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i 要 東京市悌貨公債訴訟事件

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(1)

l特にその経過並に一一一二の経済問題に付て

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東京市悌貨公債訴訟事件の概要

(2)

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尚一九二八年六月の抽出品川葉市訟と本事件止の関係−

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公債主公債讃券・IJ

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歩望 夕、

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四︑結

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λだ多︿の闘際的紛争のうち︑本事件程︑その金額に於℃重大であb

の内容に於℃複雑した事件はないのである︒﹂

乙れは︑去る一九三一年一月一三日︑悌閤バリI破致院の公判刊に於℃︑悌閤の公盆を代表し

て破致院検事総長マツア

wy

之のマヅアY総長の言を待つまでも攻く︑誠に︑本事件は︑図際的な紛害事件とし℃︑稀に

見る内容の複雑したものであb︑又その結果の如何は公債聾券所持人側にとって利害が重大で

Conclusions  de M. le  Procureur  General  Matter.  Cour  C:e℃剖sation.

(Ch1mbre Civile) Audience du 13 Janvier 1931. 

(註〉

(3)

あると同様に︑東京市にとっても財政的に非常なる影響を輿ふるものである事は︑説明を待つ までもない所である︒

私は︑本事件が相官その紛争の度を加へ℃来︑た営時から︑これに交渉を有し来った関係︑があ

るので︑以下簡単に本訴識の経過︑その守結の概要を述べて︑一つには乙の困難なる闘際的紛

守に庭し℃︑東京市が現に如何なる主張をなしっ︑あるかを知ると同時に︑かLる園際的有債

詮券は︑本来︑如何なる解樫方訟に従よ可きものであるかを︑主として経済的観結から研究し

たいと考へるのである︒

Lに前もつ℃御断b申す必要のある事があるσその第一は︑本事件は︑いまだ偽圃の訴

誌に於ても︑内地の訴訟に於ても︑全面的な終局を見たものでなく︑従つ℃今後︑種々なるデ

官 ノ

Eトな問題が本事件解決の矯めに随件するものであると考へられ得るからして︑本事件今

後の政策の如何に付℃は︑杢く言及するを避けねばなら設いといよ事である︒その第二は︑そ

れは前にも申した遁b︑本事件は内容が踊る複雑してほ伯るのであって︑これを杢部にわたって

説明する乙とは奥へられた紙数民限bある関係上︑不可能であると考へるので︑専ら経済的立

a

場から本事件を研究する事代止める事とする︒従って法律的な論争貼例へば一訴訟の管轄擢のft

3問題二準擦法の問題三悌闘の確定剣決による内地への執行訴訟の問題の如きは︑四訴訟の内容

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(4)

安5

をなして居る多くの怯律問題と共に割愛する事とする外はないのである︒

本事件に関する参考文献を列奉すれば次の様である︒

本訴訟事件に闘しては︑今日まで多︿の挙者から意見書及川げ研究が溌表されて居る︒法律的な意見書としては︑杉山低次

郎博士の﹁東京市傍究公債訴訟意見書﹂がある

o其他︑故繭回徳一一一博士の﹁国際信義ノ玄揚ヨリ見タル東京市偽貨債問題﹂遜

佐慶夫氏の﹁悌蘭西=於ケル東京市債/私法問題﹂其他末弘博士︑板橋菊松氏︑豊浦奥七氏︑精橋渡氏の研究が愛表されて

磨る1

11

七月υイングエストメシト誌上にて﹁東京市偽貨公債問題︒将来﹂と題して簡堕な意一 見を述べた事もあった

o

狛︑本事案の法律的研究の矯には内地訴訟に於て︑東京地方裁列所から鑑定を命ぜられた東京帝凶

・・犬準設授高柳賢三氏の鐙定書

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れは﹁岡際的公債詮歩約款の解明件﹂主題して法蹴平協合五十周年記念論文集第二部に掲載

されて居る

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並びに大巌省事務官小原直樹氏の鑑定書の二つは法律上の論争に付て︑正確な認識を狩るには一讃を要する ものであるo又偽凶裁剣所と内地裁判刈所との河決要旨の法律上の相蓮に付ては﹁法律時報﹂第五巻第八絞の拙稿﹁日偽繭闘 裁判所の列決理由の来異に付て﹂があり︑通貨問題主して本事件を筒草に説明した拙稿﹁酒貨問題正して見たる東京市偽貨

公償訴訟事件﹂ハ信託協荷官舎報第七巻第六披︶もある︒又︑偽文にてパ

P 1にて後表されたもの正しては︑精機渡氏︒

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04店︒向︒吋

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vハ岡際契約の慣習的法律に基︿とき︑︸・丸一二年東京市五分利付公僚監券は如何なる貨幣を以て約束せら

れたるものであるかO︶がある︒図に前惑の一耐同博士の論文も偽文にて融政表せられたものを日本文に怠課して後表されたもの である正C

かかる種類の閤際公債諮券

ω解明仲其他につき一一腰興味を有せらるる方キは上抱の意見書或は研究を一一韻せられん事を希望一

(5)

本事件の経過

小川公債護行の経過

先づ順序とし

τ

︑本公債の募債が如何なる経過によってな3れたかを知る必要がある︒

明治四十四年︑東京市は︑帝都交通の統一の魚め東京銀道株式曾祉を買牧すると同時に︑電

気事業を横張して︑勝来の大都市とし℃の完備を期せんが矯め︑約一億園の費金主必要とした︒

而して︑か︑るE額の資金は︑営時︑乙れを内閣債を以℃し℃は︑その金額を特る事が困難な

る紋況にあった関係から︑三れを外債による必要があった︒而して︑若し︑外債を以てその金

額を得る事が不可能なる場合には︑その一部を内債にょっ℃補充せんとしたのであった︒

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西

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︑上越の所要金額が︑大館︑官時

我園の金融と最も緊密な関係にあった英閣に於て募集し得る可能性が明白となったので︑東京

市は︑その監替官醸である内務︑大臓︑雨省に︑募債総額九百十七宮内五千跨の起債の認可を求

めだ︑之れを得たのであった︒之の場合︑.起債総額が跨貨を以て京れたのはー

如き闘係から︑蛍初︑募債が英園に於て可能であった︑が矯めであb︑二つには︑昔時︑我園と

財政的に最も緊密なる闘係にあったのぽ英図であb︑従って時貨を以℃総額を表示する事が便

東京市御貨公債訴訟事件の概要

(6)

利であったが矯めであb︑三つには︑募債の線額を表示する場合には︑般

AV

それが︑其後岡際

会債となっ℃数ケ図にて募集せらる︑場合に於℃も︑その総額が何れかの闘の通貨を以て表示

3れる事が臆募者にとって必要であb︑且それは公債義行の普通の所作であったが矯めに外な

らない︒従ってかく総額が英貨時を以℃表示曲︑回れ居る事は︑東京市の外債の接行の限度を明示

するが魚めの必要の文言であっ

τ

︑それは営該公債の総額が九百十七寓五千跨以上であっては

ならない︒と云ふ事を明示するが魚である︒換言すれば東京市は乙の起債の認可によって英貨

九百十七高五千磁を限度として︑起債し得るといふ殺行限度を表示したるに外ならないのであ

然るに︑其後幾何ならずし

τ

LE額は︑英岡市場のみに℃は︑消化不可能なる事が明

白となっ

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︑三れを米閥︑悌闘に於て募集する事︑が必要となったのである︒乙︑︑に於

τ

︑総額

九百十七寓五千磁の東京市公債は一つの園際公債︵

FZ

自主

S己目︒自︶として︑上越の諸岡市

のは勿論である︒然るに悌図に於℃募集するに際して︑その接行引受に営ったソシェア・ヂェ

Y銀行は︑嘗時公債購略行の局に嘗った日本帝閤財務官森賢吾氏にあ℃L︑悌園並びに白耳

(7)

E母国富仏国﹀になす事が傭闘にて臆募者を得る事を容

易にするものであると申し出たので︑森氏は乙の悌園の事情を察して︑備岡接行分は︑線℃乙

れを傭貨公債謹一参となして貰出す事に同意したのであった︒乙︑に於℃乙の園際公債は濁立し

た二つの接行分︵

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窓 口 ︒ ﹀

に分たる︑︑事と在ったのである︒卸ち一つは英米後行分と

して︑五百十七寓五千磁︵内︑三百高時は英闘にて︑二百高時間は米闘に℃︶であb︑他は︑悌

岡義行分とし℃一億八十八高法である︒但し上越の如く東京市の得たる起債限度の総額が九百

十七高五千肱切である関係上︑乙の悌岡義行分の一一億八十八寓法は線額九百十七高五千勝よb

たる四百高時切に等債する限度に於てのみ募集し得るもので3

ある事は言を待たない所である︒従つ℃か︑る接行限度に閲する﹁磁﹂と﹁法﹂との換算率を

定むる事が必要となるのである︒若し然らまる時は傭闘に℃募集3

3

額が英貨礁として︑時の矯替相場によって種冷に饗動し︑或は︑起債限度たる四百高磁を超過

する場合も生ずる恐れがあるJからである︒かLる必要から︑遁常︑此種の岡際公債の接行に営

つてはヲ爾貨幣の議行限度を明確にする矯めに︑雨貨幣の法定比債或はそれに近3比債を以て

換算率を明示する革︑となって居る︒東京市は乙の比債を一蹄︑二十五法一斗十二参となしたので

08

か︿屯接︑行限度たる四百高磁は一億八十八高法と確定されて悌園殺行分の総額となった

東京市偽貨公債訴訟事件の概要

(8)

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のである︒が然し︑以上は接行に至る経過であっ℃︑僻間接行分はあくまで一一億八十八寓法の

貨公債詮券なのである︒

上越せる所は︑突の東京市の三佃の候例によっ

τ

明治四十四年十月四日議決

東京市電気事業公債依例設定ノ件

東京市電気事業公債僚例左/週設定λルモノトス

東京市電気事業公債総例

ρ電気事業経尚昆ノ費途昌充ツル銭英貨券商・九百十七高五千傍ヲ明治四十四年度=一於テ募集λ

前項債綴ハ其一部ヲ内同僚二強更見ルコトヲ得比ノ場合三於テ︽英貨一傍三割シ金丸周七十七銭/割合ヲ以テ換算ス

本公債ハ銀行又ハ信託業者ヲシ一7引受畿行セシムルコトヲ待第二保 第三僚本公債ノ利子ハ参両金額Z劃シ一年百分ノ五以内トシ後行ノ際之ヲ出品ム 第凶保本公債三封シ融政行エル誇券ハ無記名利札附ト九

第五線

λル刺子支排ρ毎年二阿トシ前六月分宛ヲ衣銚フ 本公債/利子及一万金償還ハ電気事業特別命日計ノ負槍トシ元金ハ募集/年ヨF

第六僚

リ償還Z

本公債ノ諮務ノ種類一万利金支椀方法其他ノ手績ハ市参事舎ノ議決ヲ総テ市長之ヲ定ム

(9)

東京市電気事業会債依僻

市、明

4葉、四

例 五

第、二

銃.日

第一一保本会債こ電気事業純替ノ費逸品充ツル銭英貨一画九百十七蔦五千傍ヲ明治四十四年度z於テ募集月

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本公債ハ銀行又ハ信託業者アシテ引受畿行セシムルコトヲ得

本公債ノ利子ρ券函金額二釣シ一年百分ノ五ト見

本公債三封シ夜行λル諮歩ρ無記名利札附ト見

第五保本公債−ニ劃見ル利子支抑ハ毎年二同トシ前六月分宛ヲ支排ア

本会債ノ利子及元金償還山電気事業特別曾計ノ負櫓トシ一冗金ハ明治四十九年以後百分ノ一済崩法ハ後行額ノ百分ノ

一ヲ償還標準年額トジ償還−一依リ剰生シダル利子額ヲ第三年以下ノ標準年額−一加へ償還λル方法︶二依リ明治八十五年迄 7V本公債時償何側面以下ナルトキハ買入償還ノ方法品依ルコトヲ得

9P一部叉ハ全部ヲ償還スルEトヲ得︑但此場合=一於テハ六月前

λ

第七傍本会債ノ元利金ノ支梯ハ霞日一刑事業/純牧入7以テ俺先−−携保セラルルモノトλ

本公債ノ諮券ノ種類︑一元利金支扮方法其他/手緩ρ市参事命日/議決ヲ緩テ市長之ヲ定ム

東京市電気事業公債依例

布、明

t菜、四

第 五

旗、日

東京市悌貨公債訴訟事件の概要

(10)

第一保

ρ英貨五rf 第二依英貨公債中三百十七高五千傍ハ英同−一一於テ二百高傍ρ北米合衆闘一一於テ護行シ偽貨公債ρ

英貨公債謹書ハ額面二十時官︑百傍︑二百棟/一ユ種トシ働賃公債詩書ハ額面五百法ト見

会債/利子支梯期日ハ=一月一日及九月一日トシ

第一同ノ利子ρ明治四十五年九月一日之ヲ支挽アモノトλ 第五依北米合衆闘及偽国一三於テ後行λル本公債第一同/利札ハ明治四十五年三月一日ヨリ起算シタル六月分トシ英図−一於 テ護行λル本公債第一同ノ利札ハ愛行ノ日ヨH起算シ梯込期日及金銭高山際シタル部分利札トλf

hF後行ノ日ヨF明治四十五年二月二十九日迄ハ日割利子ヲ支排アモノトλ

本公債償還抽畿ρ六月一日償還ρρ明治四十九年六月一日トλ

本公債一元利金/支梯ハ電気事業公債依例第七保昌規定スル優先捨保/外︑市ノ総枚入ヲ以テ一般−櫓保セラルルも第七保

ノトシ一般櫓保ハ明治三十九年ノ事業公債元利金ヲ特一﹄捨保スル牧入ヲ除キタル部分一一付同公債卜同一順位ト九

JI

本総例第一線及第七線中公債依例トアルハ明治四十五年二月十三日地第一一七一一統ヲ以テ許可ヲ受ケタル本年東京

帯保例第二畿電気事業公債依例ヲ指λ

上掲の市保例第二競の第一一保第二項に﹁英貨一時ニ封シ悌貨二十五法二十二参ノ割合ヲ以ア

言に付き注意する必要がある︒前者は前にも説明せる如︿接行に際して異なれる二貨幣の換算

を定めたる比率に過ぎないものであって︑それは決して支排時に於ける確定換算卒を約束せる

(11)

ものでない事は明かである︒而し

τ

︑後者は只本公債の横行の限度が幾何であ忍かを明示す石

数額であっ

τ

︑それは︑決し℃東京市が支捕に際し℃醗貨による義務あるを何等示すものでな

い事である︒か︑る類似の僚例を︑吾

Lq

は容易に他に見出す事が出来るのである︒例へば︑大

正十五年の市傑例第八競︵東京市復興事業会債︶の第二僚には

﹁本会債ハ券商一億四千四百五十寓九百七回以内︑手取額一億二千五百九十九高千九百八十七回以内ト見︒

本公債ヲ外閣=於テ溌行スル場合ハ本位貨幣/純分比債=依F前項券面金額ヲ外賃金額=換算ジタルモノヲ以テ券面総額

ノ最高限度ト見﹂

とあb︑叉周年の横潰市復興事業会債僚例第十一競の第二僚には

﹁本会債ハ券市参千九百六十高九千二百闘以内トλ

本公債ヲ外圏一ご於テ愛行九ル場合ハ本位貨幣ノ純分比債一ご依リ前項金額ヲ外貸金額=換算シタルモノヲ以テ券市領ノ最高

乙れを本件の保例と比較すれば︑只本件公債は︑上掲二公債と異なっ

τ

︑その接

行限度が︑跨を以て表示されて居b︑従つ℃︑跨と法との本位貨幣の純分比債に還さ一磁を二十

五法二十二参に換算して︑

事を明かに知b

つは英貨五百十七寓五千鶴︑他は備貨公債一一億八十八高法たる事を明記するに至った所以を︑吾

東京市偽貨公債訴訟事件の脱要

五 一

(12)

ふは明かに如b

従って悌闘の詮島知所持人等の主張するが如く此等の文言からし

τ

︑東京市が法公慣を以宅︑

藤公債の一部在bとなすが如主意凪推定を在し特ない事は勿論であって︑一勝が二十五法ニ十

bとの換算率1l乙れは詮券面上には﹃E

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たる事を明かにする事と在るのであると謂はねばならない︒

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公債援行の手績

次に︑公債議行の手績を見るに︑先づ︑東京市は日本興業銀行と本公債批慣行に関する契約を

なし︑日本興業銀行は︑束京市を代表して︑同行が東京市よb付興せられたる権限に依って︑森

財務官をその代理人とし

τ

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理人とする︶と本市債に闘し接行契約を悌闘にて締結したのである︒

本契約書は︑その第一僚に於て︑上越の市保例に基いて五分利付市債参面総額金九百十七寓

五千礁を畿行する旨を明記し︑第二僚に於ては﹁巴里接行−一ヌ9営アラレタY金額A

億八十八寓法トシ英賃金四百高時ト等債−一シア各詮禁固金五百法ヲ有ス︐

Y

Y﹂事を明かにし︑第三候以下に於℃本公債の権保︑その償還方法等を詳細に暁詑じ

(13)

τ

居る︒乙︑に特に注意す可き記載事項がある︒それは第五僚に於

τ

白耳義に於ける支捕を規

定せる項のうちに﹁:::但シ右支梯︵郎ち白耳義の諸銀行に於ける本公債詮券の支梯﹀ニA

里魚替相場ニヨY

モノトス﹂といよ一一唄である︒乙れは本公債詮券の白耳義に於ける支梯態様

を明記したる所のものである︒郎ち此の悌闘の五

O

O法の誼券が白耳義に℃支掛る\場合には︑

巴里向矯替相場による白耳義法に℃支梯がな注る︑事を明記したる約款である︒この僚項によ

って見ても︑本悌貨公債詮歩は備図法の誼品妙であって︑それは決し℃鶴貨梯以のものでない事

は明かである︒若し偲に本誼雰が時貨によるものであるとするならば︑ロンドν向魚替相場に

よる事を明記せねば在らないはずであったのである︒

か﹄る公債契約によってソシェア銀行は本傭貨公債の金部引受をなし︑同銀行は券面五百法

申込金百法︑梯込金一二百八十ニ法七十五参卸ち金四百八十三法七十五参︿之れは英米穀行分で

ある時公債誼券よb格安である︒その代bに英米穀行分には認められない消滅時殺を約款にい

τ

一九一二年二月二十六日よb二十九日ま

での聞に梯込をなヨしめ︑仮誼雰を交付し︑周年九月一日以降本龍券と引換をなしたのであ

(0)る

公償謹券面の記載事項

Z

東京市繍貨公債訴訟事件の概要

(14)

︐悌貨公一債詮券泰面の記載事項中の重要なるものを摘示すれば︑︵一︶最初に九百十七高五千勝

と本園際公債総額が磁を以て記苫れ︑その下に英貨公債五百十七寓五千勝︑悌貨公債一億八十

八高法と記し︑更に括弧内に﹁一億八十八高法は四百高礁に等債す﹂といふ文言が記注れてゐ

る︒︵二︶次いで本公債の義行権限を明かにする矯め一九一一年一O

J

二年二月の保例日本帝闘政府の認可あbたる事を記して居る︒︵三﹀その下部に稿大文字を以て

0

0

O 000法五分利付五

O

O法の詮券二O

O通と記し︑次で最大

文字を以て五

OO

O

O法無記名債雰と記してある︒︵四﹀次で市長尾崎行

雄の名を以て第一一保乃至第十五僚の約款が記ヨれて居る︒今此等の約款を見るに︑その第一一保

に於ては本券所持人は東京市よ

AY

五百法並びに年二十五法の利子を受くる擢利を有する旨を定

め︑第二僚に於て︑元利金の支梯はアラ

Fンスに於ては法を以てな遣れ︑ベYEに於ては〆型

宛即時捕の矯替相場によって換算せる白耳義法を以てなさる可き旨を明定し︑第五僚に於ては

悌貨公債謹券の番競を英貨公債詮雰のそれと濁立に定め︑第十僚に於ては︑英貨会債と共通在

る携保を記じて居る︒而して︑以上は皆英悌雨丈を以て記し︑本文面の解調停上の疑義は︑英文

を基準として解決詰る可3事を第十五僚に記して居る︒叉︑誼券の利札にも︑総額が礁にで記3

れ﹁一億八十八寓訟は四百寓磁に等債す﹂といよ文言があると同時に︑白耳義に於てはメ一歩宛郎

(15)

時抑の矯替相場に℃換算せる法を以℃支排はるべき旨の記載がある︒而しiて︑公債を募集する に嘗つ℃の目論見書︵

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申立ロるにある記載も上越の約款と何等特に異った勅がないのである0

3備固に於ける訴訟の経過

上越の如き経過によって募集せられた法公債詮券所定の約款に準接して︑東京市は︑十数年

間紙幣法を以て元本並びに利子の支梯を績け︑所持人も亦之れを法公債謹券とし℃何等疑よ所

なく︑一之れを受領し来ったのであった︒然るに世界大戦後﹁法﹂の惨落を見るに及んで︑本詩雰

の利子支捕を︑金法︑勝或は時にて換算せる﹁法﹂を以

τ

︑支捕を要求す可しと云ふ所持人一部

輿

yp

オ博士が︑東京市を相

手取って本公債の利子を法曹と跨の法定比債によって訟を以

τ

支梯ふ可しといよ訴訟をセイヌ商

事裁剣所に提起するに至った︒

東京市は︑直ちに︑か︑る不営なる請求に臆訴したが本訴は原告自ら取下げるに至った︒

次て︶一九二八年以来セI

Eヌ裁剣所に同様の訴訟が提起せらる﹂に至

った︒之︑に︑法律問題としては︑悌園裁判所に管轄権あbや否やが問題であb︑賞臆法とし

ては準擦法如何が問題となb得るのであるが︑然しか\る問題は︑前越せる如く本小論に於℃

は金部割愛する事としたので︑左に簡単に今日までの傭閣に於ける訴訟の経過のみを記述する

東京市偽貨公債訴訟事件の概要

(16)

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に止める事とし︑各訴訟の内容に付ては一切︑

簡単に訴訟の経過を記載すれば衣の様である︒

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東 原京 告

市 下 よ 寸

注 空 疎

梯~掛

3p ~ー、

敗 勝訴 訴

一一一一」

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l破棄院判決|

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︵ ト 九 一

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i金法梯︵勝訴︶一

一九二八年三月一

1

l法梯︵敗評︶i京市

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i接軍一ノ判定

Aj

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アイジョン控訴院判決l

十プザンソン控訴院l

1プザンソン控訴院

1再上告入

7

l破棄院審理l

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︵年二月﹂ン判決に

欠蹴なし跨単一公

(17)

了解し難き黙があるやも知れないが︑乙れは悌闘の裁剣所構成が我闘のそれと和異って居る鴎

係からであって︑乙れを乙︑に説明する必要もないと考へるので只結論のみを記越するのみに

一九二八年以来の訴訟も︑兎に角一九三三年二月に悌問裁剣所にては︑東京市︑が

確定的に敗訴し︑従って英米穀行分である踏と同一取扱をな苫ねばならない悌闘法上の義務を

東京市が負ふ事と在ったのである︒只之の剣決の致力は訴諮の目的物となった公債詮券のみに

止まるのであるから︑若し訴外の公債所持人にして本剣決と同一の利盆を得んとする−ならば︑

調訟にまつ外はないのである︒

上速の訴諮と同一内容を有する訴誌が内地裁剣所にも我闘の公債所持人から提起せられた︒

をの結果は突の様である︒

l

l

1

東京地方裁判所l

l

i土台中

1東京市︑法梯︿勝訴γ

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l東京市而じて︑脅し︑之の内地訴諮の上品日の結果︑東京市が勝訴して法抑の剣決が確定した場合︑

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