• 検索結果がありません。

病理学的検査 はじめに 病理学的検査の精度管理は,HE 染色に加えて特殊染色は弾性線維染色, 免疫組織化学染色は HER-2 染色を実施した. 弾性線維染色は弾性線維の分布, 増生や減少, 変性などの変化を観察するために重要な染色です.HER-2 染色は, 近年, 分子標的薬の開発が急速に進むととも

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "病理学的検査 はじめに 病理学的検査の精度管理は,HE 染色に加えて特殊染色は弾性線維染色, 免疫組織化学染色は HER-2 染色を実施した. 弾性線維染色は弾性線維の分布, 増生や減少, 変性などの変化を観察するために重要な染色です.HER-2 染色は, 近年, 分子標的薬の開発が急速に進むととも"

Copied!
27
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

病理学的検査

【はじめに】 病理学的検査の精度管理は,HE 染色に加えて特殊染色は弾性線維染色,免疫組織化学染色は HER-2 染色を実施した.弾性線維染色は弾性線維の分布,増生や減少,変性などの変化を観察するために 重要な染色です.HER-2 染色は,近年,分子標的薬の開発が急速に進むとともに,治療効果や予後 などを事前に予測するバイオマーカーの探索が重要性を増し,治癒切徐不能な進行再発胃癌に対し ては,HER-2 検査を実施することが推奨されている.よって,免疫組織化学染色は,胃癌症例の HER-2 染色を実施した. 配布する未染色スライドは,同意を得られた症例を使用し,HE 染色は胃(手術材料),弾性線維 染色は肺癌症例(手術材料),HER-2 染色はヒト胃癌組織から樹立された c-erbB-2 産生胃癌腫瘍株 を超免疫不全マウス(NOG マウス)で作製したゼノグラフト組織を準備した. 【材料および実施方法】 ① 胃(HE 染色):手術材料.10%非緩衝ホルマリン,固定時間 2 日以内のものを使用. ② 肺癌症例(弾性線維染色):手術材料.10%非緩衝ホルマリン,固定時間 2 日以内のものを使用。 ③ 胃癌症例(免疫組織化学染色):10%中性緩衝ホルマリン,10%非緩衝ホルマリン.固定時間は 48 時間(2 日),72 時間(3 日)のものを使用(4 種類の固定条件). これらを型の通りにパラフィンブロックを作製.自動薄切装置を使用し,3~4μm 前後で薄切, 標本作製を行った.申し込みは,日本臨床衛生検査技師会の精度管理申し込みフォームから『HE 染 色のみの参加』,『HE 染色と特殊染色の参加』および,『HE 染色、特殊染色、免疫染色』の 3 つの選 択制とした. 【判定評価方法】 1. HE 染色 核(ヘマトキリン)の染色性,細胞質(エオシン)の染色性,コントラスト(色のバランス),共 染,染色むらの 5 項目を評価対象とした.また,RGB 抽出によるデジタル解析も併せて行った. 2. 特殊染色(弾性線維染色) 弾性線維の染色性,背景組織へ共染,染色むら,コントラストの 4 項目を評価対象とした.また, RGB 抽出によるデジタル解析も併せて行った. 3. 免疫組織化学染色(HER-2 染色)

病理医による,胃がん HER-2 病理部会作成の HER-2 検査ガイドに基づいた判定方法(Score 0~3) で評価を行った.また,Tissue Studio デジタル画像解析システム(DEFINIENS 社製)によるデジ タル解析も併せて行った. HE 染色,弾性線維染色は,項目ごとに,良:2 点,可:1 点,不可:0 点として合計点数から評価 した. A 評価:染色が十分に目的に達し,誰がみても綺麗な標本である. B 評価:染色が目的に達し,良い標本である. C 評価:染色の目的に達してなく,診断に支障が生じる標本である. D 評価:評価から除外.

(2)

HE 染色,弾性線維染色,HER-2 染色の合計点数および評価は以下の通りである. HE 染色 弾性線維染色 5 項目(10 点満点) 4 項目(8 点満点) A 評価 8 点以上 7 点以上 B 評価 7 点 6 点 C 評価 6 点 5 点 D 評価 5 点以下 4 点以下 HER-2 染色 Score(0~3) A 評価 Score 3 B 評価 Score 2 C 評価 Score 1 D 評価 Score 0 判定委員は HE 染色と弾性線維染色の評価については病理検査研究班班員 7 名,HER-2 染色の評価 については,病理医 1 名およびデジタル画像解析を行った.

Ⅰ.参加状況および参加施設数の推移

1. 申込数 ⅰ.HE 染色のみの申し込み施設 登録衛生検査所が 3 施設,一般病院が 5 施設,合計 8 施設であった. ⅱ.HE 染色と弾性線維染色の申し込み施設 登録衛生検査所が 2 施設,一般病院が 7 施設,合計 9 施設であった. ⅲ.HE 染色・弾性線維染色・HER-2 染色の申し込み施設 登録衛生検査所が 4 施設,一般病院が 36 施設,合計 40 施設であった. 参加申し込み施設数の合計は 57 施設であった. 2. 標本回収率 ⅰ.HE 染色標本 登録衛生検査所が 9 施設中 9 施設(100%),一般病院が 48 施設中 48 施設 (100%)であった. ⅱ.弾性線維染色標本 登録衛生検査所が 6 施設中 5 施設 (83.3%),一般病院が 43 施設中 43 施設 (100%)であった. 登録衛生検査所の 1 施設から弾性線維染色の参加申し込みはあったが,試薬の調整等の関係によ り,標本提出期限までの染色が不可能との回答.回収できなかった. ⅲ.HER-2 染色標本 登録衛生検査所が 4 施設 4 施設 (100%),一般病院が 36 施設中 32 施設 (88.8%)であった. 一般病院における参加申し込み施設数は 36 施設であった.しかし,HER-2 染色を外部委託してい る施設が 4 施設あり,この 4 施設からは標本回収が出来なかった.

(3)

3. 標本染色サーベイ参加施設の年次推移 今年度の調査は昨年度に比べ,HE 染色および特殊染色で参加施設が増加した.免疫染色の参加施 設数に関しては,昨年度と同じであったが,平成 25 年度に実施した HER-2 染色サーベイ(免疫染 色)と比較した場合では,増加がみられた. 図1.参加施設の年次推移

Ⅱ.HE 染色

1. ヘマトキシリン アンケート調査の結果,56 施設中 40 施設(約 71%)において,市販品(既製品)のヘマトキシ リンを使用していた.16 施設(約 29%)は自家調整したヘマトキシリンを使用していた. 表 1.ヘマトキシリンの調整.()内は平成 26 年度の調査結果.※:1 施設は不明. 市販品(既製品)を使用している 40 施設のヘマトキシリンメーカーを表 2 に示す.半数以上の施 設では,武藤化学社製のヘマトキシリンを使用していた. 表 2.市販品施設のヘマトキシリン液メーカー 25年度 26年度 27年度 HE染色 48 51 57 特殊染色 40 43 48 免疫染色 30 36 36 0 10 20 30 40 50 60 施 設数

染色サーベイ参加施設数

市販品 自家調整 合計 登録衛生検査所 5(3) 4(5) 9(8) 一般病院 35(31) 12(11) 47(42) 合計 40(36) 16(16) 56※(50 武藤化学 サクラ 市販品 25(62.5%) 15(37.5%)

(4)

自家調整では,16 施設中 15 施設(93.7%)において,メルク社製の試薬を使用していた.

表 3.自家調整施設のヘマトキシリン液メーカー

ヘマトキシリンの種類について表 4 に示す.市販品(既製品)では,New ヘマトキシリン(武藤 化学)の施設が 16 施設,ヘマトキシリン 3G(サクラファインテック)が 13 施設であった.自家調 整では,15 施設中 12 施設(80%)でマイヤーのヘマトキシリンを使用していた.

表 4.ヘマトキシリンの種類:New ヘマトキシリンは Type C,Type M を含む.

カラッチは 2 倍,3 倍法を含む.マイヤーは 1.5 倍,2 倍法を含む.2 施設は種類不明. ()内は昨年度の調査結果. 2. エオシン染色 アンケート調査の結果,56 施設中 40 施設(約 71%)において,市販品(既製品)のエオシンを 使用していた.16 施設(約 29%)は自家調整したエオシンを使用していた. 表 5.エオシンの調整.()内は平成 26 年度の調査結果.※:1 施設は不明. 市販品(既製品)を使用している 40 施設のエオシンメーカーを表 6 に示す.40 施設中 24 施設(60%) では武藤化学社製のエオシンを使用していた. 表 6.市販品施設のエオシンメーカー 自家調整施設のエオシンメーカーを表 7 に示す.自家調整では,16 施設中 12 施設(75%)にお いて,メルク社製の試薬を使用していた. 表 7.自家調整施設のエオシンメーカー メルク 和光純薬 自家調整 15(93.7%) 1(6.5%) GM ヘマトキシリン New ヘマトキシリン カラッチ ギル ヘマトキシリン 3G マイヤー リリー マイヤー 合計 市販品 1(1) 16(14) 4(2) 1(1) 13(11) 5(5) 0(0) 40(35) 自家調整 0(0) 0(0) 2(3) 0(0) 0(0) 12(13) 1 15(16) 市販品 自家調整 合計 登録衛生検査所 5(3) 4(5) 9(8) 一般病院 35(31) 12(11) 47(42) 合計 40(34) 16(16) 56※(50 武藤化学 サクラ メルク 市販品 24(60%) 15(37.5%) 1(2.5%) メルク 和光純薬 chroma 自家調整 12(75%) 3(18.75%) 1(6.25%)

(5)

3. 染色方法 表 8 は HE 染色の染色方法を示す.56 施設中 41 施設(73.2%)においては,自動染色装置を用い て HE 染色を行っていた.平成 26 年度と比較すると,参加数が増加したことも要因として考えられ るが,自動染色装置を導入している施設が昨年度より増加傾向であった. 表 8.HE 染色方法.()内は平成 26 年度の調査結果.※:1 施設は不明. アンケート調査の結果,自動染色装置を使用している 41 施設では,サクラファインッテック社製 の機器が多くの施設で導入されている結果であった. 図 2.HE 染色における自動染色機メーカー 4. HE 染色評価 登録衛生検査所では 9 施設中 9 施設が A 評価であった.一般病院 48 施設中 47 施設が A 評価であ った.残りの 1 施は全体的に染色性が良くないと判定され C 評価であった. 5. HE 染色考察 今年度の評価は B 評価,D 評価の施設は無く,C 評価が 1 施設であった.そのほかの施設は A 評価 と大変良い結果となった.その要因として,ヘマトキシリンに関しては 56 施設中 40 施設(約 71%) が市販品を使用し,また,エオシンに関してもヘマトキシリン同様に,56 施設中 40 施設(約 71%) が市販品を使用していた.この事から,多くの施設においては試薬等の管理が行われていると考え られる.さらには,自動染色装置で染色を行っている施設が 41 施設(73.2%)であることから,ば らつきの無い非常に良い結果が得られたと考えられた.今回,C 評価(合計 6 点)の 1 施設(施設 No.275)は,ヘマトキシリン,エオシンともに市販品を使用し,また,自動染色装置で染色をされ ていた.しかし,染色ムラを除いては,1 点の判定であった.アンケート上の染色プロトコールで は他の施設と大きく変わることなく行われていたため,要因として,染色液等の劣化が最も考えら れた(写真2‐a,b). 32 (78%) 3(7%) 3(7%)2(5%)1(3%)

自動染色装置

メーカー

サクラファインテックジャパン Leica 白井松器械 サーモフッシャー ダコ 自動染色機 用手法 合計 登録衛生検査所 4(3) 5(5) 9(8) 一般病院 37(32) 10(10) 47(42) 合計 41(35) 15(15) 56※(50

(6)

Ⅲ.特殊染色(弾性線維染色)

1. 今回の染色サーベイで施行した弾性線維染色方法

今回の染色サーベイでは,48 施設中 42 施設(約 88%)で EVG 染色が行われていた.EVG 染色と 同じく,レゾルシンフクシン液を使用する染色としては,Elastica Masson (以下,E-Masson )染 色が知られているが,E-Masson 染色はわずかに 2 施設(約 4%)のみであった. 図 3.染色サーベイで施行した弾性線維染色方法. 2. 今回の染色サーベイに使用した試薬の調整方法 レゾルシンフクシン液に関しては,44 施設中 40 施設(約 91%)で,市販品(既製品)を使用し ていた.Victoria blue 染色液(以下,VB)を使用した施設は 4 施設のみであったが,全ての施設 において市販品(既製品)を使用していた. 表 9.弾性線維染色の調整方法 3. 染色方法 染色方法に関しては,48 施設中 41 施設(約 85%)は用手法であった.自動染色機を使用した全 ての施設において,サクラファインテックジャパンの Tissu-Tek Prisma で染色していた. 表 10.染色別,染色方法 42(88%) 4(8%) 2(4%)

弾性線維染色方法

EVG 染色 Victoria blue 染色 Elastica Masson 染色 市販品 自家調整 不明 合計 レゾルシンフクシン液 (EVG,Elastica Masson 染色) 40 3 1 44 Victoria blue(VB)染色 4 0 0 4 合計 44 3 1 48 用手法 自動染色機 合計 EVG 染色 36 6 42 Elastica Masson 染色 2 0 2 VB 染色 3 1 4 合計 41 7 48

(7)

4. 通常業務における,弾性線維染色用の薄切切片の厚さ 薄切切片の厚さに関してのアンケート調査結果は,48 施設中 34 施設(約 71%)で 4μm 以上,5 μm 以上の切片を用いるとの回答であった.4 施設(約 8%)は 3μm 未満の回答であった. 図 4.弾性線維染色用の薄切切片の厚さ 5. 弾性線維染色を行う臓器または疾患 アンケート調査の結果,最も多かった回答は肺であった.その他,消化器系,血管,心臓(弁), 皮膚,腎臓,甲状腺,乳腺などであった。疾患では,悪性腫瘍(腫瘍の脈管侵襲の確認)と回答し た施設が最も多く,その他,大動脈瘤や動脈硬化であった. 6. コントロールスライドガラスについて 弾性線維染色を実施する際,コントロールスライドも同時に染色する施設は,48 施設中 5 施設(約 10%)であった.この 5 施設は主に,胃癌,血管,解剖例の正常な肝臓,皮膚,肺等をコントロー ルスライドとして使用していた. 7. 弾性線維染色評価 48 施設中 42 施設が EVG 染色を行い,40 施設が A 評価,2 施設においては B 評価であった.VB 染 色を行った 4 施設および,E-Masson 染色を行った 2 施設は A 評価であった.今回配布した標本は, 自動薄切装置を使用し,HE 染色と同じ薄切条件で設定し 3~4μm 前後で薄切したため,弾性線維染 色用の切片としては薄い標本であったが,非常に良好な結果であった. 8. 弾性線維染色考察 EVG 染色において B 評価(6 点)となった 2 施設のうち,写真 5‐a,b(施設№.252)は細胞質 が非常に強く赤色に染色され,染色ムラも認めた.共染の原因として,ピクリン酸が飽和状態であ るか,ワンギ-ソン液における酸フクシンとピクリン酸の混合比等,染色液の組成が適切であるか, 再検討が必要であると思われる.また,染色ムラでは,ワンギ-ソン液後の分別操作に関しても検 討が必要と思われる.写真 6‐a,b(施設№.296)も弾性線維は良好な染色であったが,細胞質等 が灰色に染色されていた.染色工程を確認すると,鉄ヘマトキシリン後の分別操作が行われていな 4 10 19 15 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 3 μm未満 3 μm以上 4 μm以上 5 μm以上

切片の厚さ

施設数

(8)

かった.よって,細胞質等に共染し,灰色の染色結果になったものと考えられる.鉄ヘマトキシリ ン後,塩酸アルコール等で分別することが必要と考えられる.また,各染色液後は鏡検し,正しい 染色態度かを確認してから次の染色液に進める事が肝要である.

Ⅳ.免疫組織化学染色(HER-2 抗体)

1. 昨年度の HER-2 依頼件数について 図 5 は,昨年度における HER-2 依頼件数をまとめたグラフである.全体の約 78%が 300 件以内で あり,最も多い施設では 1500 件以上であった.36 施設の合計は 7398 件であり,その内,乳癌症例 では 6067 件(約 82%),胃癌症例および転移性腫瘍症例では 1331 件(約 18%)であった. 図 5.HER-2 依頼件数 2. 薄切後のベーキングについて ベーキングの時間と温度に関するアンケート調査結果では,温度は 37℃,40℃台,60℃台,70℃ 以上等,様々であった.時間に関しても,30 分間~24 時間(一晩)と回答があり,また,高温で短 時間の施設もみられ,統一性がみられなかった. 3. 抗体および染色方法について 図 6.は参加施設 36 施設における使用抗体のメーカーを示す.使用抗体では,ニチレイの抗体が 最も多く,次いで,Roche であった.ニチレイの抗体ではポリクローナル抗体が 8 施設,モノクロ ーナル抗体(SV2-61γ)が 6 施設であった.染色方法としては,36 施設中 31 施設(約 86%)が自 動免疫染色装置を使用していた.機種では,31 施設中 13 施設(約 42%)が Roche の Bench Mark を 使用し,ニチレイの HISTOSTAINER が 10 施設(約 32%)で使用されていた(図 7).用手法は 36 施 設中 5 施設(約 14%)であった. 10(28%) 9(25%) 9(25%) 3(8%) 1(2%) 1(3%) 1(3%) 1(3%) 1(3%)

HER-2 依頼件数

1-100件 101-200件 201-300件 301-400件 500件以上 700件以上 900件以上 1000件以上 1500件以上

(9)

図 6.抗体のメーカー

図 7.自動免疫染色機機種メーカー

4. 抗原賦活処理について

各会社が推奨している抗原賦活処理は,ニチレイのヒストファイン HER2 キット(POLY),DAKO の Hercep Test Ⅱともに,温浴槽で 95~99℃,40 分間.ニチレイのヒストファイン HER2 キット(MONO) は,Protease 試薬で室温,5 分間反応.Roche では自動染色装置を使用し,CC1 バッファー,95℃, 64 分間.ライカでは自動染色装置を使用し,Bond Epitope Retrieval Solution 1 で 97℃,25 分間 である.多くの施設では,各会社が推奨している抗原賦活処理条件で染色されていた.しかし,チ ャンバー,オートクレーブ,MW 装置等の使用や,抗原賦活試薬の反応時間が推奨より長い施設もみ られた. 3 6 13 14 0 2 4 6 8 10 12 14 16

Leica DAKO Roche ニチレイ

メーカー

施設数 3 5 10 13 0 2 4 6 8 10 12 14 Leica

Bondo Max Atosteiner DAKO Link48 ニチレイ HISTOSTAINER 36A/48A Roche BenchMark GX/XT/ULTRA

自動免疫染色機機種

施設数

(10)

5. HER-2 染色評価

病理医判定評価は,36 施設中 4 施設において Score2(組織 A~組織 D)であった.残りの 32 施 設は Score3(組織 A~組織 D)であった.P242,参照.

デジタル画像解析システムの写真の色分けは,赤色が Score3,橙色が Score2,黄色が Score1, 白色(透明)が Score0 である.

6. HER-2 染色考察

今回の染色サーベイに用いた組織 A~組織 D は必ず Score3 となる組織であるが,Score2 と判定評 価された施設が 4 施設存在した.Score2 の 4 施設中 3 施設においては,抗原賦活化の時間や温度, 抗原賦活化にチャンバーを使用など,各メーカーが推奨している方法ではなかった.そのため, Score2 となったと考えられる. HER2 染色の場合は 10%で定義されているため,少しでも強く染まっている部分があると Score3 になりがちである.デジタル画像解析で測定しているのと異なる施設があった(施設 No.1,72,126, 262).さらには,標本の端が染まり Score3 となっている施設(施設 No.58)がみられた.実際には 非特異的反応,あるいは,染色ムラと考えられる. また,ニチレイの抗体ではいくつかの施設で壊死部に強陽性に染まり(施設 No.41),Score3 であ るがデジタル画像解析での測定には,不向きになると思われた. 業務では病理医が鏡検し,HER-2 病理部会作成の HER-2 検査ガイドに基づいた判定方法を行って いる.判定・診断精度を担保するためには,体外診断用医薬品として発売されている各メーカーの 抗体キットを正しく用いて,染色を行うことが肝要である. 【総括】 今年度の精度管理は HE 染色,弾性線維染色,HER-2 染色はヒト胃癌組織から樹立された c-erbB-2 産生胃癌腫瘍株を超免疫不全マウス(NOG マウス)で作製したゼノグラフト組織を用いて染色サー ベイを行った.このような精度管理に参加することは各施設の染色プロトコールを見直すいい機会 であり,また,高い病理技術を維持するためには非常に重要である. 生化学検査等とは異なり,病理検査では自動化が遅れている.また,自動化が困難な場合も多い と思われる.そこで,各施設で容易にできる精度管理として,染色液等の管理と考える.染色液等 は市販品(既製品)を使用することが望まれる.HER-2 検査においては,判定・診断精度を担保す るために,各メーカーの抗体キットを正しく使用し,また,各施設で染色方法を再度確認して HER-2 検査を実施して頂きたい. アンケート調査の詳細に関しては,一般社団法人神奈川県臨床検査技師会の病理検査研究班ホー ムページに掲載いたします.http://www.jinringi.or.jp/?page_id=667 からご参照下さい. 今年度も多くの施設からご協力をいただき,感謝申し上げます.

(11)

HE 染色 写真 <A 評価> 写真 1‐a 対物 10 倍 写真 1‐b 対物 40 倍 <C 評価> 写真 2‐a 対物 10 倍 写真 2‐b 対物 40 倍 写真 2‐a では,全体的に茶色がかった染色を示し,コントラストが低く,共染を認める.写 真 2‐b は強拡大像を示す.A 評価(10 点)の染色と比較すると,核の染色性,細胞質の染色性 に関しても,減点の対象となった.

(12)

弾性線維染色 写真 EVG 染色 <A 評価> 写真 3‐a 対物 10 倍 写真 3‐b 対物 40 倍 写真 4‐a 対物 10 倍 写真 4‐b 対物 40 倍 <B 評価> 写真 5‐a 対物 10 倍 写真 5‐b 対物 10 倍 レゾルシンフクシンによる弾性線維染色は良好な染色態度を示している.しかし,写真 5‐a ではコントラストが低く,ワンギ-ソン液による赤色が強く染色されている.また,写真 5‐b では染色ムラも認める.

(13)

写真 6‐a 対物 10 倍 写真 6‐b 対物 40 倍 レゾルシンフクシンによる弾性線維染色は良好な染色態度を示しているが,細胞質は鉄ヘマ トキシリン液による共染を認める. Elastica Masson 染色 <A 評価> 写真 7‐a 対物 10 倍 写真 7‐b 対物 10 倍 Victoria blue 染色 <A 評価> 写真 8 対物 10 倍 写真 9 対物 10 倍 写真 8:VB-HE 染色 写真 9:VB 染色(後染色にケルンエヒテロート使用)

(14)

免疫組織化学染色(HER-2 染色)写真 全写真の組織は,10%ホルマリン 48 時間固定の組織である(組織 A). Leica(CB11)を使用した施設の顕微鏡写真,デジタル画像解析システムの画像を示す. 顕微鏡写真(病理医判定) 施設 No.82:Score3(x40) 施設 No.262:Score3(x40) デジタル画像解析システムの画像 施設 No.82 の HER-2 染色全体像(左)とデジタル画像解析システム(右)の写真を示す.赤色の腫 瘍細胞が 21%(10%以上)存在.デジタル画像解析システムで Score3 と判定された. デジタル画像解析システムの画像 施設 No.262 の HER-2 染色全体像(左)とデジタル画像解析システム(右)の写真を示す.赤色の腫 瘍細胞が 10%未満であり,また,橙色の腫瘍細胞が 48%以上存在.デジタル画像解析システムで Score2 と判定された. 施設No.82 施設No.262 施設No.82 施設No.82 施設No.262 施設No.262

(15)

DAKO(ポリクローナル)を使用した施設の顕微鏡写真,デジタル画像解析システムの画像を示す. 顕微鏡写真(病理医判定) 施設 No.185:Score3(x40) 施設 No.1:Score3(x40) デジタル画像解析システム 施設 No.185 の HER-2 染色全体像(左)とデジタル画像解析システム(右)の写真を示す.赤色の腫 瘍細胞が 22%(10%以上)存在.デジタル画像解析システムで Score3 と判定された. デジタル画像解析システム 施設 No.1 の HER-2 染色全体像(左)とデジタル画像解析システム(右)の写真を示す.赤色の腫瘍 細胞が 10%未満であり,また,橙色の腫瘍細胞が 86%以上存在.デジタル画像解析システムで Score2 と判定された. 施設No.185 施設No.1 施設No.185 施設No.185 施設No.1 施設No.1

(16)

Roche(4B5)を使用した施設の顕微鏡写真,デジタル画像解析システムの画像を示す. 顕微鏡写真(病理医判定) 施設 No.107:Score3(x40) 施設 No.126:Score3(x40) デジタル画像解析システム 施設 No.107 の HER-2 染色全体像(左)とデジタル画像解析システム(右)の写真を示す.赤色の腫 瘍細胞が 54%(10%以上)存在.デジタル画像解析システムで Score3 と判定された. デジタル画像解析システム 施設 No.1 の HER-2 染色全体像(左)とデジタル画像解析システム(右)の写真を示す.赤色の腫瘍 細胞が 10%未満であり,また,橙色の腫瘍細胞が 79%以上存在.デジタル画像解析システムで Score2 と判定された. 施設No.107 施設No.126 施設No.107 施設No.107 施設No.126 施設No.126

(17)

ニチレイ(SV2-61γ)を使用した施設の顕微鏡写真,デジタル画像解析システムの画像を示す. 顕微鏡写真(病理医判定) 施設 No.41:Score3(x40) 施設 No.72 の:Score2(x40) デジタル画像解析システム 施設 No.41 の HER-2 染色全体像(左)とデジタル画像解析システム(右)の写真を示す.赤色の腫 瘍細胞が 88%(10%以上)存在.デジタル画像解析システムで Score3 と判定された.しかし,壊 死部に非特異的反応が強くみられる. デジタル画像解析システム 施設 No.72 の HER-2 染色全体像(左)とデジタル画像解析システム(右)の写真を示す.赤色の腫 瘍細胞が 52%(10%以上)存在.デジタル画像解析システムで Score3 と判定された. 施設No.41 施設No.72 施設No.41 施設No.41 施設No.72 施設No.72 壊死部

(18)

ニチレイ(ポリクローナル)を使用した施設の顕微鏡写真, デジタル画像解析システムの画像を示す. 顕微鏡写真(病理医判定) 施設 No.52:Score3(x40) 施設 No.58:Score2(x40) デジタル画像解析システム 施設 No.52 の HER-2 染色全体像(左)とデジタル画像解析システム(右)の写真を示す.赤色の腫 瘍細胞が 61%(10%以上)存在.デジタル画像解析システムで Score3 と判定された. デジタル画像解析システム 施設 No.58 の HER-2 染色全体像(左)とデジタル画像解析システム(右)の写真を示す.赤色の腫 瘍細胞は 12%(10%以上)あり,橙色の腫瘍細胞が 49%以上存在.また,白色(透明)の腫瘍細胞 (Score0)が全施設中最も多く 16%以上存在したが,デジタル画像解析システムで Score3 と判定 された. 施設No.52 施設No.58 施設No.52 施設No.52 施設No.58 施設No.58

(19)

HE 染色評価 県施設 番号 核の染 色性 (ヘマ トキシ リン) 細胞質の 染色性 (エオシ ン) コントラスト 共染 染色ムラ 合計 総合評価 1 2 2 2 2 2 10 A 6 2 2 2 2 2 10 A 10 2 2 2 2 2 10 A 21 2 2 1 2 2 9 A 25 2 2 1 2 2 9 A 26 2 2 2 2 2 10 A 41 2 2 2 2 2 10 A 42 2 2 2 2 2 10 A 43 2 2 2 2 2 10 A 52 2 2 2 2 2 10 A 55 2 2 1 2 2 9 A 56 2 2 2 2 2 10 A 58 2 2 2 2 2 10 A 59 2 2 2 2 2 10 A 64 1 2 2 2 2 9 A 65 2 2 1 2 2 9 A 68 2 2 2 2 2 10 A 72 2 2 2 2 2 10 A 74 1 2 1 2 2 8 A 75 2 2 2 2 2 10 A 80 2 2 1 2 2 9 A 81 2 2 2 2 1 9 A 82 2 2 2 2 2 10 A 84 2 2 2 2 2 10 A 86 1 2 2 2 2 9 A 87 2 2 2 1 2 9 A 88 1 2 2 2 2 9 A 96 2 2 2 2 2 10 A 97 2 2 1 2 2 9 A 98 2 2 2 2 2 10 A 99 2 2 2 2 2 10 A 103 2 2 1 2 2 9 A 105 2 2 2 2 2 10 A 107 2 2 2 1 2 9 A 111 2 1 2 2 2 9 A 115 2 1 2 2 1 8 A 119 2 2 2 2 2 10 A 121 2 2 2 2 2 10 A 122 2 2 1 2 2 9 A 126 2 1 2 2 2 9 A 156 2 2 2 2 2 10 A 185 2 2 2 2 2 10 A 223 2 2 1 2 2 9 A 227 2 2 2 2 2 10 A 252 2 1 2 2 2 9 A 255 2 2 2 2 2 10 A 256 2 2 1 2 2 9 A 261 2 2 1 2 2 9 A 262 2 1 2 2 2 9 A 263 2 2 2 2 2 10 A 267 1 2 2 2 2 9 A 269 1 2 2 2 2 9 A 274 2 2 1 1 2 8 A 275 1 1 1 1 2 6 C 295 1 2 2 2 1 8 A 296 2 2 2 2 2 10 A 298 2 1 2 1 2 8 A

(20)

弾性線維線染色評価 ※施設番号 41:VB 染色,52:VB 染色,55:Elastica-Masson 染色,111:VB 染色,115:Elastica-Masson 染色,262:VB 染色. 県施設 番号 弾性線維の 染色性 コントラスト 共染 染色ムラ 合計 総合評価 1 2 2 2 2 8 A 6 2 2 1 2 7 A 25 2 2 2 2 8 A 41※ 2 2 2 2 8 A 42 2 1 2 2 7 A 52※ 2 2 2 2 8 A 55※ 2 2 2 2 8 A 56 2 2 2 2 8 A 58 2 1 2 2 7 A 59 2 2 2 2 8 A 65 2 2 2 2 8 A 68 2 2 2 2 8 A 72 2 2 2 2 8 A 75 2 2 2 2 8 A 80 2 2 2 2 8 A 81 2 2 2 2 8 A 82 2 2 2 2 8 A 84 2 2 2 2 8 A 86 2 2 2 2 8 A 87 2 2 2 2 8 A 88 2 2 2 2 8 A 96 2 2 2 2 8 A 97 2 2 2 2 8 A 98 2 2 2 2 8 A 99 2 2 2 2 8 A 103 2 2 2 2 8 A 107 2 2 2 2 8 A 111※ 2 2 2 2 8 A 115※ 2 2 2 2 8 A 119 2 1 2 2 7 A 121 2 2 2 2 8 A 122 2 2 2 2 8 A 126 2 2 2 2 8 A 156 2 2 2 2 8 A 185 1 2 2 2 7 A 223 2 1 2 2 7 A 227 2 2 2 2 8 A 252 2 1 2 1 6 B 255 2 2 2 2 8 A 256 2 2 2 2 8 A 262※ 2 2 2 2 8 A 263 2 2 2 2 8 A 267 1 2 2 2 7 A 274 2 2 2 2 8 A 275 2 2 2 2 8 A 295 2 2 2 2 8 A 296 2 1 1 2 6 B 298 1 2 2 2 7 A

(21)

No.1 免疫組織化学染色(HER-2 染色)評価 病理医による評価判定(スコア 0~3)表 ※HER-2 染色使用組織および組織固定条件 ヒト胃癌組織から樹立された c-erbB-2 産生胃癌腫瘍株を超免疫不全マウス(NOG マウス)で作成 したゼノグラフト組織 組織 A:10%ホルマリン液 48h 固定 組織 B:10%ホルマリン液 72h 固定 組織 C:10%中性緩衝ホルマリン液 48h 固定 組織 D:10%中性緩衝ホルマリン液 72h 固定 組織A 組織B 組織C 組織D キット(抗体会社) クローン 染色方法(自動染色or用手法) 備考

1 3 3 3 3 Dako Hercep TestⅡ ポリクローナル DAKO Autostainer Link 48 迷うが3>2と判断

6 3 3 3 3

Roche VENTANA I-VIEW パスウェーHER2

4B5 Roche VENTANA BENCHMARK

25 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエ

ンス ポリクローナル ニチレイ

41 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエンス SV2-61γ 用手法 非特異的な染まりあり

52 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエンス ポリクローナル 用手法

55 3 3 3 3 Leica CB11 Leica Bondo Max 迷うが3>2と判断

56 3 3 3 3 Roche 4B5 Roche VENTANA BENCHMARK XT

58 2 2 2 2 ニチレイバイオサイエンス ポリクローナル 用手法 10%定義なら3だが、実際は染色ムラ

65 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエ

ンス ポリクローナル ニチレイ HISTOSTAINER

68 3 3 3 3 Roche 4B5 Roche VENTANA BENCHMARK

ULTRA

72 2 2 2 2 ニチレイバイオサイエンス SV2-61γ HISTOSTAINER 36A

80 3 3 3 3 Roche 4B5 Roche VENTANA BENCHMARK XT

81 3 3 3 3 Roche 4B5 Roche VENTANA BENCHMARKULTRA

82 3 3 3 3 Leica CB11 Leica Bondo Max

84 3 3 3 3 Roche 4B5 Roche VENTANA BENCHMARK XT

87 2 2 2 2 ニチレイバイオサイエ

ンス SV2-61γ HISTOSTAINER

98 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエ

ンス ポリクロ-ナル 用手法 迷うが3>2と判断

99 3 3 3 3 Roche 4B5 Roche VENTANA BENCHMARK XT

107 3 3 3 3 Roche 4B5 Roche VENTANA BENCHMARKULTRA

111 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエンス SV2-61γ HISTOSTAINER 48A 非特異的な染まりあり 115 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエンス SV2-61γ ニチレイ HISTOSTAINER 非特異的な染まりあり 119 3 3 3 3 Roche iview 4B5 ロッシュ ベンチマークLT 121 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエ ンス ポリクローナル HISTOSTAINER 36A 122 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエ ンス ポリクローナル HISTOSTAINER 36A 迷うが3>2と判断 126 3 3 3 3 Roche VENTANA パスウェーHER2(4B5) 4B5 ベンタナ ベンチマークGX

185 3 3 3 3 DAKO ポリクローナル DAKO Autostainer Link 48

223 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエンス ポリクローナル 用手法 迷うが3>2と判断

227 3 3 3 3 Dako Hercep TestⅡ ポリクローナル DAKO Autostainer Link 48

252 3 3 3 3 Dako Hercep TestⅡ ポリクローナル ヒストステイナー(ニチレイ)

255 3 3 3 3 Dako Hercep TestⅡ ポリクロ-ナル DAKO Autostainer Link 48

262 2 2 2 2 Leica CB11 Leica Bondo Max 3か2か迷うが2

263 3 3 3 3 Roche 4B5 Roche VENTANA BENCHMARK GX

267 3 3 3 3 ニチレイバイオサイエ

ンス SV2-61γ HISTOSTAINER 48A

274 3 3 3 3 Roche HER2 4B5 Roche VENTANA BENCHMARK XT

275 3 3 3 3 Dako Hercep TestⅡ ポリクローナル DAKO Autostainer Link 48

298 3 3 3 3 Roche 4B5 Roche VENTANA BENCHMARK XT

施設 番号

(22)

No.2 免疫組織化学染色(HER-2 染色)評価

(23)

No.3 免疫組織化学染色(HER-2 染色)評価

(24)

No.4 免疫組織化学染色(HER-2 染色)評価

(25)

No.5 免疫組織化学染色(HER-2 染色)評価

(26)

No.6 免疫組織化学染色(HER-2 染色)評価

(27)

No.7 免疫組織化学染色(HER-2 染色)評価

参照

関連したドキュメント

色で陰性化した菌体の中に核様体だけが塩基性色素に

見た目 無色とう明 あわが出ている 無色とう明 無色とう明 におい なし なし つんとしたにおい つんとしたにおい 蒸発後 白い固体

 膵の神経染色標本を検索すると,既に弱拡大で小葉

の多くの場合に腺腫を認め組織学的にはエオヂ ン嗜好性細胞よりなることが多い.叉性機能減

の総体と言える。事例の客観的な情報とは、事例に関わる人の感性によって多様な色付けが行われ

:In vitro では、哺乳類培養細胞の遺伝子突然変異試験で陽性、陰性の結果、哺乳 類培養細胞の小核試験で陽性、陰性の結果、染色体異常試験、姉妹染色分体交 換試験で陰性である

多数存在し,原形質内に略均等に散在するも,潤た核

に垂直の方向で両側眼窩中心をよぎり鋭利な鋸でこれ