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木材加工教育の実践に関する研究(第8報) : 題材,教材の開発(5)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 木材加工教育の実践に関する研究(第8報) : 題材,教材の開発(5). Author(s). 金田, 弘; 花井, 宏行; 川村, 貢. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. B, 生物学,地学,農学編, 45(1): 17-30. Issue Date. 1994-10. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6496. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部B) 第45巻 第1号. 平成6年 10月. i IB) Vol ion(Sec lof Hokka ido Un iver i ty ofEducat t Journa s onl .l ‐45 ,No. oc tober ,1994. 木材加工教育の実践に関する研究 (第8報) -- 題材, 教材の開発 (5) -- 金. 田. 弘・花. 井. 宏. 行 ゴー ー. 村. 貝. 北海道教育大学函館校技術教室. ice of vvoodWork Studies 。n the Pract ing Educat ion( 8 ) ion o 工nvest igat ing mater ial 5 fsub ) s( ject matters and Teach. Hi t sugu KAWAMURA romu KANEDA, Hi royuki HANAl and Mi i i ion i do Un Techno l ty ofEducat ver s og caILaboratory ,Hakodate Campus , Hokkai Hakoda te040. Abstract. i l i Theposs bi l i i ty of making boardf ze wood waste. Bark rom bark andedge waste ofsugi wastestedto ut l i (遁es iVeasa mater ialforPart t wi tha cl eboardand wasteProducedbysawing wascutsmal wasusedby mixi ngi l ivetol lrectangularl t th a(遁es andshor umber wasbonded wi umbercore materials,andlaminatedboards - Sma were madeofthebondedlumber cores. i l iaIPar The mechani t c e caIProPertiesoftheseboards were measuredforcomParison with those ofcommerc boardsandlaminatedboards . Barkboardsand.aminated waste-wood boardsshowed mechanicaIProPertiesofalower gradethan those of com mercialboard・. i dthatgluing veneertot Therefore when usingthese boards i hefaceandback , , t wasrecogdze. iveinincreasing the bendi fect ng strength. ofthese boards Proved ef Consequent some wood crafts were made wi ial ththese mater s . ,. Asaresul igat ion,i tof muchinvest tseemed. thatthe making andthe Processing ofthese materialsfor wood crafts has great Potentialfor woodworking in l iorhighschoo jun .. 1. は じ め に. 木材加工の学習は大別すると, 材料, 加工法, 製作になるが, 時間数や設備の制約から, 材料学習の領域が, やや手 薄になりがちなのは避けられない. 昔から木材加工の材料は, 素材中心であり, 木材資源が豊富であっ たわが国では, 針葉樹, 広葉樹いずれをとっても, 大径な良材に恵まれ, 有効に利用が図られてきた. しかし, 昨今のように木材需要の増加や, 国産材の質的低下, 供給不足によっ て, 外材使用率が6 0~7 0%になると, 木材の有効かつ合理的利用が重要な課題となる。 事実, 素材に代わっ て, 種々の木質材料が開発さ れ, 住宅, 家具, 建具, 生活用具等に有効に使用されるようになっ た.. このような状況を考えれば, 木材加工の教育においても, 素材, 木質材料, さらには複合材料をも含めた材料の学習 7) (1.

(3) . . . 18. 金田. 弘. 花 井宏 行・川 村. 貢. が必要になる. 素材に代わる木質材料の製造や性質, 性能等の知識の獲得が, 今後の木材加工の教育には不可欠である. さらには, 木材の有効利用に関して, 低質材や間伐材の利用についても, 眼を向けさせることが大事かと 思われる‐ 木材加工の学習のスタートは, 材料の理解から始まるのである. 本報では, 木材の有効利用の観点から, スギ間伐材の樹皮を利用したボー ドと, スギ間伐端材を集成接着した集成板 の製造およびそれらの題材としての利用について紹介する.. 2. スギの樹皮を使用したボードの製造 ( 1 ) 樹皮の使用について ~ 1 3 ) ) 辺材 心材部分の利用は図れて スギ間伐材の題材, 教材としての有効利用に関して, 数年来研究を進めてきたが1 , , ギの樹皮は た 間伐材ではあ も, 最後に残されるのは, 樹皮とその周囲の端材の利用 であっ . ス っ ても, 材の周囲にか , なり厚く生長しているので, 量的には相当なものとなる. これま で樹皮の利用については, 編む手法を考案して, 非常 0 ) 使う量はそれほど多くはならない 樹皮の有効利用を図るためには 量的に多量に使 に興味のある題材を開発したが1 , . , 用する必要がある. もしも, 樹皮をチッ プにして, ボー ドを製造することが実験室的に可能になれば, 目的は達成される. 問題は硬く厚 い樹皮を, どのようにしてチッ プにするかである. いろいろな方法を試みたが, 最も有効な方法は, 原始的ではあるが, 硬木製の杵で叩くことであっ た. この方法によって, 硬く厚い樹皮がよく解れて, 形状が小さくなり, ボー ドの原料としては好ましいものとなること が判っ た. ( 2 ) 樹皮のチッ プ化 スギ間伐材から剥 ぎ取られた樹皮 (写真1) を, 長さ 30cm~40cm, 幅 5 cm ほどに揃えて, 2, 3個所を折っ て短 くする. これを麻の袋 (コーヒー豆運搬・保存用) (写真2) に入れて, 杵 (写真3) で丹念に叩く. 随時, 袋を上下左 右向きを変え, 袋の中の樹皮を解しながらチッ プにする. 約1 5分ほど叩くと, 細く薄い小片となる (写真4) . これを取り出して, さらに手でよく解してチッ プが出来上っ た. . . 」. . 霊 篭霊 *. . . ′ゴ ー で i 謝 さキ “ r上 ノ. き1. . i r 善 導, f メ′H al l. しみ. -, ー 」- : 」 遜 熱. ず 巨 雪 メ ≧ 熱 , 、 ‘ - ;. ,- . -;ば. 器械ふ きデート-- ・. 川 ‐三 … 、. 綴滋養. 〕 『Y Vコ~”. 写真1 スギ間伐材の樹皮. 写真2 麻の袋 (コーヒー豆運搬・保存用). 8) (1.

(4) . 19. 木材加工教育の実践に関する研究 (第8報). . ドー - . 瀞 三 雲. . . . ー ぎ ▲」 ー濡 ・ ぎ. 事 熱 ,. . . 遍 --… - - - -… , 一. 写真4 麻の袋の中で叩かれた樹皮. 写真3 樹皮を叩く杵. ′---- ー ‐ . ′ . ‘. ‘ ‘ ・ー y ′. ・ ▼ ご. γ. . . . ー 、 ニ ・ 、・. - 〆′ ・. !諺 メモ. ′二二. .〆夢 一. ・. -. ′ - -. 〆 /γ. . 、 .. 1. 、 三▲÷ ず. ,. .. 写真6 チップと接着剤の混合. 写真5 細かく解された樹皮 (写真5) . 3 ( ) 鋸居・飽屑との混合. 樹皮を使用 したボー ドと比較するために, 鋸暦や鈍層と樹皮を混合したボー ド, さらに鋸暦, 鈍暦のみのボー ドをも 製造して材質の比較を試みた. 木工室での作業時に排出される鋸暦や飽暦の量も多いため, これらの廃材の有効利用も大事なことである. 樹皮と鋸暦や鞄暦が混合出来れば, 両方の利用が一挙に進むことになる. ( ) 樹皮ボー ド, 樹皮・鋸屑・飽屑混合ボー ドおよび鋸居・飽屑ボー ドの製造 4 各種のボー ドの製造において重要な点の一つは, チッ プ間の結合を強力にするための結合剤, すなわち接着剤の選択 であ る.. I 接着剤は, 合板・ボー ド用の熱硬化性のユリア樹脂 (未濃縮タイ プ) を使用 した. 硬化剤は, 塩化アンモン (NH4C ) をユリア樹脂重量の1%添加した. チッ プと接着剤の混合 (写真6) は手作業で行なうため, 接着剤重量の30%の水を加わえ, 粘度を下げた. またチッ プと接着剤の混合比は, チッ プ重量の2 0~50%の範囲とした. ボー ド厚 さ は 9 mm, 寸 法 は 20cm×20cm と し, 圧 締 温 度, 圧 締 力, 圧 締 時 間 は, そ れ ぞ れ 110℃, 25kgf/cm2 , 15. 分 と し た. ボー ドの比重は0.5~0.8に設定し, 比重に見合う だけのチッ プを木製の枠 (写真7) の中に入れてマッ ト化する. 予想比重, チッ プ重量および混合比, 接着剤添加量および水の添加量等の詳細は, 表1に示す通りである. 出来上っ たボー ドを写真8に示す.. (19).

(5) . 20. 金田 弘・花井宏行・川村 貢. き も 濯ぎ 『 ぎ 警護響 滋 濯 キ も 灘 . ・ も. . . f g rg. H鰹=. / 慰謝 ,一 - - ムー - - I. 澱 L 。も 写真7. 写真8 出来上がった樹皮ボード. 木製の枠 の中 でマ ッ ト状に なっ た樹皮. 表1 各種ボードの製造条件. 期待 比重. チップ比率・重量. 接着剤(ユリア十水) 重量(g). 樹皮: 雛 重量(g) 割合. ユリア樹脂:水 (g). 7:3. 硬化剤 (g). 256. 0‐3. 77. 54. 23. 0‐5. 0:10 かんな屑のみ. 256. 0‐3. 77. 54. 23. 0.5. 0‐6. 7:3. 134 58. 0‐2 0.4. 27 26. 19 18. 8 8. 0‐4. D. 0‐8. 8:2. 205 51. 0‐3. 77. 54. 23. 0‐5. B. 0.8. 10:0. 256. 0‐5. 128. 90. 38. 0‐9. F. 0‐8. 10:0. 256. 0‐4. 102. 71. 31. 0.7. G. 0‐8. 10: 0. 256. 0.3. 77. 54. 23. 0.5. A. 0‐8. B. 0.8. C. 0 :10. 鋸十かんな. ※・比重は試験用ボー ド製造時のチップ重量から算出した期待値 ・接着剤割合とはチップ重量を1としての接着剤の比. 3. 各種ボードの材質試験 製造した各種ボー ドの材質試験として, 比重, 含水率, 曲げ強度をそれぞれ測定した. ( 1 ) 比重 各ボー ドより図1に示すように, 5個所から 5 cm × 5 cm の試験片を採り比重を測定した. 樹皮ボー ドの比重は, 表2に示すように, ほぼ製造時の期待比重に近い値が得られたが, 同一板面内 でのばらつきは かなり認められ, 手作業によるマッ ト化の際の混合状況や樹皮チッ プの形状や大きさの影響が認められる. 木枠の中で マッ ト状にする際の均等化に問題があり, 樹皮のように寸法, 形状の大きなチッ プの場合には, 不均一化が大きくなる のは避けられない. この点は, 鋸暦・飽層混合ボー ドの場合も同様である.. 2 ( ) 含水率 含水率の測定は, 比重測定用の試験片を用いて, 全乾法によっ た. 一化が難しい 全般的に見れば(表2) , 接着剤添加量が多いために含水率は高めであり, 接着剤とチッ プとの混合の均 0) (2.

(6) . 木材加 工 教 育 の 実 践 に 関 する 研 究 (第 8 報). 21. ために, 同一板面内におけるばらつきも認められる. とくに樹皮チッ プの場合は, 形状・寸法が大きいため, 混合しに くく, かなり慎重に混合したが, この影響が出たように考えられる. また測定が製板後間もない時期 であっ たことも含 水率の高さに影響している. 3 ( ) 曲げ強度 曲げ強度は, 同一板面より5 cm(幅)×20cm(長さ)の試験片を3枚採っ て, ス パンを15cm に設定し 中央集中荷 , 重により測定した. 各ボー ドの測定結果は表2に, 平均値と比重の関係は図2に示す通り である. 各ボー ドの曲げ強度を見ると, 樹皮ボー ド , 鞄暦ボー ドの優位性が認められるが, それぞれの板面内でのばらつきも. ,Fy,y▼--「j ” ‘ 1 :. , *2 . 」-------」l. ▼▼▼y▼y▼「 一. * *1 ェ ‐ 「. . 蓮ニモ … ーーーーーーー「. q ☆ 2. *3. 「ーーーー▼yーー 1 ・ 1. 1 、 ・ r ふ 1・ . * ・ 丁5 ) 十◆ ・ 」 ー▲^-----」. 1. . 1r り 入 も 4 1 * . ふ ± ÷ ; 」‘ . . -- - - 」. o. 図. 比重, 含水率および曲げ強度用試験片の作製 *:比重, 含水率測定用試験片 (5cm× 5 cm) は 5 ヵ 所よ り採取 ☆: 曲げ強度測定 用 試験片 (5cm×20cm) は 3ヵ 所より採 取. ☆ 3. 表2 各種ボードの比重, 含水率, 曲げ強度 (板面内での変動) N o . I 2 A. 3 4 5. 平均 I 2 B. 3 4 5. 平均 I. 0.76 0.68 0.57 0‐70 0.77 0.70. 2 k f 含水率 (%) 曲げ強度( / ) cm g 13.2 14.5. 12.8. 0.79 0-80. 20.6 19.4. 0.73 0-79. 13‐6. 5. 11.4 13‐4 13.4. 平均. 0.70. 13.0. I 2. 170. E. 213. 3 4 5. 平均. 181. 13‐I. I. 58.I. 2. 81.4. F. 69.7 69‐7 No . I 2. G. 平均. 160. 16.I. 0.64 0.73 0.72. 3 4. 3 4 5. 53.5. 14.O. 13.9. D. 64.8. 12.O 12.8. 2. 31.9. 13.O. 0.81 0.81. N o . I. 63.8. 11.5. 0.72 0.71. 2 C. 比 重. 3 4 5. 平均. 比 重. 3. 比 重. 17.4. 0‐62 0.82. 17.8. 66.2. 17.1 16.9. 79.8. 0.73 0.75 0.81 0.72. 17.4. 0.68 0.75. 17.6 18.7. 0.73 0.75. 17.0. 16.I. 17.4. 1) (2. 16.7. 17.2 28.6 14.5. 0.82 0.61. 16.2 13.6. 0.84 0.76. 16‐6. 0.87 0.70. 17.9 22.4 20.7 22.2. 5. 0.97 0.61 0.73. 20.1. 平均. 0.78. 20.9. 4. 含水率 (%) 曲げ強度( k f / ) cm2 g. 0.82 0.76. f kg 含水率 (%) 脚ず強度( / ) cm2. 0-81 0.75. 58.5 74.4 120 84.3. 19.2. 122. 89.3 103 114 141 119 117 146 117 127.

(7) . 金田 弘・花井宏行・川村 貢. 22. 大きい. 比重の項でも述べたように, 同一板面内での比重の ばらつきが影響しているように考えられる. しかし, 実験室 で製造したこ れらの ボー ドの 曲 げ強度 が f lookg /cm2を越えたことは, 評価してよい. 市販品の中で, 下位のボー ドの曲げ強度が, この程度であるからである. このように, 曲げ強度の測 定値から判断すれば, これらの ボー ドは芯材料と して使い, 表裏面に単板や合板を接着すれ ば, 題材用には十分有効に利用することが可能である.. 4. 樹皮ボードを利用した題材開発 試作したボー ドを使っ て, 次の7種類の実用 的な題材を製 作した. 4 ) フロッ 2 3 ) 電話台,( ) コースター,( ( 1 ) メ モ ボー ド,( ) ト 7 6 ) 本立て, ( 5 ) 調味料立て, ( ピーディ スクラッ ク,(. 2 } k f / : c m ( g. レー それぞれの題材について紹介する.. 0 0 ‐5. 0 0 ‐6. 0 0 ‐8. 0 0 ‐7. 比重 1 ( ) メ モ ボ ー ド (写 真 9). 図2. ボー ド比重と曲げ強 度の関係. 4 5mm とし, ス ギ角 材で枠を作 ボー ド寸 法 は 245 mm×2 る. 枠に溝をつけ, ボー ド木口面に接着剤 (酢酸ビニル樹脂エマルショ ンタイ プ) を塗布してはめこみ, はたがねで圧 #240 ) して, 枠の面取りをする. 裏面上部に木ねじで壁かけ用のチェーンを取りつ 締する. 板の表面をサンディ ング ( けて, 便利なメモ板 が完成する. ) 0 2 ( ) コースター (写真1 0mm とし, ス ギ角 材で枠を作る. 表面はポリエステル樹脂塗料 で塗装する. 枠材と コースターの寸法は70mm×7 ′ r‐ y. -. 1. ニ′ ‐ \ , 、 . 、 ‐ \ ′ ′ l , r r. シ ー. ・. , で1. 一 二, ー. ・ ′. も. 豊 ト =き-三 写真9. . . ・ - ト. g ト ′. ー- - ′; } . -- -. 写真10 コー スター. メモ ボー ド. 2) (2. ′ ・ ・ - ,.

(8) . 23. 木材加工教育の実践に関する研究 (第8報). ボー ドは接着剤 (酢酸ビニル樹脂エマルショ ンタイ プ) で接着する.. 3 1 ) ( ) 電話台 (写真1 ボー ド寸法は200mm×200mm とし, スギ角材で枠と支柱を作る.支柱にほぞ穴をあげ, 枠にほぞを作っ て接合する. ほぞ部分とボー ド木口面には, 接着剤 (酢酸ビニル樹脂エマルショ ンタイ プ) を塗布し, 組立て, はたがねで圧締する. 塗装はラッカー塗料を用いる. ほぞ組みの学習を取り入れた題材が完成した. に) フ ロ ッ ピー デ ィ ス ク ラ ッ ク (写 真 12) ボー ドの両面に化粧合板 (けやき玉杢調) を酢酸ビニル樹脂接着剤 (工マルショ ンタイ プ) で接着し, 原板 ( 1 5mm 厚さ)とする. 側板, 底板, 棚板の寸法を決めた後, それぞれに丸鋸で深さ 5 mm の接合用の溝を入れる. 背板は化粧 合板を用いる. 接合部分に接着剤 (酢酸ビニル樹脂工マルショ ンタイ プ) を塗布し, はたがねで圧締して組立てる. 木口面はプラス チッ クテープをエポキシ樹脂接着剤 でシールする. ラ ッ ク の 寸 法 は, 幅 187mm, 奥 行 193mm, 高 さ 195mm で あ る.. ボー ドを芯材料にして, 表面に美しい化粧合板を貼ると, 利用面が一層広がることが理解されよう. ( 5 ) ) 調味料立て (写真1 3 調味料立ての板面寸法は21 8mm×21 8mm で, スギ角材を枠材として使用する. 持ち手はスギ角材を使い, 170mm とする. ボー ド中心部分に角 材を通す穴あげをして, 支柱補強部材にボー ドを使い, 板と補強材, 角材の接着はエポキ シ樹脂接着剤で行なう. 板の表面は, ポリウレタン樹脂塗料で塗装する. 6 ( ) 本立て (写真1 4 ) 、. 1. テ ヱ ニ 寿 ; ききヤ 字. ぎ き ざ メ .き ← ◆ ごみ もぎ 一 言キ マソだ, ・ 尊 謙 二 」 ,一 『 ・ - ▲ ‐ .. ざ繋 -燃き , き メ響 コ. 1. ミJ - な さ ‘ふき二言rノ ザ/誓鴇- ”むき蟹r L - ′岩 野 認識 キー・ . 写真1 1 電話台. 、 ~ゞ - ~ . 写真12 フロ ッ ピー ディ ス クラ ッ ク. ‐な ・ Y:●. 二 ; r, ‐ 三軒 . : ,. . ー J. 翼き鞄 *-. レ メド . ノ感ぜ. 三雲&◆ - q巽堪 ば .. . デ ゼ 鵠モ. 写真1 3 調味料立て. 写真14 本立て. 3) (2.

(9) . . 金田 弘・花井宏行・川村 貢. ・ ての側板は, ボー ド2枚を接着し, 表裏面に化粧合板 (アイ ボリー色) をそれぞれ酢酸ビニル樹脂接着剤 (エマ ョ ンタイ プ) で接着して仕上げる. 背板と底板には, 9 mm 合板の片面に化粧合板 (アイ ボリー色) を接着した材 板と背板をはめ込む 溝 (5 mm 深さ) をつけ, 接着剤 (酢酸ビニル樹脂エマルショ ンタイ プ) を塗布して側 はたがねで締めて接合する. 上部と正面の木口面は, テー プ でシールする. 48mm のコン パクトな本立てが出来上っ た. 1 5mm, 高さ1 の 幅 は 320mm, 奥行1 ) トレー (写真15 ト レ ー の 寸 法 は 622 mm ×425 mm で あ り, こ の 中 に 196 ×196 mm のボー ド(小盆)が6枚入る. ボー ドの片面に .. つ き 板 (ブ ビン ガ, ナ ラ) が 接 着 し て あ る. し た が っ て,. i r. レーに組み入れる際には’ ボー ドの表面とつき板の表面の. - 猷…. ‐ 睡蓮 艶 【 , ,‐ 虜. ; ・ = … . を 組 み 入 れて 大 き な ト レ ー と して も 利 用 出 来 る. 塗 装 は. リヤーラ ガ ーを使用した.. . . メ. ▼. ス モ. 子 げ. し. . 墜 』. . ・.=. 5 トレー 写真1. 5. スギ間伐端材を使用した集成板の製造 6 ) ( 1 ) スギ間伐端材の利用につ いて (写真1 1 3 ) ~ ) 最後に残されたのは 樹皮とその周囲の これまでスギ間伐 材の題材・教材への利用につ いて種々検討してきた が1 , , 材であっ た. 樹皮については, 編む手法や, 前項に述べたごとく ボー ドとして利用する道を見出したが, 端材は断面 法が小さいため, 利用 しにくい廃材として残されて しまっ た. ) をとり, 幅, 長さ方向を接着して, ラン バーコア 3mm) の角材 (写真17 1 3mm×1 そこで, 端材から小さな断面 ( 作っ て, 利用を図ることとした. 小さな材料を接着して, 大きな断面, 寸法の材料に作り 変えることは, それほど難 い こ と では なく, こ の 観 点に立てば, 端材の有効利用が可能となる. ) 2 ( ) コアとしての端材の利用 (写真18 , 19. -. 一- -「 「 ÷ ÷ ÷ 11. -. 、 = ー L ’; -- ‐. . 十 .. ‐‐ づ 尋 、. . ・三〆 キ メゴ ・ ,. - ≠ 一ヒメ 輔導電ぎ ‐. . ・ 〆8 9 9; ▼r , . 一 ≦・, .‐ 之 ャ ◆ 集, ---. ‐. . . . ー サ 十 ハ. ふうきき ‐淳二 裂き〆 ,ムー ‐‐ ー ル 、 ′ ー耕 \ - - ‘ L E -ず-メー ,r. 鴇. - ” …- “▲. 写真17 端 材からとっ た角 材. 写真1 6 スギ間伐端材. 4) (2.

(10) . 25. 木 材加 工 教 育 の 実 践に 関 す る 研 究 (第 8 報). 小さな断面で短い端材であっても, 接着することによっ て, 大きな断面, 寸法のコアに作り変えることが出来る. 節 や若干の腐れ等は, それほ ど問題にはならない. 出来上がっ たコアを平行方向に接着すれば, 集成材が, 直交方向に接 着すれば, 合板が出来上がる. コアに単板を接着してもよく, 使う単板を選択すれば, 利用範囲は拡大する. 端材の幅方向の接着は, 酢酸ビニル樹脂接着剤 (エマルショ ンタイ プ) を用いて, はたがねで圧締する. 小さな端材の利用の一つの方法として, ラン バーコアの作製は, 有効 ではないかと考えている. ( 3 ) 端材によるコアを使用 した集成板の製造 端材を厚い天板として利用する目的で, 出来上がっ たランバーコアを3枚直交接着 (写真2 ) して, 厚い集 0 , 21 , 22 成板を製造した. 接着は酢酸ピニル樹脂接着剤 (エマルショ ンタイ プ) を用いて, プレス機により圧締する. -. 1. -. ン二テ キ二 ラ. 1. . ◆ 一メド ー クキー 良 ” r メ 雲 霧野 \. -三 一コ . パタ ー ヱー ‘“ -- -ゞ ′三 ガ ー .誉ネコ誌も研 一 金満ヨ ≧ギ ヤニ ノ÷ ‐. も き孝三 三 愛滋群熟議影響 も 轟 ・ 「 .. --. 二. ノ ノデ. ー. . )ノ 螺軍 艦 謝 ら。 総 勢認識さ 協 軽コメ薮撒き ノ. 馨望寵遇 認 識 圭二譲 渡 霊‐彰 ミ塀. ;/. モ ー. ′ / ーイー . ; メノ 一- . 、 、. .. h\ : .. ‐ ‐ ‘ ゞ、 . ▼ ノヘ 「 .′ ,. 三 キ ー - ー 『. 一 一-. ・ ふ . \ 、. き ざr まま. ・ ′. 」 1 ヨき キー鰭l- 当 rーi 響き 1 i , ‘,為g1 ,. :~\. 索て き. .」 ÷. ,. E≦ル二- - - - -. 一三避寒. -. ’ 咽h,‐” ‐ - ‐ ‐ 雫 ‐ r\ “ y , 「 ヴr ▲,.r , , . ‐ゃ,. 燕鰹 , 享好き′ 三 十 ラ , rメゼ ) ,遂 ・.!“ . ー 一 ′ ー ゴ 一 三 -- 三 q 一イ 三- 一 鵠二 ,‐ . 一- 一 一; --/. ,. まき瀦 憲三. 写真20 ラン バー コア の積層 (直交接着). -参 議ニー 1 1. ‐ 秘◆. 写真21 出来上 がっ た集成板. , ー : き 幸 き キ ぎ 瞬 ぎ す :璽 跨 ‐ . . 写真2 2 出来上がった集成板. 5) (2. ミ.

(11) . 弘・ 花 貴 金田 弘・花井宏行・川村. 26. 集成板の厚さによっ ては, 直交せずに, コアに単板を接着 する方法をとっ てもよい. ( 4 ) つき板の接着による集成板の化粧 集成板の利用価値を上げるために, 表裏面にナラのつき板 ) (薄単板)を接着する(写真23 . 使用目的によっ て, つき板 を選択すれば, 利用価値は一層高くなる. この方法をとれば,天板のほか支柱をも作ることが出来る.. 汁 忍無二 望轟き もぎ)繋ぎ i - -ドー ン ミド 、 ~ き リ ) て 憲 ぷ - ÷ ÷ ~ 零そ 二 r ‐ . 二 - 葛き きー きく ミ 篭 認識さ ≦ も,- 滋 ー - . . 6. スギ間伐端材を使用 した集成板の材質試験. 写真23 ナラつ き板を貼 っ た集成板. 集成板の材質で問題になるのは, 曲げ強度とコアにしたと きの部材間の接着力 である. ここでは, 両者について説明す る.. ) ( ) 曲 げ強度 (写真24 1 ラ ン バー コ ア と 比 較 す る た め に, ほ ぼ同 等 の 厚 さ を も っ た パ ー ティ ク ル ボー ド(P B), ラ ワ ン 合 板, シ ナ, ブナ, カ. ラマツ, ラワン4種類の LVL (単板積層材) についても 曲げ強度を測定した. なお, 曲げ試験に使用 したラン バーコアは, 13mm コアを真中に単板 を入れて2枚長さ方向に接着し, 表, 裏面にも ラワン単板を接 着してある. 6cm とした. 測定は, 中央集中荷重方式により行い, ス パンは4 ラン バー コアの曲げ強度は, 表3に示すように, 各種の単板積層 材には及ばないが, ラワン合板とパーティ クルボー f / 9kg Cm2となっ て, スギ(主伐材)のそれのほぼ50% ドの中間に位置 している. 若干のばらつきはある が, 平均値は31 である. 部材が間伐端材であるこ とを考慮すれば, 妥当な値かと 思われるが, 構造部材としての利用を目的としてはい ないので, 利用上の問題はないと判断される.. 表3 集成板と他材料の曲げ強度 試験片の種類 L.C.. P.B‐. ラワン合板 ) シナ (L ‐V.L プナ (L ) .V.L 力 ラ フツ. ) (L .V‐L ラワン. ) (L ‐V.L. 番 号. 厚さ ( cm). 幅( cm). 破壊荷重 (kg ). f kg ) / 曲げ強度( cm2. No ‐I No .2. 2‐89 2.91. 10.01. 310. 256. 10.01. 455. 370. No .3 No .I. 2-87 2.48. 10‐01 10.14. 396. 331. 120. 133. No .2 No .3. 2‐47 2.47. 10‐17 10‐12. 112. 124. 125. 140. No .I No .2. 2.60 2.59. 10‐01 10.15. 400. 408. 383. 388. No ‐3 No .I. 2.58 2.35. 10‐01. 350 . 360. 362. 2.29 2.61 2.61. 10-03 10.05. No .2 No .1 No .2 No ‐3 No .I No .2 No .3 No ‐I No .2 No ‐3. 2.67 2.57 2.58 2-58 2.32 2‐30 2.24. 10.10. 445. 445. 584. 570. 574. 9‐95 10.04. 478. 487. 283. 273. 10-06 10.01. 405. 421. 300. 311. 10‐06 10.00. 435. 448. 265. 340. 10-03 9‐90. 330. 429. 423. 588. 6) (2.

(12) . . 27. 木 材加 工教 育の 実 践に 関す る 研 究 (第8 報). 2 ( ) 接着強度 端材から作っ た部材間の接着強度を測定するため, 写真25に示すような引張せん断型の試験片を作製した. 引張力に ommX30mm よる試験片の潰れを防ぐために, 試験機のチャッ クに当たる部分に当て木が接着して ある. 接着面積は1 に設定したが, 実際の寸法は表4に示す通り である. 試験片の数は11とした. ) 8 コアを作製する際は, 幅方向にはたがねで圧締したため (写真1 , 必ずしも圧締力は均質にはなっていない. そのため接着強度およ び木破率には, 表4に示すように, かなりのばらつきが認められるが, はたがねによる圧締で は止むを得ないところである. したがって, 接着強度, 木破率とも妥当な結果と考えられる. -. キ 二 ,. ー. ′. i きミ ー . ー ・1 ,. コキ. す. ,. すご -. -- ~ .. デ. . . . .. 1. r. - - 一 - .. き謎評. -. ぼ ,灘. . . r. 一. ー ニ 一三. 一朝. 1. ・. 議醇. , . . . . ‐ 騒ぎ 教. ! . -\ . r ▼・ ● ▼ : . ^ \ 」 く、 r、. }. ヨテーミヤ◆ .‐ Bg註さH鴛=幻最ミー 一戸H. さ恥 キ キ」『i雪避 難謬「. 写真24 集成板 の曲げ試験. 写真25 集成部材の接 着試験片. 表4 集成板コアの接着強度と木部破断率 番 号. 厚さ ( cm). 幅( cm). kg f 接着強度( / ) cm2. 木部破断率(%). No .1 No .2. 1.17 1.17. 2.92 3.07. 46.5. 100. 34.2. 100. No .3 No .4. 1.15 1.15. 3.07 3.08. 16.4. 100. 21.5. 100. No .5 No .6. 1.12 0.98. 2.98 3‐03. 56.9. 100. 52.5. 30. No .7 No .8. 1.02 1.15. 3.05 2.96. 30.5. 100. 29.4. 10. No .9 No 10 .. 1.10 1.06. 3.00 3.00. 24.8 18.2. 20. No 11 .. 1.13 1.11. 3.05 3.02. 20.9. 40. 32.0. 65. 平 均. 20. この試験結果から見れば, 接着強度では40~60kgf /cm2 , 木破率では100%は期待出来るので, 圧締時にはたがねの 間隔を小さくすれば, ばらつきは小さくなり, 最小値も上がるものと考えられる.. 7. スギ間伐端材による集成板を利用した題材開発 スギ間伐端材による集成板およ び角 材を使用 して, ワ ゴンの製作を試みた. ナラのつき板を貼っ た集成板は棚板に, 角材は支柱に使用 した.. 棚板(上段, 中段, 下段)の寸法は, 540mm×320mm, 支柱の寸法は300mm で, これは25mm 角 の角 材3本を集 成してある. ワ ゴンの下には, 移動用キャ スターをつけ, ワ ゴン全体の高さは740mm である (写真26 ) . 天板 (棚板)と支柱の接 合にはダボを用い, 支柱間には丸棒を配置して補強した. また上部には, 取っ 手をつけてある. 7) (2.

(13) . . . 28. 金田 弘・花井宏行・川村 貢. 一瞬 r起. . 写真26 ワ ゴン. r . . ~ ′ 、 ・ . 写真27 ワ ゴンの 天板 と取っ 手の接合. - 睡 ; 一 ー ノ ン 藷 輔 ー ,メー ノ .・ i. ′. 1. 、. 写真2 8 ワ ゴンの棚板と支柱の接合. 塗装は, サンディ ン グシーラーとクリヤーラッカーで仕上げてある. 天板と取っ 手, 支柱と天板との接合状態を写真27 , 28に示す. これらの接着には, エ ポキシ樹脂接着剤を用いた.. 8. スギ樹皮ボード, スギ間伐端材による集成板を材料学習および加工学習へ導入する意義 これら2つの新しい材料を木材加工の学習へ導入する意義について, 材料学習と加工学習の両面から考察する. ( 1 ) 材料学習の立場から 木材加工の材料は, ほとん どが素材であり, 板材料として合板が若干使われる程度で, 学習が進められている. 木材 の性質, 性能等については, 素材が中心になるのは当然ではあるが, 現在の建築や家具, 建具さらには種々の生活道具 に使われる材料は, 必ずしも素材ばかりではなく, 平面材料としては合板, 削片板(パーティ クルボー ド) , 繊維板(ファ イ バー ボー ド) 等が, 角材や柱, 梁材料としては集成材が多く利用されている. これらの材料は, 木質材料として扱われているが, 昨今 では, さらに種々改良された新しい材料も多く, それらの使 用用途も多岐にわたっ ている. さらに他材料と複合した複合材料もいろいろと開発されている. このような時代に, 木材加工の材料が素材の利用から木質 材料の利用にまで拡大しなければ, 十分な材料学習は達成 さ れ な い.. 授業時間の制約はもちろん考慮されなけれ ばならないが, 出来る限り有効な手段を講じて, 材料学習の範囲を拡大す る必要がある. とくに, これからより重要な問題となる木材の有効利用に関しては, 未利用材, 低質材, 廃材等の利用が図られなけ ればならない. 間伐材の利用についても同様 である. これらの問題を考えること が, 森林資源の保護や, 木材利用の在 8) (2.

(14) . 29. 木材加工教育の実践に関する研究 (第8報). り方等に正しい眼を向けさせることになる. 間伐材の工業的利用はなかなか大変な問題では あっ ても, 学校教育の中で, 木材加工の題材や教材には十分なり得る ことを主張してきた‐ とくに, その中で難 しかっ た樹皮と樹皮周囲の端材までもが, 実験室的な規模 でボー ドや集成板として利用 が可能と なり, 題材用としては 十分な性能をもち, これらの材料を利用した題材開発の実践が可能となれば, 木材加工の関心や 興味が一層湧くものと期待している. 2 ( ) 加工学習の立場か ら 樹皮ボー ドと端材による集成板を使って題材製作を実践する場合でも, 素材を使うときとほぼ同様の加工学習が可能 であ る.. 樹皮ボー ドは平面材料として使うので, 表面の塗装, 化粧合板の接着をはじめ, 枠作り, 溝ほり, ほぞ組み, 木口面 への プラ スチッ クテー プの接着等, 基本的な加工学習が出来る. 端材による集成板も平面材料として利用されるので, つ き板の接着や支柱とのほぞ組みによる接合, さらに塗装等, 基本的な学習から高度な加 工法までが含まれている. これらの学習内容は, 素材を使う場合と基本的には変わらない. 低質で寸法形状の小さな材料を使っ て, 接着により有効な断面寸法の材料に生まれ変わらせ, さらに表, 裏面にきれ いなつき板(薄単板) を貼ることによっ て, 利用価値を高める加 工法は, 従来の題材, 教材にはとり入れられてい ない. しかし, これらの加 工法は, 現在の木材加工技術の-分野であり, 新しい加工技術へ関心を向けさせるためには, 有 効な題材, 教材になり得ると思われる. 昔から伝わる伝 統的な技法を理解することを基盤にして, さらに現代の加 工技術へも眼を向けることが, 技術教育で は必要である. 木材加工の分野においても, 従来の題材, 教材に加えて, このよう な新しい題材や教材が導入されれば, 授業内容が 豊かになるのではないかと考えている.. 9. お わ り に 木材加工の材料学習に, 木質材料をとり入れる可能性について検討した. 昨今の木材利用 で, 素材以上に利用範囲や 使用量が拡大増大している木質材料をとり上げるために, 間伐材の樹皮や, 樹皮周囲の端材を利用 したボー ドや, 集成 板を実験室的に製造して, 若干の材質試験を行ない, さらにそれらの材料を使っ た題材開発に取り組んだ. もちろん, 市販製品 の性能には及ばないが, 題材製作には十分使用出来る程度の材料は, 出来ることが認められた. 低質材や廃材, 端材から接着加工によっ て, 有効な材料が出来上がることを理解する 意義は, 木材の有効利用の観点 からも非常に大きいのではないかと考えている. さらに, これらの材料を使っ て, いくつかの実用的な作品を製作した. これらの作品を 製作するための加工法は, こ れまでの素材の利用の場合と 同様なものであり, 基本的な技法の学習は, 十分可能であると思われた. なかには, これ までにない加工法も含まれる作品も あっ た. 本研究を通じて, 樹皮ボー ,ドと端材による集成板の製造は, 材料学習の有効な題材, 教材になり得ること, またこれ らの材料を使っ て実用的な作品を製作出来ること, 製作の過程で十分な加工学習も体験出来ること等 が認められた.. 参考文献 98 1 5 ) 1) 金田 弘, 野橋知哉, 松浦一秀, 中村卓志, ( -秀 9 8 ( 1 5 ) 中村卓志 2) 金田 弘, 野橋知哉, 松浦 , ,. スギ間伐材の教材への利用 (1) スギ間伐材の教材への利用 (2). 9) (2. I 木材工業 VO 0-8 p .32~34 .4 l 1 4 0 -9 木材工業 Vo p . .37~4.

(15) . 30. 金田. 弘・ 花井 宏 行 ・川 村. 貢. 87 3) 金田 弘, 平田新次郎, ( 19 ) 道南産間伐小径木を利用した教材開発 (1) , 人工木目を接着した小箱の製作 日本木材学会北海道 支部講演集第19号 p 1 ~ 2 2 5 . 4) 金田 弘, 荒井一成, ( 19 87 ) 道南産間伐小径木を利用した教材開発 (2) , 木製照明器具の製作 日本木材学会北海道支部講演集第 19 号 p .26~30. l 5) 金田 弘, 平田新次郎, ( ) スギ間伐材の教材への利用 (3) 木材工業 Vo 1 98 8 3‐7 p 7~32 .4 .2 l 6) 金田 弘, 荒井一成, 阿部正一, 越橋規芳, 江本佳-, 田本真志, ( 1 8 ) スギ間伐材の教材への利用(4) 木材工業 Vo 98 3-8 p .4 . 24~29. 7) 金田 弘, 江本佳-, ( 1 ) 道南産間伐小径木を利用した教材開発 (3) 98 8 , 年輪を生かしたコースターとトレーの製作 日本木材学 会北海道支部識演集第2 0号 p 3 6 ~ 4 0 . l 89 ) スギ間伐材の教材への利用 (5) 木材工業 Vo 8) 金田 弘, 江本佳-, ( 19 4-12 p .4 ‐26~31 9) 金田 弘, 小野寺則之, ( 89 ) 道南産間伐小径木を利用した教材開発 (4) エ9 , 着色材を使ったコースターとトレーの製作 (1) 日 本木材学会北海道支部講演集第21号 p 2 9 ~ 3 3 . ) 金田 弘, 田村 健, ( 90 1 0 19 ) 道南産間伐小径木を利用した教材開発 (5) , 樹皮, 薄板を編む試みについて 日本木材学会北海道支 部講演集第22号 p 2~27 ‐2 2 ) 木材加工教育の実践に関する研究 (第4報) 1 1 ) 金田 弘, ( 199 , 題材, 教材の開発 (1). 北海道教育大学紀要第4 2巻第2号第2部. B P .31~41. ) 金田 弘, 麻生伸幸, ( 1 2 1 2 ) 道南産間伐小径木を利用した教材開発 (6) 99 , 着色材を使ったトレーの製作 (2) 道支部講演集第24号 p .28~31 1 ) 金田 弘, 平田新次郎, 麻生伸幸, ( 3 1 9 93 ) 紀要第4 3巻第2号第2部B p 5~2 4 .1. 木材加工教育の実践に関する研究 (第5報) , 題材, 教材の開発 (2). 日本木材学会北海 北海道教育大学. 金田 弘:本学教授, 函館校 花井宏行:木材加工研究室4年次学生, 函館校 (現, 北海道白老町立萩野中学校教諭) 川村 貴:木材加工研究室4年次学生, 函館校. 0) (3.

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参照

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