編集後記、奥付、裏表紙
その他のタイトル Nachwort der Schriftleitung
雑誌名 独逸文学
巻 31
発行年 1987‑03‑25
URL http://hdl.handle.net/10112/00018347
編集後記
「独逸文学」31号が出来上がりました.
掲載論文の内容は文学関係4篇,語学関係3篇(うち1篇は翻訳)で,専任教員3名,
院生及びO.D.4名という執筆者の顔触れと共に,バランスのとれたものとなったことを 嬉しく思います.特に,多年ユダヤ人問題に造詣の深い山下肇先生の論文は,膨大な資料 を駆使された,上海のドイツ・ユダヤ人問題への斬新なアプローチとして本号の白眉であ り,編集委員一同続篇を心待ちにしております.地道に第一次資料を渉猟・熟読し,あらゆ る既成の業績を批判的に吸収し,それらの上に立って独自の理論を形成する−これが文 学・語学を問わず研究者として不可欠の根本姿勢であることは論を俟ちません・安易に流 れることなく,初心を忘れることなく,関西大学のゲルマニスティク研究とドイツ語教育 とのレベル・アップについて,全会員が改めて切実に考えるべき時が来ているようです・
3月8日夜,新谷浩堆先生が逝去されました.昭和41年以来,関大独文科の専任スタッ フの一員として活躍された新谷先生は,一宇一句もゆるがせにしない厳しい授業を以て定 評がありましたが,暖いお人柄ゆえに,心ある学生たちからは例外なく慕われ,尊敬され ておられました.昨秋刊行された「文学論集」の関大創立100周年記念号に寄せられた論 文が,先生の最後のお仕事になりました.原稿用紙の桝目の4分の1ほどの几帳面で細か な字体が,今も目に浮かびます。当時既に不治の病魔に冒されながら 次の仕事を計画し ておられたと聞くにつけ, 54歳という働き盛りで世を去られたことは,同僚として痛恨の 念に堪えません.心よりご瞑福をお祈り申し上げます.なお次号は,新谷浩堆先生追悼号
となる予定です.
編集委員会 杉谷眞佐子 浜本隆志 八亀徳也 渡辺有而
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独 逸 文 学 31
昭和62年3月25日発行 編集兼
発行者 関西大学独逸文学会
吹田市山手町3−3−35 関大独文研究室内 電話・大阪(06)388‑1121 内線5015
印刷所 ナニワ印刷株式会社
(非売品)
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