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3次元型トランジスタを用いたシステムLSIの設計法

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会第68回全国大会. 3A-1. 3次元型トランジスタを用いたシステムLSIの設計法 渡辺. 重佳. 湘南工科大学. 情報工学科. 平面部だけでなく側壁部もトランジスタのチャ ネルになるため高密度化に適しているのが特徴 である。FinFET 導入の際側壁チャネル幅Dの値 の設定とどのトランジスタを FinFET 型にするか という選択がポイントとなる。その選択法とし てチャネル幅の小さいトランジスタを平面型と し、チャネル幅が大きいトランジスタを FinFET 型とする“平面型+FinFET 型”(図2)を今回 採用した。次に素子部分のパターン面積の縮小 効果を見積もるために、“平面型+. 1.はじめに 近年の高集積化されたシステムLSIでは、 2点の大きな問題が指摘されている。1 点目はシ ステムLSIを構成する平面型CMOSトラン ジスタの微細化の限界である。ショートチャネ ル効果の増加、サブスレッショルド特性の劣化 が解決困難となってきた。2点目はユーザーか らの高機能化の要請に答えるために必然的に生 じるチップの大型化に伴う製造コストの増大で ある。大型化に伴いグロスは低下し、歩留りも 大幅に低下してしまう。 これらの問題を解決する新技術として FinFET に代表される3次元型トランジスタが現在注目 されている[1],[2],[3]。本研究では FinFET 導 入によるシステムLSIのパターン面積の縮小 効果を通信用システムLSI等で見積もった[4] ので報告する。. D=13F(Fは設計寸法)の場合を想定する 1個のFinFETのチャネル幅=F+2×13F=27F W/L=27F/Fのトランジスタは 1個のFinFETで実現. W 3F = L F. 2.通信用システムLSIでの面積縮小効果 図1に FinFET の平面図及び断面図を示す。. IN. P. W 3F = L F. ゲート. 9F F. P 9F F. 27F F. T. 81F F. T. 27F F. W/L=81F/Fのトランジスタは 3個のFinFETを 並列に接続して実現 OUT. 81F F. 平面図 素子領域. 平面型で実現 平面チャネル部. FinFET型で実現. 図2.“平面型+FinFET 型”方式 トランジスタのチャネル幅. Wp+2D 側壁チャネル部. D. トレンチ深さ. 側壁チャネル部. 側壁チャネル幅:D の最適設計が重要 Wp. トレンチ分離. シリコン基板. トレンチ分離. 断面図. 図1.FinFET の平面図及び断面図 New design method of system LSI with three-dimensional transistor Shigeyoshi Watanabe Department of information science, Shonan Institute of Technology. 1-21. FinFET 型”法を通信用途システムLSI用セル ライブラリに適用した。各セルライブラリを用 いて設計したパターン面積がチップ全体の面積 に占める割合を図3に示す。トランジスタのチ ャネル幅で分類した結果を見るとチャネル幅5 F(Fは設計寸法)のトランジスタ(図中では x1で示す)が全体の74%の面積を占めてい る事がわかる。次にパターン面積の縮小効果が 最も大きい側壁チャネル幅を図3を元に求めた (図4)。チップの大部分の面積を占めている チャネル幅5Fのトランジスタを1個の FinFET 型で実現するD=2Fの時パターン面積の縮小 効果は最も大きい。パターン面積は全て 平面型で設計した時の約35%まで縮小出来る。.

(2) 情報処理学会第68回全国大会. トランジスタの直列接続段数 規格化したチャネル幅(n=5F ) X1 X2 X3 1 13.9 3 0.5 2 50.7 6 3 5.5 1.4 4 2.5 6 0.9 8 0.4 合計 74 10.4 0.5. X4. X8. X16. 1.2 5.9 0.7. 4.6. 7.8. 4.6. 1.4. 1.3. 1.4. パターン面積比 最適側壁チャネル幅 最適パターン面積. 合計 25.9 62.7 7.6 2.5 0.9 0.4 100. 1.3. プロセッサ 民生向け. 6: 0.9%. X16 1.4% X20 1.3%. X8 4.6%. X20. 4: 2.5% 3: 7.6%. X4 7.8% X3 0.5%. ASIC. 8: 0.4%. 通信用 システムLSI. 1: 25.9%. X2 10.4%. 2: 62.7%. トランジスタの直列接続段数で分類. 図3.各セルライブラリを用いて設計したパー ン面積がチップ全体の面積に占める割合 X16. X8 X4 X3 X2. 90 80. パ タ ー ン 面 積 (% ). 79%. 10.4%. 70 60 50 40. X1 74%. 34.5%. 30 20 10 0. 0 1. 2. 2. 4.5 3. 7 4. 9.5 5. 19.5 6. 39.5 7. 33%. X1: 88% X2+X3: 12%. 2F. 33%. X1: 74% X2+X3: 10%. 2F. 35%. 4.5F. 28%. 図5.各種システムLSIでの面積縮小効果 4.素子領域以外のパターン面積縮小効果 システムLSIでは“平面型+FinFET 型”の 導入により素子領域のパターン面積が大幅に削 減出来る事が分かった。しかしながらウェル境 界領域や配線領域ではパターン面積の縮小効果 は余り期待出来ない。例えば自回路内に数多く の内部配線が通るフリップフロップ回路では素 子領域だけでなく配線領域等も含めた全パター ン面積は約70%程度に縮小されるのに止まる。 今後具体的なセルライブラリでの詳細なパター ン面積の見積もりが必要になる。 5.おわりに “平面型+FinFET 型”導入によりシステムL SIの素子部のパターン面積が従来の平面型を 用いた場合の約30%に削減できる事を示した。 設計手法の構築により“平面型+FinFET 型”は 将来のシステムLSI実現の有力な候補になる。. X20. 100. 2F. X1: 2% DRAM用バッ X2+X3: 7% X27: 34% ファ回路 X81: 31% X9: 25%. X1 74%. トランジスタのチャネル幅で分類. X1: 90% X2+X3: 9%. 49.5 8. D: 側壁チャネル幅 (Fで規格化した値). 図4.パターン面積の縮小効果のD依存性 3.各種システムLSIでの面積縮小効果 パターン面積の大きな縮小効果が通信用シス テムLSI固有の結果では無い事を示すため、 プロセッサと民生向けASICに使用している セルライブラリ及びDRAM用バッファ回路で 同様の検討を行った。結果を図5に示す。チャ ネル幅5Fのトランジスタで構成されたセルラ イブラリx1のチップ全体に占めるパターン面 積(素子領域)はモチーフによって異なるが、 いずれも約30%までパターン面積は縮小され ている。(パターン面積を最小にする最適な側 壁 の チ ャ ネ ル 幅はモチーフによって若干異な る)。. 1-22. 参考文献 [1]渡辺:TISを用いたバッファ回路の新設計 法とその大容量 DRAM への適用検討、“電子 情 報 通 信 学 会 和 文 誌 C, VolJ86-C, no.3, pp.301-306, 2003 年 3 月. [2]S.Watanabe,”Impact of three-dimensional transistor on the pattern area reduction for ULSI,” IEEE Trans. ED, vol.50, no.10, pp.2073-2080, Oct. 2003. [3] 渡 辺 : “ TIS を 用 い た バッファ回路とその DRAM への適用検討“2003 年電通学会大会。 [4]渡辺:TISを用いたシステムLSIの設計 法、“電子情報通信学会和文誌 C, VolJ88-C, no.12, pp.1-11, 2005 年 12 月..

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