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ラオス経済の移行過程と国際化

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滋賀大学経済学部研究叢書第

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ラオス経済の移行過程と国際化

堂 本 健 二 著

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ラオス経済の移行過程と国際化

堂 本 健 二 著

(3)

本書は、 1980年代後半に本格化し現在も続いているラオスの経済移行過程を圏 内の経済運営問題とともに対外経済面からも観察した結果を取り纏めたものであ る。 縁あって、ラオスを初めて訪れたのは1990年 4月であった。すでに市場経済化 の道を果敢に歩んでいたラオス政府の大蔵省(当時は経済・計画・財務省と呼ば れていた)が筆者に求めたものは、首都ビエンチャンで開催されようとしていた 全国財政会議に中央政府から提出されるいくつかの議案にコメントすることと、 カウンター・パートで、ラオス社会主義革命の指導者の一人であるスパヌボン殿 下の長男、カムサイ・スパヌボン第

1

副蔵相と、日本の外務省から派遣されたひ とりのアドバイザーとして

ASEAN

諸国の開発戦略や日本の経験について議論 をすることだった。そのとき、カムサイ氏と話した内容や彼の為に作成し帰朝の 折に手渡したラオスの長期経済展望に関するメモの精神は本書の多くの箇所にち りばめられている。 1986年の人民革命党による新経済機構建設宣言から数えれば早13年が経過し、 ビエンチャンの街はよくも悪くも大変貌を遂げた。この10数年のラオスの時間の 中に開発経済学の課題全てが凝縮しているように思われてならない昨今である が、しかし、 10年前も、残念ながら現在も、特に開発経済学の分野においてラオ スを深〈分析し纏めた文献はないのではなかろうか。この拙い書が、遠くない将 来に体系的な研究書が登場するための小さな契機となれば身にあまる幸せで、あ る。 各章の論文の多くは過去数年間のさまざまな機会に作成したもので、本書を編 むにあたり、章によっては大幅な加筆訂正そして編集を加えた結果、原型をとど めているとは言えないものさえあるが、おおよその対応関係は以下の通りであ る: 第1章・「インドシナ諸国の経済改革10年」滋賀大学『彦根論叢』第310号 平

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第2章 :

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ラオスの経済発展の現状と課題

J

(第1章、第2章、第3章)海外経 済協力基金開発援助研究所リサーチペーパー

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平成

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月 第3章

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第3章 ラ オ ス の ASEAN加盟に伴う諸問題」財団法人日本国際問 題研究所『カンボジア・ラオスの ASEAN加盟に伴う諸問題j 平成9年3月 第

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r

ラオス:経済開発の現状と国際協力の方向」滋賀大学

I

彦根論叢』 第

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号 平 成

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月、および「ソフト支援型援助のあり方について」財団法人 国 際 開 発 セ ン タ -

IDC Forum N

o

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平 成

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月 ラオスに関わる研究を進めてきたなかで、筆者の学部生時代からつねに暖かく 見守ってくださっている村上敦先生の学恩を忘れることはできない。アジアのこ とについて何かとお話申しあげるたびにラオスについても多くの貴重なコメント やヒントをいただいている。この場をお借りして心よりお礼申し上げたい。また、 体力的精神的に挫けそうになったときにはいつも写真でにっこり微笑んで励まし てくださっている大川一司先生にも、ご存命中、言葉に尽くせない学患をいただ いた。もし今本書に目を通していただいたなら、やはり、一喝されそうである。 今後の研績をお誓い申しあげる。 ここにはとても書ききれないが、日頃よりご指導をいただいている学内外の諸 先生方、そして、本書をまとめる貴重な機会を与えてくださった滋賀大学経済学 部と経済経営研究所に記して深謝の意を表したい。 最後に、筆者が在ラオス日本大使館付専門調査員在職中に急逝した父田原睦に 本書を捧げることを許きれたい。

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日 堂 本 健 一

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序 第l章 インドシナ諸国の経済改革10年 第

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節はじめに・ 第2節 経済改革の成果………・・ 第

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AFTA

参加の意義と問題点...・H・..…...・H・..…・…...・H ・....…

1

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第4節 国際経済協力の方向性…...・H・..………...・H・H・H・...・H・..……13 第

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章 ラオスの経済移行過程 第

1

節 は じ め に 移行と開発...・H・H・H・..…...・H・-…...・H・..……

1

7

第2節経済改革の経緯………...・H ・..……・…...・H ・.19 第3節産業...・H・H ・H・...・H ・...・H・H・H・...・H・...・H・...・H・H ・H・..24 第4節財政と金融...・H ・..………32 第

5

節 国際収支と投資・貯蓄……...・H・...・H・..…...・H・..………ー

3

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第6節 市場経済化と森林保全問題H・H・...・H・...・H・-…...・H・...・H ・...41 第

3

章 アジア・ダイナミズムへの参加と問題点 第1節はじめに……...・H ・..………49 第2節 メコン川流域諸国の経済動向...・H・...・H・...・H・....・H・...・H・..49 第

3

節 ラオスの

ASEAN

加盟及び

AFTA

参加問題……...・H ・..…

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節電力開発問題……...・H・...・H・H・H・..…...・H・...・H・-・…………

6

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第4章 国 際 協 力 の 課 題 第1節 ラオス政府の援助吸収能力...・H・..…...・H・...・H・....・H・H・H・...67 第2節 ラオス側の援助吸収能力向上の為の基本課題…...・H・...・H ・..71 第

3

節 ソフト支援型援助と連携型援助の推進………...・H ・..…

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インドシナ諸国の経済改革

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l

節 は じ め に

1980年代半ば以降、ベトナム、ラオス、カンボジアのインドシナ3カ国は、旧 西側先進援助国・国際機関の支援のもと、経済開発運営方式を社会主義的な計画 経済政策体系から資本主義的な市場経済政策体系にシフトきせてきた。圏内の 財・要素価格の自由化を含む各種規制の撤廃・緩和、財政金融機構および国営企 業の合理化、圏内民間企業の育成などの経済改革実施と共に、対外経済関係につ いても積極的に貿易自由化や外国民間投資導入を推進してきた。その成果はマク ロ経済面を中心に徐々にあらわれてきているといフことができる。国際地域社会 への参画という点でも、 1995年にはベトナムが、 97年にはラオスがミャンマーと ともに ASEAN(東南アジア諸国連合)に正式加盟を果たすなど、 60年代後半以 降のベトナム戦争激化の時代からみれば、文字通り時代を画す出来事が東南アジ ア社会に起きているということができる。 ながらく圏内政治が安定しなかったカンボジアも、1999年4月にASEANに加 盟し AFTA(ASEAN自由貿易地域)への参加を決めている。しかし、このよう な東南アジアにおける国際関係の劇的な変化への対応は、経済開発の観点からは、 インドシナ3カ国はもとより彼らを取り巻く ASEAN加盟諸国側においても必 ずしも十分とはいいきれない。 本章では、インドシナ

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カ国の過去10年に及ぶ経済改革努力について各国の経 験を比較しつつ、経済開発戦略の一環としてのASEAN加盟の意義ならびに主要 関係国の役割や今後の課題について検討する。さらに、わが国を含む先進援助国 や国際援助機関による国際経済協力の基本的な役割について考察する。 第

2節 経 済 改 革 の 成 果

1.経済移行のタイミング 第1-1表はインドシナ3カ国の70年代末頃から90年代初めの経済改革の初期

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第1-1表.インドシナ3カ国における主な経済移行措置 ベトナム 1978 1979・新経済政策決定 1981・第3次5カ年計画 →新経済政策の実施 ①農業合作社のノル"75年間据置 ②農産物買い上げ価格の 平均5倍引き上げ ③農業合作社における生産物請負制 度導入 ④国営企業への経営自主権付与 ⑤賃金制度改定(出来高払い、ポー ナス制度など) ラオス カンボジア .ベトナム軍カンポジア侵攻 .へン・サムリン政権成立 1985・「南北統一10年の総括」 .一部国営企業の自主運営権の付与.第3次5カ年計画 ①配給制度廃止 ②企業の価格付自由化 ③財政金融の健全化措置 1986.第6回共産党大会 .第4回革命人民党大会 →ドイモイ政策決定 →「新経済メカニズムJ政策実 1987.ドイモイ政策の本格的実施 施決定 ①国営企業の独立採算制移行 ①国営企業の自主運営化 ②国営企業上納金制から税金徴収へ②民間企業導入促進 ③国営企業の経営自主権付与 ③外国貿易を含む価格自由化 ④為替レートの一本化 1988・集団農場廃止、土地の長期リース⑤対国営企業補助金廃止 と販売認可 ⑥財政金融制度改革 ・商業銀行創設 .外国投資法公布 .市営金融機関の設立認可 →1994年改定 .外国為替管理法公布 .外国投資法公布 →税制l構築と経済自由化実施 ①民間企業設立認可 ②内外価格の自由化 .海外カンポジア人による送金正式 認可 1989.外国投資法改定→ベトナム私企業.刑法制定 ・外国投資法公布、土地所有権の認 と外国企業による合弁事業認可.所有権法等経済関連法の整備 可、土地税の緩和 1990.外国投資法改正 1991 .第7回共産党大会 →ドイモイの継続強化確認 1992・個人立候補を認めた国会議員選挙 の実施 ・憲法制定 ・世界銀行・IMFによる構造調整・国営企業の民営化促進 .憲法制定 .為替レートの一本化 .パリ和平会議と和平合意 ・商業銀行設立(中銀の機能分離) ・UNTAC(国連暫定行政機構)に よる本格的支援活動開始 .中央銀行法公布 ・外国投資法改正(輸出加工区、 BOT方式の導入) 1993.新土地法、農地使用税法 出所:岩見元子他国際経済学会移行経済分科会「アジアにおける移行経済圏 市場経済導入の苦悩 j船世界経営

協議会、 1991年5月、 TheerapongIntarachai, &nking S)叫 加 問 伽lndochinaCo附 tries,Institute of

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段階における主要な政策措置の推移を整理したものである。同表によれば、カン ボジアに派兵中のベトナムが第

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カ年計画

(

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-

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)

において「新経済政策

J

を実施したのを皮切りに、これら

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カ国は

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年代後半以降、歩調を合わせるかの ように経済改革を積極果敢に進めていったことがわかる。カンボジアの場合、打 ち続く内戦により外国投資導入政策では他の2カ国よりも大きく出遅れてはいた ものの、ベトナムの影響下にあったへンサムリン政権は、ベトナムが経済自由化 路線の継続を確認した

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5

年頃に経済自由化を開始した。その後、本格的には91年 のパリ和平協定以降、国際社会の支援と注目の下で政治経済の復興と建設の過程 に大きく踏み出したのである。また、ラオスにおいても、農業集団化の失敗と国 営企業経営の行き詰まりにより、ベトナムと同時期の70年代末には経済自由化、 わけでも民間企業育成の必要性が強〈認識され、

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5

年の一部国営企業の合理化お よび再編成実施を経て、ベトナムが共産党大会で「ドイモイ j を宣言した同じ年 にラオス版ドイモイすなわち新経済機構の建設が実施されることになった。

2

.

マクロ経済の動向 インドシナ3カ国の経済改革過程では、国営企業の独立採算制の導入や民間企 業育成に関連して積極的な価格自由化や規制緩和措置がとられたほか、財政金融 機構の見直しによって、中央政府赤字の縮小や通貨価値の安定が図られた。

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年 代前半以降他の発展途上国でも実施きれてきたこうした需要抑制型の構造調整政 策は、マクロ経済に関するかぎり、 3カ国の自律的な経済成長軌道確保のために ある程度の貢献をしたとみることができる。 第1-2表は、 3カ国の主要な経済指標に関して、自由化措置が本格化した

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年代終盤以降のデータを各国毎に比較したものである。とりあえず、自立的な経 済開発のための重要な条件としての圏内政治の安定化を図らねばならなかったカ ンボジアを除くと、ベトナムとラオスのマクロ経済動向はおおむね良好に推移し 1 )ベトナムの経済改革措置の推移については、岩見元子「ベトナム経済入門」日本評論社1996 年に簡潔にまとめられている。

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てきたことがわかる。ラオスは、

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年から世界銀行(以下では世銀と略称する) や

IMF

(国際通貨基金)の構造調整融資プログラムを通じての支援により対外経 済政策を含めた改革プログラムを矢継ぎ早に実施していった。国際金融機関の支 援を

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5

年の対米国交回復まで待たねばならなかったベトナムの場合、改革実施過 程で発生する資金需要を基本的には圏内貯蓄の動員と投資貯蓄機構を厳格に管理 する手法によって賄うことができたことは特筆に値しよう。 第

1-2

表:主要なマクロ経済指標の推移 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 .ベトナム 総人口(千人) 61,750 63,263 64,774 66,233 67,774 69,405 71,026 72,509 73,959 一人当たり GDP成長率(%) 1.4 4.0 3.1 2.8 3.7 6.2 5.8 6.7 7.5 実質GDP成長率(%) 3.6 6.0 4.7 5.1 6.0 8.6 8.1 8.8 9.5 産業構造(対GDP比%) 農林水産業 42.1 41.2 42.1 40.7 39.2 38.6 37.1 35.4 33.9 工業 24.9 24.7 22.9 22.5 23.1 24.2 25.4 26.6 27.7 サービス業 33.1 34.0 35.0 36.9 37.7 37.1 37.5 38.0 38.5 消費者物価上昇率(%) 301. 0 310.9 95.8 67.5 67.4 17.6 5.3 14.4 12.7 財政収支(対GDP比%) -8.3 -7.1 -8.0 3.7 3.7 ←6.2 一2.4 -5.5 経常収支(対GDP比%) 一16.9 -9.8 4.2 ー1.9 一0.1 -6.7 -6.2 8.9 .ラオス 総人口(千人) 3,830 3,940 4,050 4,140 4,250 4,360 4,470 4,590 4,710 一人当たり GDP成長率(%) 10.7 3.8 0.5 3.8 2.6 5.0 4.6 実質GDP成長率(%) 13.5 7.1 3.6 7.0 5.9 8.1 7.0 産業構造(対GDP比%) 農林水産業 59.6 60.7 57.3 58.1 56.3 56.4 54.6 工 業 13.2 14.4 16.6 16.7 17.4 15.9 16.0 サービス業 25.8 24.1 24.6 23.9 24.3 25.2 26.6 消費者物価上昇率(%) 59.5 35.6 13目4 9.9 6.3 6.8 19.4 財政収支(対GDP比%) 12.6 10.7 -6.8 -6.7 4.4 一5.2 4.2 経常収支(対GDP比%) -9.6 -6.9 -4.3 -3.5 -3.1 6.3 -6.9 .カンポジア 総人口(千人) 7,920 8,150 8,380 8,610 8,830 9,300 9,650 9,870 10,200 一人当たり GDP成長率(%) 2.9 2.8 2.7 2.6 5.3 3.8 2.3 実質GDP成長率(%) 9.8 3.5 1.2 7.6 7.0 3.9 5.2 産業構造(対GDP比%) 農林水産業 52.3 52.3 51.8 49.4 46.5 44.9 工 業 15.4 14.9 15.1 16.3 18.0 19.6 サービス業 32.3 32.8 33.1 34.4 35.4 35.6 消費者物価上昇率(%) 19.0 145.6 107.4 75.5 112.7 3.7 財政収支(対GDP比%) -2.7 4.5 -3.4 -3.6 -5.7 -5.8 経常収支(対GDP比%) 7.2 ー3.4 -1.3 -2.2 一1.8 7.5 注:GDP (国内総生産)は1990年固定価格系列 出所.世界銀行およびアジア開発銀行提供資料により筆者作成

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実際、第 1-2表に掲げた指標のうち、ベトナムおよびラオスの90年代にはいっ てからの実質 GDP成長率は周辺の ASEAN諸国に匹敵する水準であり、一人 当たり GDPの成長率も加速化の傾向さえ示している。また、ラオスの場合は世 銀・IMFそして UNDP(国連開発計画)の協力を受けつつも、これら 2カ国と も、財政収支赤字と経常収支赤字を管理可能な水準に抑制しつつ消費者物価上昇 率を急速に収束させ得たことも注目に値するo 国民所得の生産面でも、ベトナム とラオスの構造変化は明らかで、農業部門の比重低下と工業部門およびサービス 部門の拡大を観察することができる。工業部門については外国民間投資によって 生産が拡大している製造業部門で建設関連資材の生産が活発化している。サービ ス部門の比重拡大はより緩やかだが、部門内ではホテルやレストラン、商業・流 通業など民間企業活動も積極的に展開きれており、これらは経済自由化措置が早 い時点で奏効した分野であるということができる。 一方、カンボジアのマクロ経済の動向は他の2カ国と比べると不安定な傾向が 続いており確かな観察は難しい。 GDP成長率は UNTAC(国連暫定行政機構) がカンボジアに派遣されていた92・93年は一人当たり GDP成長率と共に比較的 高い水準を記録したものの、 94年の一人当たり GDP成長率は以前の水準に戻っ ている。 95・96年に表面化した新政権内の政治的不協和音が経済政策の立案や実 施に対して小きくない悪影響を及ぽしているものと考えられる。財政収支および 経常収支の赤字幅は援助流入効果もあって現時点では低い水準ということはでき るが、物価上昇率は依然として大きな変動を示しており、財政金融機構の構築を 通じての経済改革は実はまだこれからとい7ことができる。カンボジアにおいて も生産面で工業部門やサービス部門の拡大が観察できるが、先進国あるいは周辺 国から技術導入によって生産性の向上に努めなければならないタイプの産業振興 2 )世界銀行の分類で、インドシナ3カ国が属する「低所得国」グループの中で、 94年時点にお いて財政収支および経常収支の両方の赤字幅を対GNP比で10%以下に抑制している国は少 ない。特に、アフリカ諸国では経常収支赤字幅が平均でも15-20%に及ぶ (World Bank,

World Development Report 1996, Table 2 & 14による)。

3 )カンボジアの新政権成立後の混乱については、拙著「カンボジア経済復興から成長への課

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にとっては政府の投資環境整備が一層推進きれなければならない。 3.対外経済動向 94年現在ても一人当たり所得がおよそUS$200(ベトナム)、 US$320(ラオス)、 US$270 (カンボジア)であるインドシナ諸国の場合、その「経済移行

J

とは、社 会主義的な計画経済体制の中で行われてきた放漫な財政金融政策運営の見直しだ けではなしたとえば農業部門における生産性向上や運輸通信基盤の整備など生 産基盤そのものの建設を「移行前」と比べてできるだけ早〈進めなければならな いことを意味していたとみてまちがいであろう。というのも、インドシナ3カ国 の経済移行過程を推進した外的要素は大きくは2つあって、ひとつは80年代後半 における旧ソ連のインドシナ3カ国への援助の急速な縮小によって引き起こされ た開発資金と技術の不足、いまひとつは85年のプラザ合意以降の通貨調整が日本、

NIEs

による東南アジア諸国への直接投資のラッシュを引き起こし、これらを吸 収したASEAN諸国、特にタイやマレーシアがインドシナ3カ国の注目の中で飛 躍的な工業製品輸出によってリードされた経済成長を遂げたという事実である。 圏内経済改革そして開発基盤の建設推進を外国資本技術との協力を通じて行わざ るを得ない、したがって、貿易・投資・公的援助のチャンネルを旧東側から旧西 側へ急速にシフトきせなければならなかったインドシナ3カ国の場合、今後を展 望するためには貿易相手や投資国の構成変化についても確認しておく必要があ る。 経済改革の本格化以降、 3カ国経済の総合貿易依存度は急速に上昇している。 OECF(海外経済協力基金)の資料に基づいて算出してみると、 1990年と94年の単 年比較で、 42.6%→52.2%(ベトナム)、 31.9%→58%(ラオス)、 25.6%→47.6% 4)ベトナムとラオスは一人当たり GNP(国民総生産)、カンボジアは一人当たり GDP(国内 総生産)である。 5 )ラオスやカンボジアの経済移行過程は、旧東側諸国のそれらよりも一層、経済開発に重点が 置かれるべき点については第2章を参照されたい。 6)[総合貿易依存度]={ [輸出額十輸入額]7 [GDP]} (%) 7)海外経済協力基金編「海外経済協力便覧1996Jによる。

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(カンボジア)となっている。このように3カ国の貿易面での開放度が急速に高 まってきたことを念頭において第

1-3

表の相手国別貿易構成を検討してみよ う。総合貿易依存度の観察期間とはやや食い違うが、 90年代に入ってから3カ国 のいずれにおいても、また、輸出と輸入の別を間わず、基本的には韓国・台湾・ 香港・シンガポールの NIEsとASEAN諸国との貿易が大きな比重を占めてい ることが明らかである。これらの点からインドシナ

3

カ国の対外貿易関係は NIEsそして ASEANを相手として急速に開放きれてきたと考えることができ る。また、外国民間投資の受入れ状況を見ても(第1-4表参照)、ベトナムでは NIEs、ラオスでは隣国タイ、カンボジアではマレーシアとシンガポールの進出振 りが著しく、国ごとに差異はあるものの貿易面と同様に、 NIEsとASEANの比 重がインドシナ3カ国において急速に高まっていることが明らかである。 4.今後の基本的な課題 貿易と投資のパートナーとしてのASEAN諸国の比重が増大するなかで、 3カ 国の中期開発計画ないし開発指針は、従来より一層野心的な経済成長率実現を目 指している。ベトナムは2000年まで年率9-10%、ラオスは同じく年率8%、カ ンボジアは2004年まで年率7-8%の実質 GDP成長率の実現を目指している。 これらの目標値は、すでに述べたような経済改革が本格化した期間に達成された 成長率よりもかなり高〈、インフレーション抑制、財政収支や経常収支面に現れ る貯蓄投資ギャップに関して、高度な経済運営能力が求められている。 なかんづく、少なくとも2000年までの圏内投資は、各国ともインフラストラク チャーを中心とする公共投資が半分以上を占めるものと予想きれるが、その公共 投資のさらに6割から 7割は公的援助によって賄われることが計画されている。 こうした条件の下では、案件の建設過程における経常費用負担(土地の提供、そ

8)ベトナムについては、 CommunistParty of Vietnam, Orientation and Tasks of the 1996 -2000 Five Year Plan for Socio-Economic Development.ラオスについては、 StatePlan. ning Committee, 1996-2000 Socio-Economic Development Plans.カンボジアについては、

The Royal Government of Cambodia, Implementing the National Programme to Rehabil. itate and Develop Cambodia.による。

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第1-3表:相手国・地域別貿易構成 (百万ドル) ベトナム ラオス カンボジア 1990 1995 1992 1996 1985 1993 A.輸出 韓国 26.7 235.3 1.5 2.0 台湾 28.7 439.4 11.0 1.3 1.9 yンガポール 194.5 689.8

0.8 24.8 香港 243.2 256.7 1.9 タイ 52.3 101.3 70.0 96.7 1.9 マレーンア 5.0 110.5 0.9 フィリピン 57.0 41.5 インドネシア 14.6 53.8 1.4 ベトナム 23.3 157.6 1.3 0.5 ラオス 16.0 20.6 0.3 0.3 カンボジア 9.1 94.6 中国 7.8 361. 9 13.2

.8 日本 340.3 1461. 0 7.1 1.7 4 ロシア 919.7 80.8 6.0 0.5 7.1 ドイツ 41.4 218.0 3.7 4.8 フランス 115.7 169.1 7.7 8.2 アメリカ 0.0 169.7 6.1 2.7 その他 332.0 944.9 13.1 43.6 7.7 0.0 合 計 2404.0 5448.9 162.7 320.7 16.4 37.6 B.輸入 韓国 53.1 1253.5 1.2 2.5 10.1 台湾 41.0 901.3 3.6 5.3 シンガポ ノレ 497.0 1425.2 42.6 16.9 109.6 香港 196.9 418.9 2.4 8.1 8.5 タイ 17.0 439.7 69.2 310.0 11.7 7レーシア 0.8 190.5 フィリピン 3.6 24.7 インドネンア 9.8 190.0 65.8 ベトナム 11.0 25.8 44.2 ラオス 3.9 84.0 力ンポジア 7.7 23.5

3.0 中国 4.6 329.7 7.2 23.2 11.3 日本 169.0 915.7 41.5 52.5 10.1 ロシア 1210.6 144.8 0.9 3.0 74.1 15.4 ドイツ 20.7 175.5 フランス 123.0 276.6 3.2 6.7 9.2 アメリカ 0.6 130.4 2.8 1.6 その他 393.1 1231. 4 79.5 231.0 9.7 38.8 合 計 2752.4 8155.4 265.1 689.6 83.8 334.7 出所ベトナムは、 Genera!Statistica! Office, Statisticalyi即 効ook1996, Statistica! Publishing Hou田,1997,ラオスとカンポジアは、世界銀行提供資料により作成

(14)

第1-4表:投資国・地域別外国投資受入動向(許可ベース) (百万ドル) ベトナム ラオス カンボジア 1993 1994 1995 1993 1994 1995 1994/8-95/12 韓 国 371.1 265.2 565.3 1.1 2.8 277.4 1.7 台湾 403.6 365.4 1,148.9 5.8 8.2 6.7 42.8 シンガポール 249.6 597.7 488.1 7.3 0.5 0.2 124.9 香 港 402.1 546.8 103.6 7.1 1.5 0.0 タイ 58.6 2,013.0 35.2 7レーシア 347.3 128.3 93.7 5.0 3.4 5.1 1459.7 中国 12.6 8.9 8.1 72.9 日本 76.2 332.5 1.129.9 0.2 1.0 5.2 0.9 ロシア 0.2 2.4 0.0 ドイツ 0.1 1.5 0.0 フランス 167.8 109.9 123.9 2.0 3.0 1.6 アメリカ 0.2 219.9 531.3 5.6 4.9 0.1 29.7 その他 597.5 1,156.0 2,339.5 17.2 13.2 26.8 276.3 合 計 2,615.4 3,721.7 6,524.2 122.8 2,064.3 366.3 2008.9 出所:日本貿易振興会「世界と日本の海外直接投資 1997ジ ェ ト ロ 白 書 投 資 編

J

1997年 の他消耗品的性格の強い資機材の調達)や完成後の維持管理費用負担を賄うため のいわゆるローカル負担分の準備は、外国援助に依存しながらインフラ建設を行 おうとするインドシナ3カ国の場合、特に財政基盤の強化なくしては覚束ない。 第 1-5表によれば、ベトナムやラオスにおいては、

ASEAN

諸国(タイ、イン ドネシア、フィリピン)と比べると政府による資本支出規模に対して経常支出規 模が相対的に小さいことが明らかで、特にラオスでは、経常費用負担能力の小さ いことが援助吸収能力の限界として国際機関から厳しく指摘されている所であ り、当面5年聞の公共投資規模を引き上げようとするかぎり、財耽運営の一層の 健全化すなわち徴税基盤の拡大が並行的に行われないならば、この一点からだけ でも目標成長率の実現は危ういと言わなければならない。このような意味でも、 今インドシナ3カ国が目指している経済開発計画の骨格を構成しているのは、従 来の改革措置の単純な延長線上にある政策措置だけでは実現は困難といわざるを 得ない問題を内包した目標なのである。 概して、これまでの構造改革努力は国際金融機関あるいは日本を含む主要先進

(15)

第1-5表:中央政府の経常支出にみる援助吸収能力 (%) ベトナム ラオス カンボジア タイ インドネシア 7ィリピン LDC平均 (91-95平均)(90-95平均)(91-95平均) 1994 1994 1994 1995 (対GDP比) 経常支出 12.6 11.3 7.6 11.1 10.7 17.0 19.6 資本支出 13.6 10.3 2.6 5.5 7.9 3.5 4.2 合計。政府支出 26.2 21.6 10.2 16.6 18.6 20.5 23.8 出所世界銀行提供資料及びアジア開発銀行データベース検索システムにより筆者作成 援助国の経済協力によって進められた構造調整であったということができるが、 その過程において新たに明らかになったインフラストラクチャーの不足、あらゆ る分野での人材育成、政府部門における行政能力の強化、等々、早急に解決ない し緩和をみなければならない問題が山積している。労働人口規模が東南アジアの 中でも相対的に大きいベトナムの国営企業合理化問題、政治問題化の可能性もあ るラオスの都市農村聞の所得格差拡大問題、カンボジアの開発行政能力強化等、 問題の内容の違いはあっても、インドシナ3カ国間では従来より一層着実な経済 開発基盤の構築か望まれている。

第 3節

AFTA参加の意義と問題点

1

.

AFTA

参加の意義 経済改革措置が引き続き実施きれている中で、インドシナ

3

カ国が

ASEAN

加 盟後

1

年 で

AFTA(ASEAN

自由貿易地域)に参加することの利益は、中長期的 かつ動態的にみると、これら

3

カ国にとってのみならず、周辺の

ASEAN

既加盟 国にとっても非常に大きいと期待されている。製造業部門のみならず農業部門に おいてもこれまでの経済発展過程で生産性の向上と国際競争力の強化を実現して きているタイやマレーシアそしてインドネシアなどの国々にとって、新たに合計 人口85百万人に及ぶインドシナ3カ国が新たなマーケットとして加えられること は、いうまでもなく

ASEAN

経済の将来を一層明るく照らすものと受け止められ ることは当然であろう。 また、 3カ国側からみれば、これまでの経済改革をさらに一歩進め、「経済移行

J

戦略の一環として圏内民間企業を育成していくために

AFTA

参加を推進すると

(16)

いう考え方もある。

AFTA

の大きな枠組においては、参加国は

2

0

0

3

年までに自国 の輸入関税率を原則的に

0-5%

の範囲におさめるという大幅な貿易自由化が義 務づけられている。 95年に加盟したベトナムの場合は、 1年聞の準備期間を経て 品目別貿易自由化のスケジュールを確定したうえで

2

0

0

6

年までに原則自由化の義 務を課せられている。同様にラオスは

2

0

0

8

年が期限となっている。ただし、農産 品や一部の工業製品に関しては免除ないし猶予規定が設けられており、ここで述 べた期限までに

AFTA

参加国の輸入関税率が例外なく

0-5%

におさまるとい うわけではない。貿易自由化を目指す枠組のなかで注目を集めたのが、

9

6

年に開 始された

AICO(ASEAN I

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である。これは現地資本比 率

30%

以上、域内調達比率

40%

以上の企業を対象に、完成品、部品、原材料の域 内貿易に

5%

以下の特恵関税を適用し

2

0

0

3

年までの貿易自由化をさらに促進しよ うとするものである。インドシナ3カ国にとっては、自国の製造業部門の発展を 外国企業との協力で推し進めようとする際に、

ASEAN10

という大市場のなかで 外国企業との合弁事業を通じて自国企業が育成されうるという点で期待がかかる 仕組である。

2

.

基本的な問題点 インドシナ

3

カ国が

AFTA

参加による自由貿易の利益を確かなものとするた めには、多くの課題を解決しなければならない。第

1

に、

ASEAN

諸国が着々と 経済開発基盤を建設していた時期に全く異なる歴史を歩んだインドシナ3カ国に とって、現在、焦眉の急は制度・組織そして人材のいわば

ASEAN

化である。こ のギャップは過去

1

0

年の経済移行努力にもかかわらず依然として大きいため、貿 易の自由化のスケジュールを与えられた

3

カ国は多大な調整コストの負担を強い られるかもしれない。 3カ国側の当面の課題としては、①政府部門の人材育成と 組織改革、②適切なマクロ経済運営、などをあげることができる。早期に準備し 9 )当初の目的にもかかわらず、 AICOは必ずしも有効に機能していないロ部品産業の集積度が 互いに異なる ASEAN諸国間で、すでにある程度の発展をみている国とこれから外国企業導 入により産業振興を図ろうとする国との問で利害が衝突し AICOに関る特恵関税適用承認作 業が進んでいないためである(日経新聞1997年4月7日朝刊)。

(17)

なければならないのは、まず、

ASEAN

および

AFTA

における政策対話に関し て圏内でも迅速に議論を調整できるだけの制度的ノfックアップ体制の構築であ る。

2

4

0

以上もの部会を持つ

ASEAN

における協議に即応できるだけの人材確 保・経常費用負担のための体制造りはすでに着手されているとはいえ、ラオスや カンボジアについては加盟後しばらくは政府内では少なからぬ政策運営上の混乱 の生じることが予想される。 また、

AFTA

を発火点とする域内貿易の自由化がさらなるスピードで進むなら ば、そのことが新加盟国の国家体制そのものの

ASEAN

化さえ迫る可能性があ る。カンボジアとラオスは、

ASEAN

においてはベトナムと同様に、既加盟国と 比較して工業化や国内市場の深化の程度から観て明らかに後発国であるため、域 内国同士の産業調整問題が大きな議論を巻き起こす可能性がある。そして、まさ にその過程において、インドシナ各国はすでに顕在化している圏内問題との調整 をどのようにはかっていくのかという課題に直面することになる。経済改革の中 での国営企業合理化に伴う雇用確保の問題や都市農村聞の所得格差問題である。 敷延すれば、インドシナ

3

カ国の

ASEAN

化の速度如何が東南アジア全体の安定 如何に直結するかもしれない。既加盟国と新加盟国との調整を、あるいは新加盟 国に対する支援を推進し継続していかなければならない。 第

2

に、この

1

0

年で、

ASEAN

域内は経済的分極化を遂げたように見える。先 行組のタイ、マレーシア、やや遅れをとったフィリピン、インドネシア、そして 新たに参入するインドシナ3カ国とミャンマーがいわば三層構造を呈している。 NIEsと比較するとインドネシアのように人口規模が相当に大きい国もあるう え、現状では既に国内市場深化の程度も互いに異なる。したがって、互いの競争 が激しくなれば、勝っても負けても、産業構造調整あるいは外国企業を巻き込ん だ産業再配置に手間どることは目にみえている。結論的には、うえで述べたAICO の本格化に伴う周辺の

ASEAN

諸国との産業調整コストをどのように分かち合 えるのかについての見通しは立っておらず、また、それを克服していくための計 画も人材もインドシナ

3

カ国側で決定的に不足していることが、

AFTA

参加の利 10)このような状況に鑑み、日本を含め多くの人材育成支援が現在も実施されている。

(18)

益最大化を考えるうえで重要な問題となっている。 第

4

節 国際経済協力の方向性 1.長期的方向性

AFTA

参加の利益をインドシナ

3

カ国だけでなく他の加盟国にも最大限波及 させるためには、各国の積極的な産業調整努力と、その結果として生じる域内分 業関係の在り方をめぐる

ASEAN

内外での政策対話が重要となる。わが国として も

ASEAN

域内分業の在り方、そしてこの地域との共生の在り方に関する明確な 展望を示し、拡大した

ASEAN

との経済的な位置関係を明らかにすることが今強 〈求められているといえよう。プラザ合意を契機とする経済の激動さらに通貨危 機・経済危機を経た今、この点に関する議論を煮詰めることは比較的容易な段階 に至っているのではないか。また、新加盟国の

iASEAN

化」についても同様、 地域経済展望を示すことが極めて重要で、ある。移行過程自体を促進するための支 援や低開発経済としてのインドシナ諸国およびミャンマーに対する草の根レベル での援助は今後も必要で、あることは論を待たないが、

ASEAN

原加盟国をわが国 経済協力のパートナーとしてみた場合には、

ASEAN

の発展全体の中にインドシ ナやミャンマーの経済開発の方向を位置づけた7えで連携していくことが必要で、 あって、既存の国際的支援は、

ASEAN

域内の分業関係の在り方を考慮、していな いという点でいまだ十分で、はない。この点に関する展望をも聞くことによって、 たとえば、地域的な広がりを持ついくつかの援助構想も一層活きてくるものと思 われる。 経 済 危 機 を 迎 え た な か で

7

0

年 代 以 降 の 経 済 発 展 の 総 括 を 強 い ら れ て い る

ASEAN

諸国(特にタイ、マレーシア、インドネシア)の圏内事情、そしてそれ らが

AFTA

の流れにどのような影響を与えるのかに関する議論をわきに置いた としても、インドシナ3カ国の正念場は、やはり、基本的には輸入品に関する関 税率が

0-5%

におさめられる

2006-8

年であるとしなければならない。また、 日本を含む援助国および国際援助機関によってこれまで推進きれてきた協力にお いては、インフラストラクチャー整備と農林業の開発そして医療保健などの社会 部門に大きな重点が置かれており、構造調整融資など経済運営に関する援助はこ

(19)

れらを建設・維持管理することを長期的に

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していく政府の機能を強化 するためためのものであるとみることができる。特にラオスに対する近年の運輸 通信インフラ整備支援は、ラオスを文字通り“

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とすることにより、 東南アジア全体が発展する中でインドシナ3カ国の開発水準を引き上げようとす るものであることは間違いないであろう。これらの点から、 3カ国の開発戦略そ して国際協力のあるべき基本的な方向や性格は、今やインドシナ半島をめぐって 生まれている国際経済環境の変化に対する積極的「即応性

1

に求められるべきで あり、かつ、そのことと各国固有の伝統や習慣とのあいだで生じ得る経済的摩擦 を軽減することにあると思われる。 2.連携型援助の意義 国際経済環境の変化に対応する方向でのインドシナ3カ国に対する援助に関し ては、特に農村開発や社会開発の面では、 3カ国の自然条件や文化条件を考慮す ると日本を含む先進援助国は周辺のタイやマレーシアなどの国々および

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と 連携することによりいわゆる「三角支援

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を進めていくことが 望ましい。インドシナ3カ国を含めた東南アジア諸国の産業構造が互いに補完的 であり、かつ、自然条件や文化条件等が著しく異なる日本だけでは効果的な援助 の実施がむずかしいためである。このような連携型援助の基本構想はすでに93年 1月の宮沢元総理大臣のバンコク演説で内外に表明きれている。ただし、たとえ ば、タイの援助実施能力強化を支援する場合、タイの各機関は自らが主導権を握 るべく日本側に働きかけるのが現状であり、わが国として援助の効率化の観点か らタイ側に複数存在する候補を絞り込むのは非常に難しい。 このような状況の下で、インドシナ3カ国側の援助吸収能力が今後も極めて脆 弱であることを考慮すると、日本を含む既存の援助国および国際機関の単独案件 と連携援助案件が、ラオス側のなけなしの人材や経常費用負担能力すなわち援助 吸収能力を喰いあうような結果を招く可能性もまた大きい。わが国がタイ、マレー シアそしてシンカーポールのような一部の

ASEAN

諸国と連携してインドシナ諸 国を支援していくことは、中長期的観点つまり連携国自身の援助実施能力を高め ていくという立場(ただし、このこと自体は我が国の民間企業の「援助離れ」を

(20)

加速する要素でもあると考えられる)からは、日本国内における十分な政策調整

はもとより、

ASEAN

諸国の事情をも考慮したうえでインドシナ諸国との綿密、な

(21)

2章

ラオスの経済移行過程

l

節 は じ め に 一 移 行 と 開 発 ー

1.経済移行の本格化

1

9

7

5

年の社会主義革命後、中央集権的に経済開発を進めていたラオスでは、早 くも

7

0

年代末には農業部門の集団化失敗を契機として司令経済運営方式の破綻の 兆しが現れていた。国営企業の再編成をはじめとして本格化した80年代半ば以降 の経済の自由化・開放化の前夜、旧ソ連・東欧諸国経済の行詰りと破綻をすでに 目の辺たりにしていたラオス政府首脳が強調した開発戦略は、やはり、日本を中 心とする外国企業の積極的誘致による西太平洋経済への参画であり、いわば国際 経済関係の東側から西側へのシフトであった。このことが、特に

7

0

年代以降、日 本企業をはじめとする外国民間投資による工業化が東南アジア諸国の経済発展に 大きく寄与した事実を念頭においていたことはいフまでもない。さらに、 86年以 降の円高局面でみられた日本企業のこの地域へのラッシュとそれにつづく各国の 急速な輸出工業化と経済発展が、自国経済の停滞ないし閉塞状況を顧みたとき、 ラオスにも一種の焦燥感に似た経済開放化への意欲を抱かせたであろうことは想 像に難くない。

1

9

9

5

7

月、ベトナムが加盟と対米国交正常化を果たした。

AFTA(ASEAN

自 由貿易地域)にも参加し、同国は2006年をめどに他の

ASEAN

加盟国並の自由貿 易化を実現することになっている。このインドシナ半島の大国が成長著しい西太 平洋経済の一角を占めることによって、東・東南アジア全体が更なる発展の歩み を進めることは確実で、ある。ベトナムに続いて、ラオスも

1

9

9

7

7

月にはミャン マーとともに

ASEAN

に加盟を果たし

AFTA

との関連でも2008年には他の参加 国並の自由貿易政策を敷くことにもなった。こうした歴史的画期的な国際政治経 済環境の変化は、ベトナムとラオスの関係さえをも、かつての「兄弟関係jから 「商業関係」へ変質させており、ラオスから観れば、西太平洋の経済ダイナミズ ムに一足早〈乗り込んだかつての兄弟国を今後は競合国として、あるいはそれと

(22)

の「棲み分け」の可能性を探りつつ、自国の経済開発に遁進しなければならない 局面を迎えたということができる。

2

.

低開発固としてのラオス 以上のようなラオス内外の状況変化は、同国経済を「移行経済jのひとつとし て類型化させる強い誘因となっている。たしかに、国を挙げての経済自由化推進 を権威づけた86年の第 4回人民革命党大会以降すでに 10年以上の期聞が経過し、 我が国を含む主要援助国や国際機関の支援のもと、多くの「移行経済措置

J

とし ての自由化乃至規制緩和政策が果敢に実施された結果、マクロ指標を観る限り、 ラオス経済は比較的安定的に推移してきてはいる。しかし、その成長は、あとで 検討するように圏内の農業や製造業等の直接生産部門の生産性向上に十分に裏打 ちされたものとは依然として言い難い。 ラオス政府は、 1989年以降、世界銀行や IMFによる構造調整融資を受けてき た。いうまでもなく、そのプログラムの要諦は、財・要素価格の自由化や総需要 抑制的な手段によるマクロ経済不均衡問題の軽減である。一般的には、構造調整 プログラムの枠組では、経済の構造的不均衡は当該国政府の経済政策の「失敗

J

に起因するものであることが暗黙裡の前提となっている。言い換えれば、経済政 策の「調整」あるいは「振り子を戻すこと」によって「本来の

J

成長軌道に復帰 できるとの考え方が背景にある。しかし、これをラオスのような低開発経済つま り市場経済をこれから構築しようとしている経済に適用しでも、たとえば、道路 や通信設備がなければ価格の自由化に実態経済が反応しないか反応が鈍い可能性 が大きい。国営企業の民営化問題でも当該企業が圏内で売却あるいは貸与される ようになるまでにはかなりの努力と時間の経過が必要で、受け皿としての民間セ クターが発達していなければ、それに応じて外国資本を受け皿として導入するな ど民営化政策の在り方もまた当然異なる。市場原理を基本とした経済開発推進の ためにはきまざまな市場が形成きれさまざまな経済活動とその担い手が必要であ る。構造調整の枠組におけるいわゆる「市場の歪み」の是正や政策の変更・調整 は、たとえば新たな生産技術の導入が成果を挙げるための重要な要件ではあるが、 これのみではラオスの持続的且つ安定的な経済成長は望めない。生産基盤ないし

(23)

成長のための基盤作りが必要で、あり、財政運営や行政機構の整備に加えて、人的 資源、インフラストラクチュア等の基礎的条件の整備を長期的継続的に実行しな ければならない。 低開発経済としてのラオスが自立的な成長軌道に乗り西太平洋の経済ダイナミ ズムのなかで自由貿易の利益を享受するためには、「移行措置」の実施にかかわる 問題だけではなく、他のいくつもの経済構造上の問題群に取り組みこれらを改善 していかなければならないのである。

2節 経 済 改 革 の 経 緯

1

.

初期条件 ラオスはインドシナ半島の中央部に位置する内陸国である。国土面積は約

2

3

万 7千回でおおよそ我が国の本州に等しい。人口密度は約21人/回にすぎず経済の 集積度は低い。全国的な道路網が整備されていないこともあって、圏内では周辺 国との国際貿易、流通サービスや関連軽工業に関して各地域固有の条件を活かし た方向で経済開発が進められている。総人口は

4

9

7

万人

(

1

9

9

8

年)で圏内市場規模 は小きい。内陸国として経済的に不利な地理条件にあることに加え、非耐久消費 財の国際競争力が既に高くなおも未熟連労働を多〈抱えるタイ、中国、ベトナム に固まれていることからも、ラオスが短期間のうちに工業化に成功する可能性は かなり限られていると言わざるを得ない。 多様な民族によって構成される労働人口の8割以上が農業部門に従事し、さら に総人口の3割以上は、生産性が極めて低い自給自足的農業(焼畑農業等)や狩 猟生活を営んでいる。地方農村に住む人々は栄養摂取量、幼児死亡率、識字率な 1)本項は次の論文を加筆・修正したものである。堂本健二「ラオス:経済開発の現状と国際協 力の方向」滋賀大学『彦根論叢』第297号 平 成7年10月

2 )“Basic Statistics about the Socio-Economic Development in the Lao P. D. R. 1998", National Statistical Center, State Planning Committee, Vientiane, 1999.

3 )総人口の約40%が少数民族とされる。伝説的に多数派である低地ラオ族も含めて68種類もの

民族が存在するといわれているが、大きくは、低地ラオ族、中高地ラオ族、高地ラオ族に分類

(24)

どの社会指標でみて国際的に観ても劣悪な生活状況におかれている。都市周辺部 においでさえ道路網が決定的に不足していることからも、農村と都市・市街地と の生活水準の格差は甚だしい。 自給自足的なレベルで農業を営む人々の多くは、経済取引においては依然とし て物々交換を行なっているところから、まず経済の貨幣化と貨幣価値の安定が、 自給自足レベルにある人々を近代的な経済活動に参加させるための重要な条件と いうことができる。また、ラオスの1人当たり GNPは1998年現在330米ドルで、 統計上は隣国タイの7分の1にも満たない水準にあるが、かなりの所得が外貨(タ イ・パーツや

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ドル)や貴金属の形態で退蔵され、金融システムによって十分 に吸収されていないことが、国民所得計算上も大きな投資貯蓄ギャップを生んで いる。金融部門の近代化を進め圏内貯蓄動員と投資拡大のためのチャンネルを整 備することが重要な開発課題の一つである。

2

.

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新経済機構

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(NEM: New Economic M

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の整備

ラオス政府内部においても、早くも

8

0

年代初めには、経済開発過程においては 民間企業活動が重要な役割を果たすべきであるとの議論が広まり、計画経済方式 の結果として、①国営企業・農民の生産意欲の停滞、②圏内貯蓄動員の失欺、③ 民間企業の発展を大きく阻害したため成長・発展の機会を逃してきたことがはっ きりと認識された。これらの問題に対処するため、 85年に一部の国営企業を再編 成したのを始めとして、他の移行経済国のケースと同様に次に挙げるような経済 改革が果敢に実施された: 4 )支出面の国民所得勘定に関する統計は作成されておらず、1人当り所得水準が同等レベルに ある10数カ国の横断面分析により、 IMFや世界銀行などの国際援助機関が必要に応じて推計 しているにすぎない。たとえば、世界銀行によれば、 1992年におけるラオスの国内貯蓄率は5. 7%程度で、サプ・サハラ・アフリカ諸国の水準 (2- 8%) といわれている。また、圏内貯蓄 率は15.2%と推計きれている。 5 )なお、一連の経済改革措置実施にあたっては、 1989年以降数次にわたって受け入れた IMF 及び世界銀行の構造調整融資およびUNDPによる種々の技術協力が深くかかわっている。

(25)

1 )国営および公営企業の独立採算制導入 2 )農産物価格の自由化(米に関する政府調達価格制度の廃止) 3 )公共料金を除く小売価格の自由化と外国為替相場の自由化(:複数為替相場 制の廃止) 4 )生産および流通分野への民間企業活動の自由な参入を保証 5 )金融部門の整備 6 )国営および公営企業の民営化と経営改善 7)公務員数25%削減計画の段階的実施 8 )外国投資法等経済分野を中心とする各種の法律整備 9 )国庫資産管理と予算(歳入・歳出)執行の中央集権化(地方政府の独立採算 制を廃止) 10)鉱産物と木材を除〈外国貿易部門の自由化 さらに政府は、 93年2月の国民議会において NEMと一連の経済開発5カ年計 画の聞に位置づけられるものとして「西暦2000年に向けた社会経済開発指針」を 明らかにした。①市場原理に基づく生産活動の拡大、②低開発状態からの脱却と 民主主義制度の開発を基本指針としつつ、経済開発戦略として、電力・製造業・ 運輸通信分野の開発、地方農村開発の促進、外国民間直接投資の積極的導入、人 6)ラオスにおいても、非効率的な国営・公営(各県管轄)企業を抱えていることが政府部門の 財政赤字問題を深刻化させているとして、資産の売却あるいは賃貸といった形態での民営化が 進められた。世界銀行提供資料によれば、80年代末には600件あった国営企業の数は97年2月末 現 在90件に減少している。ラオスの場合、たとえばベトナムや中国のケースとは異なって、国 営企業の合理化ないし民営化がただちに雇用問題を先鋭化させるといった状況にはないこと が、こうした劇的な民営化の進捗をもたらしえたものと考えられる。ただし、民営化のために 必要な法律や実施規定が依然として未成熟なため、つまり、固有資産の評価方法や財務報告様 式の不統ーといった技術的な問題により、民営化のプロセスそのものが不透明になりやすいと いった問題が常に指摘されている。 7)経済5カ年開発計画は、これまでに暫定3カ年計画を含めて4期分が実施されている。個々 の開発計画の内容と評価については割愛する。

8 )“Speech by Mr.Khampoui Keoboualapha, Deputy Prime Minister, at the Annual Ordinary Session of the N ational Assembly, Feburary 22, 1993, Vientiane"

(26)

的資源の開発、経済開発と環境問題のバランス確保を掲げているo なお、ラオスは、現在、

1

9

9

6

1

0

月の第

3

期第

9

通常国民議会において採択さ れた

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1

9

9

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-

2

0

0

0

年の社会経済開発計画

J

(以下

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2

0

0

0

年計画」と略称)を実施中 であり、次舗で同計画の内容について議論する。

3

.

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0

0

年計画の概要と評価

2

0

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0

年計画は、期間中の年平均経済成長率を

8-8.5%

とし、

1

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9

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年時点で

3

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ド ルの一人当たり

GDP

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年には

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ドルに引き上げようとするもので(第

2

1

表参照)、経済開発利益の均需に配慮し、食糧生産、焼畑安定化による森林水 資源保全、商業的生産活動拡大、圏内インフラ整備、農村開発、対外経済関係の 拡充、人的資源開発、国際インフラ整備の8分野に重点を置いている。ラオスで は、国民所得勘定の支出側の統計が作成されていないため、

2

0

0

0

年計画における 目標が投資や貯蓄の面からみてマクロ的にどのよ7に実現され得ると想定されて いるのかについて議論することができない。しかし、

IMF

が別途作成した

f

2

0

0

4

年までの経済展望の枠組j と比較することにより、ラオス側の

2

0

0

0

年計画のおお まかな姿を理解することは可能である。

IMF

のシナリオは、今後

2

0

0

4

年に向かつて対

GDP

26%-30.5%

もの圏内投 9) 少数民族対策は革命以来の重要課題である。政府は、都市農村聞の経済格差拡大を回避すべ 〈、地域開発あるいは農村開発を重点分野とする一方、急激な自由化措置実施が少数民族に悪 影響を及ぼすことをおそれ、内外に「ステップ・パイ・ステップ・アプローチ」を強調してき ている。 10) 1988年に外国投資法を発表、 94年にこれを改正している。しかし、近年のラオス政府および 国際協力による事態の改善にもかかわらず、外国投資受け入れに関連する国内経済各法律・規 定の整備が遅れていることやこれらを実施する行政能力、さらには道路・通信等インフラスト ラクチュア・サービスの質を疑問視する声はやまず、公布当初においてASEAN諸国と遜色 ない内容とさえいわれたラオスの外国投資法は、実際には日本企業を含め潜在的な投資家の懸 念を払拭するにはいたっていない。 94年の改正外国投資法の実施細則規定(英語版)がいまだ に完成・公表をみていないこともこうした問題の一端を表しているということができる。 11)“Lao Peop!e's Democratic Repub!ic, Staff Report for the 1997" IMF, May 1997.なお、 この報告書におけるラオス経済展望は、タイ通貨危機が表面化した97年7月以前に発表された ものであることに注意しなければならない。

(27)

第2-1表 1996-2000年計画(マクロ経済)の概要 (1)一人当たり GDP: (2)期間中の年平均GDP成長率. (3)部門別成長率: (4)インフレ率・ (5)政府歳入・ (6)財政赤字 (7)年平均輸出増加率 (8)年平均輸入増加'*' (9)貿易収支. (10)"7クロの投資率. (11)外国援助 (12)外国民間投資 95年の350ドルから2000年に500ドルを実現 8.0-8.5% 農業:5% 工業:12% サービス:10-11% 10%以下に抑制 2000年まで毎年対GDP比16-16.5%程度 毎年対GDP比10%以下に抑制 12.0% 10.5% 毎年対GDP比12%程度を維持 平均で25-30%(内12%程度が公共投資) 総投資額38億ドル(内16.3億ドルが公共投資) 金額としては91-95年実績の2倍で、公共投資の73%に相当 計画期間中の合計で約20億ドル必要ときれている 出所)State Planning Committee, 1996-2000Socio-Economic Development Plans, Vientiane, October1996により作成 資 率 を 持 続 す る こ と に よ り 、 限 界 資 本 産 出 高 比 率 が4と い う 東 ・ 東 南 ア ジ ア で は やや低い投資効率のもとでも、 2000年 ま で は7%程度、 2001年 か ら も 年 率6.5%の 経 済 成 長 率 を 実 現 で き る と す る も の で あ る ( 第2-2表)。また、このシナリオは、 電 力 を 含 む 圏 内 民 間 投 資 と 政 府 投 資 か ら な る 対 GDP比30%に も 及 ぶ 国 内 投 資 率 が 長 期 的 に は 国 内 貯 蓄 動 員 に よ っ て 実 現 可 能 で ‘ 、 結 果 と し て 、 電 力 開 発 投 資 の 比 重 は1996年 を ピ ー ク に 傾 向 的 に 下 が る と し て い る 。 さ ら に 、 対 外 貯 蓄 依 存 度 も 圏 内 貯 蓄 動 員 を 拡 大 す る こ と に よ っ て2001年 以 降 は 急 速 に 低 下 す る と し て い る の で あ る 。 投 資 効 率 が あ ま り 変 化 し な い と の 前 提 の も と で は 、 ま さ に 大 規 模 な 圏 内 投 資 を ま か な う た め の 貯 蓄 動 員 の あ り 方 こ そ が IMFの シ ナ リ オ の 実 現 如 何 を 決 定 するといってよいであろう。 き て 、 こ の よ う な IMFに よ る 展 望 を 踏 ま え る と 、 ラ オ ス 政 府 が 掲 げ た2000年 ま で の マ ク ロ の 成 長 率

8-8.5%

といっ目標値は、過去の実績値よりも、また、IMF の 展 望 よ り も 高 〈 野 心 的 な 水 準 で あ る こ と を 指 摘 で き る 。 し た が っ て 、 も し ラ オ 12)ラオス国家計画委員会 (StatePlanning Committee)によれば、ラオス政府は、タイ経済 危機のラオス経済への影響を見極めたうえで、 2000年計画の修正を行うとの意向を有してお り、 1998年2月現在、公共投資執行状況や対外債務支払状況を中心に調査中であるo

(28)

第2 - 2表

IMF

による2004年までのラオス経済展望 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 実質経済成長率(%対前年比) 7.1 6.8 7.5 7。目 7.0 7.0 6.5 6.5 6.5 6.5 インフレ率(%対前年比) 19.4 13.0 8.0 4.5 4.5 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 為替相場(キyプ/ドル) 793 926 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 交易条件(1994=100) 94.9 94.9 94.7 95.8 97.6 99.6 101.6 103.6 105.6 107.6 (以下の項目は%対GDP比) 財政収支(除援助) 4.2 -5.6 -4.2 -3.5 -2.4 -2.0 -2.1 -2.0 -1.8 -1.8 投資貯蓄バランス 13.0 16.5 15.5 14.4 12.4 11.1 7.9 7.1 6.4 5.3 国民貯蓄 13.0 14.0 14.5 14.5 16.8 17.2 19.5 20.2 20.5 21.1 民間 11.5 10.7 10.8 9.9 W.8 W.8 U.6 D.1 D.O D.3 政 府 1.5 3.3 3.7 4.6 6.0 6.4 6.9 7.1 7.5 7.8 園内投資 26.0 30.5 30.0 28.9 29.2 28.3 27.4 27.3 26.9 26.4 民間 15.7 19.5 19.7 18.5 18.9 18.0 17.1 17.2 16.8 16.3 電力 4.8 9.5 6.7 4.6 5.9 4.3 3.3 2.4 2.1 1.9 その他 10.9 10.0 13.0 13.9 13.0 13.7 13.8 14.8 14.7 14.4 政 府 10.3 11.0 10.3 10.4 10.3 10.3 10.3 10.1 10.1 10.1 出所) IMF提供資料により作成 スが、このような高成長率を、対外貯蓄依存度を低下きせながら実現かっ維持し ようとするならば、 2000年に至るまでは対外貯蓄にある程度依存せざるを得ない とする

IMF

シナリオの場合よりも一層、圏内貯蓄動員に努力を傾注しなければ ならないということカfでミきる。

3

節 産 業

1.産業構造

1

9

8

6

年に本格化した経済改革以降、ラオスのマクロ経済は一応安定的に推移し てきている。特に、

1

9

8

9

年に世界銀行及び

IMF

が構造調整融資を開始して以来、

9

7

年夏のタイ通貨危機までは、実質経済成長率やインフレ率はほぼ安定化の道を 辿り、ラオス経済は順調に推移していたということもできる(第

2-3

表参照)。

9

7

年夏に顕在化したタイ通貨危機以前の過去

1

0

年間のラオスの安定的な経済動 向は、うえで述べたような諸々の経済改革措置の成果もあって、生産面からみれ ば、GDPシェア約6割を占める農業部門が早魅や洪水被害に見舞われながらも比 較的好調であったこと、

8

8

年以降の勃興著しい衣料産業・オートパイ組立などの 製造業部門の活性化、建設部門の拡大、ホテルやレストラン等のサービス部門の

(29)

第2 - 3表 主 要 マ ク ロ 経 済 指 標 国土面積 236,800km' 人口: 480万人(1995) GDP: 1,846百万ドル(1996) 1人当り GNP 374US $ (1995) 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996剖 )1997像的 1.実質GDP成長率(%) 14.3 6.7 4.0 7.0 5.9 8.1 7.0 6.8 7.5 (1990年価格基準) 2.消費者物価上昇率(%) 59.5 35.7 13.4 9.9 6.3 6.8 25.7 7.3 8.0 3.財政(対 GDP比、%) 政府歳入(援助を除() 8.3 9.9 10.3 10.4 11.8 12.3 12.2 13.0 13.0 政府歳出 24.9 23.4 20.9 21.3 17.9 23.8 21.9 22.1 20.7 財政収支(援助を徐() -16.6 -13.5 -10.6 -10.9 -6.1 -11.5 -9.7 -9.1 ←7.7 財政収支(援助を含む) 一12.6 -10.7 -6.8 -6.7 -4.4 -5.2 -4.2 -5.6 -4.2 4.国際収支 輸出(百万ドル) 63 79 97 133 241 300 313 323 341 輸入(百万ドル) 211 202 228 266 432 564 589 690 719

[輸出/輸入1(%) ~.O ~.O a.4 G.9 ~.8 ~.2 ~.1 ..8 U.4

経常収支(援助を除()(%)叫 18.5 -11.7 -11.3 -8.8 -10.9 -14.4-13.0 -16.5 -15.4 経常収支(援助を含む)(%)叫 ー15.7 -9.0 -4.6 -3目5 -3.1 -6.3 -6.9 -12.1 -11.3 債務返済比率(対輸出比) 15.9 10.3 11.2 6.5 4.0 3.3 5.7 5.8 8.4 外貨準備高(単位百万ドル) 59.7 64.8 57.2 85.5 150.9 158.2 191.1 285.0 349 輸入可能月数 3.4 3.9 3。目 3.9 4.2 1.3 1.9 3.0 3.5 5対ドノレ為替レート(Kip) 714 696 712 717 717 719 925 954 1021 6対外債務残高醐(百万ドル) 238 309 338 414 492 579 675 803 960 注1)対 GDP比率(%) 注2)対旧東欧圏債務 (1995年末現在では約13億8干2百万ドル)を除〈。 注3)推計値 注4) 1997年5月時点における予測値 出所)IMF及び世界銀行調査団提供資料により作成 成長等によるものである(第2 - 4表参照)。 しかしながら、所得面でみて基幹産業である農業部門が著しく粗放的な経営か ら成り立っており、食糧の安定的な自給に向けて生産性向上がつとに望まれるが、 港概整備、品種改良、その他の技術の導入・普及は著しく遅れている。また、近 年の積極的な国際協力にも関わらず、道路、通信、電力などインフラストラクチュ アの整備は依然として著しく遅れており、農業や製造業など直接生産部門の発展 を大きく促す段階には至っていない。更に、経済全体の長期的な発展のためには、 このようなハードウェアの整備のみならず、マクロ及びセクター別開発計画と適 切な法律・制度に裏打ちされた実施組織といったソフトウェアの整備が重要で、、

(30)

現在までの成長率ないし成長のモメンタムを今後も維持するためには、一層の人 材育成と制度組織改革の推進が不可欠で、ある。

2

.

外国直接投資 生産部門の拡大は88年の外国投資法整備以降の外国投資増大傾向と並行してい る。 97年12月時点の累計で約59億ドルの外国投資案件が許可されており、およそ 47%はタイ資本で、以下、米(26.6%)、韓国 (5.7%)、オーストラリア (5.1%)、 マレーシア(4.9%)が主要投資固となっており、セクター別には、エネルギ-66. 1%、製造業10.5党、サービス業20.7%である(第2-5表参照)。 外国投資流入が著しい衣料縫製業と電力産業については、それぞれタイと米国 の比重が大きい。 88年頃から拡大をみた衣料縫製産業は、ビエンチャンだけでも 50-60ヶ所の事業所があるといわれている。しかし、その生産は、原料生地を裁 断・縫製する程度の単純な加工を中心とするものであり、タイなどの外国企業勢 が欧米諸国の輸入割当規制を回避するためにあるいはラオスに対する

GSP

獲得 を目あてに生産拠点の一部をラオスに移転しているものである。しかし、こうし た衣料縫製産業を中心とした労働集約的工業が、他の東南アジア諸国でみられた ように、所得水準の上昇と雇用吸収面で長期的にも大きな効果を及ぽすとは考え にくい。周辺の国々と比べて労働人口規模ひいては未熟練労働者層の規模が非常 に小さいことを考慮すると、生産技術が国際的にも標準化されており一般的に労 働集約的と想定きれているような産業分野でラオスが国際競争力を強化し維持し ていくことは極めて難しいといわなければならない。 電力産業は、需給が逼迫状態にあるタイと潜在的にはこれに並ぶ可能性がある 13)主力である米生産は、天候依存型であり毎年のように洪水と早魅に見舞われる結呆、生産動 向は安定しない。経済自由化の流れにおいて、最近は、野菜など商品作物を生産する傾向が徐々 に強まっている。 UNDPをはじめとして援助機関の中には、特に大規模潅獄は費用便益効果 において著しく劣ることを理由に商品作物生産、これに関る農村開発案件に援助資源をシフト しているケースがある。 14)繊維・衣料、木材加工、その他の製造業、の合計 15)米国、EUが主な輸出先となっている。特に、EUとの問では96年に撤廃されてしまったGSP に関する政府間交渉が行われ一応の復活をみている。

(31)

第 2-4 表部門別 GDP 構成の変化と成長率 A. 構成比(%) 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 農林水産業 63.5 63.6 63.5 62.0 60.5 6 1. 2 58.2 58.8 57.5 56.6 53.9 52.0 鉱業 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.1 0.1 0.1 0.2 0.2 0.2

.3 製造業 7.6 8.3 7.8 7.5 9.2 10.0 12.5 12.8 13.1 12.7 13.8 15.5 電力・水道 1. 9 1. 7 1. 2 1. 1 1. 3 1. 5 1. 4 1. 2 1. 3 1. 6 1. 3 1. 4 建設 2.3 3.0 2.1 2.4 2.7 2.9 2.8 2.8 3.1 3.3 3 .4 3 .4 商業 6.5 6.8 6.9 6 .4 7.3 6.9 7.4 7.4 8.3 8.1 8.2 8.5 運輸・通信 4.5 5.1 6.6 6.7 6.4 5.2 5.1 5.1 5.0 4.7 5.2 5.6 金融 2.1 2.1 2.4 2.3 0.7 1. 1 1. 0 1. 0 1. 1 1. 1 1. 4 1. 3 行政サービス 7.8 7.4 7.5 7.6 7.0 5.9 5.1 4.6 4.4 3.7 3.3 3.1 その他 3.7 1. 8 1. 9 3.7 4.8 5.1 6.5 6.2 6.1 7.9 9.3 8.9 メ口 入 計 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 国内総生産(百万キ y プ) 492.756 516 , 706 511 , 433 501 , 842 573 , 605 612.037 614 , 485 657.499 696 , 292 752 , 691 805.380 860.145 B. 部門別成長率(%) 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 農林水産業 5.1 1. 2 -4.2 9.9 8.7 -1. 7 8.3 2.7 8.3 3.1 2.3 鉱業 23.0 19.2 12.7 19.5 8.2 7.9 13.0 36.5 30 .4 3.7 37.2 製造業 14.3 -6.6 -6.3 39.5 15.5 29.7 9.4 7.7 7.0 17.4 19.2 電力・水道 4.2 32.8 5.9 3 1. 4 18.9 -1. 9 -9.8 2 1. 4 29.0 8.8 15.0 建設 35.7 32.0 15.3 24.0 18.7 1. 0 7 .4 16.1 17.2 9.3 6.2 商業 9.3 1. 2 9.7 28.9 1. 9 10.0 7.0 18.5 7.9 9.4 9.8 運輸・通信 18.5 27.7 0.1 7.4 12 .4 1. 4 6.9 3.1 4.3 18.3 15.0 金融 4.9 13.9 -2.8 -66.0 73.3 -10.6 11.4 13.2 8.2 42.0 -0.9 行政サービス 0.0 0.1 -0.1 2.8 -9.5 ー 10.5 ー 2.7 -0.2 -6.6 -4.5 0.0 その他 48.9 3.3 94.8 46.0 14.3 30.4 1. 8 3.7 44.1 26.1 1. 5 国内総生産 4.9 1. 0 1. 9 14.3 6.7 4.0 7.0 5.9 8.1 7.0 6.8 注) 1990 年固定価格系列 出所 ADB , Economics and De velopment Resource Center ,データ検索システムにより作成

(32)

第2 - 5表 外 国 投 資 受 入 残 高 ( 許 可 ベ ー ス ) 投 資 額 構成比 (US$I,OOO) (%) 1.産業別 エネルギー 4,500,820 66.1 ホテル・観光 605,468 8.9 通信/運輸 561,556 8.2 繊維・衣料以外の製造業 478,872 7.0 木 材 加 工 165,523 2.4 鉱業 125,536 1.8 銀行・保険 73,800 1.1 繊維/衣料 73,519 1.1 農業 61,203 0.9 商業 61,011 0.9 建設業 59,986 0.9 その他サーピス 41,120 0.6 コンサルタント 4,984 0.1 1}急

r

r

6,813,398 100.0 2. 投資国別 タイ 2,618,742 46.9 アメリカ 1,483,383 26.6 韓国 318,021 5.7 オーストラリア 283,139 5.1 マレーシア 275,595 4.9 フランス 269,688 4.8 台 湾 70,802 1.3 中国 55,986 1.0 ノルウェー 54,000 1.0 イギリス 35,412 0.6 香港 27,766 0.5 カナダ 17,814 0.3 シンガポール 17,430 0.3 ロシア 15,205 0.3 日本 12,013 0.2 その他 27,969 0.5 合 計 5,582,965 100.0 注1) 1988-97年11月の累計 注2)

r

産業別j と「投資国別Jの合計が異なるのは前者 にラオス側資本が含まれているため。 出所) ラオス外国投資管理委員会提供資料により作成

参照

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