- 1 -
令和2年 3 対前年差 対前年比
絶乾t 絶乾t 絶乾t %
10,416,745 10,693,197 276,452 102.7
3,910,289 4,113,674 203,385 105.2
1,674,169 1,776,774 102,605 106.1
4,197,519 4,010,427 △ 187,092 95.5
304,386 405,517 101,131 133.2
330,382 386,805 56,423 117.1
木材チップ計
表 木質バイオマスエネルギーとして利用した木材チップの由来別利用量(全国)
区分
間伐材・林地残材等 製材等残材
建設資材廃棄物(解体材、廃材)
輸入チップ・輸入丸太を用いて 国内で製造
上記以外の木材(剪定枝等)
令和3年木質バイオマスエネルギー 利用動向調査結果
エネルギーとして利用した木質バイオマスのうち、木材チップの 量は 1,069 万 t で、前年に比べ 2.7%増加
【調査結果の概要】
令和3年にエネルギーとして利用した木質バイオマスのうち、木材チップの量は 1,069 万 3,197tとなり、前年に比べ 2.7%増加した。
このうち、「間伐材・林地残材等」に由来する木材チップは 411 万 3,674tで前年に比べ 5.2%増加、「製材等残材」に由来する木材チップは 177 万 6,774tで前年に比べ 6.1%増 加、「建設資材廃棄物」に由来する木材チップは 401 万 427tで前年に比べ 4.5%減少とな った。
本資料は、農林水産省ホームページ「統計情報」の次のURLから御覧いただけます。
【 https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/mokusitu_biomass/index.html#y 】
令和4年8月 31 日公表
注:1 木質バイオマスエネルギーとは、木材チップ、木質ペレット、薪、木粉(おが粉)等の木質バイオマス
の燃焼によって発生するエネルギーをいう。この資料は、このうちの木材チップの利用量等を取りまとめたもので あり、木材チップ以外の利用量は令和4年 12 月にホームページで公表を予定している。
2 絶乾tとは、絶乾比重(含水率0%)に基づき算出された実重量を指す。
3 集計は、回答が得られた事業所の調査結果の単純積上げとした。
4 統計数値については、表示単位未満を四捨五入しているため、合計値と内訳が一致しない場合がある(以下同じ)。
- 2 -
単位:絶乾t
区分 計 間 伐 材 ・ 林 地
残 材 等 製 材 等 残 材 建 設 資 材 廃 棄 物
( 解 体 材 、 廃 材 )
輸 入 チ ッ プ ・ 輸 入 丸 太 を 用 い て 国 内 で 製 造
左 記 以 外 の 木 材
( 剪 定 枝 等 )
平成27年 6,903,327 1,167,820 1,428,193 4,196,929 - 110,385
28 7,734,236 1,917,839 1,649,070 3,980,407 15,047 171,873 29 8,726,491 2,634,592 1,500,518 4,126,236 139,169 325,976 30 9,304,316 2,744,774 1,808,006 4,110,052 334,234 307,250 令和元 9,423,386 3,029,178 1,711,924 4,063,912 307,015 311,357 2 10,416,745 3,910,289 1,674,169 4,197,519 304,386 330,382 3 10,693,197 4,113,674 1,776,774 4,010,427 405,517 386,805
◎ 累年データ
表 木質バイオマスエネルギーとして利用した木材チップの由来別利用量(全国)
資料:農林水産省「木質バイオマスエネルギー利用動向調査」
図 木質バイオマスエネルギーとして利用した木材チップのうち 間伐材・林地残材等に由来するものの推移(全国)
1,168
1,918
2,635 2,745 3,029
3,910 4,114
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000
平成27年 28 29 30 令和元 2 3
(絶乾千t)
◎ 調査結果の主な利活用
・森林・林業基本計画における燃料材利用量の目標値を設定する際のデータとし て利用
・木材需給表(燃料材のうち燃料用チップ等用材)を作成する際のデータとして 利用
資料: 農林水産省「木質バイオマスエネルギー利用動向調査」
【統計表】
1 木質バイオマスエネルギーとして利用した木材チップの由来別利用量(全国)
絶乾t 絶乾t 絶乾t %
10,416,745 10,693,197 276,452 102.7
3,910,289 4,113,674 203,385 105.2
1,674,169 1,776,774 102,605 106.1
4,197,519 4,010,427 △ 187,092 95.5
304,386 405,517 101,131 133.2
330,382 386,805 56,423 117.1
区分 令和2年 3 対前年差 対前年比
木 材 チ ッ プ 計
間伐材・林地残材等
製 材 等 残 材 建 設 資 材 廃 棄 物
(解体材、廃材)
輸入チップ・輸入丸太 を用いて国内で製造 上 記 以 外 の 木 材
( 剪 定 枝 等 )
-3-
2 木質バイオマスエネルギーとして利用した木材チップのうち間伐材・林地残材等由来の 利用状況(都道府県別)
(1) 利用量
絶乾t 絶乾t 絶乾t %
3,910,289 4,113,674 203,385 105.2
455,093 491,495 36,402 108.0
225,771 291,106 65,335 128.9
176,511 194,312 17,801 110.1
28,152 24,257 △ 3,895 86.2
137,282 159,541 22,259 116.2
185,974 208,646 22,672 112.2
114,846 118,871 4,025 103.5
122,941 85,590 △ 37,351 69.6
x 94,107 x x
72,078 60,797 △ 11,281 84.3
- - - nc
13,818 16,383 2,565 118.6
x x x x
x - x x
82,482 107,030 24,548 129.8
134,158 99,136 △ 35,022 73.9
3,579 4,330 751 121.0
51,741 52,254 513 101.0
37,754 34,712 △ 3,042 91.9
45,127 77,725 32,598 172.2
76,704 94,239 17,535 122.9
13,796 20,471 6,675 148.4
x 49,208 x x
103,983 95,044 △ 8,939 91.4
2,753 1,929 △ 824 70.1
6,805 6,917 112 101.6
- 23,000 23,000 nc
160,081 119,732 △ 40,349 74.8
17,601 25,460 7,859 144.7
40,701 43,966 3,265 108.0
91,837 98,142 6,305 106.9
99,739 92,292 △ 7,447 92.5
63,297 74,266 10,969 117.3
49,547 57,526 7,979 116.1
55,349 52,942 △ 2,407 95.7
52,509 73,949 21,440 140.8
- - - nc
43,255 40,967 △ 2,288 94.7
118,103 116,727 △ 1,376 98.8
38,841 70,960 32,119 182.7
x x x x
6,344 1,108 △ 5,236 17.5
75,624 72,148 △ 3,476 95.4
215,242 226,231 10,989 105.1
295,372 288,393 △ 6,979 97.6
215,621 225,695 10,074 104.7
- - - nc
全 国
北 海 道
3 対前年差 対前年比
全 国
・ 都道府県
令和2年
青 森
岩 手
宮 城
秋 田
山 形
福 島
茨 城
栃 木
群 馬
埼 玉
千 葉
東 京
神 奈 川
新 潟
富 山
石 川
福 井
山 梨
長 野
岐 阜
静 岡
愛 知
三 重
滋 賀
京 都
大 阪
兵 庫
奈 良
和 歌 山
鳥 取
熊 本
島 根
岡 山
広 島
山 口
徳 島
香 川
大 分
宮 崎
鹿 児 島
沖 縄
愛 媛
高 知
福 岡
佐 賀
長 崎
-4-
(2) 丸太換算量
m3 m3 m3 %
8,602,636 9,050,083 447,447 105.2
1,001,205 1,081,289 80,084 108.0
496,696 640,433 143,737 128.9
388,324 427,486 39,162 110.1
61,934 53,365 △ 8,569 86.2
302,020 350,990 48,970 116.2
409,143 459,021 49,878 112.2
252,661 261,516 8,855 103.5
270,470 188,298 △ 82,172 69.6
x 207,035 x x
158,572 133,753 △ 24,819 84.3
- - - nc
30,400 36,043 5,643 118.6
x x x x
x - x x
181,460 235,466 54,006 129.8
295,148 218,099 △ 77,049 73.9
7,874 9,526 1,652 121.0
113,830 114,959 1,129 101.0
83,059 76,366 △ 6,693 91.9
99,279 170,995 71,716 172.2
168,749 207,326 38,577 122.9
30,351 45,036 14,685 148.4
x 108,258 x x
228,763 209,097 △ 19,666 91.4
6,057 4,244 △ 1,813 70.1
14,971 15,217 246 101.6
- 50,600 50,600 nc
352,178 263,410 △ 88,768 74.8
38,722 56,012 17,290 144.7
89,542 96,725 7,183 108.0
202,041 215,912 13,871 106.9
219,426 203,042 △ 16,384 92.5
139,253 163,385 24,132 117.3
109,003 126,557 17,554 116.1
121,768 116,472 △ 5,296 95.7
115,520 162,688 47,168 140.8
- - - nc
95,161 90,127 △ 5,034 94.7
259,827 256,799 △ 3,028 98.8
85,450 156,112 70,662 182.7
x x x x
13,957 2,438 △ 11,519 17.5
166,373 158,726 △ 7,647 95.4
473,532 497,708 24,176 105.1
649,818 634,465 △ 15,353 97.6
474,366 496,529 22,163 104.7
- - - nc
注:丸太換算は、1絶乾t=2.2m3として算出した。
熊 本
大 分
宮 崎
鹿 児 島
沖 縄
香 川
愛 媛
高 知
福 岡
佐 賀
長 崎
鳥 取
島 根
岡 山
広 島
山 口
徳 島
滋 賀
京 都
大 阪
兵 庫
奈 良
和 歌 山
山 梨
長 野
岐 阜
静 岡
愛 知
三 重
東 京
神 奈 川
新 潟
富 山
石 川
福 井
福 島
茨 城
栃 木
群 馬
埼 玉
千 葉
北 海 道
青 森
岩 手
宮 城
秋 田
山 形
全 国
・ 都道府県
令和2年 3 対前年差 対前年比
全 国
-5-
- 6 -
区 分 調 査 対 象 数 回 答 数 有 効 回 答 数 有 効 回 答 率
事業所 事業所 事業所 %
令 和 3 年 1,548 1,442 1,348 87.1
【調査の概要】
1 調査の目的
本調査は、木質バイオマスのエネルギー利用の動向を把握し、木質バイオマスエ ネルギーを利用した発電施設等における木材利用の推進、木材の安定供給、地域振 興など森林・林業施策の推進に資するとともに、我が国の木材の需給状況を明らか にする木材需給表や森林・林業基本計画の作成等の基礎資料として活用することを 目的としている。
2 調査の対象
全国の木質バイオマスエネルギーを利用した発電機又はボイラーあるいはその 両方を有する事業所を対象とした。
なお、調査対象の事業所については、事業者が発電機又はボイラーを設置する際 に活用した補助金の交付業務を通じて把握した情報、関係機関からの情報等により 把握した全ての事業所とした。
3 調査対象事業所数
調査対象事業所数及び回答数は、次のとおり。
4 調査事項
(1) 事業所の概要(業種、従業員数、所有している木質バイオマスエネルギー利用 機器の種類等)
(2) 木質バイオマスエネルギーを利用した発電機の利用動向 ア 発電機の種類、出力規模及び用途
イ 発電機の取得年及び所有基数
ウ 発電機の平均年間稼働日数及び1日当たりの平均稼働時間 エ 熱電併給の有無
オ FIT による売電の有無
(3) 木質バイオマスエネルギーを利用したボイラーの利用動向 ア ボイラーの種類、出力規模及び用途
イ ボイラーの取得年及び所有基数
ウ ボイラーの平均年間稼働日数及び1日当たりの平均稼働時間 (4) 公的補助の活用状況
(5) 事業所内で利用した木質バイオマスに関する事項
※ この資料では、上記(5)のうち「事業所内で利用した木材チップの由来別利 用量」及び「事業所内で利用した木材チップのうち間伐材・林地残材等由来の利 用状況(都道府県別)」について記載した。(1)から(4)までの調査事項及び
(5)のうち、木質ペレット、薪、木粉(おが粉)等の他の木質バイオマスエネ
- 7 -
ルギーを含む調査事項については、令和4年 12 月にホームページで公表を予定 している。
5 調査期間
調査期間は、令和3年1月1日から令和3年 12 月 31 日までの1年間である。
なお、事業所の概要については令和3年 12 月末現在である。
6 調査方法
調査は、都道府県又は市区町村から調査対象事業所に対して調査票を郵送又はオ ンラインにより配布、回収する自計調査の方法により行った。
7 集計方法
林野庁林政部木材利用課において集計した。
集計は、回答が得られた事業所の調査結果の単純積上げとした。
8 実績精度
全数調査のため、実績精度の算出は行っていない。
9 用語の解説
(1) 木質バイオマスエネルギー
木材チップ、木質ペレット、薪、木粉(おが粉)等の木質バイオマスの燃焼に よって発生するエネルギー
(2) 間伐材・林地残材等
国産の間伐材、主伐材、除伐材及び林地残材(末木枝条、被害木等)
(3) 輸入丸太を用いて国内で製造
輸入した丸太を全てチップにした場合に限る(輸入丸太を加工した後の残材か ら製造されたものは「製材等残材」に含む。)
(4) 絶乾t
絶乾比重(含水率0%)に基づき算出された実重量を指す。
10 利用上の注意
(1) 表中に用いた記号は次のとおりである。
「-」: 事実のないもの
「x」: 個人又は法人その他の団体に関する秘密を保護するため、統計数値を 公表しないもの
「△」: 負数又は減少したもの
「nc」: 計算不能 (2) 秘匿措置について
統計調査結果について、事業所数が2以下の場合には、調査結果の秘密保護の 観点から、当該結果を「x」表示とする秘匿措置を施している。
なお、全体(計)からの差引きにより、秘匿措置を講じた当該結果が推定でき る場合には、本来秘匿措置を施す必要のない箇所についても「x」表示としてい る。
(3) この統計表に掲載された数値を他に掲載する場合は、「令和3年木質バイオマ
- 8 -
スエネルギー利用動向調査結果」(農林水産省)による旨を記載してください。
(4) 本調査結果は、回答の得られた事業所のみの数値の単純積上げであり、回答が 得られなかったことによる変動等があるため、利用にあたっては留意する必要が ある。
11 その他
この資料の数値は、概数値である。確定した詳細な数値については、ホームペー ジに掲載(令和4年 12 月予定)する。
なお、公表した数値の正誤情報は、ホームページでお知らせする。
【ホームページ掲載案内】
○ 各種農林水産統計調査結果は、農林水産省ホームページ中の統計情報で御覧い ただけます。
【 https://www.maff.go.jp/j/tokei/ 】
この結果は、分野別分類「森林、林業」の「木質バイオマスエネルギー利用動 向調査」で御覧いただけます。
【 https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/mokusitu_biomass/index.html#y 】
【関連リンク】
林野庁ホームページ>木質バイオマスの利用推進について
https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/biomass/index.html
◎ 本 統 計 調 査 結 果 に つ い て
農 林 水 産 省 大 臣 官 房 統 計 部
生 産 流 通 消 費 統 計 課 畜 産 ・ 木 材 統 計 班 電 話 :( 代 表 ) 03-3502-8111 内 線 3686
( 直 通 ) 03-3502-5665 F A X : 03-5511-8771
林 野 庁 林 政 部
木 材 利 用 課 木 質 バ イ オ マ ス 推 進 班 電 話 :( 代 表 ) 03-3502-8111 内 線 6121
( 直 通 ) 03-6744-2297 F A X : 03-3502-0305
◎ 農 林 水 産 統 計 全 般 に つ い て 農 林 水 産 省 大 臣 官 房 統 計 部 統 計 企 画 管 理 官 統 計 広 報 推 進 班
電 話 :( 代 表 ) 03-3502-8111 内 線 3589
( 直 通 ) 03-6744-2037 F A X : 03-3501-9644 お問合わせ先
政府統計の総合窓口
(e-Stat)
https://www.e-stat.go.jp/