と [b
亅 チど もだけの群に分 けて 示 した。 [a]大 人 群の 特 徴 と して,
問1
の回 数では 全体値
よ り も[
a]
規 則正 しい朝
食に なる割 合が 高 く,
問2
の主食
形 態別 で は 〔A
〕ごは ん派 と 〔C
〕 両 方 派が高 か っ た。 [b
] ∫・
ど も 群で は逆の特 徴と なっ た。
その 他 [a] 大 人 群で は問5
の 夕 食 内容
で はLa
!手作
り派が や や 高 く,
問6
の 食事
へ の 係 わ りで は [El] 参 加 型がや や 高 く,
全 体 と、
して 良好
な 結 呆 とい え る。
地 域 差で は,
調 査 市 は海 側 か ら順に 私 鉄,
JR
,
R8
,
北 陸 高 速 が 縦 断 してい るの で 調査小 学 校の 場 所を高 速の海 側 とL[」側に分け た。
13
小 学 校417 名
の 児童に 対 し.
「a]
海側 に は8
校,
339 名
,[
b
]
山 側 には5
校 78 名,
児 童 数の比 は81
% と19
%,
食 事回数で分 けた比 率と同 じであ る。[a] 海 側の特 徴 と しては 問
1
のLa
]
規則 1E しい朝
食が や や多
い事,
[b
] Lll側の特 徴 として は問2
の〔
A
〕
ごはん派
が多
く 〔D
〕 不明派が少 ない , 問3
の [b
] 自 分の都 合に よる欠 食,
問5
の [b
] 外 部 派,
問6
の 「b.
積 極 型が 多い 事で ある,
、
Ib
]山側では 〔A
〕ご は ん派が多
い に も 係わ らず 朝
食 回 数 が 不規 則 とい う結 果 に なっ て,
これ まで 考 察して き た 結 果 と異 な りこの 事 が 地 域差の1
つ と考
え ら れ る。 そ して 「bl
外
部 派が 多い 事が [b
] 積 極 型が 多 く ならざるを 得 ない とい う 見 方 が 成 り、ン:つ 。 以 ヒ,
こ の項で は3
つ の視 点を そ れぞれの入 数 割 合の 異 なる (回 数,
地 域は偶 然一
致 ) 条 件 で 比較し たの で食
生活の 影響
の 大 小 を導
き 出す こ とは難 しい と思 わ れ る。 し か し各 視 点の 差 を 大 中 小の 評 価をして比 較 を 試み た。 朝 食 回 数で は,朝食
につ い ての 問い は勿 論 問5
夕 食で も [a] 大人群は問1,3
で非 常に良 好であ り問5
で も良
好で あ る。
地 域 で は問2
ご飯の差は 大 き く食事
その もの につ い て は地 域 の 影 響 が 最 も 小 さい が,活
動や体 験,
意 識につ い ては影 響 が 大 き く 出 たD ]V
.
ま とめ富
由県
Ulh
の 児 童 417 名に 食生 活に関 す る ア ン ケー
ト調 査 を 行っ た。 質 問 数は10
問,
中,
朝 食に関 してが4
問.
夕 食に関 してが1
問,
行 動・
考 えにつ い てが4
問で ある。 結 果は初め に全 体 を通 して の 概 況を述べ 次に 朝 食の主 食 形 態 を 主 な 視 点と して,
その他 朝 食 回 数・
共食
者,
お よ び学 校の場 所の違い に よ る 比較を行
っ た、
,
主 食 形 態 を 〔A
〕ごは ん派 〔B
)パ ン派 〔C
〕 両 方 派の3
者で比 較 す る とその 割 合はそ れ ぞ れ36
%,33
%,24
%で先 ず朝 食
の 主食
が多
様 化 し てい るこ と が分かっ たu〔
C
〕派
で は食事
回数6
回以 ヒ とい つも食
べ る,
大人 と一
一
.
・
緒
に食べ るの割合
が最 も高 く朝
食 に関 して は良 好 な 結 果 と なっ た。
食 事 作 りへ の 参 加 度 合い が 高 く,
消 極 的な割 合が低 く,
食 物 食 料の体.
験 も 最 も 高 く全 体 的に も良 好 な 結 果 と なっ た、、
〔
B
〕派
で は食事
同数6
回 以.
ヒ とい つ も食
べ る,
大人 と緒 に食べ るの
割
合が最 も低
く,
自 分の 都 合に よ る欠 食 が 高 く朝 食に関しては悪い 結 果で あ る。 夕 食内
容は手作
りが低
く外
部 品の 利 用 度が高い , 食 物 食 料の 体 験が最 も低
い とい う 悪い 面 も出 た。 小 使い で の買い 食い が多
い事
も特 徴で ある。〔
A
〕 派で は朝
食に 関 しては〔
C
〕派
と〔
B
〕
派の や や 〔C
〕 派 よ りの中 間,
自 分の都 合に よ る欠 食だ け は低
かっ た。
夕食
内 容は外 部 依 存が 低 く外 食 を する事 も最 低である。 食事
へ の係
わりで は 〔