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あまんきみこ「白いぼうし」テキスト異同について

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(1)Title. あまんきみこ「白いぼうし」テキスト異同について. Author(s). 菅野, 菜月; 佐野, 比呂己. Citation. 釧路論集 : 北海道教育大学釧路校研究紀要, 第48号: A17-A28. Issue Date. 2016-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/8217. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) あまんきみこ「白いぼうし」テキスト異同について. 菅 野 菜 月. 北海道教育大学大学院. 佐 野 比呂己. 北海道教育大学釧路校国語教育講座. 一九七一 版)学校図書四年上、光村図書五 「白いぼうし」は、昭和四十六年度 ( 年上に所収された。その後現在まで、小学校教材として多くの子どもたちに親. 会社独自の方針にしたがった加筆修正が行われた。これに、あまんきみこ. あまんきみこ自身によるさまざまな指示および加筆修正に加えて、教科書. 「白いぼうし」テキストが各種の国語教科書に所収される際には、作者の. - 17 -. A study on Text Processing in"Shiroi Boushi "(the white hat). SUGANO Natsuki Graduate School of Hokkaido University of Education SANO Hiromi Department of Japanese Language Education,Kushiro Campus,Hokkaido University of Education. 落」(注1)させていると述べている。. しまれてきた作品である。平成二十七年度(二〇一五)版より、三省堂出版、. が「白いぼうし」の改版や文庫本への収録の際に更にいくつかの加筆修正. その論文中で亀岡氏は以下のように述べている。(注2). 教育出版の二社が加わったことで「白いぼうし」は東京書籍を除く四社に収録. をおこなっていることも重なって、「白いぼうし」本文の問題は複雑なも のになっている。. 作品としてどのような改訂をたどっているのか、あまん自身が行った改訂につ. 亀岡は、このように改訂の複雑さを指摘しながらも、テキストとしての異同 については「保留」 (注3)としている。よって本発表では「白いぼうし」が. 成六年(一九九四)ポプラ社)と、『国語4上 かがやき』 (平成四年(一九九二) 光村図書出版)を使用し、教科書掲載時の異同について、考察し「テキスト改. 改訂の経緯を検討するため、用いたテキストは以下の四つである。 . いて明らかにしていく。. あまんワールドともいうべき個性的(閉鎖的)な独自の世界としての側面を欠. 変は、場面全体のビジュアルな印象や語りの個性的な息づかいといったいわば. 同・作家論の観点から―」 ( 『岐阜大学国語国文学』第二十二号 岐阜大学国語 国文学会 平成六年(一九九四)十二月)のなかで、『車のいろは空のいろ』 (平. 本作品は、教科書に採録される際にも、さまざまな改訂がなされている。そ の異同については、亀岡泰子が「あまんきみこ「白いぼうし」論2 ―本文異. され日本の多くの子どもたちが学ぶこととなった。. 一、はじめに. . 釧路論集 -北海道教育大学釧路校研究紀要-第48号(平成28年度) Kushiro Ronshu, - Journal of Hokkaido University of Education at Kushiro - No.48(2016):(17)-(28).

(3) 菅 野 菜 月・佐 野 比呂己. A. A 『びわの実学校』第二十四号 びわの実文庫 昭和四十二年(一九六七)八月 B 『車のいろは空のいろ』 ポプラ社 昭和四十三年(一九六八)三月 C 『車のいろは空のいろ 白いぼうし』 ポプラ社 平成十二年(二〇〇〇)四月 D 『あまんきみこセレクション② 夏のおはなし』 三省堂 平成二十一年(二〇〇九)十二月 . 童話雑誌『びわの実学校』は、坪田譲治が創刊した児童雑誌であり、 「白いぼうし」初出の童話雑誌である。「『びわの実学校』創刊まで」 (注4)のなかで、本雑誌について以下のように述べている。 今、子供のための童話雑誌は、この何千万人か子供のいる広い日本 に、ほとんど一つもないのです。子供たちにとって、日本の童話は、 面白くなくて、 もう、 つまんなくなってしまったのでしょうか。(中略) とにかく、面白くてたまらない童話雑誌をつくらなければ――思うこ とは、こればかりでした。 (中略) この『びわの実学校』は、大体、三十人の人たちの協力によって出 来上がっていました 児童に親しまれる童話雑誌がなくなってしまうという坪田譲治の危惧か ら、多くの童話作家が集まって、創刊された雑誌であることが分かる。ま た、 「童話教室の席から」 (注5)においてあまんは、本雑誌について以下 のように記している。 生まれてはじめて「投稿」する原稿をいれたハトロン紙の封筒を、 胸に抱いていました。 (中略)びわの実学校の先生方に、 よんでいた. (一九六七)八月)に掲載された。. 『車のいろは空のいろ』は、童話雑誌『びわの実学校』に掲載された作 品のなかで、「タクシー運転手の松井さん」が登場する話のみ五編を集. B. め、さらに「松井さん」の物語をあまんが三編書き下ろしをした、全八編. の短編集である。「松井さん」の物語であることをあらわすように、表紙. にも「松井さん」とそのタクシーが描かれている。書き下ろされた作品は. 「うんのいい話」「シャボンの森」「ほん日は雪天なり」の三編である。. この短編集で、あまんは日本児童文学者協会新人賞、野間児童文芸賞推 奨作品賞を受賞。世間に多く知られるようになった。. 『車のいろは空のいろ 白いぼうし』は、Bの新装版として、あまんが 改めて書き換えをおこなったものである。本書の【解説】のなかで、西本. C. 鶏介は以下のように評価をしている。(注6). (ママ). 日本人でしか書けない情緒性と想像力に富むさわやかなファンタ ジーです。いつ、どこからでも、もう一つの国へ旅立つことができ、. その感動を持ったまま現実へもどることができます。いえ、現実のな. かにいて少し目をこらし、耳をそばだてれば動物たちの言い分や草木. の心がいきいきと伝わってくるのです。. また同書の「あとがき」において、あまんは以下のように記している。 (注7). (ママ). こ の 空 い ろ の 車 が 走 り だ し て か ら、 い つ の ま に か 三 十 二 年 も 過 ぎ (ママ) てしまいました。(中略)この春、新装版『――車のいろは空のいろ. ろこび、冥加に余る思いなのです。. ――白いぼうし」としてスタートできることは、まだ信じられないよ. 差は、非常に大きいものがあるといえよう。. 話雑誌『びわの実学校』からD『あまんきみこセレクション② 夏のおは なし』における時間差は、四十二年に及ぶ。よってBC間における時代の. だけるということ、それは、私のあかりになりました。 あまんの作品が掲載され世に出たはじめは『びわの実学校』第十三号(昭 和四十年(一九六五)十月)の「くましんし」である。. BC間には、実に三十二年もの歳月が経過している。後述するが、A童. 「白いぼうし」は前述の通り、その二年後の第二十四号(昭和四十二年 . - 18 -.

(4) あまんきみこ「白いぼうし」テキスト異同について. D 『あまんきみこセレクション② 夏のおはなし』は、あまんの作品を多 数収録したものであり、「松井さん」が登場する話だけではなく、それ以 外の作品も多数掲載されている。また、本書「凡例」において作品の取り 扱いについて以下のように記されている。 ◇ 全作品について著者があらためて推敲し、 部分的に加筆・修正を行っ ています。 ◇ 用字用語の使用および統一は、著者との協議により、本選集独自の ものとしました。. 収 録 作 品 に つ い て は、 あ ま ん 自 身 が 改 め て 推 敲 を し て い る こ と が 分 か る。 「用字用語」については、 作品ごとの改稿の他に「選集」全体として「用 字用語」を統一することを目的とした、編集による改稿も存在している。 また、Dに所収されている「白いぼうし」の底本は、本書「定底一覧」 においてCであると明記されている。 ◇ ◇ ◇ A童話雑誌『びわの実学校』から、D『あまんきみこセレクション② 夏の おはなし』の間にはそれぞれテキスト相互の異同が確認できる。それらを、異 同表に整理し検討を加える材料とする。. [ 凡例 ] ・文頭の数字は段落番号を表す。 ・段落番号はBCDを基準にした。Aに段落の異同がみられる。該当部分はB CDの段落を参考に、関連する文章が記されている前後の段落に併せて付し た。 白いぼうし』について、カギ括弧、括弧で区切ら れた文章が数行にわたる場合は、括弧内の文章が「一文字分下げ」になって. ・B『車のいろは空のいろ. いる。. ・段落番号⑬では字体の変更が確認できる。(注8). ・段落番号⑲において、A、C、Dの段落前に一行の空白がある。(*). - 19 -.

(5) 菅 野 菜 月・佐 野 比呂己. 二、テキスト異同 テキスト間での異同については、改稿の変遷をたどるため、四つのテキスト を時代順に並べ、AB間、BC間、CD間におけるそれぞれの異同を整理する。 また、テキスト間でどのような改稿がなされたのか明らかにするために、異 同の箇所については次のように記号を付した。. (ⅰ)語・ルビ・句読点等の書き換え (傍線). 八)三月. B 『車のいろは空のいろ』 ポプラ社 昭和四十三年(一九六. (ⅱ)語句の書き換え (ゴシック太字) (ⅲ)語句の削除 ( 空白 ) (ⅳ)段落の追加・削除 (●黒丸) . A 『びわの実学校』第二十四号 びわの実文庫 昭和四十二年(一 九六七)八月. なお、AB間の異同はBに、BC間の異同はCに、CD間の異同はDにそれ ぞれあらわした。. D 『 あ ま ん き み こ セ レ ク シ ョ ン ② 夏のおはなし』. 三省堂 平成二十一年 (二〇〇九). C 『 車 の い ろ は 空 の い ろ 白 い ぼ う し』 ポプラ社 平成十二年(二〇〇〇). ①「これは、 レモンのにおいですか?」. (CD間の異同). 十二月. ①「これは、レモンのにおいですか?」. (BC間の異同). 四月. ①「これは、 レモンのにおいですか?」. (AB間の異同). ①「これは、 レモンのにおいですか?」. ② ほ り ば た で の せ た お 客 の し ん し が、話しかけました。. きゃく. ② ほ り ば た で の せ た お 客 の し ん し が、はなしかけました。. きゃく. ② ほ り ば た で の せ た お 客 の し ん し が、はなしかけました。. 「いいえ、夏みかんですよ。」. きゃく. ② 堀ばたで乗せたお客のしんしが、 話しかけました。. 「いいえ、夏みかんですよ。」. なつ. 「いいえ、夏みかんですよ。」. ③ 信号が赤なので、ブレーキをかけ うんてんしゅ まつい てから、運転手の松井さんは、にこに. なつ. 「いいえ、夏みかんですよ。 」. ③ しんごうが赤なので、ブレーキを まつい かけてから、うんてんしゅの松井さん. こしてこたえました。. しんごう. ③ シグナルが赤なので、ブレーキを まつい かけてから、 松井さんはにこに. は、にこにこしてこたえました。. あか. ③④⑤ シグナルが赤なので、ブレー キをかけてから、運転手の松井さんは. こしてこたえます。. あか. にこにこして答えました。. - 20 -.

(6) あまんきみこ「白いぼうし」テキスト異同について. 「ほう、夏みかんってのは、こんなに におうもんですか?」 「もぎたて、なのです。きのう、いな かのおふくろが、速達で送ってくれま した。においまでとどけたかったので しょう。 」 「ほう、ほう。 」 「あまりうれしかったので、 一つだけ、. 「ほう、夏みかん てのは、こんなに. あげていました。. ワイシャツのそでを、うでまでたくし. ⑤ 夏がいきなりはじまったようなあ ひ まつい きゃく しろ つい日です。松井さんもお客も、白い. ④ きょうは、六月のはじめ。. おうものですか?」. 「ほう、夏みかんてのは、こんなにに. あげていました。. ワイシャツのそでを、うでまでたくし. ⑤ 夏がいきなりはじまったようなあ つい日です。松井さんもお客も、白い. ④ きょうは、六月のはじめ。. がつ. におうものですか?」. 「もぎたてなのです。きのう、いなか. がつ. ④ きょうは、六月のはじめ。. 「もぎたてなのです。きのう、いなか. の お ふ く ろ が、〝 そ く た つ 〟 で お く っ. におうもんですか?」 「もぎたて なのです。きのう、いな そくたつ かのおふくろが 〝速達〟でおくっ てくれました。においまで、わたし にとどけたかったのでしょう。」. 「あまりうれしかったので、いちばん. なつ. ⑤ 夏がいきなりはじまったようなあ ひ まつい きゃく しろ つい日です。松井さんもお客も、白い. の お ふ く ろ が、 〝速達〟でおくってく. どけたかったのでしょう。」. なつ. ワイシャツのそでを、うでまでたくし. れました。においまで わたしにとど けたかったのでしょう。」. 「ほう、ほう。」 まりうれしかったので、いちば. なつ. あげていました。. 「ほう、ほう。」. なつ. 「ほう、夏みかんってのは、こんなに. 「あ. くるま. 大きいのを、この車にのせてきたので. おお. ん大きいのを、この車にのせてきたの. そくたつ. 「ほう、ほう。 」 くるま. てくれました。においまでわたしにと. 「あんまりうれしかったので、いちば おお. ん大きいのを、この車にのっけてき. おおどお. しんごう. すよ。」. たのですよ。 」. あお. ですよ。」. この車に乗っけてきたのです。 」. くるま. 大通りをまがって、細いうら通りには. あお. ⑥ 青にかわると、たくさんの車が、 はし おおどお いちどに走りだしました。その大通り. ⑥ しんごうが青にかわると、たくさ くるま はし んの車が いっせいに走りだしまし おおどお た。その大通りをまがって、ほそいう. ⑥ 信号が青にかわると、たくさんの 車がいっせいに走りだしました。その. ⑥ 青にかわると、たくさんの車がい ちどに走りだしました。その大通りを. をまがって、ほそいうら通りにはいっ. いったところで、しんしはおりていき. どお. まがって、ビル街の裏通りにはいった. ら通りにはいったところで、しんしは. どお. たところで、しんしは、ぬいだ上着を. ⑦ ア ク セ ル を ふ も う と し た と き、 まつい 松井さんは、はっとしました。. うわぎ. ところで、しんしは降りました。. (おや、車道のあんなすぐそばに、小. ました。 ⑦ ア ク セ ル を ふ も う と し た と き、 まつい 松井さんは、はっとしました。. ひとふきすれば、車がひいてしまうわ. おりていきました。 ⑦. (おや、車道のあんなすぐそばに、小. い。). . ⑦「百八十円」と料金表に書きこんで. とき 松井さんは、はっとしました。 しゃどう ちい (おや、車道のあんなすぐそばに、小. さなぼうしがおちているぞ。風が も くるま うひとふきすれば、車がひいてしまう. ⑧ み ど り が ゆ れ て い る ヤ ナ ギ の 下 に、かわいい白いぼうしが、ちょこん. かかえておりていきました。. アクセルをふもうとしたとき、松井さ. さなぼうしがおちているぞ。風が、も. わい。). とおいてあります。. くるま. かぜ. した. アクセルをふもうとした. んは、はっとしました。. うひとふきすれば、車がひいてしまう. ⑧ み ど り が ゆ れ て い る ヤ ナ ギ の 下 しろ に、かわいい白いぼうしが、ちょこん. まつい. (おや、あんな道路のきわに、小さな. わい。 ). とおいてあります。. した. さなぼうしがおちているぞ。風がもう. しゃどう. ぼうしが落ちているぞ。風が、もうひ. ⑧ み ど り が ゆ れ て い る ヤ ナ ギ の 下 しろ に、かわいい白いぼうしが、ちょこん. ちい. とふきすれば、 車がひいてしまうわい。 ). とおいてあります。. しゃどう. ⑧⑨ 街路樹のヤナギの下に、かわい い白いぼうしが、ちょこんと置いてあ. かぜ. ります。松井さんは、車をでました。. ⑨ 松井さんは車からでました。. くるま. くるま. ⑨ 松井さんは 車からでました。. まつい. まつい. ⑨ ●松井さんは、車をでました。. - 21 -.

(7) 菅 野 菜 月・佐 野 比呂己. 」. 」. ⑩ つまみあげたとたん、ふわっと、 なにかがとびだしました。 「あれっ. ⑩ そしてぼうしをつまみあげたとた ん、ふわっと なにかがとびだしまし. 「あれっ. ⑩ そしてぼうしをつまみあげたとた ん、ふわっとなにかがとびだしました。. 」. た。 」. ⑪ モンシロチョウです。. 「あれっ. ⑪ モンシロチョウです。. ⑫ あわててぼうしをふりまわしまし まつい た。そんな松井さんの目の前を、チョ. モンシロチョウです。. ⑪ ●. ⑫ あわてて ぼうしをふりまわしま まつい め した。そんな松井さんの目のまえを、. ウはひらひら高くまいあがると、並木. なみき. ⑫ ●あわてて、ぼうしをふりまわし まつい め ました。 そんな松井さんの目のまえを、. 高くまいあがる. たか. チョウはひらひら. のみどりのむこうに見えなくなってし. たか. チョウはひらひらととびながら高くな. まいました。. み. と、並木のみどりのむこうに 見えな . なみき. くなってしまいました。. み. ると、並木のみどりのむこうに、見え. なみき. なくなってしまいました。. (ははあ、わざわざここにおいたんだ. な。). たな。). だな。). ⑬ ぼうしのうらに、赤いししゅう糸 で、小さくぬいとりがしてあります。. (ちっ、 わざと、ここにおいて. ⑬ ぼうしのうらに 、赤いししゅう いと ちい 糸で、 小さくぬいとりがしてあります。. たけ山ようちえん たけのたけお. あか. ⑬ ぼうしのうらには、赤いししゅう いと ちい 糸で、小さくぬいとりがしてあります。. たけ山ようちえん たけのたけお. (注8) . やま. たけ山ようちえん たけのたけお. (注8) . やま. (注8) . とったおまわりさんが、じろじろ見な. ⑭ 小さなぼうしをつかんで、ためい よこ き を つ い て い る 松 井 さ ん の 横 を、 ふ. ちい. ⑭ 小さなぼうしをつかんで、ためい まつい きをついている松井さんのよこを、ふ. ちい. とったおまわりさんが、じろじろ見な がらとおりすぎました。. たら、この子は、どんなに がっかり. (せっかくのえものがいなくなってい. がらとおりすぎました。. るだろう。). たら、この子は、どんなにがっかりす. (せっかくのえものがいなくなってい. がらとおりすぎました。. み. とったおまわりさんが、じろじろ見な. ⑭ 小さなぼうしをつかんで、ためい まつい きをついている松井さんのよこを、ふ. ぎました。. (せっかくのえものがいなくなってい. するだろう。). 0. がっか. 0. (せっかくのえものがいなくなってい. りするぞ。 ). たら、この子は、どんなにか. ⑮ ちょっとのあいだ、かたをすぼめ てつっ立っていた松井さんは、なにを. 0. たら、この子は、どんなにか、がっか. ⑮ ちょっとのあいだ、かたをすぼめ まつい てつったっていた松井さんは、なにを. こ. りするぞ。 ). ⑮ ちょっとのあいだ、かたをすぼめ まつい てつったっていた松井さんは、なにを. おもいついたのか、いそいで車にもど. こ. ⑮ ちょっとの間、肩をすぼめてつっ 立っていた松井さんは、何を思いつい. おもいついたのか 、いそいで車に. くるま. もどりました。. りました。. お も い つ い た の か ――、 に や っ と わ くるま. らって車にもどりました。. み. ⑭ そのぼうしをつかんでため息をつ いている松井さんのよこを、太ったお. あか. (ははあ、わざわざ ここにおいたん . !?. ⑩ つまみあげたとたん、ふわっとな にかがとびだしました。 「あれっ. ⑪⑫ と見ると、 モンシロチョウです。 あわててぼうしをふり回しました。そ んな松井さんの目の前を、チョウはひ らひら高くなると、ヤナギの緑のむこ うに見えなくなってしまいました。 (ちっ、 わざとここに置いていたな。 ). ⑬ ぼうしの裏に、 赤いししゅう糸で、 小 さ く ぬ い と り が し て あ り ま す。 「た. !?. まわりさんがじろじろ見ながら通りす. けやまようちえん たけのたけお」. ?!. たのか、いそいで車にもどりました。. - 22 -. ?!.

(8) あまんきみこ「白いぼうし」テキスト異同について. うんてんせき. ⑯ う ん て ん せ き か ら と り だ し た の なつ は、あの夏みかんです。まるで、あっ. 光をそのままそめつけたような、みご. ⑯ 運転席からとりだしたのは、あの 夏みかんです。まるであたたかい日の. ⑯⑰ 運転台からとりだしたのは、あ の夏みかんです。まるで、あったかい. ⑯ う ん て ん せ き か ら と り だ し た の なつ は、あの夏みかんです。まるで あた ひ たかい日のひかりをそのままそめつけ. とな色でした。. ひかり. たかい日の光をそのままそめつけたよ. たような、みごとないろでした。. ひ. 日の光をそのままそめたような、見ご うな、みごとないろでした。. かぜ. とな色でした。いいにおいが、風であ かぜ. ⑰ すっぱい、いいにおいが、風であ たりにひろがりました。. たりにひろがりました。. ⑰ すっぱい、いいにおいが、風であ たりにひろがりました。. まつい. ⑰ ●すっぱい、いいにおいが、風で あたりにひろがりました。 まつい. しろ. ⑱ 松井さんは、その夏みかんに白い ぼうしをかぶせると、とばないように. (*). なつ. ⑱ 松井さんは、その夏みかんに 白 いぼうしをかぶせると、とばないよう. 石でつばをおさえました。 (*). いし. まつい. ⑱ 松井さんは、その夏みかんに、白 いぼうしをかぶせると、とばないよう. に 石でつばをおさえました。. いし. しろ. ⑱ 松井さんは、それにぼうしをかぶ せると、飛ばないように、石でひさし に、石でつばをおさえました。. なつ. を押さえました。 くるま. ⑲ 車にもどると、おかっぱのかわい い女の子が、ちょこんとうしろのシー. (*). トにすわっています。. みち. し. くるま. ⑲ 車にもどると、おかっぱのかわい おんな こ い女の子が、ちょこんとうしろのシー. ⑲ 車にもどると、おかっぱの か おんな こ わいい女の子が、 ちょこんとう 「道に、まよったの。いってもいって. トにすわっています。. しろのシートにすわっています。. ⑲ 車にもどると、おかっぱの小さい かわいい女の子が、いつのまにかちょ. も、四かくいたてものばかりだもん。」. 「道にまよったの。いってもいっても、. 四角いたてものばかりだもん。」. しかく. 「道に まよったの。いってもいって も、しかくいたてものばかりだもん。」. ⑳ つかれたような声でした。 「ええと、どちらまで?」. こえ. 「ええと、どちらまで ?」. ⑳ つかれたような声でした。. 「え? ・・・・・・ ええ、あの、あのね、 な はなよこちょう 菜の花横町ってあるかしら?」. こえ. ⑳ . 「え? ・・・・・・ ええ、あの、あのね、 はな ちょう なの花よこ町ってあるかしら?」. 「菜の花橋のことですね。」. いてきました。.  エンジンをかけたとき、とおくか おとこ こ こえ ら、げんきそうな男の子の声がちかづ. ほんとうだよ。ほんとうのチョウチョ. 「あのぼうしの下さあ。おかあちゃん、. ら げんきそうな男の子の声がちかづ いてきました。.  エンジンをかけたとき、とおくか おとこ こ こえ. が、いたんだもん。 」. ほんとうだよ。ほんとうのチョウチョ. 「あのぼうしの下さあ。おかあちゃん、. した。.  エンジンをかけたとき、遠くから げんき 元気そうな男の子の声が近づいてきま. はなばし. 「なの花橋のことですね。 」.  エンジンをかけたとき、遠くから かん高い男の子の声が近づいてきまし. 「あのぼうしの下さあ。おかあちゃん、. が、いたんだもん。」. はなばし. 「えーと、 どちらまでで?」 「え? ・・・・・・ ええ、あの、あのね、 はな ちょう なの花よこ町って あるかしら?」 はな ばし 「なの花橋のこと?」. つかれたような声でした。. みち. こんと後ろのシートにすわっています。 「道に迷ったの。行っても行っても、 たてもの. 四角い建物ばかりだもん。 」 ⑳ きれいな、けれど疲れたような声 でした。 「えーと、 ・・・・・・ どちらまでで?」. 「え? ・・・・・・・・・ ええ、あの、あのね、 なの花よこ町って、あるかしら?」 「なの花橋のこと?」. た。. ほんとうだよ。ほんとうのチョウチョ. 「そこ、そこらへんでいいの。 」. 「あのぼうしの下さあ。おかあちゃん、. が、いたんだもん。」. した. ほんとうだよ。ほんとうのチョウチョ. した. が、いたんだもん。 」. - 23 -.

(9) 菅 野 菜 月・佐 野 比呂己. おかあさんの手を、ぐいぐいひっぱっ.  水色の新しい虫とりあみをかかえ た男の子が、エプロンをつけたままの. みずいろ.  水いろのあたらしい虫とりあみを おとこ こ かかえた男の子が、エプロンをつけた. てきます。. むし. ま ま の お か あ さ ん の 手 を、 ぐ い ぐ い. 「ぼくが、あのぼうしをあけるよ。だ. みず.  水色のあたらしい虫とりあみをか おとこ こ かえた男の子が、エプロンをつけたま ひっぱってきます。. から、おかあちゃんは、このあみでお. むし.  水色の新しい虫とりあみをかかえ た男の子が、エプロンをつけたままの まのおかあさんの手を、ぐいぐいひっ. 「ぼくが、あのぼうしをあけるよ。だ. みずいろ. おかあさんの手をぐいぐいひっぱって ぱってきます。. から、おかあちゃんは、このあみでお. をあけるよ。 だからこのあみで、おかあちゃんは. て. きます。 「ぼくが、あのぼうし. て. 「ぼくがぼうし、あけるよ。このあみ で、おかあちゃん押さえて。あれっ、. いし. こ. きゃくせき. さえてね。あれっ、石がのせてあらあ。」. おんな. さえてね。あれっ、 石がのせてあらあ。」. いし. きゃく. おさえてね。あれっ、石がのせてあ. 石が乗せてあらあ。 」 らあ。 」 きゃく. こ.  客席の女の子が、うしろからのり だして、せかせかといいました。. おんな.  客せきの女の子が、うしろからの りだして、 せかせかといいまし. 「はやく、おじちゃん。はやくいって. 0.  客せきの女の子が うしろ か まつい らのりだして、松井さんにせかせかと. た。. ちょうだい。」. 0.  女の子が、うしろの席からのりだ して、せかせか言いました。 いいました。. 「はやく、おじちゃん。はやくいって. い. ちょうだい。」. 0. 「はやく、 おじちゃん、 早く行ってちょ. 「はやく。おじちゃん、はやく行って ちょうだい。 」.  松井さんは、あわててアクセル なみき をふみました。ヤナギの並木が、みる. 0. うだい。 」.  松井さんは、あわててアクセル なみき をふみました。ヤナギの並木が、みる. みるうしろにながれていきます。. まつい.  松井さんは、あわててアクセル なみき をふみました。ヤナギの並木が、みる. みるうしろにながれていきます。. まつい.  松井さんは、アクセルをふみまし た。ヤナギの並木が、みるみる後ろに. みるうしろにながれていきます。. (おかあさんが虫とりあみをかまえ. まつい. 流れていきました。. (おかあさんが虫とりあみをかまえ. むし. (おかあさんが虫とりあみをかまえて、. むし. (おかあさんが虫とりあみをかまえ. て、あの子がぼうしをそうっとあけた. こ. て、あの子がぼうしをそうっとあけた. とき――). 0. あのチビがぼうしをそおっとあけた. とき――). 0. て、チビがぼうしをそおっとあけたと. とき――). め. だろう。). (あの子は、どんなに目をまるくした. んはおもいます。. と、ハンドルをまわしながら、松井さ こ. と、ハンドルをまわしながら、松井さ んはおもいます。. まつい. き――). まつい. さんはおもいます。. (あの子. ●と、ハンドルをまわしながら、松井.  と、ハンドルを回しながら、松井 さんは思います。. (どんなに、目をまるくしただろう。). め. (どんなに、 目をまるくしただろう。 ). は、どんなに 目をまるくし ただろう。). - 24 -.

(10) あまんきみこ「白いぼうし」テキスト異同について. くち. オー. じ. くち. オー. じ. オー.  すると、ぽかっと口をOの字にあ けている男の子の顔が、 みえてきます。. 0.  すると、ぽかっと 口をOの字に おとこ こ かお み あけている男の子の顔が、見えてきま. 0.  すると、ぽかっと、口をOの字に かお み あけているチビの顔が見えてきます。. (おどろいただろうな。まほうのみか.  すると、ぽかっと、口を0の字に あけている男の子の顔が見えてきます。 す。.  ひとりでに わらいがこみあげて きました。でも、つぎに、. 「おや。」.  ひとりでにわらいがこみあげてき ました。でも、つぎに、. 0. 「おや。 」. 0.  ひとりでに、わらってしまいまし た。と、つぎに、.  松井さんはあわてました。. 0. (おどろいただろうな。まほうのみか. (たまげただろうな。まほうのみかん 0. んとおもうかな。なにしろ、チョウが. 0. (おどろいただろうな。まほうのみか. 0. 「ふふふっ。」. 0. ばけたんだから――). 0. 「おや?」.  バックミラーには、だれもうつっ ていません。ふりかえっても、だれも. 「ふふふっ!」. 0. んとおもうかな。なにしろ、チョウが. んとおもうかな? なにしろ、チョ ウがばけたんだから―― ) . ばけたんだから――). と思うかな? なにしろ、チョウがば けたんだから――。 ).  ひとりでに、笑いがこみあげてき ました。.  松井さんは あわてました。. いません。. 「ふふふっ。 」. 「ふふふっ !」.  バックミラーには、だれもうつっ ていません。ふりかえっても、だれも. まつい.  松井さんは、あわてました。. いません。. まつい.  ● バ ッ ク ミ ラ ー に は、 だ れ も う つっていません。ふりかえっても、だ. まつい.   あ わ て て 見 あ げ る と、 お や? バ ッ ク ミ ラ ー に は、 誰 も う ・・・・・・・・・ つっていません。ふりかえっても誰も れもいません。. 「おかしいな。 」. いません。. 「おかしいな。 」 まつい. かんが. 「おかしいな?」. 「おかしいな?」 まつい. くるま.  松井さんは車をとめて、考えかん まど がえ、窓の外を見ました。. かんが.  松井さんは車をとめて、考えかん み がえ、まどのそとを見ました。. くるま.  松井さんは車をとめて、考えかん み がえまどのそとを見ました。. ちい. だんち.  松井さんは車を止めて、考え考え まどの外を見ました。. ちい. ちい.  そこは、小さな団地の前の小さな のはら 野原でした。. だんち.  そこは、小さな団地のまえの 小 のはら さな野原でした。. ちい.  そこは、小さな団地のまえの、小 のはら さな野原でした。. だんち.  そこは、小さな団地の前の小さな 野原でした。. - 25 -.

(11) 菅 野 菜 月・佐 野 比呂己. た。クローバーが青あおとひろがり、.  白いチョウが、二十も三十も、 い え、 も っ と た く さ ん と ん で い ま し. しろ.  白いチョウが、二十も三十も、 い え、 も っ と た く さ ん と ん で い ま し. わた毛と黄色の花のまざったタンポポ. しろ. た。クローバーが青あおとひろがり、. が、点々のもようになってさいていま. はな. うえ. はな. あお.  白いチョウが、二十も三十も、 いえ、 もっとたくさんとんでいました。. わた毛ときいろの花のまざったタンポ. す。その上を、おどるようにとんでい. うえ. こえ. げ. クローバが青あおとひろがり、わた毛. ポが、てんてんのもようになってさい. ちら光ってゆれる白い羽根をみている. あお.  しろつめ草が青々とひろがり、タ ンポポがてんてんのもようのように咲 ときいろの花のまざったタンポポが、. ています。その上を、おどるようにと. 井さんには、こんな声がきこえてきま. うち、松井さんには、どこからか、.  車の中には、まだかすかに、夏み かんのにおいがのこっています。.  それは、シャボン玉のはじけるよ うな、小さな小さな声でした。. . 「よかったよ。」. るチョウをぼんやり見ているうち、松. きいろ. てんてんのもようになってさいていま. した。. げ. いています。. す。●その上を、おどるようにとんで. んでいるチョウを ぼんやり見ている まつい こえ うち、松井さんには、こんな声がきこ. 「よかったね。 」. てんてん. いるチョウを、 ぼんやり見ているうち、. えてきました。.  そ の 上 を、 た く さ ん の モ ン シ ロ チョウが飛びまわっていました。ちら. 松井さんには、こんな声がきこえてき. 「よかったね。」. 「よかったね。 」.  それは、シャボン玉のはじけるよ ちい ちい こえ うな、小さな小さな声でした。. み. ました。. 「よかったね。」. 「よかったよ。」 「よかったね。 」. み. 「よかったね。 」. 「よかったよ。」 「よかったね。」. まつ い. 「よかったよ。 」 「よかったね。 」. 「よかったよ。」 .  それは、シャボン の はじけ ちい ちい こえ るような、小さな小さな声でした。. くるま.  車のなかには、まだかすか なつ に、夏みかんのにおいがのこっていま. くるま.  空いろの車のなかには、まだかす なつ かに、夏みかんのにおいがのこってい. す。. そら. だま. 「よかったよ。 」  というシャボン玉のぷちぷちはじ けるような声が聞こえるような、聞こ えたような――、そんな気がしてきま した。  車の中には、まだかすかに、夏み かんのにおいが残っています。 ます。. - 26 -.

(12) あまんきみこ「白いぼうし」テキスト異同について. 三、おわりに. 注. 三七頁 . 注1. 成六年(一九九四)十二月 四二頁). 1 亀岡泰子「あまんきみこ「白いぼうし」論2 ―本文異同・作家論の観点 から―」(『岐阜大学国語国文学』第二十二号 岐阜大学国語国文学会 平. 6. 三五四頁) . 』( 新 潮 社 昭 和 五 十 三 年. 白いぼうし』(ポプラ社 平成十二 . . あまんきみこ『車のいろは空のいろ 年(二〇〇〇)四月 一二三頁) 一二二頁 . 注6. B. 8 段落番号⑬のBCDにおける字体の異同は、次の通りである。. . 7. . 5 『びわの実学校』第百号 びわの実学校編集室 昭和五十五年(一九八〇) に掲載。ただし引用は、あまんきみこ『あまんきみこセレクション ⑤ ある日ある時』(三省堂 平成二十一年(二〇〇九)十二月 一一七頁) . (一九七八)五月. た だ し、 引 用 は、 坪 田 譲 治『 坪 田 譲 治 全 集. 4 『朝日新聞』昭和三十八年(十二月十五日付に掲載。単行本には未収録。. 3 注1 三七頁. . 2. これらのテキストを比較すると、AB間に、非常に多くの異同がみられる。 特に段落番号、物語の終盤である野原の場面は、チョウと声の描写が大部分 書き換えられている。 BC間の異同では、 「松井さん」の言動に変化がみられる。例えば、段落番 号⑫における、松井さんがチョウを逃がしてしまった場面で次のような異同が みられる。なお、文章中の波線は菅野が付した。 B (ちっ、わざと、ここにおいてたな。 ) C (ははあ、わざわざここにおいたんだな。 ) これは「松井さん」の心情を表した一文であるが、波線の部分がこのように 変化している。BとCを比較した場合、Cの方が「松井さん」の性格が穏やか な印象となっている。一部分の異同でも、読み手が受け取る《松井さん像》は 異なってくるだろう。BC間においては、他にも「松井さん」に関する異同が 目立つ。一方でAB間と比較すると、物語の構造自体を揺るがすような異同は 見受けられない。. たけのたけお」の字体の変化が確認できる。 . 最後にCD間の異同については、漢字の表記等に関する異同がみられる。他 に比べ、あまり異同がなされていない。唯一表記上の違いとして、段落番号⑬ 「たけ山ようちえん. 以上のことから、A 童話雑誌『びわの実学校』で「白いぼうし」が初掲載 された後、物語の流れ・構造が、B 『車のいろは空のいろ』でほぼ完成に近 いものとなっている。 さらに語句を精査し、《松井さん像》 に手を加えたものが、 C 『車のいろは空のいろ 白いぼうし』である。そして、 選集収録にあたり、 語句を整えたものが、D 『あまんきみこセレクション② 夏のおはなし』で ある。 本稿では、 「白いぼうし」のテキスト異同について整理してきたが、異同内 容の検討は一部にとどまった。この異同表をもとにし、さらなる分析・検討が 可能である。これらについては、稿を改め論じていきたい。. C. - 27 -. 12.

(13) 菅 野 菜 月・佐 野 比呂己. D. 参考・引用文献 ・坪田譲治『びわの実学校』第二十四号 (びわの実文庫 昭和四十二年(一 九六七)八月) ・あまんきみこ『車のいろは空のいろ』(ポプラ社 昭和四十三年(一九六八) 三月) ・あまんきみこ『車のいろは空のいろ 白いぼうし』 (ポプラ社 平成十二年 (二〇〇〇)四月) ・あまんきみこ『あまんきみこセレクション ② 夏のおはなし』 (三省堂 . - 28 -. 平成二十一年(二〇〇九)十二月) ・あまんきみこ『あまんきみこセレクション ⑤ ある日ある時』 (三省堂 平成二十一年(二〇〇九)十二月) ・亀岡泰子「あまんきみこ「白いぼうし」論2 ―本文異同・作家論の観点か 岐阜大学国語国文学会 平成六 』 (新潮社 昭和五十三年(一九七八)五月). ら―」 ( 『岐阜大学国語国文学』第二十二号. 年(一九九四)十二月) ・坪田譲治『坪田譲治全集. 附記 本稿は、菅野菜月が構想・執筆し、佐野比呂己が全体に校閲を加えたもので ある。. 12.

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