IRUCAA@TDC : 齲蝕ノ細菌学的研究（其ノ一）

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(1)Title. 齲蝕ノ細菌学的研究（其ノ一）. Author(s). 奥村, 鶴吉; 中井, 武一郎. Journal. 齒科學報, 31(9): 877-903. URL. http://hdl.handle.net/10130/1644. Right. Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/.

(2) 877 1. 原︵其一︶. 第三＋剛巻第九號. ’著. O蠕蝕ノ細菌學的研究. 大正十五年九月一日. ↓冨︼W餌90﹁δδαq甘巴QQけ＆koh臣oUo暮巴∪①6超゜ピご図日Ω︽＝ヨ母2UσU°ω・鋤巳. 切り乞巴く9∪°U°ω゜︵日b°∩°Y切琴8二〇δσQ同。巴り帥ぴo箪8蔓u日oパ図oU窪㌶一∩9。びqα・. 峯東京歯鵬斑鷲武講. 丈獄. 第十章絡括／，. 第五章前章ノ實瞼二於テ登見セラレタル齪蝕桿菌二關スル研究，第六章齪蝕細菌ノ酸産生作用二關スル研究第七章鑛蝕細菌ノ相互的登育關係二關スル研究第入章齪蝕細菌ノ純粋培養ヲ以テスル實瞼的鑛蝕病攣・獲生二關スル研究策九章天然鵡蝕二於ケル病攣ノ登生二關スル考察. 東京歯科讐畢恵門畢校. 〆．. 細菌學研. 第二章麺麺ト唾液トノ混合物中二於クル實瞼的編蝕饗生二關スル研究第三章唾液ヲ接種セル加糖肉汁培養基中二於クル賀瞼的編蝕襲生二關スル研究第四章齪蝕象牙質ヲ接種セル加糖肉汁培養基中二於ケル實瞼的臨蝕登生二關ヌル研究、. 緒言第一章醸蝕ノ細菌二關スル諸家ノ業績. 内容目次．. ＼.

(3) 2 878. 緒言 r ．㌧. 本研究ハ歯牙ノ蠕蝕蛇二鶴蝕ノ個々ノ病憂ラ實瞼的二叢生セシメ．之二依テ天然鯖蝕ヨリ分離培養シタル各種細菌. ノ歯牙硬組織二封スル作用ラ確メ、以テ鯖蝕病原ラ閲明ナラシメンコトラ企圖シタルモノナリ。而シテ其第一同報告. ハ大正九年六月歯科學報二叢表シ、第二同ハ大正十三年五月東京醤學會総會蚊二同十四年四月大日本歯科署學會絡會. 二於テ報告シタリ。弦二論述スルトコロノモノハ現今二至ルマデニ於テ得タル業績ノ綜合ナリトス。. 余．等ハ此論文テ嚢表スルニ際シ終始奨働ラ加ヘラレタル血脇校長二満腔ノ敬意ラ表シ、⋮教導ト助力トテ惜マレザリ・三二田定則．花澤鼎、寺田正中、矢崎芳夫四博士拉二近藤三郎氏二深甚ナル謝意テ表明ス。. 茎章鶴蝕ノ細菌二關スル諸家ノ業績. 鯖蝕ノ細菌學的研究ハ從來多数ノ學者ニヨリテ試ミラレ、其業績極メテ多キモ。弦二其主要ナルモノテ列基スベシ。. 一八九〇年寓旨①5名゜P氏ハ化學細菌説テ以テ蠕蝕ノ嚢生ラ説明シ、其際嚢現スル細菌二就テモ研究ラ重子撒. 種ノ形態的分類テ叢表シタレドモ、現在ノ細菌學的見地ヨリ之テ論ズルトキハ甚ダ不完全ナルヲ免レズ。唯麺魏ト. 唾液トノ混合物中二歯牙小片ヲ投入シ一二箇月間織氏三十七度二保存スルトキハ、其所見天然鯖蝕二異ナラザル攣化. ラ現出スルモノナリト報告シ、斯ノ如キ實験方法二先鞭ヲ著ク且ツ之二依テ自説ノ盒丸過ラザルコトテ謹明シタリ。. 其後十飴年テ纒テΩop創げざ内゜毫゜氏出ルニ及ビテ本研究ハ著シキ進歩テ途ゲタリ。°即チ同氏ハ鯖蝕ヨリ多数ノ細. 菌ラ分離シ之ラ其作用ニョリテ酸産生菌ト液化菌トニ分チ、前者二属スルモノハ編蝕深層二在リテハ短連鎖駄球菌．. 切9ρ巳⊆。。器。δ島￠暮巴帥。。白色葡萄歌球菌之二屡シ、淺層二於テハ三種ノ八聯球菌蛇一ニニ種ノ葡萄歌球菌テ叢見シ、液化. 菌ハ深層ニハ・之テ認メズ淺層二於テ馬鈴薯菌等九種テ謹明シタリ。其中守。日器器臼。畠。三昌ωハ最モ重要ナルモノニ. シテ同氏二依テ初メテ記載セラレ蠕蝕細菌ノ研究上二一大指針テ與ヘタリ。同氏ハ同菌ノ病原的意義ヲ十分閲明スル.

(4) 879ト. 3. コトナカリシモ其数績ハ決︾テ之テ没ス可ガラズ。然ルニ罵氏ハ後日二至リ部ツテ連鎮状球菌テ⋮以テ露蝕細菌ノ山土要. ナルモノトナスニ傾キ．内9三δ惹6N”﹀’︵千九百十一年︶bdき営σq9講づ巽︵千九百十三年︶爾氏等モ亦之レニ質シ、夏二. 葭騨二No拝Sしd°氏虹二缶窪ユ゜評︸日氏ハQnq傷隣08∩9赫≦臨畠碧μ゜。ノ研究卜土ハニ最モ本菌︵連隔鎖状球菌︶ナ重要ナル. モノト認メ．鶴蝕ノ前進攣化アル部分ニハ純粋二本菌ラ壽艘見シ一從ツテ鯖蝕ハ本菌二依テ惹起セラル・モノナリト説. まヒめ. 明シタリ︵千五百十七年︶。. 千九百十五年囚密σq。二゜9°氏ハ其廣汎ナル，研究三ヨリ鶴蝕／初獲病竈二於テハ野。皆島碧嵐。嘗ぎ。・−野。営蕊白寧. @巨92・，”Ω9α￡三寓．覧碧。誌①。・・ノ三種ヲ限リテ常二之ヲ認メ、其他b⇔巴豪。・℃唇毬6一翫テ謹明シ得ルニ過ギズ掛ナセ. 獲見セラル・寓霞ひ肖望すσqお毛二属スルモノナリト唱、ヘタリ。部チ閉筑セル鯖窩二於テハ此種ノ菌ノミヲ見出シ。. ﹁°千九百十七年霞○≦ρ，，多虹二掛舞。互刃中雨氏ハ鯖蝕二於テ常在的ニシテ且ツ饒多ナル菌ハ哺乳兇ノ腸管内二. トヲ唱導シ、前二者ヨリモ編蝕ノ登生上意義二乏シキモノナリトナセリ。. ラデン﹂ヲ液化ゼ、デ、ルモノナリ。倫葡萄獣球菌ハ常二巴σ器ニシ．テ最深層二於テハ其液化性テ鋏クニ至ルモノナルコ. 養基上ノ，性質二相違アルコトヲ認メタリ。但シ何レモ﹁グラム﹂陽性．、芽胞テ形成セズ．酸ラ産生シ色素ヲ産生セズ、﹁ゲ. ナル．モノァルヲ記述セリ・次二桿菌二凝ブハ・ざ，c三型券顛シ、a型ハ・・°曇・α豊巴陣・ト同一ニシテ他・ごハ培. リ。而シテ同氏ハ連鎖歌球菌ガ酸産生菌トシテ最モ有力ナルコトヲ指摘シ．且ツa、b二型テ見出シ生物學的牲質ノ異. 連鎖駄球菌蛇二桿菌ヲ認メ、相互ノ数量的關係ハ連鎖歌球菌最モ多ク、桿菌之レニ次ギ、葡萄歌球菌最モ少シトナセ. コトヲ主張シタリ。之ヨリ以前二因，巨06註∩N”﹀°・氏︵千九百十一年︶ハ蠕蝕象牙質ノ最深履ヨリ確實二葡萄歌球菌翫. 酸産生力二冨ミ、又しd°℃￡まオ島ハ蛋白溶解作用テ有スルモノト認メラレ、口。α巴9氏ハ殊二該菌二重キヲ措ク，ベキ. リ。而シテ歯牙硬組織粉末二封スル作用ヨリ観察スレバO°℃す8峯8ハ最モ脱灰作用二富ミ、ゆ・9。己。℃三奮ハ最モ. 、n.

(5) 開放セル蠕窩二於テハ醸母，加答兇球菌。葡萄状球菌。連鎖歌球菌等ヲ検出シタルニ過ギ入。要スルニ上記菌籏師チ. 切琶冨器創。葺霧拉二ごd琶密蓬9°・ヲ主トシ爾守色器×°罫ド等ハ其著シキ酸産生作用ノ爲メ他菌ゐ鯖窩内二棲息スルラ制止スルモノナリト。. 千九百二十年余等ハ含水炭素加酸性培養基ラ以テ天然蠕蝕象牙質ヨリ細菌ノ分離培養テ行ヒタルニ常二二種ノ桿. 菌テ分離シ得タルノミナラズ、人工的二磯生セシメタル蠕蝕ヨ研モ亦必ズ此二種ノ桿菌テ分離シ得ダルガ故二是等細. 菌ハ鯖蝕ト蜜接ナル關係アルモ，ノナルコふラ知リ、且ツ唾液ト澱粉性食物トラ混ジテ酸性醗酵ラ起サシムルニ際シテ. モ此二種ノ桿菌テ検出シ、是等ノ細菌ハ健康唾液申ニモ存在スルヲ明ニセリ。而シテニ種ノ桿菌申一種ハ﹁グラム﹂陽. 性菌ニシテΩ。銭σ︽氏ノ記載シタルモノト同一ナルベク、天然及入工蠕蝕組織ノ﹁グラム﹂染色．二當リテ著色スル細. 菌ハ即チ之レナリ。他ノ一種八﹁グラム﹂陰性ニシテ酸産生．﹁ゲラチン﹂液化、瓦斯叢生等ノ諸性質テ有シ、鯖蝕ノ畿生. 上最モ輿味ア禽係着スルモ・ナラント一説明シタリ。. 千九百二十一．一年寓。一三8互旨℃盲日。ω噌ノζをこ拉一﹁目震p毎ω出9二。≦︾国ノ一一一氏ハ其共同研究ニョリ濃度高キ酸性培. 養基テ用ヒテ鯖蝕象牙質ヨリ一定型ノ細菌テ槍出シ之ヲじd°偶且。喜蓉ω。窪。三。望百ωト名ク．更二形態學的二第︸. 第ニノニ型二分チタリ。此菌ハ冒・δ碧。も中ノじづ・簿∩冠。喜萱切二類スルモ生物學的トノ諸鮎二於テ異リ。酸産生作. 用ハ甚ダ強クシテ健全歯牙ラ本菌純一培養中二長時間留置スル時ハ天然蠕蝕二類スル攣化テ來シ、磁瑠質ノ脱灰﹂歯細. 管ノ感染蚊二溶解原竈ノ成立テ見ルベシト。同氏ガ輩一種ノ細歯ヲ以テ人工鯖蝕ノ叢生テ試ミタルハ甚ダ貴重スベキ. 實験ナレドモ。唯液化性ナキ本菌テ以テ溶解原竈乃至室洞ノ形成二成功シタリト云フハ甚ダ奇異トスベキモノナリ。. 同年口。山轟＝⑦N”炉鳴・氏ハ同様ナル研究ニヨリ蜜。登︶p島二ω＆。巨。一旨2ωト命名セラレタル桿菌ヲ分離シ之レテ第. せ謫、第三ノ三型二分チ之ラ以テ人工蠕蝕ラ叢生セシムルニ成功シタリト報告セーり。一．. 垂. 880.

(6) 881 5. 千九百二＋四年∩算゜﹄囚゜氏ハ鯖蝕初鑑二於テハω蔓§・霧舜重・ト命名セラレタ蓮鰻球菌テ常二登見シ之ヲ以テ其主働菌ナリトナセリ。. 千九百二十五年︸wヨ三つσq噌男゜をこ拉℃㊤剛ヨ。﹁冨ρ司・雨氏ハ踊蝕二於ケル七碧旨二ω9。Σ。喜昌二。，二就テ其形態學的蛇二. 生物學的性質デ廣ク研究シ、其多形態ナルコトニ就テ特二注意ヲ喚起・ソ．ヨ。・。氏等ガ腸管内ヨリ分麟ンタルモ，ト. 同種ニシテ何等新二命名ノ必要ヲ見ザルコトラ述べ、且ツ歯面ノ一部ヲ限局・ンテ本菌ノ肉汁培養中二曝露セ、ツムルト. cノ鯖鰹鰭棊サシメ貸シー説明苫．而シテ本菌ハ額・初鑑二於テ毎常之レヲ検出シ得びント云. RH．. 探取. 7．0−7．6. 6．8. 6．8. 7．6. 8．2. 8．2マ. ｼ後. 46. 72. 96. 120. 144. 第二含水炭素例之麺魏二蒸氣濡毒ヲ施シ之二唾液テ加ヘラ前記ノ伽キ虎置ヲ施ストキハ．其内容ハ時日ノ維糧卜. タルモノナリ。、 ’，﹁．．. 24. 琵ヲ牧メ、其五蝿宛テ探リ蒸鯛水一〇屍ニテ稀繹シ比色試験ラ爲シ. 8．6幽 Y＾. ノ如汐時間的二攣化テ來シタツ。批場合二初メハ一試瞼管内二五十時間. 99探取シ之デ混合シテ前記ノ如ク塵置・ツタルニ、管内ノ反慮ハ上表. 東京歯科署學專門學校生徒︵総テ男子十九歳乃至二十五歳︶約百五十人二就テ午前十時ヨリ次凡三十分間内二唾液. 液ノ自家醗酵麦・ぎ巽・三8。；。。。号掌シテ既二著者ノ指摘セルトコ・ナリ。. ノ如土時的馨ハ唾液中二酸産葎用ラ有スル細蓼有シ且ツ含水炭素・溶食ルモ・アルガ爲メニ・ンテ．是レ唾. トキハ一定時間迄ハ弱酸性ヲ呈スルニ至り、七十二時間叉ハ其以後二於テハ漸次﹁アルカリ﹂性トナルニ至ルベ、ン心斯. 第旧人類ノ混合唾輿探取覆二於テハ田七・○乃至七ニハナレドモ．之ヲ減菌試馨内二牧メ三＋七度二保ッ. 第二章麺麓ト唾液トノ混合物中二於ケル實験的鶴蝕登生ご關スル研究. フ。. キル.

(7) 6. 882. 共・二其ノ酸度ヲ壇スニ至ルコトラ認ム。之レニ依テ第一ノ實瞼輪於テハ醗酵セラルベキ材料ノ鋏乏セル爲メニ其酸性. P．H．. 探集. 7．0. 直後. 翻翻 @96 72. 4．2. 481. 4．6、. 2幻. 】20. 4．0. 144｝. 4．0. シタルニ上ソ如キ結果ヲ得タリ。. 第三第ニノ實験二於テ酸性醗酵ヲ著シク登現シタル後︵二十四時. 間乃至四＋八時間︶其一小滴ラ探リ塗抹染色標本テ作ルトキハ主ト. シテ一一種一オ桿“困ノミラ靭囎メ、一バグラム氏法二曲者色シ一ハ之二脱色. タルマ、久シク其形ラ保ッコトァリ。而シテ何レノ揚合二於テモ象牙質ハ天然翻蝕二・於ケルガ如キ著色テ來入コか. ノ實質映損テ來スベシ。從テ此形ハ天然二於ケル歯頸鯖蝕二比スベキモノナレドモ時トシテ滑澤ナル象牙質ラ現ハシ. 愛ジ隔薄層ノ部分殊二歯頸附近二於テハ速二清失シテ象牙質ラ露出ヌルニ至リ、夏二進ンデ象牙質二穿入ラ起シ一定. スルトキハ．一二週間ニシテ既二班瑠質ノ表面ヨリ漸次脱灰現象ヂ現ハシ來ルベシ。邸チ磁珊質ハ白色粗粧不透明二. 磯置麺麹ト唾液トテ容レタル試瞼管内二健康歯牙テ投入シ屡く︵四、五日毎一こ内・容テ交換シッ・艀卵器内，二放置. 性培養基二於テ嚢育スルコト他ノ實験二於テモ認メラレタル杢コロナつ。. 第四唾液二加フベキ麺魏テ泊毒セザルトキハ屡支醸母ノ混合シテ護育スルテ見ルモノニシテ、此菌モ亦高度ノ酸. ナリ。. ク。是等ノ細菌ハ他ノロ腔細菌ガ磯育生活シ能ハザル程度ノ酸度二於テモ爾ヨク其叢育生活ラ持績スル事ヲ得ル干ノ. 分離スルコトラ得。便宜上グラ却氏法﹁二陽性ナルテp桿菌︼w琶冨℃ト名ヶ他ノ陰性ナルラN桿菌野。冒・・zト名. ナル球菌類ハ之テ検出ス゜ルコト甚ダ少ナキヲ常トス。寒天卒板二此管内溶液ラ分離培養スルトキハヨクニ種桿菌ヲ. ス。二者！数量的割合ハ一定セズ。或場合ニハ前者ノ多キコトァリ、或場合ニハ後者ノ多キコトアリ。グラム氏法二陽性. ｝. ラ持綾スル能ハザリシモノナルヲ知ルベシ。而シテ唾液四〇耗二食麺麹五瓦ラ加ヘタルモノニ就テ其酸産生度テ測定. 蒔間.

(8) 883 ’7. ナシ。歯根ハ四。五週日ニシテ一般二指頭テ以テ僅二屈曲シ得ベキ程度昌腕灰セラル。爾後日テ経ルニ從ヒ盆ミ軟弱冷ナルニ至ルベシ。. 第穴歯頸二次デハ咬合面襲育溝底叉ハ磨耗テ蒙ムレル歯面、例之接鯛貼乃至切端等ノ如キハ他部ヨリモ遽二叢珊．質プ溝失テ來ス部分ナリ。其他瑳螂質ノ厚キ場所二於テハ稻℃久シク其原形ラ残セドモ漸次小片ヅ・崩壌シテ峡損テ. 現ハシ、逡二全歯冠一様二磁郵質ノ清失ラ來スニ至ル。斯ノ如キ腕灰作用ハロ腔内二於テハ最初歯面ノ一局所二限定. シデ磯起スベキモノナルニ拘ラズ、管内ニアリテハ常置歯冠全面二亙リテ之ラ生ズルテ見ル。之レ郎チ後者ニアリテ. ハ自浮作用テ鋏クコト．隣接面接鰯蘭係ノ存セザルコト、拉二支持組織ノ失ハレタルコト等二墓因スルモノナリト認ム可シ。左二一例ヲ示ス。. B一號上顎犬歯ノ健全ナルモノヲ麺魏唾液混合物申二四筒月間庭置シタルニ前述ノ如キ磁螂質ノ攣化テ來シ、殊. 二接鯛貼及切端二於テバ組織ノ清失テ見タリ。︵一闇参照︶， −. 第七大臼歯咬合面ノ裂溝著シキモノ叉ハ一貼二穿孔シタルモノテ探リ他ノ面二悉ク﹁コロヂユウム﹂テ塗附シ、夏. 二﹁パヲアヰン﹂ニテ被包シ．之テ麺魏唾液混合物申二投入スルコト既述ノ實験二於ケルガ如クスルトキハ、穿孔周園. ノ磁郵質ハ白色．二攣ジ、次デ窩底象牙質ノ軟化ト共二縫叢球郷質蠕蝕ヲ誘叢ス。但シ久シキテ経ルニ從ヒ﹁コロヂユゥ. ム﹂下ノ銑郵質モ亦若干ヅ・脱灰白攣シ來ルラ見ル。 ’ ，. 第八麺魏ト唾液トノ混合物中二厚径約二粍ノ健全象牙質片ラ投入シ．既記實瞼ノ如ク塵置スルトキハ、遽二腕灰. テ來シ．忽チ針ヲ以テ穿通シ得ルニ至ルベク、、七、八週ニシテ其切片ハ直チニ︵師チ何等脱灰法二依テ準備スルコトサ. ク︶刀ラ以テ薄切スルコトテ得可ク、其鏡検所見ハ、天然蠕蝕二於ケルガ如キ病的攣化ノ叢生ラ示セリ。左二之レニ關. スルニ三ノ實瞼テ掲グベ︾。﹂ ∵ 、.

(9) 8 884. X七號六十八日間テ経過シタルモノニシテ、小臼歯歯冠ノ咬合面二相等スル部分ヨリ得タル小片ナリシヲ以テ細. 菌ノ進入ハ主トシテ畿育溝底ラ申心トシテ行ハレ．可成二深部マデ進入スルテ見タリ。歯細管ノ鑛張ハ一定ノ距離ノ. 間準等二行ハレ且ッ李行二融合テ呈セリ。表面二近キ部分ニハ塞洞ノ形成アリ。帥チ細菌み存在テ見ザル眞ノ室所テ現出セリ。然レドモ其歎ハ決シテ多キニ上ラズ。. °B八號一百日間経過シ脱灰シタレドモ、前者ト異リ細菌ノ侵入ガ極メテ表在性ニシテ且ツ輕微ナリ。 u B二十三號百五十八日間経過シタルモノニシテ．前者ヨリモ細菌ノ侵入著明ニシテ可成二廣ク起リ、総テ歯細管. ハ一定ノ距離ノ間李等二籏張融合ラ來セリ。但シ之テ七號二比スヒバ，少ク且ツ室洞テ見ズ。. X六號二百四十四日間経過シタルモ必ニシテ。小臼歯冠ノ横断片ナリ。細菌ハ主トシテ髄腔壁面ヨリ外方一﹁向テ．. 進入シ．前記諸例二於ケルヨリモ組織ノ攣化多ク少数ナレドモ大ナル塞洞形成テ來セリ。斯ノ如キ内面ヨリノ細菌感. 染ハ天然鯖蝕唱於ケル進行トハ反封ナル現象ニシテ、其理由ハ恐ラク歯細管ノロ径大ニシテ進入シ易キト拉二﹁コラ. ーゲン﹂層ノ存在スル爲メナラン．該層ハ實二細菌嚢育ノ好適地ニシテ此部分二於テハ右灰ノ沈著ナク、有機質ノ量二・. 富こ．佳良ナル培養基ラナセリ。故二屡ヒ此層三⋮沿フテハ感染甚ダ多ク内部︵部チ石灰化完成部︶ノ攣化之二一致セザ. ルコトナリ。他ノ實験例二於テモ此部分二於ケル特異ナル攣化テ畿見スベシ。︵二圖参照︶、−. 以上ノ實験二於テモ其他ノ例二於テモ象牙質片ハ．殆ンド著色ト構スベキ程ノ外観的憂化ナシ。組織的攣化モ亦後章二述ブル實験二於テ得タルモノニ比シ甚ダ輕⋮微ナルラ感ゼシム。. 第九麺魏ト唾液トノ混合物中二細菌7榮養物トナリ叉ハ酸産生材料トナル、ベキ物質ヲ附加スレバ如何ナル結果. ラ來スカト云フニ．今同一時二探取セル唾液テ以テ行ヘル一例ノ實験ラ暴ゲ其成績テ例示スレバ左ノ如シ。. B三號一％ノ萄萄糖テ加へ経過一百日。脱灰ハB八號二等シキ程度ナルガ細菌ノ進入ハ遙二多ク．全罷二亙リ歯.

(10) 885. 9. 細管ノ軍行ナル融合テ認メタリ。但シ塞洞ラ見ズ．著色ラ現ハサズ、 B四︷號一％ノ﹁ペプトンしヲ加へ郷貼⋮過一百臼。前者ト略支同檬ナリ。. B五號一％ノ食料紅ラ加へ経過一百日。腕灰ハ前號ノモノ程充分ナラズ。細菌ハ表層二進入シ歯細管ハ李行二融. 合テ來セリ。シカモ部分的ニハ著シキ感染ト蛇二室洞形成テ見ルテ得ベシ。實瞼中其最初ノ時期二於テハ試験管内容. ノ交換二當リ、象牙質片ハ食料紅二因ル著色ラ認メ得ルモ酸度高マルニ從ヒ腕色シ．逡二最後ご於テハ極メテ僅微ナル著色二止レリ。︵三圖参照︶. B六號一．％ノ醤油ラ加へ経過一百臼。腕灰充分ニシテ著色ハ著シク其色殆ンド醤油自身ト同様ナリ。然レドモ細. 菌ノ進入ハ最表層二止リ、組織的憂化著シカラズ。象牙質面ハ梢≧溶解セラレタル如キ観ラ呈セリ。. 8七號一％ノ味嗜ヲ加へ経過一百縫。腕灰ハ前號ノ如ク、細菌進入ハ極メテ輕微ナリ。著色ハ可成強ク味喀ノ固有色二近キ程度ナリ。，．. B九號⋮ 一％ノ食料主円ラ加へ郷仙過一百日。甑脱灰ハ前一號ノ如ク。細沖困仏進入ハ甑記ノ例二於ケルヨリモ曲者萌ニシテ﹁全般二. 亙リテ攣化アリ。殊二﹁コラーグン﹂層二沿フテヨク叢育セリ、著色二關シテハB五號二於クル所見卜一致ス頭四圖参照︶. も B二十七號一％ノ葡萄糖ラ加へ経過百五十八日。細菌進入ハ8三號ヨリモ遙工著シク且ツ比較的大ナル室洞ヲ叢見ス。殆ンド著色ヲ見ズ。. へ B二十六號一％ノ﹁ペプトン﹂ラ加へ経過百五十八日。組織攣化ハ前號ヨリモ少クレドモB四號ヨソ多ク歯細管ハ s噛槻捲⋮張融合ス。但シ室洞形成テ見ズ。極メテ微工藩ハ・色轟乱染ム。. 成二之テ認メラル。. B二十四號一％ノ食料紅テ加へ経過百五十八日。感染少キモ五號二於ケルヨリ毛比較的深部二入レリ。著色ハ可. 牛.

(11) 1｛｝. 886. B二十八號一％ノ醤油ラ加へ経過百五十八臼。B六號二於ケルヨリモ組織的憂化廣ク起リ、°塵々念珠状鑛張ヲ見ル、著色ハ著シクシテ濃褐色テ呈ス。. B二十九號一％ノ味囎ラ加へ経過百五十八日。鏡検上殆ンド細菌進入ヲ見ズ。著色ハ醤油ヲ加ヘタル前號ノモノヨリモ著シク稀薄ナリ。. 且二十五號図％ノ食料青ヲ加へ経過百五十八日。感染ハ比較的少キモ一部二於テハ甚ダ著明ナル室洞形成ラ登見ス。著色ハ殆ンド之ヲ認メズ。︵五圖参照︶. 以上ノ成績ヲ通覧スルトキハ概シテ麺麹唾液ノミノ混合物中二於ケ漕ヨリモ高度ノ組織憂化テ起スコト、拉二時日. ノ経過久シキモえハ其憂化一層大ナルコトラ謹明スルモノト云フベシ。反組織的攣化帥チ細菌Z進入比較的僅微ナル. 場合ニアリテモ、一部分ニハ室洞形成ノ如キ著憂アルテ嚢見スルゴトァリ。叉著色ハ醤油二於テ最モ著シク．味噌三於. テハ輕微ナレドモ倫之ラ認メ．食料用飲料ニアリテハ殆ンド認ムベキ染色テ來ス三至ラズ。其他ノ附加物ハ何等ノ影響ナキモノナルテ知ルベシ。. 第＋豫メ象牙質テ人工的二脱灰シ置キテ管内二納ムルトキハ、如何プル結果テ來スカト云フニ、今日迄知リ得タ. ルトコロニヨレバ何等細菌ニョル組織攣化ノ増加テ認メズ、却テ多クハ員減邊テ來シタリ。叉或揚合ニハ何等ノ憂化テ見ザルコトァリ．實験例ノニ三テ塞ゲレバ左ノ如シ。. B十二號五％乳酸ニテ五日間脱灰シ、百日間麺魏唾液混合物中二投入ス。著色蚊二攣化テ見ズ。. B十五號前號ノ如ク脱灰シ百四十八日間同様ノ混合物中二投入ス。著色蚊二憂化ラ見ズ。. B十六號前號ノ如ク脱灰シ混合物中ニハ一％ノ肉汁テ加へ経過七十七日間。著色拉二攣化テ見ズ。. ・簾＋一前記諸實験二松テ得タル人工的鶴蝕切汁ハ鏡検上常二程菌ノ侵入ノミテ認メ得ルモノニシテ、球菌ノ存在.

(12) 887 11. テ確ムルコド能ハズ。唯一例︵B、三十三號︶二於テ其例外ヲ見タリ。印チκ臼歯咬合面二穿孔シ其周園歯面テ﹁コ調ヂュ. ゥム﹂ト﹁パラフヰン﹂トニテ被包シ麺麹唾液ノ混合物申二投入シ．百八卜四日テ経過シタルモノニ於テ、歯冠テ縦断シ. デ検査スレニ．鯖蝕圓錐二相等スル腕灰部ラ認メ叉穿孔鴛底ノ象牙質面ニハ一様ノ球菌ト桿菌トノ混合シテ寄生スル. コトヲ認メ、叉或歯細管ス桿菌ノミラ、或爾細管ス．球菌ノミノ進入セルヲ登見セリ。管ハ李等二捲張セルモ未ダ融合テ來セルモノナシ。︵六圖蓼照︶、. 第十二同一期間同様ナル方法二依テ腱置シタル場合二於テモ、歯牙組織腕灰ノ速度拉二感染ノ程度ハ，必シ障一. 定セザルモ・ナリ。其理由ハ管内・状況二・ルヌアルベキモ、組織・酸拉二細菌二封スル抵抗力二依一プモ左右芒フ. ル、コト言フマデモナカ業シ．唯今日迄・實瞼二於テハ未ダ数字的芝テ立謹シ得ルニ至・フザルナリq. 第三章，唾液ヲ接種セル加糖肉汁培養基中二於ケル實験的蠕蝕畿生・二關スμ研究. 第幽一％葡萄糖加肉汁中二口腔ヨリ唾液テ接種シ．之テ三十尤度二保ツトキハニ十四時間ニシテ既二著シキ酸性. ラ呈シ、全液漏濁シ來ルヲ認ムベシ。此中二歯牙又ハ象牙質テ投入スルトキハ恰モ第一章二’述ベタルガ如キ攣化ラ來. 時間. 直後. 24. 48. 72. 96. ｱ至獅一坐翻坐粥. 120. 例二於テ示スガ如キ凶製化ヲ來ス。、. 第二健全歯、牙ヲ前記肉汁中投入シ四五日毎二交換スルトキハ顔ノ﹁. 二於ケル酸産生度テ示セバヒノ如シ。爾第六章ラ参照スベシ。. 亀今一％葡萄糖加肉汁ラ用ヒ其七五琵二封シ唾液二白金耳ヲ加ヘタル場合. 瞼成績二及ボスコトナキモノニシテ。管内酸産生量問題ト共二之ヲ第六章三舩テ説明スルコト・ナスペ、ン。. シ・シカモ一層特異ナル歌態ラ認ムルコトテ得。此場合二於テ唾液ノ量叉ハ肉汁ト唾液トノ割合ハ大ナル差異ヲ其實. ●. .

(13) 12. 888. D九號上顎側切歯テ慮婁ル・吉八＋百ニシテ蘇質参面二亙リテ腕灰白讐ルモ、其色調ハ篁章二於. ケル如ク鮮明ナラズ。歯頸二於ケル舷螂質ハ滑失シテ鋏損テ呈スルニ至レリ。最モ著シキ憂化ハ歯根ノ著色ニシテ一様二褐色ラ呈ス。大膣二於テ組織的憂化ハ第一章二於ケルヨリモ輕微ナルノ観アリ。. 第三健全象牙質片二封シテハ第一章二於ケル實験二比シ攣化著シキテ認ム。次二一例ヲ示ス。. E十號厚径約二粍ラ有シ之二約一粍ノ厚サアル舷螂質ヲ附著セルモノヲ用ヒテ實瞼シタルニ、一箇月ニシテ著色. 可成二進ミ．三箇月ニシケ磁螂質清失シ全片濃褐色二染ム。百二十六日ラ経テ腕灰法ラ施スコトナク菰結切片トナシ. テ検査スルニ全面一様二細菌侵入ラ見．殊二最初ヨリ露出シタル表面二近キ部分二於テハ組織攣化著シキテ見ル。歯. 細管ノ濃張及融合ハ李行二行ハル・モノ多キテ占ムレドモ其融合高度二・ンテ幅廣キモノニ於テハ其中二裂溝様室洞. ヲ現ハシ・又少撒ナレド干念珠駄ノ櫨暖融合→之二件フ大ナル室洞形成テ認ム。二種ノ桿菌ハ明瞭二匠別シテ観察ス. ルコトテ得。常二雨菌相混合シテ同一箇所二在存シ．頚菌氏法二陽性ナル球菌ノ進入存在テ見ルコト能ハザルハ最モ興味アルラ畳ヘシム。︵八、九及四十三圖参照︶. 前記ノ組織憂化ハ第一章二記述セル標本ノ場合ヨリモ甚ダ強ク起リ．叉象牙質ノ著色ハ顯著ニシテ。麺魏ト唾液ト. ノミノ混合物中二於テハ到底見出シ得ザルトコロノモノナリ。但シ著色ノ程度ハ腕灰ノ進行卜軍行スルモノニシテ脱灰セザル間ハ肉汁中二在リテモ容易二染色セザルモノトス。. 第四次ノ一例ハ前者ト少シク趣キテ異ニシタル方法二依リタルモノナルガ大艦同一ノ攣化ラ見ルテ得タリ。. C四號麺魏唾液ノ混合物中二殆ンド等量ノ肉汁テ加へ健全象牙質片テ投入シ置クコト百三十四日二至レルニ．其. 著色ハ前號ノモ．ノヨリモ僅微ナレドモ．腕灰ハ著シク進行シ軟化ラ來ゼリ．之テ鏡検スルニ細菌侵入ハ高度ニシテ歯. ﹂一. 細管ノ枝列ニモ進入セルモノ甚ダ多キテ認メ．細管ハ不行ナル融合テ來セルモみ、外．前號二於ケルヨ’リモ遙二多ク・.

(14) 889 璽3. 9. 球駄塞洞形成ラ見タリ、二種桿菌ハ本號二於テモ甚グヨク睡別シ得ラル・状態ニァリ。此際二於テモ球菌ハ之ラ襲見. スル能ハザリキ。省實験ノ終期二於テ雑菌ノ混入シタル徴アリ。鏡検上標本中二少撒ノ大桿菌テ認メタレドモ．歯細管. レタリト考フル能ハズ。︵七圖参照︶. ノ攣化アル部分ヨリハ基礎質中二附著セルモノ多キガ故二，是等ノ病攣ガ是等混入セル雑菌ノ侵入ニヨリテ影響セラ. 第五之テ要スルニ加糖肉汁中二於タル實験二於テハ第一章二於ケル實瞼二比シテ細菌ノ感染及組織憂化共二著. シク．殊二室洞形成ノ顯著ナルテ認ム。是レ本章二於ケル實瞼ニアリテハ前章二於ケル場合ヨ。リモ細菌ノ畿育二好適. ナル榮養素多量テ含有セラレ、爲メニ細菌ノ組織内侵入嚢育ラ助長シタルニ起因スルモノナリト考ヘヲル。如何トナ. レバ雨章ノ實瞼二於テ酸産生度ハ大差ナキノ・、ナラズ．麺麹唾液混合物ハ肉汁二‘唾液ヲ添加接種シタルモノヨリモ却. テ多量ノ酸産生ヲ見ルテ常トスレバナリ︵第八草蓼照︶。故二腕灰ト感染ノ程度トハ常二必シ毛凶致スルモノニアラズト認メラル。. 第四章編蝕象牙質ヲ接種セル加糖肉汁培養基中二於ケ川實験的隔蝕登生二關スル研究. 噌第嗣蠕蝕歯テ探リ其周園蛇二蠕窩ラ清掃シ且ツ其象牙質表層ノ軟化部ラ除去シタル後．滅菌﹁エキスカベーター﹂ニテ深層テ剥離シ又ハ別削シ，之テ寒天李板培養基︵℃寓七・○乃至七・六︶二塗布培養スルトキハ，連鎖歌球菌葡萄状球. 菌︵白色最モ多ク、榿黄色之二次ギ、黄金色最モ少シ︶馬鈴薯菌蚊二枯草菌等多種類ノ菌ノ叢生ヲ見レドモ、前章二述ベ. タル如キニ種ノ桿菌ハ叢育良好ナラズ、殊⋮二N桿菌ノ如キハ之ラ見出スコト甚ダ困難ナリ。. 第＝前記ト同様ナル深層鯖蝕象牙質ヲ探リ之ラ滅菌乳鉢中二於テヨク鳩碑シテ粉歌トナシ、之二滅菌肉汁テ加ヘ. テ泥猷トナシタルヲ一％葡萄糖加肉汁︵℃鵠七・○乃至七・六︸ヰニ混和シ，三十七度二於テニ十四時間ラ経過スルトキ.

(15) 14 89⑫. ハ管内容ハ張キ酸性テ呈シ．且ッ全膿二溜濁シレ表面二蔚膜テ浮べ．振溢スルトキハ氣泄ノ登生テ見ル。術其儘二培養. 直後. 7．6. 24. 4．8. 48. 4．6. 72. 4．4. 96. 4．2 ユ20. 4．2. リ。郎チ他種オ菌ハ斯ノ如キ酸度高キ培養基中二於テハ繁殖スルコト能ハ. 検スルニ．p埠菌蚊二N桿菌ラ多撒二嚢見シ禦ク．屡ヒ純梓培養ソ観ア. 第三前記管内容ノニ十四時乃至四十八時間ラ経タルモノデ探リ之テ鏡. 就キ各時間二於ケル酸産生量ヲ示セバ上表ノ加シ。術第六章テ蓼照スベシ。. ヲ縫綾λルトキハ一定時日迄酸量ノ檜加シ來ルヲ認ム可シ。今原培養基ノ試験管内二於ケル性℃ぼ七・六ナルモノニ. P．H．. 第五鶴蝕象牙質テ滅菌乳鉢中二細挫シ滅菌水ごテ稀繹シ、之テ﹁デッキグラス﹂二塗抹シ三十七度二於テニ十四時. 一本毎二其性テ確ムルコトトシ、且ツ最初ヨリ酸性ノ培養基ラ使用スベキ必要テ認メ得ザルニ至レリ。. モノモ其使用上二於テ調製者ノ期待シタルガ如キモノニアラザリシコトテ知リ得タリ，故二現在二於テハ必ズ試験管. 管ノ新蕉＝ヨリ薯一シク管内容ノ国出慣ラ左右スルモノナルヲ登見セリ。從テ帯田時申性ト云ヒ﹁アルヵリ﹂性卜総⋮ヘタル. 實際二於テハ試瞼管内二於ケル肉汁ハ蒸氣清毒ヲ加フル際硝子二含マル・遊離﹁アルかリ﹂ノ爲メ申和テ蒙ムリ試瞼・. 二分配スル以前二於テ﹁ラクムス﹂紙ラ以テ其性テ試験シ．之ラ試瞼管二移セル後二於テハ検査スルコー、ナカリシガ．. テハ當時酸性ナリト認メタル培養基ハ事實二於テ然ラザルコトテ認メタリ。邸チ以前培養基ヲ調製スルニ啓田リ試験管. ヲ主張シ、乳酸テ用ヒテ賜酸性トナセル葡萄糖加肉汁︵馬肉︶培養基テ用ヒニ種ノ桿菌ラ分離シタリ。然ルニ今日二於. 第四余等ハ千九百二十年鯖蝕細菌テ分離培養スル目的二向テハ含水炭゜素テ含メル酸性培養基ラ使用スベキゴト. ウトテ得ルモノナリ。 °. 現出ス。N桿菌ノ如キハカクシデ後初メテ・ク寒天李板培養基二移シテ分離セラレ、綾テ他ノ培養基二純梓培養スル. ザルカ又ハ甚ダ困難ナル出至ルモノナサ。唯連鎖欺球菌拉二葡萄状球菌ハ少撒ナレドモ常⋮二之ラ馨兄シ、醸母ハ屡︷. 時間.

(16) 891 ！. 15. 間艀卵器中二保ツトキハ乾燥固定スルヲ以テ之ラ鏡槍スルニ．グ一スム氏染色法ニヨリテ常二四種類ノ細菌テ検出ス。帥チグラ仏陽蝉ナル桿菌．連鎖歌球菌．葡萄歌球菌拉ニグラム陰性ナル小桿菌之レナリ。. 第穴鯖蝕象牙質片ラ探リ之テ﹁ゲラチン﹂培養基上二載セタルマ・大約二十二度二保チ置クトキハ、漸次表面ヨリ. 液化テ起シ歎日ニシテ可成二深キ凹陪トナリ、其溶液テ験スルニ騒シキ葡萄状球菌P桿菌拉二N桿菌テ嚢見ス。. 此溶解液申㌔一豫メ十％乳酸ニテ五日間腕灰ツタル歯冠テ播入シ置クトキハ容易二全部ノ溶解ラ來スモノニシテ、小臼歯歯冠ハ約二週日二’シテ溝失スルニ至ル。. 第七加糖肉汁中三鵬蝕象牙質テ接種シタルモノ・申二健全歯牙テ投入シ置クトキハ如何ナル結果ラ來スヤト云. フニ、次ノ一例二述ブルガ如ク第二章二於ケル實瞼ヨリモ比較的迅遽二高度ナル憂化テ現ハスニ至レリ。. C二號上顎犬歯ヲ塵置シ一週一同培養基テ交換シテ百六十日間ラ経過シタルモノニ於テハ歯頸礁郵質ハ腕灰剥. 離シ、舌面歯頸隆線モ亦之ラ見ル能ハズ、其他全面二脱灰ラ來シ殊二慶耗シタル面二於テ著シキ破壌アリ。且ツ表面一. 様二褐色テ呈セルモ、之ラ水洗スレバ著シク滑腿ス。然ルニ象牙質露出面拉二歯根ハ著明ナル褐色テ呈シ、食盤水中二保存スルモ其色攣化スルコトサシ。︵十圖参照︶. 第八第一章ノ七二記載セル如キ方法ニヨリ鶴蝕象牙質接種ニヨル實瞼二於テハ大艦同様ノ結果テ得ルモ、脱灰作. 用強盛ナルコト’拉二象牙質ノ憂色ラ來ス爲メ一層天然鶴［蝕二近似スルモノナリ。左二一例ヲ塞・グ。. C三號大臼歯咬合面ラ少シク穿孔シ、其他ノ表面ハ総テ﹁コロヂウム﹂蛇二﹁パラフヰン﹂ヲ以テ被包シ．之テニ號. 二於ケル如ク塵置シテ百六十日ラ経過シタルニ、穿孔周國ソ舷郵質ハ登艦二著シク崩壌セラレ、舌面部ラ除ク外ハ縫. 嚢鯖蝕拉二﹁コロヂュウム﹂ノ剥離ニヨル表面的脱灰ノ爲メ舷螂質ノ剥離又ハ破折テ來シタルガ如キ歌態トナリ、露出. 象牙質ハ褐色二染走稽気軟賜トナレリ。頗面近心面等ハ歯頸二沿ヒテ脱灰アリ、一部分ハ象牙質露出シテ著色テ呈セ.

(17) 恐. リ。歯根ハ屈僥セズ、著色モ輕微，ナリ。︵十一圖参照︶. 行二融合セラレ．其中心二於テ塵々二小ナル塞洞形成テ児ル。. 破壌シ易キ歌態トナレルガ、著色ハァマリ顯著ナラズ．鏡検スルニ細菌ノ進入ハ全禮二亙リテ甚シク．歯細管の大概李. B二十一．一號五％乳酸ニテ五日間健全象牙質片テ脱灰シタルモノ。百四十五日ラ経過シタルニ著シク屈僥セラレ、．. 化ラ現出セリ。 ’. 第＋豫メ人工的二腕灰シタル健康象牙質片二封シ前記ノ如キ方法テ以テ庭置スルトキハ姐何ナル結果ラ來スベヘキカ、左二二三ノ例ヲ以テ示スガ如ク其細菌進入ハ常二著シク．時トシテ他ノ實験二於テハ見ルコトテ得ザル病的憂. ハ一部バグラム氏法屯染色スルモ。他ノ多クハ然ラズ。’シカモ形態甚ダ明瞭ニシテニ種ヲ旺別シ得ベシ。︵十二圖参照︶. ハ総テ髄腔壁面ヨリ進入スルモ攣化ハ比較的少ク．唯数箇所二於テ美麗ナル球歌室洞形成アリ。其周園二嚢育セル細菌. D十號歯根ノ横断片ラ塵置スルコト百八＋一日二及ビタルモノニ於テ軟化．著色共二著シク之ラ鏡検スルご細菌. 面二’近ク多数ナレドモ可成深部ニモ及ビ、其壁ニハ細菌ノ影シキ磯育ヲ示シ。申心部二於テ室隙ヲ見ル。︵十三圖参照︶. 行二融合スルモノ・外倫球欺塞洞形成テ．認メ、且ツ細管ノ長径二沿フテ延長セル塞洞ノ多キテ嚢見ス。夏二室洞ハ表. B三十一號百九十一日テ経過シタルモノニシテ粂面褐色テ呈シ著シク軟弱トナレリ。之ラ鏡検スルニ歯細管ハ李. ニハ暗褐色乃至黒色二至ルコトアリ。左二二例ラ暴“ク。. 察スルニ、通常高度ニシテ著シキ破壌ノ起レルラ認ム。著色ハニ週日後ニハ少シノ叢生シ一ケ月ニシテ既二著シク後. 第九健全象牙質片テ一％加糖肉汁中二投入シテ之二爾蝕象牙質テ接種シ、一週間以内二交換シテ其組織憂化テ観. 二侵入シタル菌ハ主トシテグラム氏法二陰性ニシテ﹁コウーゲン﹂層二沿フテ嚢育シ且ツ表層ノ・て二進入セリ。. 切片標本トナシテ検スルニ細菌進入輕度ニシテ多少ノ融合アルモ愛化アマリ高度ナラザルテ認ム。然ルニ髄腔内面. 16 89ゴ.

(18) ∼. 8十三號五％乳酸ニテ五日間健全象牙質片ヲ腕灰シ、之ラ一百B間虚置シタルニ高度ノ著色牙來シ．鏡検上全面二. 第五章前章ノ實験轟於テ登見セラレタル鶴蝕桿菌藁關スル研究. 球菌ト實験的鯖蝕叢生トノ關係二就テハ爾後章テ参照スベシつ. 二何等ノ關係ヲモ推定スルコトテ得ズ。︵十八囲及＋九圖参照︶、、. 別シテ観察シ得ベシ．然ルニ斯ノ如キ病的攣化大ナルニぞ拘ラズ、表層二於テスラ球菌ノ侵入ラ認メ難ク、從ツテ相互. 二病竈テ作レリ。又表層二近キトコロニ於テハ多数二球歌室洞形成アリ、同時二﹁グラム﹂陰性ナル小桿菌ノ進入ラ旺. 直二之ヲ氷結切片トナシ鏡検スルニ細菌感染高度ニシテグラム氏法二陽性ナル桿菌ハ魑シク進入シ到ル塵二集團的. テ三十五日間虚置シ、繭後通計百二十日ラ経テ検査シタルニ脱灰著色甚ダ顯著ナルコトラ認メ得タジ。ヨリテ固定後. タル後之テ清毒スルコトナク其儘新ナル加糖肉汁中二移シ、鯖蝕象牙質ヨリ得タル葡萄歌球菌テ接種シ．屡支交換シ. F五號健全象牙質テ一％加糖肉汁申二投入シ、鯖蝕象牙質テ接種シ、既記ノ如ク屡ミ交換シテ八十五日テ経過シ. ・ガ如シ。依テ爾之μ確メン爲メ次ノ實験ヲ行ヘリ。. 細管蛇二其枝別ノ細菌感染、形状ラ異ユスルニ様ノ塞洞形成．蛇高裂隙等ハ球菌ノ協力ナクシテ之ラ登生セシメ得ル. トキハP及ビN桿菌ト認ムベキニ種ヲ薩別シ得ペシ。然ラバ鵬蝕象牙質ユ於ケル病的攣化殊轟爾細管ノ籏張、融合．歯. 第十鞘本章二於クル實験二依テ得タル標本二於テモ象牙質申二遙入スル細菌ハ常二桿菌シテ．注意シテ検査ズル. 隙テ作リ細菌ハ彩シク其腔壁ノ象牙⋮質二進入シ且ツ壁面ニモ登云目シ一裂端二至ルマデモ寄生セリ。︵十五、六．七圖参照︶. 盟二亙リテノ細菌蓮入ハ前者ヨリ少ク．唯三箇所二於テ李行シタル裂隙ノ形成アリ．邸チ歯細管ラ横ギリテ破裂然ノ腔. B十四號前號ト同方法ニテ腕灰シタル象牙暫ハ片ラ百四十五日間塵置シタルニ、外観前者ト同様ナレー3モ鏡検上全. 甚シキ細菌ノ進入ラ認メ、著シキ塞洞形成ナキモ歯細管ハ到ル所二於テ軍行ナル鑛張拉二融合ヲ來セリ。︵十四圖参照︶. 893 17.

(19) 19 894. 實瞼︸的二騙蝕テ諦鍍生セシムル⋮場⋮合嘉於テハニ種ノ桿朝困出冨⋮二う穐二闘脚與スル季ト既述ノ審畳駿工於テ極メテ聞刀ナルト3. ロナルラ以テ之テ鯖蝕桿菌ト名クルラ得ベシ。今是等ノ桿菌二就テ其形態的及生物學的性質ヲ検査スルトキハ左ノ如シ。. 第願節 P桿菌二關スル研究，，本曲圃ハ醸⋮液中赫丁一櫛闘鋤聡象牙併貝中ヨリ既一記ノ加川キ方法 ⋮蕩リ一分離培蕊食セラル。. 一形態長サ丁五75至四・二粋福○・八乃至剛、○μ二至ル桿菌ニシテ爾端梢㌃鈍圓ナルモ方形ナルコトァリ屡ミ連. 鎖ス。殊二液騰培養基二於テ然リトス。長ク懸状二連リ叉ハ拉列スルコト少ナカラズ。然レドモ本菌ハ分離培巷ア當時. 二於テ其形態必シモ一定セズ．讐球菌ノ如キ形テトリ叉ハ連鎖駄球蔚二似、或ハ多少﹁コンマ﹂状二轡曲スルコトアリ。. 培養基ノ性叉ハ培養ノ時間ニヨジテモ攣化ラ見ルコトアルベシ。一般二酸性培養基二於テハ其大サラ減ズ。斯ノ如キ. モ其﹁コ．ルニー﹂ノ護生款態ハ常二同一ナルモノナリ。︵二十圖参照︶. 形態的差異ハ實験的二登生セシメタル鯖蝕組織申二於テモ登見セラル・モノナジ。シカモ是等ノ異レル菌テ培養スルノ・本菌ハ﹁アニリン﹂色素二好染シ、グラム氏法二著色ス。芽胞ナク﹃カプセル﹂ヲ見ズ。. 生物學的性質本菌ハ蓮動性無ク喝ゲラチン﹂液化性ナシ。色素テ産生セズ、通性好氣性ナリ。. 寒天︸牛板泣畑養一一十四時⋮闇凹後詩震生セル表面ノ﹁コロニー﹂ハ榊微小、圓形塾灰白色葛咄避碗豚ハ鮮明ニシテ周固閏ハ灰ぬ色中央ハ. 淡褐色テ呈シ、細織維駄構造テ見ル。四十八時間二於テ最モ明瞭トナルベシ。︵二十一圖参照︶. 深在﹁コロニー﹂ハ不正圓形大小不同ニシテ大ナルハ褐色．小ナルハ淡褐色テ呈ス。其周園ノ全部叉ハ一部ヨサ織毛歌突起ノ登生スルヲ見ルコ拳アジ。︵二十二圖及二十三圖参照﹀・ −. 寒天藤面培養劃線工沿フテ灰白色帯歌τ圃嚢育ス。一様流微穎粒撚ヲ呈シ厨縁ハ濃厚ナンド蔓他部ノ濃度ハ不同ナ.

(20) 89護. 欝. リ。︵四干一圖参照︶. バこマリ. ロこコもトくナも. レフレル氏血清斜面培養四十八時問ニシテ僅二嚢育シ微二灰白色テ呈刃。. 血液寒天斜面培養四十八時間ニシテ微細ナル﹁”ロニー﹂ヲ叢生シ灰白色ヲ呈ス。. 高層寒天培養穿刺線ユ滑ヒテヨク登育シ穎粒歌ヲ呈ス。瓦斯ヲ襲生セズ。. ﹁ゲラチン﹂穿刺培養穿刺線二漕ヒテヨク登育シ穎粒歌ヲ呈スルモ表面ノ嚢育ハ不良ニシテ液化セズ。. ﹁グラチン﹂寒天高層培養﹁ゲラチン﹂輩純ノモノ・り登育良好ニシテ﹁二・T﹂ハ穎粒歌二孤立シ、其周園二織毛. 款突起ラ登生スルコトアリ。 ’ 、．普通肉汁培養僅二浬濁シ少シク沈澱ヲ生ズ。. 一％葡萄糖加肉汁著シク溺濁シ酸性ヲ呈シ最初℃鉱七・○乃至七・六二調製セル培養基二於テ七十二時間後二於テハ娼寓四・○乃至四・ニトナル。菌膵⋮テ浮ベズ。. ﹁ペプトン﹂水僅二管底二沈澱テ生ズ﹁インドール﹂ヲ産⋮生セズ。. ﹁・. 牛乳四＋八時間後二凝固シ、観メ七＋二時闘ノ後二於テ完了スルヲ普通トスルモ菌株一；リテ逞速アリ。﹁ラクムスし乳誰摘紅滞愛ス。. 含水炭素ノ分解二就テハ筒ホ研究中ナルヲ以テ他臼戸報告二譲ル。但シ﹁グルコーぜ﹂、≒サッヵローゼ隔、﹁ガラク. 馬鈴薯培養基灰白色ノ微細ナル﹁コロニー﹂ラ形成シ少シク漁潤ス。 φ. トーセ﹂、hマ〃トーぜレ、﹁ラクトーぜし及ビ⋮澱粉ラ分解肝スル3トハ齢弟エハ轟早エ、於テ説述スルガ如シ。. 毒カラ認メズ。. 免疫反慮・家兎テ用ヰテ凝集償二〇〇〇倍ノ免疫血清ラ作リ。試験シタルニ本血構中二、凝集素以外ノ菟疫物質ラ.

(21) 2σ. 896. 含・マザルコトラ認メタリ。. 鯖二飾 N桿菌篇關ス〃研究 “ 本菌ハ唾液叉︽蠕蝕象牙質申諭リ既記ノ如クランテ分離培養ろルテ得ベシ。. 形態長サ一・○乃至二。五終幅通常○・五粋テヒ下ス。時トシテ球菌歌ラ呈スルコトアリ。加糖肉汁二蠕蝕象牙質ヲ. 接種ノ酸牲テ呈スルニ至リタル如キ場合ニハ一般二小ナル形テ以テ現ハル。爾端ハ常二稽≧尖リ屡㌃蓮鎖スルコトア. リ。殊二液燈培養基二於テ然ジ。本菌ハP桿菌ノ如ク形態的ノ攣異テ現ハサ．・ルモノナリ。﹁ア三リン﹂色素二好染スルモグラム氏法ニハ腕⋮色ス。芽胞ナク﹁カプセル﹂テ見ズ。︵二十掃四回矧参昭恥︶. 生物學的性質本菌ハ運動姓ヲ有シ﹁ゲラチン﹂ヲ液化ス。色素ヲ産出セズ。通性嫌氣性ナリ、之テ純梓二分離培養セ. ントスルニハ先ヅ加糖肉汁培養基ヲ要スルハ既記ノ如クナリ。. 寒天李板培養二十四時間ニシテ表面ノ﹁コ官二礎﹂ハ灰白色小滴黙二登育シ．P桿菌二比スシバ大ナリ。邊縁ハ稽. 光輝アリ．圓形ニシ云孤立スルモノアルモ融ムロシ易キ傾向アリ。櫨偶大スレバ邊皿縁ハ明瞭ニシテ灰色ナレドモ．中央部ハ淡褐色テ呈ス。構⋮造ハ⋮微細穎粒駄ナリ。︵二十五圖及二・†六圖参照V. 深在ノ﹁コロニー﹂ハ圓板黙ニシケ表面ヨリ見レバ圓形淡褐色ラ呈シ．核様中心ヲ有スルテノァリ。側面ハ爾凸﹁レンズ﹂撒ニシテ濃褐色ナジ。其一面二突起犠ノ附屡物テ見ルコトァリ。︵二十七圖参照︶. 寒天斜面培養全艦二其表面滑澤ニシテ漁潤シ帯黄白色ナレドモ周縁ハ潭ク且ツ小葉状テ呈ス。申央部ハ褐色ニシテ一種ノ紋理テ現ハスモ憶其申心二沿フテハ色彩薄ク李透明二見ユ。︵四十一圖B参照︶．. レフレル氏血清斜面培養四十八時間二於テ検スルニ﹁コ瑠二ー﹂ノ形歌、購造、寒天斜面二於クルト同様ニシテ黄褐色ラ翌ス。り.

(22) ’21. 897’. 血液寒天斜面培養四十八時冊二於テ検スルニ其講造寒天斜面二於クルガ如ク噌緑紅色テ呈スゆ. 高層寒天培養穿刺線二沿フテヨク登育シニ十四時間後二於テ著シク瓦斯テ登生シ、四十八時間後二於テハ表面二登育ス。. 、ゲラチン﹂穿刺培養初メハ皿歌二液化シ．後申央部二速二進行シテ念珠駄テ爲勾二至ル。但シ液化ノ速度ハ不同. ニシテ約四日ニシテ起始スルモ時トシテ甚ダ逞ルヤコトアリ。︸ ’ 、普通肉汁培養全液漏濁ジ菌膜ラ浮ブ。. 一％葡萄糖加肉汁培養﹁著シク湖濁シテ酸性反鷹テ呈シ振盈スルトキハ氣抱テ嚢生ス。最初℃寓七・○乃至七・六二. ﹁ペプトン﹂水微二澗濁シ﹁インドール﹂反慮ヲ見ズ。. 調製シタルモノニ於テ七＋二時間後ニハ蜀缶五4二乃至五・四二憂ズ。︹牛乳普通七十二時間ニテ凝固スルモ逞遽必シモ一定セズ。. ﹁ラクムス﹂乳清惹攣為馬鈴薯培養基 ⋮徴褐色ノ﹁コロニー﹂テ生ズ．其邊縁明瞭ナリ。. 含水炭素ノ分解二就テハ爾研究中ナルヲ以テ他日ノ報告二譲ルモ．﹁グルコーぜ﹂﹁サッカローぜ﹂﹁ガラトーゼ﹂﹁マルトーゼ﹂﹁ラクトーゼ﹂及澱粉テ・．分解⋮スルコトハ第六章二説述スルガ如シ。. 毒力認メズ。. 免疫反慮家兎テ用ヰテ凝集償二〇〇〇倍ノ免疫血清テ作リテ試験シタルニ本血清中二沈降素︵僅こ補艦結合反慮︵○・八︶ラ認メタリ。. 類似菌鑑別本菌免疫血清ト普通大腸菌トハ一〇〇倍迄類属反慮テ現ハシ切゜8嵩§ヨ薮。・﹁チフス﹂菌、﹁パラチ.

(23) 22 ・β98. フス﹂A及8仲国トハ反・鷹セズ。・．・r感・. 第三飾蠕蝕組織中二於ケルニ種桿菌ノ匠別㌧. 實験的養生セシメタル鯖蝕組織中二於テp桿菌ト経菌トラ旺別センよをス一ハ其形態二・リ一ハ其染色. 性ニゴラザル可カラズ。P桿菌ハ組織中二於テ形態的攣異テ現ハセドモ．尚ヨクN桿菌ト涯別シ得プル・テ常トス。. 一定ノ庭置テ終レル象牙質片ハ試験管内二於テ既二．腕灰作用テ蒙ムレル揚合多キガ故二直二薄切スルテ得ベシ。若. シ脱灰不十分ナリシ際ニハ之テ腕灰液︵硝酸一〇・○無水酒精二〇・○水七〇・○︶申二四、五日間投入シ置キ毎日之ラ. 交換シ且ツ振盤ス。脱灰了ラバ一、一十四時間水洗シ五％﹁フォルマリン﹂溶液申二保存スベシ。薄切スルニハ﹁ツェロイ. ヂン﹂二埋包スルモ可ナレドモ．一層菲薄ナル切片テ作リ組織的攣化拉二細菌ノ形態テ観察セントスルニハ氷結法ニヨルテ便トス。、. 染色ハ次ノ如キ順序ニヨリ列引勾氏復染法ラ行フ。二種桿菌共二存在スル揚合ニハN桿菌ハチール氏液ニヨザ赤染. シ、該菌ナキ揚合例之B十一號及ビD二號︵第八．ギ第一節﹀ノ如クP桿菌ノミテ以テ蠕蝕病憂ラ嚢生セシメタル標本二於テハチール氏液二染色スルモノテ螢見セザルナリ。ト一、切片水洗η ・、. 二、小﹁・ζーレ﹂申ニデニリン﹂永﹁ゲンラァナ﹂紫ラ注ギ、其中二切片ラ投入シ、重湯煎上二於テ約五＋度ニテ三十分加温ス。㌔． ’. 三。僅二水洗ス。四．グラム氏液中、一ニニ乃至五分閥。 −. 五、無水﹁アルコ鄭ル漏ニテ脱色ス。﹁﹁ ‘.

(24) 、23. 899. 再三水洗ス。. 9 一. 蒸鯉水五〇蝿ニチール氏液五滴テ加ヘタルモノ・中二. 固定。. 水洗、. ・亀 1. 一分間瀞. 宴Y。且ハ最初ノ具燈的ナル説明アルハΩ§ασ団氏ノ議見蛇二命名二係ル. 鯖蝕象牙質ヨリ分離セラレタル桿菌ニシテ鯖蝕ノ嚢生二重大ナル關係テ有スト報告セラレタルモノハ決シテ少ナ. 第四節驕蝕桿菌二關スル考察. 九八七六. 生物學的性質。，嫌氣性適通性好氣性ニシテ液化性ナク蓮動テ有スル゜桿菌ナリゆ芽胞ラ認メズ。色素‘9産生セズ。、’．︸. ム氏染色二於テハ陽性ナリ。攣形態ハ染色シ難ク、且ツ穎粒駄テ呈ス。但シ未ダ極小禮ノ染色ラ見ズ。. 染色．普通﹁アニザン﹂色素二染色スルモ少シク時間ナ要ス。殊二﹁メチーレン﹂青ラ以テスル場合ご然リトス。剖列. ダ鞭毛テ染ムルニ・成功セズ。︵本菌・二蓮動性アリト云フハ観察ノ誤ナリシコト後二至リテ磯見セラレタリ︶。. 墨アリ。肉汁培養二於テハ極メテ短クナリ球菌二類似スルニ至ル。少シク蓮動性アリ。最モ嫌氣性培養二於テ著シ。未. 二於テハ延ヒテ長綜状トナル傾向アリ。好氣性培養二於テハ遙二短シ。遽二攣形態テ現シ易ク連鎖歌球菌二類スルコ. 形態幅○．七五娩・長サ一乃至五臨・ニシテ屡支併列シ、時トシテ蓮鎖ヲ爲ス。末端ハ方形或ハ鈍圓ナリ．嫌氣性培養. 褒育スベシ。. タル時ハ酸素ナキトコηニョク養育スレドモ通性好氣性ニシテ普通ノ状態二於テヨク嚢育シ叉普通ノ培養基ニョク. 太・菌ハ鯖蝕殊二蠕蝕象牙質ノ深層二於テ登見セラル。該部二於テハ歯細管ラ充塞スルコトァリ、初メテ分離セラレ. ﹃翻9。篶二ω眉8ぢ号罧巴一。。之ナリコ今同氏ノ記載ラ摘記スレバ左ノ如シ。・. ．カ.

(25) 2生 900・. ﹁ゲラチン﹂李板培養︵二十三度︶三日ニシテ少ナル﹁コロニー﹂ヲ登生ス、﹁ピン﹂頭大テ超ヘズ。漸次櫨大シ其朋毛. 状突起、培養基中騨瞬延長ス噂深在ノ﹁コロ卿圃ー﹂ハ屡気繊細ノ放線列ヲ以デ園続セラル．液化ヲ來サズ。. ﹁グラチど斜面培養︵二＋二壌三日テンテ微二念珠欺叢育ラ生ジ、後培養基申二突起テ逡ル。液化セザレドモ﹁コ. ロ仰二ー﹂周園二僅二軟化スルコトアジ。・・. ﹁ゲラチン﹄穿刺培養︵二十二度︾兜牙刺線二没た⋮微二穎⋮粒状ノ面簑育テ”ρ爲、ン放綿伸獣突起テ形成ス。液化テ來サズ。. ﹁ヂラチン﹂振湯皿培養︵二十二山岐︶氣泡テ形成セズ。. 馬鈴薯培養︵三十七度︶四十八時間ユシテ接種面轟少シク光輝アル観ヲ呈シ菌ハ著シキ憂形態ヲ爲ス。. 寒天軍板培養︵三十七，五度V 四十八時間一”シテ微小灰白ノ﹁コロ・一1しヲ生ズ、圓形ニシテ邊縁ハ正シク又ハ凹凸. ス。中央ノ核ハ褐色テ帯ピ且ツ隆起ス。顯微鏡的ニハ帯褐黄色ヲ呈シ中央ノ核ハ稽ヒ穎粒駄ニシテ正シキ周縁テ有ス．嫌氣的歌態二在リテハ﹁コロニー﹂大ナリ。. 肉汁︵三十七．五度︶二十四時間ニシニア一般二少シク漏濁ス、雲紫黙沈澱テ俘フ。沈澱ハソレヨリ漸次増加スレトモ澗濁ハ然ラズ。菌膜テ浮ベズ，﹁インドール﹂蚊二硫化水素テ形成セズ。. 獅瞬トマス﹂牛乳︵三十七．五度︶，二十四時間鴨蝋テハ何等ノ攣化ナキモ四十八時間ユシテ固キ凝固ヲ來セリ。下部ハ励製色シ上部λ著シキ酸性︺反慮テ呈ス、凝一塊㎝ハ後轟溶鯉⋮スル切トザシ。. 葡萄糖加肉汁乳糖加肉汁．澱粉加肉汁、凄芽糖加肉汁ハ四十八時間ニシテ張キ酸性反慮テ呈ス。. 嫌氣性嚢育ブフ子ル氏管申二於テ葡萄糖蟻酸監寒天二著シクヨク叢育ス。好氣性叢育ノ場合ヨリモ﹁コロニー﹂大ナリ。褐色デロ手著．中央二乳頭黙突記一テ見ル。瓦斯テ登生セザルモ．掴濁ハ著シキラ認ム。. 毒姓’決定セラレズ。.

(26) Fig’1. ．B’一∫. j標、本. Fig．牙に二章ノ：入参照）. うζ六號標本グラ帆氏法翠染. 奥村，中井論文附圖. （二章ノ三六参照）. （一. j. Fig．幽3. Fig．4. （二章2．九参照）. ．（二章ノ九参照）. 豆五號標本クラム氏法複染. 」3九號標本グラム氏キ去軍染.

(27) Fig．幅6. （二章ノ九参照）. （二章ノ十一・参照）. B二十五號標本グラム氏法軍染. B三十三號標本グラム氏洗輩染. 難酵. Fig．7. Fig・8. （三章ノ四参照）. （三章ノ三参照）. C四號標本グラム氏法複染. E十號標本グラム氏法複染. 奥村、中井論文附圖︵二. Fig．’5.

(28) Fig・10. （三章ノ三参照）. （四章ノ七参照）. E十號標本グラム，氏法複染．．. C二號標本. 奥村、中井論文附圖. Fi暮・9. ︵三︶. ・Fl9．11. ，Fig．12. （四章ノ入参照）. （四章ノ九参照l. C三號標本. D十號標本グラム氏法複染，. ’塗.

(29) Fig．14. （四章∼九参照）. （四章グ十参照）. 8三十一號標本グプム氏法軍染. B十三號標本iグラみ氏法軍二染. 奥村、中井論文附圖. Fig・13. ︵四︶. Fig．15. 、．， Fig．16 ＼ 1. （四章ノ十馨照）. （四章ノ十参照）. B＋四號漂本血氏法軍染. B十四號標本グラ込」瑠去輩染.

(30) 、筋. 961. 芽胞形成芽胞ラ染色シ得ズ。. 三週テ経タル培養ラ牟時間七＋度二加温シタルニ爾後登育テ途ゲズ。本菌ノ適温ハ三十七．五度ニシラ六十度辱二至. レバ死滅スルモノナリ一． ’ ♂ 二゜. ＝、Φ。巴ξ氏以後鶴蝕象牙質戸リ分離シタリト報告シ或ハ特二命名シタル桿菌バグラ‘ム氏法二陽性ナルコト、酸. 産生作用二富ムコト、液化性ナキコト等二於テ一致スレドモ、︵酒印σq輿ノ窟二崔。二、ヲ除ク︶形態的虹二生物學的性質. 二於テ異同少ナカラズ。各自家ノ登見ナルコトテ主張シ・アリ。シカモ日疋等諸家ノ注出日脚ハ自然二冒。．。及目、、一。咽氏ガ. 哺乳兜腸管内ヨリ登見シタル菌籏二及ビ．鯖蝕二於ケル桿菌モ之二屡スルモノニアプザ城ヤヲ疑ヒ、或ハ全然之ト同一ナリト認メタルモノアリ。. 、切ニヨ嶺り勺巴ヨ皆。雨氏︵おb。εハ編蝕二於ケル切只罠蕊霧莚。℃三ぎ。・﹂ノ純樺培養二就テ研究シ、其多形態ナルコトテ. 指摘シ鶴歯ヨリ轟券離ンタル常時・他・培養基霧シテ培養シタル場合虹二饗基・性蛇養讐量ノ異ル揚. 合等二於テ、其﹁コロニー﹂ハ同一︵深在﹁コロニー﹂ヲ竃∩H臥。筈氏等ト等シク小圓板駄一ニソテ織毛ナキ第一種不正形ニ. シテ織毛アル第二種トニ優別セリ︶ナレドモ形態上桿菌ニシテ長キ，モ・︵恐ラクヨ・ぎ号氏等蚊㌧；。α．碍＝α．氏. ノ各第一型ト名グタルモノ︶．短厚ナルモノ︵恐ラク竃9三8ゴ氏等ガ第二型ト名ケ，ヵ。佳σq鼠N氏ガ第三型ト名ケタル. モノ︶麺聖テ輪歌薦スモニ蚕・氏・記載セ窒・穿・氏・，M桿菌彗；・曇罠・第二型︶、s字形ラ成. スモ・︵￠°器氏等ノ記載セルモ・拉二竃§氏・﹁コルク﹂抜キ形ト名多ルモ・︶．連鎖状球菌形テ成スモノ︵Ω鱒．押. 氏ガし自器腎゜ヨ三9毒ω、ト名クタルモノし恐ラクハ同一ナラン︶等テ叢見シ、是等ハ蓋ク同一種ニシテ形態上ヨリ之テ題. 別シ叉ハ新二命名スルコトノ不當ナルヲ唱ヘタリ。乙ゴ・ −畠. −余等ノ實験二於テ得タル2桿菌テ観察スルニ大禮三於テβ氏ノ意見二一致入ルモ”ナルガ．其他襲球菌形争磯見シ.

(31) 26 1902. 連鎖状球菌形モ亦甚ダ多ク．輪駄下云フ可カラザルモ一種・轡曲形ラ認ム。然レドモ諸家・云・ト・ヲ枝別ノ形成. ハ之テ礎見シタルコトナシ。B氏ハ三箇月聞ラ経過セル葡萄糖加寒天穿刺培養二於テ枝別アルモノデ認メタツト述. ベタリ。 D. 留﹁鯖蝕桿菌ノ分離培養二關ウテハ近時酸性培養基テ用7ル研究者多キテ加ヘタレドモ余等ハ既述ノ如キ珊由ニョリ現在ハ之ラ探川セズコ. ︵イ︶・。9。巷・，罠喜冨。瓢8葺一霧テ登見シテ之テ記載セルヨ魯一。・長等ハ酸度甚ダ高キ培養基テ用フルコト. テ必要トシ．其記載ニヨレバ深層鰯蝕象牙質ノ一部ラ℃＝七・六二調製シタル肉汁中二乳剤牽ナシ、二十四時間培養シ. タル後之テ酸性肉汁二多量二接種ツニ十四乃至四十八時間後寒天李板培養二移セリ，肉汁中ノ酸度バ最初b鵠七ヨリ. 四・五テ用ヒタレドモ．多種類ノ瑞兄育ナ來シタルニヨリ逡二零︷一・○以上テ使用シ、其後アマリニ張キ酸性トナスノ. 必要テ認メザルニ至り、先ヅ鶴蝕象牙質テ一、￠六・○ノ肉汁中二乳剤トナシニ＋四時間後一、一一四・五ヨリ三・○二至ル. 乳一剤二移セリト。．、. ︵ロ︶余等ノ實瞼二於テハ前記ノ酸性培養基ハ不適當ナルモノニシテ、細菌ノ耐酸力ハ第七章二記述セル實験ノ示ス. ガ如ク．P桿菌蚊二睡液及ビ鯖蝕象牙質中ノ細菌ハ乳酸テ似テ℃類四・六以下二調製セル加糖肉汁培養基中ニハ．嚢育. セザルモ・ナ．リ。遷四．二乃至四．つ二於テハ醸母テ見ルコ︾ル茎グ他菌テ認メザルニ至ル￠。. ︵ハ︶ゆ・鼠凝氏等ノ方法ハ初期鯖蝕面ヨリ掻爬セル組織片ヲ一％葡萄糖加肉汁団鵠五・○蚊三二・八ナルモノニ接. 種シ振鍛シテ材料ラ細分シ一二十七度二培養ス。四十八時間内ニハ磯育スルナ以テ之ヲ葡萄糖血清寒天又ハ葡萄糖乳精. 寒天︵性ハ調節セズ℃＝六．二乃至六・六﹀李板培養トナシ，二三日ニシテ叢生スル種々ザル．﹁コロニー﹂テ検査シテ其定. 型酌ナル干ノヲ見出シ、之二就テ9。乙。讐臨、。・型ノ細菌ヲ礎見シタル場合ニハ之テ葡萄糖肉汁︵性ハ調節セズ︶中二培.

(32) 903．. 養シ，其反慮テ検査シテ、一週間以内．二℃寓復四・四以下二達シ菌ハ列幻氏法﹄陽性ナル場合ハ之ヲじd．96一．一。喜臨二脇. ナリト認ムベシト。. B氏等ノ如キ方怯ハ稽3繁雑ナルノ鱗アリ。通常斯ノ如キ順序テ経ズシテヨク分離シ得ルハ既二説述シタルガ如クナリゆ. 四、要スルニ余等ノp桿菌ハ其所在、形態．染色，培養等ノ諸錨ヨリ考フルニ3Ω。＆9氏ノ切ρ。一一一二。。9コ。。鴨。二。一日一ρ一一、二. 一致スルモノナリト認メラル︵心氏ノ菌ガ蓮動性アリト云フ記載λ囚磐ぶδ惹6N氏ニョリ其事實テ否定せラレタリ︶。﹁. ．余等ノN桿菌二就テハ記載ノ徴スベキモノナシ︵答笹9氏ノじ。’℃各，芽・。・ハ﹁グラム﹂陰性ナレドモ芽胞ラ有スルコ. 同氏以後諸家ノ資験シタルモノモ亦恐ラク同種ナランカ。. レ其他多ク左貼二於テ本菌トハ異レルモノナリ︶。從テ其歯牙硬組織二及ボス作用二關シテハ蠕蝕細菌學上全ク新ナ. ル方面二屡スル研究ナリト信ズ。，、．﹂ ‘︵以下次號︶. ○直接間接金脈鋳造法蛇二自家考案ノ厭嘩迫鋸造器二就テ. ○＝曽ロ睾黛慌。°二監剛門゜gヨ゜子象゜hσq。峯＄鑑骨℃一葺・麟巳”三ぎ噌。鋤管σq。三塗゜ξ象臥。三鼠。目凶・︼︶°u°Q。・. @．．し．，陳”﹄野騨警轡警盾堀江鈍ニゴ @、、. 法ヵ利鮎麦ル所ハ完成製作物ガ憂形セズノテ完全二顎二．適合スル三アヅサレド其鋏黙ト見ルベキーモンハ、模型翫. 筆ハ印像内二躊造用埋浸材テ注入シテ模型ラ作リ、之二依ツテ蜷原林ヲ調製シ模型ト共，エ埋浸躊造スルモ必ナリ。本. 從來行ハレタル躊造金林必調製法ハ之テ直接法ト間接法トノニ種二大別スル夢テ得。而シデ直接法筥門。．貯ヨ．9。餌. .

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