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< 内容 > 1. 道徳 から 特別の教科道徳 へ 2. これまでの道徳 3. これまでの道徳とこれからの道徳 4. これからの道徳 主に道徳科に関すること 主に道徳教育に関すること 5. 道徳の授業を参観して感じること 6. 授業構想チェックシートの活用 7. まとめ

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Academic year: 2021

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全文

(1)

「道徳教育推進上の留意点等について」

群馬県教育委員会事務局

東部教育事務所 指導主事 重田 容一郎

(2)

<内容>

1.「道徳」から「特別の教科 道徳」へ 2.これまでの道徳 3.これまでの道徳とこれからの道徳 4.これからの道徳 ・主に道徳科に関すること ・主に道徳教育に関すること 5.道徳の授業を参観して感じること 6.授業構想チェックシートの活用 7.まとめ

(3)

1.「道徳」から「特別の教科道徳」へ

深刻ないじめ問題が発端 H24 大津市中2いじめ自殺事件発覚 H23.10 大津市中2自殺 事件前後の学校と教育委員会の隠ぺい体質が発覚 問題視され、大きく報道 詳しく

(4)

・複数の同級生が、体育館で男子生徒の手足を鉢巻きで縛り、口を粘着テープで塞 ぐなどの行為を行った。 ・加害者は被害者の自宅から貴金属や財布を盗んだ。 ・被害者は自殺前日に自殺をほのめかすメールを加害者らに送ったが、加害者らは 相手にしなかった。 ・翌日、自宅マンションから飛び降り自殺した。 ・被害者の自殺後も加害者らは自殺した生徒の顔写真に穴を空けたり落書きをした りしていた。

(5)

・被害者が通学していた中学校に「いじめに関わった生徒と教師はカメラの前で謝 罪しろ、さもないと中学校と大津市教育委員会、警察を爆破する」とした封書が 届けられた。 「校長は自殺しないのか」と書かれた紙とカミソリが入った封筒が同校に届いた。 ・事件に対する教育長の対応に腹を立てた男子大学生8月15日午前7時50分ごろ、 教育長をハンマー(長さ約30cm)で襲う事件が発生した。教育長は頭部骨折や 顔面打撲で3週間休職した。 もどる

(6)

1.「道徳」から「特別の教科道徳」へ

深刻ないじめ問題が発端 H25.2 教育再生実行会議 第一次提言 H24 大津市中2いじめ自殺事件発覚 H23.10 大津市中2自殺 H25.9 いじめ防止対策推進法施行 H25.6 いじめ防止対策推進法可決成立 事件前後の学校と教育委員会の隠ぺい体質が発覚 問題視され、大きく報道 いじめ問題、道徳の教科化、体罰の問題など検討

(7)

1.「道徳」から「特別の教科道徳」へ

H26.3 有識者懇談会 H26.10 中教審答申 H27.3 小・中学校学習指導要領等の一部改正 H30 小学校 特別の教科道徳の全面実施 H31 中学校 特別の教科道徳の全面実施

(8)

2.これまでの道徳

いじめに関する内容 善悪の判断・自立・自由と責任 正直・誠実 個性の伸長 希望と勇気・努力と強い意志 親切・思いやり 友情・信頼 公平・公正・社会正義 よりよい学校生活・集団生活の充実 国際理解・国際親善 生命の尊さ などなど

(9)

2.これまでの道徳

いじめに関する内容は数多く含まれていた

課題①

指導が「読み物教材の登場人物の心情理解」に 偏ったり、分かりきったことを言わせたり書かせ たりする指導に終始しがち。 現実のいじめの問題に対応できていなかった。 (文部科学省初等中等教育局教育課程課)

(10)

2.これまでの道徳

課題②

教科書や評価がないことなどから、他教科に 比べて軽視されがち(行事の準備を行う時間に なっていることも・・・) (文部科学省初等中等教育局教育課程課) いじめに関する内容は数多く含まれていた

(11)

2.これまでの道徳

(12)

2.これまでの道徳

(小学校学習指導要領解説 道徳編 H20 より) 第8章 第2節 道徳性の理解と評価 1 評価の基本的態度 2 評価の観点と方法 (1)評価の観点 (2)評価の方法 ア 観察や会話による方法 イ 作文やノートなどの記述による方法 ウ 質問紙などによる方法 エ 面接による方法 オ その他の方法

(13)

3.これまでの道徳とこれからの道徳

(小学校学習指導要領解説 道徳編 H20 より) (小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編 H27 より) 道徳教育の目標 行うこと。 行うこと。

(14)

道徳科の指導方法 単なる話し合いや読み物の登場人物の心情の読み取りに 偏ることなく道徳科の質的転換を図るためには、学校や児 童生徒の実態に応じて、問題解決的な学習など質の高い多 様な指導方法を展開することが必要。 H28 道徳教育に係る評価等の在り方に関する専門家会議

4.これからの道徳

・主に道徳科に関すること

(15)

問題解決的な学習 ○問題場面について児童生徒自身の考えの根拠を問う発問 ○問題場面を実際の自分に当てはめて考えてみることを 促す発問 ○問題場面における道徳的価値の意味を考えさせる発問

4.これからの道徳

・主に道徳科に関すること

(16)

考え議論する道徳 ○小学校2年生の授業例 役割演技を通して、仲間はずれにする側の気持ち、 される側の気持ちを考える授業 H28.5 初等教育資料より

4.これからの道徳

・主に道徳科に関すること

(17)

考え議論する道徳 ○小学校5年生の授業例 問題場面において「何が問題だったのか」 「自分ならどうするか」を問う授業 H28.7 考え、議論する道徳フォーラム(文部科学省委託事業)より

4.これからの道徳

・主に道徳科に関すること

(18)

考え議論する道徳 ○小学校6年生の授業例 「あなたがAさんだったらどうしますか」 「あなたがCさんだったらどうしますか」 を問い、どのように行動したらよいのかを考える授業 道徳教育に係る評価等の在り方に関する専門家会議

4.これからの道徳

・主に道徳科に関すること

(19)

道徳科における評価の在り方 ○数値による評価ではなく、記述式とすること。 ○個々の内容項目ごとではなく、大くくりなまとまりを 踏まえた評価とすること。 ○児童生徒がいかに成長したかを積極的に受け止めて認め、 励ます個人内評価として行うこと。

4.これからの道徳

・主に道徳科に関すること

(20)

道徳科における評価の在り方 ○学習活動において児童生徒がより多面的・多角的な見方 へと発展しているか、道徳的価値の理解を自分自身との 関わりの中で深めているかといった点を重視すること。 ○道徳科の学習活動における児童生徒の具体的な取組状況 を一定のまとまりの中で見取ること。

4.これからの道徳

・主に道徳科に関すること

(21)

【 導 入 】 ねらいとする道徳的価 値への方向付けを行う。 【 展 開 】 価値を追求した後に、資料から離れて 自分の行為や経験に目を向けさせ、よ りよい生き方について自覚できるよう にしましょう。 【 展 開 】 ねらいとする道徳的 価値に照らして自分 自身を振り返る。 【 終 末 】 「望ましい価値観の 押し付け」や「望ま しい行為、行動の決 意表明」にならない ように留意します。 【 終 末 】 自分と友達のことを 振り返り、大切だと 思ったことを書きま しょう。

4.これからの道徳

・主に道徳科に関すること

(22)
(23)

これが評価につながる!

(学校教育の指針 p56 より)

(24)

道徳教育の全体計画について

○学校の教育活動全体を通して指導できるように作成 ○学校の指導方針を明確にした総合計画の作成

(25)

道徳教育の全体計画 学校の教育活動全体を通して指導 ○各教科、外国語 活動、総合的な 学習の時間、特 別活動で ○日常の生徒 指導を通し て 主に道徳的実践の指導 ○週1時間の道徳科の授業で ○意図的・計画的に ○将来、出会うであろう場面で主体的 に道徳的行為ができるように 内面的資質の育成 道徳教育の全体計画の別葉 道徳科の年間指導計画

4.これからの道徳

・主に道徳教育について

(26)

全体計画の別様について

○学校の実態に応じて、重点内容項目の設定 ○内容項目と他の教科等との関連を確認

(27)

年間指導計画について

○週1時間、年間35時間の授業を確実に実施 ○年間指導計画に位置付けられた授業を実施

(28)

①道徳教育の目標を念頭に置いて授業を!

5.道徳の授業を参観して感じること

(29)

道徳教育の目標は、道徳性を養うこと 道徳的判断力 道徳的心情 道徳的実践意欲と態度 目に見えない 心の中の部分 内面的資質

道徳的実践力

道徳科 で 育成

道徳的実践

道徳科 以外の 全ての 時間で 育成 具体的行為 となって目に見 える部分 道徳的実践力が基盤となり道徳的実践ができる

(30)

5.道徳の授業を参観して感じること

②明確な指導観をもって授業を!

価値観

児童生徒観

(31)

5.道徳の授業を参観して感じること

③児童生徒が、本音で話せる道徳科の授業を! 児童生徒の発言に対し「変なこと言う子だな」 「ひねくれた考えだな」と思っても、その子の 発言が他者理解につながる。 決して、その子の発言を否定しない。 模範解答を求めていては、考え、議論する 授業にはならない。

(32)

5.道徳の授業を参観して感じること

④共感できる発言に飛びつかないで! 児童生徒の発言に対し「そうだよね!」と指導者の気持ち を返してしまうと、他の児童生徒に模範解答だと感じ取られ てしまう。「あなたは、そう考えたんだね」「何でそう思う の?」にするとよいのではないか。 「先生によく見てもらうための発言」に ならないように注意!

(33)

5.道徳の授業を参観して感じること

⑤書かせる活動は、できる限り少なく! 発表をしやすくするために書かせてから発表させることも あるが、他の児童生徒の発表を聞き、自分の考えが変化して も、書いてあることしか発表できなくなってしまう。 考えているのに、議論にならない。

(34)

5.道徳の授業を参観して感じること

(35)
(36)

7.まとめ

今まで、はばプラ・学校教育の指針を確認しながら、 授業を実践していた先生方は、今まで通りの授業を実践 する中で、授業改善をしていきましょう。 今まで、はばプラ・学校教育の指針を意識していな かった先生方は、ぜひ、意識してください。 学校における道徳教育は、学校の教育活動全体を通じ て行いましょう。

(37)

参照

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