気管支喘 息の重症難治化要 因に関 す る研究
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(2) 1198. 沖. 和. 彦 細 胞 成 分 の 測 定:. A. 各 実 験 群 の モ ル モ ッ トに つ い て 静 脈 血 と気 管 支 肺 胞 洗 浄 液 中 の 細 胞 成 分 の 検 討 を行 っ た. まず,静 脈 血 中の 血 液 細 胞 成 分 につ いて はIAR 後 再 吸 入 時, LAR時. B. 再 吸 入 時 に, sodium. pentobarbitalを25mg/kgず. つ腹 腔 内に注射 して. 麻 酔 し,開 腹 後,門 脈 よ り12ml採 血 し た.そ の 一 部 よ り 白血 球 数 算 定 ,及 び 塗 抹 標 本 を作 成 し, May‑Giemsa染. Fig. 1. Protocol for re-inhalation of ascaris suum in the experimental model of bron chial asthma using guinea pigs. (A): Re-inhalation after IAR and (B) : Re-inhalation on LAR.. 色 後,鏡 顕 に よ り白 血 球 分 類 を. 行 っ た. 次 にBALF中. の 細 胞 成 分 に つ い て の 検 討 は,. まず モ ル モ ッ トの 頸 部 を 開 き,気 管 を露 出 し て 気 管 の 一 部 に切 開 を加 え,そ. こ に チ ュ ー ブ を挿. 入 し糸 で 結 紮 固 定 した. BALは 用 呼 吸 ピ ッ クア ップ(日. 本 光 電 杜 製)を. ッ トの 胸 壁 に 巻 き付 け,そ. モルモ. のセ ンサー か らの電. 気 信 号 を ア ンプ で 増 幅 し記 録 した. IAR後 入 試 験 とLAR時 入 後6時. 再 吸 入 試 験 に あ た っ て は再 吸. 間 ま で 呼 吸 曲 線 を記 録 し,各 気 道 反 応. の 判 定 は 第1編. と 同様 に 呼 気/吸 気 比(Expira. tion/Inspiration, LARモ. E/1)で2.0以. suum抗. 製)0.1mlと. 光 純 薬 社 製)10mgに. を加 え て1.0mlと 隔 で3回. な わ ちAscaris. Laboratories社. ル ミニ ウ ム(和. 原. 水酸 化 ア 生理 食塩水. した 抗 原 液 を作 成 し, 2週 間 間. 腹 腔 内 注 射 をす る こ とに よ り感 作 を行. っ た. 3回 目の 注 射 後 約1週 抗 原0.5mlを3倍 させ て,呼. 間 の 時 点 でAscaris. に希 釈 した抗 原 液 を10分 間 吸 入. 吸 曲 線 か らIARと. (Dual asthmatic. 二相 性気道 反応. response:以. 下DAR)出. 血 漿 中 及 びBALF中. 下 再 吸 入):. 前 述 の 方 法 でIAR及. びLARの. ル モ ッ トに, IAR後(IARが. 血 漿 中LTsの. 測 定 は, IAR後. 液 体 ク ロマ トグ ラ フ ィー(以. 下HPLC)用99.5. %エ タ ノー ル(和 光 純 薬 社 製)40mlと 後,遠. 再 吸 入 に はIARの. 混和 した. 沈 し,そ の上 清 を蒸 発 乾 固後, 10%ア. トニ ト リル(和 光 純 薬 社 製)5mlに. セ. 溶解 し, SEP.. PAKC18(Waters社. 製)処 理 後,再. し た.さ. セ トニ ト リル0.5mlを 加 え,. らに50%ア. び蒸発 乾 固. 教 室 の 方 法6)に 従 っ てHPLC. (Waters. Chromatograph. 用 い てLTC4,. LTB4を. Model510)を. Liquid. 定 量 した.. ま た, BALF中LTsの. 定 量 は, BALF10ml. 回誘発 に使用. 結 果 の 数 値 は全 てmean±SDで はWilcoxon検. 測 定 を行 っ た.. を推 計 学 的 に 有 意 と判 定 した. 結. み起 こ るモル. 再 吸 入 に はDARの れ ぞ れ 再 吸 入2時. モ 間後. に 採 血 と気 管 支 肺 胞 洗 浄 を施 行 した. (Fig. 1). 表 し,検 定 に. 定 を用 い, Pvalueはp<0.05. し た抗 原 液 と同 様 の 濃 度 の 抗 原 液 を 再 度 吸 入 さ. ル モ ッ トを使 用 し た.そ. 再 吸 入 時, LAR. 検 定 方 法: 出現 したモ. 回復 した 時 点)と. 回 復 前)に,初. モ ッ トを 用 い, LAR時. ロ イ コ トリエ ン濃 度 の 測. を静 脈 血 と同 様 に 処 理 し, LTsの. 再 吸 入 誘 発 試 験(以. せ た. IAR後. 収 総細. 色 塗抹 標本によ. る細 胞 分 類 を行 っ た.. 現. モ ル モ ッ トを選 別 し た.. LAR時(LARの. 5回 繰 り返 し た.回 収 液 か ら 回 収 率,回 胞 数 の 算 定 及 びMay‑Giemsa染. 時再 吸 入 時 に10ml採 血 し,遮 光 遠 沈 管 に て 高 速. と同 様 に 飯 島 ら7)の 方 法 を一 部 改 変 し. て 感 作 を行 っ た.す. 収 し,計. 定:. 上 を陽 性 と した.. デ ル の 感 作 方 法:. 第1編. (Greer. 再吸. 滅 菌 生 理 食塩 水. 10mlを 注 射 器 で 徐 々 に 肺 内 に 注 入.回. 1.. 果. 抗 原 再 吸 入 に よ る気 道 反 応 の 評 価. IAR後. の 抗 原 再 吸 入 及 びLAR時. の 呼 吸 曲 線 を検 討 した と こ ろ, IAR後 で は, Fig. 2Aの. 再 吸 入の際 の再 吸入. ご と く再 吸 入 直 後 にE/Iは. 多.
(3) 遅発 型気 道 反応動 物 モデ ルにお け る抗 原再 吸入 の影響. 1199. A. B. Fig. 3. Fig. 2. Course of asthmatic attack evaluated by the ratio of expiration to inspiration time during immediate (A) and late phase (B) after re-inhalation of ascaris antigen.. Number of leukocytes of venous blood at IAR (n=6), Re-inhalation after IAR (n=7), LAR (n=12) and Re-inhalation on LAR (n=9).. た,好 酸 球 数 もFig. の傾 向 を 示 し, LAR時. 次 にBALF中. 入 で は, IARよ. の再 吸入. ご と く再 吸 入 後 にE/Iが. 明 に上 昇 し,再 吸 入 後6時. 著. 間 に わ た っ て2.0以 上. が 続 い て お り,呼 気 の 延 長 が 著 明 で あ っ た. 2.. まず 静 脈 血 中 白 血 球 数 の 変 化 に つ い て 検 討 し た とこ ろ, IAR後 な く,ま たLAR時. 再 吸 入 で はIAR時. と有 意 差. 再 吸 入 で はLAR時. 意 に減 少 し た が(p<0.05),. IAR後. りは有 意 に 多 か っ た, (p<0.05)す. 総 細 胞 数 は, IAR後 り増 加 傾 向 に,ま. 吸 入 で はLAR時. よ り有 の再 吸 入 よ. な わ ちLAR. しか し, LAR時. 再 吸 入 後 に はIAR後. ろ, Fig.. 6Aに. はIAR時. よ り有 意 の 増 加 が 見 られ た. (p<0.05). 一 方LAR時. 示 す ご と くIAR後. ご と く, LARに. 比 較 してLAR時. 再 吸入 後に. 入 に 比 較 す る と有 意 に 多 か っ た.(p<0.05)ま. 再吸. の再 吸入 で. の 再 吸 入 で は , LAR時. て 有 意 に 増 加 して お り(p<0.05),か の再 吸 入 で はIAR後. に比較 し つLAR時. の再 吸 入 に比 して 著 明 な増. 数 の 減 少 が 認 め られ た. (Fig. 3). は や や 減 少 す る傾 向 で あ っ た.な おIAR後. (Fig. 5). の 好 中球 数 を検 討 した と こ. さ ら にLAR時 示す. 再 吸入 に. 比 し有 意 の 増 加 を認 め た. (p<0.05). 加 を示 した. (p<0.01)す. 4Aに. 再. よ り増 加 傾 向 に あ っ た が,い. 時 に 再 吸 入 を行 う こ とに よ り静 脈 血 中 の 白 血 球. 次 に,静 脈 血 中 の 好 中 球 数 はFig.. の再 吸. たLAR時. ず れ も推 計 学 的 に 有 意 差 は 認 め られ な か っ た.. 次 い で, BALF中. 血 液細 胞組成 の変 化 につ いて. 再 吸入 に. の 細 胞 組 成 につ い て検 討 した と. が再 吸 入 後6時. の延 長 は 軽 微 で あ っ た.一 方, LAR時. 再 吸 入 後 に はLAR時. 比 して は,有 意 に 多か っ た. (p<0.05). こ ろ,ま ずBALF中. 後 に は, Fig. 2Bの. ご と く好 中 球 と同 様. に 比 較 しや や 減 少 して い た が, IAR後. 少 上 昇 す る も2.0以 下 で あ り,そ の 後 も2.0以 下 間 に わ た っ て 続 い て お り,呼 気. 4Bの. な わ ち, IARよ. りLAR,. 再 吸 入 後 に な る ほ ど気 道 腔 内 へ. の 好 中球 が 増 加 す る こ とが 示 さ れ た. ま た, BALF中 くIAR,. IAR後. 好 酸 球 数 は, Fig. 6Bの の 再 吸 入, LARの3群. 意 差 は認 め ら れ なか っ た.し か しLAR時. ごと. 間に有 の再.
(4) 1200. 沖. A. 和. 彦. B. Fig. 4. Number of neutrophils (A) and Eosino phils (B) of venous blood at IAR (n= 6), Re-inhalation after IAR (n=7), LAR (n=12) and Re-inhalation on LAR (n=9).. Fig. 5. Number of total cells of BALF at IAR (n=6), Re-inhalation after IAR (n= 7), LAR (n=12) and Re-inhalation on LAR (n=9).. A. Fig. 6. Number of neutrophils (A) and Eosino phils (B) of BALF at IAR (n=6), Re-inhalation after IAR (n=7), LAR (n=12) and Re-inhalation on LAR (n =9).. 吸 入 で はLAR及. びIAR後. の再 吸入 に比較 し. て 著 明 な 増 加 が 認 め られ た. (p<0.05, す な わ ち, LARの. p<0.01). 気 道 腔 内 で は 低 率 で あ っ た好. 酸 球 が, LAR時. 再 吸 入 後 は 著 明 に 出 現 して くる. こ とが 判 明 した. 3.. B. Fig. 7. LTC 4 levels (A) and LTB 4 levels (B) in venous blood at IAR (n=6), Re inhalation after IAR (n=7), LAR (n= 6) and Re-inhalation on LAR (n=7).. ロ イ コ ト リエ ン濃 度 の 変 化 につ い て ま ず 静 脈 血 中LTC4,. こ ろ, Fig. 7Aの 入 よ りもLAR時 0.05),か. LTB4を. 再吸. の再 吸 入 後 に有 意 に著 増 し(p<. つLARよ. り も増 加 傾 向 に あ り,長 時. 間 に わ た る気 道 収 縮 にLTC4の れ た.一. 測定 した と. ご と くLTC4はIAR後. 方LTB4は. (Fig. 7B) 次 にBALF中. のLTsに. つ い て はFig. LTB4い. IAR後. り高 値 を示 す傾 向 で あ っ た が,有. の再 吸入 よ 意差 は認め ら. れ な か っ た.. 考. 察. 関 与が示 唆 さ. 有 意 差 を示 さ な か っ た.. Bに 示 す ご と(LTC4,. 時 の再 吸 入 の ほ うがLAR,. 8A,. ず れ もLAR. モル モ ッ トにおけ るLAR病. 態 を第1編 で検. 討 した結果, BALF中 の好 中球 増加 と気道組 織 への好 酸球 浸潤,並 びに化 学伝達 物質 であるLTs の増加 が見 られ,特 に好 中球 か ら放 出 されたLT.
(5) 遅 発型 気道 反応動 物 モデ ルに おけ る抗原再 吸入 の影響. 1201. 値 を示 し た動 物 を選 び, OA抗. 原 吸入誘発 テス ト. を行 っ た と こ ろ約 半 数 にLARが. 見 られ た .こ. の モ デ ル で は 繰 り返 し感 作 を行 い そ の 後 に 抗 原 吸 入 を行 い,誘 発 さ れ たLARの. 気道 粘膜 に好. 酸 球 浸 潤 が 多 く見 られ る と同 時 に 相 当 数 の 好 中 球 浸 潤 も見 ら れ,炎 症 性 変 化 の 関 与 を示 唆 す る と報 告 して い る が,著. 者 の検 討 した よ うな 抗 原. 再 吸 入 は行 っ て い な い.ま た, Wieslanderら10) は, OAを. 用 い て 感 作 し た モ ル モ ッ トのLARで. は 気 管 支 組 織 へ の 好 酸 球 浸 潤 が 著 明 で あ り,さ. Fig. 8. LTC 4 levels (A) and LTB 4 levels (B) in BALF at IAR (n=6), Re-inhalation after IAR (n=7), LAR (n=6) and Re-inhalation on LAR (n=7).. ら にBALF中. に は 抗 原 吸 入 誘 発 後6時. 好 酸 球 が 多 く見 ら れ た と報 告 して い る.著 者 の 実 験 系 に お い て は, LAR時. B4に. よ り好 酸 球 が さ ら に集 積 し,両 細 胞 か ら産. 生 さ れ たLTC4に. よ り気 道 収 縮 が 惹 起 さ れ る. 間 で,好. 中 球 の 出 現 が 見 ら れ, 20時 間, 72時 間 後 で は,. に は,気 管 支 周 囲 に. 好 酸 球 が 浸 潤 して お り, LAR時 BALF中. 再 吸 入 の 場 合,. へ の 好 酸球 出現 が再 吸 入 後 約2時. 間以. もの と想 定 さ れ た. 一方 ,治 療 に ス テ ロ イ ドホ ル モ ン を 必 要 とす. 内 に 見 られ て お り,抗 原 の 再 吸 入 が 誘 因 と な っ. る重 症 難 治 性 喘 息 例 は, BALF所. た.ヒ. 見 に好 中球 の. て 気 道 腔 内 に 好 酸 球 が 出 現 した もの と考 え られ トLARに. お い て もBALF中. へ の好酸. 増 加 が 特 徴 的 で あ り8),ま た そ の 発 作 は 強 く,遷. 球 出 現 が 見 られ る報 告2)4)11)があ り,本 動 物 モ デ. 延 す る な どの 点 で,動. ル と同 様 の 現 象 に よ る もの と考 え ら れ た.. す る と思 わ れ た.さ. 物 モ デ ル のLARに ら にLARの. 原 が 入 る こ とに よ りLARが の 重 症 化,難. 時 期 に再 び 抗. 積 み重 なって喘 息. 治 化 へ つ な が る と考 え,そ. の解 明 の た め にLARを い てLAR時. 類似. の機序. 呈 す る モ ル モ ッ トを用. に再 び 抗 原 吸 入 誘 発 を行 っ た .そ. の結 果,静. 脈血及 び気道局 所 に細胞 の集積 が見. られ な いIAR時. や さ ら にIAR後. の再 吸入 で は. 気 管 支 喘 息 に お け る好 酸 球 の役 割 は,近 年 で はeffector. cellと して 位 置 づ け られ て い る.そ. の理 由 の一 つ には,好 酸 球 の顆 粒 に含 まれ るMBP (major. basic protein)な. と言 う報 告 や,モ. ル モ ッ ト気 道 上 皮 の 剥 離 と線. 毛 運 動 の停 止 が 観 察 され る13)と い うGleichら. 発 作 の程 度 と持 続 が 軽 微 な傾 向 に あ り,血 液,. の 一 連 の 報 告 が あ る.従. BAL所. でのLAR後. 一方. 見 に も大 き な変 化 は 認 め られ な か った. ,静 脈 血 中 に 好 中 球,好. 酸球 が 増 加 し,. 気 管 支 周 囲 組 織 へ 好 酸 球 の 浸 潤,気 中球 の 遊 出 が 見 ら れ るLAR時 す る と,す. 道 腔 内へ 好. に抗 原 を再 吸 入. で に 気 道 腔 内 に 遊 出 して い た 好 中球. か ら新 た にLTB4が. 産 生 さ れ,気. 道組 織 中の. 好 酸 球 が 気 道 腔 内 に 遊 走 し,か つLTC4な. ど. ど塩 基 性 蛋 白が 気 道. 上 皮 の剥 離,線 毛 運 動 の低 下 な ど を起 こ し得 る12). って抗原 吸入誘 発試験. に 認 め られ る気 道 過 敏 性 の亢 進14)15). は,好 酸 球 の 組 織 障 害 作 用 に 起 因 す る もの と考 え られ る が,気 道 へ の 浸 潤 好 中球16)の 組 織 障 害 作 用 も加 味 され,さ. らに 気 道 の 上 皮 剥 離 に よ る. irritant receptorの. 過 刺 激 が 起 こ る17)と推 察 さ. れ る.か か る観 点 か ら考 え る と,今 回 のLAR時 抗 原 再 吸 入 誘 発 に お い て,各 細 胞 間相 互 反 応 に. の 化 学 伝 達 物 質 が 大 量 に産 生 放 出 さ れ て 強 い発. よ る化 学 伝 達 物 質 の 産 生 亢 進 に加 え て,気 道 に. 作 が 持 続 す る もの と考 え られ た.. 増 加 した好 中球,好 酸 球 が 気 道 の炎 症 とMBPな. LARの. 発 症 機 序 の 要 因 の うち,ま ず 好 中球 と. 好 酸 球 の 関 与 す る成 績 と して 寺 師 ら9)はLARの 動 物 モ デ ル に 以 下 の ご と く抗 原 の 反 復 吸 入 を行 っ て い る.す 週1‑2回. な わ ち モ ル モ ッ トにOA抗. 反 復 吸 入 させ,抗OA‑PCA抗. どに よ る気 道 上 皮 の 障 害 を惹 起 し て喘 息 発 作 を 遷 延 化 させ る こ とが 想 定 さ れ た. LAR時. に お け るLTsの. 変 化 に つ い て は,岡. 原 を毎. 山 ら18)が 羊 を使 用 したLARの. 体 が高. LARで. はBALF中. モ デ ル 検 討 し,. に 好 中球 の 増 加 が 見 られ,.
(6) 1202. 沖. LTB4とLTC4が. 和. 高 値 を示 す こ とを報 告 して 者 の 第1編. で あ っ た.. は じめ とす る好 酸 球 の 遊. 下 の 結 果 を得 た.. お り,こ の 成 績 は,著 LTB4を. 走 活 性 に つ い て はBoyden. 彦. の 成 績 と同 様. chamberを. 1.. LAR時. 2.. 福 田 ら19)の 実 験 で は,同 一 濃 度 で 比 較 す る と. IAR後. PAF. 0.01)と. 5‑HETE>ECF‑Aで. factor)>LTB4>. あ り,ま た, PAFの. 気. LAR時. 再 吸 入 のBALF中. に はLAR,. 再 吸 入 に 比 し て 好 中 球(p<0.05, 好 酸 球(p<0.05,. p<0.01)が. p< 有意に. 増 加 して い た.. 道 内 注 入 に よ り, 6時 間 後 を ピー クに 気 道 粘 膜. 3.. 内 に 好 酸 球 浸 潤 が観 察 さ れ てお り20),好酸 球 遊 走. IAR後. に はPAFの. 0.05), LARよ. 関 与 も重 要 と考 え ら れ る.か か る. PAFは,血. 再 吸入 よ り. 呼 気 の 延 長 が 長 時 間 に わ た っ て 続 い た.. 用 いた. (Platelet activating. 再 吸 入 で は, IAR後. 小 板21),好 酸 球22),好 中球23)24),肺. LAR時. 再 吸 入 後 の 静 脈 血 中LTC4は. 再 吸 入 に 比 して 有 意 に増 加 して お り(p< り増 加 傾 向 に あ っ た.ま た, LT. B4は. 有 意 差 が 認 め られ なか っ た. BALF中LT. 胞 マ ク ロ フ ァ ー ジ25),肥 満 細 胞26)な ど各 種 細 胞. C4,. LTB4はLAR時. よ り産 生 さ れ,LTB4は,好. IAR後. 中 球27),肺 胞 マ ク. ロ フ ァー ジ28)29}か ら産 生 さ れ る こ とか ら,好 酸 球 遊 走 の 機 序 に はPAF‑LTB4間. 以 上 の 結 果 よ り, LAR時. の相 互 作 用. 中球,好. 再 吸 入 に お い て,静 脈 血 中 白 血. 球 数 に 減 少 傾 向 が 見 られ,血. に繰 り返 し抗 原 が 侵. 入 す る こ と,す で に 気 道 腔 内 に 遊 出 し て い た好. の 検 討 も必 要 と考 え られ た. な お, LAR時. 再 吸 入 に お い てLAR,. 再 吸 入 よ り増 加 傾 向 が み られ た.. 酸 球 を 中心 とす る細 胞 が 反 応 し,さ ら. に か か る 現 象 が 繰 り返 し起 こ り,喘 息 発 作 が 長. 液 中 の 好 中 球 と好. 時 間 に わ た っ て 続 く こ とが 考 え ら れ た.ま. た,. 酸 球 が 気 道 に 集 積 した 結 果 と考 え ら れ た が,こ. そ の 際 に 重 要 な 役 割 を担 う化 学 伝 達 物 質 の 一 つ. の 場 合 好 中球 数 と好 酸 球 数 の 変 化 が 軽 微 な 点 か. と し て, LTC4,. LTB4の. 関 与 が 考 え られ た.. ら両 細 胞 以 外 の 血 液 細 胞 の 関 与 も想 定 され,今 稿 を終 え るに あた り,御 指 導,御 校 閲 を賜 りま し. 後 の 検 討 課 題 と考 え られ た. 結. た恩 師 木村 郁郎 教 授 に深 謝 す る と と もに,終 始 懇切 論. 気 管 支 喘 息 の 重 症 化,難. な指 導 と助 言 を頂 き ま した 高橋 ます.. 治 化 の 機 序 を解 明 す. 尚,本 論文 の 要 旨 は,第37回. 日本 ア レル ギー学 会. 総 会(昭 和62年10月7日),第28回. 日本胸 部 疾 患学 会. る研 究 の 一 環 と し て 抗 原 の 繰 り返 し暴 露 に よ る 喘 息 病 態 へ の影 響 を検 討 す る 目 的 でLAR動. 清講 師 に深 謝致 し. 物モ. デ ル を用 い て 抗 原 の再 吸 入 誘 発 試 験 を行 い,以. 総 会(昭 和63年4月26日)に. 文. お いて発 表 した.. 献. 1) Pepys J and Hutchcroft BJ: Bronchial provocation test in etiologic diagnosis and analysis of asthma. Am Rev Respir Dis (1975) 112, 829-859. 2). 木 村 郁 郎:喘 ‑182. 3). 木 村 郁 郎:遅 夫 編,デ. 4). 高橋. House. 心 に‑.ア 6). 高橋. 清,清. pp. 胸 疾 患 誌(1983). 21,. 181. 橋 Dustに. pp 清,多. 免 疫 薬 理 シ ン ポ ジ ウ ム,冨 岡 玖. 23‑40.. 高 年 発 症 型 難 治 性 喘 息 の 機 序;第4回. 京(1988). 難 波 一 弘,高 朗:. 発 ア レ ル ギ ー の 発 症 機 序 一 細 胞 反 応 を 中 心 と して 一;第3回. ー エ ム ベ ー ジ ャ パ ン(1985) 清:中. ル 社,東 5). 息 の 病 型 と そ の 本 質 論 一 中 高 年 発 症 型 難 治 性 喘 息 の 独 立 性 一.日. .. 免 疫 薬 物 療 法 研 究 会 記 録 集,山 村 雄 一 編,医 薬 ジ ャ ー ナ. 110‑130. 田 慎 也,清. 水 一 紀,中. 藤 研 一,岡. 田 千 春,辻. 光 明,沖. 和 彦,木. よ る 気 管 支 喘 息 患 者 遅 発 型 気 道 反 応 と発 症 機 序 に 関 す る検 討‑気. レ ル ギ ー(1988) 水 一 紀,難. 37,. 波 一 弘,中. 村 郁 郎,谷. 崎勝. 管支 肺 胞 洗浄 法 を中. 67‑74. 山 堅 吾,岡. 田 千 春,辻. 光 明,中. 藤 研 一,多. 田 慎 也,木. 村 郁 郎,周. 藤真.
(7) 遅発 型気 道反 応動物 モデル にお け る抗 原再 吸 入の影響 康,谷 崎 勝 朗:重. 1203. 症 難 治 性 喘 息 患 者 に お け る末 梢 血 好 中 球 分 画 か ら の ロ イ コ ト リエ ン 産 生 能 に 関 す る検 討 ,. ア レ ル ギ ー(1988). 37,. 322‑330.. 7) Iijima H, Ishii M, Yamauchi K, Chao C-L, Kimura K, Shimura S , Shindoh Y, Inoue H, Mue S and Takishima T: Bronchoalveolar lavage and histologic characterization of late asthmatic response in guinea pigs. Am Rev Respir Dis (1987) 136, 922-929 . 8) 竹 山博 泰:気 道 細胞 反 応 か らみ た呼 吸器 疾 患 の研 究 に 関す る研 究.岡 山 医誌(1981) 9) 寺 師義 典,湯 川龍 雄,寺 師. 第1編. 気 管支 肺 胞洗 浄 法 に よ る気 管支 喘 息 の病 態. 93, 667‑683.. 薫,本 島新 司,福 田. 健,池 森 享介,牧 野荘 平:感 作 モ ル モ ッ トに お け る遅発. 型 反応,出 現 とその発 生 因子 に 関す る研 究:気 道 過敏 性 研 究 の新 展開,滝 島 京(1989). 任,宮 本 照正 編,文 光 堂. 東. pp 192‑202.. 10) Wieslander E, Andersson P, Linden M, Axelsson B, Kallstrm L, Brattsand R and Paulsson I: Importance of particulate. antigen for the induction of dual bronchial reaction in guinea pigs. Agents. and Actions (1985) 16, 37-38. 11) DeMonchy JGR, Kauffman HF, Venge P, Koeter GH, Jansen HM, Sluiterm HJ and Vries K Bronchoalveolar. eosinophilia during allergen-induced. late asthmatic reactions.. Am Rev Respir Dis. (1985) 131, 373-376. 12) Gleich GJ, Frigas E, Loegerring DA, Wasson DL and Steinmuller D: Cytotoxic properties of the eosinophil major basic protein.. J Immunol (1979) 123, 2925-2927.. 13) Frigas E, Loegerring DA and Gleich GJ: Cytotoxic effect of the guinea pig eosinophil major basic protein on trachal epithelium. Lab Immunol (1980) 42, 35-43. 14) Cockcroft DW, Ruffin RE, Dolovich J and Hargreave FE: Allergen-induced increase in non-allergic bronchial reactivity.. Clin Allergy (1977) 7,. 503-513.. 15) Cartier A, Thompson NC, Frith PA, Roberts R and Hagreave bronchial responsiveness to histamine: way caliber.. FE: Allergen induced increase in. relationship to the late asthmatic response and change in air. J Allergy Clin Immunol (1982) 70, 170-177.. 16) Holtsman MJ, Fabbri LM, O'Byrne PM, Gold BD, Aizawa H, Waters EH, Alpert SE and Nadel JA: Importance of airway inflammation for hyperresponsiveness Dis (1983) 127, 686-690.. induced by ozone. Am Rev Respir. 17) Boushey HA, Holtzman MJ, Sheller JR and Nadel JA: Bronchial hyperreactivity.. Am Rev Respir. Dis (1980) 121, 389-413. 18) Okayama. H,. Aikawa. Bronchoalveolar. T,. Ohtsu H,. Sasaki H and Takishima. T: Leukotrien C4 and B4 in. Lavage Fluid during Biphasic Allergic Bronchoconstriction. in sheep.. Am Rev. Respir Dis (1989) 139, 725-731. 19). 福田. 健,沼. 尾 利 郎,山. 理 シ ン ポ ジ ウ ム,宮 20). 山 田 吾 郎:健 ウ ム,宮. 田 吾 郎,牧. 本 昭 正 編,デ. 常 に お け るPlatelet. 本 昭 正 編,デ. 21) Chignard M,. 野 荘 平:. Activating. Factor. ー エ ム ベ ー ジ ャ パ ン(1986). Le Couedic JP,. よ る好 酸 球 遊 走 能 の 免 疫 薬 理 学 的 解 析;第4回. ー エ ム ベ ー ジ ャ パ ン(1986). pp. (PAF)吸. Nature. pp. 43‑53.. 入 の 影 響 の 検 討;第4回. 免 疫薬 理 シン ポジ. BB and Benveniste J: The role of platelet. (1979) 279, 799-800.. Lenihan DJ, Malone B, Roddy LL and Wasserman SI: Increased Biosynthesis of platelet. activating. factor in activated. human eosinophils.. J Biol Chem (1984) 259, 5526-5530.. 23) Lotner GZ, Lynch JM, Betz SJ and Menson PM: Human neutrophil factor.. 免疫薬. 99‑115.. Tence M, Vargaftig. activating factor in platelet aggregation. 22) Lee T,. PAFに. J Immunol (1980) 124, 676-684.. derived platelet-activating.
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