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都丸禎三(昭和8 テイ ゾウ

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Academic year: 2022

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氏名(生年月日)

本 籍

学位の種類

学位授与の番号 学位授与の日付 学位授与の要件

学位論文題目 論文審査委員

都丸禎三(昭和8

テイ ゾウ

医学博士

乙第320号

目対自053年5月19日

学位規則第5条第2項該当(博士の学位論文提出者)

CaSO4とBeO熱ルミネセンス線量計素子の特性と線量測定への応用

(主査)教授 田崎 垂直

(副査)教授 松村 義寛,教授 野本 照子

論 文 内 容 の 要 旨

研究目的

放射線治療のさいの目的点の線量あるいはx線診断時 の患者の被曝線量等を正しく評価することは,線量効果 関係あるいは放射線防護の研究のために必要である.こ の最:適な方法は目的点の線量を直線測定することである が,現在この目的にかなった測定器は少ない.著者は最 近乱発された熱ルミネセンス線量計(以下TLDとい

う)の中にこの測定に適した素子のあることに着目し,

これら素子の臨床への適用範囲を検討した.

研究材料および研究方法

使用したTLDはプラスチック成形されたCaSO41 Tlnホイル型素子, BeO:NaおよびBeO:Na, Li焼 結粉末のガラス封入管素子である.

各素子について60Coγ線,高エネルギーX線および 電子線,ならびに診断用X線に対する特性を調べ,その 適正な使用方法を考察した.

研究結果および考察

1) 素子の使用方法と測定精度

BeO素子は熱発光量の光によるフェデングおよび機械 的刺激により擬似熱発光を生じるので,低線量の測定に

は注意が必要である.

TLD共通な欠点であるsupralinearity(ある線量以上 になると線量とレスポンスの直線関係が成立しなくな り,レスポンスが大きくなる現象)を,各素子について 線質毎に求め,その補正方法を確立した.1

各素子についてエネルギー依存性の程度を測定し,

60Coγ線で校正した素子を他の線質に用いるときの補

正値を求めた。

非supraHnear圭ty領域の線量の反復使用では各素子と も特性1に変化はないが,supralmearlty領域の.線量をう けたCaSO4素子は次の放射線測定では被曝歴に応じた 特性変化が観測されたので,その補正方法を確立した.

60Coγ線により空気中で個々に校正した素子の各線 質に対する測定精度(標準偏差)は,上記に述べた各補 正を施せば,60Coγ線に換算した熱発光量が・1R以上 の非suPralinearity領域で各素子とも3%以下,1,000R でCaSO4およびBeO:Na, Hが4%, BeO I Naカミ

7%程度である.

2)結論(線量測定への適用範囲)

電離箱線量計との比較によって,ホイル型CaSO4:

Tm素子は感応層が薄いので2次電子のbuild-up領域 および電子線中心軸深部線:量など線量勾配の大きな領域 の線量や,X線写真上に陰影を認めないことからX線診 断時の患老の被曝線量測定などに利用できるが,エネル ギー依存性があるので,その使用をこは注意が必要なこと がわかった.一方BeO素子は小型でエネルギー依存性 が少ないので,三線源および高線量率腔内照射等も含め た放射線治療時の患者およびフアントム内線量,および 診断時のフアントム内の測定に使用することができるこ

とを明らかにした.

一792一

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21

論文審.査の要旨

本論文は・放射線治療・X線診断部よび放射線防護の準め.㊥線量測定に.あたり・Casg4および BeO熱ルミネセンス線量計を用い,その測定方法,適応を確立したもので,臨床放射線医学に有意 義な研究であり,同時に学術上価値あるものと認める.

主論文公表誌

CaSO4とBeO熱ルミネセンス線量計素子の特性と線

量測定への応用,

日本医学放射線学会雑誌 第36巻 第9号 808~825頁(昭和51年9月25日発行)

副論文公表誌

1)担癌動物のDPN代謝

生化学 31(3)224~230(昭和34年β月)

2) Effect of 4聯nitroquinaldine N-oxidとon the DPN metab・lism of tumor tissue・(腫瘍組織のDPN代

謝ぺの4一ニトぬキナルジソN一オキシドめ効果)

.Gann 5289~95(昭和36年3月)

3)32P一β線によって各種物質により生ずる二次線に 関する基礎的研究

Radioisotopes 9(2)(昭和35年)

4) Amethod for translating scintiphots into color by the apPlication of‘the Sabattier eEect.(サバチェ 効:果を利用したシンチカメラ像のカラー変換法)

Rad圭oisotopes’17(7)275~279(昭和43年7

月)

5) Calculatio黙 of dose distributions in radiation th戸

erapy by a digital computer皿computation of

dose dl§tributions in variously shape field.(デジ タル計算:機による線量分布の計算第3報不規則形 照射野の線量計算)

日医放会誌 30(8) 718~729(昭和45年11

.月)

6).CIinical ekperience w至th Californium・252(First rep6rt)(Cf-252の臨床経験第一報)

日医放会誌 37(3)238~247(昭和52年3月)

一793一

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