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アメリカ2014年農業法の実施状況―農業経営安定対策を中心として―

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(1)

アメリカ2014年農業法の実施状況

―農業経営安定対策を中心として―

農林水産政策研究所 食料・環境領域

吉 井 邦 恒

(2)

報 告 事 項

1. アメリカの農業をめぐる最近の状況

2. 2014年農業法の実施状況―PLCとARC―

3. アメリカの農業保険制度

4. おわりに

2

(3)

1. アメリカの農業をめぐる最近の状況

(4)

1-1 日米の農業・農業経営の比較(2014年)

4 資料:農林水産省『農業構造動態調査』,『農業経営統計調査』, 『生産農業所得統計 』. USDA/ERS 注.1ドル=105.94円で換算(2014年,IMF)

日 本

アメリカ

農家戸数

販売農家

141万戸

208万戸

(主業農家 30万戸)

農地面積

販売農家

2.2ha

182ha

(主業農家 5.6ha)

[77ha]

農業所得

個別経営

119万円

31,025ドル

(主業経営 499万円)

329万円

農業生産額

8.4兆円

44.5兆円

作物65%,畜産35%

作物49.7%,畜産50.3%

(5)

1-2 農家類型別農業構造(2014年)

5

5%の大規模農家が、31%の農地を使い、

58%の生産額を稼得

資料:USDA/ERS, Agricultural Resource Management Survey . 1‐3、1‐4、1‐6及び1‐8において同じ。

注.GCFI(Gross Cash Farm Income )=農畜産物販売額+政府支払い+農業関連収入

(6)

1-3 農家類型別の平均農場面積(2014)

(7)

1-4 農家類型別の平均農家所得(2014)

7

(8)

1-5 主要農産物の農家受取価格

8

資料:USDA/NASS

注.2015年までの価格は暦年単純平均.

(9)

1-6 主業部門別現金農業所得(2010‐14年)

(10)

1-7 農業純所得と政府支払いの推移

10

価格低下に伴うPLC及びARCの支

払いにより、政府支払いの割合が

10%を超える見込み

資料:USDA/ERS, Farm finance indicators.

(11)

1-8 現金農業所得に対する政府支払い割合

(12)

1-9 農務省の農業歳出額の推移

12 資料:USDA, Budget Summary and Annual Performance Plan. 注.Outlayの実績値である

FY2001に歳出額の5割未満であった

栄養関係予算が7割を超える水準

(13)

13

2. 2014農業法の実施状況

(14)

2-1 アメリカの農業経営安定対策の変遷

• アメリカの農業経営安定対策は、5、6年ごとに制定される農業法に基づ

き実施。現行の2014年農業法の下では、主な経営安定対策として、主要

な農作物に対し4つの種類のプログラムが実施

14

プログラムの種類

1996年農業法

以前

1996年農業法

2002年農業法

2008年農業法

2014年農業法

直接支払い

直接支払い

直接支払い

直接支払い

不足払い型

不足払い

CCP

CCP

PLC

最低価格保証型

マーケティン

グ・ローン

マーケティン

グ・ローン

マーケティン

グ・ローン

マーケティン

グ・ローン

マーケティン

グ・ローン

収入変動対応型

ACRE

ARC

農業保険

作物保険

作物保険

収入保険

作物保険

収入保険

作物保険

収入保険

作物保険

収入保険

SCO

(15)

2-2 2014年農業法の主な経営安定対策の概要

15

不足払い型

PLC(Price Loss

Coverage)

基準価格と販売価格の差を補てんするが、選

択した作物の

基本面積

に応じた支払い。

作付

作物

(小麦)

≠選択作物

(大豆)のケースあり

<参考>

純粋な不足払い

作付けした作物の目標価格と販売価格の差

補てん。目標価格と市場価格の差に収穫単収

作付面積

を乗じた金額を支払う

マーケティング・ローン(

MLG)

販売価格がローンレートよりも低いときに

ロー

ンレートでの受取りを保証

最低価格保証

収入変動対応型(

ARC: Agricultural

Risk Coverage

基準収入の

86%よりも実収入が低下するような

軽微な収入減少

に対して、基準収入の

10%を

上限に

郡ベースまたは個人ベース

で補てん

農業保険

作物保険

自然災害等による

収量の減少

を補てん

収入保険

収量の減少または価格の低下による

収入の減

を補てん

<参考>

直接支払い

作付した作物の

価格や収穫量に関わらず

、選

択した作物について

基本面積当たり一定金額

を支払う。生産と支払いが

デカップル

(16)

2-3 プログラム別支払いの推移

16 資料:USDA/ERS & RMA

農産物価格低下時には、マーケティング・

ローンや不足払い型プログラムが発動。

2007年以降、直接支払いと農業保険が

重要な意義

注.2015年及び2016年は予測値。農業保険金は加入者負担保険料を控除したもので2016年の予測値は記載していない。

(17)

2-4 2014年農業法制定の背景と論点

【背景】

極めて厳しい財政事情の下で、農業歳出への強い削減圧力

【論点】

歳出削減への対応

直接支払いの廃止

栄養プログラム(SNAP)の削減幅が最大の論点:上院vs下院

セーフティネット・プログラムの強化

農業保険は重要なセーフティネット

従来の不足払い型(CCP)・収入変動対応型(ACRE)に代わる強力な

セーフティネット・プログラムの導入を求める声

北部(とうもろこし・大豆)は軽微な収入減少、南部(米・ピーナッツ)は

価格保証への対応を要望

17

(18)

2-5 2014年農業法における主要分野の取り扱い

農産物プログラム

直接支払い

、CCP、ACRE、生乳不足払いの

廃止

PLC、ARC、酪農マージン保護(MPP)の新設

・綿花を”covered commodity”から除外

農業保険

SCO、綿花向けのSTAXの新設

(保証水準の上乗せ)

・クロス・コンプライアンスの適用(保全管理の実施)

環境保全

・既存のプログラムの整理・統合(23→13)

・CRPの加入面積上限引下げ、CSPの拡大

栄養

・支給上の抜け穴への対応による

SNAP支出の抑制

・SNAP受給者への職業訓練

果樹・野菜等

・作付制限の緩和

・ブロック補助金の拡大

18

(19)

2-6 2014年農業法におけるセーフティネットの選択

19

PLCの選択

(作物ごと)

ARCの選択

郡ベースARC

(作物ごと)

個人ベースARC

(経営単位)

2015年4月7日までに、PLCとARCのいずれかを1回限りで選択。

2014年農業法適用期間中(2014‐2018作物年度)は変更不可

PLC(不足払い型)

マーケティング・ローン

+農業保険

+SCO

ARC(収入変動対応型)

マーケティング・ローン

+農業保険

(20)

2-7 PLCの仕組み

20

販売年度の全国平均価格が農業法で定められた基準価格(Reference 

Price)を下回るときに支払いを実施

PLC支払額の計算(作物ごと)

 支払率=基準価格-max〔全国平均価格,ローンレート〕

 支払額=支払率×支払単収×(85%×基本面積)

(21)

2-8 郡ベースARC

21

作物ごとの郡ベースの実収入が基準収入の86%(郡ベース収入保証額)

を下回るときに支払いを実施

ARC支払額の計算(作物ごと)

 基準収入額=5中3年平均郡単収×5中3年全国平均販売価格

 収入保証額=基準収入額×86%

 支払率=min〔収入保証額-実収入額,10%×基準収入額〕

 支払額=支払率×(85%×基本面積)

同じ郡の農業者Aと農業者B

の受け取る基本面積当たり

ARC支払額は同じ

(22)

2-9 作物別のプログラム選択割合

(基本面積ベース)

22

(23)

2-10 PLC・ARCの予想支払額と選択割合

2014‐18年予想支払額

(エーカー当たり)

プログラム選択割合

ARC

PLC

ARC

PLC

とうもろこし

27ドル

20ドル

93%

7%

大豆

17ドル

10ドル

97%

3%

小麦

11ドル

14ドル

58%

42%

グレイン・ソルガム

11ドル

21ドル

34%

66%

大麦

10ドル

22ドル

25%

75%

エン麦

2ドル

1ドル

68%

32%

4ドル

66ドル

5%

95%

ピーナッツ

45ドル

138ドル

0%

100%

23 出典:Westhoff, P.,  S. Gerlt, and J. Glauber, “Farm Program Elections, Budget Costs, and the WTO”のTable 1を転記. 

(24)

2-11 PLC・ARCの支払実績(2014年産)

24

(25)

2-12 主要作物の価格予測(FAPRI)

25

14/15

15/16

16/17

17/18

18/19

19/20

20/21

21/22

22/23

23/24

とうもろこし

2015予測

3.63

3.89

3.90

4.01

4.12

4.17

4.18

4.16

4.07

4.01

2016予測

3.70

3.60

3.75

3.87

3.94

4.00

4.00

4.05

4.03

3.99

PLC目標価格

3.70

3.70

3.70

3.70

3.70

3.70

3.70

3.70

3.70

3.70

大豆

2015予測

10.02

9.29

9.44

9.79

10.26

10.45

10.36

10.45

10.18

9.99

2016予測

10.10

8.82

8.73

9.42

9.44

9.74

9.84

9.99

10.00

9.90

PLC目標価格

8.40

8.40

8.40

8.40

8.40

8.40

8.40

8.40

8.40

8.40

小麦

2015予測

6.13

5.17

5.28

5.48

5.66

5.77

5.81

5.70

5.59

5.46

2016予測

5.99

4.99

4.97

5.04

5.25

5.36

5.40

5.44

5.42

5.38

PLC目標価格

5.50

5.50

5.50

5.50

5.50

5.50

5.50

5.50

5.50

5.50

米・長粒種

2015予測

12.22

12.31

12.43

12.38

12.50

12.54

12.57

12.55

12.51

12.46

2016予測

11.90

11.21

12.44

12.56

13.04

13.39

13.41

13.53

13.59

13.67

PLC目標価格

14.00

14.00

14.00

14.00

14.00

14.00

14.00

14.00

14.00

14.00

ピーナッツ

2015予測

428.08 437.75 413.50 398.59 407.30 416.41 421.41 417.94 407.56 396.52

2016予測

440.00 369.30 364.61 360.95 363.20 367.00 369.15 370.10 373.49 372.23

PLC目標価格

535.00 535.00 535.00 535.00 535.00 535.00 535.00 535.00 535.00 535.00

注.とうもろこし、小麦及び大豆はドル/ブッシェル、米はドル/cwt(100ポンド)、ピーナッツはドル/トン。

(26)

2-13 PLC・ARCの支払額予測(FAPRI)

26

2015年3月予測

2016年3月予測

2014 2015 2016 2017 2018 2014‐18年平均 2019 2020 2021 2022 2023 2019‐23年平均 とうもろこし PLC 9.96 23.82 24.91 22.13 18.80 19.92 16.50 17.18 20.24 20.58 21.82 19.26 ARC 42.64 38.83 29.39 13.60 9.69 26.83 8.50 10.29 12.44 13.92 15.71 12.17 大豆 PLC 0 15.04 14.30 10.16 8.33 9.57 7.93 6.81 8.51 9.21 11.47 8.78 ARC 8.46 26.88 23.10 16.24 9.85 16.91 6.82 6.52 8.16 9.84 11.10 8.49 小麦 PLC 0 19.14 19.97 15.35 13.86 13.66 13.33 12.53 13.41 15.40 17.32 14.40 ARC 8.79 14.89 14.34 10.40 7.37 11.16 6.07 6.08 7.00 7.94 8.59 7.14 米 PLC 66.40 67.12 65.29 67.49 63.79 66.02 62.69 60.69 62.80 64.50 65.04 63.14 ARC 0.23 2.18 7.25 6.45 4.86 4.19 3.61 3.62 4.31 4.49 4.99 4.20 ピーナッツ PLC 142.09 127.71 136.88 147.09 138.12 138.38 135.87 133.69 132.51 132.09 142.12 135.26 ARC 29.62 45.18 54.70 52.85 42.21 44.91 39.19 37.51 38.22 39.09 42.45 39.29 2014 2015 2016 2017 2018 2014‐18年平均 2019 2020 2021 2022 2023 2019‐23年平均 とうもろこし PLC 0.00 10.80 27.83 26.50 23.57 17.74 23.28 22.17 21.99 23.92 24.51 23.17 ARC 41.23 48.19 30.47 13.26 10.12 28.66 9.36 10.41 12.08 13.01 14.57 11.89 大豆 PLC 0.00 0.04 17.56 12.86 13.37 8.77 11.83 9.87 10.08 11.61 10.67 10.81 ARC 8.44 24.53 28.87 16.41 11.01 17.85 8.01 6.34 7.54 8.75 9.20 7.97 小麦 PLC 0.00 16.08 22.01 23.62 21.01 16.54 18.84 16.65 16.69 18.18 18.19 17.71 ARC 10.60 16.93 15.64 11.47 7.90 12.51 6.63 6.43 6.96 7.56 7.76 7.07 米 PLC 69.46 91.76 58.84 56.21 43.97 64.05 38.43 36.56 34.53 33.98 33.80 35.46 ARC 123.93 1.12 14.29 19.21 17.97 35.30 14.96 14.73 16.75 16.34 16.56 15.87 ピーナッツ PLC 124.95 217.87 210.34 210.77 206.37 194.06 203.82 203.24 203.76 198.05 199.73 201.72 ARC 23.91 65.11 61.02 56.02 51.03 51.42 48.99 49.81 50.29 49.57 50.78 49.89 資料:FAPRI‐MU, Report #01‐15 & Report #02‐16.2‐10において同じ。 (単位:ドル/エーカー)

(27)

2-14 主要プログラムの支払額予測(FAPRI)

27

資料:FAPRI‐MU, Report #02‐16

2014‐18年のPLC+ARCの

年平均支払額は50億ドル

(28)

3. アメリカの農業保険制度

(29)

3-1 アメリカの作物保険と収入保険の対象

保険対象リスク

保険対象農作物等

作物保険

(収量保険)

自然災害等による

収量の減少

・干ばつ、凍霜害、湿潤害、暴

風雨、洪水、病害、虫害、獣害、

火災、噴火等

穀物・油糧種子、果樹、野菜、工

芸作物、牧草、養蜂、養殖等

収入保険

上記自然災害等による

収量の

減少

価格の低下

のいずれか、

または、その両方による

収入

の減少

【作物別】

○トウモロコシ、グレインソルガム、

小麦、大麦、米、大豆、菜種、ヒマワ

リ、綿花、 ポップコーン・豆類

○果樹(チェリー、イチゴ、柑橘など)

【経営単位】

○すべての農産物(家畜・畜産物を

含む)

アメリカの農業保険は

任意加入

。農家は

作物保険、収入保険を自由に選択

29

(30)

3-2 農業保険加入面積の推移

30

収入保険の加入面積が依然として増加

(31)

3-3 収入保険プログラムの概要(2016年)

保証単位 プログラム名

プログラム概要

対象作物

作物別

RP(Revenue

Protection)

農業者個人の収穫量データと先物価

格・契約価格に基づく収入保証

(主要穀物・油量種子・綿花・豆類)

とうもろこし、綿花、

グレインソルガム、大

豆、小麦、大麦、米、

なたね、ひまわり、豆

類、ピーナッツ、ポッ

プコーン

ARH(Actual 

Revenue 

History)

農業者個人の収入額データに基づく

収入保証(一部果樹で試験実施)

チェリー、イチゴ、柑

ARP(Area 

Revenue

Protection)

郡の収穫量データ(統計)と先物価格

に基づく収入保証

とうもろこし、綿花、

グレインソルガム、大

豆、小麦、米、ポップ

コーン

経営単位

WFRP(

Whole 

Farm Revenue 

Protection

農業所得税申告書に基づき1つの保

険で全農産物の収入を保証

全農産物(一定の金

額以下の家畜・畜産

物を含む)

31

(32)

3-4 保証水準別の加入面積の割合(収入保険)

32

保証水準70%以上の割合が9割超

(2015年の平均保証水準は75%)

(33)

3-5 経営単位収入保険の実施経過

経営単位収入保険は、

農業所得税申告書を用いて、

農業者ごと

に畜産を含む

複数の農産物からの農業収入を経営単位で把握

て、収入が減少した場合に保険金を支払う仕組み(1つの保険証

券で複数の農産物を保証)

1999年度から、

AGR

(Adjusted Gross Revenue) をパイロット・プログラムとし

て試験的に導入(2014年度は18州で実施)

2003年度から

AGR-Lite

を恒久プログラムとして実施(AGRより保証は低い

が加入条件を簡素化したもの。2014年度は35州で実施)

2015年度

から、新たに

WFRP

(Whole Farm Revenue Protection)

を試験的に実施(15年度45州、16年度全州)

果樹・野菜生産者、有機農産物生産者、多角化経営

を主なターゲッ

トとして、AGR・AGR-Liteよりも充実した保証を提供することを意図

WFRPの方が収入保証額、保証水準、保険料補助率等は高い

農業所得税申告書のデータに基づいて保険の引受を行い保険金を

支払うという

制度の根幹の部分については、AGRやAGR-Liteと同じ

33

(34)

3-6 WFRPの仕組み

項目

仕組み

対象者

・継続する5年間の農業所得税申告書を提出できる者(新規農業者は3年間、

その他4年間でも可のケース有り)

・収入保証額が850万ドルを超えていないこと、家畜・畜産物または種苗・施

設栽培からの収入が100万ドルを超えていないこと

対象収入

・税申告書の農業収入から、収穫後価値増加分、補助金、農業保険金、雇

用労働収入等を除いたもの

対象リスク

・保険期間に発生した避けることができない自然災害や市場変動(価格低

下)による収入の減少

基準収入

・所得税申告書に基づく過去5年間の平均対象農業収入と農業経営報告に

基づく当年度の予想収入を比較して、小さい方の額

-平均対象農業収入を計算するとき、規模拡大等に応じて調整を行う

収入保証額 ・基準収入に保証水準(50~85%)を乗じた額

保険料

・保険料率は加入者ごとに設定。保険料補助率は56~80%

34

(35)

3-7 WFRPによる収入保証

当該保険年度の

農業収入としてカウントされるべき金額(算定収入額)が

収入保証額(

= 基準収入額× 保証水準

)を下回ったときに

、保険金が支

払われる仕組み

保証水準は、50~85%の範囲内で選択

35

基準収入額

収入保証額

算定収入額

保険金

足切りによる

控除部分

基準収入額は、

・過去5年平均収入

・当年予想収入

の小さい方

(36)

3-8 保険金の請求・支払いと損害評価

保険金請求

当該保険年度の

確定申告後60日以内に請求

→保険金の支払いは保険年度の

翌年の春以降

損害評価(保険金の査定)は、

ほ場に収穫物がない状況で実施

るので、

書類による審査

が中心

36 確定申告開始 2017.1.下旬 確定申告期限 2017.4.15 2016.1.1 保険期間 2016.12.31 2017.7.1 保険金請求期限 加入期限 2016.1.31,2.28,3.15 農業経営報告 修正期限 7.15 保険料納入 期限 8.15 保険金請求

(37)

3-9 経営単位収入保険の加入証券数

(38)

4. おわりに

(39)

4-1 アメリカのAMS(黄の政策)の上限と通報額

39

資料:アメリカの国別表から作成。4‐2において同じ。

(40)

4-2 非産品特定的AMSに関するデ・ミニミス枠

40

注.品目を特定しない非産品特定的な施策については、農業全体の生産額の5%以下の場合、

デ・ミニミスに該当することとして、削減の対象外となる。

(41)

4-3 WTO協定上のプログラムの分類

2008年農業法

2014年農業法

直接支払い

CCP

非産品特定

PLC

非産品特定?

ACRE

ARC

非産品特定?

マーケティング・ローン

マーケティング・ローン

農業保険

保険料補助

非産品特定

(2012年から

黄)

農業保険

保険料補助

(SCO・STAX含)

農業保険

A&O、引受利益

農業保険

A&O、引受利益

SCO・STAX含

酪農・MILC

酪農・MPP

黄?

41

(42)

4-4 まとめ

アメリカにおけるセーフティネットは、基本的には、品目ごとにプロ

グラムを組み合わせて、経営安定を図るという考え方になっている

と考えられる。

2014年農業法に基づく新たなセーフティネット・プログラムのPLCと

ARCは、基本面積に応じて支払われ(作付面積や収穫量からデ

カップル)、支払上限も設定されている。

FAPRIの価格予測等を考慮すると、移動平均で計算される基準収

入に対して支払いが行われるARCの予想支払額は減少し、法定の

基準価格との差額に基づくPLCの予想支払額は一定水準を維持す

る。このため、2019年以降は、大半の作物でPLCの支払いの方が

多くなる可能性が考えられる。

WTO協定上の国内支持に対する規律が現状のままであり、PLCと

ARCが非産品特定的な政策に分類されるとすれば、PLCとARCの支

出額はデ・ミニミスの枠に収まる可能性も考えられる。

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参照

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