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油中破壊前コロナと電圧印加時間とに就いて 利用統計を見る

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(1)

油中破壊前コロナと電圧印加時間とに就て

金 丸 春 雄

On the Giving time length of voltage

and Pre-break down corona in oil

HaruoKanemaru

Synopsis

  Tl1{,ugh thc electricIil d(三struction of lkluid ing, ulator a呂 tratlsformer oil is supPosed to be pr・m・t・d l」y n c・・r・1・“{〕rig’miile in・iL the mechal・ism・f thi・dcstructi・n is macle diff田℃llce昌by t,hc sl細〔}f this mitiiltillg stroamer C‘)r・11a・   ln thi川川1)e 1’, l will Nvlite wl1・t l stutlicd the mcth。d・f・upplyi・gΨ・1tage by 1.iehtenberg’s figure, 〔,11 0t he t’ w【〕rd llow the destruction ill oil is lrlade by tlle number of supply, til1、e length of voltuge, etc. But here, 工especially treat only the case o正 clestrLtction by positive discharge i:1〔lirect currenl and positive ilnpulse voltage,

  1,績   言

 液体絶艦物として使川されている変圧甜汕,コンデ ンサ汕,1]H聞器洲,及びケープル杣等のftt気的絶縁破 蝦は加えるveEI三で決定さ」τるものであるがこの破壊出 圧は又次の訂茜因子に依って左右さオ’しるものでもある。 即ち1)杣中不紬ll勿   2)湘1侃1皇   3)f田函の形状と材’質 都でil引コ特に1)に属する油lll浮遊物、吸」描ガス,水 分鵠:の含イ丁がti・kもモのゴ三聞子と成ることは周ウ訓の通り であ・る巾然しながら破」喪に対する是悟;の基本ffJ lbj S項を a・ i5 r,Cいものと背へて印JJIIittlir:.の簡別,印加方法,印 加時「川のみを吟1日ミしてみるに斯繊なlill加τUl]三の与へ万 如何に依ってIJ:油lll破壊の現,憩に相5‘↓在認めるのであ る。玲にt.rviM・は油叩破」裂の原因となるぺき上記の如き 絶縁油モのものの状態による静的膨響を論述するので はなくして破壊そのものに11!i接原因となるぺき印加爾 圧の動的膨響に就てのみ述ぺんとするものである。斯 様に限定された破壊原固に就ても尚モの論及すべき範 囲は繁{に広汎にして数紙に良く詳述することは困難で ある。依前本稿は特に汕劣化の点には触れず写真乾板 を使用して柚中リヒテンペルグ図形(Lichtenberg’s tigure)に依る直流魍圧を或る所要時悶加へて発生す る油中コロナの伸腿状態を観察し,以てその破壊機欝 に一老察を行う。又鯉醒電1三Eを既知回数加へた掲合に 於て抽中に伸展して行く先駆コロナの状態を参考質料 として報告する。  換註すれば油中破壊前コロナの状態を放阻図形より 検討しその破壊機構に対し卑見を述ぺるものである,

  2.油中リヒテンベルグ図形と油中破壊

一般に変1閑油の如き液体絶縁物(測僻rコ’雌 界を加へると一一・■定9叩長に於ては加『田王に対するその 謝Ul相1在流れるt’E流la・3つの側或に大別することカ{ lll来る.即ち{U圧とほぼ比例して増加する第1領域1 これは.・1− ,一・・ムの法則{こ従う,続いて第U領域iよ酬飽 和の領域で肥圧が或る程度珂Vl加しても増大しない範囲 である,第1剛或はrE圧a)AVi加に従い醐iは急mal:tW

大し火花破壊に至馴駆囎と云へる,この鵬酬

は阻圧に対し獺数函数的に増加すると云われる・

鵬として灘が蜘酬す酬酬流P・・一瞬

d。w。、u,,e。,で肌振鯛流となり多くの醐を 含みつつ火花zzem(自蝸流)に突入するもので鱗 nll,1・iリヒテンベ、・グ図形でもこの状態が馴ざ縞 この砂1衷前の動揺湿流(Pは物理的原因として 、),U、ho{1か微出されるf子の雪崩(…lan・hの

(2)

Slllrli破」褒前コロナと電圧印加1時illilとに就て (金丸) 2)田糖・朗分布が移動変化一一る。 が紺われるがこの理論はπ琳絶縁物中でもst・eanle・ lhror)・“O)が成立することを意味する。又この点に就 ては別の実験結果より立自1≡もされるn然しながら現在 尚その液中導卍の機措は釈然とせす夫々独立した立場 に於て数多の理諭が提唱されている現状である。即ち 1)Nikurttclse氏に依る液体中の衝突砒離説{2),2) 臨ker及Boltz氏に依る理論、 3)Dornteの理論{3}, 4)Ong. ager及Plumleyの理論・等が挙げられるが いずれも充分なものとされていない。 鳥山{蒋はこれを油中の表面犯荷図(Dust figure)か 6阻極の吸珀ガス又は出極周辺の油の局部的な電離現 象が生ずるものと説いている。斯様な場合の倒形は油 の純度,電庄の種類と大きさに依って一律でない事が 鋤られる。 蔽体絶酬勿の絶縁破壊のF−一一一の素因となるPre−break down currcnt或はリヒテンペノレグ図形から見た現皇 としてはPre−break do、vn coronuとして者へても良 い筈であると思う。筆者は液体絶縁物の破壊現諫に就 て緬々の芙験結果臼〕㈲からTTT莫t4iifil1LL体にimpulseの 如き急竣波頭の電圧を加へた場合に電卯強度の高い 点(不平等盟騨)で発生する油中コロナはinitiating streamerとこれに続くStepped streamerとより成リ モの伸展は次第に伸び電極間を摘絡し{菱破壊即ち火花 放置となるca)〔tv如く破壊]直前のリヒテンベルグ図 形から其の樹枝状図形の先端が相交ることを認める。 依て液中破壊は先駆コロナの伸展速度は異るが正,負 礪より伸ぴ互に交って後(11嵜間遅れ)破壊放哉を起 すと考へる。即ち湿界に沿って液ll1佃子の衝突に依る lon化現象か樹枝状図形を形成するものと信する。 油中絶緑破壊の機構を推論する一一方法としての油中 i) ltテンペノレグ図形の形状1止樹枝状、本葉状(D・・st fig”ve中)鍋りて夫相1』1臓Eの働い三剛方法鵠; に依り基本的に異り,且つfU極配置に依っても多少図 形の酬を変えるものである.衷面電荷1望に就ての詳 SWなる研究はJ,:bll.111[i・7)(i・・に依って既に撒ざれてい ることは趾亜な文献と云へる。

 3・衝撃電圧印加回数と油中コロナ

鞠眠を既知醐印加した場合,油中の沿面コ。

ナは如何に伸びるか蹴て説明することは本稿のEny とするところではない力惨糖で撒結果を通してrCj 単に述ぺる.

Ut 1図は酬に必勲る榊破鞭撒する為畷

置1噸の醐圧を卿する撒図であ卿図。m

一一

s一

牛R蒜;°‡鵬1聯官随「」識:・d,吐,。de

昌1耀;・釦岬臓罐㍑:!㌃司

Fig:LC・nn・cti・n di・g・am・f A・rang・m・nt         (D,Cvoltage SUpply) Fig.2. Cαmection di且gram     of Impujse vol tage 9ロ3.Smm Fig,3.  Needle and     Sqriare electrodes 源側は直流高脱圧を印却1する場合の結線図である。第 2図は輌哩氾圧そ}印加する場合の結線図である。  油巾コロナを批1映する装置につき説明すれば使用阻 極は第3図の如き寸法をもつ正方形平板田極(Square plnte electrode)と針状電極(Need]e type electrode) とのrili’1合せより成り.前者は一辺20mm,厚さ1.5

mmの真揃製,又後者は直径3mmの翼鏑製丸棒の

先端を尖らせたもので而者共暦き上げたものか用いら れている。尖端のftlli$S半径は測定値0,14 m m,斯様 な刑極を写真乾板膜面上に所定のgap 3,5皿mを距て て対岐せしめ,ベークライト製電極支持台Hで支持固 定して油ポットJに浸ける。  放爾図形採取上注意すべき点は多々あれど特に操作 上注意すべき点を列挙すれば  1)使用する変圧器油は充分乾燥し破壊電圧,粘度   等JIS規格C2320に定められている値以上たる   こと。

155

(3)

lli{.[..[141イi二12∫.] 川L(,’!大学:.1.:学1’{∬研究川{、II・ 第1ア号     x....   2)1[1十tJi, 及びt[[{‘虫文川イi., [:IZ Viit1:“J!川1’lii]1[i}‘LU㌔:「1内    にて允分脱水処川して:「Lj〈、, 1.り田1↓.f,/・.1戊1 」・1肋・f,/’.り、1」.しノ、二力;i.1’.T・!,1・}川1に已『」’    際ンi:祉‘.、・.伴.1川い1川∫肋・1..二人れる. 実口.二・別:}〔巾に川川 ・囮)1i.醐:rrに|二’ニーノLノパイフη’       ’ ttt

Jト|L・.、一{Z『」1r.;{f’↑:ノr乏.O’t二/|.1,d:」 e.ノ.1彩一1ミ’1[iiト1|f/1}Cこノj7t.l or.》 :t | t 『.戊’a).)じ

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(4)

汕叩破壊前コロナと犯圧印加時聞とに就て (金丸) ’ 1’”..

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Con)na

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⊂en1:er of needle

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〔1−5〕  P《、siLive cくハ1’()n:1  (VO]ltlllc 25.5kV givei119ユ5)  (Gap−length 2.5mt1∋

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〔1−6〕 Scar l〕y co】・ona tt・ 28kVを1回印加したとき針胡より亮生する1萱1形で前 者が正Cil・径者がユ:’[性である。一股に負性cnronaの 方が拡散も弱く且つ樹U長も癒いが図)彦の形式には大 《萱r,Ct’、仁∫…で諺)るo 〔 1−3〕 :ゴ:IEJ〕三27|cXJをtlf’−P]戊杉 :,li:1娼U{1▲iに1回F「]加しt.二図形であるが正方形平.仮f[」極 より電募は弱くcoromの仰U:は弱1’、。〔1−4〕は同 一一・d極に27kVを15回辿続印加したときのIE性図形 にして樹枝状図形に別に姪状の図形一膓正は配〔流電圧印 加の肘Dust figureに現われる霞状図形(Mist−[ilce 「igurc)σ)に;{.[]当するものを認める。この提状に似た二 図形は後述の直流電圧を長ll31閲印加したとき屯.仮上に 生寸るものと同河のものと思われるが一つの極附近に のみ発生している鮒IJ:ill[接破壊には関係しないが劣化 を起しつつある状態であることは推測出来る。  電極川隙を縮め25.5kVの正性衝陪1.巳圧を15回印 力llし∫こときi山∫.1.r沿而コロナが非ドi『に琵達伸∬芝した状態 のDataを〔1−5〕に示す,同写真は針電極巾心か ら川手τ田亟の正方形平板IU極に向って一方的に伸ひて いる状態が朋胸こ1鋸る。斯獣に1じ[Eの多重印加に依っ て累偵する先駆コロナの先端は強い破壊力を持つと言 われ,時に乾仮の硝子而に派数のcmckを認めること がある、,〔1−6〕はこのcruckに川当する一例の写 :L’、[である引  i!1|ち術撃脱圧多頂日」加の場合の破壊への経路は電極 間の電界に沿って先駆コロナが累籏伸展しつつ電極閥 笹近み.遂に描桁するに到ると推論ざれるu然しこれ が総ての場合を1臓す在■へ万と断1.i’するにはラ1ミだ充 分なる実験Dntaを得ていない.為:でならば熱的原因 に依って当然起るぺき放氾路(1):19. S)の導氾守の変化 が馴確でないからである(回復性力;出るか否か)“

4.直流電圧印加時間と油中コロナ

 第1図の如き回肪に土図の電極配置をなし写真乾板 を挿入した電極文持台を汕中に浸したものにgap長 3.5mmの破壇卍圧より幾分低い電圧,即ち破壊回数 実験より求めた妥当な匝としてi江流]6.8kV正性f口圧 を印加し7こ場・合,印加時旧の経過と共に油中沿面コロ ナの伸展状態が如何に変化して行くかを油中リヒテン ペルグ図形として求めて見た。  写真2は実際実験して採取した乾仮上の図形を約 2.8倍に拡大してfilmに撮り直した正性図形である。  この試料は全一条件下の実験中数回行ったものの中 から1吟味選lll.}された一・連の図形欝を以てlil4成ざれてい るc(n)から(i)まで印加ll判U披大600秒Mlの}Ul巾 =ロナの伸展状況が判然として見られる。然し是等1

d57

(5)

朋乖114 1 it i! T 2/JI 川梨コく学二1二学{ll IVf究報告

第17号

“ 一』  群の留「形に共埴して油巾沿i而cor白ml I司が前」1の衝慣    160

魏=:蒜隠翌雲蕊:蒜;≧1逼

 してその図形の様式はナ1↑!状乃ヨ≦21∼状とでも言うべき状   〕120 堀のもの’e iv」 1),暫∫・者は本問に於てVATに之在雲状図形  手

(d・1杣k輌1・句鵬ことに’・J’・・」 ,,  ぎIDD

 T−・般論ではiレ)るが抽中の川f棉翻琳乃至液体絶経物   田8 モれ1コ身の出気的な絶掴破1eqi;1;過tttEll印加に依てっ1瞬 牌に破壊する場r†(』!{1’lta)j[r!il.?L・・E)’t\yLlこ)と]1‖当1時 1川ilEjidiして破壊する場合とが有るこれ,は破壊機{iψに自 ら有1異あるものでi肘コVlナ性が大世な1川1岨となる。又 VUIII.i印加の方法lll」ち印加]U圧の一」二昇辿度及U:1≡1功川1湘1 とにli[[てはiljt料1こ与へる佃圧1‖‘1の上昇辿1」!?b O,1kV/ Hec以下にすれIJ:破1袈ll肛は非常にtl9くなる傾1句力噌りり 又0.8’v1. lcV/secの辿度程度にすれは破壊値は殆 んど一定となるが胸醒iU川三の如くモの波頭良が桁   (2加

蕊㍑;(㌶鵠慧瓢」幾i:1臓塁

      1田

に関しては蠣糎以下)ici 〈なると破馴Eは同 鯉

一条榔(鵬・n,“ ijiEI)に於て儲しく上間る 師

ことが聞られているω).第4図は出圧」二昇速度一   口 絶1禄耐JJの関係在,又第5図は印力川ff:閥一一絶縁耐 ソ1の1翅θ日在ポすNikur匡1dseのclEltllである口  第5削の1’Ul王印加ll㍑間に対する絶楳耐JJの関係は印 加1闇lll 6eO secまで]]’ XPfili et i t! l fUllCtiOll Et、=A,−nt で衷されるものの如くなれど実際には尚時冊函数を2 区分にして夫・々αいCV:にて代爽されること第6図の 畑りであるn  以上の様に絶繍耐,JJは印加刊ヱ日三の..1∴昇辿度は勿論の こと侃1]三ll牌f↑IPの1聯llllに依って膨糟されるものなれ 1罐鞘はこの酬ll変化酬も描い60C) sec・迄の酬 Xc変化する状態を油lllリヒテンペルグ1割形に拙ったも へ 墨帥,

量5

§4°°     O,C∨01tage(NiKurad5e)

fX−一一一一一一一

z;D−・一一一一・一一・一一一一1Sgteg,)        biSltag speed杖Ymin Fig・4・’1’he Rel・ti・・C・・…f Elect・i・St,engtll     t・Rising Speed・tl ・・ltage Fig.5. by NIKurodse        lo助 Ioo       丁「巾巴「s ec.) The Rel“tion curve of Eleolric Strength to Time Len sr th    100     20O    J口0    4 P          ri m已 ‘56‘.) Fig.6, Sl1Dwillg Curve of giveing Time     lo Strength in Sellli−Losrarithm のが写真2である。このi変化図形に就て説間すれば針 出極をlil三極とする9壬1P間隙3,5mmの針一正方形平 板i’U極にD.C16.8 lcV lllj加後10sec,後の図形が(a) である。又(のの12・sec.経過頃より魚1亟側1こ題 状1雲研多が僅少ながら発生する、15sec,経過の(のに ては」目当成良して2() seeにて正,負両図形は殆んど 交叉する状態にまでなるが両図形は未だ完全に交って いない,これをJi目象の」二から見れば而極かtb伸展する 沿面corontlが互に相手方に達していない事を意昧す るnこの(d)のW7部分を顕微鏡にて70倍に拡大し た状態が写其3の〔E〕であり,未だ交叉しない部分 にはコロナ在認めない〕更に1時間がすぎ30 sec・になる と(。)の如く両極からの図形i端全に耀し9’1:di 軸の左右に拡散するコロナの跡を認める。 初め金体として図形は横剛・ぴ初めるエと田の 如く6・、,cにてモの雲状図形の大きさt4 30 secのと きの約2倍位に拡大する, iiiiしてsyf様に印加㈱の経

過と共に翼姻形は酬こ繊し大きざに於ても非常

に大きく頗する(f)までの時間の騨副当す

(6)

抽中破壊前コロナと田圧印加時問とに就て (金丸) る時間経過300sロc.のときの雲状図形が(g)である, 図形から観察すると既にP・N両SPtllUは破壊し火花放 }咀に移ったものの如くなれど完全に破壊した状態では なく,次の段階の(h),(i)図形同持1沿面streamerに 依る伸展コロナが重なり合って乾板沿而上油の薄1摸を 通して醐なるi・1・i・rLti・n・fJC行われている欄{陸酬ミ する。 この様な状fva’嬰約すれば多発づ一る杣中コロナの状 顧を倍率70倍顕微鏡にて測定した一・辿の写真3〔A− 1〕N〔D−2〕である。同写真〔A−−1〕及び〔A− 2)はpenll 300 sec.のときの負極たる平板の阯極側の 陵に発生した樹枝状負性コロナを示す,この負性コロ ナは非常に小さく良く伸びたものでも0.35mm程度 でしかなくその方向は総て針田極側に向って伸ぴてい る。同図〔B〕〔c〕も同様にして夫々(h)なる360 記c.経過のときと(i)なる600sec.経過時の平板電 櫨緩に発生した樹枝状図形の有様である。即ち両極が コロナに依って橋絡されていても部分的には樹枝状コ ロナを伴っていることが知れる,然しながら負極側に 発生する斯様な樹枝状図形の発生原因に就ては別の考 ぺ方もあb,モれは両極側の眠位分布,換言すれば電 位搬は非常に複雑であると同時に沿面コロナ特有の 動揺に依り電位の振1助的i変位を局剖1的に起すだろうと 撫咽ざれ依って生ずるafter dischargeではないかと す輻もの,又この様な二次的原因に依らず,負極より 麟する電子が陰極附近に於て衝突閲離を起すとする もの或は油自身の勇在物に依る原因等が予想されるが 確定的な鄭は云へない.然しながら時聞i変化の殆んど ない電圧を長時閥印加して捉えたリヒテンペルグ図形 は樹枝状図形を伴わない称して雲状の如き図形である ζとは他の種々の条件の下で現われる図形とまったく 『構的であるとも云へるn即ちDust figureの塀合の 肺1咽形は衝撃砒圧及v:交流湿圧で樹枝1伏,直流電圧 で*ng状,気中図形では衝酬圧及び交流爾圧で樹枝 状1直流電圧で爾状α〕となる。併し同じ現象でも写

撒を使肌たリヒテンペルク・図形刎調では日珈

1‖庄棚蜘致流のときにt、1,nl1申図形は樹枝状ぷ[ 流爾圧で雲状(仮称)又気申図形では獅撃,交流電圧 でiE図形が放射状,負図形が「栗のいが状」となり画 itMEIIで蹴となる如く分類されるを以て要する1:rg 剛圧に依る乾板」、のリヒテンペ、.グとしての鍬図

形蜘まD…figu・eの木獄1聯乃致中の霞状図

形に相当す討のであるから油中図形の場合顯2の

獅形を敢て瓢図形と仮称せすとも木葉姻形と

呼んでも良い細ある彬状の上力、ら区肌て1呼称し た次第である。  写真2の如く蜘より雲状図Jif・はその発達するに伴 い田極問の絶縁耐力を低下し逆に導電率を高めつつ部 分蘭に液体絶握物在劣化せしめつつあることを意昧す ると考へる。然しこの雲状図形がir田三1ヨ三1】加と同時にモ のfEl:Eに」{1当する大きさに出現するかと云うとモうで はない様である,今写真(Lr)に相当する時間3eo・sec. 経過後の乾板を現像せず定着のみ行って膜面を剥落し たのが写真4の〔F〕である。

 同溺旧図形は針卍極Nより可鞭卍極Pに向って無

数の線条コロナの走った痕跡を認める,翼にこの図形 の針端附近Y1と平板阻極Y2とを顕微鏡倍率70倍で 撮影したのが〔G〕及び[H〕である。是等の図形を 良く観察すると線条ではあるが多くの屈曲を伴った気 中の樹枝状図形に酷似している(気中のものより屈IllI がなく殆んど直線的な伸び)又針阯極附近に焼痕と思 われる様な深い疵を認める,この〔F〕の様な図形は 或は(a)から(i)謹での図形に就てモの強弱は有 るにせよすべて得られるものである如く結局斯様な線 条コロナは是等雲状コロナの中に含まれていると推定 される。然らば線条コロナの痕跡が油中の前駆コロナ の映像であるとするならば雲状図形モのものは線条コ ロナの多重図形であると思って良い。  故に図形(a)から破壊直前の図形(i)までの間の 沿面コロナは一種の線条コロナが重畳伸展したものに 外ならない。筆者は戴に於て以上の実験結果よリリヒ テンペルグ図形に依る破壊機構の推論として直流電圧 をこの程度(10分)の時間印加した場合は最初田界強 度の高い針端部分から発生した沿面str舩merは微少 ながら無数の沿而コロナとなり針端附近の絶縁抵抗を 低下す,言いかえればモの導電率を商め部分的に導電 性となるこの結果見掛上のgaP len S・ thは縮少された こととなりその結果前駆コロナは一屈相手電極に向っ て伸展することになり遂に爾極間が先駆コロナに依っ て橋絡せる如く気中と同様一種の電子雪崩(Electron avalanche)“o,に依って促進され,ますます活発にコ ロナは進展して導砥率を高めた光潴(Gleitstie])とな り爾流は通過し易くなるのでpre−break down ourr加t に依って部分的に発熱作用を起しますますその絶鞍性 を低下し乾板面はTrakingdnを生じ遂に電極間が全 路破壊を生じ過大なる自続電蔀iを通過せしめる火花放 偲に推移すると考へられる。尚実験中最終印力喘間が 600 sec.となったのは主として電極間隙(gap)と印加 電圧値とから定まるものでこの2点の過ぴ方に依つて はかならずしも一定したものではない。

159

(7)

肋和41イ1三12月

lti梨大嚇工学部研究報借

第1フ号

尚りご際6{)O:ec,前後で破壊した例は1;吃恢2【,枚にズ1し n枚で』りり硝1史度ノ|5%であっノこ.

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(8)

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(9)

urif[141《印2月 lll/AfLtソミ学:二|.:!li,:】’{1;fVf究r?1ユ饗子

第17号

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162

(10)

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163

(11)

「1召和4151三12」」

川梨大学工学甜1研究報告

第1ア号 L’”””‥一

  5,結  言

 変lll器,キシ11声ル,ヘキ・り・ン及びシリ:・1ン湘等液 休絶繰物の絶繰破壊に関する宜1悦IJI未だ完全なもので ‘」蹴い、,唯々数棚の川1論が或る条件のもとで」掲朋付け られているのが現状でiじ」る,、}己は気体,固体にltべて 油中破壊の現象そのものに複雑なる1冊胡が多いからで ある,則ち油ll・1に含」汁tる空気(ガス),水分,鵬挨・ 繊継質,及びイ聞蛆’Ml〔機VM U解質儂日;俗に不純物と称せ 1うれるもののρ「打でiV) tl,又その程度如何に依ってζli ずる破壊現魚の,イ〈J5Jdtliに姐因するものとi、i’へる。  惜者は已の嵌な多岐に亘る破壊則論を陥及するもの ではないが前」τぽで1洋述した変圧器杣中’不11閲間U界に ll!f流錨[liを比順的1正い時1川印加した掴合の油中破壊に 1㍑て!{♪真脆・仮ll∴のリヒテンペルグ図形よりして下記の 如き考察を行った。阻し本硝は正性1文1形のみを取扱っ ていることを1臼断りする、 1)比順的小開隙イこ平鰹IIU界にli!1:流IUI−Eを1【]分llll程度  日坊llした掲合の油1・lr破壊(沿面/ikie)は歩『i発する先  駆コロナに依って1・d部的榔田路de)f多成しつつ伸展  し,遂に阯掴llllを橋絡して金路破壊へと導くものと  」庄定される. 2)織条先駆コ1:1ナO) tletJN力は非常に強いものと思わ  れ沿而上に導「u辞{の高い細溝在イ乍るので前駆刊1流が  この細肺を泊流する売熱{fi’i川を旭し或はTraclding  を生じ一層田極1川α)絶縁1耐力を低←ドしつつ破壊路を  形成し破壊への現線を促逃’するものと考へられる。 3)第1項の伸展する沿而1コロナは正¶liコロナが電極  間誠る囎度伸展して後初めて負性コロナが発生する ’ものの如く,而してモの成良度は]1三性コロブ’に比ぺ  てSkVliコITtナは遥かに小さい。 4)破壊1江前負極而il{付近或は点散して踏巡Eする負性樹  枝状コロナは:lftel+dis chtirgeに依るものか,又は 洲1不輔物脇!lr肋ni趾徽に起lkけるものか不  明なるも11Z接絶縁破壊1こ影響あるコロナともlgへな  い。 5)酬川御1胸⇒るll{伽・ナ(雲 メこ棚畷さ) の伸Ui ,,,v t・及び線条:−t・・’rナの成剛(雲状1渕形の拡  散面積)は印JJI i時間に比例的関硲在持たない。  以上本実験を行うに罫1り終始御助言戴いたli学工学 部中村元和教授1こ謝患巻表すると共に御脇力願った班 気二1:学科博多哲111;助Jr. 石川多俊瓜に感謝致します。

6.文

献 1) 1.1.ll1:1・IVこ日’|  IU「芋:記㌫  ll召・28  p.589 2) A, ]Nikura〔la I〕ltユs flu55iばe I〕i〔三lecLrikun1 1934  P,83 3)R.、V, Dorntu J.Al〕P1. pbys 1939 P.514 ・」)金丸 川罰大宇:工学部研究.h’i4“!’1・第13母 招・37  P,8’i 5)金丸 1.1.i梨大学」二学部研究報借第1.4母 摺・38  P,83 6)稲1,lll ・坂本 湿気三三学会大会 昭・30・4 7) A:凸111・斉1莇{  {U学‖よ  Ilst・18  p,248 8)T.Honcltt A rch,f. E回{. vo1,33 p.458・h・ttlas  (1939)         ・ 9)A.NilCt”・ilctse:Das Fliissige Dielcktrikum  (tg・3・1) 1エDG. M. L,Somlllermtln, Trans, A.1. E. E  vol 73 pt皿I p.147 (19 54) 11)S.Whiteh即d:Dielectric B祀al‘down of Sol{l  p.223 (1951) 12)Y.Toriyarna Dust Figure of Surface Discha「ge  ancl its API〕1ication(1961) 13)沢・ i’tt学誌 lli卜1G P,23・1 (ll榔1年8胆日受付)

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