EPA の原産地規則
神戸税関業務部
原産地調査官 谷口欣哉
本日の説明
・原産地規則とは
・原産地規則
①原産地基準 ・原産品とは
・実質変更基準を満たす産品 ・実質的変更基準の例外
②積送基準 ③手続的要件
2
3
※相手国の原産品(相手国を原産地とする産品)だけ に特恵税率の適用が認められる。
特恵税率:特定の国・地域の産品に対して与えられる 他の国よりも低い税率。
実際に適用が認められるかどうか判断する ために「原産地規則」が必要。
満たしていなければ特恵税率の 利用は不可。
原産地規則とは・・・
※Economic Partnership Agreement
●経済連携協定(EPA)税率
・EPA相手国が適用対象(13種類)
他の国
輸出入される産品に関し、EPA特恵税率が設定されていること(EPA税率の場合、協定の 譲許表)
輸出国
① 生産された貨物が、「原産品」であると 認められること(=原産地基準を満たし ていること)
→この原産地基準を満たしていることを 証明する書類が「原産地証明書」
② 運送の途上で「原産品」という資格を失って いないこと(=積送基準を満たしているこ と)
→この積送基準を満たしていることを証明 する書類が「運送要件証明書」(通し船荷 証券の写し等)
③ 税関に対して、原産地証明書及び(必要に応 じ)運送要件証明書を提出するなど、必要な 手続き(手続的要件)を行うこと
輸入国
4つの条件をすべて満たさなければいけない! 4
他の国
①原産地基準
輸出国 輸入国
5
①生産された貨物が、「原産品」であると 認められること(=原産地基準を満た
していること)
→この原産地基準を満たしていること を証明する書類が「原産地証明書」
相手国を原産地とする産品
具体的には???
a. 完全生産品
b. 原産材料のみから生産される産品
c. 実質的変更基準を満たす産品
「生産」が1ヵ国で完結している産品
1ヵ国(A国)で生産・製造が完結している ように見えるが、材料の材料・・・と遡って 行くと、他の国の材料(非原産材料)を使用 している物品
他の国の材料(非原産材料)を直接使用し、
「大きな変化=実質的変更」を伴う加工が 行われ、製造された物品
タイプ3:完全生産品のみから生産される物品 タイプ2:くず、廃棄物やそれらから回収される物品
タイプ1:農水産品、鉱業品の一次産品
大きな 変化 A国
B国 A国
B国 A国
①原産地基準:原産品とは
6
「大きな変化」=「実質的変更」には、以下の3つの 基準が存在する
ⅰ.関税分類変更基準
最終製品の関税分類番号と、すべての非原産材料の関税分類番号とが 異なることとなるような製造が行われた国を原産地とするもの
ⅱ.付加価値基準
製造工程において付加される価値が、要求される条件を満たした国を 原産地とするもの
ⅲ.加工工程基準
非原産材料にある特定の加工工程が施されて最終製品が得られた国を 原産地とするもの
いずれの基準を適用するかは品目別規則に規定
HS番号ごとに定められ、
EPA毎に異なる
※非原産材料についてのみ実質的変更基準の適用を考える。
①原産地基準:実質的変更基準を満たす産品
7
品目別原産地規則はこちら
(各協定毎に掲載)
①『輸出入の手続き』をクリック
②『経済連携協定(FTA/EPA)』をクリック
③『締結済・交渉中の各EPAの概要、
協定条文等』をクリック(ページ下部)
参考
8
各EPA
原産地規則 実質的変更基準の規定方法
ASEAN包括 スイス ベトナム
【一般ルール】
「他の項からの変更又は付加価値 40 %以上」というルールを「一般ルー
ル」として設定(協定本体に規定) 【品目別規則】
(一般ルールが適用されない その他の品目については品目 毎に協定附属書に規定)
インド
【一般ルール】
「他の号からの変更及び付加価値 35 %以上」というルールを「一般ルー ル」として設定(協定本体に規定)
その他のEPA
【品目別規則】
(品目毎に協定附属書に規定)
一般ルールの設定はない
一般ルールと品目別規則(EPA)
9
参考
タ イ
冷間圧延フラットロール(幅>600mm)
韓国 日本
ロックウール
(日タイ経済連携協定(EPA)の例)
鉄鋼製の貯蔵タンク
(内容積300 ℓ 超)
HS 番号 73 類( 7309.00 号)
①原産地基準 :実質的変更基準を満たす産品
10
(日タイ EPAの例)
鉄鋼製の貯蔵タンク(内容積300リットル超)
HS番号・・・73.09項
第73.01項から 第73.20項まで の各項の産品 への他の類の 材料からの変 更
原産資格割合が40%
以上であること(第 73.01項から第73.20 項までの各項の産品 への関税分類の変更 を必要としない。)
又は
(付加価値基準) (関税分類変更基準) (関税分類変更基準)
11
(日タイ経済連携協定(EPA)の例)
タ イ
韓国 日本
HS 番号 72 類( 72.09 項)
①原産地基準 :実質的変更基準を満たす産品
第 73.01 項から第 73.20 項までの各項の産品への他の類の材料からの変更
72 類 ○ 73 類
HS 番号 73 類( 73.09 項)
HS 番号 68 類( 68.06 項)
68 類 ○ 鉄鋼製の貯蔵タンク
(内容積300 ℓ 超)
冷間圧延フラット ロール(幅>
600mm)
ロックウール
非原産材料 産品
類Chapter(2桁):(例)第72類
12
タ
鋼管(接合、円形、外径50 ㎝)
イ
韓国 日本
HS番号・・・73類(73.05項)
第 73.01 項から第 73.20 項までの各項の産品への他の類の材料からの変更
73 類 × 73 類
HS番号・・・73類(73.09項)
鉄鋼製の貯蔵タンク
(内容積300 ℓ 超)
非原産 材料
産品
13
類Chapter(2桁):(例)第72類
(日タイ経済連携協定(EPA)の例)
①原産地基準:実質的変更基準を満たす産品
(日タイ EPAの例)
鉄鋼製の貯蔵タンク(内容積300リットル超)
HS番号・・・73.09項
第73.01項から 第73.20項まで の各項の産品 への他の類の 材料からの変 更
原産資格割合が40%
以上であること(第
73.01項から第73.20 項までの各項の産品 への関税分類の変更 を必要としない。)又は
(付加価値基準) (関税分類変更基準)
(付加価値基準)
14
円グラフ全体が 産品の価額
この部分が「非原産材料価額」
この部分が「付加される価値」
付加される価値と産品の価額とを比較して判断
(具体的には)
産品の価額と非原産材料価額とを比較する
(FOB) (VNM) 産品の価額-非原産材料価額
――――――――――――――― ≧ Ⅹ%
産品の価額(FOB)
Value of non-originating materials
■原産材料
■労務費
■利益
■間接費
■その他
■非原産材料
原産資格割合(QVC)と呼ばれ、
百分率で表される。
①原産地基準:実質的変更基準を満たす産品
(日タイ経済連携協定(EPA)の例)
15
原産資格割合=(産品の価額-非原産材料価額)/産品の価額
=(10000-3000)/10000=70%
タ イ
韓国 日本
鉄鋼製の貯蔵タンク
(内容積300リットル超)
原産資格割合が40%以上であること(第 73.01 項から第 73.20 項までの各 項の産品への関税分類の変更を必要としない。)
3000 米ドル 10000 米ドル
OK
鋼管
①原産地基準 :実質的変更基準を満たす産品
(日タイ経済連携協定(EPA)の例)
16
原産資格割合=(産品の価額-非原産材料価額)/産品の価額
=(10000-7000)/10000=30%
タ イ
韓国 日本
原産資格割合が40%以上であること(第 73.01 項から第 73.20 項までの各 項の産品への関税分類の変更を必要としない。)
3000 米ドル 10000 米ドル
NG
ロックウール 4000 米ドル
鋼管
①原産地基準 :実質的変更基準を満たす産品
(日タイ経済連携協定(EPA)の例)
17
タ イ
韓国 日本
アクリル酸 CH
2CHCOOH
エタノール C
2H
5OH
アクリル酸エチル CH
2CHCOOC
2H
5第2916.12号
①原産地基準 :実質的変更基準を満たす産品
(日タイ経済連携協定(EPA)の例)
18
2916.12号の産品
(日タイEPAの例)
① 関税分類基準
(号の変更)⇒HS番号の少なく とも6桁目の変更があればよい
② 付加価値基準
(原産資格割合40%以上)
⇒付加価値40%以上 又は
③ 加工工程基準
化学反応、精製、異性体分離の 工程若しくは生物工学的工程を 経ること
③ ② ①
19
タ イ
韓国 日本
アクリル酸 CH
2CHCOOH
エタノール C
2H
5OH
アクリル酸エチル CH
2CHCOOC
2H
5第2916.12号
①原産地基準:実質的変更基準を満たす産品
③ 加工工程基準
化学反応、精製、異性体 分離の工程若しくは生 物工学的工程を経ること
○
20
原産地規則
①原産地基準
a.完全生産品
c.
実 質 的 変 更 基 準を満たす産品
実質的変更基準の例外
累積(
ACU)
ⅰ.関税分類変更基準
僅少の非原産材料
(
DMI)原産資格を与えるこ ととならない作業
b.原 産 材 料 の み
か ら 生 産 さ れ る 産品
実質的変更基準
(材料:非原産材料を使用)
(材料:原産材料のみ)
3種類の原産品
(材料:[自然]または完全生産品のみ)
【EPA原産地規則の構成(概略)】 参考
ⅱ.付加価値基準
ⅲ.加工工程基準
タイ 日本
HS番号73類(73.09項)
鉄鋼製品
HS
番号
68類
HS番号72類僅少の非原産材料の規定
規則を満たさない
73類の物品の価額が 製品であるタンクの価額の
10%以下
(※)
の場合、タンクを原産品と認める ことが可能
鉄鋼製の貯蔵タンク
(内容積300 ℓ 超)
ロックウール 冷間圧延フラットロール
(幅>600mm)
(※)協定毎、品目毎に異なる
韓国
非原産 材料
産品
22 73 類
72 類
68 類
73 類
○ 僅少の非原産材料
実質的変更基準を満たさない非原産材料があったとしても、それがごく僅か
なものなら無視しようという考え方
第1類 第2類 第3類
第4類~
第8類 第9類 第10類~
第14類 第15類 第16類 第17類 第18類 第19類 第20類 第21類 第22類 第23類 第24類 第25類 第26類~
第27類 日シンガ
ポール EPA
× 産品のFOB価額の
7%以下 ×
日メキシコ EPA
産品の取引価 額の10%以下
(※1)
× 産品の取引価額の10%以下(※1) × 産品の取引価額の10%以下(※1)
日 マレ ー シア
・ 日 イ ンド ネ シ ア・ 日 ブ ルネ イ
・ 日 フィ リ ピ
ンEPA ×
日チリ
EPA ×
2008.92:
産品のFOB価額
の10%以下 ×
産品のFOB価額の7%以下
日タイEPA × 産品のFOB価額の7%以下 ×
日アセアン 包括的 EPA
×
産品の FOB価額 の10%以
下
×
1803.10, 1803.20, 1805.00:
産品のFOB価額 の10%以下
産品のFOB価額の 10%以下
2103.90: 産 品のFOB価 額の7%以下
産品のFOB価
額の10%以下 ×
その他:× その他:×
日スイス
EPA 産品の工場渡し価額の7%以下 産品の工場渡し価額の10%以下(※3)
日ベトナ
ムEPA ×
0901.21, 0901.22:
産品のFOB 価額の10%
以下
×
産品の FOB価額 の10%以
下
×
1803.10, 1803.20, 1805.00:産品の
FOB価額の 10%以下
産品のFOB価額の 10%以下
2103.90:産 品のFOB価 額の7%以
下
産品のFOB価
額の10%以下 ×
その他:× その他:× その他:×
日インド
EPA ×
1604.20, 1605.20, 1605.90:
×
2101.11, 2101.20, 2106.10, 2106.90:
×
2207.10, 2207.20:
×
2501.00:
産品の FOB価額
の7%以 下
×
産品のFOB価額の7%以下 産品のFOB価額の7%以下 その他:×
日ペルー EPA
産品のFOB 価 額の10%以下
(※1)
× 産品のFOB価額の10%以下(※1) × 産品のFOB価額の10%以下(※1) 産品のFOB価額
の10%以下
※1:産品の生産に使用する非原産材料が、原産品とされる産品と異なる号に掲げられる場合に限り、適用される。
※2:産品の関税分類を決定する材料に含まれる特定の繊維又は糸が、所定の関税分類変更を満たしていないことを理由として、当該産品が原産品と認められない場合に限り適用される。
※3:例外として、第32.04項及び第34.02項については、産品と同じ項に属する非原産材料については工場渡し価額の20%以下の場合と規定されている。
主な僅少の非原産材料の適用対象品目の比較表
*適用できる品目、閾値 はEPAごとに異なる。23
参考
第28類 第29類 第30類~
第34類 第35類 第36類~
第37類 第38類 第39類 ~
第45類 第46類 第47類~
第49類 第50類 第51類 第52類 第53類 第54類~
第63類
第64類~
第97類 日シンガ
ポール EPA
産品のFOB価額の10%以下 産品の重量の 7%以下 産品のFOB価
額の10%以下 日メキシコ
EPA 産品の取引価額の10%以下 関税分類を決定する材料に含まれる特定の繊維又は糸の
総重量が当該材料の総重量の7%以下である場合(※2)
産品の取引価 額の10%以下 日
マレ ー シア
・ 日 イ ンド ネ シア
・ 日 ブ ルネ イ
・ 日 フィ リピ ン
EPA
産品のFOB価額の10%以下 産品の重量の 7%以下
産品のFOB 価額の10%
以下
日チリEPA 産品のFOB価額の10%以下 産品の重量の 7%以下 産品のFOB価
額の10%以下
日タイEPA 産品のFOB価額の10%以下 産品の重量の10%以下 産品のFOB価
額の10%以下 日アセア
ン包括的 EPA
産品のFOB価額の10%以下 産品の重量の10%以下 産品のFOB価
額の10%以下
日スイス
EPA 産品の工場渡し価額の10%以下(※3) 産品の重量の 7%以下
産品の工場渡 し価額の10%
以下 日ベトナ
ムEPA 産品のFOB価額の10%以下 産品の重量の10%以下 産品のFOB価
額の10%以下
日インド EPA
産品の FOB 価額の
10%
以下
2906.11, 2918.14, 2918.15, 2940.00:
産品のFOB 価額の7%以
下
産品の FOB 価額の
10%
以下
3505.10, 3505.20:
産品のFOB 価額の7%
以下
産品の FOB 価額の
10%
以下
3809.10, 3824.60:
産品の FOB価額 の7%以下
産品の FOB 価額の
10%
以下
4601.29, 4601.94, 4602.19:
×
産品の FOB 価額の
10%
以下
5001.00, 5003.00:
×
51.02, 51.03:
×
52.01~
52.03:
×
53.01, 53.02:
×
産品の 重量の 7%以下
産品の FOB価額の
10%以下 2905.44:×
3502.11, 3502.19:
×
その他:
産品の FOB価額 の10%以
下
その他:
産品の FOB価額 の10%以
下
その他:産品の重量の7%以下 その他:産品
のFOB価格 の10%以下
その他:産品 のFOB価格 の10%以下 日ペルー
EPA 産品のFOB価額の10%以下 産品の重量の10%以下 産品のFOB価
額の10%以下
※1:産品の生産に使用する非原産材料が、原産品とされる産品と異なる号に掲げられる場合に限り、適用される。
※2:産品の関税分類を決定する材料に含まれる特定の繊維又は糸が、所定の関税分類変更を満たしていないことを理由として、当該産品が原産品と認められない場合に限り適用される。
※3:例外として、第32.04項及び第34.02項については、産品と同じ項に属する非原産材料については工場渡し価額の20%以下の場合と規定されている。
主な僅少の非原産材料の適用対象品目の比較表
*適用できる品目、閾値 はEPAごとに異なる。24
参考
タ イ
鋼管(接合、円形、外径50 ㎝)
韓国 日本
HS番号73類(73.05項)
品目別規則の関税分類変更基準
第73.01項から第73.20項までの各項の 産品への他の類の材料からの変更
73 類
73 類
×
HS番号73類(73.09項)
鉄鋼製の貯蔵タンク
(内容積300 ℓ 超)
非原産材料
産品
鋼管(接合、円形、外径50 ㎝)
タイ
HS番号73類(73.05項)
73 類
○
累積の規定
日本にとって非原産品だが、累積の規定 により原産品とみなす。
関税分類変更基準 は満たさない
非原産材料
25
締約相手国の原産品を自国の原産材料とみなすという考え方
○ 累積
◎特定の作業が行われることのみをもって、品目別規則に定める関税分類 変更基準又は加工工程基準を満たすものとはしないという規定
【日タイ協定第
31条】
(a)輸送又は保管の間に産品を良好な状態に保存することを確保する作業(乾燥、
冷凍、塩水漬け等)等
(b)改装及び仕分
(c)組み立てられたものを分解する作業
(d)瓶、ケース及び箱に詰めることその他の単純な包装作業
(e)一の産品として分類される部品及び構成品の収集
(f)物品を単にセットにする作業
(g)(a)から(f)までの作業の組合せ
0910.91の品目別規則:他の号の材料からの変更 スパイスセット
第0910.91号
A国 タイ
シナモン 第0906項
クローブ 第0907項
タイで単に物品をセットにしただけの場 合、タイの原産品とは認められない。
号 (6桁の関税分類番号) 26
○ 原産資格を与えることとならない作業
他の国
輸出国
② 運送の途上で「原産品」という資格を失って いないこと(=積送基準を満たしているこ と)
→この積送基準を満たしていることを証明 する書類が「運送要件証明書」(通し船荷 証券の写し等)
輸入国
27
②積送基準
運送要件証明書
① 通し BL の写し
② 積替国の官公署が発給した証明書
日本 相手国
日本 相手国
第三国
積卸し・産品を良好な状態 に保存するために必要なそ の他の作業のみ許容
②積送基準
28
他の国
輸出国 輸入国
29
③手続的要件
③ 税関に対して、原産地証明書及び(必要に応
じ)運送要件証明書を提出するなど、必要な
手続き(手続要件)を行うこと
原産地証明書等の入手 ( 日本からの輸出 )
輸入国の税関 製
造 者
輸 入 者 輸 出
者
日本(輸出国)
必要な 情報
EPA相手国(輸入国)
原産地 発給申請 証明書
原産地 証明書
原産地 証明書
日本商工会議所
(※)スイス、ペルー、メキシコとのEPAでは、認定輸出者による自己証明制度を併用
30
③手続的要件
原産地証明書等の入手 ( 日本への輸入 )
日本税関 製
造 者
輸 入 者 輸 出
者
日本(輸入国)
必要な 情報
EPA相手国(輸出国)
原産地 発給申請 証明書
原産地 証明書
原産地 証明書
輸出国の権限ある当局
(※)スイス、ペルー、メキシコとのEPAでは、認定輸出者による自己証明制度を併用
31
③手続的要件
税関ホームページ
http://www.customs.go.jp/①『輸出入の手続き』をクリック
②『経済連携協定(FTA/EPA)』をクリック
③『締結済・交渉中の各EPAの概要、
協定条文等』をクリック(ページ下部)
記載要領の確認はこちら
(各協定毎に掲載)
再掲
32
原産地規則
①原産地基準
a.完全生産品
c.
実 質 的 変 更 基 準を満たす産品
実質的変更基準の例外
累積(
ACU)
ⅰ.関税分類変更基準
僅少の非原産材料
(
DMI)原産資格を与えるこ ととならない作業
b.原 産 材 料 の み
か ら 生 産 さ れ る 産品
実質的変更基準
(材料:非原産材料を使用)
(材料:原産材料のみ)
3種類の原産品
(材料:[自然]または完全生産品のみ)
【EPA原産地規則の構成(概略)】 参考
ⅱ.付加価値基準
ⅲ.加工工程基準