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認知・行動療法コロキウム’16 in小浜
〈コロキウム報告〉
認知・行動療法コロキウム
’16 in
小浜 開催報告
大会委員長:岡本 章宏
(嶺南こころの病院)
2017年2月24日(金)∼26日(日)の3日間、
福井県小浜市のサンホテルやまねにて認知・行
動療法コロキウム’16 in小浜を開催しました。
交通の不便な地方都市で2月下旬の開催でした
が、たくさんの方にご参加いただくことができ
ました。主催者として、皆さまのご協力に心よ
り御礼申し上げます。
まず小浜開催となった経過からご説明します。
理事の先生からお話をいただいたのは、行動療
法コロキウム’13 in京都の時でした。福井県が田
舎とはいえ、特急の停まる敦賀駅の前には大きな
研修施設があり、懸念するスタッフをよそに気軽
にお受けしました。ところが問い合わせてみる
と、当該施設は直前の予約しかできず、会場と
しての設定が困難なことが判明しました。そこ
で学会の許可を得て、貸し切り可能なサンホテ
ルやまねのある小浜市での開催を決定しました。
運営会議は、共同で運営したCBTセンター
と、業務終了後から深夜までスカイプで連絡を
とりながら、休日返上で準備を進め、開催にこ
ぎ着けました。このなかで実感したことは実施
マニュアルの必要性でした。必要な準備はおお
むね理解してはおりましたが、漏れもあり参加
者や学会理事の方にご迷惑をおかけする結果と
なりました。この点は残念でした。
さて、運営の工夫としては、①参加者全員が議
論しやすい設定:経験年数ごとにグループ化する
などの工夫をしました。②発表者のメリットを増
やす設定:多くの意見が発表者に還元されるよ
うに、議論された内容を所定用紙に記入し、発表
者に渡しました。また発表者が十分に助言を受け
られるように、コメンテーターの先生と発表者と
の間で2回以上メールでやり取りする規定も設け
ました。そのほか、新しい企画として、パネルディ
スカッション、模擬面接、懇親会場で議論したい
過去の発表ポスターの展示などを企画しました。
スケジュールは、初日は【第1ケース】看護師
として社交不安障害に施行した認知行動療法の
事例発表。次に記憶のイメージ書き換えを用い
た認知行動療法を中心とした清水栄一先生の教
育講演。最後にベテランの先生方をパネリスト
とした事例検討のプロセスについてパネルディ
スカッション。2日目は、【第2ケース】インター
ネット依存の大学生への認知行動療法、【第3ケー
ス】反社会的行動を繰り返す不登校女子中学生
の問題行動に対する、相互随伴性に焦点をあて
た親支援のケース発表。午後から模擬面接、【第
4ケース】情緒不安定性人格障害を2軸にもつ
双極性感情障害への急性期治療での認知行動療
法(回数制限がある中での認知再構成と精神症
状の概念化)と【第5ケース】強迫性緩慢を呈
する男性への訪問形態の行動療法の事例発表。
当日参加の方もおられたので、両日とも中締め、
写真撮影を行い、その後夕食、懇親会としまし
た。最終日は【第6ケース】児童の母子同伴登
校に対する母子の相互作用に焦点を当てた行動
分析的アプローチ、【第7ケース】慢性運動性
チックに対し「制御衝動の放置」に焦点化した
介入の発表後、修了式を行いました。
今回はベテランの先生のみならず、中堅の先
生方からも多くご協力いただきました。また初
参加の先生方においても、発表や懇親会で例年
以上に活発な議論が展開されました。懇親会後
もフロアや個室で深夜まで盛り上がった先生方
もおられ、参加者全員で盛り上がるという目標
は達成できたのではないかと思います。最後に
なりますが、ご参加いただいた皆さまに改めて
感謝申し上げます。ありがとうございました。