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Academic year: 2021

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(1)

幾何学的構造・空間バターンと統計 111

は底におちるからである.そこで,その現象をなるべく条件をととのえてしらべるため,プラ スチック粒子を用い,振盤機を特別に作って,振動数,振幅,振漫時間をかえて初期に入れた 粒子の状態がどのように変るかをしらべた.ごめ際,振盤の効果を測定する測度として,Max−

we11demonの勤勉度に対応する量を導入した.また時間を長くすると,大きな粒子は流れのお そい部分に押し出される傾向があることがわかった.

4.ランダムパッキング内の圧力分布(6〕

 鉄パイプをランダムに重ね,二次元パッキングの圧力伝達をしらべようとした.Strainguage を用いる測定であるが,内部は成功したかったが壁圧分布については,大略に知ることができ

た.

参考文献

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I.Higuti.Astatistica1researchoncolloida1graphite,λmn.∫msた∫左α泳たMα肋.,VI,2.

A.Muta and I.Higuti(1955).Shape and size distribution of carbon b1ack when it is crushed,

λmm.∫m∫左∫広α桃ムMα肋.,VII,2.

E.Wase(1952).Dense random packing of unequa1spheres,肋伽Re∫.沢φ.Vo1.7,

I.Higuti(ユ960).A statistica1study of random packing of mequa1spheresλnm.〃∫左∫倣枇

Mα肋.,XII,3,

I.Higuti(1964).Mode1versuche uber zufヨnige packungen verschiedner Kuge1n md Mishunger von zweier1ei Kugeユn durch R高tter1mg,Pmc。ユ4働力ψm Nα左Com鮒力7λ力μMecん I,Higut1(1966).Bewegmgen und Mischungen von zweier1ei Kuge1n durch R砒telmg,〃。α

ユ6肋ノ4力αmハ厄た Comgグプbγノゆカムルτecゐ.

樋口伊佐夫(1973).幾何学的ランダムネスの統計的取扱い,数理科学,12−8.

細胞間接着カが関与する細胞パタン形成

       鐘紡ガン研究所本 多 久 夫・山 中 八 郎

組織表面の細胞の多角形バタンを調べているうちに,六角形パタンと矩形パタンの中問にあ たるパタンを見つけた. このバタンは2つの要因(細胞境界が短縮しようとする要因と細胞同 志の接着力の強弱からおこる要因)の釣り合いで形成されると考えられた. この事情を手がか

りにして,細胞接着力の強弱に関する量的情報が得られた.(1〕

多くの単層上皮組織ではその表面の細胞境界は図(a)のような六角形バタンに似たものを形

(、)   榊(・):

(。)粋

図1.

(2)

112 統計数理 第34巻 第1号 1986

成している.これは細胞境界カざ短縮しているという考えと一致している{2〕.これは細胞の種類が 一種類の均一な場合である.ところがウズラ輸卵管上皮組織は2種類の細胞より成り,図(b)に 示すようにどちらかといえば矩形に近い多角形が目立つバタンであった.

 より詳しく観察すると,輸卵管上皮は分泌細胞と繊毛のある細胞が互い違いに並んで,市松 模様(図。)のようなパタンを呈する傾向がある〔3〕.市松模様は2種類の細胞問の接着力に違い があって,異種間の細胞同志の方が同種間同志より強く接着する時に形成される.すなわち輸 卵管上皮は六角形パタン(図a)と市松パタン(図C)との中間のパタンである.境界長短縮か ら要請される六角形バタン形成と異種細胞間接着が強いことによる市松パタン形成との2つの 傾向の釣合い状態にあると考えられる.このように考えれば,異種間と同種間で細胞間接着力 がどれくらい違うかの目安が以下のようにして得られる.

 上皮組織では細胞境界長が短い方が安定なのであるが,同じ長さの境界では異種間の境界の 方が同種間よりも安定である.場合によっては同種間境界を短くするために異種間境界が長く なることもある.これを量的にとりあつかうために境界長に重みをかけることにする.重みは 同種間境界のとき1.0にたいして異種間境界では〃とする.輸卵管上皮のパタンにこの方法で いろいろな〃の値を与えて,重みをかけた境界長和のより短いバタンを求めると〃=0.43とし たときのパタンが現実のそれとよく合うこと・がわかった.系の安定化に寄与する程度を考える

と,同種問の境界が1.Oたけ短くたることは異種間の境界が2.33(=!/O.43)短くたることと寄 与としては同じであることにたる.これは細胞間接着力の違いの反映のはずである.組織中の 細胞の接着力を具体的に測定するのが困難である現状では,この〃の値は組織構築を理解する 上で役立つだろう.

      参考文献

(1) Honda,H.,Yamanaka,H.(1985).1st Intem.Symp.Sci.Form(Tsukuba).

(2) Honda,H.,Eguchi,G.(1980)、∫r加。グ扱。乙,84,575−588.

  Honda,H.(1983)、∫m≠em.地。.C〃。Zo馴,81,191−248.

(3) Yamanaka,H.,Honda,H.(1982).Ce〃∫切。左Fmc.,7,436.

甲状腺腫における濾胞腔の形状について     川崎医大有 田 清三郎・中 村 清 美

        原  田  種  一

 は じ め に

 甲状腺腫には,びまん性甲状腺腫と結節性甲状腺腫がある.前者は甲状腺全体が大きくなる もので,甲状腺組織の増殖,肥大によるものであり,後者は甲状腺の一部が腫瘍もしくは腫瘍 類似疾患により結節状とたるものである.

 結節性甲状腺腫には,癌,腺腫,腺腫様甲状腺腫が含まれる.このうち腺腫は上皮性の腫瘍 であり,腺腫様甲状腺腫は非腫瘍性で組織の過形成またはその退縮に由来する.しかし腺腫と 過形成の間に移行があるとも考えられているため,腺腫と腺腫様甲状腺腫との鑑別は困難で病 理学者がしばしば悩まされているところである.

 われわれは腸腫と腸腫様甲状腺腫の両者を,組織学的には顕微鏡写真上における濾胞腔から

参照

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