1 第2学年○組 国語科学習指導案 1 単元名 一年生に、手作りおもちゃのあそび方をつたえよう 「あそび方をせつ明しよう」(東京書籍2年生) 2 指導観 本単元では、自分の思いや考えが伝わるように、読み返したり友達と読み合ったりして、間違い を正したり語と語や文と文の続き方を確かめながら、説明する文章を書く力を身につけることをね らいとしている。これは、学習指導要領における〔思考力・判断力・表現力等〕の「B 書くこと」 (1)エ「文章を読み返す習慣を付けるとともに、間違いを正したり、語と語や文と文の続き方を 確かめたりすること」である。また、「B 書くこと」(1)イ「構成の検討」、(1)ウ「考えの形成、 記述」に関連している。 本単元は「書くこと」の基礎を学習する単元の一つであり「説明・報告」の学習系統の単元とし て位置付けられている。児童は、これまでに事柄の順序や時間の順序に沿って文章を書く学習や、 語と語や文と文との続きに注意しながら内容のまとまりが分かるように書き表し方を工夫する学 習を行ってきている。そこで、本単元では、一年生を招待して手作りおもちゃを説明するための文 章を書くという言語活動を設定し、これまでに培ってきた言葉の力を意識させながら学習に取り組 ませると共に、明確な目的意識や相手意識を持ち、主体的に取り組む態度にも繋げていく。さらに、 書いた文章を読み返して推敲を行う活動も設定し、推敲は間違いを正すだけでなく、よりよい文章 にするための活動であることに気付かせる。推敲の必要性を理解させ、書く活動においても継続的 かつ積極的に推敲を行うことができるようする。 本学級の児童は、一学期の「いくつあつめられるかな」では、伝えたい出来事を思い出してメモ に書く学習をしており、「こんなことをしているよ」では、家でしていることを分かりやすく伝える ために簡単な構成を考えて文章を書く練習をしている。また、「かんさつしたことを書こう」では、 身の回りのものを観察して、集めた材料を用いて書くことの学習を行っている。日常の中でも、感 想文や日記、観察カードを書くことを通して、自分の集めた材料をもとに簡単な構成を考えて文章 を書く力を身に付けている。しかし、事前に行ったアンケートでは、児童が文章を書く時に上手く 書けない時の理由として、「何を書けばいいか分からない。」と答えた児童が○%「どんな風に書け ばいいかが分からない。」と答えた児童が○%であった。また、7月に実施した NRT においても『書 く事柄や順序を考えて書く』の領域では、正答率が○%であった。このことから、構成を考えなが ら書くことに苦手意識をもっている児童が多く、その原因として、自分自身で書く題材を選ぶ力や、 相手意識をもち出来事を整理して書く力が不十分であることが考えられる。また、日常の文章の中 でも、相手に伝わる書き方を意識したり、助詞や接続詞を適切に使ったりしながら文章を書く力は 十分身に付いていない。 本単元の指導にあたっては、生活科の『作ってためして』の学習と関連を図り、一年生を招待 しておもちゃの遊び方を伝えるという学習課題を明確にする。そうすることで、おもちゃ作りと おもちゃの遊び方を伝える文章を書くことが、一連の目的意識のもとに繋がることになる。 まず、「つかむ」段階では、単元のゴールを明確にし、自分達も作ってみたいという児童の学習 意欲を高めさせる為に、教師が見本として手作りおもちゃを作っておくと共に、教科書本文の石 川さんの文例を読み、遊び方を分かりやすく説明する文章へのイメージをもたせるようにする。 次に、「深める」段階では、手作りおもちゃの遊び方を説明する際に、説明カードを使って事柄 を整理することで、一年生に分かりやすい説明文が書けることを実感させる。その為に、必要な 事柄を説明カードに書き出し、どのような順序や内容で説明をすると遊び方が分かりやすく伝わ るかを検討させていく。この時、教師が書いた説明カードを並び替えたり取捨選択したりするこ とで、児童に学習活動の手順をつかめるようにする。また、遊び方を伝える文章を書く時は、教 科書の文例と説明カードを比較させながら書く活動を取り入れ、カードが文章になるイメージを 具体的にもたせるようにする。 最後に、文章を読み返す際には表記について見直す力を身に付けさせる為に、読み返す観点を 明確にし、自分で読み返したり友達と交換して読み返したりさせる。
2 3 目標 〇 長音、拗音、促音、撥音などの表記、助詞の「は」、「へ」及び「を」の使い方、句読点の打ち 方や片仮名で書く語の種類を理解し、文や文章の中で使っている。 【知識及び技能】 〇 自分の考えが明確になるように事柄の順序の沿って簡単な構成を考え、文の続き方に注意しなが ら、内容のまとまりが分かるように書き表している。 【思考力・判断力・表現力等】 〇 文章を読み返して間違いを正したり、語と語や文と文の続き方を確かめたりしている。 【思考力・判断力・表現力等】 〇 既習事項を生かして課題を明確にし、進んで文章を読み返して間違いを正したり、文の続き方を 確かめたりしながらよりよい説明になるように文章を書こうとしている。 【学びに向かう力・人間性等】 4 単元計画(全8時間) 次 時 主な学習活動 主体的・対話的で深い学びの視点に立った手立て 一 1 〇本単元で身に付ける「言葉の力」を確か め、学習の見通しを立てる。 「一年生に遊び方を説明するための文を書 く」という目的意識を明確にする場の設定 【主体的な学び-①】 二 6 〇説明する事柄を説明カードに書き出し、 順序を並び替えたり取捨選択したりしな がら説明カードを整理する。≪本時≫ 〇教科書の文例をもとに、説明する事柄の つなぎ方を考え、説明の文章を書く。 〇書いた文章を読み合い、誤りや分かりづ らいこところがあれば書き直す。 教科書の文例とサンプル文など、複数の考え を比較し、目的意識を明確にした説明の書き 方を見出す場の設定【深い学び-⑥】 見出した書き方をもとに書いた文章を推敲し 合い、よりよい文章にするための話し合いの 場の設定【主体的な学び-④】【対話的な学び-⑤】 【深い学び—⑦】 三 1 〇本単元で身に付けた書く力を振り返る。 本単元で身に付けた力を振り返り、説明する 文を書く力は、他教科でも生かせることを価 値づけする場の設定【主体的な学び-⑤】 5 本時 令和2年○月○日○曜日 第○校時 (第二次の2) 2年○組教室に於いて (1)主眼 教科書の文例とサンプル文の比較をもとに、選択するポイントを見つけたり、見つけたポイント に沿って説明カードを取捨選択したりする活動を通して、目的に沿った事柄を選択し、説明カード を整理することができる。 (2)本時の主たる見方・考え方 児童が働かせる 本時の主たる 見方・考え方 【見方】一年生に分かりやすく説明するために必要なカードはどれかという視点 から、【考え方】教科書の文例と教師の説明カードを比較しながら、説明に必要 なカードを考える。 (3)授業仮説 次の手立てを位置付ければ、遊び方を伝えるという目的に沿った説明カードを取捨選択し、自 分の説明カードを整理することができるであろう。 〇 相手に分かりやすい説明カードを選択するという課題をつかむことができるように、既習 を振り返り、相手意識を明確にする場を設定する。 【主体的な学び—①】 〇 遊び方を伝えるという目的に沿った説明カードを整理することができるように、教科書の 文例との比較を通して、必要のない説明カードの理由を話し合う活動を設定する。 【対話的な学び—③】 〇 自分の説明カードを振り返り、目的に沿って説明カードを取捨選択することができるよう に、カードを選出した根拠と理由をグループで話し合う場を設定する。 【深い学び—④】 (4)準備 (教師)板書用教科書本文の説明カード 板書用サンプル文の説明カード (児童)説明カード
3 (5)展開 段落 学習活動 指導上の留意点 (◇評価) 配時 導 入 入 展 開 終 末 1 前時の学習を振り返るとともに、本時のめあ てを確かめる。 (1) 前時で見付けた説明カードを書く時の観点を確かめる。 (2) 教師のサンプル文を見て、本時のめあてをつかむ。 3 自分の説明カードを見直す。 (1) 本時で学習した説明カードの選び方を参考に しながら、自分のカードを取捨選択する。 (2) グループの友達と説明カードを見せ合い、 必要ない事柄がないか確認する。 4 本時をまとめる。 ○ 本時の見通しをもたせ、学習意欲 を喚起できるように、前時に行った 説明カードを書く時の観点を確か める。 《主体的な学び-①見通しをもつ》 〇 本時の課題をつかむことができ るように、教師のサンプル文では遊 び方が伝わらないことに気付かせ る。 〇 自分の説明カードを見直すとき に、カードを選択するポイントをつ かめるように、教師のサンプル文か ら必要な説明カードを取捨選択し、 その理由をグループで話し合う。 《対話的な学び—③互いの考えを比較 する》 〇 『一年生にわかりやすく伝える』 という目的を常に意識することが できるように、様々な視点の説明カ ードがあるとわかりにくい理由を 考えさせる。 〇 文章の冒頭で内容を大まかに説 明すると、読み手に伝わりやすいこ とに気付かせるために、遊びの概要 が書かれているカードを提示する。 〇 目的に沿った説明カードを選択 しているか確認させる為に、本時で 確認した一年生に伝わるかどうか を意識して行うようにする。 《深い学び-④自分の思いや考えと結 びつける》 〇 本時のふり返りを行い、次時の学 習について見通しをもつ。 5分 20 分 15 分 5分 ◇遊び方を説明するという目的に沿 った事柄を選択し、説明カードを整理 することができる。(態度・カード) 【思考・判断・表現】 【まとめ】 せつ明カードのせいりのし方は、 ➀ 『はじめ』にどんなあそびか分かるカードをおく。 ➁ あそび方にかんけいあるカードをじゅんにならべる。 【めあて】あそび方が分かりやすくつたわるせつ明カードのせいりのし方を見つけよう。 〈せつ明カードを書く時に大切なこと〉 ① 一つのせつ明をみじかく書く。 ② あそび方のじゅんばんに書いていく。 2 サンプル文をもとに遊び方を分かりやすく説明 するための説明カードの構成について話し合う。 (1) 石川さんの文例と先生の説明カードを比較し、遊び方 の説明に必要なカードを取捨選択する。【一人学び】 (2) 選択したカードが遊び方の説明に必要な理由と 必要ない理由を話し合う。【グループ】 (3) 説明カードをどのように整理すれば分かりやす くなるか、交流する。【学び合い】 (2)どのように直したのか、意見を交流する。【全】 ①は、遊び 方に関係 ないカード に感じるけ ど、必要な のかな。 ②は『作り方』、 ⑤は『感想』が 書いてあるか ら、『遊び方』に は、関係ないカ ードだね。 いろいろなことが書いてあると、一年生は、 遊び方の説明がどれか分からなくなるね。
4 (6)板書計画 十 月 ○ 日 ( ○ ) 二 十 九 ペ ー ジ ◎ 石 川 さ ん と 先 生 の ち が い ・ 先 生 は 、 せ つ 明 カ ー ド の 数 が 多 く て わ か り に く い 。 ◎ あ そ び 方 の せ つ 明 に ひ つ よ う な せ つ 明 カ ー ド ① ・ ・ ・ 『 は じ め 』 に ど ん な あ そ び か を つ た え る こ と が で き る 。 ③ ④ ⑥ ② ・ ・ ・ 作 り 方 ⑤ ・ ・ ・ か ん そ う あ そ び 方 が 分 か り や す く つ た わ る せ つ 明 カ ー ド の せ い り の し 方 を 見 つ け よ う 。 ◎ せ つ 明 カ ー ド の せ い り の し 方 ➀ 『 は じ め 』 に ど ん な あ そ び か 分 か る カ ー ド を お く 。 ➁ あ そ び 方 に か ん け あ る カ ー ド を じ ゅ ん に な ら べ る 。 ② ま と め 〈 石 川 さ ん の カ ー ド 〉 ② ス タ ー ト と ゴ ー ル を き め る 。 ③ ス タ ー ト の と こ ろ に 、 ヨ ッ ト カ ー を お く 。 ④ う ち わ で ほ を あ お い で う ご か す 。 め あ て 〈 ○ ○ 先 生 の カ ー ド 〉 ① 友 だ ち と き ょ う そ う し て あ そ ぶ 。 ① い ろ い ろ な 顔 を 作 っ て あ そ ぶ 。 ③ 目 か く し を す る 。 ④ 友 た ち の ア ド バ イ ス を も と に 、 顔 の パ ー ツ を お い て い く 。 ⑤ ど ん な 顔 が で き る か ど き ど き す る 。 ⑥ 目 か く し を と っ て 、 顔 を た し か め る 。 『 あ そ び 方 』 の じ ゅ ん ば ん に な っ て い る 。 ② 画 用 紙 を つ か っ て 作 る 。 『 あ そ び 方 』 に は 、 か ん け い な い 。 ひつよう ひつようない