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IRUCAA@TDC : №28:臼歯部が咬合崩壊した開咬を伴う骨格性下顎前突症に対する外科的矯正治療例

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№28:臼歯部が咬合崩壊した開咬を伴う骨格性下顎前

突症に対する外科的矯正治療例

Author(s)

森川, 泰紀; 野嶋, 邦彦; 西井, 康; 渡邊, 章; 髙野,

伸夫; 末石, 研二

Journal

歯科学報, 114(3): 297-297

URL

http://hdl.handle.net/10130/3326

Right

(2)

目的:長期間の臼歯部の欠損や齲蝕の放置は,咬合 の崩壊を引き起こす。その再建のためには包括的な 歯科治療の介入の必要性がある。今回,臼歯部が咬 合崩壊をした開咬を伴う骨格性下顎前突症に対して 外科的矯正治療を含めた包括的な歯科治療を行い, 良好な治療結果を得たので報告する。 症例:初診時年齢24歳3か月の女性で,前歯部の叢 生と開咬を主訴に来院した。現病歴として,約10年 前に#6,1年前に$6を齲蝕のために抜歯,現在!6及 び#7を近医にて治療を行っており,!6及び"6は保存 不可であると診断された。顔貌所見として,正貌は ほぼ左右対称,側貌はストレートタイプを示し,下 顎面高の過大を認めた。口腔内所見として,大臼歯 関 係 はⅢ級,Overjet‐1mm,Overbite‐3mm で あり,上下顎前歯部の叢生及び開咬,多数歯にわた る齲蝕を認め,上下顎左側臼歯部の欠損歯及び歯冠 崩壊により咬合高径の喪失が認められた。エックス 線所見として,$1の埋伏,"6根分岐部の透過像を認 めた。セファロ分析の骨格的評価では,ANB 1.5° と標準値内だが,Facial angle 93°と大きく,また Mandibular plane 35°と大きいことから下顎骨の 前下方への突出を認めた。歯槽的評価では L1 to FH plane 68°と下顎前歯の舌側傾斜を認めた。以上よ り,臼歯部が咬合崩壊をした開咬を伴う骨格性下顎 前突と診断した。 治療計画は,41|6,"6抜歯を伴う上下顎同時 移動術による外科的矯正治療とした。治療は,矯正 治療に 先 行 し,齲 蝕 治 療 と41|6,"6の 抜 歯 を 行った。その後,臼歯咬合面にレジンを築盛して暫 間的な咬合挙上を行い,マルチブラケット装置を装 着した。術前矯正治療として,上下顎臼歯の近心移 動及び叢生の改善により空隙閉鎖を閉鎖し,上顎前 歯部において|12を1|1相当部に配列後,!2の 形態修正を行った。上下顎同時移動術を施行後,術 後矯正治療を行い,動的治療期間は,2年3か月を 要した。 結果および考察:本症例は,上下顎両側第一大臼歯 の欠損と齲蝕,第二大臼歯の近心傾斜により臼歯部 の咬合崩壊が認められた。しかし,術前矯正治療に おける第二,第三大臼歯の近心移動による空隙閉鎖 と適切な計画と準備をもとに顎外科手術を行った結 果,良好な臼歯部の咬合支持を再獲得することがで きたと考える。 目的:東京歯科大学千葉病院は昨年の大学の水道橋 移転に伴い,新しい体制となって2年目を迎えてい る。そこでこの過渡期に患者動向を調査し,今後の 患者対応の一助とすることを目的として本調査を 行った。 方法:平成25年1年間の初診患者を対象とし,調査 票等を中心として,初診患者数,その後の精密検査 受診者数,治療開始者数,年齢及び性別来院患者状 況,不正咬合別患者などについて調査した。 結果:平成25年に千葉病院矯正歯科に来院した初診 患者は911人,男性35.2%(321人),女性64.8%(590 人)であった。そのうち平成26年4月5日現在,精 密検査受診患者は57.1%(520人),治療開始者は 52.9%(482人)であった。検査後,治療開始しな かった患者は4%(38人)であった。開始率の男女 差はなかった。 治療開始者の年齢別割合では,3∼9歳が42.5% (205人)で最も多く,次いで10∼19歳36.5%(176 人),20∼29歳11.2%(54人),30∼39歳5.2%(25 人),40∼49歳2.3%(11人),50∼59歳1.2%(6 人),60歳以上が1.0%(5人)と年齢が上がる毎に 減少した。 治療開始者482人の治療区分に関しては昨年と比 較して,混合歯列期対象の「早期治療」がさらに増 加したが,症例分類では,大きな変化はなかった。 考察:永井ら(1989.),井上ら(2010.)の調査と 比較すると,1年間の初診患者の総数は800∼1,000 人の間で大きな増減はなく,男女比も男性4割,女 性6割とほぼ同様であった。 昨年と比較すると,初診患者全体の総数は961人 から911人に減少したが,検査受診率は53.0%から 57.1%へ,さらに治療開始者は48.3%から52.9%に 増加し,実人数としての減少はなく,大学移転の影 響は認められなかった。 年齢区分では小児が9.4%増加し,20∼49歳が8.6 %減少した。これは大規模住宅の増設等住宅地近隣 の立地条件の利点が反映して小児の増加がある一方 で,通勤に伴う利便性等,青・壮年期の年代層が求 める条件等があるのではないかと考えられた。 結論:千葉病院矯正歯科の平成25年初診患者の動向 を調査し,昨年の同様の調査と比較した結果,初診 患者総数は減少したが精密検査受診率ならびに治療 開始率が上昇した。

№28:臼歯部が咬合崩壊した開咬を伴う骨格性下顎前突症に対する外科的矯正治療例

森川泰紀1),野嶋邦彦1),西井 康1),渡邊 章2),髙野伸夫3),末石研二1)(東歯大・矯正)1) (東歯大・口外)2)(東歯大・口腔がんセンター)3)

№29:千葉病院矯正歯科における平成25年(2013年)初診患者の動向について

岩本真奈美1),加瀬利美1),有泉 大2),村瀬干明2),東郷聡司2),野村真弓2),茂木悦子2) 末石研二2)(東歯大・千病・歯衛)1)(東歯大・矯正)2) 歯科学報 Vol.114,No.3(2014) 297 ― 111 ―

参照

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