は じ め に
情報処 理セ ンター冨1所長 田 川 光 照
昨秋、全 学 リプレイスカ桁 われ、愛知大学の情報処 理環境が噺 された。OSに はWindows2000を 採 用 し、最新のネ ッ トワー クシステ ムが稼働 してい る。
巷では、パ ソコン本体や周辺機 器の低価格化 ・高e化 ・多様 ずヒ、 また記 憶装 置 ㎝)の 大容量化が話題 にな って い る。ハー ド面の進化は、パ ソコンを計算の道 具 ビジネス文 書作成の 道具 か ら、 いわば総台的 マルチメデ ィア受容 機 と しての利 用 を可能 に しつつあ る。
日本政 府も 「IT立国」を掲げ、「IT講習会」開催の ための補助金 を自治 隅 こ出 し、 また、5年 後 をめ どに日本の全世 帯が高速 インターネ ッ ト網 に接 続で きる ようインフラを整備 すべ く動 き出 した。
また、(:ATV接続 や⑳SL接 続 とい ったイ ンターネ ッ トへ の常時凄続が普及 しつつある一方 で、携 帯電 話やPHSが イ ン ターネ ッ ト端末 と しての役割 を担 うようにな った。
これ らを背景に、情 報処理 セ ンター が担う教 育機 関 としての役割が今後 ます ます大 き くな ってい くで あろう。2002 年度 か らは じまる予定の新 々カ リキュラムとの関係では、正規カ リキュラムを補 完す る各種 講習会、 と くにワー プロ および表計 算の講 習会を充実 させね ばな らな い。 また、 イ ンター ネ ッ ト時代に対 応す るモラル ・セキュ リテ ィに関す る教 育 も積極的 に展開 す る必腰 があ る。
しか し、同時 に、根 本的 に考 えなければ な らない問題 もあ る。
先 日、 ある人 が 「最近の学生 がワー プbで 謝 、た文章 をみ ると、以前の手書 きで書かれて いた頃 に比ぺ て雑 にな っ て いるような気 がす る」 と言 うの を聞い た。つ ま り、手書 きで文章 を書 くときには、 あらか じめ内容 ・構想 を しっか りと固めてか ら取 りかか る必要があ るが、 ワー フ勾 で書 く場 合には修正が 手書 きに比べては るかに楽 にで きるため、
と りあえず適 当に書 き始め ることがで きるとい うこ とに起 因 してい るの ではないか、 と言 うので あ る。
この指摘は、 ワー プロで文書 を作成す るときの二面性 をついてい る。すなわち、修 正の しやす さというメ リッ トと その裏にあ るデ メ リッ トであ る。 しか し、考 えてみ報 ま、修正の しやす さは 内容 ・構成が しっか りした文書 を仕上 げ るの に大 きな力 を発揮す るわけで、私 自身、文章 を書 くとき必ずパ ソコンの前に座 るのは この理 由に よる。それ がデ メ リッ トに反転す るとすれば、そ もそ も書 くとい う行為の訓係勅 次 如 してい ることに 由来 す るのではないだ ろうか。
こ弼 ま、書 くとい う行為の経験が少ない とい う意味ではない。電子メールの利 用や、Webペー ジ上の掲 示板へ の書 き込 みな どに よって、現在の学 生の方がほんの数 年前の学生 と比べても書 く機 会は多 くなってい るのではないか と思 うか らであ る。
学生がた とえば レポー トをパ ソコ ンで作成 す る場 合、必要に応 じてイ ンターネ ヅ ト経 由で情 報を収 集 した り、表計 算 ソフ トでデータを処 理 した りしなが ら、最後 はワープbソ フ トでま とめる とい うことになろ うが、その レポー トが 説得力あ るものになるか どうかは、いかにま とめ るかにかかっている。要す るに、 表現 の問題であ り、書 き方の問題 であ る。こ揺 ま何 もパ ソコ ンで文書を作成 す るときだけの問題ではな く、手書きの場 合も同 じであるが、 とくにパ ソ コ ンを使 う場 合の メ リッ トを最 大限 生か し、デ メ リヅ トに反転 させな いためには、 それ な りの教育 が必要なのか もし れ ない。 しか し、 これほ ど難 しい ものはな い。
何 を どう書 くか、 どう表現す るか とい う問 題は、情報処理教 育以前 の問題であ る。